JPH0560487U - 衣類煮沸洗濯機用の給水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常に高温な湯による洗浄が可能な衣類煮沸
洗濯機を提供する。 【構成】 衣類煮沸洗濯機は、高温に耐える材質で形成
され、結合グルーブを形成する為に前記タブ（２）の上
部壁の周囲を所定の間隔をおいて囲む下方に向かって延
在する内側突出部（１５）及び外側突出部（１６）を有
し、タブカバー（１０）の変形を防止する為に上部壁に
きつく取り付けられたタブカバー（１０）と、水道に直
接接続された給水管継手（９）を備えた給水装置と、流
入する水の水圧を調整する為に中が空洞状の中間部コネ
クター（８）と、柔軟な材質で、ひだ状のパイプに形成
された給水口（１１）を有する衣類煮沸洗濯機。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は衣類煮沸洗濯機に関するものであり、上記洗濯機は、タブに設けられ 洗濯水を所定温度に煮沸するヒーターを有し、特にタブカバーの一方側の表面に 給水口を備えた給水装置を提供するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の温水衣類洗濯機においては衣類温水洗浄の洗浄方法に対応するタンクの ヒーターを操作するが、水を煮沸する間に多量の蒸気を発生させ、タブの上部に 送ってしまう。従って、故障を防ぎ、洗濯機の電気構部を保護し、温度低下を減 少させる為にヒーター操作中、蒸気を完全に密閉するタブの上部開口部を要する 。

【０００３】 洗濯機のタブカバーは通常タブの上内部直径部に取り付けられており、外側周 囲縁はタブの上部に多数のボルトによって連結されている。タブカバーは更に、 衣類を出し入れする開口部に位置するインナーカバーと、所定の大きさに形成さ れ、給水をする穴と、水道に接続された給水口とを有する。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、本温水衣類洗濯機は温水による衣類の洗浄は可能であるが、熱 湯による洗浄は不可能である。インナーカバーと同様タブカバーも通常高温によ ってタブの壁部に、互いに対抗して広い溝を形成する形で変形を生じさせてしま う。その結果、大幅な温度の損失と呼ばれる多量の水蒸気の漏出を起こす。給水 口は非常に単純な形であるが、水道から供給される水の水圧が一定でない場合、 スムーズな給水に支障をきたし、タブカバー上に水が噴出し、洗濯機の機械部分 を損傷するという重大な問題を抱えている。

【０００５】 上記の構造は、米国出願第０７／８８５，８８５号及び第０７／８８４，１９ ６号において登録されており、各々、例えば９５度のような非常な高温における 衣類の洗浄の為の貯水構造とタブカバー構造を示している。

【０００６】 そこで、本考案の第１の技術的な課題は、上記欠点に鑑み、温水洗浄に加えて 非常に高温な湯による洗浄が可能な衣類煮沸洗濯機を提供することである。

【０００７】 本考案の第２の技術的課題は、タブの上部壁に、高温でも変形しない、効果的 な密閉力を有するインナーカバーを備えた衣類煮沸洗濯機を提供することである 。 本考案の第３の技術的課題は、タブカバーの開閉を妨げる事なく、水道に接 続された給水口よりスムーズな給水を行なう為の給水装置を備えた衣類煮沸洗濯 機を提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、タブ及び洗浄タンクを有する衣類煮沸洗濯機において、給水 装置を設けたタブカバーと、高温に耐える材質で形成され、結合グルーブを形成 する為に前記タブの上部壁の周囲を所定の間隔おいて下方に向かって囲む内側突 出部及び外側突出部を有するタブカバーと、流入する水の水圧を調整する為に所 定の容積を有する中間部コネクターと、水道に直接接続される給水管継手と、前 記中間部コネクターに接続され、タブ内に給水をする為の給水口とを備えた給水 装置とを有することを特徴とする衣類煮沸洗濯機が得られる。

【０００９】 また、本考案によれば、前記衣類煮沸洗濯機において、給水管継手より流入す る水の水圧を調整する為に中が空洞な箱型をした中間部コネクターを有すること を特徴とする衣類煮沸洗濯機が得られる。

【００１０】 すなわち、本考案は衣類煮沸洗濯機に関するものであり、付随するタブカバー は高温に耐え、結合グルーブを形成する為にタブの上部壁を所定の間隔において 締めつけて囲みタブカバーの歪みを防止し、下方に向かって延在する内側突出部 と外側突出部とを有する。水供給装置は、水道に接続された給水管継手と、流入 された水の水圧を調整する中間部コネクターと、柔軟性のある材質で、ひだ状に 形成された給水口を有する。

