JPH0561628B2 - - Google Patents
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- JPH0561628B2 JPH0561628B2 JP58078906A JP7890683A JPH0561628B2 JP H0561628 B2 JPH0561628 B2 JP H0561628B2 JP 58078906 A JP58078906 A JP 58078906A JP 7890683 A JP7890683 A JP 7890683A JP H0561628 B2 JPH0561628 B2 JP H0561628B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0291—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices corona discharge devices, e.g. wires, pointed electrodes, means for cleaning the corona discharge device
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、たとえば電子写真複写機、フアクシ
ミリ及びプリンタ等において用いられ、感光体等
の被帯電体を帯電もしくは除電するコロナ放電装
置に関する。
ミリ及びプリンタ等において用いられ、感光体等
の被帯電体を帯電もしくは除電するコロナ放電装
置に関する。
電子写真複写機には、像が形成される感光体を
帯電したり、その感光体の電荷を除電したりする
目的で、コロナ放電装置が用いられている。
帯電したり、その感光体の電荷を除電したりする
目的で、コロナ放電装置が用いられている。
この種コロナ放電装置としては、アルミニウム
製の筐状のケースの一面に開口を設け、この開口
面に対向して線状の放電電極を張設したものが用
いられている。そして、この線状の放電電極とし
ては、一般にタングステン線やモリブデン線が用
いられている。
製の筐状のケースの一面に開口を設け、この開口
面に対向して線状の放電電極を張設したものが用
いられている。そして、この線状の放電電極とし
ては、一般にタングステン線やモリブデン線が用
いられている。
しかしながら、このような構成のコロナ放電装
置を長期間使用を続けると、放電電極の表面が劣
化し放電効率が低下するという欠点があつた。
置を長期間使用を続けると、放電電極の表面が劣
化し放電効率が低下するという欠点があつた。
また、タングステン線やモリブデン線はコロナ
放電用の電極としては、機械的強度、細線への加
工性及び価格という点においてすぐれているが、
反面引張り強度が弱いので放電電極を大きな張力
で張設することができないので、放電電極に交流
電圧を印加した場合には放電電極が機械的に振動
してしまい、放電の安定性が低下するという欠点
があつた。
放電用の電極としては、機械的強度、細線への加
工性及び価格という点においてすぐれているが、
反面引張り強度が弱いので放電電極を大きな張力
で張設することができないので、放電電極に交流
電圧を印加した場合には放電電極が機械的に振動
してしまい、放電の安定性が低下するという欠点
があつた。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、
長期にわたつて安定した交流コロナ放電を行うこ
とができる、交流コロナ放電装置を提供すること
を目的とする。
長期にわたつて安定した交流コロナ放電を行うこ
とができる、交流コロナ放電装置を提供すること
を目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、交流コロ
ナ放電用の電極として、導電性の心線に純白金製
のスリーブをかぶせて密着させたのち熱間線引法
により製造されたものを用い、この電極に交流電
圧を印加するように構成したものである。
ナ放電用の電極として、導電性の心線に純白金製
のスリーブをかぶせて密着させたのち熱間線引法
により製造されたものを用い、この電極に交流電
圧を印加するように構成したものである。
以下、本発明を、電子写真複写機に適用した実
施例を参照しながら説明する。
施例を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の実施に好適な電子写真複写
