JPH0562927U - 非常警報用押釦スイッチ - Google Patents

非常警報用押釦スイッチ

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JPH0562927U
JPH0562927U JP324892U JP324892U JPH0562927U JP H0562927 U JPH0562927 U JP H0562927U JP 324892 U JP324892 U JP 324892U JP 324892 U JP324892 U JP 324892U JP H0562927 U JPH0562927 U JP H0562927U
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幸雄 芦沢
秀和 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繰り返し使用や水滴等に対する押圧荷重の変
化が少ない非常警報用押釦スイッチの構造を提供する。 【構成】 ハウジング1外部に押釦2の押圧部2aを露
出させ、一対の支持プレート3,3の回動軸3a,3a
を、ハウジング1の軸溝1b,1b内方において支承
し、該支持プレート3,3の先端部夫々を、押釦2の支
柱部2bの側面に係合し、該支持プレート3,3の終端
部夫々をばね4,4で連結し、該支持プレート3の終端
部に、前記ハウジング1表面から上端部が突出し得る復
帰釦3の下端部を連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、消防機器等に使用される非常警報用押釦スイッチの構造に関するも のある。
【0002】
【従来の技術】
図5は、非常警報用押釦スイッチの従来例を示す図である。
【0003】 従来の非常警報用押釦スイッチ20は、図5に示すように、ハウジング21と 、押圧カバー22a及び支柱部22bとから成る押釦22と、該非常警報用押釦 スイッチ20のオン状態における該押釦22を自己保持させる自己保持レバー2 3と、可動接片24aと固定接片24bとから成る電気接片24とを有して構成 されている。
【0004】 前記押釦22の押圧カバー22aは、前記ハウジング21内において巻きばね 22cにより支えられている。又、前記自己保持レバー23は、該押圧カバー2 2aに設けられた係合部22dに係合し得る突起部23aを有しており、前記ハ ウジング21において巻きばね23cにより支えられている。
【0005】 図5は非常警報用押釦スイッチ20のオフ状態を示す図であり、前記可動接片 24aと前記固定接片24bとは互いにその接点が離れている状態である。前記 自己保持レバー23の突起部23aは、その上面が傾斜面23dになっており、 該傾斜面23dには、前記押圧カバー22aの係合部22dが当接している。図 5のオフ状態から前記押圧カバー22aを押圧方向に押圧すると、その係合部2 2dに押圧されて、前記自己保持レバー23が前記押圧方向に対して垂直方向に 移動し、図6に示す状態になる。即ち、前記支柱部22bが前記押圧方向に移動 し、その先端が電気接片24の可動接片24aを押動して固定接片24bに接触 させるので、非常警報用押釦スイッチ20はオン状態となる。同時に、該係合部 22dは突起部23aを乗り越えてその下方に位置するので、前記自己保持レバ ー23はその巻きばね23cの弾性力により元の状態に復帰する。押釦22への 押圧力を除去すると、該押釦22は巻きばね22cの弾性力によりオフ状態に復 帰しようとするが、前記押圧カバー22aの係止部22dが前記自己保持レバー 23の突起部23aの下側面に係合されているから、図6に示すように、非常警 報用押釦スイッチ20はオン状態を保持されることになる。図6のオン状態にお いて、前記自己保持レバー23を、前記押圧方向に対して垂直方向に手動で移動 させると、前記押圧カバー22aの係合部22dと該自己保持レバー23の突起 部23aとの係合状態が解除され、前記押釦22はその巻きばね22cの弾性力 によりオフ状態に復帰する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
非常警報用押釦スイッチを消防機器に使用する場合、その押釦を押圧動作させ るのに必要な押圧荷重(以下、「動作押圧荷重」と言う)の規定値は、2kgを 越え且つ8kg以下が適切とされている。
【0007】 然しながら従来の非常警報用押釦スイッチ20においては、前記動作押圧荷重 は、前記自己保持レバー23の突起部23aにおける傾斜面23dの摩擦抵抗に も依存するので、該傾斜面23dに雨等の水滴が付着したり、繰り返し使用によ って該傾斜面23dが磨耗すると、傾斜面23dの摩擦抵抗値が低下し、該押釦 22の押圧荷重がその適切値より小さくなってしまうという問題があった。
【0008】 本考案は、上記問題を鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、 繰り返し使用や水滴等に対して押圧荷重の変化が少ない非常警報用押釦スイッチ を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案は、ハウジング外部に押圧部を露出し且つ支柱 部の一部をハウジンク内部に挿入した押釦の押圧動作により、電気接片を開閉す る非常警報用押釦スイッチにおいて、前記押釦の押圧に伴いその押圧方向とは逆 方向に抵抗力が作用するよう、該押釦の支柱部を、中間部が前記ハウジング内に 支承された一対の支持プレートの先端部によって挟持し、該支持プレートの終端 部夫々をばねで連結すると共に、該支持プレートの終端部に、前記ハウジング表 面から上端部が突出し得る復帰釦の下端部を連結したことを特徴とするものであ る。
【0010】
【作用】
