JP4229377B2 - 緩衝器 - Google Patents

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本発明は、緩衝器に関し、特に、ロータリバルブを備えた減衰力調整機構を有する緩衝器の改良に関する。
従来、この種ロータリバルブを備えた減衰力調整機構は、たとえば、特許文献1に開示のように、緩衝器の外筒とシリンダとの補償室内に具現化され、詳しくは、外筒の側部に嵌合する円筒状のバルブハウジングと、バルブハウジング内に回動自在に挿入した有底筒状のロータリバルブとで構成され、当該ロータリバルブの筒部には、径の異なるオリフィスが複数設けられるとともに、この複数のオリフィスのうち1つを選択的にバルブハウジングの側部に設けたポートに対向させ、作動油を選択されたオリフィスのみを通過するようにして減衰力の調整を可能としている。
特開昭52−151476号公報(第2頁右上欄第11行目から第2頁左下欄第18行目まで、図1参照)
しかしながら、上述のようなバルブ構造にあっては、減衰力を調整可能な点では優れているが、以下のような不具合を招来する可能性があると指摘される恐れがある。
すなわち、従来のバルブ構造では、選択されたオリフィスで減衰力を発生しており、オリフィスによる発生される減衰力はピストン速度の2乗に比例するので、緩衝器のピストンの移動速度が微低速時には、充分な減衰力が得られず、この減衰力調整機構が適用された緩衝器では、車両がウネリ路などを通過する際に、充分な減衰力を発生できず、車両における乗り心地が悪化してしまう。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、減衰力を調整可能であっても、ピストン速度に比例した減衰力を発生可能な減衰力調整機構を有する緩衝器を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明の第1の課題解決手段における緩衝器は、シリンダと、このシリンダ内を上室と下室に区画するピストンと、このピストンを介して上記のシリンダ内に移動自在に挿入されたピストンロッドと、上記の下室に連通されるリザーバ室と、上記の上室と上記の下室とを連通する通路の途中に設けた減衰力発生要素とを備えた緩衝器において、上記の上室と上記のリザーバ室とを接続する流路とパイプとからなるバイパス路を設け、このバイパス路の途中に減衰力調整機構を設け、この減衰力調整機構が、中空なバルブハウジングと、このバルブハウジングに設けられて当該バルブハウジング内と上記リザーバ室とを連通する一方のポートと、同じく上記バルブハウジングに設けられて当該バルブハウジング内と上記パイプとを連通する他方のポートと、上記一方のポートに一端が接続された円弧状チョークと、この円弧状チョークに同軸をもって対向しながら上記のバルブハウジングに回動自在に挿入されるロータリバルブとを備え、このロータリバルブが上記の円弧状チョークに照準されると共に上記他方のポートに連通する孔を設けてなるとする。
そして、第2の課題解決手段における緩衝器は、上記のバルブハウジングが有底筒状に形成され、上記の円弧状チョークが、上記のバルブハウジングの底部と、このバルブハウジングの底部に固定されるチョーク盤に設けた円弧状の孔と、上記のロータリバルブの上記のチョーク盤に対向する面とで構成されてなるとする。
この発明によれば、ピストン速度に比例した減衰力を発生可能であり、また、その発生減衰力を調整することが可能であり、したがって、従来の選択したオリフィスで減衰力を調整する減衰力調整機構に比較して、ピストン速度が微低速時から充分な減衰力を得ることができ、車両がウネリ路などを通過するような場合にも、車両における乗り心地が向上することができる。
