JPH0559672U - 記録再生用カートリッジ - Google Patents
記録再生用カートリッジInfo
- Publication number
- JPH0559672U JPH0559672U JP11278491U JP11278491U JPH0559672U JP H0559672 U JPH0559672 U JP H0559672U JP 11278491 U JP11278491 U JP 11278491U JP 11278491 U JP11278491 U JP 11278491U JP H0559672 U JPH0559672 U JP H0559672U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- case
- locking projection
- spring locking
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ケース上に摺動するシャッタの組立性を良
好、適確にしてケースへのシャッタの装着を容易にし、
削り防止とケースに対するシャッタの組立を簡便化す
る。 【構成】 シャッタを断面略コ字状に構成し、該シャッ
タにバネ係止突起を設け、該バネ係止突起に対応するケ
ースにバネ係止突起を嵌入摺動し、シャッタの開閉方向
に沿った凹溝と、シャッタのケースに対する挿入方向に
沿い、前記凹溝に前記バネ係止突起を誘導するガイド溝
とを設けたことで、シャッタをケースに押し込んで滑り
込ませるときに、バネ係止突起がケース面を削って削粉
発生が生ずることなく、シャッタを円滑に滑り込ませる
ことができ、シャッタ装着後はシャッタの摺動案内を適
確にし、円滑なスライド操作を保証すると共に、ケース
に対する組立も容易で生産性を高め、さらにゴミ等の侵
入を阻止し、安全で信頼性を大幅に高められる。
好、適確にしてケースへのシャッタの装着を容易にし、
削り防止とケースに対するシャッタの組立を簡便化す
る。 【構成】 シャッタを断面略コ字状に構成し、該シャッ
タにバネ係止突起を設け、該バネ係止突起に対応するケ
ースにバネ係止突起を嵌入摺動し、シャッタの開閉方向
に沿った凹溝と、シャッタのケースに対する挿入方向に
沿い、前記凹溝に前記バネ係止突起を誘導するガイド溝
とを設けたことで、シャッタをケースに押し込んで滑り
込ませるときに、バネ係止突起がケース面を削って削粉
発生が生ずることなく、シャッタを円滑に滑り込ませる
ことができ、シャッタ装着後はシャッタの摺動案内を適
確にし、円滑なスライド操作を保証すると共に、ケース
に対する組立も容易で生産性を高め、さらにゴミ等の侵
入を阻止し、安全で信頼性を大幅に高められる。
Description
【0001】
本考案は、記録再生用媒体、例えばテープ状或いはディスク状の記録媒体をケ ース内に収納した記録再生用カートリッジに関するものである。
【0002】
一般に、情報記録担体は、取扱上、ゴミやほこりがついたり傷がつかないよう にケース内に収納し、ケースに設けた回転駆動軸や記録再生用ヘッドなどの挿入 孔を不使用時には覆い、また使用時には開放させるためのシャッタが備えられて いる。従来のカートリッジにおけるシャッタは、ケースの一方の端面部をまたい で断面略コ字形になっており、ステンレス薄板や合成樹脂で作られたり、またス ライダと結合したりしていて、シャッタに設けたバネ係止突起はバネを係止して 一方向に附勢させて移動できるようにケースに組込まれている。
【0003】
この従来のカートリッジでは、ケースのスライドエリアにシャッタを組込むの にバネ係止突起が邪魔となりケースに組込みにくく、生産性を高められないばか りか、バネ係止突起がケース表面を削って削り粉の発生もあって、ドロップアウ トの原因ともなって信頼性の上で問題があった。 本考案は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、シャッタの組立性を 著しく良好にし、生産性を高められ、またシャッタの摺動操作も円滑で削り防止 に役立ち、信頼性をも大幅に向上できるカートリッジを提供することを目的とす るものである。
【0004】
