JP2001188796A - データ分析システム及びデータ分析方法並びにプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ分析システム及びデータ分析方法並びにプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001188796A
JP2001188796A JP37547399A JP37547399A JP2001188796A JP 2001188796 A JP2001188796 A JP 2001188796A JP 37547399 A JP37547399 A JP 37547399A JP 37547399 A JP37547399 A JP 37547399A JP 2001188796 A JP2001188796 A JP 2001188796A
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Masaru Hatakeyama
勝 畠山
Seiji Iwata
誠司 岩田
Miyoko Goshima
みよ子 五嶋
Takeshi Izawa
毅 井澤
Chihiro Takahashi
ちひろ 高橋
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Toshiba Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ分析の結果をユーザが把握し易い形式で
表示する。 【解決手段】本発明のデータ分析システム1には、因子
分析の結果から因子毎に項目と因子負荷量との組合せを
求める編集手段5を持つ。そして、表示手段8が、この
編集手段5によって得られた項目と因子負荷量との組合
せを因子毎に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収集したデータに
対する分析結果をユーザに提供するデータ分析システム
及びデータ分析方法並びにプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のアンケート結果や調査結果、PO
Sデータ等に対する分析として多変量解析が利用され
る。多変量解析には、例えば重回帰分析、クラスタ分
析、判別分析、主成分分析、因子分析、分散分析、多重
比較法等のような各種の解析手法があり、分析する内容
により適した手法が選択され、利用される。この多変量
解析の各種手法のうち、アンケート結果や調査結果、P
OSデータの分析に適した手法の例として因子分析、分
散分析、多重比較法の3手法について以下に説明する。
【0003】因子分析は、いくつかの変数間に潜んでい
る共通の因子(特徴、ファクター)を探り出す手法であ
る。いくつかの項目に関して評価した結果を変数として
因子分析を実行すると、複数の因子毎に各項目に関する
因子負荷量が得られる。分析者は、因子毎に、因子負荷
量の絶対値の大きい項目を参考にして因子の意味づけ
(因子の解釈・命名)を行う。
【0004】図24は、因子分析の結果の一例を示す図
である。ここでは、英語、数学、理科、社会、国語に関
する試験を行い、この英語、数学、理科、社会、国語を
変数とし、因子数を2として因子分析を実行した例を示
している。
【0005】この結果、因子1では英語、数学、理科の
因子負荷量が特に大きいので、この因子1を「理系的能
力」と推定することができ、因子2では社会、国語の因
子負荷量が大きいので「文系的能力」として推定するこ
とができる。
【0006】次に、分散分析について説明する。分散分
析は、水準(グループ)間で差があるか否かについて調
べる手法である。
【0007】この分散分析の手順を説明すると、まず最
初に差の有無を調査する対象である水準を設定する。例
えばテレビの製造会社に関する調査の場合には、水準と
してテレビメーカのP1社、P2社、…、P21社が設
定される。
【0008】次に、分散分析においては、各水準毎の観
測値の平均値、及び全観測値の平均を求める。例えば、
各水準Pi(i=1〜21)に対して表1のような観測
が行われたとする。
【0009】
【表1】
【0010】水準Piの平均をμi、全観測値の平均を
μとすると、これらの平均値には以下の(1)式のよう
な関係がある。
【0011】
【数1】
【0012】つまり、(1)式の左辺を全変動STと
し、右辺第1項を水準間変動SPとし、右辺第2項を水
準内変動SEとすると(2)式が成り立つ。
【0013】ST=SP+SE …(2) そして、分散分析においては、各水準間に差があるか否
かを調べる。つまり、上記の例において水準間変動SP
が水準内変動SEに比べて大きい場合には差があると言
える。SP/SEに自由度m1,m2を考慮した値は、
(3)式のように示すことができる。これは自由度(m
1,m2)のF分布に従うことを意味する。
【0014】
【数2】
【0015】この結果を利用してF検定(分散比検定)
を行う。つまり、「仮説H0:全ての水準で平均が等し
い」として(m1・SP)/(m2・SE)の値を求め、
有意水準αの時のF値であるF(m2,m1;α)を求
め、以下の(4)式が成り立つか否かを判定する。な
お、F値とは、一般的に、(水準間の平均平方/水準内
の平均平方)で求められる値である。
【0016】
【数3】
【0017】判定の結果、(4)式が成り立てば仮説H
0が棄却され、各水準P1〜P21間に差があると判定
される。
【0018】図25は、分散分析の結果の一例を示す図
である。ここでは、テレビメーカP1〜P21社の製造
したテレビの「デザイン」及び「DVD接続容易性」に
ついて観測をし、分散分析を実行した結果を示してい
る。最終的には、この分散分析の結果得られるPr
(F)の値が所定のしきい値より小さければ差があると
判定される。この所定のしきい値を0.045とする
と、各結果のPr(F)より「デザイン」に関してはP
1〜P21社の間で差はなく、「DVD接続容易性」に
ついてはP1〜P21社の間で差があると判定される。
【0019】次に、多重比較法について説明する。多重
比較法には、多数の手法があるが、そのうちの一例につ
いて述べる。この多重比較法では、どの水準間に差があ
るのかを調べ、さらにこの際に2つの水準の全ての組合
せ(Pu,Pv)について同時に差を比較してその差の
優劣を調べる。なお、上記と同様の例(P1〜P21社
のテレビ)を考えると、水準の組合せ(Pu,Pv)に
おけるu及びvは1〜21の任意の値となる。
【0020】VP=SP/m2とし、VE=SE/m1とす
ると、(5)式が得られる。
【0021】
【数4】
【0022】また、(Pu,Pv)の差は、μu−μv
といえる。ここで、(6)式に示す統計量を考えると、
この統計量はスチューデント化された範囲q(m2,m
1;α)により検定ができる。
【0023】
【数5】
【0024】つまり、「仮説H0:水準間u、vの平均
が等しい」として以下の(7)式が成り立てば、H0が
棄却され、水準間u、vに差があると判定される。
【0025】
【数6】
【0026】なお、この際に計算されるμu−μvが多
重比較法における評価値となる。また、μu−μvの値
が負ならばPuはPvより劣っていると判定され、μu
−μvが正ならばPuはPvに勝っていると判定され
る。
【0027】ここで、上記(7)式を変形すると、以下
の(8)式及び(9)式が求められる。
【0028】
【数7】
【0029】この(8)式、(9)式は「同時信頼区
間」を示している。(8)式で得られる値をLowerBoun
d、(9)式で得られる値をUpperBoundとすると、このL
owerBoundとUpperBoundの間にゼロが含まれていない場
合に「差がある」と判定される。
【0030】図26は、多重比較法の結果の一例を示す
図である。ここでは、テレビメーカP1〜P21社の製
造したテレビの「画面鮮明度」について観測をし、P1
社と他のメーカであるP2〜P21社との間で多重比較
法を実行した結果を示している。
【0031】この結果から、P5社のLowerBoundとUppe
rBoundとの間にはゼロが含まれていないため、P1社と
P5社との間には差があると判定される。また、P1社
のテレビの「画面鮮明度」に関する観測値の平均値μ1
とP5社のテレビの「画面鮮明度」に関する観測値の平
均値μ5との差を評価値として計算すれば、P1社のテ
レビとP5社のテレビとの間での優劣を求めることが可
能である。
【0032】従来のデータ分析システムでは、データベ
ースに格納された観測値等に対して上記のような多変量
解析による分析が実行されると、その解析結果がユーザ
(分析者、観測者)に提供される。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ分析シス
テムによって因子分析を実行した場合、その結果は図2
7に示すように、表形式で表示されるのが一般的であ
る。この一般的な表形式の表示においては、データ項目
の名称が行項目とされ、因子の名称が列項目とされ、デ
ータ項目の名称と因子の名称の交差位置に該当する因子
負荷量が表示される。
【0034】また、図28に示すように、図27に示す
従来の表形式の表示の拡張として、ある値以上の因子負
荷量に網掛けを行って因子の意味づけを支援する表示形
式も利用されている。
【0035】特開平5−181897号公報において
は、統計処理結果を出力するための装置に関する発明が
開示されているが、この発明により出力される結果は先
の図27の表示形式と同様である。
【0036】しかしながら、上記のような従来のデータ
分析システムにおける因子分析の結果表示については、
因子やデータ項目が多くなった場合に、それぞれの交点
位置に表示されている因子負荷量がどのデータ項目のど
の因子に対応するものか分かりにくくなるという問題が
ある。例えば、因子数が多い場合には、表に示されてい
る因子負荷量がどの項目に対応するかを見る際にユーザ
が表の左まで項目を辿らなくてはならない。また、ある
因子において因子負荷量の高いデータ項目のみを調べた
いというような要求に対応しにくいという問題がある。
特開平5−181897号公報に開示されたような主成
分分析結果の表形式による表示も同様であり、主成分数
や観測値が多くなった場合にそれぞれの交点位置に表示
される主成分得点がどの主成分のどの観測値の値か分か
りにくい、主成分得点が高い観測値を主成分毎に見たい
という要求に対応しにくい問題がある。
【0037】また、特開平10−307815号公報に
おいては、多変量解析結果の表示方法および装置、並び
に多変量解析結果の表示方法を実行させるためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
関する発明が開示されている。この発明を適用すると、
多変量解析結果がアイコンを用いて視覚的に表示され、
分析内容に関連するデータ項目が線分で結ばれ、線分の
太さで分析内容における諸係数が表され、線分の色で分
析の種類が表される。
【0038】しかしながら、このように分析内容を示す
アイコンとデータ項目を示すアイコンを線分で接続する
表示形式には、データ項目数が少ない場合に把握容易で
あるが、データ項目数が多くなるとデータ項目それぞれ
をアイコンで表しているため把握しにくく複雑な表示と
なるという問題がある。また、分析における諸係数を線
分の太さで表すと、諸係数値の値の種類が増えた場合に
線の太さの違いが微妙となり、正確な値の判断が困難に
なるという問題がある。
【0039】また、データ分析システムの中には、分散
分析を実行して水準間に差があるか否かを判定した結果
や、多重比較法を実行してどの水準がどの水準に対して
差があるか、またその差のレベルを判定した結果を表示
するシステムもある。
【0040】しかしながら、データ分析システムによっ
て分散分析を行っても、水準間で差があるか否かという
結果しか得ることができず、分析の参考として利用しに
くいという問題がある。また、多重比較法を行うと、水
準間で差のない組合せに関してまで処理を実行するため
処理時間が長くなるという問題がある。したがって、従
来において分散分析や多重比較法が実際の分析に利用さ
れることはまれであり、分析の手法としてはもっぱら水
準別の単純比較やクロス集計が利用されている。
【0041】また、データ分析システムにはマーケティ
ング調査を行うシステムもあるが、このシステムで行わ
れるマーケティング調査としては、例えば取引先の販売
データに基づいてあるメーカがこの取引先を評価する等
の調査がある。この従来のデータ分析システムによって
メーカが取引先を評価する場合には、販売高、取引高の
大小のみで評価を行っている。例えば、あるメーカで5
つの商品A1〜A5を製造し、5つの販売店B1〜B5
で販売している場合には、各商品/各店舗毎の販売実績
は通常、表2に示すように表示される。
【0042】
【表2】
【0043】従来においては、ユーザが販売店B1〜B
5に対する判断を行う場合、この表2に基づいて販売実
績(金額)の大小のみで判断するため、表2の場合に
は、B1店が132万円で最も高く、このB1店が最も
よい評価となる。
