JPH0559558U - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH0559558U
JPH0559558U JP91592U JP91592U JPH0559558U JP H0559558 U JPH0559558 U JP H0559558U JP 91592 U JP91592 U JP 91592U JP 91592 U JP91592 U JP 91592U JP H0559558 U JPH0559558 U JP H0559558U
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築樹 村松
忠 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取扱を容易とし、省スペース化したICカー
ドを提供すること。 【構成】 ICカード1は、カード本体2、カード可動
部3、収納部4、フック解除ボタン8、フック12から
なる。カード本体2には、所定の空間を有する収納部4
が設けられている。カード可動部3は、カード本体2の
収納部4に出没可能とされ、かつ収納部4から突出方向
にコイルばね9により付勢力が与えられている。前記フ
ック12は、カード可動部3が収納部4に収納されたと
きに、カード可動部3を収納部4内に固定する。フック
解除ボタン8は、フック12により固定されたカード可
動部3の固定を解除する。これにより、カード可動部3
は、コイルばね9の付勢力により収納部4から突出す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カード書込読出装置の外形寸法を小さくできるICカードに関する 。
【0002】
【従来の技術】
この種のICカードは、マイクロプロセッサとメモリをカード体に内蔵したも の、又はメモリのみをカード体に内蔵させたもの等、各種のものが提供されてい ることは周知の通りである。かかるICカードは、多量のデータの消去、再書込 みが可能であり、しかも演算機能を持ちメモリ管理ができるという優れた特徴を 備えている。このため、このICカードは、最近では各種の分野に利用されてい る。
【0003】 図13は上述した従来のICカード例1(メモリカード)の平面図である。図 14は同ICカードの側面図である。また、図15はICカード例2(プロセッ サ付き)の平面図である。図16は同ICカードの線X−Xにおける断面図であ る。
【0004】 これらの図において、ICカード101は、ABS樹脂からなる基材でカード 状に形成されている。このICカード101は、日本工業規格(JIS)X63 01の規格により、長辺を85.47〜85.72〔mm〕、短辺を53.92〜 54.03〔mm〕とし、かつ厚みを例えば1.8〜1.9程度としたカード体状 に構成されている。そして、ICカード101の主たる機能のICモジュールは 、チップオンボード部分102に搭載されている。ICカード101の表面には アート紙により表ラベル103が、その裏面にはアート紙により裏ラベル104 がそれぞれ貼付されている。また、チップオンボード部分102の端部にはソケ ット105が設けられており、このソケット105によりICカード101内の ICモジュール107と外部回路とが接続される。また、基材109にICモジ ュール107が搭載されており、このICモジュール107と外部回路とが接続 される。
【0005】 図17は上記ICカードにデータを書き込み、あるいはICカードからデータ を読み出す従来のカード書込読出装置を示す斜視図である。
【0006】 図17において、カード書込読出装置111にはカード差込口112が設けて あり、かつカードの着脱を容易にするため切欠部114が設けられている。また 、カード書込読出装置111は、その内部において前記カード差込口112から ICカード101のほぼ長辺分より奥にカードコネクタ114を設けている。
【0007】 そして、ICカード101をカード書込読出装置111のカード差込口112 から挿入し、ICカード101のソケット部105をカードコネクタ114に装 着することにより、カード書込読出装置111は、ICカード101からデータ を読出し、あるいはICカード101にデータを書込むことができる。
【0008】 ところで、従来のICカード101は、図からも分かるように、ICモジュー ル107やチップオンボード部分102が搭載されている部分が有効スペースで あって、他の部分は不要である。その有効部分は全体の1/3程度であり、不要 な部分は残り2/3の部分である。このため、ICカード101の受け部である ICカード書込読出装置111は、ICカード101を外力から保護する必要が あるため、そのICカード全体を収納するようになっている。したがって、書込 読出装置111の外形形状は、必然的にICカード101より大きな形状となる 。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば自動車の室内等の如く限られた空間にカード書込読出装 置を取り付ける場合には、当該カード書込読出装置を小型化する必要があるが、 上述した従来のICカードを使用する限りカード書込読出装置の小型化は不可能 であるという欠点があった。
