JPH05629A - 作業車の伝動装置 - Google Patents
作業車の伝動装置Info
- Publication number
- JPH05629A JPH05629A JP15290991A JP15290991A JPH05629A JP H05629 A JPH05629 A JP H05629A JP 15290991 A JP15290991 A JP 15290991A JP 15290991 A JP15290991 A JP 15290991A JP H05629 A JPH05629 A JP H05629A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- rear axle
- mission
- transmission
- support body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 摩擦式無段変速装置を内装したミッションケ
ース５を機体の左に片寄せて配置し、右側の後車軸１１
を、これを囲繞する筒ケース状の支持体２０でもって機
体に支持させるとともに、支持体２０の左端面を、この
内部Ｑとミッションケース５内部Ｋとが潤滑油が行き来
できるように連通させた状態でミッションケース５に接
続連結する。 【効果】 偏らせ配置のミッションを採るに当たり、必
要となる後車軸の軸支構造を工夫することによって、ミ
ッションケース内の潤滑油の冷却効果を高めることがで
きる摩擦式無段変速装置内装ミッションに適した合理的
な伝動装置を提供する。
ース５を機体の左に片寄せて配置し、右側の後車軸１１
を、これを囲繞する筒ケース状の支持体２０でもって機
体に支持させるとともに、支持体２０の左端面を、この
内部Ｑとミッションケース５内部Ｋとが潤滑油が行き来
できるように連通させた状態でミッションケース５に接
続連結する。 【効果】 偏らせ配置のミッションを採るに当たり、必
要となる後車軸の軸支構造を工夫することによって、ミ
ッションケース内の潤滑油の冷却効果を高めることがで
きる摩擦式無段変速装置内装ミッションに適した合理的
な伝動装置を提供する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦式無段変速機構を
持ったミッションを横方向に偏らして配置する主にミッ
ドモア芝刈機に好適な伝動装置に関するものである。本
発明は、トラクタや運搬車にも適用可能である。
持ったミッションを横方向に偏らして配置する主にミッ
ドモア芝刈機に好適な伝動装置に関するものである。本
発明は、トラクタや運搬車にも適用可能である。
【０００２】
【従来の技術】芝刈機では廉価に無段変速できる手段と
して、摩擦式無段変速装置を採用するものが増えてきて
いる。また、従来のミッドモア芝刈機では、例えば実開
平２−１２３８２７号公報で示されたもののように、モ
アで刈り取った刈り芝を機体の横外側を通したダクトを
介して後部の集草容器に収集する構成であった。
して、摩擦式無段変速装置を採用するものが増えてきて
いる。また、従来のミッドモア芝刈機では、例えば実開
平２−１２３８２７号公報で示されたもののように、モ
アで刈り取った刈り芝を機体の横外側を通したダクトを
介して後部の集草容器に収集する構成であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、狭い場所の
通過性が悪いとか他物との接触おそれが高いといったダ
クトの張り出しによる走行状の不利を解消するべく、左
右の後輪間の空間の中央部に横たわるミッションケース
を横方向に偏らすことによって、ダクトを機体の床下空
間を通して後方に配設させることが企てられた。本発明
の目的は、なるべく左右中央部に位置させる方がバラン
スや駆動部の配置上都合が良い摩擦式無段変速装置を内
装するミッションを、敢えて左右方向に偏らせるに適し
た伝動装置を構成させる点にある。
通過性が悪いとか他物との接触おそれが高いといったダ
クトの張り出しによる走行状の不利を解消するべく、左
右の後輪間の空間の中央部に横たわるミッションケース
を横方向に偏らすことによって、ダクトを機体の床下空
間を通して後方に配設させることが企てられた。本発明
の目的は、なるべく左右中央部に位置させる方がバラン
スや駆動部の配置上都合が良い摩擦式無段変速装置を内
装するミッションを、敢えて左右方向に偏らせるに適し
た伝動装置を構成させる点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的のために本発明
は、後車軸を軸支するミッションケースに摩擦式無段変
速装置を内装し、該ミッションケースを機体の左右いず
れか一方に片寄せて配置するとともに、他方側に位置す
る後車軸を機体に対して軸支するための支持体を、後車
軸を囲繞するケース状に形成して設け、かつ、支持体の
前記一方側端部をミッションケースに、これの内部空間
と支持体の内部空間とが連通する状態で接続連結してあ
ることを特徴とする。
は、後車軸を軸支するミッションケースに摩擦式無段変
速装置を内装し、該ミッションケースを機体の左右いず
