JPH0562111B2 - - Google Patents

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JPH0562111B2
JPH0562111B2 JP59147153A JP14715384A JPH0562111B2 JP H0562111 B2 JPH0562111 B2 JP H0562111B2 JP 59147153 A JP59147153 A JP 59147153A JP 14715384 A JP14715384 A JP 14715384A JP H0562111 B2 JPH0562111 B2 JP H0562111B2
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JP
Japan
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oil
valve
throttle valve
oil chamber
oil chambers
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JP59147153A
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JPS6124669A (ja
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Seiji Komamura
Bunichi Sugimoto
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP14715384A priority Critical patent/JPS6124669A/ja
Publication of JPS6124669A publication Critical patent/JPS6124669A/ja
Publication of JPH0562111B2 publication Critical patent/JPH0562111B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/22Arrangements for reducing or eliminating reaction, e.g. vibration, from parts, e.g. wheels, of the steering system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/20Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle specially adapted for particular type of steering gear or particular application
    • B62D5/22Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle specially adapted for particular type of steering gear or particular application for rack-and-pinion type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ステアリングダンパに関し、特に、
ラツクアンドピニオン型のステアリングダンパに
関する。
〔従来の技術〕
ラツクアンドピニオン型のステアリングダンパ
として従来から提供されているものとしては、例
えば、第15図に示すものがある。
即ち、当該ステアリングダンパは、ギヤハウジ
ングH内に収装されたラツク軸Lに固着されたピ
ストンPを有すると共に、当該ピストンPによつ
て区画された複数の油室R1,R2を上記ギヤハウ
ジングH内に有している。そして、ピストンPに
は、上記両油室R1,R2の連通を可とするオリフ
イスP′が形成されているものである。
従つて、路面からの振動や車輪からの反力が伝
えられてハウジングH内をラツク軸Lが摺動する
とき、例えば、図中矢印Xで示す方向にラツク軸
Lが摺動するときに、ピストンPによつて区画形
成された一方の油室R1内の油はオリフイスP′を
通過して他方の油室R2内に流入することとなり、
このオリフイスP′通過時に減衰作用が発揮され、
路面振動や車輪反力がそのままステアリングに伝
えられることがなく、従つて車輌の操縦安定性が
得られるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような構造であると、即
ち、両油室R1,R2を合せた油室容積が不変のよ
うに形成されていると、油温変化に伴う油の膨張
や収縮による油圧変化に対応できず、また、蒸発
や漏出に伴う油の減少による油量変化にも対応で
きず、油が不足したり空気の混入を招来する等し
て、減衰力が不安定となる問題がある。
また、上記の問題を解決するために対策とし
て、例えば、同第15図中に示すように、油室
R2内と連通するアキユムレータQを配設するこ
ととする場合であつても、ラツク軸Lの矢印Xで
示す方向およびその逆の方向の両方向の摺動時に
略等しい減衰力を発生させようとすると、アキユ
ムレータQ内に油室R3を区画形成するフリーピ
ストンF背後のガス室G内に極めて高圧のガス等
を封入しなければならないこととなると共に、各
部における高いシール性が要求されることとな
り、シール性向上によるフリクシヨンの増大が惹
起されて、結果としてステアリングの操作感が損
なわれることとなる危惧がある。
そこで本発明は、前記した事情に鑑み、油温変
化に伴う油の膨張や収縮による油圧変化および蒸
発や漏出に伴う油の減少による油量変化に対応し
て所望の減衰作用を行なうことができると共に、
ステアリングの操作感を損なうことがなく、しか
も、車輌の操安性の向上を図ることができるステ
アリングダンパを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した問題点を解決するために本発明の構成
を、ギヤハウジング内に中央のピストンを介して
ラツク軸の両側が摺動自在に収装され、ピストン
はギヤハウジング内に二つの油室を区画してなる
ステアリングダンパにおいて、それぞれの油室は
絞り弁およびチエツク弁を並列に接続してなる外
部のバルブユニツト部を介して互いに連通されて
なると共に、外部のアキユムレータに連通されて
なり、かつ、二つの油室間を連通する流路中には
可変絞り弁が配設されてなることを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下、本発明に係るところを図示して説明す
る。
第1図乃至第6図は、本発明に係るところを示
す回路図であつて、ギヤハウジングH内にピスト
ンPによつて円画形成される複数の油室R1,R2
は、それぞれ絞り弁oおよびチエツク弁cを有す
るバルブユニツト部Vを介して互いに連通すると
共に、アキユムレータQに連通されてなるもの
で、しかも、当該回路における適宜の流路中に可
変絞り弁Oが配設されてなるものである。
即ち、第1図に示す場合にあつては、上記複数
の油室R1,R2間を連通するバイパス流路l1中に配
設されてなり、第2図に示す場合にあつては、上
記いずれか一方の油室(図中R2)と、当該油室
R2からの油が流通する一方のバルブユニツト部
Vとの間の流路l2中に配設されてなるとするもの
である。なお、第3図は第2図の変形例であつ
て、可変絞り弁Oは、一方の油室R2からの油が
バルブユニツト部Vを通過して他のバルブユニツ
ト部VあるいはアキユムレータQ側へ流通すると
きの流路l3中に配設されているものとするもので
ある。
また、第4図中に示す場合にあつては、それぞ
れのバルブユニツト部Vの絞り弁oに並列する流
路l4中に配設されてなり、第5図に示す場合にあ
つては、それぞれのバルブユニツト部Vの絞り弁
oに直列する流路l5中に配設されてなるものであ
る。
そしてまた、第6図にす場合にあつては、それ
ぞれのバルブユニツト部Vにチエツク弁cと並列
に配設される絞り弁を可変絞り弁Oとすることと
したものである。
以上のようにして当該回路中に配設されている
可変絞り弁Oは、第7図に示すように、車輌に装
備された車速センサS、ステアリング部に装備さ
れた加速度センサS2およびステアリングダンパの
ダンパ部に装備された温度センサS3等の検知手段
からの信号をコントローラCに入力すると共に、
当該コントローラCからの出力で適宜のアクチユ
エータAを作動し、当該アクチユエータAの作動
によつてステアリングダンパのダンパ部における
減衰力を調整するものであり、当該減衰力調整機
構Mが即ち本発明における可変絞り弁Oである。
その結果、第1図および第2図または第3図に
示す場合にあつては、複数の油室R1,R2のいず
れの油室からの油の流出に伴なつて発生される減
衰力は左右方向同程度に調整されることとなり、
第4図および第5図または第6図に示す場合にあ
つては、左右方向それぞれ異つた大きさの減衰力
