JPH06267120A - マルチプローブヘッド及びこれを具備する記録再生装置 - Google Patents
マルチプローブヘッド及びこれを具備する記録再生装置Info
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- JPH06267120A JPH06267120A JP5255093A JP5255093A JPH06267120A JP H06267120 A JPH06267120 A JP H06267120A JP 5255093 A JP5255093 A JP 5255093A JP 5255093 A JP5255093 A JP 5255093A JP H06267120 A JPH06267120 A JP H06267120A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚染層の有無に関わらずに、各プローブの電
流検出を安定して行うことのできる記録再生装置を実現
すること。 【構成】 先端に導電性ティップを有する弾性体プロー
ブを複数本有するマルチプローブヘッドと、マルチプロ
ーブヘッドと対向配置された記録媒体と、弾性体プロー
ブと情報記録媒体との間に流れる電流を検出する信号検
出回路と、弾性体プローブ先端と情報記録媒体との接触
状態を検出するプローブ接触回路と、プローブ接触回路
の出力によりマルチプローブヘッドと情報記録媒体間の
相対移動を行うアクチュエータと、プローブ接触回路の
出力と信号検出回路の出力により弾性体プローブの先端
に設けられたティップの先端の汚染層を検出し、該汚染
層が確認された弾性体プローブ先端のティップと情報記
録媒体間に電圧を発生させるプローブ再生回路とを有す
る。
流検出を安定して行うことのできる記録再生装置を実現
すること。 【構成】 先端に導電性ティップを有する弾性体プロー
ブを複数本有するマルチプローブヘッドと、マルチプロ
ーブヘッドと対向配置された記録媒体と、弾性体プロー
ブと情報記録媒体との間に流れる電流を検出する信号検
出回路と、弾性体プローブ先端と情報記録媒体との接触
状態を検出するプローブ接触回路と、プローブ接触回路
の出力によりマルチプローブヘッドと情報記録媒体間の
相対移動を行うアクチュエータと、プローブ接触回路の
出力と信号検出回路の出力により弾性体プローブの先端
に設けられたティップの先端の汚染層を検出し、該汚染
層が確認された弾性体プローブ先端のティップと情報記
録媒体間に電圧を発生させるプローブ再生回路とを有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先端に導電性ティップ
を有するプローブを複数個構成したマルチプローブヘッ
ドとこれに対向する記録媒体との物理的相互作用により
情報の書込みまたは読み出しを行なう記録再生装置に関
する。
を有するプローブを複数個構成したマルチプローブヘッ
ドとこれに対向する記録媒体との物理的相互作用により
情報の書込みまたは読み出しを行なう記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の表面原子の電子構造を直接
観察できる走査型トンネル顕微鏡(以後、STMと略
す)が開発され[G.Binnig et al.Ph
ys.Rev.Lett,49,57(1982)]、
単結晶、非晶質を間わず実空間像の高い分解能の測定が
できるようになった。
観察できる走査型トンネル顕微鏡(以後、STMと略
す)が開発され[G.Binnig et al.Ph
ys.Rev.Lett,49,57(1982)]、
単結晶、非晶質を間わず実空間像の高い分解能の測定が
できるようになった。
【0003】STMは金属の探針(ティップ)と導電性
物質間に電圧を加えて1nm程度の距離まで近づけたと
きに流れるトンネル電流を利用している。この電流は両
者の距離変化に非常に敏感である。トンネル電流を一定
に保つように探針を走査することにより実空間の全電子
雲に関する種々の情報をも読み取ることができる。この
とき面内方向の分解能は0.1nm程度である。
物質間に電圧を加えて1nm程度の距離まで近づけたと
きに流れるトンネル電流を利用している。この電流は両
者の距離変化に非常に敏感である。トンネル電流を一定
に保つように探針を走査することにより実空間の全電子
雲に関する種々の情報をも読み取ることができる。この
とき面内方向の分解能は0.1nm程度である。
【0004】したがって、STMの原理を応用すれば十
分に原子オーダー(サブ・ナノメートル)での高密度記
録再生を行なうことが可能である。例えば、特開昭61
−80536号に開示されている記録再生装置では、電
子ビーム等によって媒体表面に吸着した原子粒子を取り
除いて書き込みを行ない、STMによりこのデータを再
生している。
分に原子オーダー(サブ・ナノメートル)での高密度記
録再生を行なうことが可能である。例えば、特開昭61
−80536号に開示されている記録再生装置では、電
子ビーム等によって媒体表面に吸着した原子粒子を取り
除いて書き込みを行ない、STMによりこのデータを再
生している。
【0005】また記録層として電圧電流のスイッチング
特性に対してメモリ効果を持つ材料、例えばπ電子系有
機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用いて、記録
・再生をSTMで行なう方法が提案されている[特開昭
63−161552号公報、特開昭63−161553
号公報参照]。これらの方法によれば、記録のビットサ
イズを10nmとして、1012bit/cm2もの大容
量記録再生が可能である。さらに、小型化を目的とし、
探針の付いたプローブを複数本、半導体基板上に形成
し、これと対向する記録媒体上でプローブを変位させて
記録する装置が提案されている(特開昭62−2811
38号公報、特開平1−196751号公報参照)。
特性に対してメモリ効果を持つ材料、例えばπ電子系有
機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用いて、記録
・再生をSTMで行なう方法が提案されている[特開昭
63−161552号公報、特開昭63−161553
号公報参照]。これらの方法によれば、記録のビットサ
イズを10nmとして、1012bit/cm2もの大容
量記録再生が可能である。さらに、小型化を目的とし、
探針の付いたプローブを複数本、半導体基板上に形成
し、これと対向する記録媒体上でプローブを変位させて
記録する装置が提案されている(特開昭62−2811
38号公報、特開平1−196751号公報参照)。
【0006】例えば、1cm2角のシリコンチップ上に
2500本のプローブを50×50のマトリック配置し
たマルチプローブヘッドと上述したメモリ効果を持つ材
料を組み合わせることにより、探針1本当たり400M
bit、総記録容量1Tbitのディジタルデータの記
録再生が行なえる。
2500本のプローブを50×50のマトリック配置し
たマルチプローブヘッドと上述したメモリ効果を持つ材
料を組み合わせることにより、探針1本当たり400M
bit、総記録容量1Tbitのディジタルデータの記
録再生が行なえる。
【0007】この際、この探針を長さ数100μm程度
のカンチレバー(片持ちばり)上に取り付け、このカン
チレバー状のプローブを圧電体で構成し、駆動する方法
が考えられている。従来この様なカンチレバーの作製法
としては、半導体プロセスを応用し、一つの基板上に微
細加工を施す加工技術を用いて圧電体薄膜、金属膜等の
多層構造を有するカンチレバーを作成する方法があった
(T.R.Albrecht et al. "Microfabrication of integra
ted scanning tunneling microscope" ; Proceedings o
f 4th International Conference on scanning tunneli
ng microscope/spectroscopy 1990)。
のカンチレバー(片持ちばり)上に取り付け、このカン
チレバー状のプローブを圧電体で構成し、駆動する方法
が考えられている。従来この様なカンチレバーの作製法
としては、半導体プロセスを応用し、一つの基板上に微
細加工を施す加工技術を用いて圧電体薄膜、金属膜等の
多層構造を有するカンチレバーを作成する方法があった
(T.R.Albrecht et al. "Microfabrication of integra
ted scanning tunneling microscope" ; Proceedings o
f 4th International Conference on scanning tunneli
ng microscope/spectroscopy 1990)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
複数のプローブを有するマルチプローブヘッドとこれに
対向する媒体を組み合わせて記録再生等の情報処理を行
うためには以下の問題点があった。
複数のプローブを有するマルチプローブヘッドとこれに
対向する媒体を組み合わせて記録再生等の情報処理を行
うためには以下の問題点があった。
【0009】マルチプローブヘッド複数本のプローブの
プローブ先端のティップの特性を均一にしておく事は記
録再生に於いて必須である。何故なら、STMを応用し
た記録再生に於いてはティップと対向する記録媒体間を