そして、この発明によれば、バルブハウジングにチョークとして機能する溝を設ける場合に比較して加工が簡易となるという利点があるとともに、チョーク盤の肉厚や孔の径方向幅を変えるだけで、発生減衰力を変化させることができるので減衰力調整機構の互換性が向上するという利点もあり、したがって、緩衝器の規格に適した減衰力調整機構をチョーク盤の選択により簡易かつ低コストで製造することが可能である。また、チョーク盤を肉厚や孔の径方向幅の異なるチョーク盤に変更することも可能となるので、便利である。
さらに、この発明によれば、バイパス路が上室とリザーバ室とを連通し、減衰力調整機構がその途中に設けられるので、緩衝器の伸長および収縮を問わず減衰力を調整することが可能である。
以下に、図示した実施形態に基づいて、本発明を説明するが、図1に示すように、本発明による緩衝器は、筒状のシリンダ1と、シリンダ1内を上室R1と下室R2に区画するピストン3と、ピストン3を介してシリンダ1内に移動自在に挿入されたピストンロッド2と、シリンダ1を覆う有底筒状の外筒8と、シリンダ1と外筒8との間に形成されたリザーバ室Rと、ピストン3に設けた上室R1と下室R2とを連通する通路41,42の途中に設けた減衰力発生要素51,52と、上室R1とリザーバ室Rとを連通するバイパス路たる流路6およびパイプ9と、減衰力調整機構Gとで構成されており、減衰力発生要素としては、一定の開弁圧以上で開弁しピストン速度に比例した減衰力を発生するリーフバルブ等の公知のものが使用可能である。
そして、シリンダ1と外筒8の図1中上端には、シリンダ1および外筒8の上方開口端を封止するロッドガイド5が嵌合され、シリンダ1内および外筒8内は密封状態とされ、シリンダ1内には作動油が充填されている。
また、シリンダ1の図1中下端には、ボトム部材7が嵌合し、シリンダ1は上記ロッドガイド6とボトム部材7に挟持されることにより、外筒8内に固定されている。
さらに、ロッドガイド5には、その軸心部を貫通するピストンロッド2が摺動自在に挿入され、さらに、シリンダ1と外筒8との間に形成したリザーバ室Rに連通するバイパス路の一部を形成する流路6が設けられると同時に、この流路6の端部に接続されるパイプ9が嵌合し、リザーバ室R内には、作動油とガスが封入されている。
また、ボトム部材7には、切欠7aが設けられると同時に、通路43,44が設けられ、この通路43,44の途中にはそれぞれ減衰力発生要素53,54が設けられ、したがって、下室R2は上記通路43,44および切欠7aを介してリザーバ室Rに連通されている。
他方、減衰力調整機構は、有底筒状のバルブハウジング10と、バルブハウジング10の底部に載置されるチョーク盤11と、上記チョーク盤11に対向しバルブハウジング10に対しチョーク盤11と同軸をもって回動自在に挿入されるロータリバルブ12と、バルブハウジング10の開口端に固定され、ロータリバルブ12を回動自在に支持するキャップ13とで構成されている。
以下、詳細に説明すると、バルブハウジング10は、有底筒状に形成され、その底部には、バルブハウジング10内外を連通するポート10dが設けられるとともに、その側部には、やはりバルブハウジング10内外を連通するポート10cが設けられている。
そして、バルブハウジング10の開口端側外周には鍔部10bが設けられ、外筒8に設けた孔(付示せず)に外筒8の外周に鍔部10bを当接させて嵌合され、この鍔部10bが外筒8に溶接されバルブハウジング10は外筒8に固定されている。
したがって、一方のポート10dは、リザーバ室Rに接続されており、他方のポート10cは、バイパス路の一部を構成するパイプ9の下端に接続されることにより、緩衝器の上室R1に接続されている。
また、バルブハウジング10の底部には、チョーク盤11が載置され、このチョーク盤11は、肉厚の円板状に形成され、図2に示すように、円弧状チョークを構成する円弧状の孔11aが設けられるとともに、チョーク盤11の図1中左端には、突起11bが設けられ、この突起11bはバルブハウジング10の底部に設けた穴10eに係合することにより、チョーク盤11がバルブハウジング10に対して回動してしまうことが防止されると同時に、チョーク盤11が上記のようにバルブハウジング10の底部に載置された状態で、上記孔11aの一端が上記バルブハウジング10の底部に設けたポート10dに連通するようになっている。
