JPH0560140B2 - - Google Patents

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JPH0560140B2
JPH0560140B2 JP23481685A JP23481685A JPH0560140B2 JP H0560140 B2 JPH0560140 B2 JP H0560140B2 JP 23481685 A JP23481685 A JP 23481685A JP 23481685 A JP23481685 A JP 23481685A JP H0560140 B2 JPH0560140 B2 JP H0560140B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、クレジツトカード、身分証明カー
ド、銀行カードあるいはICカードなどに代表さ
れるような、カード所持者が正当なカード所有者
またはその代理人であることを識別する能力を持
つたカード(以下識別カードと称する)に係り、
識別カードにおける暗証番号の照合方法およびそ
の方法を使用するカード照合装置に関する。特に
所定回数の暗証番号の誤入力があると以後の処理
を制限する識別カードにおける、暗証番号の盗用
を防止する暗証番号の照合方法およびそのための
装置に関する。なお、この発明の識別カードは、
一般的な偏平形状のもののみならず、鍵状あるい
は棒状のものも含むものとする。
(従来の技術) クレジツトカード、身分証明カードなどのいわ
ゆる識別カードの使用に際して、カードの正当な
所有者であることの確認のためにカードの所有者
に暗証番号を入力させて、このカードに対応する
正しい番号が入力された場合にのみ、買い物が出
来たり、あるいは入場が許可されたり、又情報の
読み出し書き込みが出来たりする様に所定の処理
が許可されるようにすることがカードシステムに
於て行われている。
暗証番号の秘密を守るために、誤入力の回数を
制限し、一定回数以上誤入力すると、カードでの
処理がロツクされて使用不可能になる識別カード
が使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) 暗証番号は、カード所有者がおぼえていなけれ
ばならないので、通常4桁程度の短い数字などの
文字列で構成される。番号の選択はカード所有者
の任意であるが、おぼえやすいことから自宅の電
話番号、生年月日、車のナンバーなどの数値の一
部を取つてそれを組合わせて暗証番号にする人が
多い。この様な場合カードと一緒に、これらを記
載した手帳や身分証明書を紛失すると、これらの
記載を手がかりに暗証番号が推測され得る。警察
庁の調べによると、昭和59年1月から10月までに
他人のカードの暗証番号を知つて不正使用したケ
ースのうち、36%は番号の推測に成功したものと
の調査結果(昭和60年2月19日付朝日新聞(夕
刊)第3面の記事による。)があり、社会的にも
問題となつており、その対策が強く望まれてい
る。
暗証番号は、電話番号や生年月日の数値とは桁
数が相違する場合や、これらの数値と同一になる
事を避けるために、その数値を入れ替えたりし
て、他人が推測しにくい番号に作ることが多い。
このようにして作つた暗証番号は、カード所有者
の電話番号や生年月日の数字を基に試行錯誤しつ
つくりかえし入力すれば正しい暗証番号と一致す
る可能性が高い。通常カード所有者自身が暗証番
号を誤入力することも有り得るので、カードを受
け入れる装置は所定回数の誤入力を許容するよう
に出来ている。それを利用して暗証番号を推測し
て盗用する機会がある。
(問題点を解決するための手段及び作用) この危険性を防止するために、本発明において
は、入力された暗証番号をメモリに登録しておい
た正規の暗証番号と照合し、不一致であつた場合
に、入力された暗証番号の文字列が、あらかじめ
登録されている電話番号、生年月日などカード使
用者固有の使用文字列のいずれか一つに、少なく
とも部分的に一致するかどうか検出し、一致があ
れば、一致信号を発生して、不正使用に対する警
告や不正使用防止の為の処置などの利用に供す
る。
(効果) 暗証番号不一致のたびに上記のチエツクを行な
