JPH0559605A - メルトブロー用ノズル - Google Patents
メルトブロー用ノズルInfo
- Publication number
- JPH0559605A JPH0559605A JP22255491A JP22255491A JPH0559605A JP H0559605 A JPH0559605 A JP H0559605A JP 22255491 A JP22255491 A JP 22255491A JP 22255491 A JP22255491 A JP 22255491A JP H0559605 A JPH0559605 A JP H0559605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capillaries
- nozzle
- capillary
- melt
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャピラリーを用いたメルトブロー用ノズル
において、キャピラリー間に詰まるスケールの清掃除去
が容易に行え、また隣接するキャピラリーを傷めること
なく部分補修が容易に行えるようにする。 【構成】 ノズルプレート７にキャピラリー９の一端が
互い違いの千鳥状に固定され、その先端部がリップ部８
で挟持されて一列に矯正され、リップ部８による押えを
解除すると、キャピラリー９が千鳥状に復元し、キャピ
ラリー先端部の間隔が拡がる。
において、キャピラリー間に詰まるスケールの清掃除去
が容易に行え、また隣接するキャピラリーを傷めること
なく部分補修が容易に行えるようにする。 【構成】 ノズルプレート７にキャピラリー９の一端が
互い違いの千鳥状に固定され、その先端部がリップ部８
で挟持されて一列に矯正され、リップ部８による押えを
解除すると、キャピラリー９が千鳥状に復元し、キャピ
ラリー先端部の間隔が拡がる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、メルトブロー不織布を
製造するためのダイに用いるノズルに関する。
製造するためのダイに用いるノズルに関する。
【０００２】
【従来技術】この種のノズルにキャピラリーを用いたも
のが知られる。特公昭５８−４４４７０号、特開昭６３
−１０５１０４号に見られるものがそうで、前者の特公
昭５８−４４４７０号には、断面が三角形をなすダイ先
端部内にキャピラリーを横方向に並設して各キャピラリ
ーをハンダ付けし、かつダイ先端部の上下に適当なクリ
アランスを存してガスプレートを設けたもの、横方向に
並設したキャピラリーの各一側をダイブロックに固定し
て片持ばり状に支持し、その上下に設けられるガスプレ
ートの先端をキャピラリーの自由端部に適当なクリアラ
ンスを存して対峙させたものが示され、また後者の特開
昭６３−１０５１０４号には、ダイブロックに固定され
て片持ばり状に支持されるキャピラリーの自由端部をリ
ップ部で挟着したものが示されており、ガスプレートと
ダイ先端部又はキャピラリー自由端部との間、或いはリ
ップ部とキャピラリー自由端部との間のクリアランスに
より形成されるオリフィスよりガスをキャピラリーより
押出された溶融状態の樹脂に所定の角度で吹付け、極細
の繊維状に延伸させるようになっている。
のが知られる。特公昭５８−４４４７０号、特開昭６３
−１０５１０４号に見られるものがそうで、前者の特公
昭５８−４４４７０号には、断面が三角形をなすダイ先
端部内にキャピラリーを横方向に並設して各キャピラリ
ーをハンダ付けし、かつダイ先端部の上下に適当なクリ
アランスを存してガスプレートを設けたもの、横方向に
並設したキャピラリーの各一側をダイブロックに固定し
て片持ばり状に支持し、その上下に設けられるガスプレ
ートの先端をキャピラリーの自由端部に適当なクリアラ
ンスを存して対峙させたものが示され、また後者の特開
昭６３−１０５１０４号には、ダイブロックに固定され
て片持ばり状に支持されるキャピラリーの自由端部をリ
ップ部で挟着したものが示されており、ガスプレートと
ダイ先端部又はキャピラリー自由端部との間、或いはリ
ップ部とキャピラリー自由端部との間のクリアランスに
より形成されるオリフィスよりガスをキャピラリーより
押出された溶融状態の樹脂に所定の角度で吹付け、極細
の繊維状に延伸させるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述するようなキャピ
ラリーを用いたノズルでは、長期間使用すると、隣合う
キャピラリーとの接触部の隙間に塵埃などの異物がスケ
ールとなって付着し、オリフィスに目詰りを生じ易い
が、キャピラリー間の隙間に詰まるスケールを清掃除去
