JPH0560647A - 光ケーブルの検査装置 - Google Patents

光ケーブルの検査装置

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JPH0560647A
JPH0560647A JP22432091A JP22432091A JPH0560647A JP H0560647 A JPH0560647 A JP H0560647A JP 22432091 A JP22432091 A JP 22432091A JP 22432091 A JP22432091 A JP 22432091A JP H0560647 A JPH0560647 A JP H0560647A
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Tsutomu Watanabe
勤 渡邉
Hiroshi Takashima
宏 高島
Hitoshi Sukai
仁之 須貝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、測定値の再現性が高く、簡単に光
ケーブルを検査できる検査装置を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明は光コネクタ5a及び光ファイバ心線
5bを着脱自在に位置決めすることにより光ケーブル5
の両端を位置決めする一対の位置決め手段11、16、
12、18と、位置決め手段11、16により位置決め
された光コネクタ5aの結合端面に検査光を入射する入
射手段13と、位置決め手段12、18により位置決め
された光ファイバ心線5bの結合端面から取り出された
出射光のパワーレベルを測定する測定手段14とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一端に光コ
ネクタ(単心用光コネクタ、多心用光コネクタ)が接
続、あるいは光ファイバ(単心光ファイバ、多心光ファ
イバ)が露出した光ケーブルの検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも一端に光コネクタが接続され
た光ケーブルを検査する場合、図14に示す結合クリッ
プ1を用いて、測定すべき光ケーブル2の光コネクタ3
をマスタコネクタ4に接続していた。このマスタコネク
タ4から検査光が入射され、光ケーブル2の伝送光は光
コネクタ3の反対側に接続されたパワーメータ(図示せ
ず)から取り出される。この場合、マスタコネクタ4は
既に光特性が知られているので、正確に光ケーブル2の
結合損失が測定される。この場合、光コネクタ2とマス
タコネクタ4との結合は手作業でなされていた。
【0003】また、光コネクタ2とマスタコネクタ4と
の結合を機械的に実施する構造として、光ファイバ切替
機構が知られている(特開平2−125599)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、結合クリップ
を用いる場合、作業者が手作業で結合クリップを光コネ
クタとマスタコネクタに装着しなければならないので、
装着に時間がかかり、また、装着状態により押圧力が異
なってくるので、測定値の再現性が乏しいという欠点が
あった。
【0005】また、光ファイバ切替機構を用いて光コネ
クタ同志を機械的に結合する場合、一端に光コネクタ5
a、他端に光ファイバ心線5bが露出し、ケーブルドラ
ム6に巻回された光ケーブル5(図15参照)に対し、
光ファイバ心線5b側をマトリクス状に位置決めするこ
とはできず、このような光ケーブル5の両端を予めマト
リクス状に配置して行うことはできなかった。
【0006】この場合、検査の為だけに光コネクタを取
り付け、検査後に不用になった光コネクタを切断、廃却
することは可能であるが、光コネクタの取付け及び切断
時間が多くかかる上、光コネクタが無駄になるという問
題がある。
【0007】そこで本発明は、測定値の再現性が高く、
簡単に光ケーブルを検査できる検査装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成する為
