JPH0559269B2 - - Google Patents
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- JPH0559269B2 JPH0559269B2 JP59085726A JP8572684A JPH0559269B2 JP H0559269 B2 JPH0559269 B2 JP H0559269B2 JP 59085726 A JP59085726 A JP 59085726A JP 8572684 A JP8572684 A JP 8572684A JP H0559269 B2 JPH0559269 B2 JP H0559269B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/0002—Controlling intake air
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/0002—Controlling intake air
- F02D2041/0015—Controlling intake air for engines with means for controlling swirl or tumble flow, e.g. by using swirl valves
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、少なくとも低負荷時に成層燃焼を行
うようにした燃料噴射装置付エンジンに関するも
のである。
うようにした燃料噴射装置付エンジンに関するも
のである。
(従来技術)
従来より、燃料噴射装置を備えたエンジンにお
いて、吸気弁を介して燃焼室に通ずる吸気通路内
に燃料噴射弁を設け、低負荷域では吸気行程の後
半に燃料を噴射して点火プラグが位置する燃焼室
の上層部分に燃料を偏在させて成層化するととも
に、燃焼室内に導入される吸気にスワール(旋回
流)を生成し、このスワールによつて上記成層化
した燃料の圧縮行程における拡散を抑制し、その
状態で燃焼を行う成層燃焼の技術が、例えば、特
開昭56−148636号もしくは特開昭58−85319号に
見られるように公知である。
いて、吸気弁を介して燃焼室に通ずる吸気通路内
に燃料噴射弁を設け、低負荷域では吸気行程の後
半に燃料を噴射して点火プラグが位置する燃焼室
の上層部分に燃料を偏在させて成層化するととも
に、燃焼室内に導入される吸気にスワール(旋回
流)を生成し、このスワールによつて上記成層化
した燃料の圧縮行程における拡散を抑制し、その
状態で燃焼を行う成層燃焼の技術が、例えば、特
開昭56−148636号もしくは特開昭58−85319号に
見られるように公知である。
上記成層燃焼は、燃焼室の上層に燃料を偏在さ
せることによつて点火プラグ近傍に着火に必要な
空燃比を確保し、下層は空気のみまたは非常に稀
薄な混合気でも良好な燃焼性を得ることができる
ことから、全体としての空燃比のリーン化が図
れ、燃費性が改善できるとともに、未燃焼成分の
排出が抑制できてエミツシヨン性の向上が図れる
などの利点を有するものである。
せることによつて点火プラグ近傍に着火に必要な
空燃比を確保し、下層は空気のみまたは非常に稀
薄な混合気でも良好な燃焼性を得ることができる
ことから、全体としての空燃比のリーン化が図
れ、燃費性が改善できるとともに、未燃焼成分の
排出が抑制できてエミツシヨン性の向上が図れる
などの利点を有するものである。
しかして、上記のような成層燃焼においては、
エンジン回転数の上昇もしくは負荷が増大した時
には、充分な吸入空気量を確保するためにスワー
ルの生成を弱めることが要求される。すなわち、
スワールの生成は吸気通路を絞つて吸気流速を向
上するとともに、この吸気に方向性を与えてシリ
ンダの接線方向から周方向に吸気を導入するもの
であつて、大きなスワールを生成するためには、
吸気抵抗が増大するものである一方、吸入空気量
が増大した状態では燃料噴射量も増大としている
ことから燃焼性は改善され、かえつてこのような
状態で強いスワールの生成は燃焼騒音等の問題を
招くものである。そのため、吸入空気量が増大す
るのに伴つて、スワールを弱めて吸気抵抗を低減