機の一例を示す断面概略図である。
機の一例を示す断面概略図である。
この、第1図を参照して電子複写写真機の内部
機構を説明する。図中1は複写機本体2内のほぼ
中央部に配置されたドラム状感光体であり、感光
体1は図示されない駆動機構により矢印b方向に
原稿台3と同期して駆動される。感光体1の周辺
には、コロナ放電装置として帯電器4が設けられ
ている。そして、この帯電器4により感光体1の
表面が一様に帯電され、露光ランプ5により一様
に照射された原稿画像を集束性光伝送体6により
感光体1上に結像させ静電潜像を形成させるよう
になつている。形成された静電潜像は現像装置7
によりトナー像として現像され、さらにコロナ放
電装置である転写チヤージヤ8側に送り込まれ
る。
機構を説明する。図中1は複写機本体2内のほぼ
中央部に配置されたドラム状感光体であり、感光
体1は図示されない駆動機構により矢印b方向に
原稿台3と同期して駆動される。感光体1の周辺
には、コロナ放電装置として帯電器4が設けられ
ている。そして、この帯電器4により感光体1の
表面が一様に帯電され、露光ランプ5により一様
に照射された原稿画像を集束性光伝送体6により
感光体1上に結像させ静電潜像を形成させるよう
になつている。形成された静電潜像は現像装置7
によりトナー像として現像され、さらにコロナ放
電装置である転写チヤージヤ8側に送り込まれ
る。
自動もしくは手差し給紙された用紙P又はP′は
給紙装置9により給紙され、あらかじめ感光体1
上に形成されたトナー像を転写チヤージヤ8によ
り用紙PもしくはP′上に転写する。さらにACコ
ロナ放電によるコロナ放電装置である剥離チヤー
ジー10により感光体1より引きはがされ搬送路
11を通過して定着装置12によりトナー像を用
紙P(P′)に溶融定着し排出ローラ13により着
脱自在なトレイ14に排出される。
給紙装置9により給紙され、あらかじめ感光体1
上に形成されたトナー像を転写チヤージヤ8によ
り用紙PもしくはP′上に転写する。さらにACコ
ロナ放電によるコロナ放電装置である剥離チヤー
ジー10により感光体1より引きはがされ搬送路
11を通過して定着装置12によりトナー像を用
紙P(P′)に溶融定着し排出ローラ13により着
脱自在なトレイ14に排出される。
一方、用紙P(P′)上にトナー像を転写した後
感光体1上に残つた残留トナーは清掃装置15に
より清掃され、除電ランプ16により感光体1上
の電位を一定レベル以下に落とし次のコピー動作
可能の状態とする。
感光体1上に残つた残留トナーは清掃装置15に
より清掃され、除電ランプ16により感光体1上
の電位を一定レベル以下に落とし次のコピー動作
可能の状態とする。
また、17は冷却装置としてのフアンであり機
内の発熱部露光ランプ5及定着装置12より発生
する熱を排気している。又、電源部18等の発熱
を冷却する為にメインモーター19にも排気フア
ン20が装着され冷却をしている。
内の発熱部露光ランプ5及定着装置12より発生
する熱を排気している。又、電源部18等の発熱
を冷却する為にメインモーター19にも排気フア
ン20が装着され冷却をしている。
複写機本体2内には図示しない上部フレームと
下部フレームとが一端部において支軸21を介し
て枢支されていて両フレームの他端部が所望の角
度例えば30°に開放できるように構成されている。
前記上部フレームには感光体1の周囲に帯電器
4、集束性光伝送体6、露光ランプ5、現像装置
7、清掃装置15、除電ランプ16等の各装置が
適宜の手段により取り付けられており、又冷却装
置としてのフアン17、給紙装置9の給紙ローラ
22、原稿台3も上記フレームに取りつけられ上
部ユニツト2Aを構成している。又下部フレーム
には給紙カセツト23、転写チヤージ8、剥離チ
ヤージヤ10、搬送路11、搬送路形成用ガイド
板24、定着装置12、排出ローラ対13、トレ
イ14等の各機構及メインモーター19、電源部
18等が適宜の手段によりとりつけられて下部ユ
ニツト2Bを構成している。そして、複写機本体
2のフロントカバー(図示しない)を回動させて
取外した後図示しない筐体開閉装置を介してほぼ
用紙P(P′)の搬送路11にそつて支点21に対
して開閉できる様に構成してある。従つて用紙P
(P′)が搬送路11上に紙づまりした時でも容易
にとりだすことができるようになつている。