に、本発明は光コネクタ又は/及び光ファイバ心線を着
脱自在に位置決めすることにより光ケーブルの両端を位
置決めする一対の位置決め手段と、一対の位置決め手段
の一方により位置決めされた光コネクタ又は/及び光フ
ァイバ心線の結合端面に検査光を入射する入射手段と、
一対の位置決め手段の他方により位置決めされた光コネ
クタ又は/及び光ファイバ心線の結合端面から取り出さ
れた出射光のパワーレベルを測定する測定手段とを備え
る。
【0009】
【作用】光コネクタが接続されていても光ファイバ心線
が露出していても、一対の位置決め手段により、1又は
2以上の光ケーブルの両端は位置決めされる。この場
合、検査光は機械的に一端から光ケーブル内に導入され
て他端から取り出されるので、安定した測定値が得られ
る。
【0010】従って、1又は2以上の 両端に光コネ
クタが取り付けられた構造、 一端に光コネクタが取
り付けられ他端に光ファイバ心線が取り付けられている
構造、 両端に光ファイバ心線が露出した構造のいず
れの光ケーブルに対しても、光コネクタの結合損失の測
定、ケーブル中の光ファイバ心線の断線チェックが可能
になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る光ケーブルの
検査装置について添付図面を参照して説明する。なお、
説明において同一要素には同一符号を用い、重複する説
明は省略する。
【0012】図1は前述した光ケーブル(図15参照)
を検査できる装置の一例を示す斜視図である。本実施例
に係る検査装置は、光ケーブル5の一端に接続された光
コネクタ5aを保持するコネクタセット治具(コネクタ
保持部材)11、光ケーブル5の他端に露出した光ファ
イバ心線5bを位置決めする心線セット治具(心線保持
部材)12、このコネクタセット治具11及び心線セッ
ト治具12を位置決めする治具ベース(位置決め部材)
16、18、コネクタセット治具11に位置決めされた
光コネクタ5aに検査光を入射する光源13、光ケーブ
ル5に露出した光ファイバ心線5bから出射された検査
光のパワーレベルを測定するパワーメータ14を備えて
構成される。
【0013】ここで、コネクタセット治具11はロボッ
トベース15の付近まで引き出され、ロボットベース1
5上に備え付けられた治具ベース16上に装着されてい
る。また、心線セット治具12はロボットベース17の
付近まで引き出され、ロボットベース17上に備え付け
られた治具ベース18上に装着されている。ここで、治
具ベース16、18には、コネクタセット治具11及び
心線セット治具12のいずれも装着可能である。ロボッ
トベース15、ロボットベース17の上面には直交座標
型のロボット19、20が設置されており、ロボット1
9、20の先端にはマスタコネクタヘッド21、22が
取り付けられている。
【0014】マスタコネクタヘッド21、22にはディ
スペンサ23、24よりエア配管25、26を介してシ
リンジ27、28が取り付けられている。マスタコネク
タヘッド21、22には力センサ(図示せず)が内蔵さ
れているので、コネクタ同志の結合力を測定でき、従来
の結合クリップの押圧に比べてバラツキが小さく正確な
結合力で光コネクタ同志を結合することができる。その
為、結合損失の測定値の再現性は一層良好になってい
る。また、マスタコネクタ21は光ファイバリボン29
を介して光源13に接続され、光源13からの検査光が
マスタコネクタヘッド21から光ケーブル5に入射され
る。さらに、マスタコネクタヘッド22は光ファイバリ
ボン30を介してパワーメータ14に接続され、光ケー
ブル5からの出射光がマスタコネクタヘッド22を介し
てパワーメータ14に導かれる。
【0015】パワーメータ14により測定された出射光
のパワーレベルなどのデータは、パーソナルコンピュー
タ31に取り込まれ、モニタ32上に表示される。ま
た、ロボット19、20にはロボット制御装置33、3
4が接続されており、それぞれのロボット19、20の
動作が制御されている。
【0016】次に、本実施例に適用できる治具ベース、
