JPH0561470A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH0561470A
JPH0561470A JP3244085A JP24408591A JPH0561470A JP H0561470 A JPH0561470 A JP H0561470A JP 3244085 A JP3244085 A JP 3244085A JP 24408591 A JP24408591 A JP 24408591A JP H0561470 A JPH0561470 A JP H0561470A
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pattern
pattern data
data
performance
automatic performance
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JP3244085A
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Inventor
Yoshihisa Shimada
義久 島田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、指定されたリズムに応じて自動演奏
を行う電子楽器の自動演奏装置に関し、自動演奏パター
ンのデータ量を少なくすることができる自動演奏装置を
提供することを目的とする。 【構成】各リズム毎に複数の自動演奏パターンを有し、
各自動演奏パターンに対応して複数のパターンデータを
記憶手段に記憶せしめておき、選択手段により1つの自
動演奏パターンが選択された際、該自動演奏パターンに
対応する前記複数のパターンデータを前記記憶手段から
読み出して自動演奏を行う自動演奏装置において、前記
記憶手段には、第1の自動演奏パターンに係る所定数の
第1のパターンデータと、第2の自動演奏パターンに係
る前記所定数より少ない数の第2のパターンデータとを
それぞれ記憶せしめておき、前記選択手段で前記第2の
自動演奏パターンが指定された際、前記第2のパターン
データと、前記第1のパターンデータ中の前記第2のパ
ターンデータに対応するパターンデータ以外のパターン
データとをそれぞれ読み出して自動演奏を行うように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指定されたリズムに応
じて自動演奏を行う電子楽器の自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子オルガン、電子ピアノ等の電
子キーボードでは、各リズム名毎にイントロ、フィルイ
ン、ノーマル、エンディング等の自動演奏パターンを記
憶させたメモリを備えており、曲の進行に合わせてこれ
らの自動演奏パターンを選択するスイッチを操作するこ
とにより、上記メモリから自動演奏パターンを読み出
し、演奏中にこれらの自動演奏パターンに対応するフレ
ーズを挿入する機能を備えている。
【0003】ところで、上記各自動演奏パターンのパタ
ーンデータは、コード、ベース、ドラムの各楽音を発生
するデータから成っている。したがって、上記メモリに
記憶されるパターンデータは、イントロ、フィルイン、
ノーマル、エンディング等の各自動演奏パターンに対
し、コード、ベース、ドラムの各データを有する構成と
なっている。
【0004】したがって、各リズム毎に複数の自動演奏
パターンを実現するには、パターンデータの量が膨大と
なり、大容量のメモリが必要であるという欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑みてなされたもので、自動演奏パターンのデータ量
を少なくすることができる自動演奏装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、各リズム毎
に複数の自動演奏パターンを有し、各自動演奏パターン
に対応して複数のパターンデータを記憶手段に記憶せし
めておき、選択手段により1つの自動演奏パターンが選
択された際、該自動演奏パターンに対応する前記複数の
パターンデータを前記記憶手段から読み出して自動演奏
を行う自動演奏装置において、前記記憶手段には、第1
の自動演奏パターンに係る所定数の第1のパターンデー
タと、第2の自動演奏パターンに係る前記所定数より少
ない数の第2のパターンデータとをそれぞれ記憶せしめ
ておき、前記選択手段で前記第2の自動演奏パターンが
指定された際、前記第2のパターンデータと、前記第1
のパターンデータ中の前記第2のパターンデータに対応
するパターンデータ以外のパターンデータとをそれぞれ
