JPH053716A - ミツドモア芝刈機 - Google Patents
ミツドモア芝刈機Info
- Publication number
- JPH053716A JPH053716A JP3155060A JP15506091A JPH053716A JP H053716 A JPH053716 A JP H053716A JP 3155060 A JP3155060 A JP 3155060A JP 15506091 A JP15506091 A JP 15506091A JP H053716 A JPH053716 A JP H053716A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine body
- mower
- duct
- grass
- transmission case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前部搭載エンジンによって不利な前方視界
と、木立等の他物に接当し易い故にダクト側に旋回する
回り刈りが行い難いといった不満点とを一挙に解消した
ミッドモア芝刈機を得る。 【構成】 機体後部に搭載したエンジンの下方に、後車
軸11を軸支する状態のミッションケース5を備え、ミ
ッションケース5を機体の左に片寄せて配置するととも
に、機体の下腹部に装着されるモアに、これによる刈草
を機体の後方位置に備えた集草容器に収集するためのダ
クト18を接続連結し、かつ、ダクト18をミッション
ケース5の片寄せ配置によって生ずる機体床下部の空間
部Bを通して後方へ延設させる。
と、木立等の他物に接当し易い故にダクト側に旋回する
回り刈りが行い難いといった不満点とを一挙に解消した
ミッドモア芝刈機を得る。 【構成】 機体後部に搭載したエンジンの下方に、後車
軸11を軸支する状態のミッションケース5を備え、ミ
ッションケース5を機体の左に片寄せて配置するととも
に、機体の下腹部に装着されるモアに、これによる刈草
を機体の後方位置に備えた集草容器に収集するためのダ
クト18を接続連結し、かつ、ダクト18をミッション
ケース5の片寄せ配置によって生ずる機体床下部の空間
部Bを通して後方へ延設させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈草を機体後方位置に
備えた集草容器に集めるとか、機体後方に向けて放出す
るといった後処理を行うミッドモア芝刈機に関する。
備えた集草容器に集めるとか、機体後方に向けて放出す
るといった後処理を行うミッドモア芝刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】ミッドモア芝刈機では、通常、実開平3
−12728号公報で示されるもののように、機体の前
部にエンジンを搭載し、かつ、機体後方位置に備えた集
草容器へは機体の横へ張り出た状態のダクトを介して刈
草の後処理をさせる構成が採られていた。
−12728号公報で示されるもののように、機体の前
部にエンジンを搭載し、かつ、機体後方位置に備えた集
草容器へは機体の横へ張り出た状態のダクトを介して刈
草の後処理をさせる構成が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機体前
部に積まれたエンジンの嵩によって前方視界が比較的不
利であるとともに、木立等の他物に接当し易い故にダク
ト側に旋回する回り刈りが行い難いといった不満点があ
り、改善が望まれているものであった。本発明の目的
は、前方視界の改善とダクト存在側の回り刈りが不利と
ならないようにすることとを一挙に解消しようとするも
のである。
部に積まれたエンジンの嵩によって前方視界が比較的不
利であるとともに、木立等の他物に接当し易い故にダク
ト側に旋回する回り刈りが行い難いといった不満点があ
り、改善が望まれているものであった。本発明の目的
は、前方視界の改善とダクト存在側の回り刈りが不利と
ならないようにすることとを一挙に解消しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的のために本発明
は、機体後部に縦軸型のエンジンを搭載し、このエンジ
ンの下方に、後車軸を支承したミッションケースを備
え、該ミッションケースを機体の左右いずれか一方に片
寄せて配置するとともに、機体の下腹部に装着されるモ
アに、これによる刈草を機体の後方位置で後処理するた
めのダクトを接続連結し、かつ、該ダクトをミッション
ケースの片寄せ配置によって生ずる機体床下部の空間を
通して後方へ延設してあることを特徴とするものであ
る。
は、機体後部に縦軸型のエンジンを搭載し、このエンジ
ンの下方に、後車軸を支承したミッションケースを備
え、該ミッションケースを機体の左右いずれか一方に片
寄せて配置するとともに、機体の下腹部に装着されるモ
アに、これによる刈草を機体の後方位置で後処理するた
めのダクトを接続連結し、かつ、該ダクトをミッション
ケースの片寄せ配置によって生ずる機体床下部の空間を
通して後方へ延設してあることを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】機体後部にエンジンを配置したことによって機
体前部の嵩が低くなり、前方視界が良くなるとともに、
モアに連設される刈草搬送用ダクトを、ミッションケー
スの片寄せ配置によって生ずる機体床下部の空間を通し
て後方に延設してあるので、該ダクトが機体の横に出っ
張ることがなく、左右いずれに旋回しても同条件で回り