コネクタセット治具及び心線セット治具の一例を図2を
参照し、心線セット治具のより具体的構成を図3および
図4を参照してそれぞれ説明する。図2はコネクタセッ
ト治具及び心線セット治具が装着された治具ベースを示
す平面図、図3は図2のA−A´線から見た心線セット
治具の一例を示す側面図、図4は特殊コネクタが装着さ
れた心線セット治具を示す斜視図、図5はコネクタセッ
ト治具によるコネクタの保持方法の一例を示す縦断面図
である。
【0017】治具ベース18は略U字状フレーム部材で
形成されており、対向する1対の腕部には複数のねじ穴
18a、ピン穴18bが平行に所定間隔で形設されてい
る(図2参照)。その為、コネクタセット治具11及び
心線セット治具12の間隔、配置を簡単に変更すること
ができる。ここで、ねじ穴18a、ピン穴18bなどの
穴径、間隔は同一になっているので、コネクタセット治
具11と心線セット治具12の位置は変更可能である。
【0018】心線セット治具12の両端部には、前述し
た治具ベースのピン穴18a、ねじ穴18bに挿入され
るピン12c、ねじ12dが固定されており、その一側
壁には複数のファイバ把持部12aを装着する為の取付
け部12eが複数形成されている(図3参照)。心線セ
ット治具12は、治具ベースのピン穴18aにピン12
cを挿入し、その後、ねじ12dで締め付けることによ
り、治具ベース18に固定される。
【0019】この心線セット治具12には、ファイバ保
持部12a及び特殊コネクタ12bが固定されており、
光ケーブル5から供給された光ファイバ心線5bはファ
イバ保持部12a及び特殊コネクタ12bによって固定
されている。ファイバ保持部12aには矩形状溝及びこ
の矩形状溝を覆う蓋が備えられており、特殊コネクタ1
2bにはV溝が形設されている。光ファイバ心線5bの
端部は被覆が除去されており、その先端部は鏡面カット
されている。光ファイバ心線5bは、その先端部が特殊
コネクタ12bのV溝によって位置決めされた後、その
被覆部をファイバ保持部12aの矩形状溝に収納して蓋
で押えることにより、心線セット治具12にセットされ
る。これにより、光ファイバ心線5bの切断端面は特殊
コネクタ12bの結合端面に一致する(図4参照)。
【0020】また、コネクタセット治具11には矩形状
のコネクタ挿入穴11aが形設されており、その中に光
コネクタ5aの一部が挿入されている(図2参照)。コ
ネクタ挿入穴11aに挿入された光コネクタ5bの2側
面は、L字状の弾性部材11b及び樹脂部材11cを介
してコネクタ挿入穴11aの内壁と接触し、光コネクタ
5aの露出部はワーク押えピン11dにより押さえられ
ている(図5参照)。
【0021】次に、本実施例で使用できるマスタコネク
タヘッドについて図6乃至図8を参照して説明する。図
6は前述したコネクタセット治具11および心線セット
治具12との結合の際に使用できるマスタコネクタの構
成を示す斜視図、図7はマスタコネクタを保持する構造
例を示す断面図、図8はマスタコネクタの結合ピンと検
査用の光コネクタのピン穴が一致しない状態を示す説明
図である。
【0022】このマスタコネクタヘッド40は、マスタ
コネクタ41を保持するコネクタハウジング40a、板
バネ40b、コネクタ支持体40cを備える(図6参
照)。板バネ40bには4つの円形穴40dが等間隔に
形設されている。この板バネ40bの円形穴40dに
は、円形穴40dの内径より小さい外径で形成されたピ
ン42が挿入される。さらに、これらのピン42は板バ
ネ40bの板厚(h)より大きい間隔(h´)を隔てて
配置された平板43、44に固定されている。したがっ
て、板バネ40bは平板43、44の間で、ある程度の
自由度を保ちつつ保持されている(図7参照)。なお、
板バネ40bは薄く形成されているので、外力に対し容
易に変形する構造になっている。その結果、マスタコネ
クタ41とコネクタセット治具11に固定された光コネ
クタ5aを結合する際に、それぞれのピンの中心軸が多
少ずれていても、簡単に結合することができる。
【0023】例えば、マスタコネクタ41と光コネクタ
5aのピン軸との間に、ピン半径より小さいズレがある
