JP2000207406A - 情報検索システム - Google Patents

情報検索システム

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JP2000207406A
JP2000207406A JP11006153A JP615399A JP2000207406A JP 2000207406 A JP2000207406 A JP 2000207406A JP 11006153 A JP11006153 A JP 11006153A JP 615399 A JP615399 A JP 615399A JP 2000207406 A JP2000207406 A JP 2000207406A
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Tomohiro Inoue
智洋 井上
Asaki Nishikawa
アサキ 西川
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KARASAWA YUSUKE
MAKINO TOSHINAGA
Original Assignee
KARASAWA YUSUKE
MAKINO TOSHINAGA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータネットワークのユーザーが全人
格的な感性を基準として所望情報を取得しうる。 【解決手段】 サーバーと複数の端末とからなるコンピ
ュータネットワークにおける情報検索システムにおい
て、端末に感性テスト画面を提示して入力を促すこと等
で感性データをユーザーから取得し、各感性データを所
定基準で数値化して、少なくとも各感性データが帰属す
るファクター及びファクター内区分毎に分けて個人別に
集計したユーザーモデルをサーバー内に記憶すると共
に、任意のユーザーに関する検索要求に応じて、サーバ
ーが既登録或いは新規登録した該ユーザーのユーザーモ
デルと他のユーザーのユーザーモデルに対し統計的処理
を行って相互の関係値を取得し、該関係値が所定範囲と
なるユーザーの所望情報を該ユーザーの端末に出力する
ことを特徴とする情報検索システム。コミュニティ検索
機能をも設けるとより好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータネット
ワーク内のユーザーが、自己と類似の情報を有する他の
ユーザーやコミュニティ等に関する情報を検索でき、或
いは前記情報の提案を受けることができる情報検索シス
テムに係り、特に各ユーザーの全人格的な感性により近
い情報を基準にして所望情報の検索或いは提案を行える
情報検索システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、コンピュータやインターネッ
ト等の発達に伴い、膨大な情報が流通している。そし
て、コンピュータネットワーク、特にインターネットを
通じて、各ユーザーの所望情報の取得を容易にすべく、
各ユーザーの需要或いは嗜好に合致する情報を検索或い
は提案し、この情報を各ユーザーが利用できるようなシ
ステムも考え出されている。
【0003】上記システムとして、例えばインターネッ
ト内におけるあるユーザー集団に属する各ユーザーか
ら、サーバーが映画や音楽の好みに関するデータをコン
ピュータネットワークを介して取得すると共に、前記デ
ータを各ユーザーの嗜好が認知できる状態でサーバー内
のデータベース上に編集し、編集したユーザーデータを
相互に対比すること等で、前記集団に属するユーザーの
中から分野毎に類似した傾向の嗜好を有するユーザーを
探知することができ、更には類似ユーザーのデータ或い
は類似ユーザー集団の統計データ等に基づいて各ユーザ
ーの新たな或いは潜在的な嗜好をも推論し、この推論情
報を各ユーザーに提案できるようなシステム等が提案さ
れている。
【0004】しかしながら、上記システムは分野毎の嗜
好という単一データに基づくシステムであるため、ユー
ザーの情報収集の可能性が極めて狭い範囲に限定され
る。例えば、あるユーザーがある分野に関する嗜好デー
タを十分に入力していない場合には該ユーザーが該分野
に関する適切な提案を受けることが困難となり、十分な
入力を行っている場合でも単に嗜好をベースとした提案
情報しか得られないという問題がある。
【0005】即ち、人格の有する多様な側面の内、嗜好
に偏ったシステムであるため、嗜好情報が不足した場合
には有意な提案情報が得られず、仮に十分な嗜好情報が
あっても潜在的欲求などを含む全人格的な感性により合
致した提案情報を取得することが困難なものであった。
【0006】また、上記システムを応用し、自分と嗜好
が類似する人を検索するシステムや自分と嗜好が類似し
ている人が多く所属するコミュニティーを検索するシス
テム等を構築することが考えられるものの、嗜好以外の
様々な感性、例えば性格や雰囲気などを検索の際の要素
として考慮に入れられるシステムは存在しない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたものであって、コンピュータネットワーク
特にインターネットのユーザーが、その全人格的な感性
や複数の感性データを基準として、他のユーザー或いは
コミュニティに関する所望情報の検索を行える情報検索
システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による情報検索シ
ステムは、サーバーと複数の端末とからなるコンピュー
タネットワークにおける情報検索システムにおいて、端
