JP2004185189A - ログ記録データ管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ログファイル名にログ採取日時を使用するようにして、ログファイルの管理、保守を容易に行うことができるようにした、ログ記録データ管理方法を得る。
【解決手段】ホストコンピュータシステムとの基本的通信機能を提供するソフトウェアがログ記録機能を使用しログ記録データを格納するログ記録データ管理方法において、ログ記録データを格納するログファイルはタイムスタンプを取得し、そのタイムスタンプをそのログファイルのファイル名とする。ログファイル数が所定数以上であれば、所定数になるまで、タイムスタンプの古い順にログファイルを削除する。存在するタイムスタンプ毎のログファイルのファイル名を数値化し、その数値化した値から古い順番を決定する。
【選択図】 図1
【解決手段】ホストコンピュータシステムとの基本的通信機能を提供するソフトウェアがログ記録機能を使用しログ記録データを格納するログ記録データ管理方法において、ログ記録データを格納するログファイルはタイムスタンプを取得し、そのタイムスタンプをそのログファイルのファイル名とする。ログファイル数が所定数以上であれば、所定数になるまで、タイムスタンプの古い順にログファイルを削除する。存在するタイムスタンプ毎のログファイルのファイル名を数値化し、その数値化した値から古い順番を決定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コマンド/レスポンスデータ等のログ記録データを管理する方法に関するもので、例えばATM、キャッシュディスペンサ、POSシステムなど、カードリーダライタを使用するシステムにおける基本通信機能を提供するようなソフトウェアに適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】
ATM、キャッシュディスペンサ、POSシステムなど、カードリーダライタを使用するシステムにおいて、カードリーダライタとホストコンピュータとの基本通信機能を提供するようなソフトウェア、あるいは、ソフトウェアドライバ、ライブラリなどが、コマンド/レスポンスデータ、属性等のログを記録する機能を有している場合がある。例えば、カードの1トラック目を読めというコマンドおよびこのコマンドに基づいて1トラック目を呼んだというレスポンスを返した場合に、これらデータのやり取りを、ログとしてファイルに記録する場合がある。この機能を使用する場合、通常、ログファイル名を指定することになる。
【0003】
また、原則として停止することなく動作し続けるシステムの場合、システムリソースを食いつぶさないように管理するために、ファイルのタイムスタンプを取得し、最も日付の古いログファイルから、指定個数のファイルが残るように削除している。
さらに、採取されたログを記録したログファイルの管理のために、ファイル名を変更したり、ファイルを削除したりして、ログファイルの保守作業を行っている。
【0004】
このような技術に関連のある先行技術として、ファイル数や容量が自動的に所定の値以下に管理されるように、ファイル格納領域内のファイル数およびファイルサイズ情報を取得し、ファイル数が指定された値以内になるようにファイルを古い順に削除するようにしたファイル管理方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、送出ログファイル用データの蓄積量を削減するために、データ送出の順序をイベント順に定義したプレイリストを作成するとともにプレイリストの送出が終了した段階でその送出結果を示すログファイルを作成してこれを保存するにあたり、少なくともプレイリストに付けられたIDと、プレイリスト送出終了時において取得した送出終了日時と、送出チャネルとを用いてログファイル名を作成する送出ログファイル作成方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−215089号公報
【特許文献2】
特開2000−59326号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記各特許文献記載の発明を含めて、従来のログ記録データ管理方法によれば、次のような解決すべき問題点がある。
・ログファイル名を指定する方式にすると、ファイル名が重ならないような配慮が必要になる。
・タイムスタンプを取得しないと、あるいはタイムスタンプの表示モードにしないと、ファイルの中に作成日時を採取している場合、ログファイルの内容を見ない限り、作成日時を知ることができない。
【0007】
・類似性がないログファイル名が使用されたとき、リネーム、削除、検索等、ファイル名を使用した操作が困難になる。
・システム稼動中、既存のログファイルが編集された場合、タイムスタンプが変わってしまうため、採取された時点では一番古いデータであったとしても、タイムスタンプを取得し、一番古いデータから削除する場合は、削除したいものを削除することができない場合がある。