うので、あらかじめ登録された電話番号や生年月
日などの使用文字例を使つた誤つた暗証番号を入
力すれば、必らず一致信号が発せられる。従つ
て、最初から暗証番号が正しく入力された場合以
外は、暗証番号が盗用される機会を著しく減少さ
せる。従つて、暗証番号の秘密が守られている限
り、識別カードが盗用されることはほとんど無く
なる。
暗証番号の誤入力の許容回数の範囲内で、第三
者が犯し得る暗証番号の類推を検知して一致信号
や一致の内容を出力するので、識別カードの盗用
を防止し、またそうした悪意の企画を不可能にす
るので、識別カードの安全性を高める効果があ
る。
(実施例) 本発明をICカードの場合に適用した実施例を
添付図面を参照して説明する。第1図は、ICカ
ードによる識別カードの構成を示すもので制御部
CPU1とメモリ部ROM2,RAM3,EPROM
4とで構成され、ワンチツプないし数チツプの
ICで形成され、制御部を介してメモリ部に記録
されたデータをアクセスする。第2図はICカー
ドを使用するためホストコンピユータに接続する
ためのインタフエイス(ICカードリーダーライ
ター)を示すものである。
次に、第3図により実施例のメモリの論理構成
を説明する。メモリには、データを記憶するため
のデータ・メモリ・エリア、暗証番号を記憶する
ための暗証番号エリア、カード所有者の自宅の電
話番号、生年月日などを記憶するための使用文字
列エリア、暗証番号の誤入力を記憶するためのセ
キユリテイ・マーク・エリアが必要であり、メモ
リが記録されていることを示すメモリ・フオーマ
ツト・マーク・エリアを設けてある。
暗証番号エリア、使用文字列エリア、セキユリ
テイ・マーク・エリア等は記録内容の改変を防ぐ
ためにROMなどの書替不可能なメモリ、または
プログラムなどの他の手段により容易に書き換え
ができないようにしたEPROM(または
EEPROM,RAM)等に設定されている。
暗証番号は、個人が第三者に容易に知られない
ように決定した個人カード(IDコード)と、例
えばクレジツトカードを発行した銀行・会社など
が個人カードと同様に決定した組織コード、発行
コードあるいは固有の製造コード(キー)があ
る。暗証番号自体は数字による番号の場合と、英
文字、カナ等の文字形態の場合もある。
制御部は、暗証番号エリアに記録された正しい
暗証番号と、入力された暗証番号とを比較し、相
互の暗証番号が不一致の場合には誤入力回数をカ
ウントする手段と、誤入力された暗証番号と使用
文字例エリアに記録された文字列と比較して、完
全にまたは部分的に一致すれば一致信号を発する
手段を有する。
暗証番号の誤入力をカウントする手段は、誤入
力を許容する回数をカウンタにあらかじめセツト
しておき、許容回数に達したらカウンタがリセツ
トすればよい。但し、第3図に示したセキユリテ
イ・マーク・エリアに誤入力のたびにマークして
おけば、誤入力の記録が得られる。
次に第4図に示すセキユリテイ・マーク・エリ
アの中の1セグメントの論理図及び第5図に示す
フローチヤートにより、この実施例での暗証番号
の誤入力に対するデータへのアクセスの制限につ
いて詳述する。第4図において、aはセグメント
に暗証番号の誤入力回数の書き込みのエラービツ
ト(ビツト0,ビツト1,ビツト2)ないしリセ
ツトビツト(ビツト3)の書き込みのない場合を
示したものですべてのビツトは1である(各ビツ
トは書き込み前は1で書き込み後は0となる)。
ここで、暗証番号の誤入力があると、エラービツ
トの書き込み可能な最下位のビツト(ビツト0)
に第1回目の誤入力が記録される。即ち、最下位
ビツト(ビツト0)が1→0に変る。(第4図b)
次に、暗証番号の第2回目の誤入力があるとエラ
ービツトの書き込み可能な最下位である2桁目の
ビツト(ビツト1)が1→0になる(第4図c)。
そして、第3回目の誤入力があると3桁目のビツ
ト(ビツト2)が1→0に変わり(第4図d)、
セグメント中にエラービツトの末書き込みビツト
が無くなるロツク状態(入出力禁止状態)にな
り、誤入力回数の許容限度に達する。
上述の説明を実際のICカードによる識別カー
ドの使用順序に従つてフローチヤート(第5図)
により説明すると以下の如くである。