場合(図8(a))、マスタコネクタ41は結合ピン4
1aをピン穴に挿入する際に結合ピン41aとピン穴の
中心が一致する方向に移動し、マスタコネクタ41と光
コネクタ5aのコネクタ結合が実現される。また、マス
タコネクタ41のピン軸に対し、マスタコネクタ41の
ピンの軸の延長線が光コネクタ5aの結合ピン穴に投射
される範囲で、光コネクタ5aのピン軸が傾斜している
場合、マスタコネクタ41は結合ピンをピン穴に挿入す
る際に結合ピン41aとピン穴の中心が一致する方向に
回転し、マスタコネクタ41と光コネクタ5aのコネク
タ結合が実現される。このように、コネクタの結合時
に、マスタコネクタ41の結合ピン41aと光コネクタ
5aのピン穴が円滑に嵌合し、無理な力がコネクタに付
加されないので、結合損失のバラツキを小さくすること
ができる。
【0024】図9は、他のマスタコネクタヘッドの構造
例を示す。同図(a)はマスタコネクタヘッドを結合ピ
ンから見た図、同図(b)は同図(a)のB−B´線か
ら見た断面図である。
【0025】このマスタコネクタヘッドは、板バネ40
bの内部に回転継手45が内蔵され、マスタコネクタ4
1は回転継手45を介して一対の平板(図7参照)の間
で保持されるので、マスタコネクタ41に板バネ40b
の中心軸に対して回転方向の自由度を持たせることがで
きる。なお、回転方向の自由度を持たせる方法としてダ
イヤフラム構造を使用し、さらに、板バネの変形量を大
きくしてもよい。
【0026】図10は、検査光を入射または出射するマ
スタコネクタを保持したマスタコネクタヘッドの取付け
構造の一例を示す。同図(a)はマスタコネクタヘッド
の取付け構造を結合ピンの配列方向に対し直交する方向
から見た図、同図(b)はマスタコネクタヘッドの取付
け構造を同図(a)のC−C´線に沿って切断した断面
図である。
【0027】マスタコネクタ41はマスタコネクタヘッ
ドのコネクタハウジング40aに保持された状態で、マ
スタコネクタハウジング45に内蔵されている。このマ
スタコネクタハウジング45には板部材45aが突設さ
れ、この板部材45aは基台46に取り付けられたリニ
アガイド47に係合して直動機構を構成する。また、基
台46はロボット19、20に固定され、ベース48を
介してリニアガイド47を保持する。さらに、ベース4
8には力センサ49が取り付けられており、マスタコネ
クタハウジング45と力センサ49との間には圧縮コイ
ルバネ50が装着されている。その為、マスタコネクタ
41を結合ピン41aの軸方向に直線運動させることが
でき、マスタコネクタ41に加わる力を検出することが
できる。この力センサ49からの出力信号は、力センサ
アンプ51を介してパーソナルコンピュータ31に入力
され、データの演算、管理などがなされる(図1参
照)。
【0028】また、この取付け構造にはリニアポテンシ
ョメータなどの測長用センサ52が装着されており、圧
縮コイルバネ50の伸縮量を測定できる。その為、ベー
ス48は移動しているが、光ケーブルに入射したモニタ
光が検出されない場合、光ケーブルの断線か光コネクタ
の結合上の問題かを区別することができるようになっ
た。すなわち、通常のコネクタ結合時におけるバネの全
長をx0(図11(a))とすれば、光コネクタの結合
に由来する異常時のバネの全長はx0 と異なる値(例え
ば、x1 )になる(同図(b))。したがって、測長用
センサ52でバネの全長を検出することにより、光コネ
クタ同志の結合上の問題を認識することができる。
【0029】次に、シリンジとニードルを備えたマスタ
コネクタヘッドの取り付け構造を説明する。図12は、
このマスタコネクタヘッドの取り付け構造の一例を示す
図である。
【0030】マスタコネクタヘッド40とシリンジ27
は同一の支持部材53に支持され、コネクタセット治具
における光コネクタのピッチLとマスタコネクタヘッド
の結合ピン41aとニードル27aの中心の距離Mが一
致している。支持部材53は少なくともコネクタの結合
方向へ移動させる軸を含む2軸方向以上に移動できる機
構部により駆動される。その為、検査用光コネクタが複