・タイムスタンプを取得する手段がない、あるいは、ランタイム関数がない環境で、ログファイル操作を行う場合、タイムスタンプを使用するような作業、例えば、古いものを削除する、指定日時以降のものをソートする等の作業時に、ログファイルの新旧がわからないため、ファイルの内容を見なければ操作することができない。すなわち、ファイルの中に作成日時を採取していなければ、タイムスタンプを使用するような作業を行うことができない。
【0008】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ログ採取専用のログ記録データ管理方法であって、ログファイル名にログ採取日時を使用するようにして、ログファイルの管理、保守を容易に行うことができるようにした、ログ記録データ管理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ホストコンピュータシステムとの基本的通信機能を提供するソフトウェアがログ記録機能を使用しログ記録データを格納するログ記録データ管理方法において、このログ記録データを格納するログファイルはタイムスタンプを取得し、そのタイムスタンプをそのログファイルのファイル名とすることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、存在するタイムスタンプ毎のログファイルの残量数を取得し、上記ログファイル数が所定数以上であれば、その所定数になるまで、タイムスタンプの古い順にログファイルを削除することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、存在するタイムスタンプ毎のログファイルのファイル名を数値化し、その数値化した値から古い順番を決定することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、数値化したファイル名の特定の数値が存在するものを選択して上記特定の数値を別の文字に変換することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかるログ記録データ管理方法の実施の形態について説明する。
図1、図2は、ログを採取した日付を名前としたログファイルが作成され、使用されるログ採取ソフトウエアの実施の形態を示す。図中、S1、S2、・・・のように付された符号は、各動作ステップを示している。
【0014】
まず、ログ採取ソフトウエアが動作を開始したとき、図1に示すログ採取ソフトウエア開始処理を行う。図1の処理スタートにより、S10において、削除することなく残すログファイル数を取得する。その日のタイムスタンプを取得し、「YYYYMMDD.###」という形式のファイル名を作成する(S11)。4つの「Y」は西暦の年を、2つの「M」は月を、2つの「D」は日を表示している。したがって、2002年9月18日であれば、「20020918.###」と表す。S12では、S11で作成したログファイルをオープンする。S13では、その時点で存在するログファイルの数を取得する。
【0015】
S14では、S13で取得したログファイル数が、S10で取得したログファイル数以下であるかどうか、すなわち、存在するログファイル数が、削除することなく残すファイル数以下かどうかを判断する。この判断で、S10で取得したログファイル数以下であれば、このログ採取ソフトウェア開始処理を終了する。それ以外すなわちS10で取得したログファイル数より多い場合は、S15で、存在するログファイルのファイル名を数値化し、残りのログファイル数が、S10で取得したログファイル数になるまで、小さい値のログファイルから順に削除する。上記「ファイル名を数値化」とは、例えば、上記のようにしてその日のタイムスタンプを取得して作成した、例えば、「20020918.###」という形式のファイル名であれば、「20020918」の部分をそのまま8桁の数値としての意味をもたせることである。「020918」の部分のみをとって6桁の数値としての意味をもたせてもよい。
【0016】
このようにして、その日のタイムスタンプを取得してログファイルを作成し、最新のログファイルから順に、予め設定されたファイル数だけ残して、ログ採取ソフトウェア開始処理を終了する。
【0017】
本発明にかかるログ採取ソフトウエアが使用されるときは、例えば図2に示すようなログ採取処理動作が行われる。図2において、ログ採取処理を開始すると、まず、その日のタイムスタンプを取得し、ログ採取ソフトウエア開始処理を行ったときと日付が変わっていないかどうかチェックする(S16)。S16で、ログ採取ソフトウェア開始処理が行われたときと日付が変わっていない場合は、S23においてログファイルにデータをライト(書き込み)し、ログ採取処理動作を終了する。S16において日付が異なる場合は、S17において、現在使用中(オープン中)のログファイルをクローズし、S18において、その日のタイムスタンプ、すなわち日付が変わった後のタイムスタンプを取得し、この取得したタイムスタンプで、図1のS11と同じ方法でログファイル名を取得する。
【0018】
