JPH0562261A - 記録/再生の装置並びに方法 - Google Patents

記録/再生の装置並びに方法

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JPH0562261A
JPH0562261A JP22014291A JP22014291A JPH0562261A JP H0562261 A JPH0562261 A JP H0562261A JP 22014291 A JP22014291 A JP 22014291A JP 22014291 A JP22014291 A JP 22014291A JP H0562261 A JPH0562261 A JP H0562261A
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勝則 畑中
Kunihiro Sakai
邦裕 酒井
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高弘 小口
Akihiko Yamano
明彦 山野
Shunichi Shito
俊一 紫藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次元走査による記録再生において、記録時
と再生時とのプロープ走査の方向を一致させる手段を必
要とせずに往復2次元走査により記録されたデータを正
しく読出すことができる記録/再生の手法の提供。 【構成】 記録媒体とプローブを相対的に2次元走査し
往復記録する際に、行き走査時にはバッファメモリのデ
ータをそのまま記録し、帰り走査時にはバッファメモリ
のデータを逆順に置き換えて記録する。再生時にはプロ
ーブの主走査の帰り走査の時に読出されたデータ列の配
列を入替える。又、別の形態では、記録媒体とプローブ
を相対的に2次元走査し往復記録する際に、主走査の走
査方向を示す符号を記録信号列に付加し記録する。再生
時には記録時の走査方向を示す符号を検出し、その検出
結果に基づき読出されたデータ列の配列を入替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体をプローブに
より2次元走査を行ない、記録媒体とプローブの物理的
相互作用により記録再生を行なう装置、及びその記録再
生方法に関する。特にSTMの原理を応用した小型高密
度な記録/再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年レーザー技術の進展に伴い、有機色
素、フォトポリマーなどの有機薄膜を用いた光メモリに
よる安価で高密度な記録媒体が登場してきた。一方、最
近、導体の表面原子の電子構造を直接観察できる走査型
トンネル顕微鏡(以後、STMと略す)が開発され
[G.Binnig et al.Phys.Rev.
Lett,49,57(1982)]、単結晶、非晶質
を問わず実空間像の高い分解能の測定ができるようにな
り、しかも試料に電流による損傷を与えずに低電力で観
測できる利点も有し、更に大気中でも動作し、種々の材
料に対して用いることができるため広範囲な応用が期待
されている。
【0003】STMは金属の探針(プローブ電極)と導
電性物質間に電圧を加えて1nm程度の距離まで近づけ
るとトンネル電流が流れることを利用している。この電
流は両者の距離変化に非常に敏感である。トンネル電流
を一定に保つように探針を走査することにより実空間の
全電子雲に関する種々の情報をも読み取ることができ
る。このとき面内方向の分解能は0.1nm程度であ
る。
【0004】したがって、STMの原理を応用すれば十
分に原子オーダー(サブ・ナノメートル)での高密度記
録再生を行なうことが可能である。例えば、特開昭61
−80536号公報に開示されている記録再生装置で
は、電子ビーム等によって媒体表面に吸着した原子粒子
を取り除き書き込みを行ない、STMによりこのデータ
を再生している。
【0005】記録層として電圧電流のスイッチング特性
に対してメモリ効果を持つ材料、例えばπ電子系有機化
合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用いて記録・再生
をSTMで行なう方法が、例えば特開昭63−1615
52号公報や特開昭63−161553号公報に記載さ
れている。この方法によれば、記録のビットサイズを1
0nmとすれば、1012bit/cm2 もの大容量記録
再生が可能である。
【0006】ところで、実際の装置としてメモリ媒体へ
の記録再生を行なうためには記録層とプローブ電極との
間の間隔をトンネル電流が流れる距離に維持し、記録層
のトラック溝に沿ってプローブ電極を走査する必要があ
る。従来のプローブ電極の走査方法の例として、ビデオ
ディスク等に用いられてきた方法と同様にディスク状の
記録媒体面にスパイラル状の溝を形成し、この溝をプロ
ーブ電極がなぞるように記録再生を行う方法が、例えば
特開平1−151035号公報や特開平1−10734
1号公報に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】ディスク状の記録