に調整することが可能となる。
次に、前記第1図で示すところを原理的に示し
た実施例について説明する。
第8図に示すように、本発明に係るステアリン
グダンパは、ギヤハウジングH内に図中左右方向
への摺動を可とするように収装されたラツク軸L
を有すると共に、当該ラツク軸Lに固着されたピ
ストンPによつて区画形成された複数の油室R1
R2を有してなる。そして、上記複数の油室R1
R2はギヤハウジングH外部に配設されたタンク
T内にそれぞれ流路lを介して連通されている。
そしてまた、上記タンクT内には、バルブユニツ
ト部VとアキユムレータQとが形成されている。
上記バルブユニツト部Vは、一端がタンクTの
一端部に固着された基軸1を有すると共に、当該
基軸1の他端に連設されタンクT内に上記アキユ
ムレータQを区画形成するようにタンクTの中間
内部に配設された隔壁2を有してなり、かつ、上
記基軸1には適宜間隔で配設されたバルブデイス
ク3,4を有してなる。そして、当該バルブデイ
スク3,4は、当該タンクT内に油室5,6およ
び中間油室7を区画形成すると共に、それぞれ、
絞り弁oとチエツク弁cとを有している。そして
また、上記油室5は前記油室R1と流路lを介し
て連通されていると共に、上記中間油室7と絞り
弁oおよびチエツク弁cを介して連通し得るよう
に形成されている。そしてさらに、上記油室6は
前記油室R1と流路lを介して連通されていると
共に、上記中間油室7と絞り弁oおよびチエツク
弁cを介して連通し得るように形成されている。
また、上記油室5および6は、上記基軸1内部
に形成された透孔8を介して互いに連通されてお
り、当該透孔8内に可変絞り弁Oを有している。
なお、当該透孔8は、前記第1図における油室
R1に相当するものである。そして、上記可変絞
り弁Oは、ニードルからなるバルブ9と、当該ニ
ードル先端が対向するバルブシート10とからな
り、当該バルブ9のタンクT外部に突出された操
作端を図中矢印で示すように左右方向に摺動させ
ることによつて、透孔8内を遮断するよう配設さ
れたバルブシート10との間に生じる間隙を調整
し、即ち、当該透孔8を介しての油室5,6間を
流れる油の量を調整しようとするものである。
なお、上記基軸1にはその内部に一端が上記中
間油室7に開口し、他端がアキユムレータQ内に
開口する通路11が形成されている。
また、上記タンクT内に形成されているアキユ
ムレータQは、前記隔壁2によつて区画された内
部に油室12を区画形成するフリーピストン13
と当端フリーピストン10の背後に形成されたガ
ス室14を有してなる。
ここで、第8図に示す一実施例に基づいて、そ
の作動するところを説明する。
ギヤハウジングH内のラツク軸Lが、例えば図
中右方向に移動したとすると、ギヤハウジングH
内の油室R2内の油は流路lを介してタンクT内
の油室6内に流入する。このタンクT内油室6内
に流入した油の一部は、図中右側のユニツトバル
ブ部Vの絞り弁oを介して中間油室7内に流入
し、かつ、図中左側のユニツトバルブ部Vのチエ
ツク弁cを介してタンクT内油室5内に流入す
る。また、上記油室6内に流入した油の残りは基
軸1内の透孔8を介して上記油室5内に流入す
る。
このとき、油室R2は、高圧側、油室R1は低圧
側となり、上記絞り弁oを油が通過する際に減衰
力が発生することとなる。しかしながら、上記油
室R2の圧力は、透孔8内の可変絞り弁Oによつ
て連続して制御でき、従つて、上記減衰力を無段
階に調整できることとなる。
なお、上記ラツク軸Lが上記と逆に左方向に移
動した場合は、一方の油室R1側から他方の油室
R2側へと油の流れが逆になるだけであり、作動
原理は同一である。
従つて、上記絞り弁oを介して、各油室R1
R2内の油が外部に流出するので、当該絞り弁o
の通過時に所望の減衰力の発生があると共に、油
温の上昇等によつて油が膨張し、他方の油室内に
流入し得ない油があつても、アキユムレータQ内
に流入されることによつて、油温上昇に伴う油の
膨張に対処できることとなる。また、逆に油温低
下による油の収縮、蒸発や漏出に伴う油圧あるい
は油量不足があつてもアキユムレータQからの油
の補充がなされることとなり、油圧不足や油量不
足に伴う減衰力の低下や作動不能等を招来させな
いこともできることとなる。
また、上記可変絞り弁Oは、前記第7図にも示
したように車輌に装備された車速センサS1、ステ
アリング部に装備された加速度センサS2およびス
テアリングダンパのダンパ部に装備された温度セ
ンサS3等の検知手段からの信号によつて、作動さ