【0010】 このような欠点は、縮小サイズのICカードを使用することにより解消され、 カード書込読出装置の小型化が可能であるが、このようなICカードでは外形が 小さすぎて取扱が非常に不便なものであり実用的でないという欠点があった。
【0011】 また、従来のICカードは、ソケット部が露出しているため、そのソケット部 に手を触れてしまい、ソケット部の端子が汚れたり、静電気を帯びてしまい、デ ータの授受ができなくなるという欠点があった。
【0012】 そこで、本考案の目的は、上述した欠点に鑑み、取扱を容易とし、かつ省スペ ース化したICカードを提供することにある。
【0013】 また、本考案の他の目的は、上記目的の他に端子部分を汚すことなく使用でき るメモリカードを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記第一の目的を達成するために、請求項1記載の考案によるICカードは、 所定の空間を有する収納部を設けたカード本体と、前記カード本体の収納部に出 没可能とされ、かつ収納部から突出方向に付勢力が与えられているカード可動部 と、前記カード可動部が前記収納部に収納されたときに、当該カード可動部を収 納部内に固定しておくフックと、前記フックにより固定されたカード可動部につ いて固定を解除できるフック解除機構とを備えたことを特徴とする。
【0015】 上記第二の目的を達成するために、請求項2記載の考案によるICカードは、 カード有効部を収納するとともにカードの出没を可能とした第一のケースと、前 記第一のケースに摺動自在に係合されている第二のケースと、前記第二のケース に固定されており、第一のケース内でカード有効部を掴み、前記カード有効部が 第一のケースからカード書込読出装置内の接続部材に接続されたときに開き、前 記カード有効部が第一のケースにないときにカード書込読出装置内の接続部材に 接続されたカード有効部を掴むフック機構とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】
請求項1記載の考案では、ICカードをカード本体とカード可動部とから構成 して伸縮可能とし、カード書込読出装置に装着時にカード本体の収納部内にカー ド可動部を収容することによりICカードの全長を縮小して装着し、カード書込 読出装置から取り出したときには、フック解除機構でカード可動部を収納部から 突出させることにより、ICカードを所定の大きさに拡大することができる。
【0017】 請求項2記載の考案では、第一のケースに第二のケースを摺動自在に係合させ ておき、第一のケース内でカード有効部を掴むフック機構を第二のケースに固定 し、当該第一のケースをカード書込読出装置に挿入し、カード有効部のみを接続 部材に装着したときにフック機構が開くので、カード書込読出装置内にカード有 効部が接続されることになる。また、第一のケースを再びカード書込読出装置に 挿入すると、フック機構が接続部材に接続された状態のカード有効部に当接する ことになってカード有効部をフック機構が掴むので、第二のケースを引き出すこ とにより当該第一のケース内にカード有効部を収容することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案について図示の実施例に基づいて説明する。
【0019】 図1ないし図4は本考案のICカードの実施例を説明するためのものであり、 図1が同実施例の一部を透視して示す斜視図、図2が通常時のICカードを示す 図、図3が縮小時のICカードを示す図である。
【0020】 これらの図において、ICカード1は、カード本体2からカード可動部3を突 出させた状態において、日本工業規格(JIS)X6301の規定による、長辺 が85.47〜85.72〔mm〕、短辺が53.92〜54.03〔mm〕、厚み が例えば1.8〜1.9程度の寸法のカード体となる。また、このICカード1 は、カード本体2にカード可動部3を没入させた状態において、その長辺が前記 規格値の約半分よりやや長い程度の大きさになる。