末に感性テスト画面を提示して入力を促すこと等で感性
データをユーザーから取得し、各感性データを所定基準
で数値化して、少なくとも各感性データが帰属するファ
クター及びファクター内区分毎に分けて個人別に集計し
たユーザーモデルをサーバー内に記憶すると共に、任意
のユーザーに関する検索要求に応じて、サーバーが既登
録或いは新規登録した該ユーザーのユーザーモデルと他
のユーザーのユーザーモデルに対し統計的処理を行って
相互の関係値を取得し、該関係値が所定範囲となるユー
ザーの所望情報を該ユーザーの端末に出力することを特
徴とする。
【0009】更に、上記検索システムは、端末から入力
されたコミュニティ所属情報を数値化し各ユーザーモデ
ルの一部としてサーバー内に記憶すると共に、任意のユ
ーザーに関するコミュニティ検索要求に応じて、サーバ
ーが他のユーザーのユーザーモデルと必要に応じて該ユ
ーザーのユーザーモデルに対し統計的処理を行ってコミ
ュニティ所属傾向値を取得し、該コミュニティ所属傾向
値が所定範囲となるコミュニティの所望情報を該ユーザ
ーの端末に出力することを特徴とする。
【0010】また、これら情報検索システムで、前記感
性テスト画面がユーザーによるデザインで感性データが
取得できるようにすると好適である。
【0011】
【作用】本情報検索システムを利用することで、各ユー
ザーが自分の感性により適した情報を容易に収集するこ
とができる。即ち、人、商品、コミュニティー、イベン
トなど様々な検索対象情報に関し、各ユーザーは自分の
感性により合致する情報の提供を受けることができ、か
かる所望情報を取得できる。例えば、本情報検索システ
ム統計的処理で、各ユーザーと類似関係、無関係、逆関
係などの関係にあるユーザーを割り出すと共に、各ユー
ザーと恋人性、友人性、ライバル性、親子性などの関係
性が高いユーザーも割り出すことが可能で、ユーザーの
要求に応じてかようなユーザーのIDやユーザーに関す
る所望情報を提示できる。
【0012】そして、本情報検索システムは、あるユー
ザーに関するデータが僅かである場合でも該ユーザーに
対して適切な提案を行うことを可能にすることができ、
又様々な感性データをキーに使用して検索することも可
能である。
【0013】更に、本情報検索システムにおける各ユー
ザーは、所望する性格や特性等を有する他のユーザーの
ID等をも検索することが可能となるものであって、か
かる他のユーザーと連絡を取り交わせるようにすること
もできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施形態に基づい
て説明するが、本発明はかかる実施形態によって限定さ
れるものではない。特に下記実施形態ではインターネッ
トを利用する場合について説明するが、他のコンピュー
タネットワークでもよく、場合によっては複数のユーザ
ーが単独のコンピュータを使用する装置構成として、本
情報検索システムを構築し実施してもよい。
【0015】まず、情報検索システムの装置構成につい
て説明する。図1は本実施形態の装置構成を示すブロッ
ク図である。同図に於いて、サーバー10は経路制御装
置と電話回線等のケーブルを経由してインターネットに
接続されている。インターネットはサーバー10と同様
に、各種端末21、22、23、24、25に接続され
ており、各ユーザーは端末21等を介してインターネッ
トにアクセスできる。ここで使用する端末21等は、C
RT、LCD等の表示部やキーボード、マウス等の入力
部、制御部、記憶部を有する通常のパソコンであるが、
携帯端末や携帯電話など有線或いは無線でインターネッ
トにアクセスして通常の処理を行えるものであれば適宜
である。
【0016】次に、サーバー10の詳細構成について説
明する。図2はサーバー10の構成を示すブロック図で
ある。同図に於いて、CPU、メモリー等からなる制御
手段11は、各部の制御やデータの転送、種々の演算、
データの一時的な記憶等を行う。制御手段11は入力制
御手段12と出力制御手段13に接続されており、入力
制御手段12はインターネットを介して伝送されるデー
タを制御し、出力制御手段13はインターネットへ出力
されるデータを制御する。そして、制御手段11は記憶
手段14乃至19に接続され、これら記憶手段14乃至
19には以下のプログラム或いはファイルが格納されて
いる。
【0017】記憶手段14には本情報検索システムのメ
インプログラムが格納され、該メインプログラムは制御
手段11で制御されて使用される。そして、端末21、
22等の表示部に対して例えば登録ページ画面や検索画
面などを表示し、或いはかかる画面に対するデータの入
出力を管理する等の基本動作を行わせ、装置構成全体を
情報検索システムとして機能させる。
【0018】記憶手段15にはサブプログラム群が格納
されている。かかるサブプログラム群は制御手段11で
用いられる様々なプログラムから構成され、後述する集
計プログラム、類似プログラム等からなるものである。
【0019】記憶手段16には個人データファイルが格
納されている。個人データファイルの内容は、ユーザー
のID、パスワード、ユーザーテストに対する回答デー
タ、回答を整理しファクター毎に集計したデータ等から
なる。なお、あるユーザーに関する統合データ群を該ユ
ーザーに対する「ユーザーモデル」と呼ぶ。
【0020】記憶手段17には人間関係ファイルが格納
されている。人間関係ファイルの内容としては、ユーザ
ーのID、ユーザーの類似度や逆度、各ユーザーの友人
性や恋人性等が高い他のユーザーのID等が必要に応じ
て格納されている。
【0021】記憶手段18にはメッセージファイルが格
納されている。メッセージファイルの内容はユーザーの