本考案は、記録再生用媒体を収納するケースにシャッタのスライドエリアを形 成し、該スライドエリアにシャッタを摺動自在に備えて、ケースにある開口を開 閉する構成としたカートリッジにおいて、前記シャッタを断面略コ字状に構成し 、該シャッタにバネ係止突起を設け、該バネ係止突起に対応するケースにバネ係 止突起を嵌入摺動しシャッタの開閉方向に沿った凹溝と、シャッタのケースに対 する挿入方向に沿い、前記凹溝に前記バネ係止突起を誘導するガイド溝とを設け たものである。
【0005】
ケース2に組立てられるシャッタ3には、バネ係止突起10が突設されている が、該バネ係止突起10をガイド溝12に嵌入してシャッタ3を滑り込ませてス ライド方向の凹溝11に嵌合させると、バネ係止突起10が凹溝11に沿ってシ ャッタを摺動することとなり、ケースと摺り合うこともなくシャッタのケースへ の組込みと開閉操作とが簡便にでき、削粉の発生もなく収納されている記録媒体 に影響を及ぼすことなく、安全で信頼性も向上して用いられる。
【0006】
本考案の実施例をDCC型カートリッジの例で、図1乃至図5を参照して説明 すると、テープ状或いはディスク状の記録再生用媒体1を収納するケース2にシ ャッタ挿入用のスライドエリア21 を形成し、該スライドエリア21 にシャッタ 3を摺動自在に備えて、ケース2にある開口例えば、駆動軸挿入孔4、ケース位 置決め用孔5、キャップスタン挿入孔6、前面開口7,8などの開口を開閉する 構成としたカートリッジであって、前記シャッタ3を断面略コ字状に構成し、該 シャッタ3にバネ係止突起10を設け、該バネ係止突起10に対応するケース2 にバネ係止突起10を嵌入摺動しシャッタ3の開閉方向に沿った凹溝11と、シ ャッタ3のケース2に対する挿入方向に沿い、前記凹溝11に前記バネ係止突起 10を誘導するガイド溝12とを設けて記録再生用カートリッジとしてある。
【0007】 この場合、前記シャッタ3としては、金属板を折曲げたものからなり、シャッ タ板上にU字形切線で形成した舌片を一つまたは二つ引起して折曲バネ係止突起 10として備え、かつ前記ケース外面側に当接するシャッタ先端部を折り返し或 いは巻き込んだ折返部13を構成し、さらに他端部は段差をつけた先端部131 として前記スライドエリア21 内に連通されて設けたスリット状のガイド凹溝1 4を介してケース内部に嵌挿してあり、該シャッタ3はケース2に内装されたバ ネ(図示せず)をバネ係止突起10で一方向に附勢させて旧位置に移動できるよ うにしてある。このガイド凹溝14としては、前記スライドエリア21 の一端縁 に沿って形成される段差部であって、シャッタ3の自由端を潜らせて係支するガ イド片15が突設される。
【0008】 なお、前記バネ係止突起10及びシャッタ3の自由端となる先端縁を折り返さ れた折返部13は、シャッタ3のケース2に押し込んで嵌め込むときに、その端 縁切断面がケースに当たらないように配慮してケースを削って微粉発生がないよ うにしてあり、シャッタ組込後にも摺動操作時にケース2に当接しない折り返し で終わっていたり、巻き込んで表に現れないようにし、折り曲げた丸味のできた 部分をケース1に当てられるようにしてある。前記シャッタ3をケース2に押し 込むときに、必要に応じシャッタ3を押し拡げながら装入してケース2との間に ガタがないように嵌装できることが配慮されている。
【0009】 前記ケース2は、上ケースと下ケースとからなる匣体を用い、該匣体内にテー プ状の記録再生媒体1を巻装した一対のハブ16をハブ嵌装用周壁部17に回転 可能に備え、該ハブ16,16間に走行されるテープ走行経路に配備されるロー ラのテープガイド18と、仕切用壁19とガイド片20及び前面外壁21とを一 体に備え、該前面外壁21,21を間隔をおいて前面開口部7と中央開口部8と を形成してあって、また、前記位置決め用孔5に並列してキャップスタン挿入孔 6を形成してあって、前記シャッタ3には各開口に対応する窓孔例えば駆動軸窓 孔34、ケース位置決め窓孔35、キャップスタン窓孔36、前面窓孔37,3 8が必要に応じ設けられている。
【0011】 図示例では、テープカセットの例であるが、光ディスク、その他のハードディ スクなどのディスクカートリッジの例に適用することもできる。
【0010】
