JPH05621A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH05621A
JPH05621A JP15174891A JP15174891A JPH05621A JP H05621 A JPH05621 A JP H05621A JP 15174891 A JP15174891 A JP 15174891A JP 15174891 A JP15174891 A JP 15174891A JP H05621 A JPH05621 A JP H05621A
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JP
Japan
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air
heating
cooling
power source
coolant
Prior art date
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Pending
Application number
JP15174891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kotani
小谷修一
Masao Izumi
正夫 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
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Publication of JPH05621A publication Critical patent/JPH05621A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】小型自動車の車体にクーラント液を充填したタ
ンクと熱交換器を設備し、自動車のボート等の走行前に
地上電源によってクーラント液を冷却または加熱してお
き、走行時において、そのクーラント液を熱交換器に循
環させることで、冷風または暖風を得る。コンプレッサ
12及び加熱パイプ21は地上電源で作動され、シロッ
コファン16及びポンプモータ20は車載電源で駆動さ
れる。 【効果】走行時において車載電源の消費量を少なくして
有効な冷房、暖房作用を得ることができる車室内の空気
調和装置を提供することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバッテリーカー
等の小型自動車に設備するに有利な空気調和装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】超ミニカー、バッテリーカー、小型ボー
ト等にあっては動力源が小さいために、車室内を常に十
分な冷気、暖気とするための空気調和装置を設備するに
は困難なものであることから、従来の超ミニカーあるい
はバッテリカー等における例えば空冷手段は、シガライ
タ電源コネクタから電源を得る簡易な扇風機程度のもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従ってこのような簡易
扇風機を使用する空調手段では、車室内エアを外気と入
れ替える程度のことであって、例えば夏期において、車
室内の冷却効果、除湿効果を得ることはできず、また冬
期において車室内を暖房することもできず車室内の快適
さを得ることができ難いものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、小型自動車の車体にク
ーラント液を充填したタンクと熱交換器を設備し、自動
車、ボート等の走行前に地上電源によって上記クーラン
ト液を冷却又は加熱しておき、走行時において、そのク
ーラント液を熱交換器に循環させることで、冷風又は暖
風を得ることができるようにして、走行時において車載
電源の消費量を少なくして有効な冷房、暖房作用を得る
ことができる車室内の空気調和装置を提供することにあ
る。
【0005】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0006】1は空気調和装置であって、この空気調和
装置は、バッテリーカー2の車体フレーム3に、支柱4
を介して支持されている。次にこの空気調和装置1の構
造について図2,図3を基にして述べると、5は前記支
柱4に水平状態で固定されている支軸6により回動可能
に支持されている略円筒状のケースであって、このケー
ス5内には、例えばロングライフクーラントである熱媒
体7を充填したタンク8と、このタンク8に循環パイプ
9、10を介して連通されている熱交換器11と、冷却
用コンプレッサ12を有し、そのコンプレッサ12は、
ファンモータ13により回転するファン14、コンデン
サ15が組合せられている。16は前記熱交換器11の
両側方に設備されている夫々のシロッコファンであっ
て、これらのシロッコファン16はモータ17により駆
動される。18は熱媒体7のリザーバタンク、19は熱
媒体7を循環せしめるためのポンプ、20はそのポンプ
のモータ、21はタンク8内の熱媒体7を加熱するため
の加熱パイプであって、この加熱パイプ21内にはニク
ロム線22が内装されていて、電熱により加熱パイプ2
