JPH0560530B2 - - Google Patents

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JPH0560530B2
JPH0560530B2 JP86111191A JP11119186A JPH0560530B2 JP H0560530 B2 JPH0560530 B2 JP H0560530B2 JP 86111191 A JP86111191 A JP 86111191A JP 11119186 A JP11119186 A JP 11119186A JP H0560530 B2 JPH0560530 B2 JP H0560530B2
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membrane
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Minoru Oota
Kazuhiko Miura
Masatoshi Onoda
Tadashi Hatsutori
Seiji Fujino
Kenji Kanehara
Masanori Fukutani
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    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
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    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
    • G01P5/10Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring thermal variables
    • G01P5/12Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring thermal variables using variation of resistance of a heated conductor

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は膜式抵抗を有する直熱型流量センサ、
たとえば内燃機関の吸入空気量を検出するための
空気流量センサに関する。
〔従来の技術〕
一般に、電子制御式内燃機関においては、基本
燃料噴射量、基本点火時期等の制御のために機関
の吸入空気量は重要な運転状態パラメータの1つ
である。従来、このような吸入空気量を検出する
ための空気流量センサ(エアフローメータとも言
う)はベーン式のものが主流であつたが、最近、
小型、応答性の良い等の利点を有する温度依存抵
抗を用いた熱式のものが実用化されている。
さらに、温度依存抵抗を有する空気流量センサ
としては、傍熱型と直熱型とがある。たとえば、
傍熱型の空気流量センサは、機関の吸気通路に設
けられた発熱抵抗、およびその上流、下流側に設
けられた2つの温度依存抵抗を備えている。この
場合、上流側の温度依存抵抗は発熱抵抗による過
熱前の空気流の温度を検出するものであり、つま
り、外気温度補償用であり、また、下流側の温度
依存抵抗は加熱抵抗によつて加熱された空気流の
温度を検出する。これにより、下流側の温度依存
抵抗と上流側の温度依存抵抗との温度差が一定に
なるように発熱抵抗の電流値をフイードバツク制
御し、発熱抵抗に印加される電圧により空気流量
(質量)を検出するものである。なお、上流側の
外気温度補償用温度依存抵抗を削除し、下流側の
温度依存抵抗の温度が一定になるように発熱抵抗
を制御すると、体積容量としての空気流量が検出
できる(参照:特公昭54−9662号公報)。
他方、傍熱型に比べて応答速度が早い直熱型の
空気流量センサは、機関の吸気通路に設けられた
温度検出兼用の発熱抵抗、およびその上流側に設
けられた温度依存抵抗を備えている。この場合、
傍熱型と同様に、上流側の温度依存抵抗は発熱抵
抗による加熱前の空気流の温度を検出するもので
あり、つまり、外気温度補償用である。これによ
り、発熱抵抗とその上流側の温度依存抵抗との温
度差が一定になるように発熱抵抗の電流値をフイ
ードバツク制御し、発熱抵抗に印加される電圧に
より空気流量(質量)を検出するものである。な
お、この場合にも、外気温度補償用温度依存抵抗
を削除し、発熱抵抗の温度が一定になるように発
熱抵抗を制御すると、体積容量としての空気流量
が検出できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記発熱抵抗を基板に抵抗パタ