まず、ステツプ100でICカードを入出力装
置に挿入することにより、初期設定する。次い
で、ステツプ101でセキユリテイ・マーク・エ
リアの最新の末書き込みセツトビツト(リセツト
ビツト=1)のセグメントを読出し、ステツプ1
02で暗証番号誤入力が3回記録されているか
(不正使用が3回か)を入出力装置によりチエツ
クする。そして、暗証番号の誤入力回数が3回未
満であれば(YES)、ステツプ103に進み、IC
カードへのデータの読出し・書込みのコマンドを
入力する。また、ステツプ102で暗証番号の誤
入力回数が3回に達していれば(NO)、入出力
装置がエラーを表示する(ステツプ104)。
ステツプ103でコマンドを入力すると、ステ
ツプ105、ステツプ110でデータの読出し・
データの書込みを決定し、各々ステツプ106
、ステツプ111で暗証番号を入力する。そし
て、ステツプ107、ステツプ112で暗証番号
を確認し、暗証番号が正しければステツプ10
8、ステツプ113でデータの読出し・書込みデ
ータの入力をさせてステツプ150〜152でエ
ラーカウントリセツト(後述する)して、終了す
る。ステツプ107、ステツプ112で暗証番号
の誤入力が確認されれば、ステツプ200で誤入
力された暗証番号と、使用文字列エリア(第3
図)に記憶されている生年月日、電話番号等の使
用文字列照合を行い、部分的にでも一致している
と判断すれば、悪意の第三者による暗証番号盗用
の疑いがあるので、一致信号を出力する。ステツ
プ200で一致なしと判断すれば、ステツプ12
0に於て、ステツプ101で読出したセグメント
を再び読出して、前回の誤入力回数が0回である
か否をステツプ121で判定する。そして、前回
の誤入力回数が0回(今回の暗証番号の誤入力回
数が1回目)のとき(YES)には、ステツプ1
22に進みセグメントの最下位のエラービツトに
誤入力を記録してステツプ101にリターンす
る。また、ステツプ121で前回の誤入力回数が
0回でないときにはステツプ123に進み前回の
誤入力回数が1回(今回の誤入力が2回目)であ
るか否を判定し、1回であるとき(YES)には、
ステツプ124でセグメントの2桁目のエラービ
ツトを書き込みステツプ101にリターンする。
また、ステツプ123で前回の誤入力回数が1回
でないとき(NO)(すでに2回の誤入力がある
とき)には、ステツプ125に進み前回の誤入力
回数が2回(今回の誤入力回数が3回目)である
かを判定し、前回の誤入力回数が2回あるとき
(YES)には、ステツプ126でセグメントの3
桁目を書込みステツプ127でエラー表示し終了す
る。そして、ステツプ125ですでに3回の誤入
力があるときには(NO)、直ちに終了する。
正しい暗証番号が入力された場合のエラーカウ
ントリセツト(ステツプ150〜152)は不可
欠なものではないが、これにより過去のエラーカ
ウントが累積せずに常時3回の暗証番号誤入力許
容を確保できる。ステツプ150でステツプ10
1に読出したセグメントを再び読出して、ステツ
プ151で、誤入力回数が0(第4図a)であれ
ば直ちに終了するが、エラービツトが書込まれて
いる場合(第4図bまたはc)は、ステツプ15
2でリセツトビツト(ビツト3)を書込んで(1
→0にして)、(次回からは次のセグメントの第4
図aの状態(ビツト3=リセツトビツト=1)を
ステツプ101で読出すようにする。次にステツ
プ200の使用文字列照合について、第6図およ
び第7図の実施例により詳細に説明する。
まず第6図の実施例の全体の動作を説明し、次
に具体的な例でさらに説明する。
第6図において、ステツプ201で文字列照合
を開始する。ステツプ202で、使用文字列エリ
アに記憶されている生年月日、電話番号等のうち
より一項目を読出し、ステツプ203で誤入力さ
れた暗証番号と比較する。生年月日、電話番号等
の文字列は、通常4桁程度の暗証番号よりも長い
が、例えば、文字列の頭部より比較して誤入力さ
れた暗証番号の長さまでの範囲で一致していれば
ステツプ224で、一致信号を出力する。
なお一致信号の出力手段としては種々のものが
可能であり、例えば、銀行カードにおいて、管理
者に聞える位置で警報音を発すれば、適切な不正
防止処置が可能であるし、誤入力した顧客に対し