1を加熱し、これによって熱媒体7を加熱することがで
きるようになっている。
【0007】23はタンク8内の熱媒体7を冷却するた
めの平板エバポレータであって、前記コンプレッサ12
による圧縮作用で熱媒体7を冷却することができるよう
になっている。24はドレインチューブ、25は冷暖切
換スイッチ、26は外部電源コンセント、27,28は
電線、29はドレイン受け兼エアダクト、30は円筒状
ケース5の両側面に対設されるサイドカバーを示す。尚
前記のコンプレッサ12及び加熱パイプ21を駆動する
電源は地上に設備されている商用電源を使用するもので
あり、また上記シロッコファン16及びポンプモータ2
0を駆動する動力源は車載バッテリーとする。
【0008】以上が本実施例のケース5内構造である
が、次にこのケース5の内側に配置されているエアダク
ト31について述べると、このエアダクト31には、上
記シロッコファン16の吐気側に通じる夫々のエア吐出
口32と空気吸入口36を有する。また上記ケース5に
は上記エア吐出口32と連通し得る上向き空気吹出口3
3及び下向き空気吹出し口38が設けられているもので
ある。
【0009】上記空気調和装置1は、車体に取付けられ
ている座席37の背部裏側に固定される。またケース5
と一体に設けられている前記サイドカバー30には円弧
状の長孔39が形成され、また上記エアダクト31の側
面には、その円弧状の長孔39内に遊嵌される突起40
が突設されていて、そのエアダクト31は長孔39の範
囲内で回動可能に、ケース5内に設けられているもので
ある。
【0010】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、車室内を冷房除湿したい場合
は、まず停車、停船中において外部電源(家庭用電源)
よりコンセント41を介して給電し、コンプレッサ12
を作動し、そのコンプレッサ12から圧送された冷媒
が、平板エバポレータ23を0℃以下に冷却する。この
平板エバポレータ23の冷却によって、液体タンク8内
部に充填されている液体7(ロングライフクーラント
等)を0℃以下に冷却する。ここまでを自動車又はボー
ト等の走行前に完了させておく。なおこのとき冷暖切換
スイッチ25は冷房側にセットしておく。
【0011】そこでこの自動車又はボート等を走行させ
その車内又は船内を冷房したい場合は、ポンプ19を駆
動して、冷却されている液体7をパイプ10を経て熱交
換器11に圧送する。従って、この熱交換器11は冷却
される。次いでシロッコファン16を駆動することによ
り、空気吸入口36からの吸気は熱交換器11に触れる
ことで冷却除湿され、その冷却除湿されたエアーは、空
気吹出口33より車室内又は船室内に放出され所望の冷
房ができる。熱交換器11に付着された水分は、ドレイ
ン受け29上に落ちさらにドレインチューブ24を経て
車外又は船外に排出される。また熱交換器11を通過し
た液体7はパイプ9を経由して液体タンク8に戻され
る。
【0012】次に暖房時を説明すると、まず停車、停船
中において外部電源(家庭用電源)により液体タンク8
の内部に設置されている加熱パイプ21内のニクロム線
22を発熱させ、これによってタンク8内の液体7を高
温度に熱する。この高温液体7をポンプ19によりパイ
プ10を経て熱交換器11に圧送して熱交換器11を加
熱する。次いでシロッコファン16を駆動することによ
り空気吸入口36からの吸気は、熱交換器11に触れる
ことにより加熱され、その加熱エアーは空気吹出口33
より車室内又は船室内に放出され所望の暖房がなされ
る。
【0013】通常、冷風は室内空気より重いので、自然
に下方へと移動しがちであり、また熱風は軽いので自然
に上方へと移動しがちであるので、室内を効率よく冷暖
房するには、冷風の場合は室内の上方より吹き出させる
こと、また熱風の場合は室内の下方より吹き出させるこ
とが合理的である。
【0014】そこで本実施例にあっては、図4に示すよ
うにシロッコファン16を有するエアダクト31は、中
心Pを支点として長孔39の範囲内で回動することがで
きるように設けられているので、例えばその空気調和装
置1を冷房用として使用するときは、図4のAに示すよ
うに、エアダクト31のエア吐出口32を、上向きエア
吹出口33に合致せしめた上で、その空気調和装置1の
冷房機能を働かせれば、冷風がそのエア吹出口33より
上向きに吹き出されるため効率の良い車室内冷房が行え
る。またその空気調和装置1を暖房用として使用すると
きは、エアダクト31を中心Pを支点として長孔39の
範囲内で回動して図4のCに示すようにエアダクト31
のエア吐出口32を下向き空気吹出口38に合致せしめ
た上で暖房機能を働かせれば、暖風がその空気吹出口3
8により下向きに吹出され、効率の良い車室内暖房が期
待できる。
【0015】このように本実施例にあっては、熱媒体と
なる液体7(クーラント液)を充填したタンク8を車載
し、この熱媒体(クーラント液)を自動車の走行前に地
上電源で予め加熱または冷却しておき、走行時において
例えば車載バッテリーからの電力でこの熱媒体を熱交換
器11に循環せしめると共に送風器16を駆動して、車
室内に熱気または冷気を送風するものであるから、走行
中における室内の暖房または冷房エネルギーは熱媒体を
循環させるポンプモータと送風用モータの駆動エネルギ
ーだけですみ、従って省エネルギーで室内冷暖房が可能