読み出して自動演奏を行うことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、記憶手段にパターンデータを記憶す
る際に、第1の自動演奏パターンに係る所定数の第1の
パターンデータと、第2の自動演奏パターンに係る前記
所定数より少ない数の第2のパターンデータとをそれぞ
れ記憶せしめておき、選択手段で前記第2の自動演奏パ
ターンが指定された際、前記第2のパターンデータと、
前記第1のパターンデータ中の前記第2のパターンデー
タに対応するパターンデータ以外のパターンデータとを
それぞれ読み出して自動演奏を行う。
【0008】これにより、第2の自動演奏パターンのた
めの第2のパターンデータとして第1のパターンデータ
の数と同じ数のパターンデータを記憶しておく必要がな
く、パターンデータの量が少なくてすむので、該パター
ンデータを記憶する記憶手段の容量を小さくすることが
できる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る自動演奏装置の全体的
な構成を概略的に示すブロック図である。
【0010】図において、10は鍵盤であり、複数のキ
ーと、これらキーの押鍵・離鍵動作に連動して開閉する
キースイッチと、これらキースイッチの開閉状態を検出
するキースキャン回路等を含んでいる。この鍵盤10の
キースキャン回路で検出された押鍵・離鍵状態を示す信
号は、鍵盤インタフェース11に送られる。
【0011】鍵盤インタフェース11は、鍵盤10とシ
ステムバス30との間の信号の送受を仲介するものであ
る。鍵盤10から送られてくる押鍵・離鍵状態を示す信
号は、この鍵盤インタフェース11及びシステムバス3
0を介してCPUに送られるようになっている。
【0012】12は操作パネルであって、該自動演奏装
置を制御する各種スイッチ、表示器等が設けられてい
る。
【0013】上記各種スイッチには、音色選択スイッ
チ、リズム選択スイッチ、音量コントロールスイッチ等
の電子楽器一般に備えられているスイッチ類の他、リズ
ム演奏を開始させるリズムスイッチ、フィルインを挿入
するためのフィルインスイッチ、イントロパターンを自
動演奏させるためのイントロスイッチ、エンディングパ
ターンを自動演奏させるためのエンディングスイッチ
(いずれも図示しない)を備えている。
【0014】ここで、リズムスイッチは、リズム選択ス
イッチで選択されたリズムのノーマルパターンの自動演
奏を開始させるためのスイッチである。フィルインスイ
ッチは、この発明の特徴に直接関係するスイッチであ
り、現在実行中の自動演奏に所定のフィルインパターン
に基づく所定のフレーズを挿入して自動演奏を行わせる
ためのスイッチである。
【0015】また、イントロスイッチは、イントロパタ
ーンに基づく所定のフレーズを演奏した後に、ノーマル
パターンによる自動演奏を開始させるためのスイッチで
ある。エンディングスイッチは、現在実行中の自動演奏
にエンディングパターンによる所定のフレーズを付加し
て自動演奏を終了させるためのスイッチである。
【0016】この操作パネル12は、各種スイッチのオ
ン/オフを検出するパネルスキャン回路を含んでいる。
この操作パネル12で検出されたスイッチのオン/オフ
状態を示す信号は、パネルインタフェース13に送られ
る。
【0017】パネルインタフェース13は、操作パネル
12とシステムバス30との間の信号の送受を仲介する
ものである。操作パネル12から送られてくるスイッチ
のオン/オフ状態を示す信号は、このパネルインタフェ
ース13及びシステムバス30を介してCPUに送られ
るようになっている。
【0018】14は中央処理装置(CPU)であり、プ
ログラムメモリ15に記憶されている制御プログラムに
従って当該自動演奏装置の各部を制御するものである。
【0019】プログラムメモリ15は、例えばリードオ
ンリメモリ(ROM)で構成されるものであり、上述し
たように制御プログラムを格納するものである。このプ
ログラムメモリ15には、上記制御プログラムの他、C
PU14が使用する種々の固定データが記憶されてい
る。このプログラムメモリ15は、CPU14により、
システムバス30を介してアクセスされる。
【0020】16はランダムアクセスメモリ(RAM)
であり、CPU14の作業用領域、当該自動演奏装置を
制御するための各種レジスタ、フラグ等が定義されてい
る。このRAM16は、CPU14により、システムバ
ス30を介してアクセスされる。
【0021】17は自動演奏パターンデータメモリであ
り、自動演奏に供するパターンデータが記憶されるもの
である。この自動演奏パターンデータメモリ17に記憶
されるデータの形式を図6に示す。
【0022】即ち、1つのリズムに対してイントロ、ノ
ーマル、フィルイン、エンディングの各パターンデータ
を有しており、イントロ、ノーマル、エンディングの各