【0044】しかし、このような評価では、メーカにと
って注力している商品を販売してくれているか、他の販
売店とのバランスで考えた場合どうかといった観点での
評価が得られない。例えば、メーカとしては商品A3の
販売に注力したいという方針があるとする。表2では、
B1店は商品A3の販売実績が低く、B5店の販売実績
が高くなっている。このような場合、B5店の評価を高
くすべきであるが、従来の評価では販売実績のみで判断
しているため不可能であった。また、販売単価の異なる
商品を販売価格のみで評価したり、あるいは販売数量の
みで評価する場合には、単価の高いものは販売額が高い
が販売数量は少なくなり、単価の低いものは販売額が低
いが販売数量が多くなるといったことになり、横並びで
評価が困難になるという問題がある。
【0045】また、データ分析システムには、アンケー
トの結果から平均値を算出したり、ポートフォリオ分析
を行うシステムもある。
【0046】例えば、図29に示すようなアンケート1
00により、特定製品(例えばテレビメーカP1〜P5
社のテレビ)の各種評価項目に満足しているか/いない
かを5段階で評価してもらうとする。
【0047】また、図30に示すようなアンケート20
0により、どの製品のどの評価項目を重視しているか/
重視していないかを5段階で評価してもらうとする。
【0048】このアンケート結果をデータベースに登録
すると、データ分析システムは、データベースに登録さ
れているアンケート結果から平均値を求め、特定製品の
ある評価項目はどの程度満足されているか、ある評価項
目はどの程度重視されているかをユーザに提供する。
【0049】表示の形式としては、例えば図31に示す
ように、重視度、満足度を2軸とし、特定製品(例えば
P1社のテレビ)に関する各評価項目(画質、音質…
等)の重視度の平均値、満足度の平均値を求め、この各
平均値を座標値として各評価項目を表示して、ポートフ
ォリオ分析と呼ばれる4象限のグラフ38を表示する場
合がある。
【0050】しかし、このような重視度、満足度等につ
いての5段階の評価等を分析するデータ分析システムに
おいて、単純に5段階評価の平均値を表示し、この平均
値でユーザが評価の内容を判断すると、各評価の内容が
平均値の周りに集中しているのか、あるいはばらついて
いるのかを把握することが困難となるという問題があ
る。また、重視度、満足度を2軸とし、4象限のグラフ
38上に評価項目を表示した場合であっても、この評価
項目間での相対的な評価あるいはデータサンプル間での
比較評価をすることができないという問題がある。
【0051】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、データの分析結果をユーザが把握容易な形
式で提供するデータ分析システム及びデータ分析方法並
びにプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を提供することを目的とする。
【0052】
【課題を解決するための手段】第1の発明のデータ分析
システムは、編集手段が、因子分析の結果から因子毎に
項目と因子負荷量との組合せを求め、表示手段が、編集
手段によって得られた項目と因子負荷量との組合せを因
子毎に表示する。
【0053】これにより、因子負荷量と項目との関係を
容易に把握可能となり、ユーザの分析作業を効果的に支
援することができる。
【0054】第2の発明は、第1の発明と同様のデータ
分析システムであるが、表示手段が、項目によるソート
指示に基づいて、項目と因子負荷量との組合せを因子毎
に所定の項目順に並べ替えて表示する。
【0055】このように項目によってソートすることに
より、ユーザが因子間で各項目に関する因子負荷量を対
比する等の作業が容易となる。
【0056】第3の発明は、第1の発明と同様のデータ
分析システムであるが、表示手段が、因子負荷量による
ソート指示に基づいて、項目と因子負荷量との組合せを
因子毎に因子負荷量の降順又は昇順に並べ替えて表示す
る。
【0057】これにより、因子負荷量によるソート後、
各因子においてどの項目の因子負荷量が大きいかをユー
ザが容易に把握することができるようになる。
【0058】第4の発明は、第3の発明と同様のデータ
分析システムであるが、表示手段が、項目と因子負荷量
との組合せを因子負荷量に基づいてグループ化した状態
で因子毎に表示する。
【0059】これにより、ある因子において因子負荷量
がある範囲内に含まれる項目にはどんなものがあるかを
ユーザが容易に把握することができるようになる。
【0060】第5の発明は、第1から第4までの発明と
同様のデータ分析システムであるが、表示手段が、因子
負荷量が所定の範囲に含まれる組合せのみを因子毎に表
示する。
【0061】これにより、因子負荷量が因子の意味づけ
に利用する範囲にある項目のみを因子毎にユーザに提供
することができ、ユーザの因子の意味づけ作業を支援す
ることができる。
【0062】第6の発明は、第1から第5までの発明と
同様のデータ分析システムであるが、表示手段が、絶対
値化の指示に基づいて、各因子負荷量の絶対値を求め、
各因子負荷量の代わりとしてこの絶対値を利用して動作
する。
【0063】これにより、因子の意味づけ作業を因子負
荷量の絶対値を参考にして行う場合にも、有効にユーザ
の作業を支援することができる。
【0064】第7の発明のデータ分析システムは、編集
手段が、因子分析の結果から因子毎に項目と因子負荷量
との組合せを求め、表示形態指示手段が、ユーザからの
表示形態指示を受け付ける。そして、表示手段が、表示
形態指示手段によって受け付けられた表示形態指示を入
力し、表示形態指示に表示指示が含まれている場合に項
目と因子負荷量との組合せを因子毎に表示する機能と、
表示形態指示に項目ソート指示が含まれている場合に項
目と因子負荷量との組合せを因子毎に所定の項目順に並
べ替えて表示する機能と、表示形態指示に因子負荷量ソ
ート指示が含まれている場合に項目と因子負荷量との組
合せを因子毎に因子負荷量の降順又は昇順に並べ替えて
表示する機能と、表示形態指示にグループ化指示が含ま
れている場合に項目と因子負荷量との組合せを因子負荷
量に基づいてグループ化した状態で因子毎に表示する機
能と、表示形態指示に表示許可指示が含まれている場合
に因子負荷量が所定の範囲に含まれる組合せのみを因子
毎に表示する機能と、表示形態指示に絶対値化指示が含
まれている場合に各因子負荷量の絶対値を求め各因子負
荷量の代わりとしてこの絶対値を利用していずれかの機
能を実現させる機能のうちの少なくとも一つの機能を含
んでいる。
【0065】これにより、ユーザの意思に基づいて、上
記各機能を自由に提供しつつ、因子の意味づけ(因子の
解釈・命名)を支援することができる。
【0066】第8の発明のデータ分析システムは、分散
分析手段が、複数の調査対象を複数の項目で評価した結
果を分散分析し、多重比較処理手段が、分散分析手段に
よって分散分析した結果、複数の調査対象間で差がある
と判定された項目を抽出し、この抽出された項目毎に複
数の調査対象のうちの任意の調査対象を基準として多重
比較法を適用し、この基準と他の調査対象との間の差の
状態を求め、表示手段が、多重比較処理手段によって求
められた基準と他の調査対象との差の状態を表示する。
【0067】これにより、多重比較法の結果を高速にユ
ーザに提供することができる。
【0068】第9の発明は、第8の発明と同様のデータ
分析システムであるが、多重比較処理手段が、基準と他
の調査対象との間の差の状態として差の有無と評価値と
を求め、表示手段が、多重比較処理手段によって差があ
るとして抽出された項目を第1の要素とし、多重比較処
理手段によって基準との間に差があるとされた他の調査
対象の識別情報を第2の要素とし、多重比較処理手段に
よって求められた評価値に基づく評価指標を対応する位
置に表示する。
【0069】例えば、差があるとして抽出された項目又
は全ての項目を列とし、差があるとされた他の調査対象
の識別情報又は全ての調査対象の識別情報を行し、評価
指標を該当する位置に表示したテーブルを提供すること
ができる。これにより、ユーザに視覚的に把握し易い多
重比較法の実行結果を高速に提供できる。
【0070】第10の発明は、第8の発明と同様のデー
タ分析システムであるが、多重比較処理手段が、基準と
他の調査対象との間の差の状態として評価値を求め、表
示手段が、多重比較処理手段によって差があるとして抽
出された項目を第1の要素とし、多重比較処理手段によ
って求められる評価値を第2の要素とし、複数の調査対
象の識別情報を対応する位置に表示する。
【0071】例えば、差があるとして抽出された項目毎
に、評価の高い順に調査対象の識別情報を表示するグラ
フを提供することができる。これにより、ユーザに視覚
的に把握し易い多重比較法の実行結果を高速に提供でき
る。
【0072】第11の発明のデータ分析システムは、分
散分析手段が、複数の調査対象を複数の項目で評価した
結果を分散分析し、判別分析手段が、分散分析手段によ
って分散分析した結果、複数の調査対象間で差があると
判定された項目を抽出し、この抽出された項目毎に、複
数の調査対象に対する判別分析を実行し、抽出された項
目に関して各調査対象が高評価側かあるいは低評価側か
を評価結果として求め、表示手段が、判別分析手段によ
って差があるとして抽出された項目に関する各調査対象
の評価結果に基づく評価指標を表示する。
【0073】第12の発明のデータ分析システムは、正
規化手段が、複数の調査対象を複数の項目で評価した結
果を正規化し、評価手段が、正規化手段によって正規化
された結果を、複数の項目のうちの少なくとも一つに対
して割り当てられた重み及び正規化された結果に関連付
けされている点数とのうち少なくとも一方を利用して変
更し、複数の調査対象毎の評価値を求め、表示手段が、
評価手段によって求められた複数の調査対象毎の評価値
を表示する。
【0074】これにより、ユーザの評価観点を考慮した
有効な分析結果を提供することができる。
【0075】第13の発明のデータ分析システムは、正
規化手段が、複数の調査対象を複数の項目で評価した結
果を正規化し、比較手段が、正規化手段によって正規化
された結果に基づいて複数の調査対象と任意の比較対象
とを比較し、表示手段が、複数の項目を座標軸とし、正
規化手段によって正規化された結果を座標値とし、各調
査対象の識別情報及び比較手段によって得られる比較結
果を示す指標とを表示する。
【0076】これにより、例えばポートフォリオ分析に
おいて、この評価項目間での相対的な評価あるいはデー
タサンプル間での比較評価をユーザに容易に把握させる
ことができる。
【0077】第14の発明は、第13の発明と同様のデ
ータ分析システムであるが、比較結果を示す指標は、比
較の結果による優劣の度合いによって切り替える特徴を
持つ。
【0078】したがって、評価の差のレベルを視覚的に
認識することができ、分析内容をユーザに容易に把握さ
せることができる。
【0079】第15の発明は、第13又は第14の発明
と同様のデータ分析システムであるが、表示形態指示手
段が、複数の調査対象と複数の項目に関する指定を受け
付け、比較手段が、正規化手段によって正規化された結
果に基づいて、表示形態指示手段で指定された複数の調
査対象と任意の比較対象とを比較する。そして、表示手
段が、表示形態指示手段で指定された複数の項目を座標
軸とし、正規化手段によって正規化された結果を座標値
とし、表示形態指示手段で指定された複数の調査対象の
識別情報及び比較手段によって得られる比較結果を示す
指標とを表示する。
【0080】したがって、例えばポートフォリオ分析に
おいて、軸となる項目や、調査対象や、比較する対象を
自由に切り替えつつ分析結果をユーザに提供することが
できる。ゆえに、多面的な分析結果をユーザに提供する
ことができる。
【0081】第16の発明は、第13から第15までの
発明と同様のデータ分析システムであるが、表示手段
が、複数の調査対象の間に遷移関係がある場合に、この
遷移関係に関する情報も表示する。
【0082】これにより、例えば調査対象がそれぞれ年
代毎に分けられている場合に、各年代を矢印で結ぶなど
して各調査対象間の関係を明確に表示することができ、
ユーザに一層有効な分析結果を提供できる。
【0083】第17の発明のデータ分析方法は、因子分
析の結果から因子毎に項目と因子負荷量との組合せを求
める工程と、項目と因子負荷量との組合せを因子毎に表
示する工程とからなる。
【0084】第18の発明のデータ分析方法は、複数の
調査対象を複数の項目で評価した結果を分散分析する工
程と、分散分析した結果、複数の調査対象間で差がある
と判定された項目を抽出する工程と、抽出された項目毎
に前記複数の調査対象のうちの任意の調査対象を基準と
して多重比較法を適用する工程と、多重比較法によって
求められた基準と他の調査対象との間の差の状態を求め
て表示する工程とからなる。
【0085】第19の発明のデータ分析方法は、複数の
調査対象を複数の項目で評価した結果を分散分析する工
程と、分散分析した結果、複数の調査対象間で差がある
と判定された項目を抽出する工程と、抽出された項目毎
