JPS62194592A - Ｉｃカ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、種々の複合化された機能をもつＩＣカード
に関するものである。

〔従来の技術〕

最近、マイクロコンピュータやメモリ等を内蔵したＩＣ
カードが提案され、普及しつつある。特に該カードに内
蔵されるメモリとしては、その半導体製造技術、設計技
術の進歩により、書き換えの可能な電気的消去可能な読
出し専用メモリ　（ＥＥＰＲＯＭ）や、低消費電力のス
タチックＲＡＭ（ＳＲＡＭ）が開発され、このようなメ
モリが一般に使用されるようになり、その機能は非常に
高度なものになる可能性を含んでいる。

ここでＩＣカードの大きな特徴の１つとして、マイクロ
コンピュータを使用し、各種の演算を行わせることによ
り、記録しているデータの保護。

偽造の検出、不正使用の防止等をより高度に行いうるセ
キュリティシステムを構築することが可能となるという
点が挙げられる。

このようなシステムの例としては、例えば外部装置より
伝送されたデータを、ＩＣカード内部で予め定められた
手順により、その正当性を照合。

確認する照合システムがある。具体的には、従来の磁気
カードシステムにおいて行っていた外部装置でのカード
所持者の暗証番号の照合を、ＩＣカード内で行おうとす
るものである。即ち、予め暗証番号をＩＣカード内に記
録しておき、その暗証番号をもとにＩＣカード内で外部
から入力される暗証番号の照合を行い、その照合結果の
みを外部装置に通知するものであり、これによれば、暗
証番号をｒｃカードから外部装置に伝送する必要がない
ため、他人が暗証番号を知ることが困難となって高い安
全性が保証される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかるに、上記のようなＩＣカードを用いた照合システ
ムにおいても、ＩＣカード内に照合機能のみを持たせた
のでは不十分であると考えられる。

即ち、紛失又は盗難されたカードを使用しての悪用が考
えられるからである。

本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、盗難等に
よるカードの悪用に対しても、高い安全性を保証するこ
とのできるＩＣカードを得ることを目的とする。

ところで、盗難等によりＩＣカードが悪用される状況を
考えてみると、通常不当取得者は暗証番号を知らないの
で、使用に際し繰り返して暗証番号を入力すると考えら
れる。そしてそのうち偶然に照合が一致して悪用される
訳であるが、上記照合が一致する前に、即ち繰り返して
暗証番号を入力しているときに、その入力回数′を計数
しておけば正当保持者の使用か、又は不当取得者の使用
かを判定することができると考えられる。

〔問題点を解決するための手段〕

そこでこの発明に係るＩＣカードは、暗証番号等の外部
から入力されるデータの正当性を判定する手段を有する
ものにおいて、上記判定結果が不当と判定された回数を
計数しこれをＥＥＦＲＯＭ等の不揮発性プログラマブル
メモリに記憶せしめる計数手段と、正当と判定された場
合上記計数値をリセットするリセット手段と、上記計数
値が所定値以上になったとき該カードの処理モードを保
護モードとする処理手段とを設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、ＩＣカード内において連続した不
照合回数をモニタし、しかもその不照合回数を不揮発性
メモリ等に記憶し、該回数が所定値以上になったときカ
ードの処理モードを保護モードとする。これにより１台
の外部装置のみならず、複数の外部装置を使用しての照
合においてもカードの悪用が防止される。また一旦照合
が確認されると、不照合回数の計数値をリセットするか
ら、正当保持者の押し間違い等による不照合によってカ
ードが使用不能となることはない。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

図は、本発明の一実施例によるＩＣカードの機能ブロッ
クを示す図であり、図において、１はマイクロプロセッ
サであり、このマイクロプロセッサ１において、１）は
入出力インターフェース、１２はデータバッファ、１３
はこのマイクロプロセッサ１内のＲＡＭレジスタ内に設
定した照合フラグ、２０は演算処理部である。またこの
図では、上記演算処理部２０についても機能ブロックで
表わしており、２１は入力情報の正当性判定処理、２２
はインクリメント処理、２３はリセット処理、２４は設
定値、２５は比較処理、２６はコントロールフラグのセ
ントを検知する判定処理、２７はプロテトクモード処理
、２８は通常処理である。

