JPH055944B2 - - Google Patents

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JPH055944B2
JPH055944B2 JP10338885A JP10338885A JPH055944B2 JP H055944 B2 JPH055944 B2 JP H055944B2 JP 10338885 A JP10338885 A JP 10338885A JP 10338885 A JP10338885 A JP 10338885A JP H055944 B2 JPH055944 B2 JP H055944B2
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JP
Japan
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compound
amidophosphazene
fabric
methylol group
mol
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JP10338885A
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JPS61266669A (ja
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Shinpei Ito
Shinjuro Tamura
Masaru Daimon
Tadao Sasakura
Otohiko Yamazoe
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Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、一般式
【式】(式中、m は3以上)のアミドホスフアゼン化合物と、アミ
ドホスフアゼン化合物のアミド基1モルに対し燐
化合物中のメチロール基が0.004〜0.25モルとな
るようにメチロール基を有する燐化合物とを添加
した水溶液で織物を処理することを特徴とする、
防炎加工方法に関する。 従来の技術 アミドホスフアゼン化合物水溶液で織・編物を
処理することを特徴とする防炎加工方法は米国特
許第2782133号に開示されている。また、メチロ
ール基を有するリン化合物を防炎加工剤として使
用する方法は公知である。 発明が解決しようとする問題点 従来のアミドホスフアゼン化合物による防炎加
工織・編物は洗濯により防炎効果が低下する欠点
がある。 問題点を解決するための手段 この従来法の欠点は、アミドホスフアゼン化合
物のアミド基1モルに対しメチロール基が0.004
〜0.25モルとなるようにメチロール基を有する燐
化合物を添加することによつて耐洗濯性のすぐれ
た防炎加工織物を得ることにより防止することが
できる。 本発明は、耐洗濯性の良好な防炎加工方法に関
するものである。 アミドホスフアゼン化合物は、燐及び窒素の含
有量が高く、この化合物で処理した織・編物は、
すぐれた防炎性能を有するが、洗濯により防炎性
能が低下する。この防炎性能の洗濯による低下の
防止に関し鋭意研究の結果本発明に到達した。即
ち、本発明は、一般式
【式】(式中、 mは3以上である)のアミドホスフアゼン化合物
と、アミドホスフアゼン化合物のアミド基1モル
に対し燐化合物中のメチロール基が0.004〜0.25
モルとなるようにメチロール基を有する燐化合物
とを添加した水溶液で織物を処理することを特徴
とする。 一般式
【式】(式中、mは3以上で ある) のアミドホスフアゼン化合物の具体例としては、
m=3の6員環アミドホスフアゼン及びm=4の
8員環アミドホスフアゼン等をあげることができ
る。メチロール基を有する燐化合物としては、N
−メチロールジメチルホスホノプロピルアミド テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムサ
ルフエート
【式】等をあげ ることができる。 優れた防炎性を有する織物を得るためには、燐
と窒素とを多量に含んだ防炎剤で処理する必要が
あり、メチロール基を有する燐化合物は燐の含有
量は高いが窒素の含有量は一般に低い。従つてN
−メチロールジメチルホスホノプロピルアミド及
びテトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウム
サルフエートの場合も、これら化合物を用いて防
炎加工を行う場合には、窒素の補給が樹脂等を添
加することにより行われる。又添加した樹脂によ
り耐洗濯性の向上も附与されるが風合は硬くなる
傾向がある。 本発明者等は、アミドホスフアゼン化合物に、
メチロール基を有する燐化合物の適量を添加する
ことにより耐洗濯性が非常に向上することを見い
出した。驚くべきことに、メチロール基を有する
燐化合物単独で得られる防炎織物(比較例2及び