て、デイスプレイ装置で表示すれば、悪意ある行
動の動機を抑制する。ステツプ203で不一致の
場合は文字の終端が比較されているかどうかを調
べ(ステツプ210)、終了でなければ、同じ文
字列の次の文字から比較する。例えば、暗証番号
をAレジスタ、生年月日をBレジスタに記憶し
て、C比較器で比較している場合は、Aレジスタ
の出力を一桁遅らせてC比較器に出力すれば暗証
番号の一桁目は生年月日の2桁目と比較され、以
下順次に暗証番号の最後の桁まで一桁ずつ、ずれ
て比較される。(ステツプ211から203へ戻
るループ)。ステツプ210で文字列の最後の桁
の比較が検出されればステツプ220で使用文字
列エリアの全部の文字列の比較が終了するまで、
ステツプ202に戻り、使用文字列エリアより、
次の一項目を読出して、比較を反復する。不一致
のままステツプ220でエリアの全文字列の比較
の終了が検出された場合は、使用文字列照合を終
了する。
ここで具体的な列を取り上げて、文字列照合の
動作を説明する。例えばカード所有者の生年月日
が1950年10月8日とすると、使用文字列エリアに
記憶される文字列は19501008となる。ここで正し
い暗証番号(例えば、4ケタの1908と仮定する)
を知らない人が、カード所有者の生年月日を知つ
てその数値から暗証番号を予測して正しくない番
号5010を入力したとする。この場合第5図のステ
ツプ112あるいは107で暗証番号不一致とな
り、ステツプ200で使用文字列照合の動作に入
る。まず最初に、不正な暗証番号5010と生年月日
の文字列の上位4ケタが比較される。すなわち
5010と1950とが比較され、不一致であるのでステ
ツプ210に進む。文字列の数値全部照合済でな
いので、ステツプ211に進み、比較される文字
列を1950から1桁右へずらし9501とする。そし
て、不正な暗証番号5010と4ケタの文字列9501と
が比較され、再び不一致となつて比較される文字
列を1桁さらにずらし、5010となる。そして、不
正な暗証番号5010と4ケタの文字列5010は一致す
るのでステツプ224で一致信号が発生する。
もしも、不正な暗証番号が生年月日から予測さ
れたものでなく、電話番号から予測されたもの
で、例えば電話番号が03−952−1141であつて不
正に予測して入力した番号が3952であつたとすれ
ば生年月日の文字列とは一度も一致しないのでス
テツプ210で生年月日との文字列照合が終了す
るとステツプ220へ進み、使用文字列エリアに
記憶された電話番号の文字列039521142との照合
がステツプ202より開始される。以下生年月日
の文字列との照合動作と同様に比較が行われ、結
局一致信号が発せられることになる。この例の場
合、比較は文字列の上位4ケタから開始したが下
位4ケタから比較し始めて順次上位へと桁をずら
していつてもよい。
暗証番号全体と使用文字列の比較ではなく、暗
証番号の部分ごとの比較を順次反復して、文字列
全体に及ぶようにすれば、誤入力の状態を一層正
確に理解できるので、第7図のフローチヤート
に、この第2の実施例を示す。この場合も、全体
の流れを説明して次に具体的な例でさらに説明す
る。ステツプ201からステツプ220までは第
6図の実施例と同様であるから説明を省略する。
ステツプ230において、例えば4桁の暗証番号
から、1文字例えば最上位1ケタを取り出し、ス
テツプ231で、使用文字列エリアの中の一項の
中の一文字とを比較する。YESであれば一致の
内容をステツプ233でRAM3(第1図)に一
時記憶し、NOであれば、第6図と同様のループ
で逐次比較する。ステツプ231で一致となりス
テツプ233でそれを記憶した後、ステツプ23
2で比較する一文字が暗証番号の終端かどうか確
認する。すなわち暗証番号の各桁の文字の全部が
それぞれ文字列の各文字と比較されたかチエツク
する。暗証番号の各1桁が全部比較済みでないな
ら、ステツプ234で比較する暗証番号を一桁前
進して、ステツプ235で文字列の次の桁以降を
読出して、ステツプ230へ戻つて次の1桁と文
字列の次の桁以降との比較を再び繰り返す。
以上の様に、ある1つの使用文字列の数値と入
力された正しくない暗証番号の各部分(1桁)と