媒体に形成されたスパイラル状トラック溝に沿ってデー
タを記録する方法は信号の読出しが連続的であり、その
読出し順序も記録時と同じになることからデータの記録
再生制御が容易である点では好ましい。
【0008】しかしながら、STMの原理を用いた記録
再生装置の場合、高密度記録の特徴を生かすと僅か1c
2 の記録媒体で1012bitもの記録が可能となる。
このような小さい記録媒体を高速回転させ、かつ記録層
とプローブ電極との間の距離をトンネル電流が流れる領
域(通常1nm以下)に制御する小型機構を生産性良く
低コストで提供することは困難であった。
【0009】一方、記録媒体表面を2次元的にXY走査
し記録する方法は、記録層とプローブ電極との間の距離
を高精度で維持しXY走査する小型駆動機構が比較的作
り易すく生産性も良い点で好適な方法である。しかしな
がら、往復走査を利用して記録する場合プローブ走査の
折返し点を境に信号の記録方向が反転する。すなわち信
号の読出しを連続的に行うために行き走査と帰り走査の
両方を利用して記録した場合、信号列の記録方向が記録
媒体上で一走査毎に反転して書込まれる。このため記録
時と再生時とで記録媒体とプローブの相対走査方向を一
致させるための手段が必要となる。
【0010】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
ので、その目的は上記2次元走査による記録再生におい
て、記録時と再生時とのプロープ走査の方向を一致させ
る手段を必要とせずに往復2次元走査により記録された
データを正しく読出すことができる記録/再生の手法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
する本発明の一つの形態は、記録媒体をプローブで相対
的に折返し2次元走査を行なう手段と、前記2次元走査
の主走査の行き走査及び/又は帰り走査で記録媒体に記
録または再生するデータを一時保管しておくバッファメ
モリと、該バッファメモリに格納されたデータを前記行
き走査と帰り走査の記録又は再生に対応してデータ配列
順位を置換して記録媒体に記録又は再生する手段を有す
る。すなわち、記録媒体とプローブを相対的に2次元走
査し往復記録する際に、行き走査時にはバッファメモリ
のデータをそのまま記録し、帰り走査時にはバッファメ
モリのデータを逆順に置き換えて記録する。このことは
プローブの行き/帰り走査の方向にかかわらず、主走査
の走査方向に記録する信号列をすべて記録媒体上で同一
の方向に記録することになる。また、再生時にはプロー
ブの主走査の帰り走査の時に読出されたデータ列の配列
を入替える。これにより記録時とプローブ走査の方向を
一致させることなく正しいデータを再生できる。
【0012】又、本発明の別の形態では、記録媒体とプ
ローブを相対的に2次元走査し往復記録する際に、主走
査の走査方向を示す符号を記録信号列に付加し記録す
る。再生時には記録時の走査方向を示す符号を検出し、
その検出結果に基づき読出されたデータ列の配列を入替
える。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例の記録再生システムを
図面を用いて説明する。図1は第1の実施例のシステム
における記録系のブロック構成図を示す。1は記録媒
体、2は基板、3は記録媒体を2次元走査するXYステ
ージ、4はプローブ電極である。5はプローブ電極と記
録媒体との間の間隔を駆動調整するアクチュエータで、
Z位置制御回路6により適正なプローブ・媒体間距離が
得られるように制御される。11はXY走査回路で、直
線性補正回路12を介しXYステージ3を2次元走査す
る。直線性補正回路12はXYステージ3のアクチュエ
ータの特性を補償し、プローブ電極が記録媒体上を折返
し走査する際のヒステリシス、非直線性歪等を補正す
る。
【0014】記録するデータは符号器7に入力する。こ
こでコード化されたデータはバッファメモリ8に転送さ
れる。バッファメモリ8ではプローブの主走査(ステー
ジのX軸走査)の行きもしくは帰り走査で記録される一
連のデータ列を1単位として信号順位置換回路9にコー
ド化データを転送する。
【0015】信号順位置換回路9は双方向転送レジスタ
92と切換えスイッチ91により構成される。切換えス
イッチ91はXY走査回路の走査方向を表わす信号によ
り切換える。すなわち主走査の行き走査の場合は双方向
転送レジスタ92を正順位方向に転送動作させ、切換え
スイッチ91のa回路を経由して書込み回路10にデー
タを送る。また帰り走査の場合は双方向転送レジスタ9
2を逆順位に転送動作させ、切換えスイッチ91のb回
路を経由して書込み回路10に送る。書込み回路10は
コード化データを変調し、記録媒体への書込み電圧に変
換し、プローブ電極4に印加する。
【0016】上記の一連の動作はタイミング制御回路1
3により制御する。すなわち入力データはステージのX
Y走査及びその走査方向に同期して、且つ一主走査に記
録されるデータ単位ごとに区切って順次記録される。そ
してこれら主走査の行き/帰り走査で記録されるデータ
は記録媒体上では各記録単位ごとに全て同じ方向に記録