下部フレームとが一端部において支軸21を介し
て枢支されていて両フレームの他端部が所望の角
度例えば30°に開放できるように構成されている。
前記上部フレームには感光体1の周囲に帯電器
4、集束性光伝送体6、露光ランプ5、現像装置
7、清掃装置15、除電ランプ16等の各装置が
適宜の手段により取り付けられており、又冷却装
置としてのフアン17、給紙装置9の給紙ローラ
22、原稿台3も上記フレームに取りつけられ上
部ユニツト2Aを構成している。又下部フレーム
には給紙カセツト23、転写チヤージ8、剥離チ
ヤージヤ10、搬送路11、搬送路形成用ガイド
板24、定着装置12、排出ローラ対13、トレ
イ14等の各機構及メインモーター19、電源部
18等が適宜の手段によりとりつけられて下部ユ
ニツト2Bを構成している。そして、複写機本体
2のフロントカバー(図示しない)を回動させて
取外した後図示しない筐体開閉装置を介してほぼ
用紙P(P′)の搬送路11にそつて支点21に対
して開閉できる様に構成してある。従つて用紙P
(P′)が搬送路11上に紙づまりした時でも容易
にとりだすことができるようになつている。
なお、第1図中25は給紙カセツト23内から
自動給紙された用紙Pあるいは手差し給紙された
用紙P′の先端面の傾きを修正するとともに感光体
1へのトナー像形成動作にタイミングを合せて用
紙PあるいはP′を転写チヤージヤ8に向けて供給
するレジストローラ対であり、26はレジストロ
ーラ対25の直前に配置された手差し検知スイツ
チである。
自動給紙された用紙Pあるいは手差し給紙された
用紙P′の先端面の傾きを修正するとともに感光体
1へのトナー像形成動作にタイミングを合せて用
紙PあるいはP′を転写チヤージヤ8に向けて供給
するレジストローラ対であり、26はレジストロ
ーラ対25の直前に配置された手差し検知スイツ
チである。
27は排紙スイツチ、28はトータルカウン
タ、29は給紙カセツト23内の用紙P…が無く
なつたのを検知するペーパーエンブテイスイツ
チ、30は現像装置7の現像剤層の厚みを規制す
るドクター、31はトナーホツパ、32はトナー
無し検出スイツチ、33はトナー濃度検出器、3
4はホツパーの蓋であり、これが閉じていない原
稿台3が動かないようになつている。
タ、29は給紙カセツト23内の用紙P…が無く
なつたのを検知するペーパーエンブテイスイツ
チ、30は現像装置7の現像剤層の厚みを規制す
るドクター、31はトナーホツパ、32はトナー
無し検出スイツチ、33はトナー濃度検出器、3
4はホツパーの蓋であり、これが閉じていない原
稿台3が動かないようになつている。
また、35は高圧トランス、36は除電ブラ
シ、37はフアン17の排気口部に形成された把
手、38は露光ランプ22の背部を囲じようする
リフレクタ、39は補助リフレクタである。
シ、37はフアン17の排気口部に形成された把
手、38は露光ランプ22の背部を囲じようする
リフレクタ、39は補助リフレクタである。
また、40は清掃装置のクリーニングプレード
41を感光体1に接離するブレードソレノイドで
ある。
41を感光体1に接離するブレードソレノイドで
ある。
なお、リフレクタ38、補助リフレクタ39及
び集束性光伝送体6は1つのユニツトとして組立
てられている。
び集束性光伝送体6は1つのユニツトとして組立
てられている。
また、複写機本体2の右側下部に設けられた前
記給紙装置9は給紙カセツト23と、この給紙カ
セツト23の上面側を用紙取出し用開口部42を
残して覆うカセツトカバー43に形成された手差
し給紙台44と、給紙カセツト23内の用紙Pを
取出し供給する給紙ローラ22とを有した構成と
なつている。この給紙ローラ22は図示したよう
に半月状の切欠きローラとして形成されていて、
第1図に示した位置から時計方向に回転すること
により、給紙カセツト23内の用紙Pをレジスト
ローラ対25に向けて給出する。
記給紙装置9は給紙カセツト23と、この給紙カ
セツト23の上面側を用紙取出し用開口部42を
残して覆うカセツトカバー43に形成された手差
し給紙台44と、給紙カセツト23内の用紙Pを
取出し供給する給紙ローラ22とを有した構成と
なつている。この給紙ローラ22は図示したよう
に半月状の切欠きローラとして形成されていて、
第1図に示した位置から時計方向に回転すること
により、給紙カセツト23内の用紙Pをレジスト
ローラ対25に向けて給出する。
