JPH056377A - スケジユール管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 スケジュールの有無の検索を迅速にして処理
効率を向上する。 【構成】 レコード毎にスケジュールを割当て記憶する
スケジュール情報ファイル１３と、レコード毎に１日単
位でスケジュール情報ファイルのスケジュールの有無を
示す単位データを単位時間毎に記憶する日割ファイル１
１と、端末部３からスケジュールが入力されると、日割
ファイル１１に記憶されている単位データがスケジュー
ルの無の場合にスケジュール情報ファイル１３に記憶す
るスケジュール記憶手段と、端末部３からスケジュール
の空き時間の検索が指定されると日割ファイル１１に記
憶されている単位データのスケジュールの無を検索する
空き時間検索手段と、所定期間のスケジュールの作成が
指定されると日割ファイル１１のレコードを読出して所
定期間のスケジュールを作成するスケジュール作成手段
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、個人，会議室および公
共用施設等のスケジュールを管理するスケジュール管理
システムのうち、特に、スケジュールの有無の検索を迅
速にして処理効率を向上するスケジュール管理システム
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、スケジュールの空き時間を検索す
る場合は、スケジュールの時間およびスケジュールの文
字列情報を格納する領域を用いて空き時間のテーブルを
作成して検索する。また、一日のスケジュールのバーチ
ャートデータを表示する場合にも、上記領域に格納され
ているスケジュールの時間を用いてバーチャートデータ
を作成した後に表示する。スケジュールの空き時間等の
検索の毎に空き時間のテーブルを作成するため、処理速
度を向上するのが容易ではなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スケジュール管理システムは、複数のスケジュール間の
共通の空き時間を検索する場合、又は、スケジュールの
バーチャート情報を表示する場合、必ずスケジュールの
時間情報からスケジュールの空き時間に関するテーブル
を作成する為に、空き時間の検索等の処理速度の遅延を
招来する問題があった。

【０００４】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、スケジュー
ルの空き時間のテーブルを作成せずにスケジュールの空
き時間の検索等を処理することにより、スケジュールの
有無の検索を迅速にして処理効率を向上するスケジュー
ル管理システムを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、レコード毎にスケジュールを割当て当該
スケジュールのデータを記憶するスケジュール情報ファ
イルと、レコード毎に１日単位で前記スケジュール情報
ファイルのスケジュールの有無を示す単位データを単位
時間毎に記憶する日割ファイルと、スケジュールの編集
情報を入力する端末部と、この端末部からスケジュール
が入力されると前記日割ファイルに記憶されている単位
データがスケジュールの無の場合に当該単位データの単
位時間の示す前記スケジュール情報ファイルに当該スケ
ジュールを記憶するスケジュール記憶手段と、前記端末
部からスケジュールの空き時間の検索が指定されると前
記日割ファイルに記憶されている単位データのスケジュ
ールの無を検索する空き時間検索手段と、前記端末部か
ら所定期間のスケジュールの作成が指定されると当該所
定期間に相当する前記日割ファイルのレコードを読出し
て所定期間のスケジュールを作成するスケジュール作成
手段と、を備えたことを要旨とする。

【０００６】

【作用】上述の如く構成すれば、スケジュールの編集情
報を入力する端末部からスケジュールが入力されると前
記日割ファイルに記憶されている単位データがスケジュ
ールの無の場合に当該単位データの単位時間の示す前記
スケジュール情報ファイルに当該スケジュールを記憶す
る。スケジュールの編集情報を入力する端末部からスケ
ジュールの空き時間の検索が指定されると前記日割ファ
イルに記憶されている単位データのスケジュールの無を
検索する。前記端末部から所定期間のスケジュールの作
成が指定されると当該所定期間に相当する前記日割ファ
イルのレコードを読出して所定期間のスケジュールを作
成するので、スケジュールの有無の検索を迅速にして処
理効率を向上できる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。

【０００８】図１は本発明のスケジュール管理システム
に係る一実施例を示すシステム構成図である。

【０００９】上記スケジュール管理システムは、ホスト
コンピュータ１と端末部３とが通信回線５により接続さ
れ、当該ホストコンピュータ１が補助記憶装置５に接続
された構成である。

【００１０】上記ホストコンピュータ１は、端末部３の
ユーザーと会話形式によりスケジュールのデータの登
録，削除および検索を実行するタスク９を備えている。

【００１１】端末部３は、キーボードおよびＣＲＴ等を
備えてユーザーによりスケジュールの入力，作成および
空き時間の検索等の編集情報がホストコンピュータ１の
タスク９と会話形式に処理が進められる。

【００１２】補助記憶装置７は、例えば、磁気ディスク
等であり、日割ファイル１１およびスケジュール情報フ
ァイル１３を有する。

【００１３】上記日割ファイル１１およびスケジュール
情報ファイル１３は索引順編集ファイルの構成であり、
図２を用いて説明する。

【００１４】日割ファイル１１は、１日を１レコード毎
に区切り、ｎ日分のｎレコードを備えて先頭バイトに
「年」，２バイト目に「月」，３バイト目に「日」，４
バイト目に「曜日」を記憶している。５バイト目以降
は、２バイト毎に午前０時を基準に５分毎の単位時間に
スケジュールの有無を示す単位データを格納している。
この単位データは、例えば、スケジュールが無いとき
「００」，スケジュールが有るとき「０１」である。

【００１５】スケジュール情報ファイル１３は、スケジ
ュール毎に１レコードを振り分け、先頭バイトから４バ
イトまで日割ファイル１１と同様の「年，月，日，曜
日」を記憶している。５バイト目以降は、スケジュール
の開始時間および終了時間、当該スケジュールの内容を
示す文字列データ、スケジュールの場所、それにコメン
トを記憶している。