次に、S19において、S18で作成したログファイルをオープンする。S20で、その時点で存在するログファイルの数を取得する。S21において、S20で取得したログファイル数が、前記S10で取得したログファイル数以下であるかどうか、すなわち、存在するファイル数が、削除することなく残すファイル数以下かどうかをチェックする。S20で取得したログファイル数がS10で取得したログファイル数以下であれば、S23においてログファイルにログデータをライトし、ログ採取処理を終了する。S21のチェックで、取得したログファイル数がS10で取得したログファイル数より多い場合は、S22において、存在するログファイルのファイル名を前記S15と同様に数値化し、一番古いログファイル、すなわち、数値が最も小さいログファイルから順に削除する。そして、S23においてログファイルにログデータをライトし、ログ採取処理を終了する。
【0019】
図3は、ログファイルが15個あり、そのファイル名が「20020901.###」から「20020908.###」まで、さらに「20020909.###」から「20021005.###」まである場合の例を示す。これら15のログファイルは、図1、図2に示すような手順で処理されることによって作成される。このようなログファイルを作成するようにしておけば、これを次のように応用することができる。
【0020】
応用例1
ある月に採取したログファイルのみについて、そのファイル名を一括して変更することができる。例えば、9月に採取したログファイルのファイル名のみを変更する場合、「Rename 200209*.### logSep*.###」で、「logSep01.###〜logSep10.###」に容易に変更することができる。例えば、期間を区切って、その間に生じたトラブルをサーチする場合などに活用することができる。
応用例2
ある月に採取したログファイルのみを削除するというような場合に、例えば、「Delete 200210*.###」と命令することにより、10月に採取したログファイルを一括して削除することができる。
【0021】
図4は、本発明にかかるログ記録データ管理方法を実施するオペレーティングシステムの例を示す。図4において、ログファイル採取ソフトウェア11は、例えば、ATM、キャッシュディスペンサ、POSシステムなど、カードリーダライタを使用するようなシステムにおいて、カードリーダライタとホストコンピュータとの通信を提供するソフトウェアのログを採取する。オペレーティングシステム内では、ログ採取ソフトウェアが動作し、所定の処理ごとにログを採取して、所定のログ格納ディレクトリ(フォルダ)12にログファイルとして格納している。図4において、ログ格納ディレクトリ12内に描かれているログファイルA、ログファイルB、ログファイルC、・・・は、格納されている複数のログファイルを示している。
【0022】
また、本発明におけるログ採取ソフトウェアは、予め設定されているログ格納ディレクトリ12内のログファイルに関する情報をオペレーティングシステムから取得し、例えば、設定数以上のログファイルが存在する場合には、ファイル数が設定数以下になるまで古い順に削除する。したがって、ログ格納ディレクトリ12内には、常に所定個数の最新のログファイルのみが保存され、ログファイルの保存容量が無制限に増加した、ハードディスクの空き容量が不足することがなくなる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
・ログファイルが日付ごとに作成されかつそのファイル名が日付ごとに自動的に付されるため、ファイル名の重複を考慮しなくても、重複することなく付される。
・既存のログファイルを編集し、タイムスタンプが変わってしまっても、いつ採取されたログファイルであるかを、ファイルの内容を見なくても、ファイル名を見ることによって容易に知ることができる。
【0024】
・リネーム、検索、削除というようなファイル名を使用し編集する操作を、ワイルドカードを使用することで容易に行うことができる。
・ログファイルの操作において、ランタイム関数がないなどの理由によってタイムスタンプを取得する手段がない環境であっても、ファイル名をあらわす文字が数字であるため、その文字を数字に置き換え、古いものすなわち数値の小さいものから順に削除する、あるいは、指定日時以降のものをソートする、というようなログファイル管理のための保守作業が容易になる利点がある。
【0025】
・タイムスタンプを取得処理しなくても、ファイル名から、例えば9月あるいは10月に採取したログファイルというようなことがわかる利点がある。
・トラブルが発生した場合に、過去のログファイルとそのファイル名をチェックすることにより、トラブルの予兆およびその予兆を調べることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるログ記録データ管理方法の実施の形態を示すもので、ログ採取ソフトウェア開始処理スタート時の動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明にかかるログ記録データ管理方法の実施の形態を示すもので、ログ採取処理開始時の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明によって得られるログファイルのファイル名の例を示す概念図である。