される。
【0017】図3に記録媒体上におけるデータ記録の状
態を示す。100はプローブ電極の記録媒体上の軌跡で
ある。200は各主走査で記録される1記録単位X1
2,・・・Xn である。図3に示すようにプローブ電
極が行き走査(+X方向)に走査するときはX1 ,X
2 ,・・・Xn の順に書込みを行う。又、プローブ電極
が帰り走査(−X方向)に走査するときはXn ・・・X
2 ,X1 の順に書込みを行なう。
【0018】図2に第1の実施例のシステムにおける再
生系のブロック構成図を示す。1は記録媒体、2は基
板、3は記録媒体を2次元走査するXYステージ、4は
プローブ電極である。5はプローブ電極と記録媒体との
間の間隔を駆動調整するアクチュエータ、6はZ位置制
御回路である。11はXY走査回路、12は直線性補正
回路、13はタイミング制御回路である。上記機能ブロ
ックの動作は図 1で説明した記録装置と同じである。
【0019】記録媒体1上に物理状態の変化として記録
されているデータはプローブ電極4により検知し、読出
し回路14により読出される。 読出し回路14はプロ
ーブ4で検出した信号をもとにデータ復調を行い、コー
ド化再生データ列としてデータ順位の置換回路9に入力
する。置換回路9は切換えスイッチ91と双方向転送レ
ジスタ92で構成される。この置換回路9の動作は、プ
ローブの主走査の走査方向(ステージのX軸走査)が行
き走査の場合は、読出し回路14の出力データ列を切換
えスイッチ91の回路aを経由し正順位方向で転送レジ
スタ92に転送される。一方、走査方向が帰り走査の場
合は、読出し回路14の出力データ列を切換えスイッチ
91の回路bを経由し逆順位方向で転送レジスタ92に
転送される。転送レジスタ92に一走査分のデータ列が
転送された後、これら1単位のデータ列はバッファメモ
リ8に一括格納される。バッファメモリはいわゆるFI
FO構成をなし、外部に接続される装置のデータ入力速
度により必要な容量が設定される。バッファメモリに格
納されたデータ単位は順次復調器15に出力される。復
号器15はコード化されているデータを元のデータに逆
変換を行ないエラー訂正を行った後出力される。
【0020】この一連の動作により、記録媒体上に図3
に示したように一主走査の記録単位毎に同方向に配列さ
れたデータ列集団にプローブの往復走査でアクセスしデ
ータを読出すことができる。
【0021】以上説明したように本実施例によれば、記
録媒体とプローブ電極を相対的に2次元走査し往復記録
する際に、行き走査時にはデータ列をそのままの順位で
記録し、帰り走査時にはデータ列を逆の順位で記録す
る。また再生時には帰り走査の時に読出したデータ列を
逆順位に置換し出力する。この動作により記録時と再生
時において、記録媒体上でのプローブ走査の方向を一致
させる手段を用いることなく往復走査で記録されたデー
タ列を正しく再生することができる。
【0022】又、記録媒体上には主走査方向にデータ列
がすべて同じデータ配列順序で並ぶ。すなわち、一度記
録された後はプローブの走査の折返し方向によるデータ
列の向きがない。このため本発明の記録方法で記録され
た媒体は異なるプローブ走査方式、例えば片道走査の2
次元走査、パターン認識によるデータ読出し等の異なる
読出し形式の装置で再生することも可能となる。
【0023】次に本発明の第2の実施例の記録再生シス
テムを説明する。図4はの第2の実施例のシステムにお
ける記録系のブロック構成図を示す。1は記録媒体、2
は基板、3は記録媒体1をプローブ電極4に対し相対的
に2次元XY走査を行うXYステージである。5はプロ
ーブ電極4と記録媒体1との間の距離を調整するアクチ
ュエータであり、Z位置調整回路6により適正な間隔が
保たれるように制御される。11はXY走査回路で、直
線性補正回路12により行き走査と帰り走査とで生じる
ヒステリシス、直線性歪等を補償しXYステージ3を駆
動する。
【0024】記録するデータは符号器7に入力する。符
号器7は入力データをコード化し、プローブの主走査の
一走査単位の長さをもつ転送レジスタ83に送られる。
転送レジスタ83に格納されたデータ列はバッファメモ
リ8に一時保管する。93、94、95はいわゆるパラ
レル−シリアル変換レジスタである。93にはレジスタ
81よりデータ先頭符号がロードされる。94にはバッ
ファメモリ8よりコード化データ列がロードされる。9
5にはレジスタ82よりデータ末尾符号がロードされ
る。93、94、95は直列に接続され、書込み回路1
0に順次転送される。書込み回路10は先頭及び末尾符
号を含みコード化されたデータ列を変調し、書込み電圧
パルスを発生してプローブ電極4に印加する。
【0025】上記一連の動作はプロ−ブと記録媒体との
主走査方向の動作(XYステージのX方向走査)に同期
して行われ、行き走査と帰り走査のそれぞれにつて同様
に行われる。又、データビットの転送及び記録のタイミ
ング、プローブXY走査の折返しタイミング、トラッキ
ング制御等はタイミング制御回路13において行なわれ
る。
【0026】図6に上記装置によって記録媒体面上に記
録されたデータ列の配置状態を示す。100はプローブ