【0021】 このICカード1を構成するカード本体2は、ABS樹脂により、厚み及び短 辺が上記規格値と同一値で、かつ長辺が前記規格値の約半分よりやや長い程度の 長方形状に形成されている。また、カード本体2は、その長方形状の一部にカー ド可動部3を収納する収納部4を設け、かつ前記収納部4とは反対側にカードコ ネクタ5を設けている。前記収納部4のカードコネクタ5とは反対側の側面には 、上記規格の短辺より所定の長さだけ小さい長方形状の開口部6と、この開口部 6の隣に円形の透孔7とがをそれぞれ設けられている。この開口部6にはカード 可動部3が嵌入されており、かつ前記透孔7にはフック解除ボタン8が嵌入され ている。カード可動部3は、例えばABS樹脂で凸形状をした板体からなり、そ の板体の内部あるいは外面にICモジュール等を設けていない。このカード可動 部3は収納部4内においてコイルばね9により突出方向に付勢されており、通常 は突出されている。このカード可動部3を収納部4内に押し込んだときに、カー ド可動部3の一方の舌片10に設けた係止溝11にフック12の係止爪13が係 合することにより、カード可動部3は収納部4内に留まるようになっている。な お、フック解除ボタン8はコイルばね14により突出方向に付勢されており、フ ック12はコイルばね15により図示右回りに付勢されている。
【0022】 次に、図4の分解斜視図を参照してICカードについて説明する。
【0023】 カード本体2は、例えばABS樹脂により、ICモジュールやチップオンボー ド部を搭載した部分16と、これの隣に周囲に壁体17を立設した長方形状の凹 部18とを一体成形してなる。前記壁体17は、全体の厚みより一定厚みだけ小 さくしてある。この凹部18の一方の隅には、図示底部から軸19を植設し、か つこの軸19から一定距離を隔てて支持辺20を設けている。この支持辺20に は透孔21を穿設してある。また、カードコネクタ5に対する壁体17には開口 部6となる切欠部22が設けてあり、かつ切欠部22の隣接の壁体17には透孔 7が穿設されている。
【0024】 前記このフック12は、図示の如く、所定の短辺、長辺、厚みを有する板体で 構成されており、この板体の一端に短辺方向に突出する係止爪13が設けてあり 、この板体の他端に円弧状の摺動面23を設け、かつその中央部に係合孔24を 設けている。また、前記フック解除ボタン8は、円柱棒状をしている。この円柱 棒状の一端から1/3程度の付近には鍔25が設けてあり、かつ前記円柱棒状の 他端を球形に仕上げてある。
【0025】 まず、フック解除ボタン8に他端側から鍔25に向かってコイルばね14を取 付る。ついで、フック解除ボタン8の他端側から支持辺20の透孔21に差し込 み、コイルばね14を圧縮させつつ、フック解除ボタン8の一端を透孔7から突 出させる。これにより、フック解除ボタン8は壁体17の透孔7から一部が突出 し、この突出したフック解除ボタン8を押下することが可能になる。また、フッ ク12の板体の係合孔24を軸19に取付け、その板体と壁体17との間にコイ ルばね15を介在させ、フック12の摺動面23とフック解除ボタン8の他端と を当接させる。これにより、フック解除ボタン8を押下することにより、フック 12は、図2または図3において軸19を中心に左回りに回動することになる。 また、カード可動部3を舌片10側が凹部18内に位置するように収容し、チッ プオンボード部16とカード可動部3との間にコイルばね9を介在させる。この ような状態で、凹部18と同一形状の長方形板体26を接着材等で決着すること により、収納部4の内部にカード可動部3、フック解除ボタン8、フック12等 が収納されることになる。
【0026】 図5は、上述したICカードにデータを書込み、あるいはICカードからデー タを読み出すカード書込読出装置を示す図である。
【0027】 図5において、カード書込読出装置31にはカード差込口32が設けてあり、 かつカードの着脱を容易にするため切欠部33が設けられている。また、カード 書込読出装置31は、その内部において前記カード差込口32からICカード1 のほぼカード本体2の長さ分程の奥にカードコネクタ35を設けている。
【0028】 このような実施例の作用を以下に説明する。
【0029】 まず、カード本体2からカード可動部3が突出した状態のICカード1をカー ド書込読出装置31のカード差込口32から挿入する。カード本体2のカードコ ネクタ5が、カード書込読出装置31内のカードコネクタ35に差し込まれても 、なおカード可動部3をコイルばね9の付勢力に抗して押し込む。すると、カー ド可動部3は、カード本体2内に押し込まれて、フック12を回動させることに なる。さらに、カード可動部3をカード本体2内に押し込むと、カード可動部3 の舌片10の係止溝11にフック12の係止爪13が係合されることになる。こ れにより、カード可動部3は、カード本体2の収納部4の内部にほぼ収納されて 留まった状態になる。このとき、カード書込読出装置31はカード本体2をほぼ 収容した状態であるので、カード本体2の長さ分だけカード書込読出装置31の 外形を小さくすることができることになる。
【0030】 一方、ICカード1をカード書込読出装置31から取り出すときには、フック 解除ボタン8を押下する。すると、フック解除ボタン8の他端がフック12の摺 動面23を押すことになる。これにより、フック12は、軸19を中心に図示左 回りに回動し、係止溝11から係止爪13が外れることになる。これにより、カ ード可動部3は、コイルばね9の付勢力によりカード本体2の収納部4から突出 することになる。以後は、カード可動部3をもってカード書込読出装置31から ICカード1を取り出すことができる。