に前記複数の調査対象に対する判別分析を実行し、抽出
された項目に関して各調査対象が高評価側かあるいは低
評価側かを評価結果として求める工程と、判別分析によ
って差があるとして抽出された項目に関する各調査対象
の評価結果に基づく評価指標を表示する工程とからな
る。
【0086】第20の発明は、複数の調査対象を複数の
項目で評価した結果を正規化する工程と、正規化された
結果を、複数の項目のうちの少なくとも一つに対して割
り当てられた重み及び正規化された結果に関連付けされ
ている点数とのうち少なくとも一方を利用して変更し、
複数の調査対象毎の評価値を求める工程と、評価手段に
よって求められた複数の調査対象毎の評価値を表示する
工程とからなる。
【0087】第21の発明のデータ分析方法は、複数の
調査対象を複数の項目で評価した結果を正規化する工程
と、正規化された結果に基づいて複数の調査対象と任意
の比較対象とを比較する工程と、複数の項目を座標軸と
し、正規化された結果を座標値とし、各調査対象の識別
情報及び比較結果を示す指標とを表示する工程とからな
る。
【0088】上記第17から第21までの発明のデータ
分析方法は、それぞれ第1、8、11〜13の発明で説
明したデータ分析システムによる作用と同様なデータ分
析方法であり、同様の効果を得ることができる。
【0089】第22の発明は、コンピュータに、因子分
析の結果から因子毎に項目と因子負荷量との組合せを求
めさせる編集機能と、編集機能によって得られた項目と
因子負荷量との組合せを因子毎に表示させる表示機能と
を実現させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体である。
【0090】第23の発明は、コンピュータに、複数の
調査対象を複数の項目で評価した結果を分散分析させる
分散分析機能と、分散分析機能によって分散分析した結
果、複数の調査対象間で差があると判定された項目を抽
出し、この抽出された項目毎に複数の調査対象のうちの
任意の調査対象を基準として多重比較法を適用し、この
基準と他の調査対象との間の差の状態を求めさせる多重
比較処理機能と、多重比較処理機能によって求められた
基準と他の調査対象との差の状態を表示させる表示機能
とを実現させるプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体である。
【0091】第24の発明は、コンピュータに、複数の
調査対象を複数の項目で評価した結果を分散分析させる
分散分析機能と、分散分析機能によって分散分析した結
果、複数の調査対象間で差があると判定された項目を抽
出させ、この抽出された項目毎に、複数の調査対象に対
する判別分析を実行させ、抽出された項目に関して各調
査対象が高評価側かあるいは低評価側かを評価結果とし
て求めさせる判別分析機能と、判別分析機能によって差
があるとして抽出された項目に関する各調査対象の評価
結果に基づく評価指標を表示させる表示機能とを実現さ
せるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体である。
【0092】第25の発明は、コンピュータに、複数の
調査対象を複数の項目で評価した結果を正規化させる正
規化機能と、正規化機能によって正規化された結果を、
複数の項目のうちの少なくとも一つに対して割り当てら
れた重み及び正規化された結果に関連付けされている点
数とのうち少なくとも一方を利用して変更させ、複数の
調査対象毎の評価値を求めさせる評価機能と、評価機能
によって求められた複数の調査対象毎の評価値を表示さ
せる表示機能とを実現させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0093】第26の発明は、コンピュータに、複数の
調査対象を複数の項目で評価した結果を正規化させる正
規化機能と、正規化機能によって正規化された結果に基
づいて複数の調査対象と任意の比較対象とを比較させる
比較機能と、複数の項目を座標軸とし、正規化機能によ
って正規化された結果を座標値とし、各調査対象の識別
情報及び比較機能によって得られる比較結果を示す指標
とを表示させる表示機能とを実現させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0094】上記第22から第26までの発明は、それ
ぞれ第1、8、11〜13の発明で説明したデータ分析
システムの機能をコンピュータにより実現するためのプ
ログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
体である。
【0095】このようなプログラムを記憶した記憶媒体
を用いることによって、上述した機能を有していないサ
ーバ等の計算機、コンピュータ、計算機システムに対し
ても、簡単に上述した機能を付加することができる。
【0096】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0097】(第1の実施の形態)本実施の形態におい
ては、因子分析によって得られた結果をユーザが把握し
易いように表示するデータ分析システムについて説明す
る。
【0098】図1は、本実施の形態に係るデータ分析シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【0099】本実施の形態に係るデータ分析システム1
は、分析対象情報格納データベース2と、因子分析処理
部3と、因子分析結果格納データベース4とを備えてお
り、さらに特殊な要素として編集部5、編集結果格納部
6、表示形態指示部7、表示部8とを備えている。
【0100】分析対象情報格納データベース2は、収集
した各種アンケート結果や調査データを記憶する。例え
ば、ユーザがテレビのどの項目(品質、修理体制、丈夫
さ、画質、薄さ、重さ、価格、音質、デザイン、大き
さ、接続等)を重視するかといったアンケート結果等が
記憶される。
【0101】因子分析処理部3は、指定された因子数に
基づき、分析対象情報格納データベース2に記憶されて
いる調査結果に対する因子分析を実行し、因子分析の結
果を因子分析結果格納データベース4に記憶する。例え
ばアンケートの項目を変数とし、所定の因子数を設定し
て因子分析を実行し、項目の数×因子の数だけの因子負
荷量を得る。
【0102】本実施の形態に係るデータ分析システム1
の特徴的な部分である編集部5は、因子分析結果格納デ
ータベース4に記憶されている因子負荷量を入力し、各
因子負荷量がどの項目に対応しているかを認識し、この
入力した因子負荷量と認識した項目の識別情報(例えば
項目の名称)とを組み合わせる。また、この因子負荷量
と項目の識別情報との組合せがどの因子に係るものかを
認識し、因子負荷量及び項目の識別情報の組合せと因子
の識別情報(例えば因子番号)とをさらに関連付け、組
合せ情報として編集結果格納部6に記憶する。
【0103】すなわち、この編集部5は、因子分析によ
って得られる各因子負荷量を、因子の識別情報毎に[項
目の識別情報、因子負荷量]という形式とし、さらに
[因子の識別情報[項目の識別情報,因子負荷量]]と
して管理可能とする。
【0104】表示形態指示部7は、ユーザからの表示形
態指示を受け、その内容を表示部8に出力する。
【0105】表示部8は、表示形態指示部7から表示形
態指示の内容を入力すると、編集結果格納部6の組合せ
情報を読み出し、入力した表示形態指示の内容を考慮し
つつ、組合せ情報に含まれている因子の識別情報を利用
して因子毎に項目の識別情報及び因子負荷量を表示す
る。
【0106】具体的には、この表示部8は、絶対値演算
機能8a、項目ソート機能8b、因子負荷量ソート機能
8c、グループ化機能8d、表示許可機能8eを利用す
ることで、表示形態指示の内容を考慮した表示を実現す
る。
【0107】絶対値演算機能8aは、表示形態指示部7
を介して入力した表示形態指示に因子負荷量の絶対値演
算指示が含まれていれば、読み出した組合せ情報の因子
負荷量をその絶対値で更新する。
【0108】項目ソート機能8bは、入力した表示形態
指示に項目ソート指示が含まれていれば、同一の因子の
識別情報を含む組合せ情報を所定の項目順となるように
ソートする。
【0109】因子負荷量ソート機能8cは、入力した表
示形態指示に因子負荷量ソート指示が含まれていれば、
同一の因子の識別情報を含む組合せ情報を因子負荷量の
降順あるいは昇順にソートする。
【0110】グループ化機能8dは、因子負荷量ソート
機能8cによってソートされた各因子毎の組合せ情報
が、因子負荷量に基づいてどのグループに含まれるのか
を区別する。
【0111】表示許可機能8eは、組合せ情報のうち、
因子負荷量が所定の範囲に含まれる組合せ情報のみの表
示を許可する。
【0112】上記のような構成を持つ本実施の形態に係
るデータ分析システム1においては、まず、項目に関す
る観測値が分析対象情報格納データベース2に格納さ
れ、この項目に関する観測値と所定の因子数に基づいて
因子分析処理部3によって因子分析が実行されて因子負
荷量が求められ、因子分析結果格納データベース4に格
納される。ここでは、例として項目数20、因子数4と
して因子分析を実行したとする。この場合、求められる
因子負荷量の数は80となる。
【0113】すると、因子分析結果格納データベース4
に格納された因子負荷量に対して、それぞれに対応する
項目の識別情報及び因子の識別情報が編集部5によって
組み合わされ、組合せ情報として編集結果格納部6に記
憶される。すなわち、求められた80個の因子負荷量の
それぞれに、項目の識別情報及び因子の識別情報が組み
合わされ、[因子の識別情報[項目の識別情報,因子負
荷量]]という形式の80個の組合せ情報が求められ
る。
【0114】ここで、第1の例として、ユーザが項目に
よるソート後に表示を望む旨の指示を表示形態指示部7
に対して入力したとする。すると、編集結果格納部6の
各組合せ情報が表示部8によって参照され、各組合せ情
報の因子の識別情報からどの組合せ情報がどの因子に関
する情報か判断され、項目ソート機能8bによって因子
毎に所定の項目順に組合せ情報がソートされ、因子毎に
ソート後の組合せ情報のうち項目の識別情報と因子負荷
量とが表示される。
【0115】図2は、上記第1の例(項目ソート後の因
子分析結果)の表示例を示しており、各因子毎に所定の
項目順で[項目の識別情報,因子負荷量]が縦方向に表
示されている。
【0116】第2の例として、ユーザが項目ソート後に
因子負荷量0.45以上のみの表示を望む旨の指示を表
示形態指示部7に対して入力したとする。この場合、ま
ず上記と同様の処理により因子毎に所定の項目順に組合
せ情報がソートされる。そして、項目によるソート後の
組合せ情報のうち0.45以上の因子負荷量を持つ組合
せ情報の項目の識別情報及び因子負荷量のみが表示許可
機能8eによって表示許可され、表示される。
【0117】図3は、上記第2の例(項目ソート後に因
子負荷量が所定範囲にある情報のみを表示許可した因子
分析結果)の表示例を示しており、各因子毎に、所定の
項目順でソートされ、因子負荷量0.45以上の[項目
の識別情報,因子負荷量]が縦方向に表示されている。
【0118】なお、図4に示すように、表示形態形態指
示部7を経由して入力するユーザの指示に基づいて、図
3にような表示結果の空白部分をなくし、各因子毎に上
部から項目と因子負荷量とを順次表示させる機能を表示
部8に付加してもよい。
【0119】第3の例として、ユーザが、因子負荷量に
より降順ソートを行い、その後に因子負荷量0.45以
上を第1グループとし、因子負荷量0.45未満を第2
グループとして表示することを望む旨を表示形態指示部
7に対して入力したとする。この場合、各組合せ情報の
因子の識別情報からどの組合せ情報がどの因子に関する
情報か判断され、因子負荷量ソート機能8cによって因
子毎に因子負荷量の降順に組合せ情報がソートされる。
そして、因子毎にソートされた組合せ情報に対して、グ
ループ化機能8dによって第1グループと第2グループ
との所属が識別され、この第1グループと第2グループ
の境界を示す線分、及び項目の識別子と因子負荷量との
組合せが表示される。
【0120】図5は、上記第3の例(因子負荷量による
ソート後、グループ分けを行った因子分析結果)の表示
例を示しており、各因子毎に、因子負荷量の降順にソー
トされた[項目の識別情報,因子負荷量]が縦方向に表
示され、因子負荷量0.45を境界とする線分が表示さ
れている。
【0121】第4の例として、ユーザが、因子負荷量に
より降順ソートを行い、その後に因子負荷量0.45以
上のみの表示を望む旨を表示形態指示部7に対して入力
したとする。この場合、各組合せ情報の因子の識別情報
からどの組合せ情報がどの因子に関する情報か判断さ
れ、因子負荷量ソート機能8cによって因子毎に因子負
荷量の降順に組合せ情報がソートされ、因子負荷量が
0.45以上の項目の識別情報と因子負荷量とが因子毎
に表示される。
【0122】図6は、上記第4の例(因子負荷量による
ソート後、因子負荷量が所定範囲にある情報のみを表示
許可した因子分析結果)の表示例を示しており、各因子
毎に、因子負荷量の降順にソートされ、因子負荷量0.