するとともに騒音に対処するようにしているが、
スワールを弱めることは上記成層化が確保できず
に、燃料が燃焼室の全体に分布するようになり、
その結果、高負荷抵回転領域においてノツキング
が発生し易くなる問題を有する。
エンジン回転数の上昇もしくは負荷が増大した時
には、充分な吸入空気量を確保するためにスワー
ルの生成を弱めることが要求される。すなわち、
スワールの生成は吸気通路を絞つて吸気流速を向
上するとともに、この吸気に方向性を与えてシリ
ンダの接線方向から周方向に吸気を導入するもの
であつて、大きなスワールを生成するためには、
吸気抵抗が増大するものである一方、吸入空気量
が増大した状態では燃料噴射量も増大としている
ことから燃焼性は改善され、かえつてこのような
状態で強いスワールの生成は燃焼騒音等の問題を
招くものである。そのため、吸入空気量が増大す
るのに伴つて、スワールを弱めて吸気抵抗を低減
するとともに騒音に対処するようにしているが、
スワールを弱めることは上記成層化が確保できず
に、燃料が燃焼室の全体に分布するようになり、
その結果、高負荷抵回転領域においてノツキング
が発生し易くなる問題を有する。
つまり、成層燃焼においては、燃焼室内の燃料
の偏在がピストンから離れた点火プラグに近い領
域に集中し、ノツキングの発生し易いピストン近
傍のエンドガスゾーンがリーンで着火し難いこと
から、ノツキングが発生し難いという作用を有す
るものであるが、前述のように高負荷低回転時に
スワールを弱めると成層化が損われることから、
上記ノツキング抑制作用が失われて、ノツキング
の発生限界が後退し、例えば点火時期等について
もノツキングが発生しない限度まで遅角させる必
要があり、出力向上と反する方向へ調整を行わざ
るを得ないものである。
の偏在がピストンから離れた点火プラグに近い領
域に集中し、ノツキングの発生し易いピストン近
傍のエンドガスゾーンがリーンで着火し難いこと
から、ノツキングが発生し難いという作用を有す
るものであるが、前述のように高負荷低回転時に
スワールを弱めると成層化が損われることから、
上記ノツキング抑制作用が失われて、ノツキング
の発生限界が後退し、例えば点火時期等について
もノツキングが発生しない限度まで遅角させる必
要があり、出力向上と反する方向へ調整を行わざ
るを得ないものである。
(発明の目的)
本発明は上記事情に鑑み、成層燃焼を行うにつ
いて、高負荷低回転時におけるノツキングの発生
を回避するようにした燃料噴射装置付エンジンを
提供することを目的とするものである。
いて、高負荷低回転時におけるノツキングの発生
を回避するようにした燃料噴射装置付エンジンを
提供することを目的とするものである。
(発明の構成)
本発明の燃料噴射装置付エンジンは、少なくと
もエンジンの低負荷時において、吸気弁近傍に設
けた燃料噴射弁から吸気弁の開期間中で、かつ、
吸気弁開後所定時間おいて吸気弁開期間中間ない
し後半に1回の燃焼に必要な燃料を噴射供給して
成層化するようにしたものにおいて、シリンダの
周方向に生じるスワールの大きさを制御するスワ
ール可変装置を設け、高負荷高回転時にはスワー
ルを弱める一方、高負荷低回転時にはスワールを
強めるとともに燃料が偏在化するように吸気弁開
期間中ないし後半に燃料噴射を行うように制御装
置によつて制御するようにしたことを特徴とする
ものである。
もエンジンの低負荷時において、吸気弁近傍に設
けた燃料噴射弁から吸気弁の開期間中で、かつ、
吸気弁開後所定時間おいて吸気弁開期間中間ない
し後半に1回の燃焼に必要な燃料を噴射供給して
成層化するようにしたものにおいて、シリンダの
周方向に生じるスワールの大きさを制御するスワ
ール可変装置を設け、高負荷高回転時にはスワー
ルを弱める一方、高負荷低回転時にはスワールを
強めるとともに燃料が偏在化するように吸気弁開
期間中ないし後半に燃料噴射を行うように制御装
置によつて制御するようにしたことを特徴とする
ものである。
(発明の効果)
本発明によれば、少なくとも低負荷時には、燃
料噴射時期の設定と大きなスワールとによつて燃
料を偏在化させて成層燃焼を行い、燃費性および
エミツシヨン性の改善を図ることができる。
料噴射時期の設定と大きなスワールとによつて燃