ーンを形成した膜式抵抗として構成した場合は耐
熱性樹脂によつてこの抵抗パターンは被覆保護さ
れて構成されており、従つて、空気流に含まれる
浮遊粒子が膜式抵抗のよどみ部分、境界層部分等
に付着してもバーンオフさせることは不可能であ
る。なぜなら、浮遊粒子の主成分であるカーボン
粒子のバーンオフ温度は通常800℃以上要求され
るのに対し、膜式抵抗の抵抗パターンを被覆保護
する耐熱性樹脂の溶融温度は400℃程度と低いか
らである。従つて、膜式抵抗に付着された浮遊粒
子はそのまま残存し、この結果、熱容量の増大、
熱放散特性の変化を招き、延いては、流量センサ
の感度および応答速度の低下および変化を招くと
いう問題点があつた。また、膜式抵抗の抵抗パタ
ーンを被覆保護する耐熱性樹脂を使用しない構成
にして、バーンオフを実行した場合、膜式抵抗が
800℃以上の温度に繰り返しさらされるため、膜
式抵抗の抵抗値が変化し、出力がドリフトすると
いう問題点があつた。
従つて、本発明の目的は膜式抵抗およびこの膜
式抵抗を備える基板への浮遊粒子の付着を防止、
あるいはごく少量に抑制し、感度および応答速度
が永く保証し得る直熱型流量センサを提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明において
は、 薄い平板状に形成された基板と、 この基板に形成された抵抗温度特性を有し、通
電により発熱する発熱部を備える抵抗層と、 前記抵抗層が形成された前記基板上に設けら
れ、前記抵抗層を覆うパツシベーシヨン膜と を有する膜式抵抗と、 流体の流れる通路内にて前記膜式抵抗が流体の
流れと平行となるように前記膜式抵抗を保持する
保持部材と を備え、しかも 前記基板の少なくとも上流側の面が流体の流れ
に対して傾斜した面となるように構成されている
ことを特徴とする直熱型流量センサとしている。
〔作用〕
上述の構成によれば、膜式抵抗の基板の少なく
とも上流側の面が流体の流れに対して傾斜した面
となるよう構成されていることにより、膜式抵抗
の少なくとも上流側でのよどみ部分、境界層部分
がなくなる。あるいは少なくなるため、その部分
への吸入空気中の浮遊粒子の付着を防止もしくは
ごく少量に抑制できる。
〔実施例〕
第3図は本発明に係る膜式抵抗を有する直熱型
空気流量センサが適用された内燃機関を示す全体
概要図である。第3図において、内燃機関1の吸
気通路2にはエアクリーナ3および整流格子4を
介して空気が吸入される。この空気通路2内に保
持部材(たとえばアルミニウム)5が設けられ、
そこに空気流量を計測するための通電により発熱
する発熱部を備えた抵抗温度特性を有する抵抗層
を備える膜式抵抗6が設けられている。膜式抵抗
6はフレキシブル配線7によつて、外気補償を行
なう膜式抵抗6と同様抵抗温度特性を有する抵抗
層を備える温度依存抵抗8と共に、ハイブリツド
基板に形成されたセンサ回路9に接続されてい
る。
センサ回路9は外気温度に対して膜式抵抗6の
温度が一定になるように該抵抗6の発熱量をフイ
ードバツク制御し、そのセンサ出力VQを制御回
路10に供給する。制御回路10はたとえばマイ
クロコンピユータによつて構成され、燃料噴射弁
11の制御等を行なうものである。
センサ回路9は、第4図に示すごとく、膜式抵
抗6、温度依存抵抗8とブリツジ回路を構成する
抵抗91,92、抵抗器93,比較器93の出力
によつて制御されるトランジスタ94、電圧バツ
フア95により構成される、つまり、空気流量が
増加して膜式抵抗6(この場合、白金抵抗)の温
度が低下し、この結果、膜式抵抗6の抵抗値が下
降してVl≦VRとなると、比較器93の出力によ
つてトランジスタ94の導電率が増加する。従つ
て、膜式抵抗6の発熱量が増加し、同時に、トラ
ンジスタ94のコレクタ電位すなわち電圧バツフ
ア95の出力電圧VQは上昇する。逆に空気流量
が減少して膜式抵抗6の温度が上昇すると、膜式
抵抗6の抵抗値が増加してVl≦VRとなり、比較
器93の出力によつてトランジスタ94の導電率
が減少する。従つて、膜式抵抗6の発熱量が減少
し、同時に、電圧バツフア95の出力電圧VQ
低下する。このようにして膜式抵抗6の温度は外
気温度によつて定まる値になるようにフイードバ
ツク制御され、出力電圧VQは空気流量を示すこ
とになる。
第5図は第3図の膜式抵抗6の近傍の拡大図、
第6図は第5図の−線断面図である。第5
図、第6図に示すように、膜式抵抗6において
は、その一端のみが断熱部材12を介して抵抗層
の形成される面が流れと平行、すなわち基板の最
小寸法部分である厚み部分が流れと対向するよう
に保持部材5に支持されている。なお、膜式抵抗
6を両持保持により保持部材5に固定すると、膜
式抵抗6が歪ゲージの作用、従つて、膜式抵抗6