また、この給紙ローラ22が、第1図に図示し
た状態にあると、手差し給紙台44から用紙P′を
その切欠面でガイドしながらレジストローラ対2
5の位置まで挿入することができる。手差し給紙
時は、ローラ22は第1図の位置にあつて回転し
ない。
た状態にあると、手差し給紙台44から用紙P′を
その切欠面でガイドしながらレジストローラ対2
5の位置まで挿入することができる。手差し給紙
時は、ローラ22は第1図の位置にあつて回転し
ない。
次に、第1図に示した電子写真複写機に使用さ
れているコロナ放電装置として、転写チヤージヤ
8及び剥離チヤージヤ10について詳しく説明す
る。
れているコロナ放電装置として、転写チヤージヤ
8及び剥離チヤージヤ10について詳しく説明す
る。
第2図、第3図及び第4図は第1図に示した転
写チヤージヤ8及び剥離チヤージヤ10を一体に
形成したコロナ放電装置45を示す平面図、正面
図及び側面図である。各図において46で示すも
のは例えばアルミニウム製のケースであり、この
ケース46にはその長手方向に沿つて隔板47が
着脱自在に設けられている。特にこのケース46
と隔板47とは電気的に確実に接続することがで
き両者間における異常放電を防止きる構造を採用
している。そしてケース46の長手方向に沿つた
両端部には、第1の給電端子例えば交流電源の出
力線に接続される交流電源用給電端子48Aと第
2の給電端子例えば直流電源の出力線に接続され
る直流電源用給電端子48Bとが備えられた給電
ターミナル48と、第1の受電端子49Aと第2
の受電端子49Bとを備えた受電ターミナル49
とが設けられている。前記交流電源用給電端子4
8Aと第1の受電端子49Aとの間には隔板47
によつて仕切られるケース46内の一方側に位置
して放電電極50Aが張設され、直流電源用結電
端子48Bと第2の受電端子49Bとの間には隔
板47によつて仕切られるケース46内の他方側
に位置して第2の放電電極50Bが張設されてい
る。なお第1のチヤージヤワイヤ50A側は剥離
用チヤージヤ10として使用され、第2のチヤー
ジヤワイヤ50B側は転写チヤージヤ8として使
用されるものである。そしてこのコロナ放電装置
を前述の電子写真複写機のフレームに取付けて感
光体1の近傍に配置するために、前記給電ターミ
ナル48の裏側に位置するホルダ51がケース4
6に取付けられている。このホルダ51とケース
46とには、少なくとも前記交流電源用給電端子
48A近傍に切欠部が設けられていて、少なくと
も交流電源用給電端子48Aとケース46との間
の絶縁距離を十分に設定することができない場合
でも両者間でのコロナの発生及びアークの異常な
発生を防止できる構造が採用されている。
写チヤージヤ8及び剥離チヤージヤ10を一体に
形成したコロナ放電装置45を示す平面図、正面
図及び側面図である。各図において46で示すも
のは例えばアルミニウム製のケースであり、この
ケース46にはその長手方向に沿つて隔板47が
着脱自在に設けられている。特にこのケース46
と隔板47とは電気的に確実に接続することがで
き両者間における異常放電を防止きる構造を採用
している。そしてケース46の長手方向に沿つた
両端部には、第1の給電端子例えば交流電源の出
力線に接続される交流電源用給電端子48Aと第
2の給電端子例えば直流電源の出力線に接続され
る直流電源用給電端子48Bとが備えられた給電
ターミナル48と、第1の受電端子49Aと第2
の受電端子49Bとを備えた受電ターミナル49
とが設けられている。前記交流電源用給電端子4
8Aと第1の受電端子49Aとの間には隔板47
によつて仕切られるケース46内の一方側に位置
して放電電極50Aが張設され、直流電源用結電
端子48Bと第2の受電端子49Bとの間には隔
板47によつて仕切られるケース46内の他方側
に位置して第2の放電電極50Bが張設されてい
る。なお第1のチヤージヤワイヤ50A側は剥離
用チヤージヤ10として使用され、第2のチヤー
ジヤワイヤ50B側は転写チヤージヤ8として使
用されるものである。そしてこのコロナ放電装置
を前述の電子写真複写機のフレームに取付けて感
光体1の近傍に配置するために、前記給電ターミ
ナル48の裏側に位置するホルダ51がケース4
6に取付けられている。このホルダ51とケース
46とには、少なくとも前記交流電源用給電端子
48A近傍に切欠部が設けられていて、少なくと
