JPH0561925A - デザイン装置 - Google Patents

デザイン装置

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JPH0561925A
JPH0561925A JP3219566A JP21956691A JPH0561925A JP H0561925 A JPH0561925 A JP H0561925A JP 3219566 A JP3219566 A JP 3219566A JP 21956691 A JP21956691 A JP 21956691A JP H0561925 A JPH0561925 A JP H0561925A
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JP
Japan
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image
design element
knowledge
displayed
crt
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JP3219566A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Hirasuna
清美 平砂
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0561925A publication Critical patent/JPH0561925A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CRTに画像表示されたデザインの修正操作
状況により、知識データベースを更新することで、知識
データベースの一般性を維持する。 【構成】 キーボード2により評価用語を入力すると、
コンピュータ1が知識データベース4から最適なデザイ
ン要素を推論,抽出してCRT3に画像表示する。そし
て、CRT3の画像を見たユーザが、イメージと合わな
い感じた場合に、キーボード2で修正操作を行うことに
より、コンピュータ1が知識データベース4から別のデ
ザイン要素を推論,抽出し、これを、すでに画像表示さ
れているデザイン要素に代えて画像表示する。そして、
コンピュータ1が変更回数のような修正操作の状況を記
憶し、この記憶された修正操作の状況が予め設定された
更新基準値を越えたときに、変更後のデザイン要素を、
上記入力された評価用語に最適なデザイン要素として、
知識データベース4を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間の持つイメージを
確認しながらデザインをCRTのような表示手段に画像
表示するデザイン装置であって、特に、画像表示された
デザインの修正操作の状況により知識データベースを更
新するデザイン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平2−259962号
公報に開示されているデザイン装置を提案した。これ
は、使用者(以下、単にユーザと称する)がキーボード
のような入力手段を操作して評価用語を入力すると、知
識データベースから最適なデザイン要素を推論,抽出
し、この抽出されたデザイン要素を表示手段に画像表示
する。そして、表示手段に画像表示されたデザイン要素
がユーザのイメージと合わない場合に、ユーザが入力手
段により修正操作を行うことにより、知識データベース
から別のデザイン要素を推論,抽出し、この抽出された
別のデザイン要素を、表示手段にすでに画像表示されて
いるデザイン要素に代えて画像表示するとともに、この
修正操作毎に、変更後のデザイン要素を、前記入力され
た評価用語に最適なデザイン要素として知識データベー
スを更新するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のデザイ
ン装置にあっては、すでに画像表示されているデザイン
要素の修正操作毎に、知識データベースが更新される。
しかも、入力された評価用語に対する人の持つイメージ
には個人差がある。このため、修正操作毎に知識データ
ベースを更新すると、経時的には、知識データベースが
偏ったものとなって一般性を失う可能性がある。
【0004】そこで本発明にあっては、修正操作毎に知
識データベースを更新するのではなく、例えば画像表示
されているデザイン要素の変更回数や変更が画像表示さ