するのは容易でなく、また損傷したキャピラリーのみを
取替え補修しようとすると、隣接するキャピラリーが傷
み易く、部分補修を困難にしていた。
ラリーを用いたノズルでは、長期間使用すると、隣合う
キャピラリーとの接触部の隙間に塵埃などの異物がスケ
ールとなって付着し、オリフィスに目詰りを生じ易い
が、キャピラリー間の隙間に詰まるスケールを清掃除去
するのは容易でなく、また損傷したキャピラリーのみを
取替え補修しようとすると、隣接するキャピラリーが傷
み易く、部分補修を困難にしていた。
【０００４】本発明は、キャピラリー間に詰まるスケー
ルを清掃除去するのが容易であり、また隣接するキャピ
ラリーを傷めることなく部分補修を容易に行えるメルト
ブロー用ノズルを提供することを目的とする。
ルを清掃除去するのが容易であり、また隣接するキャピ
ラリーを傷めることなく部分補修を容易に行えるメルト
ブロー用ノズルを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題の解決手段】本発明のメルトブロー用ノズルは、
一連に並べられた多数のキャピラリーと、各キャピラリ
ーの出口の周囲に配備されたオリフィスを有し、熱可塑
性物質をキャピラリーより溶融状態で押出した直後、オ
リフィスから吹出したガスで延伸して極細繊維化するメ
ルトブロー用ダイに用いるノズルにおいて、上記キャピ
ラリーの各一側をダイブロック又はノズルプレートに一
定以上の間隔を存して固定し、かつ先端部をリップ部で
挟んで一列に矯正してなるものである。
一連に並べられた多数のキャピラリーと、各キャピラリ
ーの出口の周囲に配備されたオリフィスを有し、熱可塑
性物質をキャピラリーより溶融状態で押出した直後、オ
リフィスから吹出したガスで延伸して極細繊維化するメ
ルトブロー用ダイに用いるノズルにおいて、上記キャピ
ラリーの各一側をダイブロック又はノズルプレートに一
定以上の間隔を存して固定し、かつ先端部をリップ部で
挟んで一列に矯正してなるものである。
【０００６】本発明で用いられる熱可塑性物質とは、熱
可塑性樹脂をいうが、場合によってはこれに染料、添加
剤若しくは変性剤を添加したものを含むものとする。キ
ャピラリーとしては通常、内径が０、１ないし１mm、外
径が０、２ないし２mm程度のものが使用される。キャピ
ラリーは、リップ部で矯正したとき一列で、互いに接触
するようになれば、ダイブロック又はノズルプレートに
どのように配置して固定されてもよいが、好ましくは千
鳥状に固定される。
可塑性樹脂をいうが、場合によってはこれに染料、添加
剤若しくは変性剤を添加したものを含むものとする。キ
ャピラリーとしては通常、内径が０、１ないし１mm、外
径が０、２ないし２mm程度のものが使用される。キャピ
ラリーは、リップ部で矯正したとき一列で、互いに接触
するようになれば、ダイブロック又はノズルプレートに
どのように配置して固定されてもよいが、好ましくは千
鳥状に固定される。
【０００７】キャピラリーはまた、自由端を一列に矯正
したとき各キャピラリー先端面が面一となるように形成
されるのが望ましい。
したとき各キャピラリー先端面が面一となるように形成
されるのが望ましい。
【０００８】
【作用】リップ部による押えを解除すると、キャピラリ
ーの先端部が千鳥状となり、キャピラリーの周りのスペ
ースが増大する。そのためにキャピラリーに付着するス
ケールの清掃除去が容易となり、また一部のキャピラリ
ーのみの部分補修も容易にできる。
ーの先端部が千鳥状となり、キャピラリーの周りのスペ
ースが増大する。そのためにキャピラリーに付着するス
ケールの清掃除去が容易となり、また一部のキャピラリ
ーのみの部分補修も容易にできる。
【０００９】
【実施例】図１は、メルトブロー不織布の製造装置につ
いて示すもので、熱可塑性樹脂を押出機１で溶融混練し
てメルトブロー用ダイ２のノズル３より押出し、その直
後オリフィスより吹出す高速ガスで延伸して極細繊維化
し回転する補集装置５に吹き付けてウェブを形成する。
いて示すもので、熱可塑性樹脂を押出機１で溶融混練し
てメルトブロー用ダイ２のノズル３より押出し、その直
後オリフィスより吹出す高速ガスで延伸して極細繊維化
し回転する補集装置５に吹き付けてウェブを形成する。
【００１０】メルトブロー用ダイ２は図２に詳細に示さ
れるように、ダイブロック６と、ノズルプレート７と、
リップ部８とより構成され、ノズルプレート２には図４
に示すように、室１１に通ずる二列のキャピラリー９が
互い違いの千鳥状に固定され、先端部がリップ部で挟持
されて一列に矯正され、互いに接している（図３参
照）。そして室１１に導入される溶融状態の熱可塑性樹
脂がキャピラリー９よりなるノズル３より押出されるよ
うになっている。
れるように、ダイブロック６と、ノズルプレート７と、