本考案は、シャッタを断面略コ字状に構成し、該シャッタにバネ係止突起を設 け、該バネ係止突起に対応するケースにバネ係止突起を嵌入摺動しシャッタの開 閉方向に沿った凹溝と、シャッタのケースに対する挿入方向に沿い、前記凹溝に 前記バネ係止突起を誘導するガイド溝とを設けたことにより、ケースへのシャッ タ組込を含む全体の組立も容易で生産性が高められるし、しかもシャッタをケー スに押し込んで滑り込ませるときに、ケース面を削って削粉発生が生ずることな く円滑に滑り込ませることができ、シャッタ装着後はゴミ等の侵入を阻止し、安 全でシャッタの摺動性をも良好で、シャッタの開閉操作を安定してスムーズに行 え、信頼性を大幅に向上させると共に、シャッタ取扱も安全にでき、シャッタの 結合状態も良好で、収納された情報記録担体に対しての悪影響を及ぼす不具合や ケースの外観上の劣化のおそれがなく安全に用いられるものである。
【図1】本考案の実施例の平面図である。
【図2】図1の実施例の底面図である。
【図3】図2のI−I線における一部の拡大縦断面図で
あってシャッタ組込前の状態図である。
あってシャッタ組込前の状態図である。
【図4】図3のII−II線における一部の斜視図である。
【図5】実施例のケース内部を示す下ケースの平面図で
ある。
ある。
1 ケース 2 テープ 21 スライドエリア 3 シャッタ 4 駆動軸挿入孔 5 ケース位置決め用孔 6 キャップスタン挿入孔 7 開口部 8 開口部 10 バネ係止突起 11 凹溝 12 ガイド溝 13 折返部 131 先端部 14 ガイド凹溝 15 ガイド片 16 ハブ 18 テープガイド
Claims (3)
- 【請求項1】 記録再生用媒体を収納するケースにシャ
ッタのスライドエリアを形成し、該スライドエリアにシ
ャッタを摺動自在に備えて、ケースにある開口を開閉す
る構成としたカートリッジにおいて、前記シャッタを断
面略コ字状に構成し、該シャッタにバネ係止突起を設
け、該バネ係止突起に対応するケースにバネ係止突起を
嵌入摺動しシャッタの開閉方向に沿った凹溝と、シャッ
タのケースに対する挿入方向に沿い、前記凹溝に前記バ
ネ係止突起を誘導するガイド溝とを設けたことを特徴と
する記録再生用カートリッジ。 - 【請求項2】 前記シャッタが、金属板を折曲げたもの
からなり、シャッタ板上にU字形切線で形成した舌片を
引起して折曲げバネ係止突起として備え、かつ前記ケー
ス外面側に当接するシャッタ端部を折り返し或いは巻き
込んだ折返部を構成した請求項1記載のカートリッジ。 - 【請求項3】 前記ガイド溝が、前記凹溝より浅い溝で
凹溝に直交した方向に間隔をおいて一対備えた請求項1
または2記載のカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11278491U JPH0559672U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 記録再生用カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11278491U JPH0559672U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 記録再生用カートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0559672U true JPH0559672U (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=14595422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11278491U Withdrawn JPH0559672U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 記録再生用カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0559672U (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP11278491U patent/JPH0559672U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |