JPH0563566A - シンセサイザ - Google Patents

シンセサイザ

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Publication number
JPH0563566A
JPH0563566A JP3218360A JP21836091A JPH0563566A JP H0563566 A JPH0563566 A JP H0563566A JP 3218360 A JP3218360 A JP 3218360A JP 21836091 A JP21836091 A JP 21836091A JP H0563566 A JPH0563566 A JP H0563566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
synthesizer
data
changeover
vco
Prior art date
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Pending
Application number
JP3218360A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takahashi
憲一 高橋
Hiroyuki Yabuki
博幸 矢吹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3218360A priority Critical patent/JPH0563566A/ja
Publication of JPH0563566A publication Critical patent/JPH0563566A/ja
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は自動車電話などの移動体通信や、衛
星通信分野の機器に使用されるシンセサイザに関するも
ので、周波数切替時の周波数ダンピング特性を改善し、
切替に要する引き込み時間の短縮を目的とする。 【構成】 シンセサイザのVCO1電圧制御のフィード
バック・ループの中に、VCO1の特性に応じた周波数
切替時の過渡応答を補償する電圧制御データの入った記
憶素子ROM8を備えるか、記憶データ31〜33と演
算器34〜36により電圧制御データを算出する回路3
7を備える。周波数切替が発生したときに、それまでの
周波数と指定された周波数の関係から電圧制御データを
選択するか、算出し、VCO1を制御することにより、
周波数切替時のダンピングを抑え、切替時間の短縮され
たシンセサイザが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車電話などの移動体
通信や、衛星通信分野の機器に使用されるシンセサイザ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、シンセサイザは通信装置の高周波
数化、ディジタル化に伴って短い時間での周波数切替が
要求されている。特にディジタル化においては自動車電
話のTDMA(時分割多元接続)方法の導入などによ
り、一定時間内での周波数切替、即ちチャンネル切替が
要求されるようになってきている。このような傾向は自
動車電話のみならず、今後発展するであろうデータ通
信、パーソナル通信の分野でも強く要求されてきてい
る。
【0003】以下、従来のシンセサイザについて説明す
る。図4は従来のシンセサイザの構成を示すものであ
る。図4において、1は電圧可変型発振器(以下VCO
と記す)である。2は可変分周器(以下プリスケーラと
記す)、3はプログラマブル・カウンタで、前記プリス
ケーラとこの両者でパルススワローカウンタを形成す
る。4は基準周波数発生器、5は位相比較器で、6はロ
ーパスフィルタ(以下LPFと記す)、7はチャンネル
指定回路である。
【0004】以上のように構成されたシンセサイザにつ
いて、以下その動作について説明する。まず、基準周波
数発生器4には通常水晶発振器が使用され、高安定な発
振出力を得るとともに、VCO1はその周波数が電圧で
可変できる構成のものを使用する。次にプリスケーラ2
はその分周比をP及び(P+1)の様に可変できるデュ
アルモジュラス・タイプのものを使用し、チャンネル指
定回路7により指定されたチャンネル周波数にVCO1
の周波数を設定するために、チャンネル周波数に対応し
たプログラマブル・カウンタのAおよびNの値で分周回
数を指定し、VCO1の出力を分周する。例えばAが
(P+1)分周、(N−A)がP分周のように分周回数
を指定する。そして位相比較器5ではこの分周出力と基
準周波数発生器出力の位相を比較し、その位相差に応じ
た信号を出力し、LPF6を経由してVCO1にフィー
ドバックされ、基準周波数と同様になるように制御され
る。このようにチャンネル周波数を指定することによっ
て、プリスケーラの分周比を指定するNカウンタとAカ
ウンタの値が指定され、VCO1の周波数が決定される
ようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、周波数を可変する過渡状態において周波
数のダンピング波形が現れ、周波数切替時間を長くする
という課題を有していた。その例を図5に示す。同図
(a)は周波数f1からf2へ移動する場合の周波数軸
上での応答図、(b)はそのときの制御電圧V1からV
2への応答図である。
【0006】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、周波数の過渡応答を極力小さく抑えることで周波
数切替時間の短い、いわゆる高速引き込み型のシンセサ
イザを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、前記VCO1の特性に応じた周波数切替時
の過渡応答を補償する制御データの入った記憶手段か、
あるいは記憶データと演算により算出する算出手段を制
御電圧のループ内に持つ構成を有している。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、VCOの周波数切
替時の制御電圧カーブを制御し、ダンピングを小さく抑
える事により、周波数の切替時間を短縮することができ
る。
【0009】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例におけるシン
セサイザの構成図である。図1において、VCO1から
チャンネル切替回路7までは図4と同様であり、8は制
御電圧データの入ったROM、9は前記ROM8のタイ
ミングコントロール回路である。
【0011】以上のように構成されたシンセサイザにお
いて、周波数をf1からf2に切り替える動作を説明す
る。まず、チャンネル切替が指定されるとプログラマブ
ル・カウンタ3のAおよびNの値が指定され、同時にR