パターンデータはコード、ベース、ドラムの各データに
よる3トラック構成となっており、フィルインのパター
ンデータはドラムデータだけで構成されている。
【0023】また、コード、ベース、ドラムの各データ
は、1〜数小節の楽音を発生するための複数の演奏デー
タで構成されている。各演奏データは、キーナンバKE
Y又は小節END又はパターンEND(図では「KE
Y」で代表して示している)、ステップタイムSTE
P、ゲートタイムGATE及びベロシティVELOによ
り構成されている。
【0024】ここで、キーナンバKEYは、音高を指定
するものであり鍵盤10の各鍵に対応して付された番号
である。小節ENDは、小節の終りを示す情報である。
パターンENDはパターンデータの終りを示す情報であ
る。
【0025】また、ステップタイムSTEPは、小節内
における発音時刻を指定する情報である。ゲートタイム
GATEは、発音すべき時間を指定する情報である。ベ
ロシティVELOは、発音する音の強さを指定する情報
である。
【0026】この自動演奏パターンデータメモリ17
は、CPU14により、システムバス30を介してアク
セスされる。
【0027】18は楽音波形メモリであり、各種音色や
音域に応じた楽音波形データ及びエンベロープデータを
記憶するものである。この楽音波形メモリ18は、楽音
発生回路19により、システムバス30を介してアクセ
スされる。
【0028】楽音発生回路19は、CPU14から出力
されるデータに対応する楽音波形データ及びエンベロー
プデータを楽音波形メモリ18から読み出し、読み出し
た楽音波形データにエンベロープを付加して楽音信号と
して出力するものである。この楽音発生回路19が出力
する楽音信号は増幅器20に供給される。
【0029】増幅器20は、楽音発生回路19から供給
される楽音信号を所定の利得で増幅し、スピーカ21に
供給するものである。スピーカ21は、電気信号を音響
信号に変換する周知のものである。
【0030】なお、上記鍵盤インタフェース11、パネ
ルインタフェース13、CPU14、プログラムメモリ
15、RAM16、自動演奏パターンデータメモリ1
7、楽音波形メモリ18及び楽音発生回路19は、シス
テムバス30で相互に接続されるようになっている。
【0031】次に、上記のような構成において、本発明
の実施例の動作を図2〜図5に示したフローチャートを
参照しながら説明する。
【0032】電源が投入されると、図2に示すように、
先ず、初期化処理が行われる(ステップS10)。この
初期化処理は、楽音発生回路19の内部状態を初期状態
に設定して電源投入時に不要な音が発生されるのを防止
したり、RAM16の作業用領域をクリアしたり、レジ
スタやフラグを初期状態に設定する処理である。
【0033】次いで、鍵処理が行われる(ステップS1
1)。この鍵処理は、鍵盤10のキーの押鍵/離鍵に伴
って発音/消音処理を行うものである。この鍵処理の動
作は周知であり、本発明の要旨とは直接関係がないの
で、詳細な説明は省略する。
【0034】次いで、パネル処理が行われる(ステップ
S12)。以下、このパネル処理の詳細について、図3
のフローチャートを参照しながら説明する。
【0035】パネル処理では、先ず、パネルスキャン処
理が行われる(ステップS20)。即ち、操作パネル1
2のパネルスキャン回路で検出された各スイッチのオン
/オフ状態を示す信号がCPU14に読み込まれ、RA
M16に記憶される。そして、前回操作パネル12から
取り込んだ各スイッチのオン/オフ状態(RAM16の
他の領域にに記憶されている)と、今回操作パネル12
から取り込んだ各スイッチのオン/オフ状態とを比較
し、新たにオンになったスイッチに対応するビットのみ
をオンにセットしたイベントマップが作成される。
【0036】次いで、リズムスイッチがオンにされたか
否かが調べられる(ステップS21)。これは、上記パ
ネルスキャン処理で作成したイベントマップを調べるこ
とにより行われる。以下の、スイッチのオン/オフの判
断も同様である。
【0037】そして、リズムスイッチがオンでないこと
が判断されると、イントロスイッチがオンにされたか否
かが調べられる(ステップS23)。そして、イントロ
スイッチであることが判断されると、ステップS22に
分岐し、リズムスタート処理に移る。
【0038】一方、イントロスイッチでないことが判断
されると、エンディングスイッチがオンにされたか否か
が調べられる(ステップS24)。そして、エンディン
グスイッチであることが判断されると、ステップS22
に分岐し、リズムスタート処理に移る。一方、エンディ
ングスイッチでないことが判断されると、フィルインス
イッチがオンにされたか否かが調べられる(ステップS
25)。
【0039】そして、フィルインスイッチがオンにされ