ID、該ユーザーに対して他のユーザーから宛てられた
メッセージ、等からなる。
【0022】記憶手段19にはコミュニティーファイル
が格納されている。コミュニティーファイルの内容は分
野別のコミュニティ、コミュニティーのID、コミュニ
ティーの説明文、コミュニティーに所属しているユーザ
ーのID、前記ファクターやファクター内区分毎に集計
した個人データの総体をコミュニティー毎に平均化した
データ、等から構成されている。
【0023】次に本実施形態の情報検索システムの動作
について説明する。尚、端末21乃至25はそれぞれサ
ーバー10と接続されて通信を行うことができ、いずれ
もこれらの端末21乃至25を利用してユーザー登録、
人検索、コミュニティー検索等を為すことができるもの
であるが、説明の便宜上、サーバー10に接続された端
末21を介した本システムの動作について説明する。
【0024】まず、端末21がサーバー10に接続され
ると、制御手段11が入力制御手段12を介して端末2
1の接続を検知し、専用ソフトを搭載した端末21をメ
インプログラムに従って制御する。図3はメインプログ
ラムの動作画面を示すフローチャートである。
【0025】そして当初は、制御手段11が端末21の
表示部に対してトップページ画面(図3左上端参照)を
表示させ、端末操作者に対して「登録」、「ID入
力」、「パスワード入力」、「データ送信」等を行うよ
うに促す表示をすると同時に、「新規ユーザーは登録を
先に済ませるように」との但し書き等を同時に表示す
る。
【0026】ここで、端末21の操作者が新規のユーザ
ーであると仮定すると、新規ユーザーは登録手続きを行
うこととなる。端末操作者は但し書き等に従って「登
録」の処理を行うべく、トップページ画面の「登録」の
場所若しくはアイコンをクリックする。このクリックを
検知した制御手段11は端末21の表示部に対し、図3
及び図4に示すような登録ページ画面を表示させるよう
に制御する。登録ページ画面はID、パスワード、性
別、年齢、出身地といった基本属性群の登録フォーム
や、性格テスト、センステスト、送信ボタンなどから構
成されている。本実施形態では登録ページ画面が感性テ
スト画面の役割を果たしている。尚、性格テストの個数
等は、ユーザーの感性を把握できるように適宜設定す
る。
【0027】端末操作者は各登録フォームに対して、操
作者自身が決めたIDやパスワード、性別、年齢、出身
地等を入力していくと共に、性格テストやセンステスト
を受ける。性格テストは個人の性格を推察し得るような
データを収集するための質問群であって、例えば既存の
ものとしてはエゴグラム、エニアグラム、Y−Gテスト
等がある。センステストは配色、デザイン、絵などの好
みを推察するためのテストであって、それぞれの具体例
を幾つか並べ、その中から一番好きなものを選ばせると
いう形式のものである。性格テストやセンステストは各
質問に対し、チェックボタンをクリックして該当する回
答を選ぶ形式とすると好適である(図4参照)。
【0028】上記登録操作を終えた後、操作者は登録ペ
ージ画面の「OK」ボタンをクリックし(図3参照)、
操作結果をサーバー10に送信する。送信された個人デ
ータは、サーバー10の記憶手段16に個人データファ
イルの内容として格納される。同時に記憶手段15のサ
ブプログラム群内の集計プログラムに従って、制御手段
11が該個人データの所定項目に対してファクター毎の
集計作業を行い、この集計で得られた値をも個人データ
ファイルの内容として蓄積する。かかる個人データファ
イルの内容は、ユーザーに関するデータベースの基本
「ユーザーモデル」を構成するものである。
【0029】ここで、集計プログラムとは性格テスト等
の結果をファクター毎に集計し直すプログラムである。
図10に集計プログラムのフローチャートを示す。例え
ば、「神経質」、「明朗」のような性格を言い表す抽象
的な属性を性格ファクターのファクター内区分として規
定し、性格テストの各質問事項をそれぞれいずれかのフ
ァクターにおけるファクター内区分に帰属させておく。
具体的には(A)と(B)の質問事項は性格ファクター
のファクターファクター内区分「神経質」に帰属させ、
(C)と(D)の質問事項は性格ファクターのファクタ
ー内区分「明朗」に帰属させるなどである。尚、ファク
ター及びその区分は性格ファクター及びその区分以外に
所要のものを設定でき、ファクターは性格ファクターだ
けなど単一とすることもできる。
【0030】一方で、性格テストで各質問を行って得ら
れた回答データに対しては、例えばYESなら0.2
点、どちらでもないなら0.1点、NOなら0点等の評
点付け等のデータを付与しておき、各質問事項に対する
評点等を上記ファクター内区分及びファクター毎に集計
する(後述の表1及び表2参照)。例えば、質問事項
(A)の回答が〜である場合、予め回答であれば
0.2点、回答であれば0.1点、回答であれば0
点等の評点を付与しておき、いずれか得れらた評点をそ
の質問事項が所属するファクター内区分に加算する。全
ての質問事項について同様の加算をして、最終的にファ
クター毎の集計を行う。
【0031】更に上記処理に続いて、制御手段11がメ
インプログラムに従いファクター及びファクター内区分
毎の集計値をユーザーに送信するようにすると、ユーザ
ーが自分の個性を把握できて好適である。これは例え
ば、図5のような性格グラフの診断結果画面を端末21
の表示部に送信して表示させる。
【0032】そして、以下には本情報検索システムを使
用して、ユーザーが如何なる検索を行えるか或いは提示
を受けるかについて説明する。基本的に本システムでは
下記の類似度(相関係数)等の関係値或いはコミュニテ