【００１６】次に本実施例の作用を図３から図５のフロ
ーチャートを用いて説明する。

【００１７】まず、スケジュールの登録手順を図３のフ
ローチャートを用いて説明する。

【００１８】システムの起動後、端末部３からユーザー
によりスケジュール情報が通信回線５を介してホストコ
ンピュータ１のタスク９に伝送される。タスク９は、伝
送されたスケジュール情報に該当する日のレコードを日
割ファイル１１から読出して当該レコードにレコードロ
ックをかける。上記タスク９は、読出したレコードの時
間帯のスケジュールの有無を示す単位データを調べてス
ケジュールが無い登録可能を示す「００」の場合にステ
ップ１４０に進み、一方、スケジュールが有る登録不可
を示す「０１」の場合にステップ２００に進む（ステッ
プ１００〜１３０）。

【００１９】ステップ１４０に進むとタスク９は、読出
したレコードの内容領域の文字列データを編集してスケ
ジュール情報ファイル１３に出力する。上記編集が異常
ならばタスク９は、エラーメッセージを表示する（ステ
ップ１４０〜１６０）。

【００２０】ステップ１５０において編集が正常ならば
タスク９は、日割ファイル１１から取出した単位データ
にスケジュールが登録された旨を示す「０１」の単位デ
ータを書込む。タスク９は、書込んだ単位データを日割
ファイル１１に戻してレコードロックを解除して、処理
が正常ならば終了し、処理が異常ならばレコードロック
解除およびエラーメッセージを表示する（ステップ１７
０〜２００）。

【００２１】次に空時間の検索処理を図４のフローチャ
ートを用いて説明する。

【００２２】端末部３のユーザーから検索時間および検
索期間が指定されるとタスク９は、空時間検索テーブル
を作成する。上記タスク９は、日割ファイル１１から検
索期間分のレコードを読込んで空時間検索テーブルに日
割ファイル１１の単位データよりスケジュールの無を調
べてデータをセットする（ステップ２１０〜２４０）。

【００２３】上記タスク９は、指定された検索時間に連
続してスケジュールの無の時間を検索する。タスク９
は、条件に合致すると候補テーブルに検索したスケジュ
ールの無の時間を登録する。登録後、タスク９は、検索
結果を編集して表示する（ステップ２５０〜２７０）。

【００２４】更に、週間スケジュール表示手順を図５の
フローチャートを用いて説明する。

【００２５】端末部３からユーザーにより週間スケジュ
ールが指定されるとタスク９は、日割ファイル１１から
１週間分のレコードを読込む（ステップ２８０）。

【００２６】タスク９は、読込んだコードから単位時間
である５分毎の単位データであるスケジュールの有無を
調べて、スケジュールが無の場合にステップ３３０に進
み、スケジュールが有の場合にスケジュールの日時テー
ブルを作成する。作成後、タスク９は、バーチャートの
データ用の画面データを作成する（ステップ２９０〜３
２０）。

【００２７】ステップ３３０に進むとタスク９は、１日
のデータの作成が終了していなければステップ２９０に
戻り、データの作成が終了すると次の日のレコードのス
ケジュールの有無を調べて前述した日時テーブル等を作
成する。端末部３から指定された１週間分のスケジュー
ルの作成が終了しなければステップ２９０に戻り、作成
が終了するとステップ３６０に進む（ステップ３３０〜
３５０）。

【００２８】ステップ３６０に進むとタスク９は、１ペ
ージ分のスケジュールをスケジュール情報ファイル１３
から読込む。読込んだスケジュールデータよりタスク９
は、バーチャートおよびスケジュールを端末部３のＣＲ
Ｔより表示する（ステップ３６０〜３７０）。

【００２９】これにより、スケジュールの空き時間を検
索する場合等に、空き時間テーブルを作成せずに処理を
実行できるので、検索時の処理速度を向上できる。

【００３０】また、スケジュールのデータの有無が日割
ファイル１１より判別できるので、処理効率を向上でき
る。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明では、スケ
ジュールの有無を示す単位データを格納する日割ファイ
ルおよびスケジュール情報ファイルを備えたので、スケ
ジュールの空き時間のテーブルを作成せずにスケジュー
ルの空き時間の検索等を処理することにより、スケジュ
ールの有無の検索を迅速にして処理効率の向上を実現で
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のスケジュール管理システムに係る一実
施例を示すシステム構成図である。

【図２】日割ファイルおよびスケジュール情報ファイル
を示す図である。

【図３】本発明の動作を示すフローチャートである。

【図４】本発明の動作を示すフローチャートである。

【図５】本発明の動作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ ホストコンピュータ ３ 端末部 ７ 補助記憶装置 ９ タスク １１ 日割ファイル １３ スケジュール情報ファイル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 レコード毎にスケジュールを割当て当該
   スケジュールのデータを記憶するスケジュール情報ファ
   イルと、レコード毎に１日単位で前記スケジュール情報
   ファイルのスケジュールの有無を示す単位データを単位
   時間毎に記憶する日割ファイルと、スケジュールの編集
   情報を入力する端末部と、この端末部からスケジュール
   が入力されると前記日割ファイルに記憶されている単位
   データがスケジュールの無の場合に当該単位データの単
   位時間の示す前記スケジュール情報ファイルに当該スケ
   ジュールを記憶するスケジュール記憶手段と、前記端末
   部からスケジュールの空き時間の検索が指定されると前
   記日割ファイルに記憶されている単位データのスケジュ
   ールの無を検索する空き時間検索手段と、前記端末部か
   ら所定期間のスケジュールの作成が指定されると当該所
   定期間に相当する前記日割ファイルのレコードを読出し
   て所定期間のスケジュールを作成するスケジュール作成
   手段と、を備えたことを特徴とするスケジュール管理シ
   ステム。