JPS6038075Y2 - 密閉型圧縮機の給油ポンプ装置 - Google Patents

密閉型圧縮機の給油ポンプ装置

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JPS6038075Y2
JPS6038075Y2 JP10665179U JP10665179U JPS6038075Y2 JP S6038075 Y2 JPS6038075 Y2 JP S6038075Y2 JP 10665179 U JP10665179 U JP 10665179U JP 10665179 U JP10665179 U JP 10665179U JP S6038075 Y2 JPS6038075 Y2 JP S6038075Y2
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JP
Japan
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oil
pump
pump chamber
chamber
annular
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JP10665179U
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English (en)
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JPS5625087U (ja
Inventor
好昭 的場
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、冷蔵庫や空気調和機等に使用する密閉型圧縮
機の給油ポンプ装置に関する。
この種の装置として従来、クランク軸内部の給油孔をク
ランク軸の軸心に対して偏心させた、いわゆる偏心孔ポ
ンプ装置がよく知られており、給油量が不足する場合は
これに羽根車ポンプを組合せたり、環状遠心ポンプを設
けたりして不足量を補うようにしている。
第1図は後者の環状遠心ポンプ室を示す縦断面で、ハウ
ジング1内に垂直に支持したクランク軸2の下端部に、
環状遠心ポンプ室11と、該ポンプ室11から外側へ放
射状に延びる複数個の透孔13とからなるポンプPを設
け、クランク軸2の回転により室内の油がその遠心力に
よりポンプ室11から透孔13を通って下部軸受5内の
環状油溜室12へ吐出される。
油溜室12へ吐出された油は、仕切板6に設けた油孔1
4から底板7の油溝15へと一旦下方へ迂回した後、ク
ランク軸2の回転中心位置から軸内給油孔10へ入り、
クランク軸2の各軸受部へ送給される。
ポンプ室11へは底板7の油吸込口16を介して前記油
溜18から遂次油が供給される。
3は電動機、4は架構である。
この型のポンプ装置は、環状遠心ポンプ室11をクラン
ク軸2下端部に1体形成して嵩を小さくできる利点があ
る反面、前記ポンプ室11内の油を油の粘性を利用して
旋回させるため、油を強制攪拌する羽根車ポンプ装置等
に較べて給油能力に劣る欠点がある。
事実、前記ポンプ室11自体は、第2図の拡大図に示す
とおり、油の攪拌機能を持たず、僅かに、ポンプ室11
の外側壁に穿設した透孔13が羽根車の役目をなすにす
ぎない。
本考案は、このような環状遠心ポンプ装置の改良に係り
、そのポンプ室に工夫を凝らすことによって給油能力の
大巾向上を図ろうとするものである。
以下、図面に掲げる実施例に基づいて本考案を詳細に説
明する。
第3図は本考案を実施した環状遠心ポンプ装置の一例を
示す1部断面斜視図、第4図はその分野図である。
このポンプ装置は、第4図の分解図に見るように、下部
軸受5の下端面に仕切板6、底板7を重ね、これらをボ
ルト8により1体に固着して構成される。
クランク軸2は上記下部軸受5にメタル9を介して挿入
され、軸内給油孔10がクランク軸2下端面の回転中心
位置に開口する。
クランク軸2の下端には、環状遠心ポンプ室11と透孔
13とよりなるポンプPが設けられる。
環状遠心ポンプ室11は、前記給油孔10の開口部周辺
にクランク軸2の回転中心と同心に刻設され、透孔13
は、前記ポンプ室11の外側壁11bに放射状に穿設さ
れる。
下部軸受5の下端には、前記環状遠心ポンプ室11の外
側壁11b周囲に位置するごとく環状油溜室12が設け
られ、該油溜室12が前記ポンプ室11の外側壁11b
に穿設した複数の透孔13によってポンプ室11と連通
ずる。
環状油溜室12はまた、その下の仕切板6に穿設した3
つの油孔14と、底板7に刻設した油溝15によって、