さらに、ロータリバルブ12は、円柱部12aと、上記チョーク盤11と同径の円板部12bと、円板部12bにあってチョーク盤11の円弧状の孔11aと同一円周上となる、すなわち、照準される位置に設けた孔12cと、円柱部12aの図1中右端に設けた溝12eと、円柱部12aの外周に設けた複数のノッチ12dとで構成されている。
また、キャップ13は、軸心部が中空な独楽状に形成され、外周に設けた鍔部13aがバルブハウジング10の鍔部10bから立ち上る加締部10fとバルブハウジング10の端部とに挟持されることによりバルブハウジング10に固定されており、また、その軸心部にはロータリバルブ12の円柱部12aが回動自在に挿入されている。
なお、キャップ13とバルブハウジング10との間はシール部材S1により、また、キャップ13とロータリバルブ12の円柱部12aとの間は、シール部材S2によりそれぞれシールされており、作動油が緩衝器外部に漏洩することが防止されている。
さらに、キャップ13の内周側には、穴(付示せず)が穿設され、この穴の中には附勢バネ14と、附勢バネ14により穴(付示せず)から突出する方向に附勢された球15が挿入され、この球15がロータリバルブ12の円柱部12aの外周に設けたノッチ12dに係合することで、後述するように、チョーク通路としての孔11aを作動油が通過したときにロータリバルブ12に作用するロータリバルブ12をキャップ13およびバルブハウジング10に対して回転させようとする力に抗してロータリバルブ12のキャップ13に対する回動を防止している。すなわち、上記附勢バネ14および球15およびノッチ12dはディテント機構として機能する。
なお、本実施の形態では、キャップ13のバルブハウジング10への固定方法は加締によるが、他の方法、すなわち、溶接、螺合、圧入等により固定するとしてもよい。ただし、螺合する場合には、バルブハウジング10に対してキャップ13が回動することを防止するために回り止めを設けるほうが望ましい。
また、ロータリバルブ12の円板部12bおよびチョーク盤11は、キャップ13がバルブハウジング10に取付けられた状態で、キャップ13の図1中左端とバルブハウジング10の底部とで挟持されているので、ロータリバルブ12およびチョーク盤11の図1中左右方向の移動が規制されている。
したがって、チョーク盤11に開穿の円弧状の孔11aは、バルブハウジング10の底部とロータリバルブ12の円板部12bの図1中左端面で、囲われているので、チョーク通路として機能する。
そして、上記孔11aは、円板部12aに設けた孔12cが孔11aと同一円周上に設けられているので、この孔12cを介して他方のポート10cと連通することができる。
ここで、他方のポート10cの設けられる位置は、チョーク盤11とロータリバルブ12の円板部12bと干渉しない位置に設けられ、すなわち、バイパス路たる流路6およびパイプ9は、減衰力調整機構Gの他方のポート10cに接続され、また他方のポート10cは、上記チョーク通路および一方のポート10dを介してリザーバ室Rに連通されている
ちなみに、本実施の形態においては、バルブハウジング10の底部にチョーク盤11を設けているが、チョーク盤11を設ける代りに、バルブハウジング10の底部に孔11aと同様な形状の溝を設けるとし、この溝の一端に連通するように一方のポート10dを設けてもよい
ただし、チョーク盤11を用いると、バルブハウジング10に溝を設ける場合に比較して加工が簡易となるという利点があるとともに、チョーク盤の肉厚や孔の径方向幅を変えるだけで、発生減衰力を変化させることができるので減衰力調整機構の互換性が向上するという利点もある。
したがって、緩衝器の規格に適した減衰力調整機構をチョーク盤の選択により簡易かつ低コストで製造することが可能であり、また、キャップ13がバルブハウジング10に着脱自在に取付けられる場合には、チョーク盤を肉厚や孔の径方向幅の異なるチョーク盤に変更することも可能になり、便利である。