ィ所属傾向値を利用して、情報の検索・提示が行えるも
のである。
【0033】第一に本情報検索システムでは、端末21
の操作者が人の検索を行うことができる。人検索を行う
場合には図3に示す如く、トップページ画面でIDとパ
スワードを入力してメニューページ画面へ進み、メニュ
ーページ画面の人検索ボタンをクリックし、人検索画面
へ進む。人検索画面には人検索の方式が示されており、
図3の例では「人間関係で検索する」、「性格グラフで
検索する」、「性格・センステストで検索する」、「典
型例で検索する」の4つが示されている。
【0034】人間関係で検索する場合は、人検索画面の
「人間関係で探す」のボタンをクリックする。該クリッ
ク及び必要な場合には人間関係(類似、逆、友人、恋人
等の内いずれか)の指定に対応して、記憶手段15内の
サブプログラム群の各プログラムが制御手段11に処理
を行わせる。具体的には後述する「類似プログラム」が
類似度に関して、「逆プログラム」が逆度に関して、
「友人プログラム」が友人性に関して、「恋人プログラ
ム」が恋人性に関して、制御手段11に所定の処理を行
わせ、それぞれ端末操作者と関係の深い他のユーザーの
IDを割り出し、図6の人間関係検索(人間関係で探
す)画面のように各々上位10位まで等を表示させる。
尚、一旦取得した前記類似度等の情報は記憶手段17の
人間関係ファイルに記憶され、再度利用可能となる。
【0035】性格グラフで検索する場合は、人検索画面
の「性格グラフで探す」のボタンをクリックすると、図
7のような性格グラフ検索(性格グラフで探す)画面で
性格グラフの枠組みのみが表示される。そして、端末操
作者が性格グラフの性格ファクター内区分毎に所望の値
の高さに点をプロットすると、その点に合わせて自動的
にグラフが作成される。これに続いて、端末操作者が性
格グラフ検索画面の検索ボタンをクリックすると、サブ
プログラムの「類似プログラム」が起動して制御手段1
1を制御し、端末操作者が設定した性格グラフに近い性
格グラフを有するユーザーのIDを上位10位まで割り
出して順に画面表示させる。従って、ユーザー登録時と
異なる自己診断性格グラフ或いは仮想ユーザーの性格グ
ラフ等を検索基礎として容易に作成し、これにより検索
することも可能となる。
【0036】性格・センステストで検索する場合は、人
検索画面の「性格・センステストで探す」のボタンをク
リックすると、図8のような性格・センステスト検索
(性格テスト・センステストで探す)画面が出力され
る。前記画面には性格テストとセンステストが表示さ
れ、端末操作者はこれにチェックする。チェック完了
後、端末操作者は検索ボタンをクリックしてデータを送
信すると、サブプログラムの「類似プログラム」が起動
して制御手段11を制御し、端末操作者のテスト結果に
近い結果を有するユーザーのIDを上位10位まで割り
出して順に画面表示させる。従って、ユーザー登録時と
異なるテスト結果等を検索基礎として容易に作成し、検
索することも可能となる。
【0037】典型例で検索する場合は、人検索画面の
「典型例で探す」のボタンをクリックすると、図9のよ
うな典型例検索(典型例で探す)画面が出力される。前
記画面では幾つかの性格の典型例が、歴史上の人物、映
画や漫画の登場人物等の性格グラフとして表示される。
そして、各典型例毎に「リストアップ」のボタンが設け
られており、これをクリックすると「類似プログラム」
が起動して制御手段11を制御し、該性格グラフに近い
性格グラフを有するユーザーのIDを上位10位まで割
り出して順に画面表示させる。従って、典型例の性格を
新規登録のユーザーモデルとして検索対象とし、これと
類似の性格を有する人を容易に検索できる。
【0038】上記の如く人検索を行って該当するユーザ
ーのIDが表示された後、ユーザーの各ID部分をクリ
ックすると、当該ユーザーのIDとユーザーモデルを基
礎とした性格グラフ等のユーザープロファイルと共に、
メッセージの送信ボタンが表示される。「メッセージの
送信ボタン」をクリックすると、当該ユーザーにメッセ
ージを送信することができる。
【0039】逆に人検索画面には「メッセージボックス
を開く」のボタンがあり(図示せず)、該ボタンをクリ
ックすると、送り主のID、送り主の書いたメッセー
ジ、送り主の性格グラフが画面に表示され、ユーザーは
自分宛てに送信されたメッセージを読むことができる。
尚、かかるメッセージは記憶手段18のメッセージファ
イルに記憶される。
【0040】尚、本情報検索システムの感性データに
は、好み、性格、センス、心理テストなど様々な感性に
関する質問に対する各ユーザーの回答等の感性データに
加え、コンピュータ及び複数のコンピュータで形成され
たコンピュータネットワークにおいてユーザーが行った
動作の痕跡(例えば電子モールでの購買履歴、webブ
ラウザーのブックマークデータ等)などの感性データ
も、必要に応じて所定基準で評点をつけるなどの数値化
を図り、これをユーザーモデルとしてファクターい及び
ファクター内区分毎に帰属・区分してデータベースに加
えることができる。かかる多様な感性データは、同一ユ
ーザー毎にユーザーID等をキーとしたユーザーモデル
として統合され記憶される。
【0041】又、所望情報の端末出力に当たっては、ユ
ーザーから取得した幾つかの感性データから得られたフ
ァクターと数値によって、それに合致したユーザーモデ
ルのユーザーIDを取得し、これをユーザーからの検索
要求時に出力或いはサーバーからの検索要求に応じた適
宜のタイミングで提示・出力できるようにするとよい。
【0042】又、本情報検索システムでは、検索で取得
したユーザーモデル及びユーザーIDの所有者に対し、