となるので、小型の自動車、バッテリカーあるいはボー
ト等の大量エネルギーを消費することのできない冷房、
暖房設備として有効である。またこの空気調和装置にあ
っては、冷風は室内の上部に向けて吹き出させ、暖風は
室内の下部に向けて吹き出させることができるので、室
内の冷暖房効率を一層高めることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明はクーラント液7が
流通され室内空気との熱交換をする熱交換器11と、該
熱交換器11に室内空気を通風する送風器16と、前記
クーラント液7を冷却する冷却器12と、前記クーラン
ト液7を加熱する加熱器21と、前記送風器16を駆動
する第一の電源回路と、前記冷却器12及び前記加熱器
21を駆動する前記第一の電源回路と独立した第二の電
源回路とを備えてなる空気調和装置であるから、これに
よればその熱媒体(クーラント液)を自動車の走行前に
地上電源で予め加熱または冷却しておき、走行時におい
て例えば車載バッテリーからの電力でこの熱媒体を熱交
換器11に循環せしめると共に送風器16を駆動して、
車室内に熱気または冷気を送風するものであるから、走
行中における室内の暖房または冷房エネルギーは熱媒体
を循環させるポンプモータと送風用モータの駆動エネル
ギーだけですみ、従って省エネルギーで室内冷暖房が可
能となるので、小型の自動車、バッテリカーあるいはボ
ート等の大量エネルギーを消費することのできない冷
房、暖房設備として有効であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる空気調和装置の実施例を示した
斜視図。
【図2】本実施例よりなる空気調和装置の構造説明図。
【図3】本実施例よりなる空気調和装置の構造説明図。
【図4】(A)、(B)、(C)はエアダクトの動作説
明図。
【符号の説明】
1…空気調和装置 2…バッテリーカー 3…車体フレーム 4…支柱 5…ケース 6…支軸 7…熱媒体 8…タンク 9…循環パイプ 10…循環パイプ 11…熱交換器 12…コンプレッサ 13…ファンモータ 14…ファン 15…コンデンサ 16…シロッコファン 17…モータ 18…リザーバタンク 19…ポンプ 20…ポンプモータ 21…加熱パイプ 22…ニクロム線 23…平板エバポレータ 24…ドレインチュー
ブ 25…冷暖切換スイッチ 26…外部電源コンセ
ント 27…電線 28…電線 29…ドレイン受兼エアダクト 30…サイドカバー 31…エアダクト 32…エア吐出口 33…上向きエア吹出し口 34…エア吐出口 35…空気吐出し口 36…空気吸入口 37…座席 38…下向き空気吹出
口 39…長孔 40…突起 41…コンセント

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 クーラント液(7)が流通され室内空気
    との熱交換をする熱交換器(11)と、該熱交換器(1
    1)に室内空気を通風する送風器(16)と、前記クー
    ラント液(7)を冷却する冷却器(12)と、前記クー
    ラント液(7)を加熱する加熱器(21)と、前記送風
    器(16)を駆動する第一の電源回路と、前記冷却器
    (12)及び前記加熱器(21)を駆動する前記第一の
    電源回路と独立した第二の電源回路とを備えてなる空気
    調和装置。
JP15174891A 1991-06-24 1991-06-24 空気調和装置 Pending JPH05621A (ja)

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JP15174891A JPH05621A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 空気調和装置

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JP15174891A JPH05621A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 空気調和装置

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ID=15525423

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JP15174891A Pending JPH05621A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 空気調和装置

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JP (1) JPH05621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8448376B2 (en) 2007-05-21 2013-05-28 Fumakilla Limited Flying insect trapping apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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