の比較が終了すると、ステツプ236に進む。こ
こでは、今までの比較動作で少なくとも、入力さ
れた正しくない暗証番号の1部(1桁)が使用文
字列の1部(1桁)と一致したことがあつたかど
うかチエツクされる。もしあればステツプ237
で一致信号を発生すると伴に、ステツプ233に
おいて記憶された一致した部分を出力し、場合に
よつては表示装置によつてその内容を示す。こう
することによつて、暗証番号誤入力の過程と誤ま
りの内容がカード使用者あるいは管理者に明らか
にされるので、不正使用防止及び不正使用対策上
の有効な手段となる。なお、ステツプ236で
NOとなる場合は入力された暗証番号がいづれの
使用文字列の各部分とも一致しない場合である。
次に、以上の第2の実施例を具体的な場合を例
にとつて説明する。例えばカード所有者の生年月
日が1952年10月29日とすると、使用文字列エリア
に記憶される文字列は19521029となる。ここで正
しい暗証番号(例えば、4ケタの1512と仮定す
る)を知らない人が、カード所有者の生年月日を
知つて、その数値から暗証番号を予測して、正し
くない番号2102を入力したとする。この場合第5
図のステツプ112あるいは107で暗証番号不
一致となり、ステツプ200で使用文字列照合の
ステツプとなる。まず最初に、ステツプ231
で、不正な暗証番号2102の内最上位1桁の2と生
年月日の文字列19521029の内最上位1桁の1とが
比較される。ここで不一致であるのでステツプ2
10に進み、文字列の全部の文字(1桁)と比較
したかどうかチエツクされる。全部比較は行われ
ていないのでステツプ211で比較される文字を
1桁ずらして9とし、これと暗証番号の上位1桁
の2とが比較される。再び不一致となり、以下文
字列の桁をずらしつつ比較が繰り返され、文字列
の内2が表われた所で一致してステツプ233へ
と進む。ここでは一致した2をRAM3に記憶さ
せる。次にステツプ232で暗証番号のすべての
数値(1桁)が比較されたかチエツクされ、この
場合未だ2のみが比較されたかだけであるから、
次にステツプ234で比較される暗証番号の部分
を1桁ずらし1とし、ステツプ235で生年月日
の文字列の次の桁以降1029を読出し、ステツプ2
31に戻つて、一文字ずつ順次比較される。比較
の動作は前述と同様である。この例では4回の一
致が現われ、一致した文字がそれぞれRAM3に
記憶される。
もしも、正しくない暗証番号が生年月日でなく
電話番号の文字列を基に予測されて入力したもの
であれば、生年月日の文字列との比較が終ると
(すなわち一致がないまま)ステツプ220で別
の文字列すなわち電話番号の文字列が次に選らば
れ、電話番号の文字列と正しくない暗証番号との
比較が同様に行われる。
以上2つの実施例においては使用文字列エリア
に記憶される文字列はこの実施例の説明の生年月
日や電話番号だけに限るものできなく、必要に応
じて、他人に知られる可能性のあるもの例えば、
自動車のナンバープレートの番号や、住所の番
地、保険証の番号等、カード所有者固有の番号や
記号を任意に何項目でも使用することができる。
又、暗証番号との比較の順序も上述の実施例の順
に限るものでなく、任意に設定できる。
又、第1の実施例では文字列の数字の順と同じ
順序に並んだ不正暗証番号でないと一致信号が得
られないが、第2の実施例では、使用文字列の中
から1桁ずつ順序を入れ替えても一致信号が得ら
れ、又、使用文字列の中の1文字を選び他のでた
らめな数値と組合せて不正な暗証番号を作つても
やはり一致信号が出るので、不正行為に対する予
防的効果が大きい。さらに、この第2の実施例で
は不正な暗証番号を1桁ずつ区切つて使用文字列
と比較したが、本願発明においては、1桁に限る
ものではなく2桁または3桁毎でもよいし、ある
いは、暗証番号の桁数に応じてその比較桁数を任
意に選ぶことができる。
以上の説明は、本発明で使用する識別カードお
よび本発明の識別カードをICカードにより実施
した例についてであるが、次に本発明の識別カー
ドにおける暗証番号の照合方法で使用する識別カ
ードを磁器カードによつて実施した場合を、第8
図を参照して説明する。磁器カードは、ICカー
