JPH0563144A - 薄膜抵抗素子をもつ半導体集積回路装置 - Google Patents

薄膜抵抗素子をもつ半導体集積回路装置

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JPH0563144A
JPH0563144A JP24657391A JP24657391A JPH0563144A JP H0563144 A JPH0563144 A JP H0563144A JP 24657391 A JP24657391 A JP 24657391A JP 24657391 A JP24657391 A JP 24657391A JP H0563144 A JPH0563144 A JP H0563144A
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JP
Japan
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film
resistance
high resistance
region
integrated circuit
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Pending
Application number
JP24657391A
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English (en)
Inventor
Osamu Yaida
収 八井田
Ei Shimizu
映 清水
Yasuhiko Takamatsu
恭彦 高松
Takaaki Negoro
宝昭 根来
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高抵抗多結晶シリコン膜の抵抗率を場所的に
一様にする。 【構成】 フィールド酸化膜6上に多結晶シリコン膜の
高抵抗領域8とその両端のコンタクト用低抵抗領域10
とからなる薄膜抵抗素子が形成されている。抵抗素子上
には層間絶縁膜18が形成され、両端の低抵抗領域10
上には層間絶縁膜18にコンタクトホール20が開けら
れ、コンタクトホール20を介して低抵抗領域10と接
続されるメタル配線22が形成されている。高抵抗領域
8を覆うようにメタル配線22と同時に形成されたメタ
ル膜24が形成されており、メタル膜24は高抵抗領域
8から低抵抗領域10に及んで形成されており、高抵抗
領域8の全てを覆っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多結晶シリコンの薄膜抵
抗素子をもつ半導体集積回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置で薄膜抵抗として高
抵抗多結晶シリコン膜(層抵抗が1〜100KΩ)が用
いられている。この高抵抗多結晶シリコン膜は、CVD
(化学的蒸着法)により、多結晶シリコン膜を酸化膜上
に堆積し、不純物をイオン注入や堆積により所定濃度に
導入して作成される(例えば特開昭49−73075号
公報参照)。この高抵抗多結晶シリコン膜は、半導体集
積回路装置においては面積の小さい抵抗素子を形成する
ことができ、また拡散抵抗に比べて基板電位の影響が少
ない抵抗素子が得られる点で優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高抵抗多結晶シリコン
膜による薄膜抵抗素子では、その上にPSG膜などの層
間絶縁膜を挾んでメタル配線が配置されることがある。
しかし、メタル配線直下の高抵抗多結晶シリコン膜の抵
抗率がメタル膜で覆われていない高抵抗多結晶シリコン
膜の抵抗率と異なる現象が起こる場合がある。その結
果、そのような抵抗素子を分割抵抗に用いている場合に
は分割抵抗比が設計値と異なってくる。多結晶シリコン
膜の高抵抗素子の抵抗値が変化するのは、メタル膜のな
い領域ではメタル膜のドライエッチングや、アッシャー
のラジカルイオン、又はメタル膜のアロイ処理における
水素効果により高抵抗多結晶シリコン膜のトラップ密度
が小さくなり、抵抗率が下がるが、メタル膜のある領域
ではメタル膜のシールド効果により高抵抗多結晶シリコ
ン膜の抵抗率が下がらないためである。
【0004】このように、高抵抗多結晶シリコン膜上の
メタル膜パターンがメタル配線という形で不均一に存在
するため、高抵抗多結晶シリコン膜の抵抗率が一様にな
らない問題が生じる。本発明は高抵抗多結晶シリコン膜
の抵抗率を場所的に一様にすることにより、設計値通り
の分割抵抗比などを得ることのできる薄膜抵抗素子をも
つ半導体集積回路装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置に含まれる薄膜抵抗素子は、多結晶シリコン膜に不