刈りがおこなえるようになる。また、ダクトを通ってき
た刈草を機体後方位置に備えた集草容器に集草する、あ
るいは機体後部において芝面上に拡散放出させる後処理
を行うに、これらはいずれも機体後方位置、換言すれば
エンジンよりも進行方向下手側位置において処理するも
のであるから、集草容器から排出されるごみや塵埃を含
んだ排出風やダクトから放出される刈草や塵埃を多く含
んで舞い上がる放出風がエンジン部分に及び難いものと
なって、冷却や吸気の点で好ましいものとなる。
体前部の嵩が低くなり、前方視界が良くなるとともに、
モアに連設される刈草搬送用ダクトを、ミッションケー
スの片寄せ配置によって生ずる機体床下部の空間を通し
て後方に延設してあるので、該ダクトが機体の横に出っ
張ることがなく、左右いずれに旋回しても同条件で回り
刈りがおこなえるようになる。また、ダクトを通ってき
た刈草を機体後方位置に備えた集草容器に集草する、あ
るいは機体後部において芝面上に拡散放出させる後処理
を行うに、これらはいずれも機体後方位置、換言すれば
エンジンよりも進行方向下手側位置において処理するも
のであるから、集草容器から排出されるごみや塵埃を含
んだ排出風やダクトから放出される刈草や塵埃を多く含
んで舞い上がる放出風がエンジン部分に及び難いものと
なって、冷却や吸気の点で好ましいものとなる。
【発明の効果】従って、エンジンの後部配置とダクトの
機体下方配置とによって前方視界と回り刈り性能を一挙
に向上できるミッドモア芝刈機を、後部配置されたエン
ジンの雰囲気環境を比較的良好に維持できる状態で提供
することができた。
機体下方配置とによって前方視界と回り刈り性能を一挙
に向上できるミッドモア芝刈機を、後部配置されたエン
ジンの雰囲気環境を比較的良好に維持できる状態で提供
することができた。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2にミッドモア芝刈機が示され、1は前輪、
2は後輪、3は運転席、4はエンジン、Mはミッショ
ン、6はモア、21は集草容器である。ミッションMは
摩擦式無段変速装置〔continuous vari
able transmission(以下CVTと略
称する)〕7と、正逆転機構8と、デフ機構9とをミッ
ションケース5に内装して構成してある。正逆転機構8
の切換軸10をデフ機構9の出力軸である後車軸11の
上方位置に配置し、かつ、切換軸10の前方で後車軸1
1の上方となる位置にCVT7の主軸12を配置してあ
り、その結果、図2に示すように、ミッションケース5
は前向きで上下逆となるL字状の側面視形状を呈してお
り、その前下空間部Sにモア6のハウジング13の後端
部が入り込むように相対配置してある。図3、図4に示
すように、バーチカル型のエンジン4の図示しない出力
プーリとベルト連動される入力プーリ15を有した入力
軸16が上下軸状に設けられ、一段減速してから主軸1
2に相対回転自在に外嵌する入力ギヤ17にベベルギヤ
伝動される。デフ機構9は、左右の後車軸11,11を
出力軸として備えるとともに、デフケース22を切換軸
10とチェン連動させる構成である。
明する。図2にミッドモア芝刈機が示され、1は前輪、
2は後輪、3は運転席、4はエンジン、Mはミッショ
ン、6はモア、21は集草容器である。ミッションMは
摩擦式無段変速装置〔continuous vari
able transmission(以下CVTと略
称する)〕7と、正逆転機構8と、デフ機構9とをミッ
ションケース5に内装して構成してある。正逆転機構8
の切換軸10をデフ機構9の出力軸である後車軸11の
上方位置に配置し、かつ、切換軸10の前方で後車軸1
1の上方となる位置にCVT7の主軸12を配置してあ
り、その結果、図2に示すように、ミッションケース5
は前向きで上下逆となるL字状の側面視形状を呈してお
り、その前下空間部Sにモア6のハウジング13の後端
部が入り込むように相対配置してある。図3、図4に示
すように、バーチカル型のエンジン4の図示しない出力
プーリとベルト連動される入力プーリ15を有した入力
軸16が上下軸状に設けられ、一段減速してから主軸1
2に相対回転自在に外嵌する入力ギヤ17にベベルギヤ
伝動される。デフ機構9は、左右の後車軸11,11を
出力軸として備えるとともに、デフケース22を切換軸
10とチェン連動させる構成である。
【0007】図1、図3に示すように、ミッションMは
機体の左側に偏らして配置してあり、右後車軸11は右
後輪2の近くに設けた軸支部Aで回転自在に支持してあ
る。軸支部Aは右後車軸11を囲繞する筒ケース状の支
持体20の右先端部に装備され、この支持体20の左側
側端部をミッションケースMの後車軸取り出し部分に接
続連結してある。支持体20にその軸支部A部位で固定
したブラケット19を機体にボルト止めすることで、強
度十分に右後車軸11を機体に支持させてある。モア6
のハウジング13の右端部と機体後方位置に備えた集草
容器21とはダクト18によって接続連結してあるとと
もに、該ダクト18はミッションケースMの右側で機体
床下に形成される横下空間部Bを通して配設してある。
集草容器21を装備せず、ダクト18の後端部を開放と
して刈取後の芝面上に刈芝を放出させるものであっても
良く、このダクト18後端から芝面上に放出する手段と
集草容器21に収集する手段とを総称して「刈草を機体
の後方位置で後処理する」と表現するものである。
機体の左側に偏らして配置してあり、右後車軸11は右
後輪2の近くに設けた軸支部Aで回転自在に支持してあ
る。軸支部Aは右後車軸11を囲繞する筒ケース状の支