れているデザイン要素に与える影響度のような、修正操
作の状況により、知識データベースを更新することを課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、評価用語の入
力により、知識データベースから最適なデザイン要素を
推論,抽出し、この抽出されたデザイン要素を画像表示
する一方、修正操作により、知識データベースから別の
デザイン要素を推論,抽出し、この抽出された別のデザ
イン要素をすでに表示されている前記デザイン要素に代
えて画像表示するデザイン装置において、前記修正操作
の状況により、前記変更されたデザイン要素を、前記入
力された評価用語に最適なデザイン要素として、知識デ
ータベースを更新する知識データベース変更手段を設け
てある。
【0006】また、前記知識データベース変更手段が、
修正操作の状況を使用者の属性で場合分けして設定する
機能を備えても良い。
【0007】
【作用】評価用語の入力により画像表示されたデザイン
要素がユーザのイメージと合わない場合に、ユーザが修
正操作を行うことにより、知識データベースから別のデ
ザイン要素を推論,抽出し、この抽出された別のデザイ
ン要素を、すでに表示されているデザイン要素に代えて
画像表示する。そして、知識データベース変更手段が上
記修正操作によるデザイン要素の修正操作の状況を記憶
し、この記憶された修正操作の状況が予め設定された更
新基準値を越えたときに、変更後のデザイン要素を、上
記入力された評価用語に最適なデザイン要素として、知
識データベースを更新する。
【0008】
【実施例】
第1実施例 図1は、本発明の第1実施例を示すものである。この第
1実施例のデザイン装置は、コンピュータグラフィック
を利用して車室内のインテリアデザインを行うようにし
た車両用デザイン装置を例示してあり、コンピュータ1
と、入力手段2たるキーボードと、出力手段3たるCR
Tとで構成されている。コンピュータ1のメモリには、
知識データベース4が記憶させてある。コンピュータ1
のCPUには、推論手段5と知識データベース変更手段
6とが組み込んである。
【0009】知識データベース4は、評価用語7と形容
詞知識8とデザイン要素としての車両デザイン要素9と
イメージ知識10と更新基準知識11とを備えている。
【0010】評価用語7は、表1の評価用語欄に示すよ
うな形容詞語群で構成されている。
【0011】形容詞知識8は、表1に示すように、評価
用語7を収集し、予備実験の結果を解析することによ
り、評価用語間の関係を規定するものとして得た知識で
あって、これは、例えば評価用語7を因子分析等の多変
量解析で複数の因子に分け、各評価用語7が各因子にど
の程度の関係があるかを因子負荷量(数値)として得た
データである。各因子負荷量が特に大きい値において、
近い数値の評価用語は関係が深く、似ている評価用語と
いうことができる。この形容詞知識8は、デザイン装置
の使用時において、入力された評価用語が後述する官能
評価実験で用いた評価用語7群の中に無い場合、一番似
た評価用語7を選出するために使用される。
【0012】車両デザイン要素9は、表2に示すよう
に、大きな枠であるアイテムと、小さな枠であるカテゴ
リーとに区分されている。
【0013】イメージ知識10は、表2に示すように、
官能評価実験の結果として得られたものである。具体的
には、評価用語7と車両デザイン要素9のアイテムを選
定し、このアイテムそれぞれに相当する車両デザイン要
素9を不特定多数の人に見せ、形容詞語群である評価用
語7の1つ1つについての車両デザイン要素9から受け
るフィーリングを収集し、その収集結果を数量化論理1
類もしくは2類等の多変量解析により、偏相関係数(偏
回帰係数)として解析したものである。
【0014】ここで、アイテムは、車両デザイン要素9
中のインストルメントパネルに設けられるメータ数、イ
ンストルメントパネルとメータクラスタに着目したもの
等である。
【0015】メータ数に着目したアイテムは、大きなメ
ータ1個を設けたカテゴリー、大きなメータ1個と小さ
なメータ2個とを設けたカテゴリー、大きなメータ1個
と小さなメータ3個とを設けたカテゴリー、大きなメー
タ2個と小さなメータ1個とを設けたカテゴリー、大き
なメータ2個と小さなメータ2個とを設けたカテゴリー
に分類してある。
【0016】インストルメントパネルとメータクラスタ
に着目したアイテムは、インストルメントパネルとメー
タクラスタとが一体になったカテゴリー、インストルメ
ントパネルとメータクラスタとが分離されたカテゴリー
に分類してある。