たことが判断されると、フィルインフラグをセットし
(ステップS26)、その後、このパネル処理ルーチン
からリターンする。これにより、リズム演奏処理ルーチ
ン(詳細は後述する)においてフィルインパターンによ
る自動演奏処理が開始されることになる。ここで、フィ
ルインフラグは、自動演奏パターンとしてフィルインが
指定されているか否かを記憶するフラグであり、RAM
16に設けられるものである。
【0040】上記ステップS25で、オンにされたスイ
ッチがフィルインスイッチでないことが判断されると、
その他のスイッチの押下に応じた処理が行なわれる(ス
テップS27)。例えば、音色選択処理、リズム選択処
理、音量変更処理等が行なわれることになる。その後、
このパネル処理ルーチンからリターンする。
【0041】上記ステップS21でリズムスイッチがオ
ンにされたことが判断されると、リズムスタート処理が
行われる(ステップS22)。
【0042】このリズムスタート処理の詳細を、図4の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0043】リズムスタート処理では、先ず、フィルイ
ンフラグがオンであるか否か、つまり操作パネル12の
フィルインスイッチがオンにされたか否かを調べる(ス
テップS30)。
【0044】そして、フィルインフラグがオンでないこ
とが判断されると、コード先頭アドレスセット(ステッ
プS31)、ベース先頭アドレスセット(ステップS3
2)、及びドラム先頭アドレスセット(ステップS3
3)が行われる。
【0045】即ち、フィルイン以外のイントロ、リズム
又はエンディングのいずれかのスイッチが押下された場
合は、該スイッチに応じた自動演奏を開始させるため
に、リズム選択スイッチで選択されているリズムに対応
するデータであって、押下されたイントロ、リズム又は
エンディングスイッチに対応するコード、ベース及びド
ラムデータが記憶されている先頭アドレスをセットす
る。
【0046】一方、フィルインフラグがオンであること
が判断されると、コード先頭アドレスセット(ステップ
S31)、ベース先頭アドレスセット(ステップS3
2)、の各処理はスキップされ、ドラム先頭アドレスセ
ット(ステップS33)のみが行われる。したがって、
コード及びベース用のデータとして、その時実行されて
いるノーマルパターンのデータが使用され、ドラム用の
データとしてフィルインパターンのデータが使用される
ことになる。
【0047】次いで、リズムフラグのセットが行われる
(ステップS34)。リズムフラグは、リズム演奏(自
動演奏)を行うことが指定されているか否かを記憶する
フラグであり、RAM16に設けられるものである。
【0048】次いで、リズムカウンタCOUNTをクリ
アする(ステップS35)。ここで、リズムカウンタC
OUNTは、音を発生する時刻を与えるためのカウンタ
である。このリズムカウンタCOUNTは、曲のテンポ
に応じて所定時間間隔でインクリメントされるものであ
る。
【0049】以上説明したパネル処理が終了すると、メ
インルーチンに戻る。そして、リズムフラグがオンであ
るか否かが調べられる(ステップS13)。即ち、操作
パネル12のリズムスイッチが押下され、リズム演奏を
行うべきことが指定されているか否かが調べられる。そ
して、リズムフラグがオンになっていないことが判断さ
れると、ステップS11に戻り、上述した一連の動作を
繰り返し実行する。
【0050】一方、リズムフラグがオンになっているこ
とが判断されると、リズム演奏処理が行われ(ステップ
S14)、その後、ステップS11に戻って上述した一
連の動作を繰り返し実行する。
【0051】以上により、鍵盤10や操作パネル12の
各操作に応じて通常の演奏や自動演奏が行われることに
なる。
【0052】次に、上記ステップS14で行われるリズ
ム演奏処理について、図5のフローチャートを参照しな
がら説明する。なお、リズム演奏処理は、コード、ベー
ス、ドラムの各データについて同一の処理が行われるも
のであるが、処理自体はいずれも同じであるので、以下
の説明では、1つのデータに対する処理についてのみ説
明する。
【0053】このリズム演奏処理では、先ず、演奏デー
タの読み出しタイミングであるか否かが調べられる(ス
テップS40)。これは、図示しないタイミングクロッ
ク発生部が出力する読出タイミングクロックを調べるこ
とにより、演奏データを自動演奏パターンデータメモリ
17から読み出すべきタイミングになったか否かを判断
する処理である。そして、読み出しタイミングでないこ
とが判断されると、以下のリズム演奏処理は行なわず
に、このルーチンからリターンする。
【0054】一方、読み出しタイミングであることが判
断されると、演奏データの読み出しが行われる(ステッ