本考案の非常警報用押釦スイッチは、押釦が押し込まれていない状態(以下、 「オフ状態」と言う)から、押釦を押圧していくと、内蔵したばね及び支持プレ ートによってその押圧方向とは逆方向に抵抗力が働く。該抵抗力に抗して該押釦 を押圧し、該押釦が或る一定距離だけ押し込まれると、突然該抵抗力の向きが反 転し、押圧力を除去しても該押釦が押圧方向に自動的に変位し、押釦が完全に押 し込まれた状態(以下、「オン状態」と言う)になり電気接片が閉路する。前記 支持プレートは、その中間部が動き得るようハウジングに支承されている。又、 該支持プレートの終端部には復帰釦が連結されている。該復帰釦は、前記支持プ レートを介して前記押釦と連動するようになっており、前記押釦が押し込まれる に従って、上端部を前記ハウジング表面から突出するようになっている。該オン 状態において該復帰釦を押圧すると、前記押釦がオフ状態に復帰するようになっ ている。
【0011】
【実施例】
以下に本考案を、その実施例を示す図面を用いて説明する。
【0012】 図1及び図2は、本考案に係る実施例を示す断面図である。又、図3及び図4 は、本考案に係る実施例の内部機構を示す上方斜視図であり、夫々前記図1及び 図2に対応している。
【0013】 図1乃至図4において、2は、押圧部2aと支柱部2bとを有する押釦である 。前記押圧部2aはハウジング1外部に露出しており、前記支柱部2bの一部は ハウジング1内部に挿入されており、該支柱部2bの先端方向には、電気接片6 が配されている。該押釦2は、その手動押圧により、前記支柱部2bによって電 気接片6の可動接片6aを押動し、固定接片6bに接触させて電気接片6を閉路 させるようになっている。
【0014】 該押釦2は、その側面を一対の支持プレート3,3の先端部で挟持されている 。該支持プレート3,3は、夫々中間部に回動軸3a,3aを有しており、該回 動軸3a,3aは、ハウジング1の軸支持部1aに設けた支持溝1b,1b(図 1及び図2には図示せず)内方において、その溝切り方向に動き得るよう支承さ れている。又、該支持プレート3,3の終端部夫々は、ばね4,4によって相互 に連結されている。又、該支持プレート3の終端側には、復帰釦5の下端部が係 合しており、その上端部がハウジング1外部に突出し得るようになっている。
【0015】 尚、図3及び図4におけるハウジング1は、前記押釦2及び前記復帰釦5と該 ハウジング1との位置関係を示すために、該押釦2及び該復帰釦5の周辺部のみ を記載している。
【0016】 図1及び図3はオフ状態を表す図であり、前記支持プレート3,3は、前記押 釦2を手動押圧する方向とは逆方向に突き上げるように、前記押釦2の支柱部2 bを支持している。又、電気接片6の可動接片6aと固定接片6bは、消防機器 の内部回路等に接続されており、オフ状態においては、前記可動接片6aと前記 固定接片6bとは互いにその接点が離れている状態である。
【0017】 図1及び図3のオフ状態において、押釦2を押圧方向に手動押圧すると、前記 支持溝1b,1b内で回動軸3a,3aを移動させながら支持プレート3,3が 回動変位すると同時に、該支持プレート3,3の終端部夫々を相互連結している ばね4,4が伸張するので、そのばね力によって、前記押圧方向とは逆方向に抵 抗力が作用する。該抵抗力に抗して更に押釦2の押圧部2aを押圧していくと、 ばね4,4の前記支柱部2bに対する抵抗力の向きが反転し、押圧力を除去して も押釦2が押圧方向に自動的に変位するようになる。それに伴って、復帰釦5は その上端部をハウジング1表面に突出させる。同時に、前記押釦2の支柱部2b 先端が、前記可動接片6aを押動して固定接片6bに接触させ、電気接片部6を 閉路させることにより図2及び図4のオン状態となる。
【0018】 図2及び図4のオン状態において、ハウジング1表面に上端部が突出している 復帰釦5を押圧すると、支持プレート3,3を介して押釦2が前記押圧方向とは 逆方向に変位する。それに伴って、前記可動接片6aが固定接片6bから離れて 電気接片6は開路し、図1及び図3のオフ状態になる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案の非常警報用押釦スイッチは、押釦の押圧荷重を得る手段 として、従来のような摩擦抵抗を一切使用せず、ばね力を活用しているため、従 来の欠点である繰り返し使用や水滴等による押釦の動作押圧荷重の変化が非常に 少ない。
【提出日】平成4年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本考案は、消防機器等に使用される非常警報用押釦スイッチの構 造に関するものある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例のオフ状態を示す断面図。
【図2】本考案実施例のオン状態を示す断面図。
【図3】本考案実施例のオフ状態における内部機構を示
す上方斜視図。
【図4】本考案実施例のオン状態における内部機構を示
す上方斜視図。
【図5】従来例のオフ状態を示す断面図。
【図6】従来例のオン状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 押釦 2a 押圧部 2b 支柱部 3 支持プレート 3a 回動軸 4 ばね 5 復帰釦
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月10日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング外部に押圧部を露出し且つ支
    柱部の一部をハウジンク内部に挿入した押釦の押圧動作
    により、電気接片を開閉する非常警報用押釦スイッチに
    おいて、 前記押釦の押圧に伴いその押圧方向とは逆方向に抵抗力
    が作用するよう、該押釦の支柱部を、中間部が支承され
    た一対の支持プレートの先端部夫々で挟持し、該支持プ
    レートの終端部夫々をばねで連結すると共に、 該支持プレートの終端部に、前記ハウジング表面から上
    端部が突出し得る復帰釦の下端部を連結したことを特徴
    とする非常警報用押釦スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010044865A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Toshiba Tec Corp 電源スイッチ及びそれを備えたディスプレイ端末

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