【００１１】

【実施例】

図１は衣類煮沸洗濯機の外形を示している。本体１は洗濯水を溜めるタブ２と 、衣類を保持する洗濯タンク３とを有する。タブ２は、洗濯タンク３と、洗濯タ ンク３の外底部と内底部との間に設けられたヒーター６とを有する。洗濯タンク ３は内部にパルセータ４を有し、パルセータ４はギアボックスとモーター部を構 成する駆動部５に接続されており、これは従来技術と同様であるので詳細な説明 は省略する。

【００１２】 本考案は水供給装置が設けられたタブカバー１０を有する衣類煮沸洗濯機に関 するものである。タブ２は、タブ２の所定の高さより、外側に若干突出した上壁 の水ガイド１２を有し、タブ２内に水を流入する。タブカバー１０は高温に耐え る材質で形成されており、タブ２の上部壁に設置され、内側と外側の突出部１５ 、１６が下方に向かって延在し、一定の間隔においてタブ２の周囲縁を囲み、結 合グルーブを形成している。これによりタブ２の上部壁はきつく挟み込まれてい る。タブカバー１０は更に蝶番１３に結合され、洗濯タンク３への衣類の出し入 れを可能にするインナー１４を有する。従ってタブカバー１０の密閉が蒸気の漏 出を防止することになる。

【００１３】 水供給装置は、流入水の水圧に適した所定の容積を有する中間部コネクター８ と、水道に直接接続する給水管継手９と、中間部コネクター８に連結され、タブ ２に給水する為にタブカバー１０上に設けられた穴に接続された給水口１１を有 する。中間部コネクター８は中が空洞の箱型をしており、給水管継手から流入さ れる水の水圧を調整する。給水口１１は柔軟性のある材質で、ひだ状に形成され ている。その為、水圧調整された水は、タブカバー１０上に噴出する事なくタブ ２内に流入される。

【００１４】 従って、本考案は蒸気による電気機器の損傷と、温度の損失を防ぎ、最適な洗 濯操作を行なうものである。更に、タブカバーの設置により従来の湯を使用する 洗濯機に比べてより高温での洗濯が可能であり、洗濯の効率を高める。

【００１５】

【考案の効果】

以上の説明の通り、本考案によれば、高温洗浄による優れた洗浄を提供し、湯 又は熱湯による洗浄サイクル中において、タブ上の内側カバーの密閉が浪費を削 減し、更に蒸気の漏出を阻止する事によってヒーターの電気構部を保護する効果 がある。

【００１６】 また、本考案によれば、非常に高温な湯による洗浄が可能であり、高温によっ て変形しないインナーカバーにより効果的な密閉力を有し、給水装置によって、 タブカバーの開閉を妨げる事なく、水道に接続された給水口よりスムーズな給水 を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係わる衣類煮沸洗濯装置を示
す縦斜視図である。

【図２】本考案の実施例に係わる主要部を示す斜視図で
ある。

【図３】本考案の実施例に係わるタブカバーの表面上部
を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ タブ ３ 洗浄タンク ４ パルセータ ５ 駆動部 ６ ヒーター ８ 中間部コネクター ９ 給水管継手 １０ タブカバー １１ 給水口 １２ 洗浄水ガイド １３ 蝶番 １４ インナー １５ 内側突出部 １６ 外側突出部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 タブ及び洗浄タンクを有する衣類煮沸洗
   濯機において、 給水装置を設けたタブカバーと、 高温に耐える材質で形成され、結合グルーブを形成する
   為に前記タブの上部壁の周囲を所定の間隔おいて下方に
   向かって囲む内側突出部及び外側突出部を有するタブカ
   バーと、 流入する水の水圧を調整する為に所定の容積を有する中
   間部コネクターと、水道に直接接続される給水管継手
   と、前記中間部コネクターに接続され、タブ内に給水を
   する為の給水口とを備えた給水装置とを有することを特
   徴とする衣類煮沸洗濯機。
2. 【請求項２】 請求項１記載の衣類煮沸洗濯機におい
   て、 給水管継手より流入する水の水圧を調整する為に中が空
   洞な箱型をした中間部コネクターを有することを特徴と
   する衣類煮沸洗濯機。