も交流電源用給電端子48Aとケース46との間
の絶縁距離を十分に設定することができない場合
でも両者間でのコロナの発生及びアークの異常な
発生を防止できる構造が採用されている。
なお、52,53は給電ターミナル48及び受
電ターミナル49の露出部分を蔽う絶縁板であ
る。
電ターミナル49の露出部分を蔽う絶縁板であ
る。
さて、上述の放電電極50A,50Bには、給
電ターミナル48の給電端子48A,48Bを介
して、高圧トランス35(第1図参照)からそれ
ぞれ交流高電圧及び直流高電圧が印加されてい
る。
電ターミナル48の給電端子48A,48Bを介
して、高圧トランス35(第1図参照)からそれ
ぞれ交流高電圧及び直流高電圧が印加されてい
る。
そして、ケース46は複写機のフレームを介し
て接地されている。
て接地されている。
そして、放電電極50A,50Bは第5図に示
すように、線状部材54及び表面の白金層55か
ら構成されている。
すように、線状部材54及び表面の白金層55か
ら構成されている。
すなわち、第5図は放電電極50A,50B
(いずれも同一構成である)の断面を示したもの
である。
(いずれも同一構成である)の断面を示したもの
である。
線状部材54は、直径40〜100μ程度のタング
ステン線もしくはモリブデン線であり、このタン
グステン線もしくはモリブデン線の表面に厚さ5
〜40μ程度の白金層55が被覆されている。
ステン線もしくはモリブデン線であり、このタン
グステン線もしくはモリブデン線の表面に厚さ5
〜40μ程度の白金層55が被覆されている。
このような、放電電極は、たとえば、心線とし
てのタングステン線もしくはモリブデン線に純白
金製のスリーブをかぶせて密着させたのち熱間線
引法により製造することができ、表面の白金層5
5のはがれ等を生じないものである。第6図及び
第7図はこのようにして構成された本発明による
コロナ放電装置45と従来のタングステン線を用
いたコロナ放電装置との放電特性をそれぞれ示す
図である。
てのタングステン線もしくはモリブデン線に純白
金製のスリーブをかぶせて密着させたのち熱間線
引法により製造することができ、表面の白金層5
5のはがれ等を生じないものである。第6図及び
第7図はこのようにして構成された本発明による
コロナ放電装置45と従来のタングステン線を用
いたコロナ放電装置との放電特性をそれぞれ示す
図である。
まず、第6図は、転写チヤージヤ8において、
直流電圧5.5KVを印加した場合の放電時間を横軸
にとつて、縦軸にコロナ放電電流値をとつたグラ
フである。図中、●印は本発明による場合、○印
は従来例による場合の特性を、それぞれ示してい
る。
直流電圧5.5KVを印加した場合の放電時間を横軸
にとつて、縦軸にコロナ放電電流値をとつたグラ
フである。図中、●印は本発明による場合、○印
は従来例による場合の特性を、それぞれ示してい
る。
第6図から明らかなように、本発明によれば、
放電開始から5時間経過しても放電電流は常に一
定していて、安定したコロナ放電が行なわれてい
ることがわかる。逆に、従来のものでは放電開始
後、コロナ放電電流が徐々に減少してゆき、放電
状態が変動していることがわかる。また、第7図
は剥離チヤージヤ10において、交流電圧5.3KV
を印加した場合の特性を、第6図と同様にして示
したものである。ただし、第7図においては、コ
ロナ放電電流を交流成分と直流成分とに分けて表
示している((第7図においてAC成分、DC成分
と表示されている)。
放電開始から5時間経過しても放電電流は常に一
定していて、安定したコロナ放電が行なわれてい
ることがわかる。逆に、従来のものでは放電開始
後、コロナ放電電流が徐々に減少してゆき、放電
状態が変動していることがわかる。また、第7図
は剥離チヤージヤ10において、交流電圧5.3KV
を印加した場合の特性を、第6図と同様にして示
したものである。ただし、第7図においては、コ
ロナ放電電流を交流成分と直流成分とに分けて表
示している((第7図においてAC成分、DC成分
と表示されている)。
第7図から明らかなように、本発明によれば、
コロナ放電電流は、交流成分及び直流成分ともに
一定しており、安定したコロナ放電が行なわれて
いることがわかる。
コロナ放電電流は、交流成分及び直流成分ともに
一定しており、安定したコロナ放電が行なわれて
いることがわかる。
逆に、従来のものでは交流成分、直流成分とも