持体20の右先端部に装備され、この支持体20の左側
側端部をミッションケースMの後車軸取り出し部分に接
続連結してある。支持体20にその軸支部A部位で固定
したブラケット19を機体にボルト止めすることで、強
度十分に右後車軸11を機体に支持させてある。モア6
のハウジング13の右端部と機体後方位置に備えた集草
容器21とはダクト18によって接続連結してあるとと
もに、該ダクト18はミッションケースMの右側で機体
床下に形成される横下空間部Bを通して配設してある。
集草容器21を装備せず、ダクト18の後端部を開放と
して刈取後の芝面上に刈芝を放出させるものであっても
良く、このダクト18後端から芝面上に放出する手段と
集草容器21に収集する手段とを総称して「刈草を機体
の後方位置で後処理する」と表現するものである。
【0008】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】ダクトの配置構造を示す芝刈機下部の背面図
【図2】ミッドモア芝刈機の側面図
【図3】ミッションの構造を示す断面図
【図4】ミッションの構造を示す断面図
4 エンジン 5 ミッションケース 6 モア 11 後車軸 18 ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆三 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 機体後部に縦軸型のエンジン(4)を搭
載し、このエンジン(4)の下方に、後車軸(11)を
支承したミッションケース(5)を備え、該ミッション
ケース(5)を機体の左右いずれか一方に片寄せて配置
するとともに、機体の下腹部に装着されるモア(6)
に、これによる刈草を機体の後方位置で後処理するため
のダクト(18)を接続連結し、かつ、該ダクト(1
8)を前記ミッションケース(5)の片寄せ配置によっ
て生ずる機体床下部の空間を通して後方へ延設してある
ミッドモア芝刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3155060A JPH053716A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | ミツドモア芝刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3155060A JPH053716A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | ミツドモア芝刈機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053716A true JPH053716A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15597795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3155060A Pending JPH053716A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | ミツドモア芝刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053716A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0840998A2 (en) * | 1996-11-06 | 1998-05-13 | Paolo Caron | Land mower with frontal plate-like mowing assembly |
FR2792494A1 (fr) * | 1999-04-26 | 2000-10-27 | Kubota Kk | Machine formant tondeuse |
US7661254B2 (en) * | 2001-12-07 | 2010-02-16 | Kubota Corporation | Lawn mower having selectively drivable wheels |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3155060A patent/JPH053716A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0840998A2 (en) * | 1996-11-06 | 1998-05-13 | Paolo Caron | Land mower with frontal plate-like mowing assembly |
EP0840998A3 (en) * | 1996-11-06 | 1999-06-09 | Paolo Caron | Land mower with frontal plate-like mowing assembly |
FR2792494A1 (fr) * | 1999-04-26 | 2000-10-27 | Kubota Kk | Machine formant tondeuse |
US7661254B2 (en) * | 2001-12-07 | 2010-02-16 | Kubota Corporation | Lawn mower having selectively drivable wheels |
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