JPH0561487U - 密閉型電動圧縮機の油分離装置 - Google Patents

密閉型電動圧縮機の油分離装置

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JPH0561487U
JPH0561487U JP197292U JP197292U JPH0561487U JP H0561487 U JPH0561487 U JP H0561487U JP 197292 U JP197292 U JP 197292U JP 197292 U JP197292 U JP 197292U JP H0561487 U JPH0561487 U JP H0561487U
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JP
Japan
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oil separation
oil
separation device
electric compressor
hermetic electric
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Application number
JP197292U
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English (en)
Inventor
太郎 加藤
泰一 小早川
聡 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0561487U publication Critical patent/JPH0561487U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撹拌羽根によるリード線の切断を防止できる
密閉型電動圧縮機の油分離装置を得る。 【構成】 油分離板５の下面のみに撹拌羽根１３を植立
させたことにより、密閉容器１内の電動要素４上部空間
を広くとることが可能となり、圧縮ガスに遠心力を与
え、油分を分離する効果を充分持たせたまま、リード線
１４が圧縮機運転中にロータ６とともに回転する部分と
干渉しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この考案は、密閉容器内の上部に油分離器を備えた密閉型電動圧縮機に関する ものである。
【０００２】
【従来の技術】
図８，図９は例えば実公平３ー５０３１４号公報に示された従来の密閉型電動 圧縮機を示す断面図であり、図において、１は密閉容器、２は圧縮要素で、密閉 容器１の内部に溜められた潤滑油３に下底部が浸漬されている。４は電動要素、 ５は油分離板で、電動要素４の一半を構成するロータ６の上部エンドリング７に 立設されたピン８を介して取付けられている。９は釣合い重り、１０は密閉容器 １に貫挿状態に取付けられた吐出管、１１は密閉容器１内の電動要素４上部に形 成された上部空間、１２は油分離板５に設けられた中央穴で、吐出管１０を貫挿 する。１３は油分離板５に植立された撹拌羽根、１４は電動要素４に電源を供給 するためのリード線である。 なお、図８中の実線矢印は油の動き，点線矢印は冷媒ガスの動きをそれぞれ示 している。
【０００３】 また、図１０は実開昭６１ー１７８０９０号公報に示された従来の密閉型電動 圧縮機を示す断面図であり、図において、撹拌羽根１３は油分離器５の上下両面 に植立されている。
【０００４】 次に油分離装置の動作について説明する。撹拌羽根１３は下部の圧縮要素２か ら上方へ送られる圧縮ガスに遠心力を与え、圧縮ガス中に多量に含まれる油を外 側方向へはじき飛ばして分離し、潤滑油３が吐出管１０を通って密閉容器１外に 流出することを防止する。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】 従来の密閉型電動圧縮機の油分離装置は以上のように構成されており、油分離 板上面に撹拌羽根が植立されているため、圧縮機運転中に撹拌羽根とリード線と が干渉して、リード線を切断し、電動要素への電源の供給が停止するという問題 点があった。
【０００６】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、撹拌羽根に よるリード線の切断を防止できる密閉形電動圧縮機の油分離装置を得ることを目 的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る密閉型電動圧縮機の油分離装置は、油分離板の下面のみに撹拌 羽根を植立させたものである。
【０００８】
【作用】
この考案における密閉型電動圧縮機の油分離装置は、油分離板の下面のみに撹 拌羽根を植立させたことにより、密閉容器内の電動要素上部空間を広くとること が可能となり、圧縮ガスに遠心力を与え、油分を分離する効果を充分持たせたま ま、リード線が圧縮機運転中にロータとともに回転する部分と干渉しない。
【０００９】
【実施例】
実施例１ 以下、この考案の実施例１を図１〜図３について説明する。図において、１３ は撹拌羽根で、油分離板５の下面のみに植立させている。 また、図３の矢印はロータ６の回転方向を示している。
【００１０】 次に作用について説明する。油分離板５に撹拌羽根１３を下向きに植立させた ため、密閉容器１内の圧縮ガスが吐出管１０に向かうとき、遠心力が与えられ、 圧縮ガスに含まれる油分の比重が大きいため油分離板５外周方向へはじき飛ばさ れることにより、潤滑油３が密閉容器１外へ流出することを防止できる。この時 、圧縮機運転中にロータ６とともに回転する部分とリード線１４とは充分な間隔 があり、干渉しないため、リード線１４の切断も防止されている。 また、図面では撹拌羽根１３と油分離板５は一体の形状で示しているが、複数 の部品により構成されても構わない。 なお、撹拌羽根１３の枚数は限定されない。
【００１１】 実施例２ 図４，図５はこの考案の実施例２を示しており、撹拌羽根１３に半径方向から 所定の傾きを与えることにより、遠心力による油分離効果を高めることができる 。
【００１２】 実施例３ 図６はこの考案の実施例３を示しており、釣合い重り９に干渉する部分の撹拌 羽根１３の高さを減少させてもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【００１３】 実施例４ 図７はこの考案の実施例４を示しており、エンドリング７に立設されたピン８ の位置と撹拌羽根１３が干渉するため、この干渉部分で撹拌羽根１３の植立を施 していない、このように個々の撹拌羽根１３はロータ６の中心軸まわりに均等に 配列されていなくてもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【００１４】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば油分離板の下面のみに撹拌羽根を植立させた ことにより、密閉容器内の電動要素上部空間を広くとることが可能となり、圧縮 ガスに遠心力を与え、油分を分離する効果を充分持たせたまま、リード線が圧縮 機運転中にロータとともに回転する部分と干渉しない構成としたので、圧縮ガス 中に含まれる油分を分離し、吐出ガスとともに潤滑油が密閉容器外へ流出するこ とを防止できるとともに、撹拌羽根によるリード線の切断を防止できるものが得 られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の実施例１による密閉型電動圧縮機を
示す断面図である。
【図２】図１の油分離装置を示す斜視図である。
【図３】図１のIII−III断面図である。
【図４】この考案の実施例２による油分離装置を示す断
面図である。
【図５】この考案の実施例２の他の実施例による油分離
装置を示す断面図である。
【図６】この考案の実施例３による油分離装置を示す斜
視図である。
【図７】この考案の実施例４による油分離装置を示す斜
視図である。
【図８】従来の密閉型電動圧縮機を示す断面図である。
【図９】図８の油分離装置を示す斜視図である。
【図１０】従来の他の密閉型電動圧縮機の油分離装置を
示す斜視図である。
【符号の説明】
１ 密閉容器 ２ 圧縮要素 ４ 電動要素 ５ 油分離板 ６ ロータ ７ 上部エンドリング １３ 撹拌羽根

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 密閉容器内の上部に収納された電動要素
    と、電動要素によって駆動される圧縮要素と、電動要素
    のロータの上部エンドリングに所定間隔をおいて対設さ
    れた油分離板と、油分離板に植立された撹拌羽根とを備
    えた密閉型電動圧縮機おいて、油分離板の下面のみに撹
    拌羽根を植立させるようにしたことを特徴とする密閉型
    電動圧縮機の油分離装置。
JP197292U 1992-01-23 1992-01-23 密閉型電動圧縮機の油分離装置 Pending JPH0561487U (ja)

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