ドのようにCPUと処理プログラムを内蔵してい
ないので、カードリーダーにカードを挿入してリ
セツトすると、最初にステツプ300でカードに
磁器記録されている番号(例えば銀行カードなら
ば口座番号など)をホストコンピユータに知らせ
る。次にホストコンピユータに記録されているこ
のカードの使用暦の中から最新の未書込リセツト
ビツトのセグメントを読出す(ステツプ301)。
以下、第5図と同じ番号のステツプの処理は、第
5図の説明のICカードの場合と実質的に同様で
あるので説明は省略するが、磁器カードには
CPUが内蔵されていないので、ホストコンピユ
ータが口座番号と対応させて記憶している暗証番
号をホストコンピユータ自身が読出して処理す
る。他の処理もホストコンピユータ内で行われ
る。ステツプ320またはステツプ350で再度
ホストコンピユータに記録されたこのカードの使
用暦を読出して、以下ICカードの場合と同様の
手順でホストコンピユータが、暗証番号誤入力の
処理を行なう。
ステツプ200の使用文字列照合は第6図、第
7図により説明したICカードと同じ過程により、
ホストコンピユータが実行する。但し、使用文字
列エリアは磁器カード上に磁器記録させておく
か、または、ホストコンピユータに記憶させて置
いても良い。ステツプ224またはステツプ23
7の一致信号出力は、ICカードの場合と同様に、
リーダーライターまたはホストコンピユータが行
なう。
磁器カードの構造及びホストコンピユータの構
成についてはいづれも公知のものであるので詳細
な説明は省略する。ICカードの場合は第1図の
構成であつたが、これらの機能がホストコンピユ
ータ側に備えられ、磁器カードは第1図の
EPROM4の役目をはたす磁器記録ストライプが
カードに塗布されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は識別カードの一種類であるICカード
の回路構成を示すブロツク図、第2図は、ICカ
ードを接続して用いるリーダー・ライターとホス
トコンピユータのブロツク図、第3図は、本発明
による識別カードをICカードで実施した例のメ
モリ・マツプ、第4図は、暗証番号誤入力を記録
する論理図、第5図は、ICカードによる実施例
のフローチヤート、第6図および第7図は、第5
図と第8図のステツプ200で示した使用文字列
照合の実施例の詳細フローチヤート、第8図は磁
器カードによる実施例のフローチヤートである。 1……CPU、2……ROM、3……RAM、4
……EPROM、200……誤入力された暗証番号
とカード所有者の使用文字列を、照合するステツ
プ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カードの正しい所有者であることを識別する
    ための数字あるいは文字からなる所定の暗証番号
    を記憶した識別カードがあつてかつ記憶した前記
    所定の暗証番号と入力された暗証番号とが合致し
    たときにのみ所定の処理を許可するようにしたカ
    ードシステムの暗証番号の照合方法であつて、 あらかじめ前記識別カードに内蔵した記憶手段
    に前記所定の暗証番号とは異なる少なくとも1種
    類の符号列を記憶し、 前記入力された暗証番号と前記記憶した所定の
    暗証番号とを照合し、 前記入力された暗証番号と前記記憶した所定の
    暗証番号とが不一致のときに前記記憶手段の前記
    符号列から前記所定の暗証番号よりも桁数の少な
    い一部を読み出し、 読み出された前記符号列の一部と前記入力され
    た暗証番号とを比較し、 前記符号列の一部が前記入力された暗証番号の
    中に含まれているかどうか判定し、 前記符号列の一部が前記入力された暗証番号の
    中に含まれていると判定されたときに、一致信号
    を発生する ことを特徴とするカードシステムの暗証番号の照
    合方法。 2 特許請求の範囲第1項において、 前記記憶手段から前記符号列の一部を読みだす
    ときは、前記符号列の内から前記所定の暗証番号
    の桁数より少い桁数の符号を所定の順序で読み出
    し、前記入力された暗証番号と前記読み出された
    符号とを順次桁をずらしながら比較して、前記符