流れる電流を検出して記録再生とプローブ位置制御を行
っているからである。マルチプローブヘッドをICプロ
セス等の微細加工で作成する場合、プローブ先端の導電
性ティップは通常リフトオフ法やエッチング法で作成さ
れる。このときプロセスにより導電性ティップ先端に絶
縁性の汚染層(コンタミ層)が形成されてしまう事があ
った。このコンタミ層が導電性ティップ先端に形成され
てしまうと、 (1)プローブによって検出される電流信号のレベルが
ばらつき、信号の再生や制御が困難となる。 (2)ティップと対向する記録媒体間に電圧印加を行っ
て記録を行う場合には記録媒体でなく汚染層に電界が集
中し記録がうまく行われなくなる。 (3)絶縁性の汚染層が厚い場合、ティップと記録媒体
間に電流が全く流れず、記録再生、プローブ制御がほと
んどできなくなってしまう。 といった問題点が生じる。
プローブ先端のティップの特性を均一にしておく事は記
録再生に於いて必須である。何故なら、STMを応用し
た記録再生に於いてはティップと対向する記録媒体間を
流れる電流を検出して記録再生とプローブ位置制御を行
っているからである。マルチプローブヘッドをICプロ
セス等の微細加工で作成する場合、プローブ先端の導電
性ティップは通常リフトオフ法やエッチング法で作成さ
れる。このときプロセスにより導電性ティップ先端に絶
縁性の汚染層(コンタミ層)が形成されてしまう事があ
った。このコンタミ層が導電性ティップ先端に形成され
てしまうと、 (1)プローブによって検出される電流信号のレベルが
ばらつき、信号の再生や制御が困難となる。 (2)ティップと対向する記録媒体間に電圧印加を行っ
て記録を行う場合には記録媒体でなく汚染層に電界が集
中し記録がうまく行われなくなる。 (3)絶縁性の汚染層が厚い場合、ティップと記録媒体
間に電流が全く流れず、記録再生、プローブ制御がほと
んどできなくなってしまう。 といった問題点が生じる。
【0010】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、汚染層の有無
に関わらずに、各プローブの電流検出を安定して行うこ
とのできる記録再生装置を実現することを目的とする。
る問題点に鑑みてなされたものであって、汚染層の有無
に関わらずに、各プローブの電流検出を安定して行うこ
とのできる記録再生装置を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生装置
は、情報記録媒体に情報を記録し、該記録された情報を
再生する記録再生装置において、先端に導電性ティップ
を有する弾性体プローブを複数本有するマルチプローブ
ヘッドと、前記マルチプローブヘッドと対向配置された
記録媒体と、前記弾性体プローブと前記情報記録媒体と
の間に流れる電流を検出する信号検出回路と、前記弾性
体プローブ先端と前記情報記録媒体との接触状態を検出
するプローブ接触回路と、前記プローブ接触回路の出力
によりマルチプローブヘッドと前記情報記録媒体間の相
対移動を行うアクチュエータと、前記プローブ接触回路
の出力と前記信号検出回路の出力により弾性体プローブ
の先端に設けられたティップの先端の汚染層を検出し、
該汚染層が確認された弾性体プローブ先端のティップと
前記情報記録媒体間に電圧を発生させるプローブ再生回
路と、を少なくとも有することを特徴とする。
は、情報記録媒体に情報を記録し、該記録された情報を
再生する記録再生装置において、先端に導電性ティップ
を有する弾性体プローブを複数本有するマルチプローブ
ヘッドと、前記マルチプローブヘッドと対向配置された
記録媒体と、前記弾性体プローブと前記情報記録媒体と
の間に流れる電流を検出する信号検出回路と、前記弾性
体プローブ先端と前記情報記録媒体との接触状態を検出
するプローブ接触回路と、前記プローブ接触回路の出力
によりマルチプローブヘッドと前記情報記録媒体間の相
対移動を行うアクチュエータと、前記プローブ接触回路
の出力と前記信号検出回路の出力により弾性体プローブ
の先端に設けられたティップの先端の汚染層を検出し、
該汚染層が確認された弾性体プローブ先端のティップと
前記情報記録媒体間に電圧を発生させるプローブ再生回
路と、を少なくとも有することを特徴とする。
【0012】この場合、弾性体プローブが圧電体と電極
を積層した圧電バイモルフ構造体または圧電ユニモルフ
構造体とし、プローブ接触回路をプローブのアドミタン
ス変化から接触を検出するものとして構成してもよい。
を積層した圧電バイモルフ構造体または圧電ユニモルフ
構造体とし、プローブ接触回路をプローブのアドミタン
ス変化から接触を検出するものとして構成してもよい。
【0013】本発明のマルチプローブヘッドは、上記の
ような記録再生装置に用いられるマルチプローブヘッド
において、プローブ電流信号の信号検出回路と、弾性体
プローブ先端と対向する記録媒体の接触を検出するプロ
ーブ接触回路とを各プローブ毎にマルチプローブヘッド
上に構成したことを特徴とする。
ような記録再生装置に用いられるマルチプローブヘッド
において、プローブ電流信号の信号検出回路と、弾性体
プローブ先端と対向する記録媒体の接触を検出するプロ
ーブ接触回路とを各プローブ毎にマルチプローブヘッド
上に構成したことを特徴とする。
【0014】この場合、弾性体プローブが圧電体と電極
を積層した圧電バイモルフ構造体または圧電ユニモルフ
構造体とし、プローブ接触回路をプローブのアドミタン
ス変化の検出回路として構成してもよい。
を積層した圧電バイモルフ構造体または圧電ユニモルフ
構造体とし、プローブ接触回路をプローブのアドミタン
ス変化の検出回路として構成してもよい。
【0015】上記のいずれのマルチプローブヘッドにお
いても、アドミタンス変化を検出する回路を発振器、電
流検出抵抗、検出抵抗を流れる電流検出回路により構成
してもよい。
いても、アドミタンス変化を検出する回路を発振器、電
流検出抵抗、検出抵抗を流れる電流検出回路により構成
してもよい。
【0016】
【作用】上記のように構成される本発明の記録再生装置
においては、ティップ先端に汚染層が形成されている場
合には、プローブ再生回路によって、該ティップと情報
記録媒体との間に電圧が発生される。これにより、汚染
層は該印加電圧により電界蒸発され、その後は良好な記
録、再生を行うことが可能となる。
においては、ティップ先端に汚染層が形成されている場
合には、プローブ再生回路によって、該ティップと情報
記録媒体との間に電圧が発生される。これにより、汚染
層は該印加電圧により電界蒸発され、その後は良好な記
録、再生を行うことが可能となる。
【0017】
[実施例1]次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0018】図1は本発明によるマルチプローブを有す
る記録再生装置の構成を示す図である。
る記録再生装置の構成を示す図である。
【0019】本実施例に示す記録再生装置は、記録媒体
と、これに対向して設けられたプローブの間にバイアス
電圧を印加した際に流れるトンネル電流を検出する複数
本のプローブを用いたものである。
と、これに対向して設けられたプローブの間にバイアス
電圧を印加した際に流れるトンネル電流を検出する複数
本のプローブを用いたものである。
【0020】図1に従い記録再生装置の構成について説
明する。図中、102は記録媒体であり、これに接近し
てマルチプローブヘッド101が対向して設けられてい
る。マルチプローブヘツド101には複数(n)本のプ
ローブ100が形成されており、XY方向の駆動機構で
あるXYアクチュエータ103を介して構造体104に
取り付けられている。
明する。図中、102は記録媒体であり、これに接近し
てマルチプローブヘッド101が対向して設けられてい
る。マルチプローブヘツド101には複数(n)本のプ
ローブ100が形成されており、XY方向の駆動機構で
あるXYアクチュエータ103を介して構造体104に
取り付けられている。
【0021】一方、記録媒体102は、基台106に載
置され、その上面にはトラッキングパターン(凹凹状の
トラックもしくは表面電子状態の異なるパターン)10
5が刻まれている。基台106はこれを上下方向及び
α、β方向に回動させるZアクチュエータ107を介し
て、構造体104に取り付けられている。マルチプロー
ブヘッド101は4×4のマトリックス状にプローブを
並ベたSi製マルチプローブヘッドである。101のマ
ルチプローブヘッドは図2に示すように16ヶのプロー
ブ100を集積化した構造である。
置され、その上面にはトラッキングパターン(凹凹状の
トラックもしくは表面電子状態の異なるパターン)10
5が刻まれている。基台106はこれを上下方向及び
α、β方向に回動させるZアクチュエータ107を介し
て、構造体104に取り付けられている。マルチプロー
ブヘッド101は4×4のマトリックス状にプローブを
並ベたSi製マルチプローブヘッドである。101のマ
ルチプローブヘッドは図2に示すように16ヶのプロー
ブ100を集積化した構造である。
【0022】各プローブはZnO、AlN等の圧電体薄
膜、金属膜の薄膜を積層したカンチレバー型アクチュエ
ータであり、逆圧電効果により電圧印加でZ方向に変位
する。(カンチレバー型アクチュエータの詳細と作成法
は後述する)またカンチレバーの一端には先鋭な導電性
のティップが形成され、対向する記録媒体間の電流を検
出する。
膜、金属膜の薄膜を積層したカンチレバー型アクチュエ
ータであり、逆圧電効果により電圧印加でZ方向に変位