プS41)。そして、読み出した演奏データに含まれる
ステップタイムSTEPが、リズムカウンタCOUNT
の内容に等しいか否かが調べられ(ステップS42)、
等しくなければ未だ発音すべき時刻に至っていないこと
を認識し、本リズム演奏処理ルーチンからリターンす
る。
【0055】一方、ステップタイムSTEPが、リズム
カウンタCOUNTの内容に等しければ、先に読み出し
た演奏データがパターンENDを示す情報であるか否か
が調べられる(ステップS43)。これは、演奏データ
の最初の1バイトに含まれる所定ビットを調べることに
より行なわれる。以下の小節END(ステップS45)
における判断も同様である。そして、パターンEND情
報であることが判断されると、所定小節のリズム演奏処
理が終了したこと判断し、再度リズムスタート処理が行
われる(ステップS44)。このリズムスタート処理に
ついては既に説明したので、ここでは説明を省略する。
これにより、継続したリズム演奏が可能となっている。
【0056】一方、ステップS43でパターンEND情
報でないことが判断されると、小節END情報であるか
否かが調べられる(ステップS45)。そして、小節E
ND情報であることが判断されると、フィルインフラグ
がオンであるか否かを調べ(ステップS46)、もしオ
ンであればこれをクリアする(ステップS47)。これ
により、フィルインスイッチが押下された場合に、フィ
ルイン演奏を1小節のみ行う機能が実現されている。
【0057】上記ステップS45で、小節END情報で
ないことが判断されると、キーナンバであることを認識
し、上記読み出した演奏データに基づいて発音処理が行
われる(ステップS48)。
【0058】次いで、パターンデータ中の次の演奏デー
タを読み出し(ステップS49)、該データ中のSTE
P情報を、所定のバッファにセットする(ステップS5
0)。そして、ステップS42へ戻り、上述したと同様
の処理を行う。
【0059】このようにして、同一ステップタイムを有
する全演奏データに対する処理が終了すると、このリズ
ム演奏処理ルーチンからリターンする。
【0060】なお、このリズム演奏処理は、フィルイン
が指定されているときは、コード及びベースのパターン
データとしては、その時実行されているノーマルパター
ンのデータ(リズムスタート処理時に既にセットされて
いるコード先頭アドレス、ベース先頭アドレスで指定さ
れるデータ)が用いられ、ドラムのパターンデータはフ
ィルインのデータ(リズムスタート処理時にセットする
ドラム先頭アドレスで指定されるデータ)が用いられ
る。
【0061】以上のように、この実施例によれば、自動
演奏パターンデータメモリ17にパターンデータを記憶
する際に、イントロ、ノーマル又はエンディングの各自
動演奏パターンに係るパターンデータとしては、コー
ド、ベース、ドラムの3種類のデータを記憶しておく。
また、フィルインの自動演奏パターンに係るパターンデ
ータとしてドラムのデータのみを記憶しておく。
【0062】そして、操作パネル12のフィルインスイ
ッチでフィルインの演奏を行うべきことが指定された
際、ドラムのデータはフィルインのパターンデータから
読み出すが、コード及びベースのデータはノーマルのパ
ターンデータから読み出して発音するようにしている。
【0063】このように、フィルインパターンを、ノー
マルパターンからドラムのパターンだけを変えて演奏す
ることにより、演奏曲に軽い変化を与えることができる
ようになっている。
【0064】かかる構成により、フィルインのパターン
データとしてコード及びベースのパターンデータを記憶
しておく必要がない。したがって、パターンデータの量
が少なくてすみ、該パターンデータを記憶する自動演奏
パターンデータメモリ17の容量を小さくすることがで
きる。
【0065】なお、上記実施例では、自動演奏パターン
として、イントロ、フィルイン、ノーマル及びエンディ
ングを持つ場合について説明したが、これに限定される
ものではない。少なくともノーマルとフィルインのパタ
ーンを有していれば良い。また、上記に追加して他の自
動演奏パターンを持つように構成しても良い。
【0066】また、イントロ、ノーマル及びエンディン
グのパターンデータは、コード、ベース及びドラムで構
成され、フィルインのパターンデータはドラムのデータ
のみで構成される場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、フィルインのパターンデータの種
類が、イントロ、ノーマル及びエンディングのパターン
データの種類より少なければ所定の効果を奏するもので
ある。
【0067】さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形できることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