れるので、車輌の走行条件やステアリングの操作
状況さらには油温変化に応じて、上記減衰力を必
要な大きさに調整することができ、好ましい減衰
力が得られることとなる。
第9図は、参考例として示されており、ギヤハ
ウジングH内に収装されたラツク軸Lには、二つ
のピストンP1,P2が固着されており、当該ピス
トンによつてギヤハウジングH内に油室R1,R2
およ中間油室7を区画形成してなるものである。
そして、上記ラツク軸L内にはアキユムレータQ
が形成されてなるもので、当該アキユムレータQ
内に油室12と上記中間油室7とが連通されてい
るものである。そしてまた、上記油室R1,R2は、
ギヤハウジングH外部に配設された可変絞り弁O
に連通されている。即ち、ケーシング15内には
バルブシート10が配設され、当該バルブシート
10に対向するニードルからなるバルブ9が図中
矢印で示す方向に摺動自在なように上記ケーシン
グ15内に挿通されているものである。
第10図は、前記した第8図に係る実施例の変
形例であつて、タンクT内の基軸1内に収装され
る可変絞り弁Oがロータリバルブ16からなるも
のである。そして、当該ロータリバルブ16を図
中矢印で示すように回転することによつて、径の
異なる複数のオリフイス17のいずれかを選択し
て、所望の減衰力調整を行なうことを可とするも
のである。
第11図は、前記第10図に示すところを具体
的にした実施例を示すものであつて、タンクT
は、シリンダ状に形成された適宜スリーブ18の
両端に蓋部材19,20を密封状態に定着してな
るもので、一方の蓋部材19には、基軸1の一端
がナツト21締めによつて固着されていると共
に、他方の蓋部材20には、ガス封入用の栓22
が打ち込まれている。そして、当該タンクT内を
バルブユニツト部VとアキユムレータQとに区画
する隔壁2は、基軸1の他端にナツト23で定着
されている。
上記バルブユニツト部Vは、基軸1に固着され
たバルブデイスク3,4を有してなり、当該バル
ブデイスク3,4はタンクT内に油室5,6およ
び中間油室7を形成している。そして、上記バル
ブデイスク3,4には、それぞれ内側油路24と
外側油路25とが穿設されており、当該内側油路
24の中間油室7側開口にはリーフバルブからな
る絞り弁oが隣接配置されていると共に、上記外
側油路25の油室5,6側開口にはノンリタンバ
ルブからなるチエツク弁cが隣接配置されてい
る。
また、上記基軸1内には、上記油室5,6間の
連通を可とする透孔8が形成されており、当該透
孔8内にはロータリバルブ16が配設されてお
り、当該ロータリバルブ16には径の異なる複数
のオリフイス17が形成されていると共に、当該
ロータリバルブ16にはコントロールロツド26
が連設されており、基軸1の一端外部に突出して
いる。なお、当該コントロールロツド26には適
宜のアクチユエータAが連結されている。
また、上記アキユムレータQは、前記隔壁2と
フリーピストン13で区画された油室12と、前
記蓋部材20とフリーピストン13で区画された
ガス室14とを有してなるもので、上記油室12
は、バルブデイスク3,4によつて区画形成され
た中間油室7と通路11を介して連通されてい
る。
なお、前記アクチユエータAは、基軸1の一端
部に固着された支持部材27に定着されている。
また、上記タンクTを構成するスリーブ18の
外周であつて、上記油室5,6の外方に相当する
部位には、コネクタ28,29が固着されてお
り、当該コネクタ28,29を介して、前記ギヤ
ハウジングH内の油室R1,R2(第8図参照)と上
記油室5,6とが流路l,lによつてそれぞれ連
通されている。
また、本実施例にあつては、基軸1にバルブデ
イスク3,4を定着するにあつて、ストツパを兼
ねたスペーサ30,31および絞り弁o,oをバ
ルブデイスク3,4に押圧するバルブストツパ3
2,33間に挾持されたスペーサ34をそれぞれ
配設してなると共に、隔壁部材2と一方のスペー
サ31との間に配設されたスペーサ35には、基
軸1内の透孔8と油室6との連通を可とするポー
ト36が形成されてなるものである。
第12図は、前記第2図に示すところを前記第
10図と同様に示すものであつて、ギヤハウジン
グH内の油室R2とタンクT内の油室6とを連通
する流路l即ち、l2内に可変絞り弁Oを形成する
こととした場合の実施例である。本実施例におい
て、流路lを構成するパイプ37内には半径方向
に出没するロツド38の先端が臨まれており、当
該ロツド38の先端でパイプ37内面積を変更す
ることによつて、所望の減衰力調整を行なうこと
とするものである。
また、第13図は、前記第12図と同様に前記