端末コンピュータ及び複数のコンピュータで形成された
コンピュータネットワーク等を介して、電子メール等の
手段で連絡を取り交わせるようにすると良好である。
【0043】又、本情報検索システムでは、任意のユー
ザーからファクター及びファクター内区分とファクター
内区分数値を取得して、該ユーザーと類似や逆関係等の
ユーザーを割り出した場合に、そのユーザーの統合デー
タ群(ユーザーモデル)からファクターに対応するファ
クター内区分数値を抽出し、これ自体を該ユーザーに提
示するようにしてもよい。
【0044】又、本情報検索システムでは、アイテムの
好みに関するファクター等とユーザーモデルの全てのフ
ァクター等に対し所定基準と数値を設定する等して、統
計的処理でこれらのファクター等相互の相関関係の高さ
を取得すると共に相関関係の高いものを割り出し、相関
関係の高いユーザーモデル内ファクターのファクター内
区分数値の合計値等が高いユーザーに対して、そのアイ
テムの名前や情報を提示する手段を設ける等の応用も可
能である。
【0045】次に、第二に本情報検索システムでは、端
末21の操作者がコミュニティーの検索を行うことがで
きる。前提として、記憶手段16の個人データファイル
にはユーザーモデルとしてコミュニティ所属情報が予め
或いは所要時に格納され、記憶手段19のコミュニティ
ーファイルには予め或いは所要時に所属ユーザーのID
等が格納され、サブプログラムによる個人データファイ
ルの処理等によっても、その内容が格納・更新される。
【0046】コミュニティーを検索する場合には図3の
ように、トップページ画面からIDとパスワードを入力
してメニューページ画面へ進み、前記画面のコミュニテ
ィー検索のボタンをクリックし、コミュニティー検索画
面へと進む。前記画面にはコミュニティーの紹介、コミ
ュニティーの提案、コミュニティーの関係検索等のボタ
ンがある。
【0047】「コミュニティーの紹介」のボタンをクリ
ックすると、制御手段11が記憶手段19のコミュニテ
ィーファイルから所定情報を取り込み、端末21のコミ
ュニティーの紹介画面に会社、カルチャースクール、学
校などの分野別にコミュニティーの解説が表示されると
共に、コミュニティーファイル内の当該コミュニティー
に所属するユーザーIDに従い制御手段11を介し個人
データファイルから個人データを取り込む。望ましく
は、サブプログラム群の平均化プログラムが起動して制
御手段11を制御し、コミュニティーに所属しているユ
ーザーの個人データを平均化することで、該コミュニテ
ィー内のユーザー平均的な性格を割り出し、これを性格
グラフの画面として表示すると共に、その結果をコミュ
ニティーファイルに記憶すると好適である。
【0048】「コミュニティーの提案」のボタンをクリ
ックすると、予め入力した端末操作者の個人データを取
得すると共に、サブプログラム内の提案プログラムが起
動する。後述する提案プログラムは制御手段11を制御
し、端末操作者の性格・センスのデータに基づいて、個
人データファイルのユーザーモデル内のコミュニティ関
連情報や必要な場合にはコミュニティーファイルに記憶
された情報と対比し、ある分野の推奨コミュニティー等
を推論して、その結果をコミュニティーの提案画面とし
て表示させるものである。
【0049】「コミュニティーの関係検索」のボタンを
クリックすると共に、コミュニティーの関係検索画面で
コミュニティーの分野を選択すると、サブプログラムの
関係検索プログラムが起動して、制御手段11を制御す
る。後述する関係検索プログラムは前記選択情報と端末
操作者の個人データを基に、端末操作者と類似度、逆
度、友人性、恋人性などの関係性の高い他のユーザーが
多く所属しているコミュニティーを検索させ、関連性毎
に、或いは「類似、逆、友人、恋人画面」のように関連
性と共に上位10位まで順に表示させる。後者の場合に
は所定の基準で類似度、逆度、友人性、恋人性相互を比
較する過程を設けてもよい。
【0050】尚、上記実施形態ではサブプログラムで獲
得されるデータは、全て検索指令に対応したタイミング
で獲得していたが、特定の検索指令がなくても獲得可能
なデータ(例えばコミュニティー構成員の平均化データ
の一部等)に関しては、所定の時間間隔等の適宜のタイ
ミングで取得してもよい。
【0051】次に、記憶手段15内のサブプログラム群
の内、集計プログラム以外のサブプログラムの詳細を説
明する。
【0052】前提としてサブプログラム群内には、ユー
ザー相互の相関係数を求める相関係数プログラムが格納
されている。図18に相関係数プログラムのフローチャ
ートを示す。仮に二人のユーザーの個人データであるユ
ーザーモデルxとyの相関係数を求める場合、相関係数
プログラムによって制御手段11を制御して、個人デー
タファイルからユーザーモデルxとyをそれぞれ取得
し、xの分散Sxとyの分散Syを求めると共に、xと
yの共分散Sxyを求める。その後に、相関係数Sxy
/Sx・Syを求め、これを制御手段11のメモリー或
いは人間関係ファイル等に記憶するものである。
【0053】そして、サブプログラム群内の「類似プロ
グラム」は、あるユーザーのユーザーモデルと類似した
傾向のユーザーモデルを有するユーザーを類似度を取得
することで割り出すプログラムである。図11に類似プ
ログラムのフローチャートを示す。類似プログラムは制
御手段11を制御して、あるユーザーのユーザーモデル
xを取得すると共に、相関係数プログラムを呼び込み他
のユーザーモデルyとの相関係数Sxy/Sx・Syを
求めて、これを制御手段11のメモリーなどに記憶す
る。上記相関係数の取得過程はユーザーモデルxに対し
他の全てのユーザーモデルに対して行う。その後、取得