OM8内の現在の周波数から次の指定された周波数に移
るためのデータのアドレスが選択される。そして実行命
令とともにタイミングコントロール回路9によりROM
8の制御電圧データ内容が読み出され、VCO1の電圧
制御端子に印加される。このデータは図5(a)の過渡
応答を補償するようなデータであり、その例を図2に掲
げる。周波数f1の時の制御電圧をv1、周波数f2の
時の制御電圧をv2とすると、同図(a)はROM8に
書き込まれたデータによる制御電圧、(b)は位相比較
器5の出力がLPF6を通過した後の制御電圧、(c)
はその時のVCO1への制御電圧V1からV2への制御
電圧特性、(d)は周波数f1から周波数f2に移動す
るときの周波数応答図である。同図(d)の周波数切替
開始時刻t0からt1までは主に同図(a)のROM8
のデータで制御し、t1から周波数切替完了(引き込み
完了)までは同図(b)のLFP6からの出力で制御し
ている。この実施例ではROM8からの制御電圧と位相
比較器からの電圧を加えるようにしているが、周波数切
替の開始時点ではROMからの制御電圧で高速に目的の
周波数近くに変化させ、その後位相比較器の出力に切り
替えて微修正を行うような回路構成でも差し支えない。
また、ROMの代わりにランダダムアクセス・メモリの
ように書き込み可能な記憶素子を用いてそのシステムた
ち上げ時などにデータを入力して使用するなどしても差
し支えない。
【0012】以上のように本実施例によれば、VCO1
のフィードバックループの中に制御電圧データを記憶し
たROM8を設けることにより、周波数切替時間を短縮
することができる。
【0013】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0014】本実施例は前記第1の実施例のROMデー
タテーブルの代わりにいくつかのデータを用意してお
き、指定された周波数と現在の周波数との差により演算
して制御電圧データを得る例である。
【0015】図3に演算回路の実施例を示す。同図で3
1、32、33はそれぞれ100、10、1チャンネル
上の周波数に移動する時のデータ、34、35、36は
移動するチャンネル間隔による係数で前記各データとの
演算を行う演算器、37はその演算データを加算して制
御電圧を発生させる加算器、38はチャンネル指定回路
に入力されたデータから制御電圧を計算するための係数
を算出する係数算出回路器である。この算出回路38は
チャンネル指定器により移動するチャンネルが指定され
ると、現在のチャンネルとの間隔を読み取り、演算器3
4、35、36に係数としてデータを与え、計算させ
る。そしてその結果を加算して制御電圧とするものであ
り、前記実施例1のROMに置き換えて使用するもので
ある。
【0016】以上のように、本実施例によるシンセサイ
ザは、演算回路が必要になるものの実施例1よりも記憶
データが少なくて済み、前記同様に周波数の切替時間の
短縮ができる。
【0017】なお、第2の実施例において記憶データを
3種類としたが、もっと種類を増やしてもよいことは言
うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、シンセサイザの
VCO電圧制御のフィードバック・ループの中に、VC
Oの特性に応じた周波数切替時の過渡応答を補償するデ
ータの入った記憶素子または装置を備えるか、記憶デー
タと演算により算出する回路または素子を備えるかする
ことにより、周波数切替時間の短縮を図ることができる
シンセサイザを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシンセサイザの
ブロック結線図
【図2】(a)本発明の第1の実施例におけるROMか
らの出力データの波形図 (b)第1の実施例におけるローパスフィルタからの出
力の波形図 (c)第1の実施例におけるシンセサイザの制御電圧の
波形図 (d)第1の実施例におけるシンセサイザの周波数応答
【図3】本発明の第2の実施例におけるシンセサイザの
要部である電圧制御回路のブロック結線図
【図4】従来のシンセサイザのブロック結線図
【図5】(a)従来のシンセサイザの周波数応答図 (b)従来のシンセサイザの制御電圧の波形図
【符号の説明】
1 電圧制御発振器(VCO) 2 可変分周器(プリスケーラ) 3 プログラマブル・カウンタ 4 基準周波数発生器 5 位相比較器 6 ローパスフィルタ(LPF) 7 チャンネル切替回路 8 ROM(読みだし専用メモリー) 9 タイミングコントロール回路 31、32、33 周波数切替データ記憶素子、または
回路 34、35、36 演算器 37 加算器 38 係数算出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧または電流制御型の発振器と、基準
    周波数発生器と、前記発振器の分周出力と基準周波数発
    生器の位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器の
    出力で前記発振器を制御する変換回路と、前記発振器の
    特性に応じた周波数切替時の過渡応答を補償するデータ
    の入った記憶手段を備えたシンセサイザ。
  2. 【請求項2】 発振器の特性に応じた周波数切替時の過
    渡応答を補償するデータを、記憶データと演算により算
    出する算出手段を備える請求項1記載のシンセサイザ。
JP3218360A 1991-08-29 1991-08-29 シンセサイザ Pending JPH0563566A (ja)

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JP3218360A JPH0563566A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 シンセサイザ

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JP (1) JPH0563566A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07111452A (ja) * 1993-03-31 1995-04-25 Kiyoshi Kase 位相ロックループ回路
JP2007515120A (ja) * 2003-12-19 2007-06-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電圧制御周波数発生器における妨害を補償する装置及び方法

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JPH07111452A (ja) * 1993-03-31 1995-04-25 Kiyoshi Kase 位相ロックループ回路
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