JPH056263U - ゲートバルブ - Google Patents
ゲートバルブInfo
- Publication number
- JPH056263U JPH056263U JP6170791U JP6170791U JPH056263U JP H056263 U JPH056263 U JP H056263U JP 6170791 U JP6170791 U JP 6170791U JP 6170791 U JP6170791 U JP 6170791U JP H056263 U JPH056263 U JP H056263U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- gate valve
- valve
- valve body
- chamber
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チャンバ10等の内部を容易に観察すること
ができるゲートバルブ1を提供することを目的とする。 【構成】 開閉駆動機構6によってゲート3の開閉を行
う弁体5の全部又は一部が透明板5bによって構成され
た。
ができるゲートバルブ1を提供することを目的とする。 【構成】 開閉駆動機構6によってゲート3の開閉を行
う弁体5の全部又は一部が透明板5bによって構成され
た。
Description
【0001】
本考案は、例えば高真空度の真空蒸着装置のチャンバに設けられたポート等に 装着するゲートバルブに関する。
【0002】
一般にMBE装置等の高真空度の真空蒸着装置のチャンバは、メインテナンス 等のために内部の状態を目視検査しなければならない場合がある。ところが、こ のチャンバには、ワークの出し入れ口や真空ポンプへの連結口、又は蒸着物質の 気化を行うためのセルを取り付けるポート等が多数設けられているため、チャン バ内を作業者が外側から観察するための窓を設けるスペースが極めて限定される 。従って、このような窓から観察できる範囲も限られたものとなり、充分な検査 を行うことができない場合がある。また、この窓には、蒸着物質が付着するため 、長期間使用すると極めて見づらいものになるという欠点もある。
【0003】 そこで、従来からメインテナンス等で必要な場合には、この窓の他に、セル等 の機器を取り付けるためのポートを利用して、ここからもチャンバ内を観察する ことが行われていた。即ち、図7に示すように、まずチャンバ110のポート1 11に取り付けられたゲートバルブ101のゲート103を弁体105によって 閉じる。次に、図8に示すように、セル112を取り外して、代わりにビューポ ート115をゲートバルブ101に取り付ける。そして、再びゲートバルブ10 1のゲート103を開くと、このビューポート115に設けられた透明窓115 aを通してチャンバ110内を観察することができるようになる。
【0004】
ところが、上記従来の方法では、セル112を取り外す以外にビューポート1 15を取り付け、さらにゲートバルブ101との間の真空引きを行った後にゲー トバルブ101のゲート103を再び開くという作業が必要となり、このゲート バルブ操作が煩わしいものになるという問題があった。また、ビューポート11 5の透明窓115aは、間にゲートバルブ101を介してポート111から少し 後退した位置に取り付けるられるため、その分チャンバ110内の視野が狭くな り見難くなるという問題も発生していた。
【0005】
上記課題を解決するために、本考案は、開閉駆動機構によってゲートの開閉を 行う弁体を備えたゲートバルブにおいて、弁体の全部又は一部が透明部材によっ て構成されたことを特徴としている。
【0006】
ゲートバルブは、開閉駆動機構によって弁体を移動させゲートの開閉を行うこ とができる。そして、この弁体は、少なくとも一部が透明部材によって構成され ているので、ゲートの閉鎖時にも、この弁体の透明部分を介して透視することが できる。
【0007】 この結果、チャンバのポート等に本考案のゲートバルブを装着しておけば、こ のゲートバルブに取り付けられた機器を取り外すだけで、ゲートを閉じたまま弁 体の透明部分を介してチャンバ等の内部を観察することができるようになる。ま た、このゲートバルブの弁体は、チャンバ等の使用時には通常ゲートを開放して いるので、透明部分に蒸着物質等が付着して見難くなるというおそれもなくなる 。
【0008】 なお、ゲートバルブの弁体が透明部材による透明部分とその他の部材による不 透明部分とを有し、それぞれ透明部分又は不透明部分の2箇所の位置でゲートを 閉じることができるようにしておけば、チャンバ等の内部を観察可能な場合と観 察ができない場合との任意の状態でゲートバルブのゲートを閉じることができる ようになる。
【0009】
以下、図面を参照しながら、本考案の実施例を詳述する。
【0010】 図1乃至図4は本考案の一実施例を示すものであって、図1はゲートバルブの 斜視図、図2はゲートバルブの縦断面側面図、図3はチャンバのポートにゲート バルブを介してセルを取り付けた状態の縦断面図、図4は図3においてセルを取 り外した状態の断面図である。
【0011】 本実施例のゲートバルブ1は、薄膜形成用の真空蒸着装置のチャンバに設けら れたポートに装着して使用するものである。このゲートバルブ1は、図1に示す ように、密閉された本体2の表裏面にそれぞれゲート3が開口されると共に、こ の本体2の端部にエアシリンダ等による駆動部4を設けたものである。
【0012】 上記ゲートバルブ1の本体2内には、図2に示すように、弁体5とこの弁体5 を駆動するための開閉駆動機構6が収納されている。開閉駆動機構6は、弁体5 の一端に取り付けられ、かつ、上記駆動部4に連接された駆動軸7と、この弁体 5の四隅に回転自在に取り付けられた車輪8と、この車輪8を案内するガイド9 とからなる。駆動軸7は、駆動部4の駆動によって弁体5を図示矢印A方向に押 し出し、又は、逆方向に引き戻すようになっている。また、ガイド9は、この駆 動軸7による弁体5の押し出し又は引き戻しの際に車輪8を案内するためのもの であり、弁体5が押し出された場合に車輪8が移動して来る位置に湾曲部9aが 設けられている。
【0013】 上記弁体5は、駆動軸7や車輪8を取り付けるための周縁部のみがステンレス 製の枠体5aからなり、中央部は、耐熱ガラス又は石英ガラス等の透明板5bに よって構成されている。
【0014】 上記構成のゲートバルブ1の使用例を図3及び図4に基づいて説明する。
【0015】 このゲートバルブ1は、図3に示すように、チャンバ10のポート11とセル 12との間に装着されている。そして、真空蒸着時には、セル12内の蒸着物質 をチャンバ10内に蒸散させるために、開閉駆動機構6によって弁体5を引き戻 しゲート3を開放するようになっている。
【0016】 ここで、メインテナンス等のためにチャンバ10内を観察しようとする場合に は、まずこの図3に示すように、開閉駆動機構6によって弁体5を押し出しゲー ト3を閉じる。この際、開閉駆動機構6の駆動軸7によって弁体5が押し出され ると、車輪8がガイド9に沿って回転移動し、前記図2に示した湾曲部9aで弁 体5を一方のゲート3側に付勢することになる。従って、この弁体5は、Oリン グ13を介して一方のゲート3に押圧されて、このゲート3を閉じることができ る。