した相関係数を相互に対比し、相関係数の高かったユー
ザーのIDを上位10位まで出力させる。
【0054】又、「逆プログラム」は、あるユーザーの
ユーザーモデルと逆の傾向のユーザーモデルを有するユ
ーザーを割り出すプログラムで、前記類似プログラムと
逆のプログラムである。図12に逆プログラムのフロー
チャートを示す。逆プログラムは制御手段11を制御し
て、あるユーザーのユーザーモデルxを取得すると共
に、相関係数プログラムを呼び込み他のユーザーモデル
yとの相関係数Sxy/Sx・Syを求めて、これを制
御手段11のメモリーなどに記憶する。上記相関係数の
取得過程はユーザーモデルxに対し他の全てのユーザー
モデルに対して行う。その後、取得した相関係数を相互
に対比し、相関係数の低かったユーザーのIDを上位1
0位まで出力させる。
【0055】又、「友人プログラム」は、あるユーザー
のユーザーモデルと友人傾向が高いユーザーモデルを有
するユーザーを割り出すプログラムである。図13は友
人プログラムのフローチャートである。友人プログラム
では友人性に強く関与すると思われるファクター或いは
ファクター内区分をより考慮して計算し、例えばファク
ター内区分「客観性」の高さよりもファクター内区分
「感情性」の高さを考慮して計算する。
【0056】具体的には図13のように、友人プログラ
ムを起動して制御手段11を制御し、あるユーザーのユ
ーザーモデルxを取得すると共に、比較対象とする他の
ユーザーモデルyを取得する。ここで仮に、ユーザーモ
デルxとyのファクター内区分のうち「感情性」をFx
とFyとすると、これらを掛け合わせてFx・Fyを取
得する。前記乗算はxとyの全て或いは所要のファクタ
ー及びファクター内区分の全てについて実施する。さら
に、友人性と関係が強いファクター内区分等、例えば
「感情性」については、友人関係において「感情性」が
有する強度に相応させるべく、予め設定した調整係数を
掛け合わせる。
【0057】その後、上記演算で得られた数値を加算し
て合計値を取得すると共に、上記演算数値を最高が1、
最低が−1となるように正規化する。これらの演算処理
はユーザーモデルxに対し全てのユーザーモデルについ
て実施して、最終的に合計値及び正規化結果を所定基準
で相互に対比し、友人性の高かったユーザーモデルを有
するユーザーのIDを上位10位まで出力させる。
【0058】又、「恋人プログラム」は、あるユーザー
のユーザーモデルと恋人傾向が高いユーザーモデルを有
するユーザーを割り出すプログラムである。図14は恋
人プログラムのフローチャートである。この場合、恋人
性に強く関与すると思われるファクターをより考慮する
ように計算する。従って、恋人性と強く関与するファク
ターに調整係数を掛ける他は、友人プログラムの処理と
同様の処理を行うものである。
【0059】尚、サブプログラム群内には「テスト類似
プログラム」を設けてもよく、かかるプログラムはある
ユーザーの性格・センステストの結果と、他のユーザー
の結果とを、各数値の許容差やグラフの高低差等の所定
指標で比較し、類似したものを割り出すものである。
【0060】次いで、主としてコミュニティー検索で使
用するサブプログラムについて説明する。
【0061】まず、コミュニティ紹介時のコミュニティ
所属ユーザーの特性を示すために使用する「平均化プロ
グラム」とは、複数のユーザーモデルから平均的なユー
ザーモデルを作り出すプログラムである。図15は平均
化プログラムのフローチャートである。平均化プログラ
ムが起動すると制御手段11を制御し、コミュニティー
ファイルを介して該当コミュニティーに所属する各ユー
ザーの個人データ(ユーザーモデル)を複数取得する。
そして、全てのユーザーに対するファクターやファクタ
ー内区分毎の平均値を取得し、平均化された新ユーザー
モデルを制御手段11のメモリー或いはコミュニティー
ファイルに記憶すると共に出力する。
【0062】又、「提案プログラム」はユーザーに推奨
コミュニティーを提案するプログラムである。提案プロ
グラムでは制御手段11を制御し、端末操作者の性格フ
ァクター内区分Aが一定値以上で、且つその性格ファク
ター内区分Aとあるコミュニティー内区分との相関係数
Bも一定値以上ならば、該コミュニティーを端末操作者
に提案するものである。例えば、個人データファイルに
格納されている情報が表1の如くであったとする。
【0063】
【表1】
【0064】表1では縦軸にユーザーが並び、横軸にコ
ミュニティーと性格に関するファクター内区分が並んで
いる。コミュニティーに関しては所属している場合を
1、所属していない場合を0として値を入力等によって
設定する。性格に関しては、0以上1以下の小数値を設
定して傾向を表すことにする。
【0065】今、端末操作者がユーザーUである場合を
想定すると、ユーザーUは現在のところどのコミュニテ
ィーにも属しておらず、自分に相応しいコミュニティー
の提案を待ち受けている状態である。
【0066】さて、性格ファクターAの一定値を仮に
0.6とすると、ユーザーUの性格ファクター内区分で
値が高く該一定値を超えるのは神経質の0.9である。
従って、性格ファクター内区分の中から神経質のみ抽出
する。怒りっぽい、明朗のそれぞれは値が低いので、一
定値に達しなかったものとして無視する。
【0067】ついで、コミュニティーファクター内区分
と性格ファクター内区分の相関係数をみると、神経質の
値が高いユーザーX、Yは盆栽教室に所属している(フ
ァクター内区分値1)から神経質と盆栽教室の相関係数
が高く、逆に神経質の値が高いユーザーX、Yはバレエ
クラブと手芸教室に所属していない(ファクター内区分