【0017】なお、表2に記載された以外に着目したア
イテムも、複数のカテゴリーに分類してある。
【0018】更新基準知識11は、評価用語7と更新基
準値としての更新基準回数との関係を規定した知識であ
って、表3に示すように、因子負荷量により評価用語を
区分し、この評価用語の区分毎の因子軸ごとに異なる更
新基準回数を設定してある。つまり、第1因子軸の因子
負荷量を枠で囲んで示した「広い」、「開放的な」、
「ゆったりとした」、「囲まれた」、「安心感のある」
などのように、第1因子軸との関係が深い評価用語7
は、物理的な内容を表現する語が多く、かなり普遍的な
イメージ評価を表すものと考えられるので、更新基準回
数を無限大に設定し、知識データベース4中のイメージ
知識10の偏相関係数の書き換えを行わないようにして
ある。第2因子軸の因子負荷量を枠で囲んで示した「お
しゃれな」、「粋な」、「デザインのよい」などのよう
に、第2因子軸との関係が深い評価用語7は、ファッシ
ョン性を表現する語が多く、経時的に人の持つイメージ
の変化が激しいと考えられるので、更新基準回数を10
回というように比較的少なく設定してある。第3因子軸
の因子負荷量を枠で囲んで示した「スポーティな」、
「かっこいい」、「アクティブな」などのように、第3
因子軸との関係が深い評価用語7は、行動性を表現する
語が多く、経時的に人の持つイメージの変化が上記第2
因子軸の評価用語7よりも激しいと考えられるので、更
新基準回数を20回というように設定してある。第4因
子軸の因子負荷量を枠で囲んだ「明るい」、「カラフル
な」、「鮮やかな」などのように、第4因子軸との関係
が深い評価用語7は、視覚性を表現する語が多く、色の
組み合わせなどから、個々人の持つイメージの変化が極
めて激しいと考えられるので、更新基準回数を50回と
いうように設定してある。
【0019】推論手段5は、評価用語の入力により、図
2に示すフローチャートにしたがって、知識データベー
ス4から最適な車両デザイン要素9を推論,抽出してC
RT3に画像表示させる一方、修正操作により、知識デ
ータベース4から別の車両デザイン要素9を推論,抽出
し、この抽出された別の車両デザイン要素9を、すでに
画像表示されている前記車両デザイン要素9に代えて画
像表示させるようになっている。
【0020】知識データベース変更手段6は、推論手段
5の働きによりCRT3に画像表示された車両デザイン
要素9を見たユーザが入力した評価用語7に関して自分
の持つイメージと合わないと感じて修正操作を行った場
合に、図2に示すフローチャートにしたがって、車両デ
ザイン要素9の変更回数を修正操作の状況としてカウン
トし、このカウントした変更回数を更新基準知識11に
照合し、変更回数が更新基準回数になったときに、知識
データベース4中のイメージ知識10の偏相関係数を更
新(書き換え)するようになっている。
【0021】第1実施例の動作を図2に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0022】先ず、評価用語7と形容詞知識8と車両デ
ザイン要素9とイメージ知識10と更新基準知識11な
どをコンピュータ1のメモリMに記憶させておく。この
状態において、コンピュータ1を起動し、ユーザがキー
ボード2を操作して評価用語としての形容詞とを入力す
る(ステップ101)。この評価用語7の入力にあって
は、複数個の評価用語7を入力することも可能である。
この評価用語7の入力により、推論手段5によるコンピ
ュータ1のCPUの働きで、知識データベース4から評
価用語との関係の最も強い最適な車両デザイン要素9を
形容詞処理で推論,抽出してCRT3に画像表示する
(ステップ103,104)。具体的には、ステップ1
02で入力された評価用語7がイメージ知識10の中に
あるか否かを検索し、イメージ知識10中にある場合
は、入力された評価用語7と対応するイメージ知識10
を抽出し、これとは逆に、入力された評価用語7がイメ
ージ知識10の中に無い場合は、入力された評価用語7
に最も関係の深い評価用語7を形容詞知識8から選定
し、この選定された評価用語7に対応するイメージ知識
10を抽出する。なお、ステップ102で複数の評価用
語7が入力された場合は、各評価用語に対応する複数の
イメージ知識10を抽出する。また、入力された評価用
語7が、形容詞知識8の中にも無い場合は、異なる表現
の評価用語7を再入力してもらう指示をCRT3に表示
する。引き続き、イメージ知識10の各アイテムにおい
て、偏相関係数が最大であるカテゴリーに関する車両デ