する。(カンチレバー型アクチュエータの詳細と作成法
は後述する)またカンチレバーの一端には先鋭な導電性
のティップが形成され、対向する記録媒体間の電流を検
出する。
【0023】図2は、4×4のマトリックス状にプロー
ブを並ベたSi製マルチプローブヘッドである。16ヶ
のプローブ100はZnO、AlN等の圧電体簿膜、金
ー膜の薄膜を積層したカンチレバータイプのアクチュエ
ータであり、逆圧電効果により電圧印加でZ方向に変位
する。またカンチレバーの一端には先鋭な導電性のテイ
ツプ301が形成され、対向する記録媒体間のトンネル
電流を検出する。プローブ100は、上述した作製工程
により、X方向1mm、Y方向200μmのピッチで形
成されている。
ブを並ベたSi製マルチプローブヘッドである。16ヶ
のプローブ100はZnO、AlN等の圧電体簿膜、金
ー膜の薄膜を積層したカンチレバータイプのアクチュエ
ータであり、逆圧電効果により電圧印加でZ方向に変位
する。またカンチレバーの一端には先鋭な導電性のテイ
ツプ301が形成され、対向する記録媒体間のトンネル
電流を検出する。プローブ100は、上述した作製工程
により、X方向1mm、Y方向200μmのピッチで形
成されている。
【0024】マルチプローブヘッドの作成について図3
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0025】図3(a)は、図2のマルチプローブヘッ
ドの内、一本のプローブ構造であり、図3(b)は、図
3(a)中A−Bの断面図である。図中401はSi基
板、402、408はSiNx層、403、405、4
07は駆動用電極、404、406は圧電体薄膜、40
9はブロープ先端の導電性ティップ、410はティップ
用電極である。このカンチレバーはバイモルフ構造を有
し、逆圧電効果により電圧印加で変位する。以下にその
作製行程を記す。
ドの内、一本のプローブ構造であり、図3(b)は、図
3(a)中A−Bの断面図である。図中401はSi基
板、402、408はSiNx層、403、405、4
07は駆動用電極、404、406は圧電体薄膜、40
9はブロープ先端の導電性ティップ、410はティップ
用電極である。このカンチレバーはバイモルフ構造を有
し、逆圧電効果により電圧印加で変位する。以下にその
作製行程を記す。
【0026】まず、Si(100)基板(厚さ0.5μ
m)上に、CVD法によりSi3N4膜を0.15μmの
厚さに成膜した。使用した原料ガスはSiH2Cl2:N
H3(1:9)であり、基板温度は800℃であった。
次に、フォトリソグラフィーおよびCF4ドライエッチ
ングにより、Si3N4を所望の形状にパターニングし
た。続いてCrを0.01μm、Auを0.09μm成
膜させ、フォトリソグラフィー法およびウェットエッチ
ング法によりパターニングした。続いてスパッタ法で圧
電体薄膜AlNを0.3μm成膜させた。ターゲットは
Alを用い、Ar+N2雰囲気でスパッタした。さらに
フォトリソグラフィーとAl用エッチング液によるウェ
ットエッチングでパターニングした。その後、上記工程
を繰り返し、結局Si基板−Au/Cr−AlN−Au
/Cr−AlN−Au/Crのバイモルフ構造を形成し
た。
m)上に、CVD法によりSi3N4膜を0.15μmの
厚さに成膜した。使用した原料ガスはSiH2Cl2:N
H3(1:9)であり、基板温度は800℃であった。
次に、フォトリソグラフィーおよびCF4ドライエッチ
ングにより、Si3N4を所望の形状にパターニングし
た。続いてCrを0.01μm、Auを0.09μm成
膜させ、フォトリソグラフィー法およびウェットエッチ
ング法によりパターニングした。続いてスパッタ法で圧
電体薄膜AlNを0.3μm成膜させた。ターゲットは
Alを用い、Ar+N2雰囲気でスパッタした。さらに
フォトリソグラフィーとAl用エッチング液によるウェ
ットエッチングでパターニングした。その後、上記工程
を繰り返し、結局Si基板−Au/Cr−AlN−Au
/Cr−AlN−Au/Crのバイモルフ構造を形成し
た。
【0027】さらに保護層としてアモルファスSiNを
0.15μmCVD法により成膜させた。その後、タン
グステン(W)ティップを蒸着法で作製した後、KOH
によるSiの異方性エッチングを用いて、Si3N4がつ
いていない部分を除去し、カンチレバーを作製した。最
後にWティップをPtコーティングした。一本のカンチ
レバーの寸法は、長さ500μm×幅50μmで、Z方
向の固有振動数は2.3kHz、1V印加時のバイモル
フの平均変位量は1.5μmであった。
0.15μmCVD法により成膜させた。その後、タン
グステン(W)ティップを蒸着法で作製した後、KOH
によるSiの異方性エッチングを用いて、Si3N4がつ
いていない部分を除去し、カンチレバーを作製した。最
後にWティップをPtコーティングした。一本のカンチ
レバーの寸法は、長さ500μm×幅50μmで、Z方
向の固有振動数は2.3kHz、1V印加時のバイモル
フの平均変位量は1.5μmであった。
【0028】このカンチレバー型プローブを4×4ケ、
計16個マトリックス状に作製し、さらにSiウェハ上
の各カンチレバー型プローブ近傍にICプロセスを用い
てトンネル電流検出アンプを構成し、マルチプローブヘ
ッド101とした。
計16個マトリックス状に作製し、さらにSiウェハ上
の各カンチレバー型プローブ近傍にICプロセスを用い
てトンネル電流検出アンプを構成し、マルチプローブヘ
ッド101とした。
【0029】次に、マルチプローブヘッド101に対向
した記録媒体102の構成について説明する。
した記録媒体102の構成について説明する。
【0030】記録媒体102に半導体プロセス等の微細
加工により短冊状のトラッキングバターンが刻まれてい
る。記録媒体102の基板電極上にはX方向に2μmピ
ッチで幅200nm、深さ30nmの凹溝がY方向に長
さ50μmに渡って刻まれている。記録媒体102とし
ては、電圧電流のスイッチング特性に対し、メモリ効果
をもつ材料を用いた。基板電極としてガラスや雲母など
の平担な基板上の金のエビタキシャル成長面を用いる。
この上にトラッキング用凹溝を形成し、この上に記録媒
体としてスクアリウムーピスー6−オクチルアズレン
(以下SOAZと略す)を用い、ラングミュア・ブロジ
ェット法により、単分子膜2層の累積膜をこの基板電極
上に形成し記録媒体102とした。
加工により短冊状のトラッキングバターンが刻まれてい
る。記録媒体102の基板電極上にはX方向に2μmピ
ッチで幅200nm、深さ30nmの凹溝がY方向に長
さ50μmに渡って刻まれている。記録媒体102とし
ては、電圧電流のスイッチング特性に対し、メモリ効果
をもつ材料を用いた。基板電極としてガラスや雲母など
の平担な基板上の金のエビタキシャル成長面を用いる。
この上にトラッキング用凹溝を形成し、この上に記録媒
体としてスクアリウムーピスー6−オクチルアズレン
(以下SOAZと略す)を用い、ラングミュア・ブロジ
ェット法により、単分子膜2層の累積膜をこの基板電極
上に形成し記録媒体102とした。
【0031】再び図1にもどり本実施例の記録再生の概
略について説明する。
略について説明する。
【0032】記録再生の際、マルチプローブヘッド10
1の各プローブは、対向する記録媒体とトンネル電流が
流れる程度まで近づけられる。このとき、各プローブか
らのトンネル電流信号121はプローブヘッド制御回路
111を介して距離制御回路108に入り、距離制御回
路108は各プローブと対向する記録媒体間の距離を一
定とするZ方向駆動信号109を出力する。
1の各プローブは、対向する記録媒体とトンネル電流が
流れる程度まで近づけられる。このとき、各プローブか
らのトンネル電流信号121はプローブヘッド制御回路
111を介して距離制御回路108に入り、距離制御回
路108は各プローブと対向する記録媒体間の距離を一
定とするZ方向駆動信号109を出力する。
【0033】各プローブをZ方向に独立に駆動するため
のZ方向駆動信号109は、カンチレバー駆動回路11
0を経て各圧電体カンチレバーの電極に印加される。さ
らにZ方向駆動信号109を基に、傾き補正回路112
はマルチプローブヘッド101と記録媒体102間の傾
きを補正する。また、走査回路115は記録再生時にX
Y走査信号116によりプローブヘッド101を記録媒
体102に対してXY方向に走査する。このとき、各プ
ローブ100が検出するトンネル電流変化からトラッキ
ングパターンのエッジ位置をトラッキング制御回路11
7で検出し、トラッキングパターン105とマルチプロ
ーブヘッド101との位置ずれをXYアクチュエータ1
03で補正する。この状態で各プローブと記録媒体10
2間のトンネル電流を変調し、記録媒体102上に記録
ビットを形成する。
のZ方向駆動信号109は、カンチレバー駆動回路11
0を経て各圧電体カンチレバーの電極に印加される。さ
らにZ方向駆動信号109を基に、傾き補正回路112
はマルチプローブヘッド101と記録媒体102間の傾
きを補正する。また、走査回路115は記録再生時にX
Y走査信号116によりプローブヘッド101を記録媒
体102に対してXY方向に走査する。このとき、各プ
ローブ100が検出するトンネル電流変化からトラッキ
ングパターンのエッジ位置をトラッキング制御回路11
7で検出し、トラッキングパターン105とマルチプロ
ーブヘッド101との位置ずれをXYアクチュエータ1
03で補正する。この状態で各プローブと記録媒体10