第4図に係るところを示す実施例であり、基軸1
に固着されたバルブデイスク3,4に配設されて
いる絞り弁oに並列に穿設されたポート39内に
可変絞り弁Oを形成することとしたものである。
本実施例にあつても、ポート39内に先端が臨ま
れるように配設されたロツド38の出没操作によ
つてポート39内面積を変更し得るものである。
さらに、第14図は、前記第13図と同様に前
記第6図に係るところを示す実施例であり、本実
施例における可変絞り弁Oは、バルブデイスク
3,4に形成されている絞り弁oたるポート中に
ロツド38の先端を臨ませてなるものであり、前
記第10図、第12図および第13図に示す各実
施例における絞り弁oと可変絞り弁Oとを共用さ
せたものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、次の効果があ
る。
ギヤハウジング内に形成される二つの油室に
連通するアキユムレータを設けることとしたの
で、油温変化に伴う油の膨張や収縮による油圧
変化に対処でき、かつ、油の蒸発や漏出による
油量変化にも対処できると共に、車輌の走行条
件やステアリングの操作状況さらには油量変化
に応じて、好ましい減衰力発生とすることがで
き車輌の操安性を向上させることができる利点
がある。
アキユムレータに連通する油室は低圧油室と
されるので、アキユムレータ内に封入されるガ
ス圧を著しく高いものとする必要がなく、高圧
ガスの封入に伴うシール性の向上によるフリク
シヨンの増大を招来する危惧もなくなる利点が
ある。
バルブユニツト部およびアキユムレータをス
テアリングダンパを構成するギヤハウジングの
外部に形成しているので、従来のステアリング
ダンパに大巾な設計変更を招来させることがな
くこれを利用することができることとなり、経
済性に優れることとなる。
油量間を連通する流路中に可変絞りが配設さ
れているから減衰力が調整できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明に係るところを原理
的に示す回路図、第7図は本発明に係る可変絞り
弁の操作方法を示すブロツク図、第8図は本発明
の一実施例を示す概略図、第9図は参考例に係る
ステアリングダンパの概略図、第10図は他の実
施例に係るタンクを示す概略図、第11図は第1
0図に示すところを具体的に示したタンクの断面
図、第12図乃至第14図は可変絞り弁の変形例
を第10図と同様に示す概略図、第15図は従来
のステアリングダンパを部分的に破断して示す正
面図である。 c……チエツク弁、H……ギヤハウジング、L
…ラツク軸、l,l1,l2,l3,l4……流路、O……
可変絞り弁、o……絞り弁、P,P1,P2……ピ
ストン、Q……アキユムレータ、R1,R2……油
室、V……バルブユニツト部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ギヤハウジング内に中央のピストンを介して
    ラツク軸の両側が摺動自在に収装され、ピストン
    はギヤハウジング内に二つの油室を区画してなる
    ステアリングダンパにおいて、それぞれの油室は
    絞り弁およびチエツク弁を並列に接続してなる外
    部のバルブユニツト部を介して互いに連通されて
    なると共に、外部のアキユムレータに連通されて
    なり、かつ、二つの油室間を連通する流路中には
    可変絞り弁が配設されてなることを特徴とするス
    テアリングダンパ。 2 可変絞り弁が二つの油室間を連通するバイパ
    ス流路中に配設されてなる特許請求の範囲第1項
    記載のステアリングダンパ。 3 可変絞り弁がいずれか一方の油室と、当該一
    方の油室からの油が流通する一方のバルブユニツ
    ト部との間の流路中に配設されてなる特許請求の
    範囲第1項記載のステアリングダンパ。 4 可変絞り弁がそれぞれのバルブユニツト部に
    おける絞り弁と共用されてなる特許請求の範囲第
    1項記載のステアリングダンパ。
JP14715384A 1984-07-16 1984-07-16 ステアリングダンパ Granted JPS6124669A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14715384A JPS6124669A (ja) 1984-07-16 1984-07-16 ステアリングダンパ

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