純物が導入されて抵抗率が調整され、パターン化されて
高抵抗領域が形成されており、その高抵抗領域上が層間
絶縁膜を介してメタル膜で覆われている。好ましい態様
では、高抵抗領域上を覆うメタル膜は高抵抗領域につな
がるコンタクト用低抵抗領域にまで及び、高抵抗領域を
全て覆っている。また、他の好ましい態様では、薄膜抵
抗素子とメタル膜の間に設けられた層間絶縁膜は、不純
物が導入されていないシリコン酸化膜と、その上に形成
されて不純物が導入されたシリコン酸化膜とからなる二
層構造となっている。
【0006】
【実施例】図1は一実施例を表わし、(A)は要部断面
図(B)はその薄膜抵抗素子部分の要部拡大平面図であ
る。配線が多層に形成されることがあるが、多層配線や
パッシベーション膜の図示は省略されている。N形シリ
コン基板にフィールドドープ層4とフィールド酸化膜6
により分離されて活性領域が形成され、活性領域には一
例としてP型MOSトランジスタが形成され、フィール
ド酸化膜上には薄膜抵抗素子が形成されている。薄膜抵
抗素子が基板へ影響を与えないように、フィールド酸化
膜6は10000Å程度の厚さに形成され、特に、実施
例のようなMOS型集積回路においては寄生トランジス
タが動作しないようにフィールド酸化膜6の下のシリコ
ン基板表面にフィールドドープ層4が形成されているの
が好ましい。
【0007】薄膜抵抗素子部分では、フィールド酸化膜
6上に多結晶シリコン膜の高抵抗領域8とその両端のコ
ンタクト用低抵抗領域10とからなる薄膜抵抗素子が形
成されている。高抵抗領域8及び低抵抗領域10は厚さ
が3500〜4000Åの多結晶シリコン膜からなり、
高抵抗領域8には2.5×1014/cm2程度の不純
物、例えばリンが導入されて、層抵抗が約10kΩに調
整されている。低抵抗領域10は多結晶シリコン膜に例
えばリンが堆積されて拡散し、層抵抗が20〜50Ωに
調整されている。薄膜抵抗素子上には層間絶縁膜18が
形成され、両端の低抵抗領域10上には層間絶縁膜18
にコンタクトホール20が開けられ、コンタクトホール
20を介して低抵抗領域10と接続されるメタル配線2
2が形成されている。薄膜抵抗素子の高抵抗領域8を覆
うようにメタル配線22と同時に形成されたメタル膜2
4が形成されており、メタル膜24は高抵抗領域8から
低抵抗領域10に及んで形成されており、高抵抗領域8
の全てを覆っている。メタル膜24は例えばGNDへ接
続される。
【0008】MOSトランジスタ部分では、基板2にP
型不純物が拡散してソース・ドレイン12が形成されて
おり、チャネル領域上にはゲート酸化膜14を介して多
結晶シリコンゲート電極16が形成されている。ゲート
電極16は抵抗素子の低抵抗領域10と同時に形成され
たものであり、層抵抗が20〜50Ωに調整されてい
る。層間絶縁膜18のコンタクトホールを介してソース
・ドレイン12やゲート電極16にはメタル配線22が
接続されている。
【0009】層間絶縁膜18は、抵抗素子の高抵抗領域
8へ不純物が拡散して抵抗率が変化するのを防ぐため
に、高抵抗領域8と接する下層絶縁膜が不純物を含まな
いシリコン酸化膜のNSG膜、上層絶縁膜がリンを含ん
だシリコン酸化膜のPSG膜とからなる2層構造になっ
ている。
【0010】図2にこの実施例を製造する方法を説明す
る。 (A)シリコン酸化膜2にフィールドドープ層4を形成
し、選択酸化法によりフィールド酸化膜6を例えば約1
0000Åの厚さに形成する。ゲート酸化膜14を形成
した後、全面に多結晶シリコン膜を3500〜4000
Åの厚さに堆積する。その多結晶シリコン膜が所定の高
抵抗の抵抗率をもつように、多結晶シリコン膜の全面に
不純物として例えばリンを約2.5×1014/cm2
入する。8は不純物導入により所定の高抵抗率に調整さ
れた多結晶シリコン膜である。
【0011】(B)抵抗率が調整された多結晶シリコン
膜8上にキャップ酸化膜としてCVDシリコン酸化膜又
は熱酸化膜を2000〜5000Åの厚さに形成し、写
真製版とエッチングによりパターン化を施して高抵抗領
域にそのキャップ酸化膜26を残す。薄膜抵抗素子のオ
ーミックコンタクトをとる領域やMOSトランジスタの
ゲート電極となる部分の抵抗率をシート抵抗で20〜5
0Ωの低抵抗となるように例えばリンを堆積して拡散さ
せる。
【0012】(C)キャップ酸化膜26を除去した後、
写真製版とエッチングにより多結晶シリコン膜をパター
ン化し、MOSトランジスタ部分においてはセルフアラ
インによるソース・ドレイン12を形成する。層間絶縁
膜として下層がNSG膜、上層がPSG膜となるように
CVD法によりシリコン酸化膜を堆積する。その後、写
真製版とエッチングにより、電極をとり出すためのコン
タクトホールを形成する。電極形成のために、アルミニ
ウム膜、又はアルミニウムに僅かのシリコン、若しくは
僅かのシリコンと銅を含んだアルミニウム合金膜のメタ
ル膜をスパッタリング法や蒸着法により堆積する。そし
て、写真製版とエッチングによりメタル膜にパターン化
を施す。この際、図1に示されるように、配線以外に薄
膜抵抗素子の高抵抗領域8の全てを覆うようにメタル膜
を残す。最後にパッシベーション膜としてシリコン酸化
膜やプラズマ窒化シリコン膜を形成する。
【0013】
【発明の効果】本発明では薄膜抵抗素子の高抵抗領域を
層間絶縁膜を介してメタル膜で覆ったので、高抵抗領域
がメタル膜のドライエッチングやアッシャー、さらにそ
の後のメタル合金化のための水素効果などからシールド
され、高抵抗領域の抵抗率が安定化する。その結果、高
抵抗多結晶シリコン膜の抵抗率誤差を1%以下に抑える
ことができる。従来は高抵抗領域の抵抗率誤差が5〜2
0%生じていたのと比べると、本発明では例えば分割抵
抗比が設計値に合わないなどの問題がなくなる。メタル
膜がオーミックコンタクトをとるための低抵抗領域にま
で及ぶことにより、高抵抗領域の全てを覆うようにすれ
ば、高抵抗領域の抵抗率変化の影響を更に抑えることが
できる。高抵抗多結晶シリコン膜上に形成される層間絶
縁膜の下層絶縁膜を不純物を含まないノンドープ酸化膜
とすることにより、熱処理時に層間絶縁膜の不純物が高
抵抗多結晶シリコン膜に拡散するのを防いで高抵抗領域
の抵抗率変化をさらに有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す図であり、(A)は要部断面
図、(B)はその薄膜抵抗素子部分の要部拡大平面図で
ある。
【図2】同実施例の製造方法を示す工程断面図である。
【符号の説明】
6 フィールド酸化膜 8 多結晶シリコン抵抗素子の高抵抗領域 10 コンタクト用低抵抗領域 18 層間絶縁膜 24 高抵抗領域を覆うメタル膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根来 宝昭 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多結晶シリコン膜に不純物が導入されて
    抵抗率が調整され、パターン化されて高抵抗領域が形成
    された薄膜抵抗素子をもつ半導体集積回路装置におい
    て、前記薄膜抵抗素子の高抵抗領域上が層間絶縁膜を介
    してメタル膜で覆われていることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  2. 【請求項2】 高抵抗領域上を覆う前記メタル膜は高抵
    抗領域につながるコンタクト用低抵抗領域にまで及び、
    高抵抗領域を全て覆っている請求項1に記載の半導体集
    積回路装置。
  3. 【請求項3】 薄膜抵抗素子とメタル膜の間に設けられ
    た層間絶縁膜は、不純物が導入されていないシリコン酸
    化膜と、その上に形成されて不純物が導入されたシリコ
    ン酸化膜とからなる二層構造となっている請求項1に記
    載の半導体集積回路装置。
JP24657391A 1991-08-30 1991-08-30 薄膜抵抗素子をもつ半導体集積回路装置 Pending JPH0563144A (ja)

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JP24657391A Pending JPH0563144A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 薄膜抵抗素子をもつ半導体集積回路装置

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JP (1) JPH0563144A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129947A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Infineon Technologies Ag 薄膜抵抗器を含むモノリシック集積回路およびその製造方法
JP2007036124A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Seiko Instruments Inc 半導体装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129947A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Infineon Technologies Ag 薄膜抵抗器を含むモノリシック集積回路およびその製造方法
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