に、時間とともに減少してゆき、コロナ放電状態
が変動していることがわかる。
に、時間とともに減少してゆき、コロナ放電状態
が変動していることがわかる。
すなわち、従来のタングステン線によるコロナ
放電電流は経時変化が大きく、特に放電開始か
ら、1時間程度までは大きく減少し、それ以降も
わずかながら減少していく。この傾向は、直流コ
ロナ放電(転写チヤージヤ)や交流コロナ放電
(剥離チヤージヤ)でも同様である。一般に、タ
ングステン線は空気中の水分により酸化をうけや
すい性質があり、雰囲気が高速時にはこの傾向が
より顕著なものになる。
放電電流は経時変化が大きく、特に放電開始か
ら、1時間程度までは大きく減少し、それ以降も
わずかながら減少していく。この傾向は、直流コ
ロナ放電(転写チヤージヤ)や交流コロナ放電
(剥離チヤージヤ)でも同様である。一般に、タ
ングステン線は空気中の水分により酸化をうけや
すい性質があり、雰囲気が高速時にはこの傾向が
より顕著なものになる。
これらの事から、タングステン線は放電中に、
周囲の空気中のイオンや水分等により表面構造に
何らかの変化を起こし、劣化していくものと考え
られる。逆に、本発明においては、線状部材54
としてはモリブデン線やタングステン線が使われ
ているが、それらの表面は白金層5.5により被覆
されており、しかも、この白金そのものは非常に
安定な元素であるため酸化もうけにくく変化しに
くい。したがつて放電中にも周囲に空気中のイオ
ンや水分等の効撃をうけずに放電電極50A,5
0Bの表面は劣化しない。以上の理由により、放
電電極の表面層の劣化がおこらない本発明による
ものの方がタングステン線よりも安定な放電が得
られる。
周囲の空気中のイオンや水分等により表面構造に
何らかの変化を起こし、劣化していくものと考え
られる。逆に、本発明においては、線状部材54
としてはモリブデン線やタングステン線が使われ
ているが、それらの表面は白金層5.5により被覆
されており、しかも、この白金そのものは非常に
安定な元素であるため酸化もうけにくく変化しに
くい。したがつて放電中にも周囲に空気中のイオ
ンや水分等の効撃をうけずに放電電極50A,5
0Bの表面は劣化しない。以上の理由により、放
電電極の表面層の劣化がおこらない本発明による
ものの方がタングステン線よりも安定な放電が得
られる。
なお、単に白金線を用いた場合には、この放電
特性は本発明による場合と同等であるが、価格的
な観点から非常に高価であり、電子写真複写機へ
の利用は困難である。
特性は本発明による場合と同等であるが、価格的
な観点から非常に高価であり、電子写真複写機へ
の利用は困難である。
また、線材としての破断力においても、同径の
タングステン線と本発明によるものでは、前者が
200Kg/mm2程度であるのに対し、後者は約300Kg/
mm2であるから、後者の方が大きく、強い張力で放
電電極を張設することができるので、交流コロナ
放電であつても電極が振動して、放電状態が変動
するおそれはない。
タングステン線と本発明によるものでは、前者が
200Kg/mm2程度であるのに対し、後者は約300Kg/
mm2であるから、後者の方が大きく、強い張力で放
電電極を張設することができるので、交流コロナ
放電であつても電極が振動して、放電状態が変動
するおそれはない。
以上説明したように本発明によれば、放電電極
として導電性の心線に純白金製のスリーブをかぶ
せて密着させたのち熱間線引法により製造された
ものを用いたので、放電電極の線材としての破断
力が大きく、強い張力で放電電極を張設すること
ができる。そのため放電電極に交流電圧を印加し
た際に電極が振動することなく、放電状態が変動
しないので、常に安定した交流コロナ放電を行う
ことができる。
として導電性の心線に純白金製のスリーブをかぶ
せて密着させたのち熱間線引法により製造された
ものを用いたので、放電電極の線材としての破断
力が大きく、強い張力で放電電極を張設すること
ができる。そのため放電電極に交流電圧を印加し
た際に電極が振動することなく、放電状態が変動
しないので、常に安定した交流コロナ放電を行う
ことができる。
また、放電電極に被覆された白金層は、線間線
引法によつて形成されているので、はがれを生じ
にくく、耐久性が高いので、長期間にわたつて安
定した性能を提供することができる。
引法によつて形成されているので、はがれを生じ
にくく、耐久性が高いので、長期間にわたつて安