    号列の全符号が前記入力された暗証番号と比較さ
    れる様にしたことを特徴とするカードシステムの
    暗証番号の照合方法。 3 特許請求の範囲第1項において、 前記記憶手段から前記符号列の一部を読み出す
    ときは、前記符号列の内から前記所定の暗証番号
    の桁数より少い所定の桁数の符号を所定順序で読
    み出し、前記入力された暗証番号と前記符号列の
    一部との比較のときは、前記入力された暗証番号
    の内前記所定の桁数と同じ桁数の文字と前記読み
    出した所定の桁数の符号とを順次桁をずらしなが
    ら比較して、前記符号列の全符号が前記入力され
    た暗証番号の全文字と比較される様にしたことを
    特徴とするカードシステムの暗証番号の照合方
    法。 4 カードの正しい所有者であることを識別する
    ための数字あるいは文字からなる所定の暗証番号
    を記憶した識別ICカードがあつてかつ記憶した
    前記所定の暗証番号と入力された暗証番号とが合
    致したときにのみ所定の処理を許可するようにし
    たカードシステムのICカード照合装置であつて、 前記所定の暗証番号を記憶する第1の記憶手段
    と、 前記所定の暗証番号とは異なる少なくとも1種
    類の符号列を記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記所定の暗
    証番号と前記入力された暗証番号と照合する手段
    と、 前記照合する手段において、前記入力された暗
    証番号と前記記憶した所定の暗証番号とが不一致
    のときに、前記第2の記憶手段の前記符号列から
    前記所定の暗証番号よりも桁数の少ない一部を読
    み出す手段と、 前記読み出す手段で読み出された前記符号列の
    一部と前記入力された暗証番号とを比較する手段
    と、 前記符号列の一部が前記入力された暗証番号の
    中に含まれているかどうか判定する手段と、 前記符号列の一部が前記入力された暗証番号の
    中に含まれていると判定されたときに、一致信号
    を発生する信号発生手段 とを含んでなることを特徴としたICカード照合
    装置。 5 特許請求の範囲第4項において、 前記識別ICカードは記憶部とCPUとを備えた
    マイクロコンピユータを内蔵するICカードであ
    つて、前記記憶部は前記第1記憶手段と前記第2
    記憶手段を構成し、前記照合する手段と前記比較
    する手段と前記一致信号を発生する手段は前記
    ICカードに内蔵された前記マイクロコンピユー
    タで構成されることを特徴とするICカード照合
    装置。 6 特許請求の範囲第4項から第5項までのいず
    れかにおいて、前記符号列の一部を読み出す手段
    は前記第2記憶手段に記憶された符号列から前記
    所定の暗証番号より少い桁数の符号を所定の順序
    で読み出し、前記比較する手段は前記入力された
    暗証番号と前記読み出された符号列の一部とを順
    次桁をずらしながら比較して、前記符号列の全符
    号と前記入力された暗証番号とを比較することを
    特徴とするICカード照合装置。 7 特許請求の範囲第4項から第5項までのいず
    れかにおいて、前記符号列の一部を読み出す手段
    は前記第2記憶手段に記憶された符号列から前記
    暗証番号の桁数よりも少い所定の桁数の符号を所
    定順序で読み出し、前記比較する手段は前記入力
    された暗証番号の内前記所定の桁数と同じ桁数の
    文字と前記読み出した所定の桁数の符号とを順次
    桁をずらしながら比較して、前記符号列の全符号
    が前記入力された暗証番号の全文字と比較される
    ことを特徴とするICカード照合装置。
JP60234816A 1985-10-21 1985-10-21 識別カ−ドシステムにおける暗証番号の照合方法およびカ−ド照合装置 Granted JPS6293751A (ja)

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