電極の軌跡である。200は記録データ列、300は先
頭符号、400は末尾符号である。図に示されたように
各主走査の行き及び帰り走査のそれぞれについて[F
B,X1 ,X2 ,・・・・Xn ,FE]の順位で交互に
向きを反転して記録される。
【0027】先頭及び末尾符号FB,FEは複数のビッ
ト列で構成する。これらのビット列は入力データをコー
ド化する符号器7で用いられる符号語集合{X}に含ま
れないことが望ましい。この先頭及び末尾符号語のビッ
ト列の順序を置換した符号を*FB及び*FEとする
と、 FB≠FE、 FB≠*FE *FB≠FE、*FB≠*FE (式1) の関係を満たすように設定する。又、FB、FEは対称
ベクトルすなわち、 FB=*FB、FE=*FE (式2) としてもよい。
【0028】更に、記録データの符号語Xi (i=1,
2,・・・,n)の構成ビットの順序を置換した符号語
*Xi も符号語集合{X}に含まれ、Xi と*Xi の復
号結果は同じ変換値yi を生成するように符号体系を選
んでも良い。すなわち復号マトリックスをTとすると、 Xi ∈{X},*Xi ∈{X} yi =T・Xi =T・(*Xi ) (式3) とすることができる。
【0029】図5に第2の実施例のシステムにおける再
生系のブロック構成図を示す。1は記録媒体、2は基
板、3はXYステージである。4はプローブ電極、5は
プローブ電極と記録媒体との間隔調整のためのアクチュ
エータ、6はZ位置調整回路である。11はXY走査回
路、12は直線性補正回路、13はタイミング制御回路
である。上記の機能ブロックの動作は図1で説明した記
録装置と同じである。記録媒体に記録されたデータは読
出し回路14で検出され、復調された後出力される。こ
の復調出力はフラグ検出回路16と信号順位置換回路9
に接続される。フラグ検出回路16は記録媒体に記録さ
れた先頭または末尾符号FB,FEを検出する。この符
号の検出結果に基ずき信号順位置換回路9の信号置換の
方向を決定する。すなわち、先頭符号FBを検出した場
合は切換えスイッチ91をa側に接続し読出しデータを
双方向シリアル入力−パラレル出力変換レジスタ92に
正順位で転送する、また末尾符号FEを検出した場合は
切換えスイッチ91をb側に接続し読出しデータを逆順
位でレジスタ92に転送する。レジスタ92に転送され
た一走査に対応する一単位のデータ列はプローブ(XY
ステージ)の行きまたは帰り走査の終了毎にバッファメ
モリ8に一時保管される。このとき転送されるデータ列
は行き走査、帰り走査かに関わらず全て同一の信号順位
となる。バッファメモリ8に格納されているデータは転
送レジスタ83から順次読出され復号器15に入力され
る。復号器15はコード化されたデータを元のディジタ
ル信号にエラー訂正処理等を行って復元する。
【0030】以上説明した再生装置では各走査線毎のデ
ータの順位をビット単位で置換し、信号順序を戻して復
号したが、記録時に用いる符号語の体系を上記(式3)
で示された符号語集合を用いることによって、データの
順位を符号語単位で行い逆配置された符号語をそのまま
復号しても良い。この場合はデータ列順位の置換が符号
語の構成ビット数単位となるため高速の処理が可能とな
る。
【0031】以上説明したように本実施例によれば、記
録媒体上をプローブ電極が相対的に2次元走査して記録
再生する装置において、再生時のプローブ主走査方向の
行き/帰り走査の向きを記録時における主走査の行き/
帰り走査の向きと一致させる必要がない。このため一主
走査毎の行き帰りタイミングを一致させる手段が不必要
となりトラッキング制御が容易となる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば2次元走査による記録再
生において、記録時と再生時とのプロープ走査の方向を
一致させる手段を必要とせずに往復2次元走査により記
録されたデータを正しく読出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の記録系のブロック構成図であ
る。
【図2】第1の実施例の再生系のブロック構成図であ
る。
【図3】第1の実施例の記録方法により記録した記録媒
体上のデータ配置を示す模式図である。
【図4】第2の実施例の記録系のブロック構成図であ
る。
【図5】第2の実施例の再生系のブロック構成図であ
る。
【図6】第2の実施例の記録方法により記録媒体上に記
録されたデータ列の配置状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 基板 3 XYステージ 4 プローブ電極 5 Z制御アクチュエータ 6 Z位置制御回路 7 符号器 8 バッファメモリ 9 データ順位置換回路 10 書込み回路 11 XY走査回路 12 直線性補正回路 13 タイミング制御回路 14 読出し回路 15 復号器 81 先頭語置数レジスタ 82 末尾語置数レジスタ 83 転送レジスタ 91 切換えスイッチ 92 双方向転送レジスタ 93 94 95 転送レジスタ 100 プローブ電極の軌跡 200 記録データ列 300 先頭符号 400 末尾符号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山野 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 紫藤 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体をプローブで相対的に折返し2