45以上の[項目の識別情報,因子負荷量]が縦方向に
表示されている。
【0123】第5の例として、ユーザが、因子負荷量の
降順ソート後に因子負荷量の小数点以下1桁の同じ情報
をグループとして分け、因子間で各グループを同じスペ
ースにより表示することを望む旨を表示形態指示部7に
対して入力したとする。この場合、各組合せ情報の因子
の識別情報からどの組合せ情報がどの因子に関する情報
か判断され、因子負荷量ソート機能8cによって因子毎
に因子負荷量の降順に組合せ情報がソートされる。そし
て、グループ化機能8dによってソート後の組合せ情報
が因子毎に小数点以下1桁毎のグループに分けられ、因
子間で同一グループに同一の表示スペースが確保され、
項目の識別情報と因子負荷量とが表示される。
【0124】図7は、上記第5の例(因子負荷量ソート
後にグループ分けし、因子間で同一の表示スペースを確
保した因子分析結果)の表示例を示しており、各因子毎
に、因子負荷量の降順にソートされ、[項目の識別情
報,因子負荷量]が縦方向に表示され、因子負荷量の小
数点以下1桁を境界とする線分が表示されている。
【0125】なお、表示部8は、表示形態形態指示部7
を経由して入力するユーザの絶対値演算指示に基づい
て、絶対値演算機能8aにより因子負荷量を絶対値とし
て取扱い可能である。
【0126】また、表示部8は、表示形態形態指示部7
を経由して入力するユーザのグラフ指示に基づいて、図
8にように、縦軸を因子負荷量とし、横軸を因子の識別
情報とし、該当する座標位置に項目の識別情報に基づく
指標を表示するグラフ表示機能を備えていてもよい。ま
た、このグラフ表示機能に同一の項目を線分で結ぶ機能
を付加していもよい。
【0127】以上説明したように、本実施の形態に係る
データ分析システム1においては、因子分析の結果が
[因子の識別情報[項目の識別情報,因子負荷量]]と
いう形式で管理され、因子毎に[項目の識別情報,因子
負荷量]の組合せが表示される。これにより、因子負荷
量がどの項目に対応するものかを認識する場合にユーザ
が表の左まで項目を辿らなくてもよく、因子負荷量がど
の因子のどの項目に対応するか明確に表示できる。
【0128】また、項目をキーとして因子毎に[項目の
識別情報,因子負荷量]をソートできる。これにより、
異なる因子間で任意の項目の因子負荷量がどうなってい
るかユーザが把握し易くなる。
【0129】また、因子負荷量をキーとして因子毎に
[項目の識別情報,因子負荷量]をソートできる。これ
により、ユーザは個々の因子でどの項目の因子負荷量が
大きいか(個々の因子においてどの項目の関連が強い
か)を容易に把握できる。
【0130】また、因子毎にユーザの入力する条件に該
当する[項目の識別情報,因子負荷量]を表示させるこ
とができ、さらにグループ分けも可能である。
【0131】したがって、因子分析の結果からユーザが
各因子の解釈・命名する作業を良好に支援することがで
きる。また。因子分析における因子数の適否の判断も良
好に支援することができる。
【0132】なお、ユーザが因子負荷量の絶対値を利用
して各因子を解釈・命名する場合も、因子負荷量の絶対
値に関して上記と同様の取扱いを可能とすることで作業
を支援可能であり、その他グラフ表示等を利用すること
でさらに効果的にユーザの判断を補助することができ
る。
【0133】(第2の実施の形態)本実施の形態におい
ては、分散分析により水準(調査対象)間に差があると
判断された項目を抽出し、その差があると認められた項
目に関して多重比較法を適用して水準の優劣を調べるデ
ータ分析システムについて説明する。
【0134】図9は、本実施の形態に係るデータ分析シ
ステム(勝ち負け分析システム)の構成を示すブロック
図である。
【0135】なお、以下においては、先で説明した図2
9のアンケート100の結果に関して分析を行う場合を
例として説明するが、適用可能な分析はこれに限定され
るものではなく、各種の調査に対して本実施の形態と同
様の分析手法を実行することができる。
【0136】この例の場合、項目は「画質」、「音
質」、「テレビの厚さ」…等であり、調査対象はそれぞ
れP1社〜P5社のテレビである。
【0137】本実施の形態に係るデータ分析システム9
は、分析対象情報格納データベース10と、分散分析処
理部11と、分散分析結果格納データベース12と、表
示形態指示部13と、多重比較処理部14と、多重比較
結果格納部15と、表示部16とを備えている。
【0138】分析対象情報格納データベース10は、収
集した各種アンケート結果や調査データを記憶する。こ
こでは、先で説明した図29のアンケート100の結果
が記憶されているとする。
【0139】分散分析処理部11は、分析対象情報格納
データベース10に記憶されている調査結果に対する分
散分析を実行し、分散分析の結果19を分散分析結果格
納データベース12に記憶する。ここでは、各メーカP
1〜P5社のテレビを調査対象とし、アンケートの項目
(画質、音質…等)毎にF値及びPr(F)を求めて記
憶する。この際、項目のうち画質、フラット画面、接続
端子の数、テレビの重さに関するPr(F)が0.04
5以下であったとする。また、Pr(F)が0.045
以下の項目に関しては各メーカP1〜P5社のテレビの
間で差があると把握されるとする。
【0140】表示形態指示部13は、ユーザからの表示
形態指示を受け付けて多重比較処理部14と表示部16
に出力する。表示形態指示には、多重比較法を実行する
場合にどの調査対象を基準とするかの指示や、結果の表
示方法は表形式かあるいはグラフ形式かの指示等が含ま
れる。
【0141】多重比較処理部14は、表示形態指示部1
3から表示形態指示を入力すると、分散分析結果格納デ
ータベース12に記憶されている各項目のPr(F)を
読み出し、このPr(F)が0.045以下の項目に関
しては各メーカP1〜P5社のテレビ間で調査結果に差
があると判定する。そして、分析対象情報格納データベ
ース10を参照し、分散分析結果19から差があると判
定された項目のみに関し、入力された表示形態指示の示
す調査対象を基準として他の調査対象との間で多重比較
法を実行し、この結果得られる他の調査対象毎の評価値
と差の有無を多重比較結果格納部15に記憶する。ここ
では、分散分析結果19より、画質、フラット画面、接
続端子の数、テレビの重さに関するPr(F)が0.0
45以下であり、この画質、フラット画面、接続端子の
数、テレビの重さに差があると判定されたとする。ま
た、P1社のテレビと他のP2〜P3社のテレビとの間
で多重比較法を適用する旨がユーザから入力され、多重
比較法が実行されたとする。
【0142】表示部16は、表示形態指示部13から表
示形態指示を入力すると、多重比較結果格納部15の多
重比較法の実行結果を読み出し、入力された表示形態指
示の内容を考慮しつつ基準の調査対象と他の調査対象の
勝敗表17あるいは各調査対象に関する順位グラフ18
を表示する。
【0143】具体的には、この表示部16は、表作成機
能16aとグラフ作成機能16bを利用することで、表
示形式指示の内容を考慮した表示を実現する。
【0144】表作成機能16aは、分散分析により差が
あるとされた項目に対して多重比較法を実行した結果、
基準の調査対象と他の調査対象との間で差があるとされ
た他の調査対象の評価値を調べ、この差があるとされた
他の調査対象よりも基準の調査対象が高評価かあるいは
低評価かを判定する。また、項目を行項目とし、他の調
査対象(P1〜P2社のテレビ)を列項目とする表を用
意する。そして、上記の判定結果から、基準の調査対象
の方が高評価とされた項目と他の調査対象とに該当する
位置に高評価指標(例えば白丸)を付し、基準の調査対
象の方が低評価とされた項目と他の調査対象とに該当す
る位置に低評価指標(例えば黒丸)を付す。
【0145】グラフ作成機能16bは、分散分析により
差があるとされた項目に対して多重比較法を実行した結
果(多重比較結果格納部15の内容)を参照し、縦軸を
評価値とし、横軸を分散分析により差があるとされた項
目とし、基準の調査対象の平均値を基準として他の調査
対象の識別情報をそれぞれの評価値に基づいて該当位置
に表示し、項目間で同一の調査対象を線分で結んだグラ
フを作成する。
【0146】上記のような構成を持つ本実施の形態に係
るデータ分析システム9の動作を具体例を挙げつつ以下
に説明する。
【0147】まず、P1〜P5社のテレビに関する消費
者の嗜好調査が実施され、図29のアンケート100に
より、P1〜P5社のテレビに対する画質、音質等に関
する消費者の評価が5段階で評価される。収集されたア
ンケート100は、分析対象情報格納データベース10
に格納される。このアンケート100では、調査対象が
P1〜P5社のテレビであり、項目が画質、音質…等と
なっている。
【0148】すると、この分析対象情報格納データベー
ス10の内容に基づき、各項目に関する分散分析が分散
分析処理部11によって実行される。
【0149】図10は、分散分析の結果の例を示す図で
あり、この分散分析結果19では各項目毎にF値とPr
(F)が求められている。
【0150】ここで、例として、ユーザがP1社のテレ
ビを基準とする勝敗表17の表示を望む旨の指示を表示
形態指示部13に対して入力したとする。
【0151】すると、分散分析結果格納データベース1
2の内容が多重比較処理部14によって参照され、分散
分析結果19より画質、フラット画面、接続端子の数、
テレビの重さに関してP1〜P5社の間で差があると判
定される。なお、ここでは、統計的に調査対象間で差が
あると認められるしきい値を0.045とし、このしき
い値以下の項目において差が認められるとしている。
【0152】そして、分析対象情報格納データベース1
0の内容が多重比較処理部14によって参照され、統計
的に差があるとされた項目(画質、フラット画面。接続
端子の数、テレビの重さ)に関して、ユーザによって指
定された比較の基準(中心)P1社と他のP2〜P5社
とを比較する多重比較法が実行され、結果が多重比較結
果格納部15に記憶される。これにより、各P1〜P5
社のテレビの間でどのような差があるかの分析結果が得
られる。
【0153】図11は、分散分析により差があるとされ
た項目に対する多重比較法の結果の例を示す図である。
このように、分散分析結果19において統計的に差があ