【図4】本発明にかかるログ記録データ管理方法を実施するオペレーティングシステムの例を示すブロック図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、コマンド/レスポンスデータ等のログ記録データを管理する方法に関するもので、例えばATM、キャッシュディスペンサ、POSシステムなど、カードリーダライタを使用するシステムにおける基本通信機能を提供するようなソフトウェアに適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】
ATM、キャッシュディスペンサ、POSシステムなど、カードリーダライタを使用するシステムにおいて、カードリーダライタとホストコンピュータとの基本通信機能を提供するようなソフトウェア、あるいは、ソフトウェアドライバ、ライブラリなどが、コマンド/レスポンスデータ、属性等のログを記録する機能を有している場合がある。例えば、カードの1トラック目を読めというコマンドおよびこのコマンドに基づいて1トラック目を呼んだというレスポンスを返した場合に、これらデータのやり取りを、ログとしてファイルに記録する場合がある。この機能を使用する場合、通常、ログファイル名を指定することになる。
【0003】
また、原則として停止することなく動作し続けるシステムの場合、システムリソースを食いつぶさないように管理するために、ファイルのタイムスタンプを取得し、最も日付の古いログファイルから、指定個数のファイルが残るように削除している。
さらに、採取されたログを記録したログファイルの管理のために、ファイル名を変更したり、ファイルを削除したりして、ログファイルの保守作業を行っている。
【0004】
このような技術に関連のある先行技術として、ファイル数や容量が自動的に所定の値以下に管理されるように、ファイル格納領域内のファイル数およびファイルサイズ情報を取得し、ファイル数が指定された値以内になるようにファイルを古い順に削除するようにしたファイル管理方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、送出ログファイル用データの蓄積量を削減するために、データ送出の順序をイベント順に定義したプレイリストを作成するとともにプレイリストの送出が終了した段階でその送出結果を示すログファイルを作成してこれを保存するにあたり、少なくともプレイリストに付けられたIDと、プレイリスト送出終了時において取得した送出終了日時と、送出チャネルとを用いてログファイル名を作成する送出ログファイル作成方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−215089号公報
【特許文献2】
特開2000−59326号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記各特許文献記載の発明を含めて、従来のログ記録データ管理方法によれば、次のような解決すべき問題点がある。
・ログファイル名を指定する方式にすると、ファイル名が重ならないような配慮が必要になる。
・タイムスタンプを取得しないと、あるいはタイムスタンプの表示モードにしないと、ファイルの中に作成日時を採取している場合、ログファイルの内容を見ない限り、作成日時を知ることができない。
【0007】
・類似性がないログファイル名が使用されたとき、リネーム、削除、検索等、ファイル名を使用した操作が困難になる。
・システム稼動中、既存のログファイルが編集された場合、タイムスタンプが変わってしまうため、採取された時点では一番古いデータであったとしても、タイムスタンプを取得し、一番古いデータから削除する場合は、削除したいものを削除することができない場合がある。
・タイムスタンプを取得する手段がない、あるいは、ランタイム関数がない環境で、ログファイル操作を行う場合、タイムスタンプを使用するような作業、例えば、古いものを削除する、指定日時以降のものをソートする等の作業時に、ログファイルの新旧がわからないため、ファイルの内容を見なければ操作することができない。すなわち、ファイルの中に作成日時を採取していなければ、タイムスタンプを使用するような作業を行うことができない。
【0008】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ログ採取専用のログ記録データ管理方法であって、ログファイル名にログ採取日時を使用するようにして、ログファイルの管理、保守を容易に行うことができるようにした、ログ記録データ管理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ホストコンピュータシステムとの基本的通信機能を提供するソフトウェアがログ記録機能を使用しログ記録データを格納するログ記録データ管理方法において、このログ記録データを格納するログファイルはタイムスタンプを取得し、そのタイムスタンプをそのログファイルのファイル名とすることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、存在するタイムスタンプ毎のログファイルの残量数を取得し、上記ログファイル数が所定数以上であれば、その所定数になるまで、タイムスタンプの古い順にログファイルを削除することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、存在するタイムスタンプ毎のログファイルのファイル名を数値化し、その数値化した値から古い順番を決定することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、数値化したファイル名の特定の数値が存在するものを選択して上記特定の数値を別の文字に変換することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかるログ記録データ管理方法の実施の形態について説明する。