数配置されている場合、1つの光コネクタを検査してい
るときに予め次に検査する光コネクタにマッチングオイ
ルを供給(ディスペンス)することができる。したがっ
て、マッチングオイルの分配とコネクタ結合を同時に行
うことができるので、検査時間を短縮することができ
る。
【0031】次に、図1〜図13を参照して、上述した
実施例に係る光ケーブルの検査装置を用いた検査方法を
説明する。図13は検査方法の一例を示すフローチャー
トである。
【0032】まず、検査用光ケーブル5の一端に接続さ
れた光コネクタ5aをコネクタセット治具11にセット
し(ステップ101)、このコネクタセット治具11を
治具ベース18に取り付ける(ステップ102)。次
に、光ケーブル5の他端から露出した光ファイバ心線5
bの端部に対し、被覆の除去、鏡面カットなどの端面処
理を施す(ステップ103)。この端面処理された光フ
ァイバ心線5bを心線セット治具12にセットし(ステ
ップ104)、この心線セット治具12を治具ベース1
8に取り付ける(ステップ105)。以上の準備が完了
したら、検査装置に係るシステムの起動スイッチを入れ
る(ステップ106)。
【0033】次に、シリンジ27を用いて光コネクタ5
aのピン穴にマッチングオイルを供給し(ステップ10
7)、図1に示すように、コネクタセット治具11が保
持した光コネクタ5aと心線セット治具12が保持した
光ファイバ心線5bを、それぞれ、ロボット19が保持
したマスタコネクタ41とロボット20が保持したマス
タコネクタ41に光結合させる(ステップ108)。こ
の場合、コネクタ結合の問題の有無は、例えば測長用セ
ンサ52(図10(a)参照)で検出することができ
る。光コネクタ5a、光ファイバ心線5bが問題なくマ
スタコネクタ41に接続されたら、光ケーブル5の結合
損失および結合力を測定する(ステップ109)。な
お、光ケーブルの結合損失は検査光の出力値とパワーメ
ータ14による出力値とを比較することにより得ること
ができ、コネクタ同志の結合力は力センサ49により直
接検出することができる。光コネクタ5aが複数配置さ
れているときには、ステップ107、108、109を
その数だけ繰り返す。
【0034】結合損失の測定および結合力測定が終了し
たら(ステップ110)、コネクタセット治具11から
光コネクタ5a、心線セット治具12から光ファイバ心
線5bをそれぞれ取り外し(ステップ111)、光コネ
クタ5aのマッチングオイルを拭きとる(ステップ11
2)。
【0035】このように、本実施例に係る光ケーブルの
検査装置を用いると、検査データの再現性が良く、光コ
ネクタ付きケーブルを容易に検査することができる。特
に、光コネクタ付き光ケーブルの検査の高速化、省人化
に有効であり、作業環境の改善が実現される。
【0036】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、本実施例では一端に光コネクタ、
他端に光ファイバ心線が露出した光ケーブルに適用可能
な装置を一例として示したが、例えば2つの治具ベース
にコネクタセット治具あるいは心線セット治具を装着す
れば、両端が光コネクタの光ケーブルあるいは両端に光
ファイバ心線が露出した光ケーブルに適用できる。
【0037】また、上記実施例では光ファイバ心線が分
離した状態で供給され、それぞれの光ファイバ心線に光
コネクタが接続された光ケーブルを用いているが、すべ
ての光ファイバ心線が一括して接続されたケーブル一括
コネクタが接続された光ケーブルにも適用できる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、あらゆる種類の光ケーブルを簡単に検査す
ることができ、再現性の高い測定値を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ケーブルの検査装置
を示す斜視図である。
【図2】実施例に適用できるコネクタセット治具および
心線セット治具が装着された治具ベースを示す図であ
る。
【図3】図2に示す治具ベースに装着された心線セット
治具をA−A´線から見た図である。