自動演奏パターンのデータ量を少なくすることができる
自動演奏装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動演奏装置の一実施例の全体構成を
概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例の動作を説明するためのフロー
チャート(メインフローチャート)である。
【図3】図2におけるパネル処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】図3におけるリズムスタート処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】図2におけるリズム演奏処理を説明するための
フローチャートである。
【図6】自動演奏パターンデータメモリのデータの記憶
形式の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 鍵盤 12 操作パネル(選択手段) 14 CPU 15 プログラムメモリ 16 RAM 17 自動演奏パターンデータメモリ(記憶手段) 18 楽音波形メモリ 19 楽音発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各リズム毎に複数の自動演奏パターンを
    有し、各自動演奏パターンに対応して複数のパターンデ
    ータを記憶手段に記憶せしめておき、選択手段により1
    つの自動演奏パターンが選択された際、該自動演奏パタ
    ーンに対応する前記複数のパターンデータを前記記憶手
    段から読み出して自動演奏を行う自動演奏装置におい
    て、 前記記憶手段には、第1の自動演奏パターンに係る所定
    数の第1のパターンデータと、第2の自動演奏パターン
    に係る前記所定数より少ない数の第2のパターンデータ
    とをそれぞれ記憶せしめておき、 前記選択手段で前記第2の自動演奏パターンが指定され
    た際、前記第2のパターンデータと、前記第1のパター
    ンデータ中の前記第2のパターンデータに対応するパタ
    ーンデータ以外のパターンデータとをそれぞれ読み出し
    て自動演奏を行うことを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の自動演奏パターンは、イント
    ロ、フィルイン、ノーマル、エンディングの各演奏パタ
    ーンであることを特徴とする請求項1記載の自動演奏装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の自動演奏パターンはノーマル
    の演奏パターンであり、前記第2の自動演奏パターンは
    フィルインの演奏パターンであることを特徴とする請求
    項1記載の自動演奏装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のパターンデータは、コード、
    ベース、ドラムの各パターンデータであり、前記第2の
    パターンデータはドラムのパターンデータであることを
    特徴とする請求項1記載の自動演奏装置。
JP3244085A 1991-08-30 1991-08-30 自動演奏装置 Pending JPH0561470A (ja)

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JP3244085A JPH0561470A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 自動演奏装置
US07/937,808 US5298677A (en) 1991-08-30 1992-08-28 Automatic playing apparatus having reduced memory requirements

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JP (1) JPH0561470A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6228796A (ja) * 1985-07-31 1987-02-06 カシオ計算機株式会社 自動リズム演奏装置

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JPS6228796A (ja) * 1985-07-31 1987-02-06 カシオ計算機株式会社 自動リズム演奏装置

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