図1、図2は、ログを採取した日付を名前としたログファイルが作成され、使用されるログ採取ソフトウエアの実施の形態を示す。図中、S1、S2、・・・のように付された符号は、各動作ステップを示している。
【0014】
まず、ログ採取ソフトウエアが動作を開始したとき、図1に示すログ採取ソフトウエア開始処理を行う。図1の処理スタートにより、S10において、削除することなく残すログファイル数を取得する。その日のタイムスタンプを取得し、「YYYYMMDD.###」という形式のファイル名を作成する(S11)。4つの「Y」は西暦の年を、2つの「M」は月を、2つの「D」は日を表示している。したがって、2002年9月18日であれば、「20020918.###」と表す。S12では、S11で作成したログファイルをオープンする。S13では、その時点で存在するログファイルの数を取得する。
【0015】
S14では、S13で取得したログファイル数が、S10で取得したログファイル数以下であるかどうか、すなわち、存在するログファイル数が、削除することなく残すファイル数以下かどうかを判断する。この判断で、S10で取得したログファイル数以下であれば、このログ採取ソフトウェア開始処理を終了する。それ以外すなわちS10で取得したログファイル数より多い場合は、S15で、存在するログファイルのファイル名を数値化し、残りのログファイル数が、S10で取得したログファイル数になるまで、小さい値のログファイルから順に削除する。上記「ファイル名を数値化」とは、例えば、上記のようにしてその日のタイムスタンプを取得して作成した、例えば、「20020918.###」という形式のファイル名であれば、「20020918」の部分をそのまま8桁の数値としての意味をもたせることである。「020918」の部分のみをとって6桁の数値としての意味をもたせてもよい。
【0016】
このようにして、その日のタイムスタンプを取得してログファイルを作成し、最新のログファイルから順に、予め設定されたファイル数だけ残して、ログ採取ソフトウェア開始処理を終了する。
【0017】
本発明にかかるログ採取ソフトウエアが使用されるときは、例えば図2に示すようなログ採取処理動作が行われる。図2において、ログ採取処理を開始すると、まず、その日のタイムスタンプを取得し、ログ採取ソフトウエア開始処理を行ったときと日付が変わっていないかどうかチェックする(S16)。S16で、ログ採取ソフトウェア開始処理が行われたときと日付が変わっていない場合は、S23においてログファイルにデータをライト(書き込み)し、ログ採取処理動作を終了する。S16において日付が異なる場合は、S17において、現在使用中(オープン中)のログファイルをクローズし、S18において、その日のタイムスタンプ、すなわち日付が変わった後のタイムスタンプを取得し、この取得したタイムスタンプで、図1のS11と同じ方法でログファイル名を取得する。
【0018】
次に、S19において、S18で作成したログファイルをオープンする。S20で、その時点で存在するログファイルの数を取得する。S21において、S20で取得したログファイル数が、前記S10で取得したログファイル数以下であるかどうか、すなわち、存在するファイル数が、削除することなく残すファイル数以下かどうかをチェックする。S20で取得したログファイル数がS10で取得したログファイル数以下であれば、S23においてログファイルにログデータをライトし、ログ採取処理を終了する。S21のチェックで、取得したログファイル数がS10で取得したログファイル数より多い場合は、S22において、存在するログファイルのファイル名を前記S15と同様に数値化し、一番古いログファイル、すなわち、数値が最も小さいログファイルから順に削除する。そして、S23においてログファイルにログデータをライトし、ログ採取処理を終了する。
【0019】
図3は、ログファイルが15個あり、そのファイル名が「20020901.###」から「20020908.###」まで、さらに「20020909.###」から「20021005.###」まである場合の例を示す。これら15のログファイルは、図1、図2に示すような手順で処理されることによって作成される。このようなログファイルを作成するようにしておけば、これを次のように応用することができる。
【0020】
応用例1
ある月に採取したログファイルのみについて、そのファイル名を一括して変更することができる。例えば、9月に採取したログファイルのファイル名のみを変更する場合、「Rename 200209*.### logSep*.###」で、「logSep01.###〜logSep10.###」に容易に変更することができる。例えば、期間を区切って、その間に生じたトラブルをサーチする場合などに活用することができる。