減衰力調整機構は、上記のように構成されるが、上記ロータリバルブ12をバルブハウジング10に対し回動させると、ロータリバルブ12の孔12cはチョーク盤11の孔11aが設けられている円周上に沿って位置を変えられる
他方、一方のポート10dは、チョーク盤11に対して不動であり、孔11aの一端に接続された状態となっているので、ロータリバルブ12の孔12cの位置を変えることで、一方のポート10dとロータリバルブ12の孔12cとを接続する孔11aのチョーク通路として機能するチョーク長さLは変化する。
なお、ロータリバルブ12の孔12cをチョーク盤11の孔11aに対向させない位置にすれば、上記一方のポート10dと他方のポート10cとの連通を断つので、結果的にバイパス路を遮断することも可能である。
また、ロータリバルブ12とキャップ13との間に設けた上記ディテント機構により、チョーク通路のチョーク長さLを段階的に変化させることができる。ちなみに、ロータリバルブ12を回動させやすいように、溝12eが設けられており、この溝12eにマイナスドライバ等を係合してロータリバルブ12を回動させることができる。なお、溝12eは十字状にしたり、六角レンチ等が挿入できる形状としたり、溝12eではなく、スパナ等で把持できるように六角形状の突起を形成するとしてもよい。
つづいて、図1に基づいて、作用について説明すると、まず、緩衝器が伸長する場合、すなわち、シリンダ1に対しピストン3が図1中上方に移動すると、上室R1が収縮し上室R1内の圧力が高まり、上室R1内の作動油は通路42および減衰力発生要素52を通過し、下室R2内に流入する。
他方、下室R2内では、シリンダ1からピストンロッド2が退出する体積分の作動油が不足するので、作動油リザーバ室Rから通路43および減衰力発生要素53を通過し下室R2内に流入する。
したがって、基本的には、減衰力発生要素52,53で発生する圧力損失に見合った減衰力が発生するが、伸長速度、すなわち、シリンダ1に対するピストン3の移動速度(以下、「ピストン速度」という)が減衰力発生要素52の開弁圧に達しないような低速の場合には、上室R1内の作動油は、通路42を通過せず、バイパス路たる流路6およびパイプ9および減衰力調整機構Gを介してリザーバ室R内に流入する。
この場合に緩衝器が発生する減衰力は、減衰力調整機構Gの上記チョーク通路で発生され、したがって、緩衝器は、ピストン速度が微低速域から高速域にわたりピストン速度に比例する減衰力を発生し、このとき、チョーク通路のチョーク長さLは、ロータリバルブ12の回動で変化できるので、ピストン速度が微低速時の減衰力を変化させ得る
つぎに、緩衝器が収縮する場合、すなわち、シリンダ1に対しピストン3が図1中下方に移動すると、下室R2が収縮し下室R2内の圧力が高まり、下室R2内の作動油は通路41および減衰力発生要素51を通過し、上室R1内に流入するとともに、シリンダ1からピストンロッド2が侵入する体積分の作動油が過剰するので、作動油は、下室R2から通路44および減衰力発生要素54を通過しリザーバ室R内に流入する。
したがって、基本的には、減衰力発生要素51,54で発生する圧力損失に見合った減衰力が発生するが、収縮速度、すなわち、ピストン速度が減衰力発生要素54の開弁圧に達しないような低速の場合には、下室R2内の作動油は、通路44を通過せず、作動油は下室R2から上室R1内に流入し、バイパス路たる流路6およびパイプ9および減衰力調整機構Gを介して上室R1からリザーバ室R内に流入し、この場合に緩衝器が発生する減衰力は、減衰力調整機構Gの上記チョーク通路で発生される。
したがって、緩衝器は、ピストン速度が微低速域から高速域にわたりピストン速度に比例する減衰力を発生し、チョーク通路のチョーク長さLは、ロータリバルブ12の回動により変化させることができるので、ピストン速度が微低速時の減衰力を変化させ得る