値0)ことから、神経質とバレエクラブ、神経質と手芸
クラブは両方とも相関係数が低いことが分かる。
【0068】上記相関係数を実際に制御手段11で演算
処理する場合、表1を縦にみて盆栽教室の共分散を盆栽
教室の分散と神経質の分散を掛け合わせた値で割る、と
いうようなアルゴリズムを与えて演算し取得する。神経
質とバレエクラブ、神経質と手芸クラブに関しても同様
に処理し相関係数を取得する。
【0069】そして、予め設定した基準相関係数より取
得した相関係数Bが高い場合に、該当コミュニティー
(コミュニティ内区分)をユーザーに提案する。例えば
神経質が盆栽教室所属の原因であることを突き止めた場
合、神経質の値の高い端末操作者に、盆栽教室の提案を
行う。全体のフローチャートは図16の通りであり、上
記の処理は全てのコミュニティー内区分と全ての性格フ
ァクター内区分について行う。
【0070】このような処理を現実世界に置き換える
と、あるコミュニティーに所属する原因となる性格は何
かを推論することを意味する。例えば、上記表1から盆
栽教室に所属していることと神経質であることに高い相
関係数が見出せるということは、神経質のファクター値
が高いことは盆栽教室に所属することと因果関係が成り
立つことを示している。
【0071】又、「関係検索プログラム」は、端末操作
者と類似度(相関係数の高いもの等)、逆度(相関係数
の低いもの等)、友人性、恋人性などの関係性の高い他
ユーザーの多く所属しているコミュニティーを割り出す
プログラムである。例えば、端末操作者が以下の表2の
ユーザーUとし、自分と類似のユーザーモデルを有する
ユーザーが如何なるコミュニティーに所属しているかを
知りたいと仮定する。
【0072】
【表2】
【0073】表2の性格ファクターにおいて、ユーザー
Uに最も類似した傾向を有するのはユーザーXである。
そして、ユーザーXが所属しているコミュニティー内区
分はバレエクラブであるから、関係検索プログラムは端
末操作者に対してバレエクラブを提示することとなる。
【0074】上記関係検索プログラムによる処理を実際
に行う場合には、多数のユーザーを考慮に入れる必要が
あるので、もう少し複雑な処理を行う。まず、コミュニ
ティー(コミュニティ内区分)毎にそこに所属するユー
ザーと端末操作者との類似度(相関係数等)を調べ、そ
れらの値を合計してゆき、必要に応じて平均化ユーザー
モデルを求める。全てのコミュニティーに対し前記操作
を続けて該ユーザーモデルと比較すると、どのコミュニ
ティーが端末操作者と類似したユーザーが多く所属する
かが明らかになる。それで、コミュニティーを類似度
(相関係数等)の大きい順に並べ、上位10位までコミ
ュニティー名を表示する。この場合のフローチャートを
図17に示す。又、類似のみならず逆度、友人性、恋人
性に関しても同様の処理を行って、所望のコミュニティ
ーを検索することができる。
【0075】次に、本情報検索システムの応用例とし
て、より視覚的なデザインによる感性データの取得がで
き、及びこれを利用したインターフェースの使用と検索
が行えるシステムについて説明する。
【0076】まず、端末ディスプレイの感性データ取得
のための感性テスト画面をユーザーがある人形等の服装
のデザインをする画面とする。このデザイン作業自体が
感性テストの一種であり、デザイン結果は該ユーザーの
ユーザーモデル(個人情報)のデータとして格納し、検
索時に利用する。
【0077】具体的には、ユーザー登録の際にマネキン
のような人形等の絵が端末ディスプレイ上に提示され
る。ユーザーは、様々な種類の帽子、シャツ、ズボン、
スカート、靴、アクセサリーなどの服飾品の絵のうちか
ら気に入った幾つかをマウスで選択し、ドラッグしてマ
ネキンの上に持ってくる。即ち、着せ替え人形で遊ぶよ
うに服飾品を身に付けさせてゆく。ユーザーは、一通り
服飾品を着せ終え、全体的な美観に満足したならば、そ
のデータをサーバー側に送信する。サーバーは、どのユ
ーザーがどの服飾品を選択したかをチェックし、該デー
タを個人データファイル16のユーザーモデルに加え
る。
【0078】そして、デザインされた服装セットを着込
んだ人形等は、該ユーザーを表すキャラクターとして使
用され、制御手段11を介し所定時に端末ディスプレイ
上に表示される。即ち、ユーザーにとってIDの代わり
を果たすグラフィカルなインタフェースとなる。同時に
他のユーザーを検索した場合も、ユーザーのIDの代わ
りに服装セットを着込んだ人形等が、検索結果となった
ユーザーを表わすキャラクターとして表示される。尚、
服装デザイン以外でも、例えば端末ディスプレイ上に仮
想的に作られた部屋の内装のコーディネートや店作り、
ガーデニングなど、創造的な作業結果に個性が現れて同
様の機能を果たすことができる感性テスト画面であれば
適宜である。
【0079】上記インターフェースにおいては、他のセ
ンステストや性格テストの場合と同様に、服装セット自
体を検索のために利用することができる。例えば、所望
する人物像の服装をデザインし、これをキーにして適合
する他のユーザーの服装セットを着込んだキャラクター
を表示させる、或いは自分と服装が似ている人、逆の人
を検索し、同様に表示させる等である。
【0080】本応用例では楽しみながら自分の好きなキ
ャラクターをデザインすることがそのままユーザーモデ
ルを作成することに繋がるので、ユーザーモデルを作る
際の心理的な負担を軽減できると共に、「ユーザーが質
問に答える」「ユーザーの操作履歴から特徴を抽出す
る」という方法以外のユーザーモデル作成方式を提供で
きる。
【0081】又、言葉になりにくい感性的な情報をユー
ザモデルに組み入れることができ、そのような感性的な