【0031】 このような実施例により、取扱が容易で、かつ外形形状を小型化できるICカ ードを得ることができる。
【0032】 次に、本考案の他の実施例を説明する。 図6ないし図8は、本考案のICカードの他の実施例を示し、図6がICカー ドを一部透視して示す斜視図、図7がICカードの蓋部の詳細図、図8がフック 機構の説明図である。
【0033】 各図に示すICカード41は、第一のケース42と、第二のケース43と、カ ード有効部44と、フック機構45とを主な要素とし、次のように構成されてい る。前記第一のケース42は中空状の箱体46からなり、この箱体46の一方の 側面には常時閉の開閉蓋47が設けてあり、かつこの開閉蓋47の反対側の側面 には第二のケース43が摺動自在に嵌合されている。この第二のケース43の第 一のケース42内の側面には、フック機構45が固定してあり、このフック機構 45によりカード有効部44が第一のケース42内で保持されている。第二のケ ース43には溝48が設けてあり、これら溝48内を第一のケース42の突部4 9が摺動する。
【0034】 前記第一のケース42の開閉蓋47は、図7に示すように、第一のケース42 の開口部49の内部において図示上部に軸50で回動可能に軸支されており、か つコイルばね51に付勢力により、常時、開口部49が閉じている状態になって いる。
【0035】 前記フック機構45は、掴み部53、回転爪54、カム面55、付勢ばね56 を備えて次のように構成されている。掴み部53は、プラスチック等で構成した 爪部57の基部58に回転爪54を設けてあり、回転爪54の回転に伴って爪部 57が開いたり閉じたりする。また、前記掴み部53は、第二のケース43に前 後動可能に取り付けられており、この掴み部53と第二のケース43の間に付勢 ばね56が介在させてある。前記回転爪54は、図8の右側に移動(逆に言うと 第二のケース43が図示左側に押される)させられると、第二のケース43に設 けたカム面55に当接摺動することにより回転爪54が回転し、爪部57を閉じ させる。この状態で、再び、回転爪54は、図8の右側に移動(逆に言うと第二 のケース43が図示左側に押される)させられると、回転爪54の上側がカム面 55の他の面を動作して、回転爪54を回転させて爪部57を開かせるようにな っている。
【0036】 図9及び図10は、上記ICカードのカード書込読出装置を示し、図9が全体 の透視図であり、図10が開閉蓋の説明図である。
【0037】 カード書込読出装置61は、カード差込口62が設けてある。また、前記カー ド差込口62には、常時閉の開閉蓋63が設けてある。カード書込読出装置61 は、その内部において前記カード差込口62からICカードのほぼカード有効部 44の長さ分程の奥にカードコネクタ65を設けている。なお、カードコネクタ 65と同位置にカード有効部44を支える溝64が設けてある。
【0038】 前記開閉蓋63は、図10に示すように、カード書込読出装置61の内部の上 部において軸66により回動可能に取り付けられており、かつ、ばね67により 常時閉状態に付勢されている。
【0039】 このような実施例の作用を図9ないし図12を参照して説明する。
【0040】 まず、カード書込読出装置61にカード有効部44を装着する動作を以下に説 明する。
【0041】 ICカード41を、カード書込読出装置61のカード差込口62から差し込む と(図12(a)〜同図(b))、カード差込口62の開閉蓋63は、ICカー ド41の先端部分により上に持ち上げられる(図12(b))。そのまま、IC カード41を挿入してゆき、ICカード41の第一のケース42がカードコネク タ65の部分に当接すると、第一のケース42の側面の開閉蓋47が開くことに なる(図12(c))。さらに、第二のケース43を押し込むと、第一のケース 42の内部にあるカード有効部44がカードコネクタ65に装着される。このと き、少し強く押し込むことにより、図11(a)〜図11(b)に示すように、 フック機構45の掴み部53が開くので、次にケース42,43を引き抜くと( 図12(e))、カード有効部44がカードコネクタ65に装着されたままカー ド書込読出装置61の内部に残ることになる(図12(f))。
【0042】 次に、カード書込読出装置61の内部に装着されているカード有効部44を取 り出す動作を以下に説明する。
【0043】 ICカード41を、カード書込読出装置61のカード差込口62から差し込む と、カード差込口62の開閉蓋63は、ICカード41の先端部分により上に持 ち上げられる。そのまま、第一のケース42を挿入してゆくと、カード有効部4 4により、第一のケース42の側面の開閉蓋47が開くことになる。さらに、第 一のケース42を押し込むと、第一のケース42が奥に当接する。しかし、さら に、第二のケース43を押し込むと、フック機構45の掴み部53がカード有効 部44に当接し、そのまま押し込むと図11(c)〜図11(d)に示すように 、フック機構45の掴み部53が閉じることになる。この状態で、第二のケース 43を引っ張ると、フック機構45の掴み部53に掴まれたカード有効部44が 第一のケース42内に入り、さらに引っ張ると第一のケース42をカード書込読 出装置61のカード差込口62から取り出すことができる。