また、３０はＥＥＦＲＯＭ又は、、ＣＭ　ＯＳ　ＲＡ　
Ｍ及びバックアップ用バッテリより゛構成された不揮発
性プログラマブルメモリであり、３１は該メモリ３０上
の特定の位置に設定された照合レジスタ、３２は同様に
上記メモリ３０上の別の特定位置に設定されたコントロ
ールフラグ設定領域である。

次に動作について説明する。

外部装置から入力された暗証番号は、■１０１）及びデ
ータバッファ１２を介して演算処理部２０に入力される
。この演算処理部２０では、正当性判定処理２１で入力
データの正当性が判定され、その結果不当と判定された
場合は照合レジスタ３１の内部をインクリメントしく処
理２２）、この値を照合レジスタ３１に記録する。一方
正光と判定された場合は、上記照合レジスタ３１の内容
を初期値にセットしくリセット処理２３）、これととも
に該マイクロプロセッサ１内のＲＡＭ上の照合フラグを
セントする（処理１３）。この照合フラグは、以後ＩＣ
カードの各機能において必要な場合、その内容が確認さ
れるものである。

またこの照合に際しては、上記照合レジスタ３１の内容
Ｂが読み出され、これと予め設定された所定の値Ａ（設
定値２４）とが比較される（処理２５）。そして照合レ
ジスタ３１の内容が上記設定値より大きい場合（Ａ＜Ｂ
）　、コントロールフラグ３２がセントされ、これが判
定処理２６で検知され、これによりＩＣカードはロック
されたモード、部ちプロテクトモードに移行して使用不
能状態となる（処理２７）、コントロールフラグがセッ
トされていないときは通常の処理モードで各種の処理が
行われる（処理２８）。

このような本実施例では、盗難等により不当にカードを
取得した者がカードを使用しようとしても、暗証番号を
知らない限り該カードを使用することはできず、カード
の悪用を防止することができる。特に、本実施例ではカ
ード内に不照合回数を記憶するので、複数の外部装置を
使用し、照合を試みて悪用しようとしても、それを防止
することができる。また正当保持者が暗証番号のインプ
ットミスをすること等により不照合となっても、一旦照
合が確認されると不照合の計数値をリセットするので、
正当保持者がカード゛を使用できなくなるということは
ない。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明に係るＩＣカードによれば、カー
ド使用時の照合に際し、不照合回数を計数して該計数値
をカード内の不揮発性プログラマブルメモリに記憶し、
この値が所定値以上になればカードの処理モードが保護
モードとなるようにしたので、カードの盗難等による悪
用がより効果的に検出され、カードシステムのセキュリ
ティを向上できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例によるＩＣカードの機能ブロッ
クを示す図である。 １・・・マイクロコプロセッサ、２ｏ・・・演算処理部
、３０・・・不揮発性プログラマブルメモリ、３１・・
・照合レジスタ、３２・・・コントロールフラグ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　マイクロプロセッサ及び不揮発性プログラマブ
   ルメモリを有し、外部より入力されるデータの正当性を
   判定する手段を備えたＩＣカードにおいて、 上記判定手段にて不当と判定された回数を計数し、該計
   数値を上記不揮発性プログラマブルメモリの所定領域に
   記憶せしめる計数手段と、 上記判定手段にて正当と判定されたとき上記不揮発性プ
   ログラマブルメモリに記憶された計数値をリセットする
   リセット手段と、 上記計数値が予め設定した値以上になったとき該カード
   の処理モードを保護モードとする保護手段とを備えたこ
   とを特徴とするＩＣカード。
2. （２）　上記不揮発性プログラマブルメモリはＥＥＰＲ
   ＯＭであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のＩＣカード。
3. （３）　上記不揮発性プログラマブルメモリはＣＭＯＳ
   ＲＡＭ及びバックアップ用バッテリよりなるものである
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のＩＣカー
   ド。