ると認められた各項目(画質、フラット画面。接続端子
の数、テレビの重さ)に関する多重比較結果20a〜2
0dでは、P1社を基準にP2〜P5社毎に、評価値と
差の有無が求められている。
【0154】例えば、画質の場合、P1社から見てP2
社とP5社との間には差があると認められ、P3社とP
4社については差があるとは認められない(この差の有
無は、多重比較法により求められるLowerBoundとUpperB
oundとから判定可能である)。そして、評価値がP2社
に対しては0.845、P5社に対しては−0.045
と算出されている。
【0155】すると、この多重比較結果格納部15の多
重比較結果20a〜20dが表示部16によって参照さ
れ、ユーザの指示にしたがって表作成機能16aが起動
される。
【0156】多重比較法では評価値が正の場合、基準の
調査対象に対し他の調査対象が優位にあると判断され
る。したがって、画質に関する多重比較結果20aにお
いてはP2社の評価値が正(0.845)であり、P2
社はP1社に対して画質で勝っている(言い換えるとP
1社はP2社に対し画質で劣っている)と判断される。
【0157】また、評価値が負の場合、基準の調査対象
に対し他の調査対象が優位にないと判断される。したが
って、画質に関する多重比較結果20aにおいてはP5
社の評価値が負(−0.045)であり、P5社はP1
社に対し画質で劣っている(言い換えるとP1社はP5
社に対し画質で勝っている)と判断される。
【0158】表作成機能16aでは、上記と同様の判断
が分散分析で差があるとされた各項目に対して行われ、
多重比較法により差があるとされた調査対象に関して基
準の調査対象であるP1社が勝っている場合には白丸、
劣っている場合には黒丸が勝敗表17の該当位置に表示
される。
【0159】図12は、多重比較法によって算出された
評価値に基づいて作成した勝敗表17の例を示す図であ
る。この勝敗表17においては、各項目を列項目とし、
各調査対象を行項目としている。各項目のうち分散分析
で差があるとされた項目と、この差のあるとされた項目
に関する多重比較法により差があるとされた調査対象の
交差位置に、多重比較法により得られる評価値により判
断された評価指標が表示される。
【0160】これに対し、例えば、ユーザがP1社のテ
レビを基準とする順位グラフ18の表示を望む旨の指示
を表示形態指示部13に対して入力したとする。
【0161】この場合、多重比較処理部4によって多重
比較結果格納部15に多重比較結果20a〜20dが記
憶されるまでの処理は、勝敗表17を表示する場合と同
様である。
【0162】その後、多重比較結果格納部15の多重比
較結果20a〜20dが表示部16によって参照され、
ユーザの指示にしたがってグラフ作成機能16bが起動
される。
【0163】起動された表作成機能16aでは、多重比
較結果20a〜20dの評価値から、それぞれの多重比
較結果20a〜20dに関する順位差決定が行われる。
【0164】図13は、順位差決定手法を示す概念図で
あり、例として多重比較結果20aに関する順位差の決
定手法を示している。他の多重比較結果20b〜20d
に関する順位差の決定手法についても同様である。
【0165】図13(a)に示すように、まず、基準の
調査対象P1社と他の調査対象P2〜P5社との間の評
価値の大小に基づいて、優位な側からP4→P5→P1
→P2→P3という順位付けがなされる。
【0166】また、図13(b)に示すように、上記順
位付けにおける隣り合う調査対象間での評価値の差が演
算される。
【0167】グラフ作成機能16bでは、上記の手法に
より多重比較結果20a〜20dの全てに対して順位差
が決定されると、基準P1に関する各項目の平均値μ1
を基準とした順位差がグラフ化され、表示される。
【0168】図14は、多重比較法によって算出された
評価値に基づいて作成した順位グラフ18の例を示す図
である。この順位グラフ18においては、縦軸を評価値
(順位)とし、横軸を項目としている。そして、項目毎
の順位差にしたがって、該当位置に調査対象の識別情報
が表示され、同一の調査対象が項目間で線分により接続
される。
【0169】以上説明したように、本実施の形態に係る
データ分析システム9においては、分散分析により調査
対象間で有意差が分析され、有意差のある項目に限り多
重比較法が適用され、調査対象間の差が明確にされる。
これにより、全ての項目に対して多重比較法を実行する
必要がないため、多重比較法の利用に起因する処理速度
の低下を抑制でき、短時間で複数の調査対象間の比較分
析ができる。
【0170】また、本実施の形態に係るデータ分析シス
テム9においては、ある項目に関して、ある調査対象が
他の調査対象と比較して勝っているのか/負けているの
かを表示できる。
【0171】したがって、視覚的な効果が高く、ユーザ
が理解容易な分析結果を提供することができ、ユーザの
分析作業を良好に支援することができる。
【0172】なお、本実施の形態において、どの程度の
評価差なのかをユーザが把握可能とするために、勝敗表
17に配置する高評価指標、低評価指標の大きさや色、
形状、指標の点滅時間の間隔等を評価値の差により変化
等させてもよい。
【0173】また、本実施の形態においては、多重比較
法に代えて判別分析を利用してもよい。すなわち、分散
分析によって差があるとされた項目に関し、各調査対象
を判別分析により分離し、その分離結果を表示してもよ
い。
【0174】また、本実施の形態においては、テレビと
いう商品に対する評価項目(画質、音質、デザイン等)
について競合他社間でい比較を行っているが、これ以外
にも各種の組合せが考えられる。
【0175】例えば、店舗毎に、利用者に対して行った
アンケート調査(店舗の清潔さ、店員の対応、店員の知
識、アフターサービス等に対する評価)の結果を評価項
目として店舗毎に勝敗を分析してもよい。
【0176】また、取扱いブランド毎に、利用者に対し
て行ったアンケート調査(値頃感、デザインセンス、機
能性、耐久性、イメージ等に対する評価)の結果評価項
目としてブランド毎の勝敗を分析してもよい。
【0177】(第3の実施の形態)本実施の形態におい
ては、調査対象を評価する項目が複数ある場合に、それ
ぞれの項目毎の評価値の適正化を図るデータ分析システ
ムについて説明する。
【0178】図15は、本実施の形態に係るデータ分析
システム(流通通信簿システム)の構成を示すブロック
図である。
【0179】本実施の形態に係るデータ分析システム2
1は、分析対象情報格納データベース22と、正規化部
23と、正規化結果格納データベース24と、評価基準
設定部25と、評価基準格納データベース26と、評価
部27と、表示部28とを備えている。
【0180】分析対象格納データベース22は、例えば
POSデータ等のような調査データを記憶する。例え
ば、先に示した表2のような、各販売店B1〜B5にお
けるあるメーカ製造の5つの商品A1〜A5の販売実績
等が記憶される。この場合、調査対象は各販売店B1〜
B5であり、評価する項目は商品A1〜A5の販売実績
となる。
【0181】正規化部23は、各項目の平均値と標準偏
差とを求め、それぞれの項目の値を正規化した結果24
aを算出し、正規化結果格納データベース24に記憶す
る。例えば、正規化した値としてZスコアを利用できる
が、偏差値等の他の正規化値を利用してもよい。このZ
スコアは以下のような(10)式により算出される。 Zスコア={(ある評価項目の値)−(評価項目の平均値)}/(評価項目の標 準偏差) …(10) これにより、各項目における個々の値の順位値が平均と
分布とを基準として算出される。
【0182】求められたZスコアは、図16に示すよう
な意味を持つ。このZスコアを用いることにより、例え
ば商品A1、商品A2をともに100万円販売したとし
ても、商品A1あるいは商品A2における各販売店での
販売額のばらつき(他の販売店でも100万円程度売っ
ているのか、あるいは他の販売店は数十万円しか売って
いないのか)を考慮した順位付けがなされる。
【0183】図15における評価基準設定部25は、ユ
ーザから所定の評価項目への重みやZスコア用の点数変
換情報等のような評価基準を受け付けて評価基準格納デ
ータベース26に記憶する。ここでは、商品A3の重み
を3とし、商品A4の重みを2とする旨の評価基準が入
力されたとする。また、Zスコアの値が2.0以上の場
合を10点、1.0以上の場合を8点、0.5以上の場
合を6点、0以上の場合を5点、0未満の場合を3点、
−0.5以下の場合を2点、−1.0以下の場合を1
点、−2.0以下の場合を0点とする旨の評価基準が入
力されたとする。なお、評価基準は、これに限定される
ものではなく、自由に設定可能である。
【0184】評価部27は、正規化結果格納データベー
ス24の正規化結果24aを参照し、また評価基準格納
データベース26の評価基準を参照し、各調査対象毎の
評価値を求める。例えば、各Zスコアを上記の点数に置
き換え、販売店B1〜B5毎に加算して合計点を求め
る。また、この合計点を総点数(10点×商品数)で割
り、100をかけて各販売店B1〜B5の評価を百点満
点で評価してもよい。また、合計点を求めるための加算
時に、商品毎の利益率(粗利益、純利益)、商品毎の位
置づけ(売りたい商品、売りたくない商品)等を考慮
し、重み付けして合計点を求めるとしてもよい。
【0185】表示部28は、評価部27によって求めた
評価結果を表示する。
【0186】上記のような構成を持つ本実施の形態に係
るデータ分析システム21においては、まず、あるメー
カーが扱っている商品A1〜A5の販売店B1〜B5毎
の販売金額が分析対象情報格納データベース22に格納
される。ここでは先で説明した表2が格納されていると
する。例えばB1店は商品A1を25万円、商品A2を
40万円、商品A3を5万円、商品A4を12万円、商
品A5を50万円、単位期間内に販売したとする。
【0187】すると、正規化部23によって、以下に示
す表3のような各商品A1〜A5毎の平均値及び標準偏
差が求められる。
【0188】
【表3】
【0189】また、この平均値及び標準偏差を利用して
正規化部23によって、以下に示す表4のような各販売
金額のZスコアが求められ、正規化結果格納データベー
ス24に記憶される。これにより、例えばB2店の各商
品A1〜A5に対するZスコアは、−0.71、−0.
1、−0.67、−0.92、0.5と求められる。
【0190】
【表4】
【0191】また、ユーザが先で述べたような点数及び
重みに関する評価基準を評価基準25に対して入力して
いるとする。
【0192】評価部27では、正規化結果格納データベ
ース24と評価基準格納データベース26との参照が行
われ、表4におけるZスコアが点数(10点満点)に置
き換えられ、表5が得られる。
【0193】
【表5】
【0194】この表5では、各販売店B1〜B5毎に各
商品A1〜A5の販売金額が点数として評価されてい
る。例えば、B3店に関して商品A1の販売金額の評価
は3点、商品A2の評価は2点、商品A3の評価は3
点、商品A4の評価は2点、商品A5の評価は3点とな
る。
【0195】また、この表5では、各商品A1〜A5毎
の点数が各販売店B1〜B5毎に加算された合計が表示
される。ここでは、B1店の合計点が29点、B2店の
合計点が15点、B3店の合計点が13点、B4店の合
計点が23点、B5店の合計点が17点とされる。
【0196】さらに、この表5では、商品数が5つであ
り、50点満点の評価となるため、各販売店B1〜B5
の合計点が50で割られ、その後100がかけられ、1
00点満点の評価が一番右の列に表示される。この結
果、B1店の評価が58点、B2店の評価が30点、B
3店の評価が26点、D店の評価が46点、B5店の評
価が34点となる。
【0197】さらに、評価部27では、表6のように、
ユーザの評価観点に基づく重み付けを利用した評価が得
られる。
【0198】
【表6】
【0199】例えば、メーカーが利益率の高い商品A3
と商品A4の販売を重視している場合、この2商品A
3、A4に対して重みを付けて評価する。表6では、商
品A3の点数に重み3、商品A4の点数に重み2をかけ
ている。この結果、最終的な評価は、B1店が45点、
B2店が26.25点、B3店が26.25点、B4店
が46.25点、B5店が47.5点となる。
【0200】そして、この表5あるいは表6等のような
評価部27で得られた評価結果が、表示部28によって
表示される。上記の結果、ユーザの観点を考慮せずに評
価した場合には表5よりB5店は34点で3位と判断さ
れる。これに対し、ユーザの観点を考慮して評価した場
合には表6よりB5店は47.5点で1位と判断され
る。
【0201】以上説明したように、本実施の形態に係る
データ分析システム21においては、調査対象が各評価
項目毎に正規化された評価値により評価される。また、
ユーザの評価観点から定められた重みがその評価項目の
評価値に反映される。
【0202】したがって、単に販売金額の大小により評
価が決定されるのではなく、他の販売店がほとんど販売
できていない製品を多く売っている、自社が販売したい
製品を多く売っている、単価が高いものを売って合計の
販売金額が高くなっているとった点を考慮しつつ評価を
決定することができる。
【0203】なお、本実施の形態においては、商品毎の
販売実績を基に店舗に対する評価を行っているが、この
ような評価以外にも以下のような評価を行うことができ
る。
【0204】例えば、取扱い商品に対し、利益率、販売
実績、売場面積等を評価項目として評価を行うとしても
よい。また、商品の時間帯別の販売実績、販売単価等を
基に店舗を評価するとしてもよい。また、商品の返品
額、返品率等を基に店舗を評価するとしてもよい。ま
た、年代、男女別の販売実績、販売単価等を基に店舗を
評価するとしてもよい。また、アンケート調査結果等か
ら得られる消費者の店舗に対する評価の正規化値を求
め、店舗の評価を行うとしてもよい。また、アンケート
調査結果等から得られる消費者の商品に対する評価の正
規化値を求め、商品の評価を行うとしてもよい。その
他、各種の調査対象の評価に対し、適用可能である。
【0205】(第4の実施の形態)本実施の形態におい
ては、ある調査対象に関する複数の調査結果を座標値と
してこの調査対象を座標空間に表示する際に、正規化し
た値を座標値に利用し、またこの調査対象に関する所定
の比較結果も座標空間に表示するデータ分析システムに
ついて説明する。
【0206】以下においては、先で説明した図29のア
ンケート100(満足度調査用紙)と同様のアンケート
を各種製品(テレビ、ビデオ、冷蔵庫、エアコン、アイ
ロン等)に関して用意し、このアンケートによってP1
〜P5社の各種製品に関する各評価項目に対する満足度
を収集した場合を例として説明する。
【0207】また、先で説明した図30のアンケート2
00(製品に関する重視度調査用紙)により、各種製品
に関して、評価項目に対する被験者の重視度を収集した
とする。
【0208】図17は、本実施の形態に係るデータ分析
システム(重視満足度分析システム)の構成を示すブロ
ック図である。
【0209】本実施の形態に係るデータ分析システム2
9は、分析対象格納データベース30と、正規化部31
と、正規化結果格納データベース32と、比較部33
と、比較結果格納データベース34と、表示形態指示部
35と、設定格納部36と、表示部37とを備えてい
る。
【0210】分析対象格納データベース30は、収集し
たアンケート結果や調査データを記憶する。ここでは、
各種製品に関する満足度の調査アンケート1001〜1
00nがP1社〜P5社の各種製品に対して実行された
結果、及び各種製品毎の評価項目に関する重視度のアン
ケート200の結果が記憶されているとする。
【0211】また、この分析対象格納データベース30
には、調査データに関する属性も記憶されている。例え
ば、アンケート1001〜100n、200に解答した
被験者の年齢、性別、年代、職業等を属性とすることが
できる。
【0212】正規化部31は、分析対象格納データベー
ス30の記憶内容を参照し、各種の事項(製品や評価項
目等)を調査対象、各種の事項(重視度、満足度等)を
軸に用いる軸項目として正規化を行い、正規化結果格納
データベース32に記憶する。ここでは、被験者の属性
を考慮しつつ、以下の観点等からZスコアを計算する。
【0213】全製品 対 特定メーカ製品 (全体、年
代別、男女別等) 特定製品 対 特定メーカ製品 (全体、年代別、男女
別等) 特定製品評価項目 対 特定メーカ製品評価項目 (全
体、年代別、男女別等) 例えば、アンケート1001〜100nの満足度を各評
価項目毎でZスコアに変換した結果3001〜300
n、及びアンケート200の重視度を各評価項目毎のZ
スコアに変換した結果400等が得られる。
【0214】なお、この正規化部31は、各種の事項を
考慮して正規化を行うとしているが、例えば表示形態指
示部35においてユーザに指示された事項のみを考慮し
て正規化を実行するとしてもよい。
【0215】比較部33は、正規化結果格納データベー
ス32に記憶されているZスコアに基づいて、各メーカ
とその他のメーカとの間のZスコアによる優劣情報等の
比較データを求め、比較結果格納データベース34に記
憶する。例えば、テレビに関するP1社と他のP2〜P
5社との画質のZスコアを調査し、P1社よりもZスコ
アが小さいメーカが1社、大きいメーカが3社あれば、
P1社のテレビの画質は他社と比較して負け越しである
旨の比較データを求める。同様に、他の製品や他の評価
項目に関しても同様の比較データを求めてもよい。さら
には、P1〜P5社の任意の組合せに関する勝ち負けを
比較データとして求めてもよく、その他各種の比較結果
を比較データとすることができる。
【0216】なお、この比較部33は、表示形態指示部
35においてユーザに指示された事項に関する比較のみ
を求めるとしてよい。
【0217】表示形態指示部35は、ユーザからの表示
形態指示を受け付け、その内容を設定格納部36かある
いは表示部37に出力し、必要であればその他の構成要
素にも出力する。例えば、調査対象(表示する対象)の
指定、軸項目(軸に用いる事項)の指定、比較対象の指
定等が入力される。
【0218】設定格納部36は、ユーザが表示形態指示
部35において設定した比較結果表示用の指標を格納す
る。例えば、先で説明した比較部33による比較により
勝率が75%以上100%以下までの場合は大きさ4ポ
イントの白丸を表示する旨の設定が記憶される。
【0219】表示部37は、表示形態指示部35から入
力した表示形態指示に表示指示が含まれていれば、正規
化結果格納データベース32を参照し、比較結果格納デ
ータベース34及び設定格納部36を参照し、表示形態
指示の内容にしたがった4象限グラフを表示する。
【0220】この表示部37は、例えば、軸項目、比較
対象、調査対象等をユーザの指定内容にしたがって切り
替えて表示する。
【0221】上記のような構成を持つ本実施の形態に係
るデータ分析システム29において、第1の例として、
P1社のテレビについての各種評価項目を調査対象と
し、重視度/満足度を軸項目とした場合の表示がユーザ
から指示されたとする。
【0222】図18は、この第1の例における表示結果
を示しており、ZスコアとされたP1社のテレビに関す
る重視度/満足度の評価結果である。この図18から、
例えば被験者はP1社のテレビの接続性については重視
しかつ満足していることが把握できる。また、デザイン
については重視しているが不満に思っていることが把握
できる。さらに、梱包については重視していないが満足
していることが把握できる。また、重視度/満足度のレ
ベルは正規化されているため、重視度と満足度との間で
レベルを比較判定できる。
【0223】第2の例として、上記第1の例の指示に、
さらにP1社が他のP2〜P5社と比べて勝ち越してい
るか否かを表示する旨の指示がユーザによって加えられ
たとする。
【0224】図19は、この第2の例における評価結果
を示しており、ZスコアとされたP1社のテレビの重視
度/満足度の評価結果に、他社P2〜P5との勝敗関係
を加えて表示している。すなわち、この図19は、先の
図18の表示結果にP1社と他社との間での比較を取り
入れ、P1社のテレビが他社P2〜P5のテレビと比べ
て勝ち越している場合には白丸、負け越している場合に
は黒丸を表示し、かつその大きさで優劣の度合いを示し
ている。これにより、例えば被験者はデザインを重視し
ており、P1社のデザインを不満に思っているが、他社
と比較した場合にはP1社のデザインは優れていると把
握できる。
【0225】第3の例として、P1社の各種製品の価格
に関する重視度/満足度の表示、及び他社の各種製品の
価格との比較結果がユーザから指示されたとする。この
第3の例は、P1社の各種製品を調査対象とし、価格の
重視度/満足度を軸項目とし、他社P2〜P5の各種製
品の価格との比較結果を表示する旨がユーザから指示さ
れた場合に相当する。
【0226】図20は、この第3の例における表示結果
を示しており、ZスコアによるP1社の各種製品の価格
に関する重視度/満足度の評価結果に、他社P2〜P5
の各種製品の価格との勝敗関係を加えて表示している。
すなわち、この図20は、価格という観点でP1社の製
品を評価し、他社P2〜P5との比較を行っている。例
えば被験者は洗濯機に関して価格を重視しP1社の洗濯
機の価格について満足しているが、P1社の洗濯機の価
格は他社と比較した場合劣っていると評価していること
が把握できる。
【0227】第4の例として、P1社のテレビに関して
20代女性に着目し、P1社の他の製品との比較を表示
する旨がユーザから指示されたとする。この第4の例
は、20代女性におけるP1社のテレビの評価項目を調
査対象とし、重視度/満足度を軸項目とし、P1社の他
の製品との比較結果を表示する旨がユーザから指示され
た場合に相当する。
【0228】図21は、この第4の例における表示結果
を示しており、ZスコアとされたP1社のテレビに関す
る評価項目の20代女性の重視度/満足度の評価結果
に、同じP1社の他の製品との勝敗関係を加えて表示し
た結果である。この図21により、例えば20代女性は
テレビに関してデザインを重視しておりP1社のテレビ
のデザインに不満であるが、他のP1社の製品と比べる
とデザインの評価が高いことが把握できる。また、価格
については重視しかつ満足しているが、他のP1社の製
品と比べると価格の評価が低いことが把握できる。
【0229】第5の例として、P1社のテレビに関して
独身男性に着目し、他社P2〜P5のテレビとの比較を
表示する旨がユーザから指示されたとする。この第5の
例は、独身男性におけるP1社のテレビの評価項目を調
査対象とし、重視度/満足度を軸項目とし、他社P2〜
P5のテレビとの比較結果を表示する旨がユーザから指
示された場合に相当する。
【0230】図22は、この第5の例における表示結果
を示しており、ZスコアとされたP1社のテレビの評価
項目に関する独身男性の重視度/満足度の評価結果に、
他社P2〜P5のテレビとの勝敗関係を加えて表示して
いる。この図22により、例えば独身男性はテレビに関
して接続性を重視し、P1社のテレビの接続性に不満が
あるが、他社P2〜P5よりは評価が高いことが把握で
きる。また、デザインを重視しかつ満足しており、他社
P2〜P5より評価も高いことが把握できる。
【0231】第6の例として、P1社のテレビの接続性
に関して男女別/年代別の評価、及び他社P2〜P5の
テレビの接続性との比較を表示する旨がユーザから指示
され、さらに年代の遷移関係を表示する旨も指示された
とする。この第6の例は、各性別、年代毎のP1社のテ
レビの接続性を調査対象とし、重視度/満足度を軸項目
とし、他社P2〜P5のテレビの接続性との比較結果を
表示し、遷移関係を表示する旨がユーザから指示された
場合に相当する。
【0232】図23は、この第6の例における表示結果
を示しており、ZスコアとされたP1社のテレビの接続
性に関する年代/性別の重視度/満足度の評価結果に、
他社P2〜P5のテレビの接続性との勝敗関係を加えて
表示している。この図23により、例えば男性について
は20代から40代までは接続性を重視しているが不満
に思っており、他社P2〜P5のテレビの接続性に比べ
れば優れていると把握できる。また、男性の50代から
60代は接続性を重視しかつ満足していると把握でき
る。
【0233】以上説明したように、本実施の形態に係る
データ分析システム29においては、調査対象に関する
軸項目の値が正規化され、この正規化された値に基づい
て調査対象の識別情報が4象限グラフ上に配置される。
また、調査対象を表示する場合に、他の事項との比較結
果から決定される指標も併せて配置される。
【0234】これにより、分析結果のばらつき具合や軸
項目間での相対的な評価あるいはデータサンプル間での
比較評価をユーザに把握させることができ、ユーザの分
析作業を支援することができる。
【0235】なお、本実施の形態においては、重視度と
満足度とを軸項目として4象限で分析を行っているが、
この重視度、満足度以外にも各種の事項を軸項目として
利用することができる。
【0236】例えば、店舗毎の売上高と利益率とを軸項
目とすることで、利益率が高いが利益を出していない
(安売りしている)、あるいは売上高は低いが利益を出
している等の情報を得ることができる。また、販売目標
額を比較事項とし、目標をクリアしているかどうかを示
す指標を表示し、その指標の大きさで取扱い商品数を表
現するとしてもよい。
【0237】また、店舗(あるいは商品)毎の売上高と
リピート率(月当たりの購買回数)を軸項目とすること
で、その店舗(商品)が不特定多数の顧客を相手にして
いるのか、あるいは特定の特徴を持つ顧客がターゲット
なのかを明確にできる。これにより、その店舗(商品)
の販売戦略を立てることができる。また、指標の大きさ
で店舗面積、来店客数等の付加価値情報を表現してもよ
い。
【0238】また、重視度、満足度、期待度、必要度、
充足度を自由に組み合わせて軸項目とすることができ
る。例えば、製品の機能に関して、その機能を利用者が
どれだけ重視しているか/必要に思っているか、新しい
機能として期待しているかと、現在提供されている機能
について満足しているか/充足しているか等を組合せる
ことで、重視はしているか現時点では必要と思っていな
い、必要性が高いが満足していない等の分析を行うこと
ができる。
【0239】また、消費者に対し商品の認知度調査を行
い、その結果(商品認知度)と広告費用とを軸項目とし
て分析を行うとしてもよい。比較対象として他社の同一
カテゴリ商品との認知度の比較を行い、指標の大きさで
認知度の差を表現し、分析結果に付加情報を持たせても
よい。さらに、比較対象として他社の同一カテゴリ商品
との認知度の比較を行い、指標の大きさでその商品の販
売額や利益額等を表現し、分析結果に付加情報を持たせ
てもよい。
【0240】また、自社商品の市場シェアと利益率とを
軸項目とし、指標の種別とその大きさで他社の同一カテ
ゴリ商品との勝ち負けを表現し、自社商品のポジション
を明確にし商品戦略等の立案を支援することができる。
【0241】また、本実施の形態においては、表示結果
を4象限グラフの形式で表示しているが、これに限定さ
れるものではなく、1あるいは3以上の座標空間に表示
対象を配置するとしてもよい。
【0242】また、上記各実施の形態に係るデータ分析
システムは、同様の作用・機能を実現可能であれば各構
成要素の配置を変更させてもよく、また各構成要素を自
由に組み合わせてもよい。
【0243】また、上記各実施の形態に係るデータ分析
システムにより提供されるデータ分析方法を、発明とし
て扱うことも可能である。
【0244】また、上記各実施の形態に係るデータ分析
システムの各機能、各要素は、コンピュータに実行させ
ることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク
(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディス
ク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記
録媒体に書き込んで適用したり、通信媒体により伝送し
て、各種の計算機、計算機システムに適用することも可
能である。上記各機能を実現するコンピュータは、記録
媒体に記録されたプログラムを読み込み、プログラムに
よって動作が制御されることにより、上述した処理を実
行する。
【0245】
【発明の効果】以上詳記したように本発明を適用する
と、収集したデータに対する分析結果をユーザの判断容
易な形式で提供することができる。
【0246】具体的には、因子分析の結果から容易に因
子の解釈・命名ができる。また、多重比較法による調査
対象の優劣を高速に求め、表示させることができる。ま
た、ユーザの評価観点を考慮した評価を求め、表示させ
ることができる。また、評価結果に他の事項との比較結
果を併せて表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ分析シ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係るデータ分析システムによる
項目ソート後の表示例を示す図。
【図3】同実施の形態に係るデータ分析システムによっ
て項目ソート後、因子負荷量が所定範囲にある情報のみ
を表示許可した場合の表示例を示す図。
【図4】同実施の形態に係るデータ分析システムによっ
て項目ソート後、因子負荷量が所定範囲にある情報のみ
を表示許可し、空白部分を削除した場合の表示例を示す
図。
【図5】同実施の形態に係るデータ分析システムによっ
て因子負荷量によるソート後、グループ分けを行った場
合の表示例を示す図。
【図6】同実施の形態に係るデータ分析システムによっ
て因子負荷量によるソート後、因子負荷量が所定範囲に
ある情報のみを表示許可した場合の表示例を示す図。
【図7】同実施の形態に係るデータ分析システムによっ
て因子負荷量によるソート後、因子間で同一の表示スペ
ースを確保した場合の表示例を示す図。
【図8】同実施の形態に係るデータ分析システムによっ
て、縦軸を因子負荷量とし、横軸を因子とし、該当する
座標位置に項目の識別情報に基づく指標を表示したグラ
フを示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るデータ分析シ
ステムの構成を示すブロック図。
【図10】分散分析結果の例を示す図。
【図11】分散分析により差があるとされた項目に対す
る多重比較法の結果の例を示す図。
【図12】多重比較法によって算出された評価値に基づ
いて作成した勝敗表の例を示す図
【図13】順位差決定手法を示す概念図。
【図14】多重比較法によって算出された評価値に基づ
いて作成した順位グラフの例を示す図。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係るデータ分析
システムの構成を示すブロック図。
【図16】Zスコアの意味を示す図。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係るデータ分析
システムの構成を示すブロック図。
【図18】同実施の形態に係るデータ分析システムにお
いてZスコアとされたテレビに関する評価項目の重視度
/満足度の評価結果を示す図。
【図19】同実施の形態に係るデータ分析システムにお
いてZスコアとされたテレビに関する評価項目の重視度
/満足度の評価結果に、他社との勝敗関係を加えて表示
した場合の例を示す図。
【図20】同実施の形態に係るデータ分析システムにお
いてZスコアによる各種製品の価格に関する重視度/満
足度の評価結果に、他社の各種製品の価格との勝敗関係
を加えて表示した場合の例を示す図。
【図21】同実施の形態に係るデータ分析システムにお
いてZスコアとされたテレビに関する評価項目の20代
女性の重視度/満足度の評価結果に、他の製品との勝敗
関係を加えて表示した場合の例を示す図。
【図22】同実施の形態に係るデータ分析システムにお
いてZスコアとされたテレビの評価項目に関する独身男
性の重視度/満足度の評価結果に、他社のテレビとの勝
敗関係を加えて表示した場合の例を示す図。
【図23】同実施の形態に係るデータ分析システムにお
いてZスコアとされたテレビの接続性に関する年代/性
別別の重視度/満足度の評価結果に、他社のテレビの接
続性との勝敗関係を加えて表示した場合の例を示す図。
【図24】因子分析の結果の一例を示す図。
【図25】分散分析の結果の一例を示す図。
【図26】多重比較法の結果の一例を示す図。
【図27】従来のデータ分析システムによって因子分析
結果の表形式で表示した例を示す図。
【図28】ある値以上の因子負荷量に網掛けを行って因
子の意味づけを支援する表示形式を示す図。
【図29】特定製品を所定の評価項目で評価するアンケ
ート例を示す図。
【図30】各種製品のどの項目を重視しているかを評価
するアンケート例を示す図。
【図31】ポートフォリオ分析と呼ばれる4象限のグラ
フの例を示す図。
【符号の説明】
1、9、21、29…データ分析システム 2、10、22、30…分散対象情報格納データベース 3…因子分析処理部 4…因子分析結果格納データベース 5…編集部 6…編集結果格納部 7…表示形態指示部 8、16、28、37…表示部 16a…表作成機能 16b…グラフ作成機能 8a…絶対値演算機能 8b…項目ソート機能 8c…因子負荷量ソート機能 8d…グループ化機能 8e…表示許可機能 11…分散分析処理部 12…分散分析結果格納データベース 13、35…表示形態指示部 14…多重比較処理部 15…多重比較結果格納部 17…勝敗表 18…順位グラフ 23、31…正規化部 24、32…正規化結果格納データベース 25…評価基準設定部 26…評価基準格納データベース 27…評価部 33…比較部 34…比較結果格納データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井澤 毅 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 高橋 ちひろ 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5B049 CC00 FF01 GG09 5B075 NR02 NR15 NR16 NR20 PQ02 PQ20

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 因子分析の結果から因子毎に項目と因子
    負荷量との組合せを求める編集手段と、 前記編集手段によって得られた項目と因子負荷量との組
    合せを因子毎に表示する表示手段とを具備したことを特
    徴とするデータ分析システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ分析システムにお
    いて、 前記表示手段は、項目によるソート指示に基づいて、項
    目と因子負荷量との組合せを因子毎に所定の項目順に並
    べ替えて表示することを特徴とするデータ分析システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ分析システムにお
    いて、 前記表示手段は、因子負荷量によるソート指示に基づい
    て、項目と因子負荷量との組合せを因子毎に因子負荷量
    の降順又は昇順に並べ替えて表示することを特徴とする
    データ分析システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデータ分析システムにお
    いて、 前記表示手段は、項目と因子負荷量との組合せを因子負
    荷量に基づいてグループ化した状態で因子毎に表示する
    ことを特徴とするデータ分析システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載したデータ分析システムにおいて、前記表示手段