2間のトンネル電流を変調し、記録媒体102上に記録
ビットを形成する。
【0034】113、114は本発明の特徴であるプロ
ーブ接触検出回路、電圧印加回路である。
ーブ接触検出回路、電圧印加回路である。
【0035】図4はプローブ接触検出回路113の構成
を示す図である。図4を用いて本記録再生装置における
プローブ接触検出回路113の詳細を説明する。
を示す図である。図4を用いて本記録再生装置における
プローブ接触検出回路113の詳細を説明する。
【0036】プローブ接触検出回路全体のシーケンスは
プローブヘッド制御回路111からのタイミングにより
制御されている。図4において201は第1の選択回路
である。選択回路201は各プローブをZ方向に駆動す
る駆動電極に接続されている。前述のように各プローブ
はカンチレバータイプの圧電体アクチュエータであり、
このプローブの駆動電極に電圧を印加することでアクチ
ュエータはZ方向に変位する。選択回路201は上述し
たようにこの駆動電極に接続されており、プローブの中
から一本のプローブが順次選択される。選択されたプロ
ーブの駆動電極はアドミタンス検出回路202に接続さ
れている。
プローブヘッド制御回路111からのタイミングにより
制御されている。図4において201は第1の選択回路
である。選択回路201は各プローブをZ方向に駆動す
る駆動電極に接続されている。前述のように各プローブ
はカンチレバータイプの圧電体アクチュエータであり、
このプローブの駆動電極に電圧を印加することでアクチ
ュエータはZ方向に変位する。選択回路201は上述し
たようにこの駆動電極に接続されており、プローブの中
から一本のプローブが順次選択される。選択されたプロ
ーブの駆動電極はアドミタンス検出回路202に接続さ
れている。
【0037】アドミタンス検出回路202は選択された
プローブの駆動電極間のアドミタンスを測定するもの
で、アドミタンス測定のためアドミタンス検出回路20
2は交流のスィープ信号203を発生し、選択したプロ
ーブのZ方向駆動電極に信号を印加する。スィープ信号
203の交流電圧の周波数はカンチレバーの固有振動数
と同じに選ぶ。カンチレバー先端部がフリー状態におい
てカンチレバーのZ方向の一次の固有振動数frは fr=0.162×(E/ρ)1/2×t/L2 ここで、 Eはカンチレバーのヤング率 ρはカンチレバーの密度 tはカンチレバーの膜厚 Lはカンチレバーの長さ となる。
プローブの駆動電極間のアドミタンスを測定するもの
で、アドミタンス測定のためアドミタンス検出回路20
2は交流のスィープ信号203を発生し、選択したプロ
ーブのZ方向駆動電極に信号を印加する。スィープ信号
203の交流電圧の周波数はカンチレバーの固有振動数
と同じに選ぶ。カンチレバー先端部がフリー状態におい
てカンチレバーのZ方向の一次の固有振動数frは fr=0.162×(E/ρ)1/2×t/L2 ここで、 Eはカンチレバーのヤング率 ρはカンチレバーの密度 tはカンチレバーの膜厚 Lはカンチレバーの長さ となる。
【0038】通常この値は数kHzから数十kHzの値
となる。スィープ信号203の周波数がこの固有振動数
にほぼ一致した場合、Z方向の屈曲運動のエネルギーは
最小となって、カンチレバー先端の変位は最大となり、
カンチレバーの駆動電極間のアドミタンスは最大になっ
て極大点となって観測される(図5A参照)。
となる。スィープ信号203の周波数がこの固有振動数
にほぼ一致した場合、Z方向の屈曲運動のエネルギーは
最小となって、カンチレバー先端の変位は最大となり、
カンチレバーの駆動電極間のアドミタンスは最大になっ
て極大点となって観測される(図5A参照)。
【0039】このときカンチレバーのティップ先端が接
触し、言わば、片持ち梁から両持ち梁に変化すると固有
振動数は高い側にシフトする。このとき、周波数frに
おいてアドミタンスは減少する(図5B参照)。そこ
で、周波数frで駆動を行ってアドミタンス変化を検出
することによりカンチレバー先端の記録媒体との接触を
検出できる。選択回路201で順次プローブを選択し、
各プローブのアドミタンスを測定し、プローブ番号に対
応させて測定した各プローブのアドミタンスをメモリ2
04にストアする。
触し、言わば、片持ち梁から両持ち梁に変化すると固有
振動数は高い側にシフトする。このとき、周波数frに
おいてアドミタンスは減少する(図5B参照)。そこ
で、周波数frで駆動を行ってアドミタンス変化を検出
することによりカンチレバー先端の記録媒体との接触を
検出できる。選択回路201で順次プローブを選択し、
各プローブのアドミタンスを測定し、プローブ番号に対
応させて測定した各プローブのアドミタンスをメモリ2
04にストアする。
【0040】傾き補正回路205は接触したプローブ番
号を基にマルチプローブヘッド101と記録媒体102
間の傾きを補正する。具体的にはZアクチュエータをZ
方向に並進させながらアドミタンス検出回路202はプ
ローブの接触を検出し、接触したプローブ番号からマル
チプローブヘッドをα回転、β回転する位置制御信号
(206、207)を発生する。例えば図2に示したマ
ルチプローブヘッド101でプローブ10013、100
14、10023、10024のプローブの一本が真っ先に接
触した場合、α回転’−’、β回転’+’方向にマルチ
プローブヘッドを回転する。このとき、プローブ先端の
ティップを支持する部材として記録媒体表面の弾性定数
より小さい弾性定数を有する弾性体カンチレバー(弾性
定数<0.1N/m程度)を用いることにより全プロー
ブを一括で記録媒体に接近の際、弾性体カンチレバーの
変形により両者の間に働く力を一定レベル以下にでき、
接触の際、記録媒体表面やティップ電極の損傷を防いで
いる。
号を基にマルチプローブヘッド101と記録媒体102
間の傾きを補正する。具体的にはZアクチュエータをZ
方向に並進させながらアドミタンス検出回路202はプ
ローブの接触を検出し、接触したプローブ番号からマル
チプローブヘッドをα回転、β回転する位置制御信号
(206、207)を発生する。例えば図2に示したマ
ルチプローブヘッド101でプローブ10013、100
14、10023、10024のプローブの一本が真っ先に接
触した場合、α回転’−’、β回転’+’方向にマルチ
プローブヘッドを回転する。このとき、プローブ先端の
ティップを支持する部材として記録媒体表面の弾性定数
より小さい弾性定数を有する弾性体カンチレバー(弾性
定数<0.1N/m程度)を用いることにより全プロー
ブを一括で記録媒体に接近の際、弾性体カンチレバーの
変形により両者の間に働く力を一定レベル以下にでき、
接触の際、記録媒体表面やティップ電極の損傷を防いで
いる。
【0041】この様な回転補正を繰り返して全てのプロ
ーブを記録媒体に接触させるようにα回転、β回転信号
を制御する。この後プローブ接触検出回路113は接触
状態のティップと記録媒体間に電圧を印加し、このとき
流れる接触電流を検出する。このためプローブ接触検出
回路113の選択回路208は順次各プローブ先端のテ
ィップ電極を選択し、各プローブと記録媒体間を流れる
接触電流を電流検出回路209で検出し、メモリ210
に順次ストアしていく。
ーブを記録媒体に接触させるようにα回転、β回転信号
を制御する。この後プローブ接触検出回路113は接触
状態のティップと記録媒体間に電圧を印加し、このとき
流れる接触電流を検出する。このためプローブ接触検出
回路113の選択回路208は順次各プローブ先端のテ
ィップ電極を選択し、各プローブと記録媒体間を流れる
接触電流を電流検出回路209で検出し、メモリ210
に順次ストアしていく。
【0042】プローブ再生回路211はメモリ210の
内容からティップ先端に汚染層があり、接触時に接触電
流の検出されないプローブを選択し、このプローブと記
録媒体間に電圧を印加するための電圧変調信号212を
発生する。電圧変調信号212は電圧印加回路114を
経て、選択されたプローブ先端のティップと記録媒体間
に電圧を発生させ、電界蒸発により汚染層を取り除く。
導電性ティップと記録媒体間が汚染層を介して接触した
状態で両者間に電圧を印加する事で汚染層に強大な電界
がかかり、汚染層は除去される。汚染層が除去できたか
どうかは接触電流をモニタして行った。
内容からティップ先端に汚染層があり、接触時に接触電
流の検出されないプローブを選択し、このプローブと記
録媒体間に電圧を印加するための電圧変調信号212を
発生する。電圧変調信号212は電圧印加回路114を
経て、選択されたプローブ先端のティップと記録媒体間
に電圧を発生させ、電界蒸発により汚染層を取り除く。
導電性ティップと記録媒体間が汚染層を介して接触した
状態で両者間に電圧を印加する事で汚染層に強大な電界
がかかり、汚染層は除去される。汚染層が除去できたか
どうかは接触電流をモニタして行った。
【0043】この様子を図6の概念図で説明する。
【0044】図6(A)はマルチプローブヘッド101
を接近させ、プローブの内、一本のティップ先端が記録
媒体に接触した様子を示している。この状態から傾き補
正回路205はマルチプローブヘッドをα回転またはβ
回転を行わせて全てのプローブのティップ先端が接触す
るように制御を行う。図6(B)は全てのプローブのテ
ィップ先端が記録媒体と接触した状態を表している。こ
の状態でプローブ再生回路211は各プローブと記録媒
体間を流れる接触電流を検出する。図示するようにプロ
ーブ番号m+1のプローブから電流が検出されなかった
場合、プローブ再生回路211はプローブ番号m+1を