【0017】 上記のようにしてゲートバルブ1のゲート3が閉鎖されると、図4に示すよう に、セル12を取り外す。すると、このゲートバルブ1の弁体5の透明板5bを 通して、目視によりチャンバ10内を観察することができるようになる。
【0018】 この結果、本実施例のゲートバルブ1によれば、このゲートバルブ1に取り付 けられたセル12等の機器を取り外すだけで、弁体5の透明板5bを介してチャ ンバ10の観察を行うことができるようになる。
【0019】 図5及び図6は本考案の他の実施例を示すものであって、図5はゲートバルブ の斜視図、図6はゲートバルブの縦断面側面図である。なお、上記実施例と同様 の機能を有する構成部材には同じ番号を付記して説明を省略する。
【0020】 本実施例のゲートバルブ1は、弁体5の前方側が透明板5bで構成され、後方 側がステンレス板5cで構成されている。また、図5に示すように、本体2の他 端側には、ガイド9を押し出し又は引き戻すためのガイド駆動部14が設けられ ている。
【0021】 上記構成のゲートバルブ1は、図6に示すように、ガイド駆動部14によって ガイド9を押し出した状態のまま、駆動部4で弁体5を押し出すことにより、こ の弁体5の前方側の透明板5bによってゲート3を閉じることができるので、上 記実施例の場合と同様に、この透明板5bを介してチャンバ10内を観察するこ とができる。しかし、ガイド駆動部14によってガイド9を引き戻した状態で、 駆動部4により弁体5を押し出すと、この弁体5の後方側のステンレス板5cに よってゲート3が閉じられ、チャンバ10内を観察することができない状態とな る。ただし、この場合には、チャンバ10のポート11を強固なステンレス板5 cによって閉鎖することができるようになる。
【0022】
以上の説明から明らかなように、本考案は、ゲートバルブの弁体を透明部材に よって構成することにより、このゲートバルブを装着したチャンバ等の内部を容 易に観察することができるようになるという効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例を示すものであって、ゲート
バルブの斜視図である。
バルブの斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示すものであって、ゲート
バルブの縦断面側面図である。
バルブの縦断面側面図である。
【図3】本考案の一実施例を示すものであって、チャン
バのポートにゲートバルブを介してセルを取り付けた状
態の縦断面図である。
バのポートにゲートバルブを介してセルを取り付けた状
態の縦断面図である。
【図4】本考案の一実施例を示すものであって、図3に
おいてセルを取り外した状態の縦断面図である。
おいてセルを取り外した状態の縦断面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示すものであって、ゲー
トバルブの斜視図である。
トバルブの斜視図である。
【図6】本考案の他の実施例を示すものであって、ゲー
トバルブの縦断面側面図である。
トバルブの縦断面側面図である。
【図7】従来例を示すものであって、チャンバのポート
にゲートバルブを介してセルを取り付けた状態の縦断面
図である。
にゲートバルブを介してセルを取り付けた状態の縦断面
図である。
【図8】従来例を示すものであって、図7においてセル
に代えてビューポートを取り付けた状態の縦断面図であ
る。
に代えてビューポートを取り付けた状態の縦断面図であ
る。
1 ゲートバルブ 3 ゲート 5 弁体 6 開閉駆動機構 5b 透明板
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】開閉駆動機構によってゲートの開閉を行う
弁体を備えたゲートバルブにおいて、 弁体の全部又は一部が透明部材によって構成されたこと
を特徴とするゲートバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6170791U JPH056263U (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ゲートバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6170791U JPH056263U (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ゲートバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056263U true JPH056263U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=13178978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6170791U Pending JPH056263U (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ゲートバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056263U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023182741A1 (ko) * | 2022-03-21 | 2023-09-28 | 주식회사 아스트로텍 | 진공 게이트 밸브 및 이를 구비하는 진공 시스템 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546132A (en) * | 1977-06-17 | 1979-01-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Gate valve |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP6170791U patent/JPH056263U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546132A (en) * | 1977-06-17 | 1979-01-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Gate valve |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023182741A1 (ko) * | 2022-03-21 | 2023-09-28 | 주식회사 아스트로텍 | 진공 게이트 밸브 및 이를 구비하는 진공 시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980113 |