ザイン要素9を抽出してCRT3に画像表示させる。な
お、ステップ102で複数の評価用語が入力され、複数
のイメージ知識10が抽出された場合には、これら複数
のイメージ知識10でのアイテムにおける各カテゴリー
における最大の偏相関係数を足し合わせて、その和が各
アイテムにおいて最大であるカテゴリーに関する車両デ
ザイン要素9を抽出する。
【0023】次に、CRT3に表示された画像がイメー
ジと合うかを、推論手段5によるコンピュータ1のCP
Uの働きにより、「表示画像に満足ですか」というよう
な、CRT3の画像がイメージと合うかの問い合わせの
指示を、CRT3に表示する。この問い合わせの指示に
より、CRT3の画像を見たユーザが、入力した評価用
語7に関して自分の持つイメージと合うと感じた場合
(ステップ105がYES)には、ユーザが上記CTR
3の画像を最終的な画像として容認したことを意味する
ので、キーボード2のセットキーを押すというように、
修正不要の操作を行うことにより、画像表示の1サイク
ルが終了する(ステップ110)。
【0024】これとは逆に、上記CRT3の画像を見た
ユーザが、入力した評価用語7に関して自分の持つイメ
ージと合わないと感じた場合(ステップ105がNO)
には、キーボード2のリターンキーを押すというよう
に、修正操作を行う。すると、推論手段5によるコンピ
ュータ1のCPUの働きにより、ステップ103で評価
用語7に関して抽出されているイメージ知識10の各ア
イテムにおける、偏相関係数の総和が次に大きい車両デ
ザイン要素9を推論,抽出して、この抽出された車両デ
ザイン要素9を、すでに画像表示されている車両用デザ
イン要素7に代えて、CRT3に画像表示するか、また
は、ユーザがすでに画像表示されている車両デザイン要
素9の細部を指定することにより、ステップ103で評
価用語7に関して抽出されているイメージ知識10の上
記指定された細部に相当する各アイテムにおける偏相関
係数が次に大きい車両デザイン要素9を推論,抽出し、
この抽出された細部の車両デザイン要素9を、すでに画
像表示されている車両デザイン要素9中の変更指定され
た細部に代えて、CRT3に画像表示する(ステップ1
06)。
【0025】この後、再び、推論手段5によるコンピュ
ータ1が、CRT3の修正後の画像がイメージと合うか
の問い合わせの指示をCRT3に表示して、ユーザへの
問い合わせを行い、ユーザによるCRT3の画像の修正
不要の操作が行われるまで、上記ステップ105,10
6の処理を繰り返す。
【0026】そして、CRT3の修正後の画像を見たユ
ーザが、入力した評価用語7に関して自分の持つイメー
ジと合うと感じて上記CTR3の画像を最終的な画像と
して容認し、キーボード2のセットキーを押すというよ
うに、修正不要の操作を行った場合(ステップ105が
YES)には、車両デザイン要素9の変更回数を修正操
作の状況としてカウントし(ステップ107)、このカ
ウントされた変更回数を更新基準知識11に照合する
(ステップ108)。引き続き、変更回数が更新基準回
数未満の場合(ステップ108がNO)には、知識デー
タベース4中のイメージ知識10の偏相関係数の更新
(書き換え)することなく、画像表示の1サイクルを終
了する。これとは逆に、変更回数が更新基準回数になっ
た場合(ステップ108がYES)には、知識データベ
ース4中のイメージ知識10の偏相関係数を更新して
(ステップ109)、画像表示の1サイクルが終了する
(ステップ110)。
【0027】要するに、この第1実施例によれば、CR
T3の画像の変更回数が更新基準回数になった場合の
み、知識データベース4の更新を行うので、知識データ
ベース4の更新からユーザの個人差を排除し、知識デー
タベース4の一般性を維持することができる。
【0028】第2実施例 図3は、第2実施例を示すフローチャートである。この
第2実施例の車両用デザイン装置においては、ユーザの
性別や年令などにより、流行への関心度や価値感などが
異なることを考慮し、知識データベース4中のイメージ
知識10Aと更新基準知識11Aとを、ユーザの性別や
年令などの属性ごとに場合分けして、コンピュータ1の
メモリに記憶しておく。この更新基準知識11Aは、例
えば、20代の女性の場合には、流行に敏感で、価値感
も変化し易いと考えられるので、、30代の女性より
も、各更新基準回数を少なく設定しておく。そして、ユ
ーザが画像表示を行うべく、コンピュータ1を起動し、
キーボード2の操作でコンピュータ1のシステム動作を