    は、因子負荷量が所定の範囲に含まれる組合せのみを因
    子毎に表 示することを特徴とするデータ分析システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のうちのいずれか
    1項に記載したデータ分析システムにおいて、 前記表示手段は、絶対値化の指示に基づいて、各因子負
    荷量の絶対値を求め、各因子負荷量の代わりとしてこの
    絶対値を利用して動作することを特徴とするデータ分析
    システム。
  7. 【請求項7】 因子分析の結果から因子毎に項目と因子
    負荷量との組合せを求める編集手段と、 ユーザからの表示形態指示を受け付ける表示形態指示手
    段と、 前記表示形態指示手段によって受け付けられた表示形態
    指示を入力し、前記表示形態指示に表示指示が含まれて
    いる場合に項目と因子負荷量との組合せを因子毎に表示
    する機能と、前記表示形態指示に項目ソート指示が含ま
    れている場合に項目と因子負荷量との組合せを因子毎に
    所定の項目順に並べ替えて表示する機能と、前記表示形
    態指示に因子負荷量ソート指示が含まれている場合に項
    目と因子負荷量との組合せを因子毎に因子負荷量の降順
    又は昇順に並べ替えて表示する機能と、前記表示形態指
    示にグループ化指示が含まれている場合に項目と因子負
    荷量との組合せを因子負荷量に基づいてグループ化した
    状態で因子毎に表示する機能と、前記表示形態指示に表
    示許可指示が含まれている場合に因子負荷量が所定の範
    囲に含まれる組合せのみを因子毎に表示する機能と、前
    記表示形態指示に絶対値化指示が含まれている場合に各
    因子負荷量の絶対値を求め各因子負荷量の代わりとして
    この絶対値を利用して前記いずれかの機能を実現させる
    機能のうちの少なくとも一つの機能を含む表示手段とを
    具備したことを特徴とするデータ分析システム。
  8. 【請求項8】 複数の調査対象を複数の項目で評価した
    結果を分散分析する分散分析手段と、 前記分散分析手段によって分散分析した結果、前記複数
    の調査対象間で差があると判定された項目を抽出し、こ
    の抽出された項目毎に前記複数の調査対象のうちの任意
    の調査対象を基準として多重比較法を適用し、この基準
    と他の調査対象との間の差の状態を求める多重比較処理
    手段と、 前記多重比較処理手段によって求められた基準と他の調
    査対象との差の状態を表示する表示手段とを具備したこ
    とを特徴とするデータ分析システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデータ分析システムにお
    いて、 前記多重比較処理手段は、基準と他の調査対象との間の
    差の状態として差の有無と評価値とを求め、 前記表示手段は、前記多重比較処理手段によって差があ
    るとして抽出された項目を第1の要素とし、前記多重比
    較処理手段によって前記基準との間に差があるとされた
    他の調査対象の識別情報を第2の要素とし、前記多重比
    較処理手段によって求められた評価値に基づく評価指標
    を対応する位置に表示することを特徴とするデータ分析
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のデータ分析システムに
    おいて、 前記多重比較処理手段は、基準と他の調査対象との間の
    差の状態として評価値を求め、 前記表示手段は、前記多重比較処理手段によって差があ
    るとして抽出された項目を第1の要素とし、前記多重比
    較処理手段によって求められる評価値を第2の要素と
    し、前記複数の調査対象の識別情報を対応する位置に表
    示することを特徴とするデータ分析システム。
  11. 【請求項11】 複数の調査対象を複数の項目で評価し
    た結果を分散分析する分散分析手段と、 前記分散分析手段によって分散分析した結果、前記複数
    の調査対象間で差があると判定された項目を抽出し、こ
    の抽出された項目毎に、前記複数の調査対象に対する判
    別分析を実行し、前記抽出された項目に関して各調査対
    象が高評価側かあるいは低評価側かを評価結果として求
    める判別分析手段と、 前記判別分析手段によって差があるとして抽出された項
    目に関する各調査対象の評価結果に基づく評価指標を表
    示する表示手段とを具備したことを特徴とするデータ分
    析システム。
  12. 【請求項12】 複数の調査対象を複数の項目で評価し
    た結果を正規化する正規化手段と、 前記正規化手段によって正規化された結果を、前記複数
    の項目のうちの少なくとも一つに対して割り当てられた
    重み及び正規化された結果に関連付けされている点数と
    のうち少なくとも一方を利用して変更し、前記複数の調
    査対象毎の評価値を求める評価手段と、 前記評価手段によって求められた複数の調査対象毎の評
    価値を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする
    データ分析システム。
  13. 【請求項13】 複数の調査対象を複数の項目で評価し
    た結果を正規化する正規化手段と、 前記正規化手段によって正規化された結果に基づいて複
    数の調査対象と任意の比較対象とを比較する比較手段
    と、 前記複数の項目を座標軸とし、前記正規化手段によって
    正規化された結果を座標値とし、各調査対象の識別情報
    及び前記比較手段によって得られる比較結果を示す指標
    とを表示する表示手段とを具備したことを特徴とするデ
    ータ分析システム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のデータ分析システム
    において、 前記比較結果を示す指標は、比較の結果による優劣の度
    合いによって切り替えることを特徴とするデータ分析シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 請求項13又は請求項14記載のデー
    タ分析システムにおいて、 前記複数の調査対象と前記複数の項目とに関する指定を
    受け付ける表示形態指示手段を付加し、 前記比較手段は、前記正規化手段によって正規化された
    結果に基づいて、前記表示形態指示手段で指定された複
    数の調査対象と任意の比較対象とを比較し、 前記表示手段は、前記表示形態指示手段で指定された複
    数の項目を座標軸とし、前記正規化手段によって正規化
    された結果を座標値とし、前記表示形態指示手段で指定
    された複数の調査対象の識別情報及び前記比較手段によ
    って得られる比較結果を示す指標とを表示することを特
    徴とするデータ分析システム。
  16. 【請求項16】 請求項13乃至請求項15のうちのい
    ずれか1項に記載したデータ分析システムにおいて、 前記表示手段は、前記複数の調査対象の間に遷移関係が
    ある場合に、この遷移関係に関する情報も表示すること
    を特徴とするデータ分析システム。
  17. 【請求項17】 因子分析の結果から因子毎に項目と因
    子負荷量との組合せを求める工程と、 項目と因子負荷量との組合せを因子毎に表示する工程と
    からなるデータ分析方法。
  18. 【請求項18】 複数の調査対象を複数の項目で評価し
    た結果を分散分析する工程と、 分散分析した結果、前記複数の調査対象間で差があると
    判定された項目を抽出する工程と、 抽出された項目毎に前記複数の調査対象のうちの任意の
    調査対象を基準として多重比較法を適用する工程と、 多重比較法によって求められた基準と他の調査対象との
    間の差の状態を求めて表示する工程とからなるデータ分
    析方法。
  19. 【請求項19】 複数の調査対象を複数の項目で評価し
    た結果を分散分析する工程と、 分散分析した結果、前記複数の調査対象間で差があると
    判定された項目を抽出する工程と、 抽出された項目毎に前記複数の調査対象に対する判別分
    析を実行し、前記抽出された項目に関して各調査対象が
    高評価側かあるいは低評価側かを評価結果として求める
    工程と、 前記判別分析によって差があるとして抽出された項目に
    関する各調査対象の評価結果に基づく評価指標を表示す
    る工程とからなるデータ分析方法。
  20. 【請求項20】 複数の調査対象を複数の項目で評価し
    た結果を正規化する工程と、 正規化された結果を、前記複数の項目のうちの少なくと
    も一つに対して割り当てられた重み及び正規化された結
    果に関連付けされている点数とのうち少なくとも一方を
    利用して変更し、前記複数の調査対象毎の評価値を求め
    る工程と、 前記評価手段によって求められた複数の調査対象毎の評
    価値を表示する工程とからなるデータ分析方法。
  21. 【請求項21】 複数の調査対象を複数の項目で評価し
    た結果を正規化する工程と、 正規化された結果に基づいて複数の調査対象と任意の比
    較対象とを比較する工程と、 前記複数の項目を座標軸とし、正規化された結果を座標
    値とし、各調査対象の識別情報及び比較結果を示す指標
    とを表示する工程とからなるデータ分析方法。
  22. 【請求項22】 コンピュータに、 因子分析の結果から因子毎に項目と因子負荷量との組合
    せを求めさせる編集機能と、 前記編集機能によって得られた項目と因子負荷量との組
    合せを因子毎に表示させる表示機能とを実現させるため
    のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  23. 【請求項23】 コンピュータに、 複数の調査対象を複数の項目で評価した結果を分散分析
    させる分散分析機能と、 前記分散分析機能によって分散分析した結果、前記複数
    の調査対象間で差があると判定された項目を抽出し、こ
    の抽出された項目毎に前記複数の調査対象のうちの任意
    の調査対象を基準として多重比較法を適用し、この基準
    と他の調査対象との間の差の状態を求めさせる多重比較
    処理機能と、 前記多重比較処理機能によって求められた基準と他の調
    査対象との差の状態を表示させる表示機能とを実現させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 コンピュータに、 複数の調査対象を複数の項目で評価した結果を分散分析
    させる分散分析機能と、 前記分散分析機能によって分散分析した結果、前記複数
    の調査対象間で差があると判定された項目を抽出させ、
    この抽出された項目毎に、前記複数の調査対象に対する
    判別分析を実行させ、前記抽出された項目に関して各調
    査対象が高評価側かあるいは低評価側かを評価結果とし
    て求めさせる判別分析機能と、 前記判別分析機能によって差があるとして抽出された項
    目に関する各調査対象の評価結果に基づく評価指標を表
    示させる表示機能とを実現させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 コンピュータに、 複数の調査対象を複数の項目で評価した結果を正規化さ
    せる正規化機能と、 前記正規化機能によって正規化された結果を、前記複数
    の項目のうちの少なくとも一つに対して割り当てられた
    重み及び正規化された結果に関連付けされている点数と
    のうち少なくとも一方を利用して変更させ、前記複数の
    調査対象毎の評価値を求めさせる評価機能と、 前記評価機能によって求められた複数の調査対象毎の評
    価値を表示させる表示機能とを実現させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 コンピュータに、 複数の調査対象を複数の項目で評価した結果を正規化さ
    せる正規化機能と、 前記正規化機能によって正規化された結果に基づいて複
    数の調査対象と任意の比較対象とを比較させる比較機能
    と、 前記複数の項目を座標軸とし、前記正規化機能によって
    正規化された結果を座標値とし、各調査対象の識別情報
    及び前記比較機能によって得られる比較結果を示す指標
    とを表示させる表示機能とを実現させるためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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