れか一方に片寄せて配置するとともに、他方側に位置す
る後車軸を機体に対して軸支するための支持体を、後車
軸を囲繞するケース状に形成して設け、かつ、支持体の
前記一方側端部をミッションケースに、これの内部空間
と支持体の内部空間とが連通する状態で接続連結してあ
ることを特徴とする。
【０００５】
【作用】ミッションを左右方向に偏らす場合では後車軸
長が左右で不同一となるので、長くなる側の後車軸をそ
の後輪近くの位置でミッションとは別に軸支させる必要
がある。そこで本発明は、その軸支するための支持体
を、後車軸を囲繞するケース状に構成するとともに、相
互の内部が連通する状態で支持体をミッションケースに
接続連結させたのである。つまり、ミッションケース内
の潤滑油が支持体にも及ぶようになり、支持体先端部に
装備される後車軸の軸支部に十分潤滑油を供給できると
ともに、それによって潤滑油の放熱作用が可能な放熱部
分を増加させることが可能となる。これは、ギヤ式等に
比べて熱的に不利となる摩擦式無段変速装置を備えたミ
ッションとしては潤滑油の冷却作用が従来よりも改善さ
れるようになって都合が良い。
長が左右で不同一となるので、長くなる側の後車軸をそ
の後輪近くの位置でミッションとは別に軸支させる必要
がある。そこで本発明は、その軸支するための支持体
を、後車軸を囲繞するケース状に構成するとともに、相
互の内部が連通する状態で支持体をミッションケースに
接続連結させたのである。つまり、ミッションケース内
の潤滑油が支持体にも及ぶようになり、支持体先端部に
装備される後車軸の軸支部に十分潤滑油を供給できると
ともに、それによって潤滑油の放熱作用が可能な放熱部
分を増加させることが可能となる。これは、ギヤ式等に
比べて熱的に不利となる摩擦式無段変速装置を備えたミ
ッションとしては潤滑油の冷却作用が従来よりも改善さ
れるようになって都合が良い。
【０００６】
【発明の効果】従って、ダクトを機体の床下を通して走
行性能を向上させるといった有利性を有した偏らせ配置
のミッションを採るに当たり、必要となる後車軸の軸支
構造を工夫することによって、ミッションケース内の潤
滑油の冷却効果を高めることができる摩擦式無段変速装
置内装ミッションに適した合理的な伝動装置を提供でき
た。
行性能を向上させるといった有利性を有した偏らせ配置
のミッションを採るに当たり、必要となる後車軸の軸支
構造を工夫することによって、ミッションケース内の潤
滑油の冷却効果を高めることができる摩擦式無段変速装
置内装ミッションに適した合理的な伝動装置を提供でき
た。
【０００７】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図６に作業車の一例であるミッドモア芝刈機が
示され、１は前輪、２は後輪、３は運転席、４はエンジ
ン、Ｍはミッション、６はモアである。図１乃至図４に
示すように、ミッションＭは摩擦式無段変速装置（以下
ＣＶＴと略称する）７と、正逆転機構８と、デフ機構９
とをミッションケース５に内装して構成してあり、図４
に示すように、正逆転機構８の切換軸１０をデフ機構９
の出力軸である後車軸１１の上方位置に配置し、かつ、
切換軸１０の前方で後車軸１１の上方となる位置にＣＶ
Ｔ７の主軸１２を配置してあり、結果ミッションケース
５は前向きで上下逆となるＬ字状の側面視形状を呈して
おり、その前下空間部Ｓにモア６のハウジング１３の後
端部が入り込むように相対配置してある。バーチカル型
のエンジン４の出力プーリ（図示せず）とベルト連動さ
れる入力プーリ１５を有した入力軸１６が上下軸状に設
けられ、一段減速してから主軸１２に相対回転自在に外
嵌する入力ギヤ１７にベベルギヤ伝動される。デフ機構
９は、左右の後車軸１１，１１を出力軸として備えると
ともに、デフケース１９を切換軸１０とチェン連動させ
る構成である。
明する。図６に作業車の一例であるミッドモア芝刈機が
示され、１は前輪、２は後輪、３は運転席、４はエンジ
ン、Ｍはミッション、６はモアである。図１乃至図４に
示すように、ミッションＭは摩擦式無段変速装置（以下
ＣＶＴと略称する）７と、正逆転機構８と、デフ機構９
とをミッションケース５に内装して構成してあり、図４
に示すように、正逆転機構８の切換軸１０をデフ機構９
の出力軸である後車軸１１の上方位置に配置し、かつ、
切換軸１０の前方で後車軸１１の上方となる位置にＣＶ
Ｔ７の主軸１２を配置してあり、結果ミッションケース
５は前向きで上下逆となるＬ字状の側面視形状を呈して
おり、その前下空間部Ｓにモア６のハウジング１３の後
端部が入り込むように相対配置してある。バーチカル型
のエンジン４の出力プーリ（図示せず）とベルト連動さ
れる入力プーリ１５を有した入力軸１６が上下軸状に設
けられ、一段減速してから主軸１２に相対回転自在に外
嵌する入力ギヤ１７にベベルギヤ伝動される。デフ機構
９は、左右の後車軸１１，１１を出力軸として備えると
ともに、デフケース１９を切換軸１０とチェン連動させ
る構成である。
【０００８】図５に示すように、ミッションＭは機体の
左側に偏らして配置してあり、右後車軸１１は右後輪２
の近くに設けた軸支部Ａで回転自在に支持してある。図