【図4】図3に示す心線セット治具に装着できる特殊コ
ネクタが装着された心線セット治具を示す斜視図であ
る。
【図5】図2に示す治具ベースに装着されたコネクタセ
ット治具によるコネクタの把持方法の一例を示す縦断面
図である。
【図6】コネクタセット治具および心線セット治具との
結合の際に使用できるマスタコネクタの構成を示す斜視
図である。
【図7】マスタコネクタを保持する構造例を示す断面図
である。
【図8】マスタコネクタの結合ピンと検査用の光コネク
タのピン穴が一致しない状態を示す説明図である。
【図9】本発明に使用できる他のマスタコネクタヘッド
の構造例を示す図である。
【図10】検査光を入射または出射するマスタコネクタ
を保持したマスタコネクタヘッドの取付け構造の一例を
示す図である。
【図11】検査用の光コネクタとマスタコネクタの結合
状態を示す図である。
【図12】本発明に使用できるマスタコネクタヘッドの
取り付け構造の一例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例に係る光ケーブルの検査装
置を用いた検査方法の一例を示すフローチャートであ
る。
【図14】従来の光コネクタの結合構造を示す斜視図で
ある。
【図15】図1に示す検査装置で検査可能な光ケーブル
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…結合クリップ、2…光ケーブル、3…光コネクタ、
4…マスタコネクタ、5…光ケーブル、6…ケーブルド
ラム、11…コネクタセット治具、12…心線セット治
具、13…光源、14…パワーメータ、15、17…ロ
ボットベース、16、18…治具ベース、19、20…
ロボット、21、22…マスタコネクタヘッド、23、
24…ディスペンサ、25、26…エア配管、27、2
8…シリンジ、29、30…光ファイバリボン、31…
パーソナルコンピュータ。32…モニタ、33、34…
ロボット制御装置、40…マスタコネクタヘッド、41
…マスタコネクタ、42…ピン、43、44…平板、4
5…マスタコネクタハウジング、46…基台、47…リ
ニアガイド、48…ベース、49…力センサ、50…圧
縮コイルバネ、51…力センサアンプ、52…測長用セ
ンサ、53…支持部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタ又は光ファイバ心線が一端又
    は他端に接続された光ケーブルの検査装置において、 光コネクタ又は/及び光ファイバ心線を着脱自在に位置
    決めすることにより前記光ケーブルの両端を位置決めす
    る一対の位置決め手段と、 前記位置決め手段の一方により位置決めされた光コネク
    タ又は/及び光ファイバ心線の結合端面に検査光を入射
    する入射手段と、 前記位置決め手段の他方により位置決めされた光コネク
    タ又は/及び光ファイバ心線の結合端面から取り出され
    た出射光のパワーレベルを測定する測定手段とを備える
    光ケーブルの検査装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段は、前記光コネクタを
    保持するコネクタ保持部材又は/及び前記光ファイバ心
    線を保持する心線保持部材と、前記コネクタ保持部材及
    び前記心線保持部材を着脱自在に位置決めする位置決め
    部材を備える請求項1記載の光ケーブルの検査装置。
  3. 【請求項3】 前記心線保持部材は、被覆が除去され端
    面に鏡面加工が施された裸ファイバを挿入することによ
    り固定する光コネクタを内蔵している請求項2記載の光
    ケーブルの検査装置。
  4. 【請求項4】 前記入射手段又は/及び前記測定手段
    は、前記コネクタ保持部材により保持された光コネクタ
    又は/及び前記心線保持部材に内蔵された光コネクタと
    光結合するマスタコネクタを備えている請求項3記載の
    光ケーブルの検査装置。
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