4)より耐洗濯性に優れている。これはアミドホ
スフアゼン化合物とメチロール基を有する燐化合
物との相乗効果に起因すると考えられる。さらに
メチロール基を有する燐化合物を単独に用いる時
は窒素補給の必要があるが、本発明の場合メチロ
ール基を有する燐化合物を適量添加するとき、樹
脂等の添加による窒素補給なくして優れた防炎効
果が得られる。これはアミドホスフアゼン化合物
が多量の窒素を含んでいるためと考えられる。樹
脂等の添加がないので本発明の防炎織物は風合い
が非常に柔かい。 アミドホスフアゼン化合物にメチロール基を有
する燐化合物の適量添加することによる耐洗濯性
の向上の機構については明らかでないが、メチロ
ール基を有する燐化合物が、アミドホスフアゼン
化合物及び/又は織物の全部若しくは1部分を構
成しているセルロース分子と作用して、アミドホ
スフアゼン化合物の耐水性の向上に寄与している
ものと考えられる。更に、メチロール基を有する
燐化合物としてテトラキス(ヒドロキシメチル)
ホスホニウムサルフエートを添加し、晒編織物を
処理した場合には、前記防炎効果に加えて白色度
の向上が見られる。 アミドホスフアゼン化合物に対するメチロール
基を有する燐化合物の添加量としては、アミドホ
スフアゼン化合物のアミド基1モルに対し、燐化
合物中のメチロール基が0.004〜0.25モルとなる
ようメチロール基を有する燐化合物を添加するこ
とが好ましい。燐化合物中のメチロール基が0.25
モル以上のとき耐洗濯性はもはや向上しないばか
りか風合が硬くなる傾向となる。燐化合物中のメ
チロール基が0.004モル以下となるよう燐化合物
を添加した場合には耐洗濯性が低下する、特に好
ましい燐化合物の添加量は、アミドホスフアゼン
化合物のアミド基1モルに対し、燐化合物中のメ
チロール基が0.02〜0.18モルである。 本発明の防炎加工対象織物としては、セルロー
ス系繊維織・編物又はセルロース系繊維を含む
織・編物が好ましい。例えば木綿100%、木綿50
%、ポリエステル50%、レーヨン40%、ウール60
%、及びポリノジツク100%から構成される織・
編物をあげることができる。 本発明の方法に用いる防炎加工剤の組成として
は、前記説明のアミドホスフアゼン化合物及びメ
チロール基を有する燐化合物を含む必要がある。
そして周知の樹脂反応触媒、例えば燐酸、塩化ア
ンモニウム、塩化マグネシウム及び硝酸亜鉛等を
含むのが好ましい。織・編物の防炎加工は、前記
組成を有する水溶液に織・編物を浸漬し、マング
ルにて絞つた後、乾燥する。続いてベーキングを
行うが、ベーキング条件としては150〜190℃で1
〜5分行うのが好ましい。ベーキング後、中和処
理、水洗、乾燥して防炎加工織・編物を得る。 発明の効果 本発明により、耐洗濯性があり防炎性能の優れ
た織物を得ることができる。 実施例 1 目付238g/m2の木綿100%織物を、6員環アミ
ドホスフアゼン化合物(m=3)1モル(アミド
基6モル)、N−メチロールジメチルホスホノプ
ロピルアミド0.78モル(メチロール基0.78モル)、
燐酸0.3モル、塩化アンモニウム1モル及び水68
モルからなる溶液に30℃で浸漬し、マングル圧2
Kg/cm2の圧力で絞つた後、105℃で5分乾燥した。
次に160℃で4分間ベーキングを行つたのち、炭
酸ソーダ5g/の水溶液で中和し、水洗乾燥し
た。得られた織物をJIS L 1091に規定されるA
−1法(45°ミクロバーナー1分間加熱)にて燃
焼試験を行つた所、炭化面積は22cm2であつた。更
に消防法告示第11号に規定される洗濯を30回行つ
た後、前記A−1法にて燃焼試験を行つた所炭化
面積は27cm2であつた。 比較例 1 N−メチロールジメチルホスホノプロピルアミ
ド0.78モルのみを添加しないで、他は実施例1と
同様にして防炎加工織物を得た。A−1法による
燃焼試験の結果、炭化面積は23cm2であつた。消防
法告示第11号に規定される洗濯を30回行つた後、
前記A−1法にて燃焼試験を行つた所、炭化面積
は263cm2以上で完全に燃焼した。 比較例 2 目付238g/m2の木綿100%織物を、N−メチロ
ールジメチルホスホノプロピルアミド2.3モル
(メチロール基2.3モル)、燐酸0.3モル、塩化アン
モニウム1モル、トリメチロールメラミン0.15モ
ル及び水68モルからなる溶液に30℃で浸漬し、マ
ングル圧2Kg/cm2の圧力で絞つた後、105℃で5
分乾燥した。次に、160℃で4分間ベーキングを
行つたのち、炭酸ソーダ5g/の水溶液で中和
し水洗乾燥した。得られた織物を、JIS L 1091
に規定されるA−1法(45°ミクロバーナー1分
間加熱)にて燃焼試験を行つた所、炭化面積は27
cm2であつた。更に消防法告示第11号に規定される
洗濯を30回行つた後、前記A−1法にて燃焼試験
を行つた所、炭化面積は36cm2であつた。 実施例 2 目付125g/m2の木綿70%ポリエステル30%織
物を、6員環アミドホスフアゼン化合物(m=
3)1モル(アミド基6モル)、N−メチロール