１に示すように、軸支部Ａは右後車軸１１を囲繞する筒
ケース状の支持体２０の右先端部に装備され、この支持
体２０の左側端部をミッションケースＭの後車軸取り出
し部分に、ミッションケースの内部空間Ｋと支持体２０
の内部空間Ｑとが相互に連通する状態で接続連結してあ
り、ミッションケースＭ内の潤滑油が支持体２０内の軸
支部Ａに供給されるようにしてある。支持体２０にその
軸支部Ａ部位で固定したブラケット１８を機体にボルト
止めすることで、強度十分に右後車軸１１を機体に支持
させてある。
左側に偏らして配置してあり、右後車軸１１は右後輪２
の近くに設けた軸支部Ａで回転自在に支持してある。図
１に示すように、軸支部Ａは右後車軸１１を囲繞する筒
ケース状の支持体２０の右先端部に装備され、この支持
体２０の左側端部をミッションケースＭの後車軸取り出
し部分に、ミッションケースの内部空間Ｋと支持体２０
の内部空間Ｑとが相互に連通する状態で接続連結してあ
り、ミッションケースＭ内の潤滑油が支持体２０内の軸
支部Ａに供給されるようにしてある。支持体２０にその
軸支部Ａ部位で固定したブラケット１８を機体にボルト
止めすることで、強度十分に右後車軸１１を機体に支持
させてある。
【０００９】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】ミッションの構造を示す断面図
【図２】ミッションの構造を示す断面図であり、図１に
続く
続く
【図３】ミッション全体の構造を示す線図
【図４】ミッション部の側面図
【図５】芝刈機下部の背面図
【図６】芝刈機の全体側面図
５ ミッションケース ７ 摩擦式無段変速装置 １１ 後車軸 ２０ 支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆三 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 後車軸（１１）を軸支するミッションケ
ース（５）に摩擦式無段変速装置（７）を内装し、該ミ
ッションケース（５）を機体の左右いずれか一方に片寄
せて配置するとともに、他方側に位置する後車軸（１
１）を機体に対して軸支するための支持体（２０）を、
該後車軸（１１）を囲繞するケース状に形成して設け、
かつ、前記支持体（２０）の前記一方側端部を前記ミッ
ションケース（５）に、これの内部空間と前記支持体
（２０）の内部空間とが連通する状態で接続連結してあ
る作業車の伝動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3152909A JP2582959B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 作業車の伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3152909A JP2582959B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 作業車の伝動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05629A true JPH05629A (ja) | 1993-01-08 |
| JP2582959B2 JP2582959B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=15550795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3152909A Expired - Lifetime JP2582959B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 作業車の伝動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2582959B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11115522A (ja) * | 1997-10-16 | 1999-04-27 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 乗用管理作業車の駆動装置 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3152909A patent/JP2582959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11115522A (ja) * | 1997-10-16 | 1999-04-27 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 乗用管理作業車の駆動装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2582959B2 (ja) | 1997-02-19 |
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