    次元走査を行なう手段と、前記2次元走査の主走査の行
    き走査及び/又は帰り走査で記録媒体に記録するデータ
    列を一時保管しておくバッファメモリと、該バッファメ
    モリに格納されたデータ列の配列順序を置換する手段
    と、該置換手段から転送されたデータを前記プローブを
    介して記録媒体に記録する書込み手段とを有することを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体をプローブで相対的に折返し2
    次元走査を行なう手段と、前記2次元走査の主走査の行
    き走査及び/又は帰り走査で記録媒体に記録されている
    データを前記プローブを介して読出す手段と、該読出し
    手段により読出されたデータ列の配列順序を置換する手
    段と、該置換手段から転送されたデータを一時保管して
    おくバッファメモリとを有することを特徴とする再生装
    置。
  3. 【請求項3】 記録媒体をプローブで相対的に折返し2
    次元走査を行ない信号の記録を行なう方法において、記
    録媒体上における前記2次元走査の主走査方向の記録信
    号列がプローブ走査の方向によらず一定の向きに並ぶこ
    とを特徴とする記録方法。
  4. 【請求項4】 記録媒体をプローブで相対的に折返し2
    次元走査を行ない信号の再生を行なう方法において、前
    記2次元走査の主走査に沿った信号列を読出すステップ
    と、前記走査方向に基づき読出した信号列の信号配列順
    序を置換するステップとを含むことを特徴とする再生方
    法。
  5. 【請求項5】 記録媒体をプローブで相対的に折返し2
    次元走査を行なう手段を有し信号の記録を行なう装置に
    おいて、前記2次元走査の主走査の走査方向を識別する
    符合を記録する手段を有することを特徴とする記録装
    置。
  6. 【請求項6】 記録媒体をプローブで相対的に折返し2
    次元走査を行なう手段を有し信号の再生を行なう装置に
    おいて、前記2次元走査の主走査の記録時の走査方向を
    検出する手段と、該走査方向を検出する手段の検出結果
    に基づき読出した信号列の配列を置換する手段とを有す
    ることを特徴とする再生装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体をプローブで相対的に折返し2
    次元走査を行ない信号の記録を行なう方法において、前
    記2次元走査の主走査の一走査に対応する記録信号列の
    前後に特定の符号を付加し記録することを特徴とする記
    録方法。
  8. 【請求項8】 記録媒体をプローブで相対的に折返し2
    次元走査を行ない信号の再生を行なう方法において、前
    記2次元走査の主走査に沿った信号列を読出すステップ
    と、読出した信号列から記録時の信号配列順序を検出す
    るステップと、該信号配列順序の検出結果に基づき前記
    信号列の読出し出力順序を変換するステップとを含むこ
    とを特徴とする再生方法。
  9. 【請求項9】 前記記録信号列は符号語の集合として変
    調され、各符号語は該符号語を構成するビット列の並び
    を逆にして得られる第2の符号語と同じ復号結果が得ら
    れる変換行列により生成される符号系列で構成される請
    求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体と前記プローブとの間に
    流れるトンネル電流を利用して記録又は再生を行なう請
    求項1乃至9記載の装置又は方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030076084A (ko) * 2002-03-22 2003-09-26 주식회사 엘지이아이 캔틸레버를 이용한 데이터 기록 및 판독장치
WO2011027406A1 (ja) * 2009-09-04 2011-03-10 株式会社 東芝 情報記録再生装置の再生方法

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WO2011027406A1 (ja) * 2009-09-04 2011-03-10 株式会社 東芝 情報記録再生装置の再生方法

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JP2994808B2 (ja) 1999-12-27

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