応用例2
ある月に採取したログファイルのみを削除するというような場合に、例えば、「Delete 200210*.###」と命令することにより、10月に採取したログファイルを一括して削除することができる。
【0021】
図4は、本発明にかかるログ記録データ管理方法を実施するオペレーティングシステムの例を示す。図4において、ログファイル採取ソフトウェア11は、例えば、ATM、キャッシュディスペンサ、POSシステムなど、カードリーダライタを使用するようなシステムにおいて、カードリーダライタとホストコンピュータとの通信を提供するソフトウェアのログを採取する。オペレーティングシステム内では、ログ採取ソフトウェアが動作し、所定の処理ごとにログを採取して、所定のログ格納ディレクトリ(フォルダ)12にログファイルとして格納している。図4において、ログ格納ディレクトリ12内に描かれているログファイルA、ログファイルB、ログファイルC、・・・は、格納されている複数のログファイルを示している。
【0022】
また、本発明におけるログ採取ソフトウェアは、予め設定されているログ格納ディレクトリ12内のログファイルに関する情報をオペレーティングシステムから取得し、例えば、設定数以上のログファイルが存在する場合には、ファイル数が設定数以下になるまで古い順に削除する。したがって、ログ格納ディレクトリ12内には、常に所定個数の最新のログファイルのみが保存され、ログファイルの保存容量が無制限に増加した、ハードディスクの空き容量が不足することがなくなる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
・ログファイルが日付ごとに作成されかつそのファイル名が日付ごとに自動的に付されるため、ファイル名の重複を考慮しなくても、重複することなく付される。
・既存のログファイルを編集し、タイムスタンプが変わってしまっても、いつ採取されたログファイルであるかを、ファイルの内容を見なくても、ファイル名を見ることによって容易に知ることができる。
【0024】
・リネーム、検索、削除というようなファイル名を使用し編集する操作を、ワイルドカードを使用することで容易に行うことができる。
・ログファイルの操作において、ランタイム関数がないなどの理由によってタイムスタンプを取得する手段がない環境であっても、ファイル名をあらわす文字が数字であるため、その文字を数字に置き換え、古いものすなわち数値の小さいものから順に削除する、あるいは、指定日時以降のものをソートする、というようなログファイル管理のための保守作業が容易になる利点がある。
【0025】
・タイムスタンプを取得処理しなくても、ファイル名から、例えば9月あるいは10月に採取したログファイルというようなことがわかる利点がある。
・トラブルが発生した場合に、過去のログファイルとそのファイル名をチェックすることにより、トラブルの予兆およびその予兆を調べることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるログ記録データ管理方法の実施の形態を示すもので、ログ採取ソフトウェア開始処理スタート時の動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明にかかるログ記録データ管理方法の実施の形態を示すもので、ログ採取処理開始時の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明によって得られるログファイルのファイル名の例を示す概念図である。
【図4】本発明にかかるログ記録データ管理方法を実施するオペレーティングシステムの例を示すブロック図である。
Claims (4)
- ホストコンピュータシステムとの基本的通信機能を提供するソフトウェアがログ記録機能を使用しログ記録データを格納するログ記録データ管理方法において、このログ記録データを格納するログファイルはタイムスタンプを取得し、そのタイムスタンプをそのログファイルのファイル名とすることを特徴とするログ記録データ管理方法。
- 請求項1記載のログ記録データ管理方法において、存在するタイムスタンプ毎のログファイルの残量数を取得し、上記ログファイル数が所定数以上であれば、その所定数になるまで、タイムスタンプの古い順にログファイルを削除するログ記録データ管理方法。
- 請求項2記載のログ記録データ管理方法において、存在するタイムスタンプ毎のログファイルのファイル名を数値化し、その数値化した値から古い順番を決定するログ記録データ管理方法。
- 請求項3記載のログ記録データ管理方法において、数値化したファイル名の特定の数値が存在するものを選択して上記特定の数値を別の文字に変換するログ記録データ管理方法。
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JP2002349740A JP2004185189A (ja) | 2002-12-02 | 2002-12-02 | ログ記録データ管理方法 |
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