開始すると(ステップ201)、推論手段5によるコン
ピュータ1のCPUの働きにより、スッテプ202の右
横に示すように、性別や年令などのユーザの属性の指定
を促すための指示をCRT3に表示し、この表示を見た
ユーザが、自分の性別や年令などの属性を選択入力した
後(ステップ202)、キーボード2の操作で評価用語
7を入力する。すると、推論手段5によるコンピュータ
1のCPUの働きにより、入力された属性と評価用語7
とに対応するイメージ知識10Aをコンピュータ1のメ
モリの中から抽出し、この抽出されたイメージ知識10
Aの中から偏回帰係数が最大であるカテゴリーに関する
車両デザイン要素9を抽出してCRT3に画像表示させ
る(スッテプ205)。
【0029】次に、CRT3の画像がイメージと合うか
の問い合わの指示をCRT3に表示して、ユーザへの問
い合わせを行う(ステップ206)。
【0030】そして、CRT3の画像を見たユーザが、
入力した評価用語7に関して自分の持つイメージと合う
と感じた場合(ステップ206がYES)には、キーボ
ード2のセットキーを押すというように、修正不要の操
作を行うことにより、画像表示の1サイクルが終了する
(ステップ211)。
【0031】これとは逆に、上記CRT3の画像を見た
ユーザが、入力した評価用語7に関して自分の持つイメ
ージと合わないと感じた場合(ステップ206がNO)
には、キーボード2のリターンキーを押すというよう
に、修正操作を行う。すると、推論手段5によるコンピ
ュータ1のCPUの働きにより、ステップ204で評価
用語7に関して抽出されているイメージ知識10の各ア
イテムにおける、偏相関係数の総和が次に大きい車両デ
ザイン要素9を推論,抽出して、この抽出された車両デ
ザイン要素9を、すでに画像表示されている車両デザイ
ン要素9に代えて、CRT3に画像表示するか、また
は、ユーザがすでに画像表示されている車両デザイン要
素9の細部を指定することにより、ステップ204で評
価用語7に関して抽出されているイメージ知識10の上
記指定された細部に相当する各アイテムにおける偏相関
係数が次に大きい車両デザイン要素9を推論,抽出し、
この抽出された細部の車両デザイン要素9を、すでに画
像表示されている車両デザイン要素9中の指定細部に代
えて、CRT3に画像表示する(ステップ207)。
【0032】この後、再び、推論手段5によるコンピュ
ータ1のCPUの働きにより、CRT3の修正後の画像
がイメージと合うかの問い合わせの指示をCRT3に表
示して、ユーザへの問い合わせを行い、ユーザによるC
RT3の画像の修正不要の操作が行われるまで、上記ス
テップ206と207との処理を繰り返す。
【0033】そして、CRT3の修正後の画像を見たユ
ーザが、入力した評価用語7に関して自分の持つイメー
ジと合うと感じて、CTR3の修正後の画像を最終的な
画像として容認し、キーボード2のセットキーを押すと
いうように、修正不要の操作を行った場合(ステップ2
06がYES)には、車両デザイン要素9の変更回数を
修正操作の状況としてカウントし(ステップ208)、
このカウントされた変更回数を前記ユーザの属性ごとに
場合分けされて作られている更新基準知識11Aに照合
する(ステップ209)。引き続き、変更回数が更新基
準回数未満の場合(ステップ209がNO)には、知識
データベース4中のイメージ知識10Aの偏相関係数を
更新することなく、画像表示の1サイクルを終了する
(211)。
【0034】これとは逆に、変更回数が更新基準回数に
なった場合(ステップ209がYES)には、知識デー
タベース4中のイメージ知識10Aの偏相関係数を更新
して(ステップ210)、画像表示の1サイクルが終了
する(ステップ211)。
【0035】要するに、この第2実施例によれば、ユー
ザの性別や年令などの属性を加味してあるので、ユーザ
個々人に合う車両デザインを速く画像表示できるととも
に、その修正操作状況による知識データベース4中のイ
メージ知識10もユーザの属性に合わせて更新すること
ができる。
【0036】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、更新基準知識を、例えば表4〜6に示すよ
うにすることもできる。
【0037】表4は、評価用語7の分散値を使用し、こ
の分散値により評価用語7を区分し、この区分ごとに異
なる更新基準回数を設定したものである。
【0038】表5は、アイテムの偏相関係数を使用し、
この偏相関係数により評価用語7を区分し、この区分ご
とに異なる更新基準回数を設定したものである。これに
よれば、例えば、「スポーティな」とうい評価用語7か
ら推論されたCRT3の画像について、「インストの厚
み」を延べ30回「厚い」から「薄い」に変更した場合
に、イメージ知識10の更新が行われる。このイメージ
知識10の更新は、「インストの厚み」に関する偏相関
係数のみに演算処理を行い、表6の備考欄の「変更前」
に示した偏相関係数(数値)から、表6の備考欄の「変
更後」に示した偏相関係数(数値)に書き換えられる。
【0039】また、表や図などは省略するが、更新基準
値として平均値を予め設定しておき、変更の程度からイ
メージ知識10の更新を行うを判断する。例えば、1回
目の変更の因子軸の平均値が「+1」、2日目の因子軸
の平均値が「−1」、3回目の変更の因子軸の平均値が
「+3」、4回目の変更の因子軸の平均値が「−4」と
なった場合、これら4回の変更の因子軸の平均値の合計
値が更新基準値としての平均値未満なら、イメージ知識
10の偏相関係数の更新は行わず、平均値以上なら更新
を行なうことも可能である。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像表示
されたデザイン要素の修正操作の状況により、変更され
たデザイン要素を、入力された評価用語に最適なデザイ
ン要素として、知識データベースを更新するようにした
ので、ユーザの個人差を知識データベース更新の学習機
能から排除して、知識データベースの一般性を維持する
ことができるうえ、評価用語やデザイン要素の特性を考
慮し、更新の必要性を加味した知識データベースの更新
ができる。また、ユーザの属性を付加することで、ユー
ザの属性に応じた知識データベースの更新の必要性も判
断することができ、知識データベースの一般性の維持を
より高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体構成図。
【図2】本発明の第1実施例のフローチャート。
【図3】本発明の第2実施例のフローチャート。
【符号の説明】
1…コンピュータ 2…入力手段(キーボード) 3…出力手段(CRT) 4…知識データベース 5…推論手段 6…知識データベース変更手段 7…評価用語 8…形容詞知識 9…デザイン要素(車両デザイン要素) 10,10A…イメージ知識 11,11A…更新基準知識

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価用語の入力により、知識データベー
    スから最適なデザイン要素を推論,抽出し、この抽出さ
    れたデザイン要素を画像表示する一方、修正操作によ
    り、知識データベースから別のデザイン要素を推論,抽
    出し、この抽出された別のデザイン要素をすでに画像表
    示されている前記デザイン要素に代えて画像表示するデ
    ザイン装置において、 前記修正操作の状況により、前記変更されたデザイン要
    素を、前記入力された評価用語に最適なデザイン要素と
    して、知識データベースを更新する知識データベース変
    更手段を設けたことを特徴とするデザイン装置。
  2. 【請求項2】 前記知識データベース変更手段が、修正
    操作の状況を使用者の属性で場合分けして設定する機能
    を備えたことを特徴とする前記請求項1に記載したデザ
    イン装置。
JP3219566A 1991-08-30 1991-08-30 デザイン装置 Pending JPH0561925A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001188796A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Toshiba Corp データ分析システム及びデータ分析方法並びにプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Cited By (2)

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KR100616054B1 (ko) * 1999-12-28 2006-08-28 가부시끼가이샤 도시바 데이터 분석 시스템, 데이터 분석 방법 및 프로그램을기록하는 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체

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