ポンプ室11の回転に関係なく常時、前記軸内給油孔1
0と連通ずる。
16は前記底板7および仕切板6を貫通してポンプ室1
1に達する常時連通の油吸込孔である。
潤滑油は、クランク軸2の駆動による環状遠心ポンプ室
11の回転により、第3図に矢印で示すように、吸込孔
16からポンプ室11に吸引され、ポンプ室11の外側
壁11bの透孔13を通って外側壁11b周囲の環状油
溜室12へ吐出された後、油孔14、油溝15、油孔1
4を通って軸内給油孔10へ入る。
本考案装置は、上記環状遠心ポンプ装置において、前記
ポンプ室11の天井壁11aに、例えば第5図および第
6図(第5図のA−A線断面矢視図)に示すように、ポ
ンプの回転中心から放射状に伸びる溝17を設け、前記
ポンプ室11の外側壁11bを貫通する前記複数の透孔
13を、これら放射状の各溝17にそれぞれ続けた点に
特徴がある。
前記ポンプ室11の天井壁11aに溝17を設けたこと
によって、従来、油の粘性にのみ頼っていたポンプ室1
1の油旋回機能に、羽根車と同様の強制攪拌作用が加わ
り、更に、溝17の回転によって加速された油は、各溝
17に続けて設けた透孔13から抵抗なく環状油溜室1
2へ吐出されるから、これらの相乗効果によって給油能
力の大巾向上が遠戚される。
上記透孔13としてこの実施例では丸孔を穿設してあり
、溝17も透孔13の上半部の形状に対応して、いわゆ
るカマボコ型の溝となっている。
ポンプ室11をこのような構造とするには、ポンプ室1
1の天井壁11aと同じ高さの外周各点からそれぞれ回
転中心に向けてドリルで横孔を開ければよく、従来の透
孔の穿設作業と全く同じ手数で簡単に加工することがで
きる。
ポンプ室11の外側壁11aには、上記の溝17に続く
透孔13の他、従来例に見るような天井壁11aから稍
々下がった位置の透孔が付設されていてもよい。
本考案の給油ポンプ装置は、上記のとおり、給油能力に
おいて同型従来装置を大きく凌ぐばかりでなく、製作工
数において従来装置と殆んど変わるところがないから、
極めて実用的であり、本案装置の採用により圧縮機の潤
滑機能を大きくしかも簡単に引き上げることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来公知の環状遠心ポンプ装置を示す縦断面図
、第2図は同上装置のポンプ部を詳示する拡大断面図、
第3図は本考案を実施した環状遠心ポンプ装置の一例を
示す1部断面斜視図、第4図はその分解図、第5図は同
上装置のポンプ部を詳示する拡大断面図、第6図は第5
図のA−A線断面矢視図である。 図面の簡単な説明、1:ハウジング、2:クランク軸、
5:下部軸受、6:仕切板、7:底板、10:軸内給油
孔、11:環状遠心ポンプ室、11a:天井壁、11b
:外側壁、12:環状油溜室、13:透孔、16:油吸
込口、17:溝、18:油溜、P:ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク軸2の下端部に、環状遠心ポンプ室11と該ポ
    ンプ室11から外側へ放射状に設けた透孔13とからな
    るポンプPを設け、ハウジング1下部の油溜18より吸
    引した潤滑油を、前記ポンプPの周囲に位置する下部軸
    受5の環状油溜室12へ吐出した後、クランク軸12を
    通る給油系へ送給するよう構成した密閉型圧縮機の給油
    ポンプ装置において、前記ポンプPの環状遠心ポンプ室
    11の天井壁11aにポンプPの回転中心から放射状に
    伸びる溝17を設け、各溝17に続けてポンプ室11の
    外側壁11bに前記下部軸受5の環状油溜室12へ連通
    する前記透孔13を設けたことを特徴とする密閉型圧縮
    機の給油ポンプ装置。
JP10665179U 1979-07-31 1979-07-31 密閉型圧縮機の給油ポンプ装置 Expired JPS6038075Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10665179U JPS6038075Y2 (ja) 1979-07-31 1979-07-31 密閉型圧縮機の給油ポンプ装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5625087U JPS5625087U (ja) 1981-03-07
JPS6038075Y2 true JPS6038075Y2 (ja) 1985-11-13

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