情報を検索に利用することが可能となる。即ち、言葉と
論理式による検索キーの入力ではなく、ファッションの
ような感性的な情報を直接入力し、検索に使うことがで
きる。
【0082】更に、検索結果が自分がキャラクターをデ
ザインしたときと共通のフォーマットで表示され、デザ
インの入力、検索、表示に際し、一貫して同じ作りのキ
ャラクターを用いることができるので、わかりやすい。
又、文字によるデータの内容を見なくても、相手の服装
セットを見れば、ユーザーモデルの概要が雰囲気的にす
ぐ了解できるので便利である。
【0083】尚、本情報検索システムによる所望情報の
取得は、ユーザーからの検索要求に応えるタイミングで
行うのみならず、一定期間毎にユーザーにサーバー側か
ら情報を提示するようにしてもよく、両者を併せた情報
出力方式としてもよい。
【0084】
【発明の効果】本発明による情報検索システムは上記構
成であるから、コンピュータネットワーク、特にインタ
ーネットの各ユーザーが、その全人格的な感性や複数の
感性データを基準として、所望情報の検索を行う或いは
所望情報の提案を受けることを可能にするという効果を
奏する。従って、ユーザーの潜在的欲求などを含む全人
格的な感性により合致した情報の取得が可能となる。
【0085】更には、各ユーザーは自分の感性により適
合した情報を容易に取得することができることから、よ
り自分と感性が類似するユーザーとの交信や、より自分
が所望する商品、コミュニティー、イベントなどの情報
取得が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報検索システムの装置構成を示
すブロック図。
【図2】本発明による情報検索システムのサーバー構成
を示すブロック図。
【図3】メインプログラムの動作画面を示すフローチャ
ート。
【図4】登録ページ画面の説明図。
【図5】診断結果画面の説明図。
【図6】人間関係検索画面の説明図。
【図7】性格グラフ検索画面の説明図。
【図8】性格・センステスト検索画面の説明図。
【図9】典型例検索画面の説明図。
【図10】集計プログラムのフローチャート。
【図11】類似プログラムのフローチャート。
【図12】逆プログラムのフローチャート。
【図13】友人プログラムのフローチャート。
【図14】恋人プログラムのフローチャート。
【図15】平均化プログラムのフローチャート。
【図16】提案プログラムのフローチャート。
【図17】関係検索プログラムのフローチャート。
【図18】相関係数プログラムのフローチャート。
【符号の説明】
10 サーバー 11 制御手段 12 入力制御手段 13 出力制御手段 14〜19 記憶手段 21〜25 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599006144 荒木 祐子 神奈川県藤沢市遠藤永山731−5 ウィン ドヒルA−205 (71)出願人 599006155 牧野 壽永 神奈川県藤沢市湘南台3−4−10 水島荘 108 (71)出願人 599006166 寺岡 宏彰 東京都江東区越中島1−3−1−117 (71)出願人 599006177 柄沢 祐輔 東京都日野市平山2−7−4 (72)発明者 井上 智洋 東京都新宿区南元町4−50−102 (72)発明者 西川 アサキ 神奈川県横浜市旭区若葉台4−1,501 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND20 PP02 PP03 PP13 PQ32 PQ46 PR03 PR06 PR08 PR10 QM08 5B089 GA11 GA21 GB09 HA10 JA24 KA18 KC44 LB14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバーと複数の端末とからなるコンピ
    ュータネットワークにおける情報検索システムにおい
    て、端末に感性テスト画面を提示して入力を促すこと等
    で感性データをユーザーから取得し、各感性データを所
    定基準で数値化して、少なくとも各感性データが帰属す
    るファクター及びファクター内区分毎に分けて個人別に
    集計したユーザーモデルをサーバー内に記憶すると共
    に、任意のユーザーに関する検索要求に応じて、サーバ
    ーが既登録或いは新規登録した該ユーザーのユーザーモ
    デルと他のユーザーのユーザーモデルに対し統計的処理
    を行って相互の関係値を取得し、該関係値が所定範囲と
    なるユーザーの所望情報を該ユーザーの端末に出力する
    ことを特徴とする情報検索システム。
  2. 【請求項2】 端末から入力されたコミュニティ所属情
    報を数値化し各ユーザーモデルの一部としてサーバー内
    に記憶すると共に、任意のユーザーに関するコミュニテ
    ィ検索要求に応じて、サーバーが他のユーザーのユーザ
    ーモデルと必要に応じて該ユーザーのユーザーモデルに
    対し統計的処理を行ってコミュニティ所属傾向値を取得
    し、該コミュニティ所属傾向値が所定範囲となるコミュ
    ニティの所望情報を該ユーザーの端末に出力することを
    特徴とする請求項1記載の情報検索システム。
  3. 【請求項3】 前記感性テスト画面がユーザーによるデ
    ザインで感性データが取得できるようになっていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報検索システム。
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