【0044】 このように上記他の実施例では、カード有効部44のみをカード書込読出装置 61内に装着するのでカード書込読出装置61を小型化でき、かつカード有効部 44を第一のケース42内に収納して移動等をすることができるので接点部を手 で汚すこと等もなくなる。
【0045】 なお、上記他の実施例でフック機構45の例を説明したが、単に一回押し込む と開き、次に押し込むと開く、これを繰り返す機構であればどのような構成であ ってもよい。
【0046】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、ICカードを伸縮可能とし、カード書込読出装 置に装着時にICカードを縮小して装着し、カード書込読出装置から取り出した ときには所定の大きさに拡大するので、取扱が便利で、かつカード書込読出装置 の小型化ができる効果がある。
【0047】 請求項2記載の考案によれば、ICカードのカード有効部のみを所定の大きさ のケース内に収納し、当該ケースをカード書込読出装置に挿入することによりカ ード有効部のみ装着され、かつケースを再びカード書込読出装置に挿入すること によりカード有効部を当該ケース内に収容できるようにしたので、取扱が便利で 、かつカード書込読出装置の小型化ができ、かつカード有効部のコネクタ部分が 汚れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のICカードの実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案のICカードの通常時の大きさを示す説
明図である。
【図3】本考案のICカードの縮小時の大きさを示す説
明図である。
【図4】本考案のICカードを実施例を説明するための
分解斜視図である。
【図5】本考案のICカード用のカード書込読出装置を
示す斜視図である。
【図6】本考案のICカードの他の実施例を示す斜視図
である。
【図7】本考案の他の実施例の開閉蓋の部分を示す説明
図である。
【図8】同他の実施例のフック機構の例を示す説明図で
ある。
【図9】同他の実施例で使用するカード書込読出装置を
示す斜視図である。
【図10】同他の実施例で使用するカード書込読出装置
の開閉蓋の説明図である。
【図11】同他の実施例のフック機構の動作説明図であ
る。
【図12】同他の実施例の作用を説明するための説明図
である。
【図13】従来のICカードの正面図である。
【図14】従来のICカードの側面図である。
【図15】従来のICカードの平面図である。
【図16】図15の線X−Xにおける断面図である。
【図17】従来のカード書込読出装置を示す外観斜視図
である。
【符号の説明】
1 ICカード(メモリカード) 2 カード本体 3 カード可動部 4 収納部 5 カードコネクタ 8 フック解除ボタン 12 フック 41 ICカード(メモリカード) 42 第一のケース 43 第二のケース 44 カード有効部 45 フック機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の空間を有する収納部を設けたカー
    ド本体と、 前記カード本体の収納部に出没可能とされ、かつ収納部
    から突出方向に付勢力が与えられているカード可動部
    と、 前記カード可動部が前記収納部に収納されたときに、当
    該カード可動部を収納部内に固定しておくフックと、 前記フックにより固定されたカード可動部について固定
    を解除できるフック解除機構とを備えたことを特徴とす
    るICカード。
  2. 【請求項2】 カード有効部を収納するとともにカード
    の出没を可能とした第一のケースと、 前記第一のケースに摺動自在に係合されている第二のケ
    ースと、 前記第二のケースに固定されており、第一のケース内で
    カード有効部を掴み、前記カード有効部が第一のケース
    からカード書込読出装置内の接続部材に接続されたとき
    に開き、前記カード有効部が第一のケースにないときに
    カード書込読出装置内の接続部材に接続されたカード有
    効部を掴むフック機構とを備えたことを特徴とするIC
    カード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005125027A1 (ja) * 2004-06-15 2005-12-29 Fujitsu Component Limited トランシーバモジュール

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