ジメチルホスホノプロピルアミド0.4モル(メチ
ロール基0.4モル)、燐酸0.2モル、塩化アンモニ
ウム0.8モル、及び水22モルからなる溶液に50℃
で浸漬し、マングル圧1Kg/cm2の圧力で絞つた
後、105℃で乾燥した。次に160℃で4分間ベーキ
ングを行つたのち、炭酸ソーダ6g/の濃度の
水溶液で中和し、水洗乾燥した。得られた織物を
JIS L 1091に規定されるA−1法(45°ミクロ
バーナー1分間加熱)にて燃焼試験を行つた所、
炭化面積は30cm2であつた。更に消防法告示第11号
に規定される洗濯を30回行つた後、前記A−1法
にて燃焼試験を行つた所、炭化面積は35cm2であつ
た。 比較例 3 N−メチロールジメチルホスホノプロピルアミ
ド0.4モルのみを添加しないで、他は実施例2と
同様にして防炎加工織物を得た。A−1法による
燃焼試験の結果、炭化面積は31cm2であつた。消防
法告示第11号に規定される洗濯を30回行つた後、
前記A−1法にて燃焼試験を行つた所、完全に燃
焼した。 比較例 4 目付125g/m2の木綿70%ポリエステル30%織
物を、N−メチロールジメチル−ホスホノプロピ
ルアミド1.5モル、燐酸0.2モル、塩化アンモニウ
ム0.8モル、トリメチロールメラミン0.2モル及び
水23モルからなる溶液に50℃で浸漬し、マングル
圧1Kg/cm2の圧力で絞つた後、105℃で乾燥した。
次に160℃で4分間ベーキングを行つたのち、炭
酸ソーダ6g/の水溶液で中和し水洗乾燥し
た。得られた織物を、JIS L 1091に規定される
A−1法(45°ミクロバーナー1分間加熱)にて
燃焼試験を行つた所、炭化面積は190cm2であつた。
さらに消防法告示第11号に規定される洗濯を30回
行つたのち前記A−1法にて燃焼試験を行つた所
完全に燃焼した。 実施例 3 目付238g/m2の木綿100%織物を、6員環アミ
ドホスフアゼン化合物(m=3)1モル(アミド
基6モル)、テトラキス(ヒドロキシメチル)ホ
スホニウムサルフエート0.019モル(メチロール
基0.0024モル)燐酸0.3モル、塩化アンモニウム
1.9モル及び水69モルからなる溶液に24℃で浸漬
し、マングル圧2Kg/cm2の圧力で絞つた後、105
℃で5分乾燥した。次に160℃で4分間ベーキン
グを行つた後、炭酸ソーダ5g/の水溶液で中
和し、水洗乾燥した。得られた織物のハンター白
色度は92%であつた。得られた織物をJIS L
1091に規定されるA−1法(45°ミクロバーナー
1分間加熱)にて燃焼試験を行つた所、炭化面積
は22cm2であつた。更に消防法告示第11号に規定さ
れる洗濯を30回行つた後、前記A−1法にて燃焼
試験を行つた所、炭化面積は29cm2であつた。 比較例 5 テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウム
サルフエート0.019モルを添加しないで、他は実
施例3と同様にして防炎加工織物を得た。得られ
た織物のハンター白色度は89%であつた。実施例
3と比較して明らかなごとく、テトラキス(ヒド
ロキシメチル)ホスホニウムサルフエートを添加
すると白色度も向上する。得られた織物を消防法
告示第11号に規定される洗濯を30回行つた後前記
A−1法にて燃焼試験を行つた所炭化面積190cm2
以上で完全に燃焼した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式【式】(式中、mは3以上 である) のアミドホスフアゼン化合物と、アミドホスフア
    ゼン化合物のアミド基1モルに対し燐化合物中の
    メチロール基が0.004〜0.25モルとなるようにメ
    チロール基を有する燐化合物とを添加した水溶液
    で織・編物を処理することを特徴とする、防炎加
    工方法。
JP10338885A 1985-05-15 1985-05-15 新規な防炎加工方法 Granted JPS61266669A (ja)

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JP10338885A JPS61266669A (ja) 1985-05-15 1985-05-15 新規な防炎加工方法

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JPS61266669A JPS61266669A (ja) 1986-11-26
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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303181A (ja) * 1987-05-30 1988-12-09 日東紡績株式会社 セルロース系繊維の布帛またはそれを含む布帛の加工方法
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