料を偏在化させて成層燃焼を行い、燃費性および
エミツシヨン性の改善を図ることができる。
また、高負荷高回転時には、スワールを弱める
ことによつて吸気抵抗を低減し、充填量を増大し
て出力の向上を図ることができる。一方、高負荷
低回転時には、大きなスワールを発生させるとと
もに、燃料が偏在化するように燃料噴射を制御し
て成層化燃焼を行うようにし、これによつて、燃
料はピストンから離れ点火プラグに近い領域に集
中し、ノツキングの発生し易いピストン近傍のエ
ンドガスゾーンは非常にリーンとなつて着火し難
いことから、ノツキングの発生を抑制することが
できるものである。よつて、スワールの生成に伴
い吸気抵抗の増大があるが、これによる出力の低
下は、ノツキングの発生が抑制されることから、
例えば点火時期を進角制御して出力の向上を図る
ことによつて相殺され、良好な出力が確保できる
ものである。
ことによつて吸気抵抗を低減し、充填量を増大し
て出力の向上を図ることができる。一方、高負荷
低回転時には、大きなスワールを発生させるとと
もに、燃料が偏在化するように燃料噴射を制御し
て成層化燃焼を行うようにし、これによつて、燃
料はピストンから離れ点火プラグに近い領域に集
中し、ノツキングの発生し易いピストン近傍のエ
ンドガスゾーンは非常にリーンとなつて着火し難
いことから、ノツキングの発生を抑制することが
できるものである。よつて、スワールの生成に伴
い吸気抵抗の増大があるが、これによる出力の低
下は、ノツキングの発生が抑制されることから、
例えば点火時期を進角制御して出力の向上を図る
ことによつて相殺され、良好な出力が確保できる
ものである。
(実施例)
以下、図面により本発明の実施例を説明する。
第1図は燃料噴射装置付エンジンの全体構成図を
示し、エンジン1は第1〜第4の4つのシリンダ
C(ただし、図中には1つのシリンダのみが示さ
れている)を有し、上記各シリンダCの燃焼室2
にはそれぞれ吸気弁3および排気弁4を介して吸
気通路5および排気通路6が接続され、上記吸気
通路5のサージタンク7上流の集合部にはスロツ
トル弁8が配設され、吸気通路5の上流端にはエ
アクリーナ9が連接され、このエアクリーナ9下
流には吸気流量を計測するエアフローメータ10
が介設されている。そして、上記各吸気通路5の
下流側部分には吸気弁3に向けて燃料噴射弁12
がそれぞれ配設され、該各燃料噴射弁12には燃
料供給通路13が接続され、図示しないレギユレ
ータを介して燃料タンクに連通されており、上記
燃料噴射弁12には上記レギユレータを介して吸
気通路圧力との差圧が常に一定となるような燃圧
が供給される。上記排気通路6には触媒14が介
装されている。
第1図は燃料噴射装置付エンジンの全体構成図を
示し、エンジン1は第1〜第4の4つのシリンダ
C(ただし、図中には1つのシリンダのみが示さ
れている)を有し、上記各シリンダCの燃焼室2
にはそれぞれ吸気弁3および排気弁4を介して吸
気通路5および排気通路6が接続され、上記吸気
通路5のサージタンク7上流の集合部にはスロツ
トル弁8が配設され、吸気通路5の上流端にはエ
アクリーナ9が連接され、このエアクリーナ9下
流には吸気流量を計測するエアフローメータ10
が介設されている。そして、上記各吸気通路5の
下流側部分には吸気弁3に向けて燃料噴射弁12
がそれぞれ配設され、該各燃料噴射弁12には燃
料供給通路13が接続され、図示しないレギユレ
ータを介して燃料タンクに連通されており、上記
燃料噴射弁12には上記レギユレータを介して吸
気通路圧力との差圧が常に一定となるような燃圧
が供給される。上記排気通路6には触媒14が介
装されている。
また、上記吸気通路5は燃焼室2を構成するシ
リンダCの周方向にスワールを生成するように構
成されるとともに、この吸気通路5には上記スワ
ールの大きさを制御するスワール可変装置15が
配設されている。
リンダCの周方向にスワールを生成するように構
成されるとともに、この吸気通路5には上記スワ
ールの大きさを制御するスワール可変装置15が
配設されている。
上記吸気通路5は第2図および第3図に示すよ
うに、燃焼室2に連通開口する吸気通路5の下流
側部分で、吸気マニホールド16からシリンダヘ
ツド17内に形成された燃焼室2の近傍部分が、