の歪みによりその出力変化を招くという欠点が生
ずる。上述の膜式抵抗6の片持保持はこのような
歪ゲージ作用を防止するものである。
また、フレキシブル配線7は、2つのフレキシ
ブルな絶縁樹脂フイルムに挟まれた、パターン形
成された導体(たとえばCu)により構成されて
おり、ボンデイングワイヤに比較して、腐食、断
線等に強い構造をなしている。
また温度依存抵抗8は膜式抵抗6への空気の流
れを乱さない位置にに膜式抵抗6と同様にして保
持部材5に固定されており、フレキシブル配線
7′が接続されている。
第1A図は第5図の膜式抵抗6の部分拡大図、
第1B図は第1A図のB−B線断面図である。第
1A図、第1B図に示すように、膜式抵抗6にお
いては、シリコン単結晶基板61を熱酸化して得
られた二酸化シリコン(SiO2)層(図示せず)
上に上記抵抗層をなす白金(Pt)パターン層6
2が形成されている。白金パターン層62のうち
特に抵抗値が大きい部分62aは通電により発熱
する発熱部として作用すると共に、その抵抗値よ
りこの発熱部62aの温度が検出される。さら
に、白金パターン層62上にはこの白金パターン
層62を保護するためにパツシベーシヨン膜
(SiO2もしくはSi3N4)63が基板61の白金パ
ターン層62が形成された面全体を覆うように設
けられている。
本発明によれば、膜式抵抗6の基板61の上流
側にテーパ61bを設け、下流側にテーパ61c
を設けてある。このようなテーパ61b,61c
はシリコン単結晶基板61の異方性エツチングに
より得られる。たとえば、シリコン単結晶基板6
1のフラツト面(100)もしくは(110)面で構成
すると、テーパ61b,61cの面は(111)面
である。すなわち、異方性エツチングとは、シリ
コン単結晶の(111)面のエツチング速度が他の
面、たとえば(100)もしくは(110)面のエツチ
ング速度に比して著しく小さいというエツチング
速度の相違を利用して行つているものである。
このように、基板61の上流側のテーパ61b
により膜式抵抗6の上流側での空気流のよどみ部
分、境界層部分をほとんどないようにでき、吸入
空気中の浮遊粒子の付着を防止もしくは減少でき
る。また、基板61の下流側のテーパ61cによ
り、加速直後のバツクフアイヤ、バルブオーバラ
ツプ時における燃焼室からの燃焼ガスの吹き返し
等における空気流の逆流による浮遊粒子の付着も
同様にして、防止もしくは減少され、同時にセン
サが被る衝撃波が緩衝される。
なお、上述のテーパ形状は異方性エツチングに
よる(111)面に限定されるものではなく、機械
的な下降によるテーパ形状であつてもよい。
第2A図は第5図の膜式抵抗6の全体を示す正
面図、第3B図は第2A図のB−B線断面図であ
る。第2A図、第2B図において、シリコン単結
晶基板61には凹み61aが形成されており、こ
の凹み61aにPtパターン層62が形成されて
いる。なお、P1,P2はリード取出し部である。
一般に、発熱部62aとリード取出し部P1
P2との距離はできるだけ大きい方が好ましい。
さらに、Ptパターン層62における発熱部62
aの抵抗値はリード部62bの抵抗値よりも十分
に大きいことが好ましく、例えば10倍程度が好ま
しい。そのため、発熱部62aの線幅を小さくす
るか、あるいは厚さを小さくすることで発熱部6
2aの抵抗値を大きくすることも一案であるが、
比較的低い印加電圧で発熱部62aの温度を上昇
させる場合、安定した発熱を得ることが難しい。
他方、リード部62bの線幅を大きくするか厚さ
を大きくすることでリード部62bの抵抗値を小
さくすることも一案であるが、発熱部62aとリ
ード取出部P1,P2との間の断熱効果が低下し、
しかもリード部62bを覆うパツシベーシヨン膜
63が相対的に大きくなり、この結果、浮遊粒子
の付着が増加することになる。
第2A図、第2B図においては、基板61の凹
み61aにPtパターン層62特にそのリード部
62bを形成しているので、発熱部62aとリー
ド取出し部P1,P2の距離を大きくとつたまま、
すなわち、発熱部62aの断熱効果を大きくした
まま、リード部62bの抵抗値を小さくすること
ができる。さらにパツシベーシヨン膜63の膜厚
を薄く、しかも略平坦にすることが可能となり、
これにより、膜式抵抗6、特にそのパツシベーシ
ヨン膜63上に浮遊粒子が付着する可能性を低下
させることができる。さらにまた、流量センサと
して、膜式抵抗6の熱容量(ヒートマス)を減少
でき、熱拡散特性を向上させ、優れた感度および
速い応答速度を得ることができる。
なお、発熱部62aも基板61の凹みに形成す
ることもできる。
第7図は本発明の第2の実施例を示すもので、
本実施例においては膜式抵抗6が略L字形状に形
成されており、その一方の端部に発熱部62aが