定した性能を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例の断面概略図、第2
図、第3図及び第4図は同例の要部であるコロナ
放電装置のそれぞれ平面図、正面図及び側面図、
第5図は同例の要部の断面図、第6図及び第7図
は同例の放電特性を従来のコロナ放電装置の放電
特性と比較して説明するための説明図である。 50A,50B……放電電極、54……線状部
材、55……白金層。
図、第3図及び第4図は同例の要部であるコロナ
放電装置のそれぞれ平面図、正面図及び側面図、
第5図は同例の要部の断面図、第6図及び第7図
は同例の放電特性を従来のコロナ放電装置の放電
特性と比較して説明するための説明図である。 50A,50B……放電電極、54……線状部
材、55……白金層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導電性の心線に純白金製のスリーブをかぶせ
て密着させたのち熱間線引法により製造された、
白金層で被覆された放電電極と、 この放電電極の第1の端部が接続される給電端
子と、 この給電端子に接続された交流電圧を印加する
交流電源と、 前記放電電極の前記第1と端部とは別異の第2
の端部が接続される受電端子と、 を具備してなり、 前記放電電極は前記給電端子と前記受電端子間
に所定の張力で張設されてなることを特徴とする
交流コロナ放電装置。 2 前記導電性の心線がタングステン線であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の交流
コロナ放電装置。 3 前記導電性の心線がモリブデン線であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の交流コ
ロナ放電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7890683A JPS59204058A (ja) | 1983-05-07 | 1983-05-07 | コロナ放電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7890683A JPS59204058A (ja) | 1983-05-07 | 1983-05-07 | コロナ放電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59204058A JPS59204058A (ja) | 1984-11-19 |
JPH0561628B2 true JPH0561628B2 (ja) | 1993-09-06 |
Family
ID=13674869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7890683A Granted JPS59204058A (ja) | 1983-05-07 | 1983-05-07 | コロナ放電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59204058A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2599442B2 (ja) * | 1988-09-02 | 1997-04-09 | 田中貴金属工業株式会社 | Pt/Moクラッドワイヤーの製造方法 |
US6819893B2 (en) * | 2002-04-24 | 2004-11-16 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and charging device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5888787U (ja) * | 1981-12-11 | 1983-06-16 | 株式会社リコー | 放電電極 |
-
1983
- 1983-05-07 JP JP7890683A patent/JPS59204058A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59204058A (ja) | 1984-11-19 |
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