隔壁18によつて、1次側吸気通路5aと2次側
吸気通路5bとに区画形成され、2次側吸気通路
5bにはスワール可変装置15のスワール制御弁
19が介装され、このスワール制御弁19はアク
チユエータ(図示せず)によつて基本的には吸入
空気量の増減に対応し、エンジンの低負荷時に閉
作動され、高負荷時に開いて2次側吸気通路5b
から吸気を供給するように構成されている。
うに、燃焼室2に連通開口する吸気通路5の下流
側部分で、吸気マニホールド16からシリンダヘ
ツド17内に形成された燃焼室2の近傍部分が、
隔壁18によつて、1次側吸気通路5aと2次側
吸気通路5bとに区画形成され、2次側吸気通路
5bにはスワール可変装置15のスワール制御弁
19が介装され、このスワール制御弁19はアク
チユエータ(図示せず)によつて基本的には吸入
空気量の増減に対応し、エンジンの低負荷時に閉
作動され、高負荷時に開いて2次側吸気通路5b
から吸気を供給するように構成されている。
1次側吸気通路5aは比較的通路面積が小さく
形成され、吸気弁3より僅かに上流側の吸気ポー
ト11にスワール用ポート11aとして開口し、
この1次側吸気通路5aを流れる吸気の流速を向
上するとともに、スワール用ポート11aがシリ
ンダCの円周方向(第3図参照)に向かつて開口
し、ピストン20の上面となす角度が小さくなる
ように横方向から吸気をシリンダC内に円周方向
に導入してスワールKを生成するように構成され
ている。
形成され、吸気弁3より僅かに上流側の吸気ポー
ト11にスワール用ポート11aとして開口し、
この1次側吸気通路5aを流れる吸気の流速を向
上するとともに、スワール用ポート11aがシリ
ンダCの円周方向(第3図参照)に向かつて開口
し、ピストン20の上面となす角度が小さくなる
ように横方向から吸気をシリンダC内に円周方向
に導入してスワールKを生成するように構成され
ている。
一方、2次側吸気通路5bはシリンダCの中心
線とほぼ平行な方向すなわちピストン20の上面
に向かつて開口し、吸気にスワールを付与するこ
となく導入するように構成されている。
線とほぼ平行な方向すなわちピストン20の上面
に向かつて開口し、吸気にスワールを付与するこ
となく導入するように構成されている。
よつて、上記スワール制御弁19が閉じている
とき(開度0°)には1次側吸気通路5aのみによ
つて吸気が大きなスワールKで燃焼室2に導入さ
れ、スワール制御弁19が開くに従つて2次側吸
気通路5bからの吸気の導入比率が増え、燃焼室
2に生成されるスワールKが小さくなり、スワー
ル制御弁19の全開状態(開度70°)では殆どス
ワールの生成はされないものである。
とき(開度0°)には1次側吸気通路5aのみによ
つて吸気が大きなスワールKで燃焼室2に導入さ
れ、スワール制御弁19が開くに従つて2次側吸
気通路5bからの吸気の導入比率が増え、燃焼室
2に生成されるスワールKが小さくなり、スワー
ル制御弁19の全開状態(開度70°)では殆どス
ワールの生成はされないものである。
このスワール制御弁19は、図示しないアクチ
ユエータによつて、例えば吸気負圧もしくは排気
圧力等に応動するダイアフラム装置によつて機械
的に開閉制御されるとともに、このスワール制御
弁19を強制的に所定開度にまで閉じるスワール
増大手段23(第1図参照)が接続されて、スワ
ール可変装置15が構成されている。そして、こ
のスワール制御弁19は吸入空気量すなわちエン
ジン回転数と負荷の変動に対応して、例えば第4
図に示すように、低負荷・低回転領域では開度を
0°(全開)として大きなスワールKを生成し、高
負荷・高回転領域では開度を70°(全回)としてス
ワールの生成を抑制し、中間領域では開度を20°
として弱いスワールを生成するように制御するも
のである。また、ノツキングが発生し易い高負
荷・低回転域では開度を40°として、その開度を
高負荷・高回転域の全開開度より閉じて、強いス
ワールKを得るように制御される。
ユエータによつて、例えば吸気負圧もしくは排気
圧力等に応動するダイアフラム装置によつて機械
的に開閉制御されるとともに、このスワール制御
弁19を強制的に所定開度にまで閉じるスワール
増大手段23(第1図参照)が接続されて、スワ
ール可変装置15が構成されている。そして、こ
のスワール制御弁19は吸入空気量すなわちエン
ジン回転数と負荷の変動に対応して、例えば第4
図に示すように、低負荷・低回転領域では開度を
0°(全開)として大きなスワールKを生成し、高
負荷・高回転領域では開度を70°(全回)としてス
ワールの生成を抑制し、中間領域では開度を20°
として弱いスワールを生成するように制御するも
のである。また、ノツキングが発生し易い高負
荷・低回転域では開度を40°として、その開度を
高負荷・高回転域の全開開度より閉じて、強いス
ワールKを得るように制御される。
また、上記2次側吸気通路5bのスワール制御
弁19の下流側には、吸気弁3で開閉される吸気
ポート11に比較的近い位置で、かつ燃焼室2に
向けて燃料を噴射するように、前記燃料噴射弁1
2が配設されている。すなわち、この燃料噴射弁
12から噴射された燃料が直接吸気ポート11か
ら燃焼室2内に流入するように構成されている。
弁19の下流側には、吸気弁3で開閉される吸気
ポート11に比較的近い位置で、かつ燃焼室2に
向けて燃料を噴射するように、前記燃料噴射弁1
2が配設されている。すなわち、この燃料噴射弁
12から噴射された燃料が直接吸気ポート11か
ら燃焼室2内に流入するように構成されている。
この燃料噴射弁12による燃料噴射時期および
噴射量は、第1図に示すように制御装置22から
の制御信号すなわち燃料噴射パルスによつて行わ
れる。また、上記スワール可変装置15のスワー
ル増大手段23が前記装置22によつて作動制御
されるものである。
噴射量は、第1図に示すように制御装置22から
の制御信号すなわち燃料噴射パルスによつて行わ
れる。また、上記スワール可変装置15のスワー
ル増大手段23が前記装置22によつて作動制御
されるものである。
この制御装置22は、インターフエース24、
CPU25およびメモリ26からなり、上記メモ
リ26内には第7図にフローチヤートで示す
CPU25の演算処理のプログラム等が格納され
ている。また、この制御装置22には、前記エア
フローメータ10から吸入空気量信号が入力され
るとともに、エンジン冷間時を検出するための冷
却水温度を検出する水温センサー27の水温信
号、スロツトル弁8の開度変化から加速状態を検
出するスロツトルセンサー28からのスロツトル
開度信号、スワール可変装置15のスワール制御
弁19の開度を検出するスワールセンサー29か
らのスワール制御弁開度信号、およびデイストリ
ビユータの回転角からエンジン1のクランク角と
第1気筒のピストン上死点TDCとを検出するク
ランク角センサー30からのクランク角信号とが
それぞれ入力されるものである。なお、31はイ
グニシヨンスイツチである。
CPU25およびメモリ26からなり、上記メモ
リ26内には第7図にフローチヤートで示す
CPU25の演算処理のプログラム等が格納され
ている。また、この制御装置22には、前記エア
フローメータ10から吸入空気量信号が入力され
るとともに、エンジン冷間時を検出するための冷
却水温度を検出する水温センサー27の水温信
号、スロツトル弁8の開度変化から加速状態を検
出するスロツトルセンサー28からのスロツトル
開度信号、スワール可変装置15のスワール制御
弁19の開度を検出するスワールセンサー29か
らのスワール制御弁開度信号、およびデイストリ
ビユータの回転角からエンジン1のクランク角と
第1気筒のピストン上死点TDCとを検出するク
ランク角センサー30からのクランク角信号とが
それぞれ入力されるものである。なお、31はイ
グニシヨンスイツチである。
そして、上記制御装置22のCPU25は、エ
ンジン回転数および吸入空気量とに応じて基本燃
料噴射量を求めるとともに、エンジン冷間時、加
速時等にはこの基本燃料噴射量を増量して実際燃
料噴射量を求める。そして、少なくともエンジン
の低負荷時には、燃料噴射弁12から吸気弁3の
開期間中でかつ吸気弁3開後所定時間おいて1回
の燃焼に必要な燃料を噴射供給して、成層燃焼を
行うべく燃料噴射時期を設定し、所定時期に燃料
噴射量に相当するパルス幅を有する燃料噴射パル
スを各気筒の燃料噴射弁12に出力するものであ
る。また、特に、高負荷低回転時には、前記スワ
ール可変装置15のスワール増大手段23に制御
信号を出力して、スワール制御弁19を閉じてス
ワールKを強める方向に制御するとともに、燃料
噴射時期は低負荷時と同様に、燃料噴射弁12か
ら吸気弁3の開期間中で、吸気弁3開後所定期間
おいて燃料を噴射供給するように制御するもので
ある。
ンジン回転数および吸入空気量とに応じて基本燃
料噴射量を求めるとともに、エンジン冷間時、加
速時等にはこの基本燃料噴射量を増量して実際燃
料噴射量を求める。そして、少なくともエンジン
の低負荷時には、燃料噴射弁12から吸気弁3の
開期間中でかつ吸気弁3開後所定時間おいて1回
の燃焼に必要な燃料を噴射供給して、成層燃焼を
行うべく燃料噴射時期を設定し、所定時期に燃料
噴射量に相当するパルス幅を有する燃料噴射パル
スを各気筒の燃料噴射弁12に出力するものであ
る。また、特に、高負荷低回転時には、前記スワ
ール可変装置15のスワール増大手段23に制御
信号を出力して、スワール制御弁19を閉じてス
ワールKを強める方向に制御するとともに、燃料
噴射時期は低負荷時と同様に、燃料噴射弁12か
ら吸気弁3の開期間中で、吸気弁3開後所定期間
おいて燃料を噴射供給するように制御するもので
ある。
上記成層燃焼を行うための燃料噴射時期は、第
5図に示すように、吸気弁3の開弁曲線におい
て、上死点TDC前の吸気弁3が開き始める時IO
から下死点BDC後の吸気弁3が閉じる時ICまで
の吸気行程の略中間部でピストン速度が最大とな
る時期の近傍を中心θ0として、燃料噴射パルス幅
θに対応して同じ角度だけ前後に設定されるもの
であり、負荷が増大してパルス幅が大きくなるに
従つて燃料噴射開始時期θ1が早くなるとともに、
噴射終了時期θ2が遅くなるように設定されるもの
である。
5図に示すように、吸気弁3の開弁曲線におい
て、上死点TDC前の吸気弁3が開き始める時IO
から下死点BDC後の吸気弁3が閉じる時ICまで
の吸気行程の略中間部でピストン速度が最大とな
る時期の近傍を中心θ0として、燃料噴射パルス幅
θに対応して同じ角度だけ前後に設定されるもの
であり、負荷が増大してパルス幅が大きくなるに
従つて燃料噴射開始時期θ1が早くなるとともに、
噴射終了時期θ2が遅くなるように設定されるもの
である。
これにより、燃料は吸気弁3が開いている吸気
期間中の前期を除く、中間ないし後期に燃焼室2
に流入し、燃焼室2の下層部には空気が上層部に
は燃料が偏在して供給され、しかも円周方向のス
ワールKによつて上下方向の拡散が抑制されて、
この成層化が維持される。なお、吸気工程の後
半、特に吸気弁3が閉じる直前に燃料を噴射供給
するようにすると、上記燃料の偏在化すなわち成
層化が確実に実現できるが、この場合は、燃料の
気化・霧化が余り進行していない燃料が流入する
ことになるので、大きなスワールKによつて成層
化が良好に維持される範囲では、ピストン速度が
大きく吸入速度が速くなつて燃料の微粒化を促進
して燃焼性をより向上するために、前記のように
噴射終了時期を吸気工程の後半よりも中間側に進
めて行う方が好ましい。
期間中の前期を除く、中間ないし後期に燃焼室2
に流入し、燃焼室2の下層部には空気が上層部に
は燃料が偏在して供給され、しかも円周方向のス
ワールKによつて上下方向の拡散が抑制されて、
この成層化が維持される。なお、吸気工程の後
半、特に吸気弁3が閉じる直前に燃料を噴射供給
するようにすると、上記燃料の偏在化すなわち成
層化が確実に実現できるが、この場合は、燃料の
気化・霧化が余り進行していない燃料が流入する
ことになるので、大きなスワールKによつて成層
化が良好に維持される範囲では、ピストン速度が
大きく吸入速度が速くなつて燃料の微粒化を促進
して燃焼性をより向上するために、前記のように
噴射終了時期を吸気工程の後半よりも中間側に進
めて行う方が好ましい。
上記の如き成層化を高負荷低回転時に行うこと
により、ノツキングの発生が抑制され、かえつて
ノツキング限界のトルクが向上するものである。
すなわち、第6図に示すように、曲線は成層化
を行つていない燃焼状態における点火時期に対す
るエンジン出力(トルク)の関係を示すものであ
り、この曲線では、点火時期を進角するのに伴
つてトルクは徐々に増大しているが、P1点まで
点火時期が進角すると、ここでノツキング限界に
達し、これ以上進角するとノツキングが発生して
異常燃焼が生起してエンジン振動、耐久性に悪影
響が生じるものであり、P1点以上に点火時期を
進角してトルクの向上を図ることはできない。一
方、曲線は成層化した燃焼状態における点火時
期とトルクとの関係を示し、各点火時期における
トルクは上記曲線のものに比べて、スワールを
生成するために吸気抵抗が増大していることから
低い値となつているが、上記ノツキング限界を越
えて点火時期を進角しても、成層化によつてピス
トン周囲のエンドガスゾーンが非常にリーン化し
ているのでノツキングの発生はなく、この点火時
期をP2点にしたときに、曲線のピーク点とな
り、上記P1点における曲線のトルクより大き
なトルクが得られることになるものである。
により、ノツキングの発生が抑制され、かえつて
ノツキング限界のトルクが向上するものである。
すなわち、第6図に示すように、曲線は成層化
を行つていない燃焼状態における点火時期に対す
るエンジン出力(トルク)の関係を示すものであ
り、この曲線では、点火時期を進角するのに伴
つてトルクは徐々に増大しているが、P1点まで
点火時期が進角すると、ここでノツキング限界に
達し、これ以上進角するとノツキングが発生して
異常燃焼が生起してエンジン振動、耐久性に悪影
響が生じるものであり、P1点以上に点火時期を
進角してトルクの向上を図ることはできない。一
方、曲線は成層化した燃焼状態における点火時
期とトルクとの関係を示し、各点火時期における
トルクは上記曲線のものに比べて、スワールを
生成するために吸気抵抗が増大していることから
低い値となつているが、上記ノツキング限界を越
えて点火時期を進角しても、成層化によつてピス
トン周囲のエンドガスゾーンが非常にリーン化し
ているのでノツキングの発生はなく、この点火時
期をP2点にしたときに、曲線のピーク点とな
り、上記P1点における曲線のトルクより大き
なトルクが得られることになるものである。
次に、制御装置22の作動を第7図のフローチ
ヤートによつて説明する。
ヤートによつて説明する。
エンジンが作動すると、CPU25は、クラン
ク角センサー30、エアフローメータ10、水温
センサー27、スロツトルセンサー28、スワー
ルセンサー29の各信号を読み込んでその各値を
レジスタT、A、W1、V、Kに記憶する(ステ
ツプS1〜S5)。次に、ステツプS6でエンジンの始
動時か否かを判定し、エンジンの始動時には
CPU25はステツプS6においてYESと判定して
ステツプS7に進み、そこでレジスタに所定の
始動噴射量βを記憶し、レジスタの値に基づい
て始動噴射パルスを作成してそれを第1気筒の
TDC信号に応じて判別した噴射すべき気筒の燃
料噴射弁12に加え(ステツプS8)、ステツプS1
に戻り、上述の処理を繰り返す。なお、エンジン
の始動時において、予め設定した始動噴射パルス
を発生するようにしているのは、この始動時には
吸入空気量に基づいて燃料噴射量を算出できない
からである。
ク角センサー30、エアフローメータ10、水温
センサー27、スロツトルセンサー28、スワー
ルセンサー29の各信号を読み込んでその各値を
レジスタT、A、W1、V、Kに記憶する(ステ
ツプS1〜S5)。次に、ステツプS6でエンジンの始
動時か否かを判定し、エンジンの始動時には
CPU25はステツプS6においてYESと判定して
ステツプS7に進み、そこでレジスタに所定の
始動噴射量βを記憶し、レジスタの値に基づい
て始動噴射パルスを作成してそれを第1気筒の
TDC信号に応じて判別した噴射すべき気筒の燃
料噴射弁12に加え(ステツプS8)、ステツプS1
に戻り、上述の処理を繰り返す。なお、エンジン
の始動時において、予め設定した始動噴射パルス
を発生するようにしているのは、この始動時には
吸入空気量に基づいて燃料噴射量を算出できない
からである。
そしてエンジンが始動すると、CPU25は上
記ステツプS6においてNOと判定してステツプS9
に進み、そこでレジスタT内のクランク角を用い
てエンジン回転数を演算してそれをレジスタRに
記憶し、次にレジスタR、A内のエンジン回転数
と吸入空気量とでもつて基本燃料噴射量を演算し
てそれをレジスタに記憶する(ステツプS10)。
次にCPU25は、レジスタVの記憶内容から加