形成されている。このように形成された膜式抵抗
6はその表面が空気の流れと平行となるように保
持されるのは上記実施例と同様であるが、さらに
膜式抵抗6の発熱部62aが形成されている部分
が空気の流れに沿つて平行に下流側へと向くよう
に保持部材5に保持される。なお、この膜式抵抗
6の基板も上記実施例と同様空気流に対して上流
側ならびに下流側の面はテーパ状に形成されてお
り、リード部、パツシベーシヨン膜等も上記実施
例と同様にして形成されている。
この構成によれば、浮遊粒子の発熱部62a近
くへの付着はこの発熱部62a近くで空気流のよ
どみ部分や境界層部分がほとんどないため防止あ
るいは極めて少なく抑えられる。
また膜式抵抗6の上流側に浮遊粒子が付着して
も、膜式抵抗6の主たる熱拡散部分である発熱部
62aから離れた位置に付着しているので、この
付着部分での熱拡散特性の変化が生じたとしても
膜式抵抗6の全体からすればその熱拡散特性の変
化はごくわずかなものであり、従つて感度および
応答速度の低下を抑制できる。
第8図は本発明の第3の実施例を示すもので、
本実施例では長方形状に形成された膜式抵抗6を
空気流と対向する膜式抵抗6の厚み部分が空気流
に対して所定角度θだけ傾斜するように保持部材
5に固定している。
この構成によれば、膜式抵抗6の基板にテーパ
部を形成することなく、膜式抵抗6の上流側、な
らびに下流側の面が流れ方向に対して傾斜した面
とすることができ、上記実施例と同様の効果が達
成できる。なお上記実施例と同様にテーパ部を基
板に形成すれば、さらに一層浮遊粒子の付着が防
止できるようになる。
なお、上記所定角度は浮遊粒子の付着防止効果
が十分に発揮され、かつ保持部材6への固定部分
での空気流への淫れによる感度低下がほとんどな
い範囲に設定されるもので、本発明者らによれば
40゜〜70゜が好適であることが確認されている。
第9図は本発明の第4実施例を示すもので、基
板61の上流側および下流側にはそれぞれ楔状に
突出した鋭面な突起61d,61eが形成されて
いる。なおこの突起61d,61eは端結晶シリ
コンからなる基板61の両面よりそれぞれ異方性
エツチングを施こすことにより形成され、例えば
Ptパターン層62が形成される面、およびその
裏面を(110)面とした場合には、突起61d,
61eの先端角度は略70゜となる。
このように構成することで上記実施例と同様の
効果が得られ、特に突起61d,61eの図にお
ける上側のテーパ部分の流さと下側のテーパ部分
の流さが等しい形とした場合には、その最先端部
における空気の流れのよどみ点付近での流速低下
の割合が最も小さくなり、浮遊粒子の付着防止に
極めて有効である。
第10図は本発明の第5の実施例を示すもの
で、第1の実施例と略同一の構成であるが、膜式
抵抗6のパツシベーシヨン膜63を基板61の上
流側および下流側のテーパ61b,61cの端部
よりそれぞれ上流側および下流側にわずか突出さ
せている(突出部63a,63b)。この突出部
63a,63bは、例えば単結晶シリコンからな
る基板61のPtパターン層62形成面を(111)
面とし、またテーパ61b,61cを異方性エツ
チングによるエツチング速度の速い面つまり
(100)面または(110)面とすれば、パツシベー
シヨン膜63形成後に異方性エツチングを行なう
ことにより突出部63a,63bを形成すること
ができる。
本構成において突出部63a,63bを形成し
たのは、上記第1の実施例のような構成ではパツ
シベーシヨン膜63端部への浮遊粒子の付着が進
行するとテーパ61b,61cにまで浮遊粒子が
堆積するようになる恐れがあるため、この付着量
を極力抑制するためである。
そして本構成において、例えば1〜2μmの厚
みにしたパツシベーシヨン膜63により5〜20μ
m程突出した突出部63a,63bを形成した場
合、浮遊粒子は突出部63a,63bの先端に集
中的に付着し、他の部分への付着が防止される。
そして、この突出部63a,63bの厚みが薄い
ので、付着量は極めて少なく、しかもパツシベー
シヨン膜63はSiO2あるいはSi3N4で構成され、
その熱伝導率が単結晶シリコンより小さなもので
あるため、浮遊粒子付着による特性への影響度を
少なくできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、膜式抵抗
への浮遊粒子の付着を防止もしくは減少でき、従
つて、流量センサの感度および応答速度を長期に
わたつて維持できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明の第1の実施例の直熱型流量
センサの膜式抵抗の一部を示す正面図、第1B図
は第1A図のB−B線断面図、第2A図は第1の