リップ部８とより構成され、ノズルプレート２には図４
に示すように、室１１に通ずる二列のキャピラリー９が
互い違いの千鳥状に固定され、先端部がリップ部で挟持
されて一列に矯正され、互いに接している（図３参
照）。そして室１１に導入される溶融状態の熱可塑性樹
脂がキャピラリー９よりなるノズル３より押出されるよ
うになっている。
【００１１】
【発明の効果】本発明のメルトブロー用ノズルは以上の
ように、一連に並ぶ多数のキャピラリーを千鳥状に配置
し、その先端をリップ部で挟んで一列に矯正してなるも
ので、リップ部による押えを解除すると、キャピラリー
先端が千鳥状に復元し、先端部の間隔が拡がるので、キ
ャピラリーに付着するスケールの清掃除去が容易にでき
るようになり、またキャピラリーを部分補修しようとす
る場合でも隣接するキャピラリーを傷めることなく所要
のキャピラリーのみを取替え補修することができる。
ように、一連に並ぶ多数のキャピラリーを千鳥状に配置
し、その先端をリップ部で挟んで一列に矯正してなるも
ので、リップ部による押えを解除すると、キャピラリー
先端が千鳥状に復元し、先端部の間隔が拡がるので、キ
ャピラリーに付着するスケールの清掃除去が容易にでき
るようになり、またキャピラリーを部分補修しようとす
る場合でも隣接するキャピラリーを傷めることなく所要
のキャピラリーのみを取替え補修することができる。
【図１】メルトブロー法による紡糸装置の斜視図。
【図２】メルトブロー用ダイの断面図。
【図３】キャピラリーを取付けたノズルプレートの部分
正面図。
正面図。
【図４】メルトブロー用ダイの正面図。
２ メルトブロー用ダイ ３ ノズル ６ ダイブロック ７ ノズルプ
レート ８ リップ部 ９ キャピラ
リー
レート ８ リップ部 ９ キャピラ
リー
Claims (2)
- 【請求項１】 一連に並べられた多数のキャピラリー
と、各キャピラリーの出口の周囲に配備されたオリフィ
スを有し、熱可塑性物質をキャピラリーより溶融状態で
押出した直後、オリフィスから吹出したガスで延伸して
極細繊維化するメルトブロー用ダイに用いるノズルにお
いて、上記キャピラリーの各一側をダイブロック又はノ
ズルプレートに一定以上の間隔を存して固定し、かつ先
端部をリップ部で挟んで一列に矯正してなるメルトブロ
ー用ノズル。 - 【請求項２】 キャピラリーはダイブロック又はノズル
プレートに千鳥状に固定される請求項１記載のメルトブ
ロー用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22255491A JPH0559605A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | メルトブロー用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22255491A JPH0559605A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | メルトブロー用ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559605A true JPH0559605A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16784272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22255491A Pending JPH0559605A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | メルトブロー用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0559605A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113512770A (zh) * | 2020-04-10 | 2021-10-19 | 比亚迪股份有限公司 | 喷丝板、喷丝模头及熔喷设备 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP22255491A patent/JPH0559605A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113512770A (zh) * | 2020-04-10 | 2021-10-19 | 比亚迪股份有限公司 | 喷丝板、喷丝模头及熔喷设备 |
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