選択し、このプローブ先端のティップと媒体間に電圧を
印加し汚染層を取り除く。図6(C)は、全てのプロー
ブのティップ先端の汚染層が除去され、電流が流れるよ
うになった状態を示している。
を接近させ、プローブの内、一本のティップ先端が記録
媒体に接触した様子を示している。この状態から傾き補
正回路205はマルチプローブヘッドをα回転またはβ
回転を行わせて全てのプローブのティップ先端が接触す
るように制御を行う。図6(B)は全てのプローブのテ
ィップ先端が記録媒体と接触した状態を表している。こ
の状態でプローブ再生回路211は各プローブと記録媒
体間を流れる接触電流を検出する。図示するようにプロ
ーブ番号m+1のプローブから電流が検出されなかった
場合、プローブ再生回路211はプローブ番号m+1を
選択し、このプローブ先端のティップと媒体間に電圧を
印加し汚染層を取り除く。図6(C)は、全てのプロー
ブのティップ先端の汚染層が除去され、電流が流れるよ
うになった状態を示している。
【0045】記録再生は次のように行った。図1で切り
替え回路118をプローブ接触検出回路113側に切り
替える。この状態でプローブ接触回路113は2.3k
Hzのスィープ信号203を発生し、先のシーケンスに
従ってマルチプローブヘッドと記録媒体102間の傾き
補正とティップの再生を行った。各プローブ電極と記録
媒体102間に1Vの電圧を印加時に、全てのプローブ
から1μAの接触電流が検出できるように、汚染層の確
認されたプローブのティップ先端に接触電流のレベルに
応じて最大10Vの電圧を印加した。この後、マルチプ
ローブヘッドを媒体から少し離して切り替え回路118
をカンチレバー駆動回路110側に切り替えた。この状
態で各プローブ100と記録媒体102の間に、バイア
ス電圧を印加し、トンネル電流が流れる程度まで近づ
け、さらに、記録媒体102の所望の位置まで各プロー
ブ100を移動する。
替え回路118をプローブ接触検出回路113側に切り
替える。この状態でプローブ接触回路113は2.3k
Hzのスィープ信号203を発生し、先のシーケンスに
従ってマルチプローブヘッドと記録媒体102間の傾き
補正とティップの再生を行った。各プローブ電極と記録
媒体102間に1Vの電圧を印加時に、全てのプローブ
から1μAの接触電流が検出できるように、汚染層の確
認されたプローブのティップ先端に接触電流のレベルに
応じて最大10Vの電圧を印加した。この後、マルチプ
ローブヘッドを媒体から少し離して切り替え回路118
をカンチレバー駆動回路110側に切り替えた。この状
態で各プローブ100と記録媒体102の間に、バイア
ス電圧を印加し、トンネル電流が流れる程度まで近づ
け、さらに、記録媒体102の所望の位置まで各プロー
ブ100を移動する。
【0046】続いて、バイアス電圧を変調し、電気メモ
リ効果が生じるしきい値電圧をこえる電圧を各プローブ
100と記録媒体102の間に印加して記録を行った。
各プローブ100と記録媒体102の間にバイアス電圧
0.1Vを印加し、一定のトンネル電流(1nA)が流
れる程度まで近づけた。各プローブを距離制御回路10
8によってZ方向に独立に駆動し、1nAの電流が流れ
るようにフィードバック制御を行った。さらにプローブ
接触検出回路113からα回転信号、β回転信号に加
え、各プローブのZ駆動信号109を元に、傾き補正回
路112はマルチプローブヘッド101と記録媒体間の
傾きを補正するα回転信号、β回転信号を発生し、これ
を加算器で加えてZアクチュエータ107に印加した。
この状態でプローブを記録媒体102の所望の位置まで
移動させた後に、バイアス電圧を変調し、6Vのパルス
電圧をプローブ100と記録媒体102の間に印加した
ところ、瞬間的に約0.1μAの電流が流れる大きさ1
0nmφのビットが形成(記録)された。このようなパ
ルス電圧の印加後、走査を行ったところ、その状態を保
持した(再生)。
リ効果が生じるしきい値電圧をこえる電圧を各プローブ
100と記録媒体102の間に印加して記録を行った。
各プローブ100と記録媒体102の間にバイアス電圧
0.1Vを印加し、一定のトンネル電流(1nA)が流
れる程度まで近づけた。各プローブを距離制御回路10
8によってZ方向に独立に駆動し、1nAの電流が流れ
るようにフィードバック制御を行った。さらにプローブ
接触検出回路113からα回転信号、β回転信号に加
え、各プローブのZ駆動信号109を元に、傾き補正回
路112はマルチプローブヘッド101と記録媒体間の
傾きを補正するα回転信号、β回転信号を発生し、これ
を加算器で加えてZアクチュエータ107に印加した。
この状態でプローブを記録媒体102の所望の位置まで
移動させた後に、バイアス電圧を変調し、6Vのパルス
電圧をプローブ100と記録媒体102の間に印加した
ところ、瞬間的に約0.1μAの電流が流れる大きさ1
0nmφのビットが形成(記録)された。このようなパ
ルス電圧の印加後、走査を行ったところ、その状態を保
持した(再生)。
【0047】そこでこの低抵抗状態にあるビットを”
1”に対応づけ、高抵抗状態の”0”と区別する。そし
て記録データに符号器119で”0”、”1”の2値デ
ータヘのコード化を行い、復号器120で2値化デ‐タ
の情報再生を行って、2値化記録再生を行った。なお記
録媒体102は、局所的電圧、電界、電流の印加により
局所的な形状変化を生ずるものを用いても良い。例え
ば、特開平1−312753号公報に述ベられているよ
うな金属または金属化合物の薄膜、具体的にはAu、A
l、更に文献Appl. Phys. Lett.51.,244(1987)[Stanfer
等]に示されているRh−Zr合金、Te−Ti合金材
料やアモルファスSi等の半導体薄膜等を用いる事がで
きる。このときのティップ電極材料としてW,Pt等が
使用される。また文献Appl. Phys. Lett.55.,1727(198
9)[Albrecht等]に示されるようにグラファイト表面の電
圧パルス印加によるエッチング法を用いても良い。
1”に対応づけ、高抵抗状態の”0”と区別する。そし
て記録データに符号器119で”0”、”1”の2値デ
ータヘのコード化を行い、復号器120で2値化デ‐タ
の情報再生を行って、2値化記録再生を行った。なお記
録媒体102は、局所的電圧、電界、電流の印加により
局所的な形状変化を生ずるものを用いても良い。例え
ば、特開平1−312753号公報に述ベられているよ
うな金属または金属化合物の薄膜、具体的にはAu、A
l、更に文献Appl. Phys. Lett.51.,244(1987)[Stanfer
等]に示されているRh−Zr合金、Te−Ti合金材
料やアモルファスSi等の半導体薄膜等を用いる事がで
きる。このときのティップ電極材料としてW,Pt等が
使用される。また文献Appl. Phys. Lett.55.,1727(198
9)[Albrecht等]に示されるようにグラファイト表面の電
圧パルス印加によるエッチング法を用いても良い。
【0048】更に、本実施例では圧電対プローブの駆動
電極間のアドミタンス変化を検出し接触の判断を行った
が、プローブを固有振動数で駆動し、接触による固有振
動数のシフトを検出して接触検出を行ってもよい。
電極間のアドミタンス変化を検出し接触の判断を行った
が、プローブを固有振動数で駆動し、接触による固有振
動数のシフトを検出して接触検出を行ってもよい。
【0049】また、ディスク上の媒体上にアレイ(列)
状のマルチプローブヘッドを対向させるようにしてもよ
い。
状のマルチプローブヘッドを対向させるようにしてもよ
い。
【0050】[実施例2]以下、図7、8を用いて本発
明の第二の実施例を説明する。
明の第二の実施例を説明する。
【0051】本実施例では実施例1で用いたマルチプロ
ーブヘッドを改良し、圧電体カンチレバープローブ近傍
のチップ上にプローブ接触検出のために圧電体プローブ
の駆動電極間のアドミタンス検出回路を集積化したマル
チプローブヘッドを用いた記録再生装置である。
ーブヘッドを改良し、圧電体カンチレバープローブ近傍
のチップ上にプローブ接触検出のために圧電体プローブ
の駆動電極間のアドミタンス検出回路を集積化したマル
チプローブヘッドを用いた記録再生装置である。
【0052】図7に示したのは、本実施例で用いたマル
チプローブヘッドの圧電体プローブ及びプローブ駆動回
路部を示す模式図である。マルチプローブヘッドに、弾
性体からなる複数の圧電体カンチレバーのプローブ1、
2・・・・・が形成され、かつ各々のカンチレバー先端
には導電性のティップが形成されている。実際のマルチ
プローブヘッドは図2に示したように4×4のマトリッ
クス状にプローブを並ベたSi製マルチプローブヘッド
である。
チプローブヘッドの圧電体プローブ及びプローブ駆動回
路部を示す模式図である。マルチプローブヘッドに、弾
性体からなる複数の圧電体カンチレバーのプローブ1、
2・・・・・が形成され、かつ各々のカンチレバー先端
には導電性のティップが形成されている。実際のマルチ
プローブヘッドは図2に示したように4×4のマトリッ
クス状にプローブを並ベたSi製マルチプローブヘッド
である。
【0053】各プローブはZnO、AlN等の圧電体簿
膜、金属膜の薄膜を積層したカンチレバー型アクチュエ
ータであり、逆圧電効果により電圧印加でZ方向に変位
する。またカンチレバーの一端には先鋭な導電性のティ
ツプが形成され、対向する記録媒体間のトンネル電流を
検出する。圧電体プローブの作成は実施例1と同様のプ
ロセスで行われる。一本のカンチレバーの寸法は、長さ
500μm×幅50μmでZ方向の固有振動数は2.3
kHz、1V印加時のバイモルフの平均変位量は1.5
μmであった。このとき、圧電体カンチレバー作成の前
にSiウエハ上にトンネル電流検出アンプと圧電体プロ
ーブのアドミタンス信号検出回路をIC化し、マルチプ
ローブヘッド801とした。
膜、金属膜の薄膜を積層したカンチレバー型アクチュエ
ータであり、逆圧電効果により電圧印加でZ方向に変位
する。またカンチレバーの一端には先鋭な導電性のティ
ツプが形成され、対向する記録媒体間のトンネル電流を
検出する。圧電体プローブの作成は実施例1と同様のプ
ロセスで行われる。一本のカンチレバーの寸法は、長さ
500μm×幅50μmでZ方向の固有振動数は2.3
kHz、1V印加時のバイモルフの平均変位量は1.5
μmであった。このとき、圧電体カンチレバー作成の前
にSiウエハ上にトンネル電流検出アンプと圧電体プロ
ーブのアドミタンス信号検出回路をIC化し、マルチプ
ローブヘッド801とした。
【0054】図7を参照して各プローブ近傍にIC化し
た信号処理回路について説明する。各プローブ先端の導
電性ティップからの信号線は図示せぬ電流検出アンプを
通って、選択回路706に接続されている。これにより
マルチプローブヘッドから各プローブからの電流信号は
マルチプレクスされて電流信号709として取り出され
る。一方、圧電体カンチレバーをZ方向に駆動する電極
間には切り替えSW701が設けられている。切り替え
SW701は切り替え信号713により制御され、カン
チレバー駆動電極に選択回路707からの駆動信号もし
くは発振器703及び電流検出抵抗702で構成される
アドミタンス信号検出回路からの出力を印加する。即
ち、切り替え信号713が”L”のとき、カンチレバー
駆動電極に選択回路707の出力が印加される。このと
き+DRV信号710、−DBV信号711によるZ駆
動信号によってカンチレバーはバイモルフ駆動されて、
Z方向に変位する。切り替え信号713が”H”のと
き、各カンチレバーはそれぞれのプローブ近傍のアドミ
タンス信号検出回路によって駆動される。アドミタンス
信号検出回路は発振器703と電流検出抵抗702とカ
ンチレバー駆動電極からなる閉回路である。発振器の発
振周波数はカンチレバーの固有振動数で、2.3kHz
である。このとき閉回路を流れる電流はカンチレバー駆
動電極間のアドミタンスを反映している。そこで電流検
出抵抗702の両端の電圧を電流検出回路704で検出
し、アドミタンス検出回路705で平滑化した。
た信号処理回路について説明する。各プローブ先端の導
電性ティップからの信号線は図示せぬ電流検出アンプを
通って、選択回路706に接続されている。これにより
マルチプローブヘッドから各プローブからの電流信号は
マルチプレクスされて電流信号709として取り出され
る。一方、圧電体カンチレバーをZ方向に駆動する電極
間には切り替えSW701が設けられている。切り替え
SW701は切り替え信号713により制御され、カン
チレバー駆動電極に選択回路707からの駆動信号もし
くは発振器703及び電流検出抵抗702で構成される
アドミタンス信号検出回路からの出力を印加する。即
ち、切り替え信号713が”L”のとき、カンチレバー
駆動電極に選択回路707の出力が印加される。このと
き+DRV信号710、−DBV信号711によるZ駆
動信号によってカンチレバーはバイモルフ駆動されて、
Z方向に変位する。切り替え信号713が”H”のと
き、各カンチレバーはそれぞれのプローブ近傍のアドミ
タンス信号検出回路によって駆動される。アドミタンス
信号検出回路は発振器703と電流検出抵抗702とカ
ンチレバー駆動電極からなる閉回路である。発振器の発
振周波数はカンチレバーの固有振動数で、2.3kHz
である。このとき閉回路を流れる電流はカンチレバー駆
動電極間のアドミタンスを反映している。そこで電流検
出抵抗702の両端の電圧を電流検出回路704で検出
し、アドミタンス検出回路705で平滑化した。
【0055】このようにして各プローブ電極間のアドミ
タンスに比例した信号Yl、Y2・・・・を選択回路7
08でアドミタンス信号712としてマルチプレクスに
よりマルチプローブヘッドから取り出した。
タンスに比例した信号Yl、Y2・・・・を選択回路7
08でアドミタンス信号712としてマルチプレクスに
よりマルチプローブヘッドから取り出した。
【0056】図8に本実施例によるマルチプローブヘッ
ドを有する記録再生装置の構成図を示す。
ドを有する記録再生装置の構成図を示す。
【0057】本実施例に示す記録再生装置は実施例1と
同様にマルチプローブヘッドを記録媒体に対向し、プロ
ープの間にバイアス電圧を印加した際に流れるトンネル
電流を検出する複数本のプローブを用いたものであり、
図1の構成図と、ほば同じである。
同様にマルチプローブヘッドを記録媒体に対向し、プロ
ープの間にバイアス電圧を印加した際に流れるトンネル
電流を検出する複数本のプローブを用いたものであり、
図1の構成図と、ほば同じである。
【0058】図8に従い記録再生装置の構成について説
明する。802は記録媒体であり、これに接近してマル
チプローブヘッド801が対向している。マルチプロー
ブヘツド801にはn本のプローブ800が形成されて
いる。マルチプローブヘッド801はXY方向の駆動機
構であるXYアクチュエータ803、さらに構造体80
4に取り付けられている。一方、記録媒体802には、
トラッキングパターン(凹状の溝もしくは表面電子状態
の異なるバターン)805が刻まれ、基台806に載っ
ている。基台806はこれを上下方向とα、β方向に移
動させるZアクチユエータ807を介して、構造体80
4に取り付けられている。801のマルチプローブヘッ
ドは4×4のマトリックス状にプローブを並ベたSi製
マルチプローブヘッドである。次に記録再生の概略につ
いて説明する。記録再生の際、マルチプローブヘッド8
01の各プローブは対向する記録媒体はトンネル電流が
流れる程度まで近づけられている。このときプローブヘ
ッド801から電流信号709がプローブヘッド制御回
路811に入力し、プローブ番号に従ってデマルチプレ
クスされて各プロ−ブ毎の電流信号として距離制御回路
808に入力する。
明する。802は記録媒体であり、これに接近してマル
チプローブヘッド801が対向している。マルチプロー
ブヘツド801にはn本のプローブ800が形成されて
いる。マルチプローブヘッド801はXY方向の駆動機
構であるXYアクチュエータ803、さらに構造体80
4に取り付けられている。一方、記録媒体802には、
トラッキングパターン(凹状の溝もしくは表面電子状態
の異なるバターン)805が刻まれ、基台806に載っ
ている。基台806はこれを上下方向とα、β方向に移
動させるZアクチユエータ807を介して、構造体80
4に取り付けられている。801のマルチプローブヘッ
ドは4×4のマトリックス状にプローブを並ベたSi製
マルチプローブヘッドである。次に記録再生の概略につ
いて説明する。記録再生の際、マルチプローブヘッド8
01の各プローブは対向する記録媒体はトンネル電流が
流れる程度まで近づけられている。このときプローブヘ
ッド801から電流信号709がプローブヘッド制御回
路811に入力し、プローブ番号に従ってデマルチプレ
クスされて各プロ−ブ毎の電流信号として距離制御回路
808に入力する。
【0059】距離制御回路808は各プローブと対向す
る記録媒体802間の距離を一定とするようなZ方向駆
動信号809を各プローブ毎に出力する。各プローブを
Z方向に独立に駆動するZ方向駆動信号809はカンチ
レバー駆動回路810を経て、+DRV信号710、−
DRV信号711の二相の駆動信号となる。このプロー
ブ毎の駆動信号をマルチプレクスしてマルチプローブヘ
ッド801に印加する。マルチプローブヘッド801に
より駆動信号710、711は各プローブ番号に従って
各プローブに印加され、各プローブは独立に駆動され
る。さらにZ方向駆動信号809を元に、傾き補正回路
812はマルチプローブヘッド801と記録媒体802
間の傾きを補正する。また、走査回路815は、記録再
生時にはXY走査信号816によりプローブヘッド80
1を記録媒体802に対してXY方向に走査する。この
とき各プローブ800のトンネル電流変化からトラッキ
ングバターンのエッジ位置をトラッキング制御回路81
7で検出し、トラッキングパターン805とマルチプロ
ーブヘッド801の位置ずれをXYアクチュエータ80
3で補正する。
る記録媒体802間の距離を一定とするようなZ方向駆
動信号809を各プローブ毎に出力する。各プローブを
Z方向に独立に駆動するZ方向駆動信号809はカンチ
レバー駆動回路810を経て、+DRV信号710、−
DRV信号711の二相の駆動信号となる。このプロー
ブ毎の駆動信号をマルチプレクスしてマルチプローブヘ
ッド801に印加する。マルチプローブヘッド801に
より駆動信号710、711は各プローブ番号に従って
各プローブに印加され、各プローブは独立に駆動され
る。さらにZ方向駆動信号809を元に、傾き補正回路
812はマルチプローブヘッド801と記録媒体802
間の傾きを補正する。また、走査回路815は、記録再
生時にはXY走査信号816によりプローブヘッド80
1を記録媒体802に対してXY方向に走査する。この
とき各プローブ800のトンネル電流変化からトラッキ
ングバターンのエッジ位置をトラッキング制御回路81
7で検出し、トラッキングパターン805とマルチプロ
ーブヘッド801の位置ずれをXYアクチュエータ80
3で補正する。
【0060】この状態で各プローブと記録媒体間のトン
ネル電流を変調し、記録媒体802上に記録ビットを形
成する。813、814はそれぞれプローブ接触検出回
路、電圧印加回路である。プローブ接触検出回路813
の構成は図4に示したものとほとんど同じである。プロ
ーブ接触検出回路全体のシーケンスはプローブヘッド制
御回路811からのタイミシグにより制御されている。
プローブ接触検出回路813は、マルチプローブヘツド
801からのアドミタンス信号712を検出し、各プロ
ーブの接触状態を検出する。本実施例のプローブ検出回
路813には、各プローブのアドミタンスを測定するア
ドミタンス検出回路が設けられておらず、マルチプロー
ブヘッド801上に設けられている点が実施例1のプロ
ーブ接触回路113と異なっている。
ネル電流を変調し、記録媒体802上に記録ビットを形
成する。813、814はそれぞれプローブ接触検出回
路、電圧印加回路である。プローブ接触検出回路813
の構成は図4に示したものとほとんど同じである。プロ
ーブ接触検出回路全体のシーケンスはプローブヘッド制
御回路811からのタイミシグにより制御されている。
プローブ接触検出回路813は、マルチプローブヘツド
801からのアドミタンス信号712を検出し、各プロ
ーブの接触状態を検出する。本実施例のプローブ検出回
路813には、各プローブのアドミタンスを測定するア
ドミタンス検出回路が設けられておらず、マルチプロー
ブヘッド801上に設けられている点が実施例1のプロ
ーブ接触回路113と異なっている。
【0061】記録再生の際、プローブ接触回路813は
実施例1と同様のシーケンスに従って、全てのプローブ
を記録媒体に接触させるようにα回転、β回転制御を行
う。この後プローブ接触検出回路813は接触状態でテ
ィップと記録媒体802間に電圧を印加し、このとき流
れる接触電流を検出する。プローブ接触検出回路813
は、電流信号709から順次プローブを選択し、各プロ
ーブと記録媒体802間を流れる接触電流を検出する。
そして接触時にティップ先端に汚染層があり、接触電流
の検出されないプローブを選ぶ。電圧印加回路814は
選択されたプローブ先端のティップと記録媒体802間
に電圧を発生させ、電界蒸発により汚染層を取り除く。
汚染層が除去できたかどうかは、接触電流をモニタして
行う。
実施例1と同様のシーケンスに従って、全てのプローブ
を記録媒体に接触させるようにα回転、β回転制御を行
う。この後プローブ接触検出回路813は接触状態でテ
ィップと記録媒体802間に電圧を印加し、このとき流
れる接触電流を検出する。プローブ接触検出回路813
は、電流信号709から順次プローブを選択し、各プロ
ーブと記録媒体802間を流れる接触電流を検出する。
そして接触時にティップ先端に汚染層があり、接触電流
の検出されないプローブを選ぶ。電圧印加回路814は
選択されたプローブ先端のティップと記録媒体802間
に電圧を発生させ、電界蒸発により汚染層を取り除く。
汚染層が除去できたかどうかは、接触電流をモニタして
行う。
【0062】次に、マルチプローブヘッド801に対向
した記録媒体802の構成について説明する。記録媒体
802に半導体プロセス等の微細加工により短冊状のト
ラッキングパターンが刻まれている。記録媒体802の
基板電極上にはX方向に2μmビッチで幅200nm、
深さ30nmの凹溝がY方向に長さ50μmに渡り刻ま
れている。
した記録媒体802の構成について説明する。記録媒体
802に半導体プロセス等の微細加工により短冊状のト
ラッキングパターンが刻まれている。記録媒体802の
基板電極上にはX方向に2μmビッチで幅200nm、
深さ30nmの凹溝がY方向に長さ50μmに渡り刻ま
れている。
【0063】記録媒体802としては、実施例1と同様
に、電圧電流のスイッチング特性に対し、メモリ効果を
もつ材料を用いた。基板電極としてガラスや雲母などの
平坦な基板上の金のエピタキシャル成長面を用いる。こ
の上にトラッキング用凹溝を形成し、この上に記録媒体
としてスクアリウムービスー6−オクチルアズレン(以
下SOAZと略す)を用い、ラングミュア・ブロジェッ
ト法により、単分子膜2層の累積膜をこの基板電極上に
形成し記録媒体802とした。記録再生は以下のように
行った。
に、電圧電流のスイッチング特性に対し、メモリ効果を
もつ材料を用いた。基板電極としてガラスや雲母などの
平坦な基板上の金のエピタキシャル成長面を用いる。こ
の上にトラッキング用凹溝を形成し、この上に記録媒体
としてスクアリウムービスー6−オクチルアズレン(以
下SOAZと略す)を用い、ラングミュア・ブロジェッ
ト法により、単分子膜2層の累積膜をこの基板電極上に
形成し記録媒体802とした。記録再生は以下のように
行った。
【0064】図8に示されるプローブヘッド制御回路8
11により切り替え信号713を”H”として、マルチ
プローブヘッド801のアドミタンス検出回路をアクテ
ィブとした。
11により切り替え信号713を”H”として、マルチ
プローブヘッド801のアドミタンス検出回路をアクテ
ィブとした。
【0065】この状態でプローブ接触回路113は、各
プローブのアドミタンス信号を受信し、実施例1と同様
のシーケンスに従ってマルチプローブヘッドと記録媒体
802間の傾き補正とティップの再生を行った。各プロ
ーブ電極と記録媒体802間に1Vの電圧を印加し、こ
の状態で全てのプローブから1μAの接触電流が検出で
きるように、汚染層の確認されたプローブのティップ先
増に最大10Vの電圧を印加した。この後、切り替え信
号713を”L”としてカンチレバー駆動電極にカンチ
レバー駆動回路810からの駆動信号が印加されるよう
にした。この状態で各プローブ800と記録媒体802
の間にバイアス電圧を印加し、トンネル電流が流れるよ
うに距離制御した。
プローブのアドミタンス信号を受信し、実施例1と同様
のシーケンスに従ってマルチプローブヘッドと記録媒体
802間の傾き補正とティップの再生を行った。各プロ
ーブ電極と記録媒体802間に1Vの電圧を印加し、こ
の状態で全てのプローブから1μAの接触電流が検出で
きるように、汚染層の確認されたプローブのティップ先
増に最大10Vの電圧を印加した。この後、切り替え信
号713を”L”としてカンチレバー駆動電極にカンチ
レバー駆動回路810からの駆動信号が印加されるよう
にした。この状態で各プローブ800と記録媒体802
の間にバイアス電圧を印加し、トンネル電流が流れるよ
うに距離制御した。
【0066】続いて、記録媒体802の所望の位置まで
各プローブ800を移動させる。バイアス電圧を変調
し、電気メモリ効果が生じるしきい値電圧をこえる電圧
を各プローブ800と記録媒体802の間に印加して記
録を行った。各プローブ800と記録媒体802の間に
バイアス電圧0.1Vを印加し、一定のトンネル電流
(1nA)が流れる程度まで近づけた。各プローブを距
離制御回路808によつてz方向に独立に駆動し、1n
Aの電流が流れるようにフィードバック制御を行った。
各プローブ800を移動させる。バイアス電圧を変調
し、電気メモリ効果が生じるしきい値電圧をこえる電圧
を各プローブ800と記録媒体802の間に印加して記
録を行った。各プローブ800と記録媒体802の間に
バイアス電圧0.1Vを印加し、一定のトンネル電流
(1nA)が流れる程度まで近づけた。各プローブを距
離制御回路808によつてz方向に独立に駆動し、1n
Aの電流が流れるようにフィードバック制御を行った。
【0067】さらにプローブ接触検出回路813からα
回転信号、β回転信号に加え、各プローブのZ駆動信号
819を元に、傾き補正回路812はマルチプローブヘ
ッド801と記録媒体間の傾きを補正するα回転信号、
β回転信号を発生し、これを加算器で加えてZアクチュ
エータ807に印加した。
回転信号、β回転信号に加え、各プローブのZ駆動信号
819を元に、傾き補正回路812はマルチプローブヘ
ッド801と記録媒体間の傾きを補正するα回転信号、
β回転信号を発生し、これを加算器で加えてZアクチュ
エータ807に印加した。
【0068】この状態で記録媒体802の所望の位置ま
でプローブを移動後、バイアス電圧を変調し、6Vのパ
ルス電圧をプローブ800と記録媒体802の間に印加
すると、瞬間的に約0.1μAの電流が流れる大きさ1
0nmφのビットが形成(記録)された。このようなパ
ルス電圧の印加後、走査を行ったところ、その状態を保
持した。(再生)そこでこの低抵抗状態にあるビット
を”1”に対応づけ、高抵抗状態の”0”と区別する。
そして記録データに符号器819で”0”、”1”の2
値データヘのコード化を行い、復号器820で2値化デ
ータの情報再生を行って、2値化記録再生を行った。本
実施例においては図7に示すようにオンチップのアドミ
タンス検出回路を用いてプローブの接触検出を行ってい
る。通常プローブの駆動電極間の容量は数十pF程度と
小さい。本実施例のようにアドミタンス検出回路をオン
チップ化することで各プローブからアドミタンス検出用
の信号線を引き出す際の寄生容量等による悪影響を排
し、かつS/Nの高いアドミタンス検出が可能になっ
た。
でプローブを移動後、バイアス電圧を変調し、6Vのパ
ルス電圧をプローブ800と記録媒体802の間に印加
すると、瞬間的に約0.1μAの電流が流れる大きさ1
0nmφのビットが形成(記録)された。このようなパ
ルス電圧の印加後、走査を行ったところ、その状態を保
持した。(再生)そこでこの低抵抗状態にあるビット
を”1”に対応づけ、高抵抗状態の”0”と区別する。
そして記録データに符号器819で”0”、”1”の2
値データヘのコード化を行い、復号器820で2値化デ
ータの情報再生を行って、2値化記録再生を行った。本
実施例においては図7に示すようにオンチップのアドミ
タンス検出回路を用いてプローブの接触検出を行ってい
る。通常プローブの駆動電極間の容量は数十pF程度と
小さい。本実施例のようにアドミタンス検出回路をオン
チップ化することで各プローブからアドミタンス検出用
の信号線を引き出す際の寄生容量等による悪影響を排
し、かつS/Nの高いアドミタンス検出が可能になっ
た。
【0069】
【発明の効果】本発明によると導電性ティップを先端に
有するプローブを複数構成したマルチプローブヘッドを
用いた情報処理装置において、 (1)全てのプローブから安定した電流の検出を可能と
し、プローブ毎の信号ばらつきをなくすとともに、安定
したプローブ制御と信号の再生を実現することができ
た。 (2)全てのプローブにおいて、記録の際、ティップと
記録媒体間に安定した記録電圧を印加することができ、
エラーレートの低い記録をすることが可能になった。
有するプローブを複数構成したマルチプローブヘッドを
用いた情報処理装置において、 (1)全てのプローブから安定した電流の検出を可能と
し、プローブ毎の信号ばらつきをなくすとともに、安定
したプローブ制御と信号の再生を実現することができ
た。 (2)全てのプローブにおいて、記録の際、ティップと
記録媒体間に安定した記録電圧を印加することができ、
エラーレートの低い記録をすることが可能になった。
【図1】本発明による第1の実施例であるマルチプロー
ブヘッドを有する記録再生装置の構成図である。
ブヘッドを有する記録再生装置の構成図である。
【図2】図1のマルチプローブヘッドの構成図である。
【図3】図2のマルチプローブヘッドの内、一本の圧電
体プローブ近傍の断面図である。
体プローブ近傍の断面図である。
【図4】図1のプローブ接触検出回路の構成図である。
【図5】図3の圧電体プローブ駆動電極間のアドミタン
スの周波数特性図である。
スの周波数特性図である。
【図6】マルチプローブヘッドのティップ再生の様子を
説明する概念図である。
説明する概念図である。
【図7】本発明による第2の実施例の記録再生装置で用
いたマルチプローブヘッドの回路図である。
いたマルチプローブヘッドの回路図である。
【図8】本発明による第2の実施例であるマルチプロー
ブヘッドを有する記録再生装置の構成図である。
ブヘッドを有する記録再生装置の構成図である。
100,800 プローブ 101,801 マルチプローブヘッド 102,802 記録媒体 103,803 XYアクチュエータ 104,804 構造体 105,805 トラッキングパターン 107,806 Zアクチュエータ 108,807 距離制御回路 110,810 カンチレバー駆動回路 111,811 プローブヘッド制御回路 113,813 プローブ接触検出回路 114,814 電圧印加回路 115,815 走査回路 117,817 トラッキング制御回路 119,819 符号器 120,820 復号器 201 選択回路 202 アドミタンス検出回路 204 メモリ 205 傾き補正回路 208 選択回路 209 電流検出回路 210 メモリ 211 プローブ再生回路 701 切り替えSW部 702 電流検出抵抗 703 発振器 704 電流検出回路 705 アドミタンス検出回路 706〜708 選択回路
フロントページの続き (72)発明者 紫藤 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川瀬 俊充 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 情報記録媒体に情報を記録し、該記録さ
れた情報を再生する記録再生装置において、 先端に導電性ティップを有する弾性体プローブを複数本
有するマルチプローブヘッドと、 前記マルチプローブヘッドと対向配置された記録媒体
と、 前記弾性体プローブと前記情報記録媒体との間に流れる
電流を検出する信号検出回路と、 前記弾性体プローブ先端と前記情報記録媒体との接触状
態を検出するプローブ接触回路と、 前記プローブ接触回路の出力によりマルチプローブヘッ
ドと前記情報記録媒体間の相対移動を行うアクチュエー
タと、 前記プローブ接触回路の出力と前記信号検出回路の出力
により弾性体プローブの先端に設けられたティップの先
端の汚染層を検出し、該汚染層が確認された弾性体プロ
ーブ先端のティップと前記情報記録媒体間に電圧を発生
させるプローブ再生回路と、 を少なくとも有することを特徴とする記録再生装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、 弾性体プローブが圧電体と電極を積層した圧電バイモル
フ構造体とされ、 プローブ接触回路がプローブのアドミタンス変化から接
触を検出するものであることを特徴とする記録再生装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の記録再生装置において、 弾性体プローブが圧電体と電極を積層した圧電ユニモル
フ構造体とされ、 プローブ接触回路がプローブのアドミタンス変化から接
触を検出するものであることを特徴とする記録再生装
置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の記録再生装置に用いられるマルチプローブヘッドにお
いて、 プローブ電流信号の信号検出回路と、弾性体プローブ先
端と対向する記録媒体の接触を検出するプローブ接触回
路とを各プローブ毎にマルチプローブヘッド上に構成し
たことを特徴とするマルチプローブヘッド。 - 【請求項5】 請求項4に記載のマルチプローブヘッド
において、 弾性体プローブが圧電体と電極を積層した圧電バイモル
フ構造体とされ、 プローブ接触回路がプローブのアドミタンス変化の検出
回路であることを特徴とするマルチプローブヘッド。 - 【請求項6】 請求項4に記載のマルチプローブヘッド
において、 弾性体プローブが圧電体と電極を積層した圧電ユニモル
フ構造体とされ、 プローブ接触回路がプローブのアドミタンス変化を検出
する回路であることを特徴とするマルチプローブヘッ
ド。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6記載のマルチプ
ローブヘッドにおいて、 アドミタンス変化を検出する回路が発振器、電流検出抵
抗、検出抵抗を流れる電流検出回路であることを特徴と
するマルチプローブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255093A JPH06267120A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | マルチプローブヘッド及びこれを具備する記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255093A JPH06267120A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | マルチプローブヘッド及びこれを具備する記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06267120A true JPH06267120A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12917916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5255093A Pending JPH06267120A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | マルチプローブヘッド及びこれを具備する記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06267120A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11840483B2 (en) | 2019-07-24 | 2023-12-12 | Guilin University Of Technology | Method for preparing high-strength coral aggregate concrete under low pressure condition |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5255093A patent/JPH06267120A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11840483B2 (en) | 2019-07-24 | 2023-12-12 | Guilin University Of Technology | Method for preparing high-strength coral aggregate concrete under low pressure condition |
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