実施例の直熱型流量センサの膜式抵抗を示す正面
図、第2B図は第2A図のB−B線断面図、第3
図は第1の実施例の直熱型空気流量センサが適用
された内燃機関を示す全体概要図、第4図は第3
図のセンサ回路の回路図、第5図は第1の実施例
の膜式抵抗の保持部材への取付構造を示す構成
図、第6図は第5図の−線断面図、第7図、
第8図は本発明の第2、第3の実施例を示す膜式
抵抗の保持部材への取付構成を示す構成図、第9
図、第10図は本発明の第4、第5の実施例を示
す膜式抵抗の断面図である。 2……空気通路、5……保持部材、6……膜式
抵抗、7……フキシブル配線、61……基板、6
1a……凹み、61b,61c……テーパ、61
d,61e……突起、63……パツシベーシヨン
膜、63a,63b……突出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 薄い平板状に形成された基板と、 この基板に形成され抵抗温度特性を有し、通電
    により発熱する発熱部を備える抵抗層と、 前記抵抗層が形成された前記基板上に設けら
    れ、前記抵抗層を覆うパツシベーシヨン膜と を有する膜式抵抗と、 流体の流れる通路内にて前記膜式抵抗が流体の
    流れと平行となるように前記膜式抵抗を保持する
    保持部材と を備え、しかも 前記基板の少なくとも上流側の面が流体の流れ
    に対して傾斜した面となるように構成されている
    ことを特徴とする直熱型流量センサ。 2 前記基板の少なくとも上流側の面はテーパ状
    に形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の直熱型流量センサ。 3 前記膜式抵抗の基板が略L字状に屈曲してお
    り、前記保持部材により該基板はその一端部を下
    流側に向けて保持されており、しかも該基板に形
    成される前記抵抗層の前記発熱部が該基板の下流
    側に向いた部分に形成されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の直熱型流量セン
    サ。 4 前記膜式抵抗は長方形状をしており、かつ前
    記基板の前記抵抗層が形成される面が流体の流れ
    に対し斜めとなるよう前記膜式抵抗が前記保持部
    材により保持されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の直熱型流量セン
    サ。 5 前記抵抗層が形成される基板部分に凹みを形
    成し、該凹みに前記抵抗層を形成した特許請求の
    範囲第1項、第2項または第3項記載の直熱型流
    量センサ。 6 前記パツシベーシヨン膜は前記基板の上流側
    端部より上流側に突出していることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項
    に記載の直熱型流量センサ。 7 前記基板の少なくとも上流側の面は楔状に上
    流側に向かつて突出していることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか一項に
    記載の直熱型流量センサ。
JP61111191A 1985-08-13 1986-05-15 直熱型流量センサ Granted JPS62123318A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61111191A JPS62123318A (ja) 1985-08-13 1986-05-15 直熱型流量センサ
GB8619059A GB2179161B (en) 1985-08-13 1986-08-05 Direct-heated flow measuring apparatus
DE3627465A DE3627465C2 (de) 1985-08-13 1986-08-13 Direkt-beheizte Strömungsmeßvorrichtung
US07/223,673 US4843882A (en) 1985-08-13 1988-07-25 Direct-heated flow measuring apparatus having improved sensitivity response speed

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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JP60-176843 1985-08-13
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