なお、バイパス路が上室R1とリザーバ室Rとを連通し、減衰力調整機構がその途中に設けられているので、緩衝器の伸長および収縮を問わず減衰力を調整し得る
すなわち、バイパス路を上室R1と下室R2とを、もしくは、下室R2リザーバ室Rとを連通するように設け場合には、減衰力調整機構Gが減衰力発生要素51,52もしくは減衰力発生要素53,54と並列の関係となり、伸長工程のみ、もしくは、収縮行程のみの減衰力調整でしか十分機能しなくなるが、どちらか一方のみの減衰力を調整することで充分な場合には、減衰力調整機構Gをピストン部あるいはベースバルブ部に設けてもよい。
この場合、減衰力調整機構がピストン部に設けられるのであれば、バルブハウジングをピストンロッドとし、ピストンロッドの軸心部にロータリバルブを回動させるためのコントロールロッドを設けるとすればよく、また、減衰力調整機構がベースバルブ部に設けられるのであれば、ベースバルブの軸心部に上記減衰力調整機構の構成を設け、さらに、緩衝器のボトム端を封止する封止部材をキャップ13として機能させればよい。
なお、ロータリバルブ12の孔12cをチョーク盤11の孔11aに対向させない位置にすれば、上記一方のポート10dと他方のポート10cとの連通を断つので、結果的にバイパス路を遮断することとなるので、この場合には、上記減衰力発生要素51,52,53,54によってのみ減衰力が発生されることとなり、発生される減衰力は、最もハードとなる。
したがって、本発明によれば、ピストン速度に比例した減衰力を発生可能であり、また、その発生減衰力を調整することが可能であり、従来の選択したオリフィスで減衰力を調整する減衰力調整機構に比較して、ピストン速度が微低速時から充分な減衰力を得ることができ、車両がウネリ路などを通過するような場合にも、車両における乗り心地が向上することができる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
減衰力調整機構が緩衝器に具現化された状態を示す縦断面図である。 減衰力調整機構のP−P’断面図である。
符号の説明
1 シリンダ
2 ピストンロッド
3 ピストン
6 流路
9 パイプ
10 バルブハウジング
10c 他方のポート
10d 一方のポート
11 チョーク盤
11a 円弧状チョークを構成する円弧状の孔
12 ロータリバルブ
12c 孔
13 キャップ
L チョーク長さ
R1 上室
R2 下室
R リザーバ室

Claims (2)

  1. シリンダと、このシリンダ内を上室と下室に区画するピストンと、このピストンを介して上記のシリンダ内に移動自在に挿入されたピストンロッドと、上記の下室に連通されるリザーバ室と、上記の上室と上記の下室とを連通する通路の途中に設けた減衰力発生要素とを備えた緩衝器において、上記の上室と上記のリザーバ室とを接続する流路とパイプとからなるバイパス路を設け、このバイパス路の途中に減衰力調整機構を設け、この減衰力調整機構が、中空なバルブハウジングと、このバルブハウジングに設けられて当該バルブハウジング内と上記リザーバ室とを連通する一方のポートと、同じく上記バルブハウジングに設けられて当該バルブハウジング内と上記パイプとを連通する他方のポートと、上記一方のポートに一端が接続された円弧状チョークと、この円弧状チョークに同軸をもって対向しながら上記のバルブハウジングに回動自在に挿入されるロータリバルブとを備え、このロータリバルブが上記の円弧状チョークに照準されると共に上記他方のポートに連通する孔を設けてなることを特徴とする緩衝器。
  2. 上記のバルブハウジングが有底筒状に形成され、上記の円弧状チョークが、上記のバルブハウジングの底部と、このバルブハウジングの底部に固定されるチョーク盤に設けた円弧状の孔と、上記のロータリバルブの上記のチョーク盤に対向する面とで構成されてなる請求項1に記載の緩衝器。
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