速度dV/dtを求め、これが設定値αより大きい
か否か、すなわち加速時か否かを判定する(ステ
ツプS11)。そして加速時の場合は上記ステツプ
S11においてYESと判定してステツプS12に進み、
そこでレジスタC2に設定値β1を記憶する一方、加
速時でない場合は上記ステツプS11においてNO
と判定してステツプS13に進み、そこでレジスタ
C2の値を0とする。ここで上記設定値β1は一定値
でもよく、また加速度に応じて異なる値としても
よい。さらに、CPU25はレジスタW1内のエン
ジン冷却水温を設定値W0、例えば60℃と比較し
て冷却水温が設定値W0以下の冷間時であれば、
燃料噴射量を増大するべく、両者の温度差(W0
−W1)と補正係数C1とを乗算して温度補正量を
求め、これとレジストC2内の値を加速補正量と
してレジスタ内の基本燃料噴射量に加算して実
際燃料噴射量を求め、その値+C1(W0−W1)+
C2をレジスタに記憶し(ステツプS14)、該レ
ジスタ内の実際燃料噴射量から噴射角θを決定
してそれをレジスタθに記憶する(ステツプ
S15)。
記ステツプS6においてNOと判定してステツプS9
に進み、そこでレジスタT内のクランク角を用い
てエンジン回転数を演算してそれをレジスタRに
記憶し、次にレジスタR、A内のエンジン回転数
と吸入空気量とでもつて基本燃料噴射量を演算し
てそれをレジスタに記憶する(ステツプS10)。
次にCPU25は、レジスタVの記憶内容から加
速度dV/dtを求め、これが設定値αより大きい
か否か、すなわち加速時か否かを判定する(ステ
ツプS11)。そして加速時の場合は上記ステツプ
S11においてYESと判定してステツプS12に進み、
そこでレジスタC2に設定値β1を記憶する一方、加
速時でない場合は上記ステツプS11においてNO
と判定してステツプS13に進み、そこでレジスタ
C2の値を0とする。ここで上記設定値β1は一定値
でもよく、また加速度に応じて異なる値としても
よい。さらに、CPU25はレジスタW1内のエン
ジン冷却水温を設定値W0、例えば60℃と比較し
て冷却水温が設定値W0以下の冷間時であれば、
燃料噴射量を増大するべく、両者の温度差(W0
−W1)と補正係数C1とを乗算して温度補正量を
求め、これとレジストC2内の値を加速補正量と
してレジスタ内の基本燃料噴射量に加算して実
際燃料噴射量を求め、その値+C1(W0−W1)+
C2をレジスタに記憶し(ステツプS14)、該レ
ジスタ内の実際燃料噴射量から噴射角θを決定
してそれをレジスタθに記憶する(ステツプ
S15)。
次にステツプS16でレジスタRおよびAとによ
り、エンジンの運転状態が第4図に示す高負荷低
回転のノツキングゾーンにあるか否かを判定し、
ノツキングゾーンにある場合にはYESと判定し
てステツプS17に進み、前記スワール増大手段2
3に制御信号を出力してスワール制御弁19を設
定開度まで閉じて、大きなスワールが生成される
ようにした後、また、ノツキングゾーンにない場
合にはNOと判定して、ステツプS18に進んで噴
射開始時期θ1を決定するのに続いて、ステツプ
S19で噴射終了時期θ2を決定する。この噴射開始
時期θ1および噴射終了時期θ2は、レジスタθ内の
実際噴射量θに対し、吸気行程の略中央に設定さ
れる中心時期θ0(第5図参照)を中心として、前
後にθ/2ずつ加減算して決定するものである。
り、エンジンの運転状態が第4図に示す高負荷低
回転のノツキングゾーンにあるか否かを判定し、
ノツキングゾーンにある場合にはYESと判定し
てステツプS17に進み、前記スワール増大手段2
3に制御信号を出力してスワール制御弁19を設
定開度まで閉じて、大きなスワールが生成される
ようにした後、また、ノツキングゾーンにない場
合にはNOと判定して、ステツプS18に進んで噴
射開始時期θ1を決定するのに続いて、ステツプ
S19で噴射終了時期θ2を決定する。この噴射開始
時期θ1および噴射終了時期θ2は、レジスタθ内の
実際噴射量θに対し、吸気行程の略中央に設定さ
れる中心時期θ0(第5図参照)を中心として、前
後にθ/2ずつ加減算して決定するものである。
このようにして、噴射開始時期θ1および噴射終
了時期θ2が決定されると、噴射開始時期θ1になる
までステツプS20に待機し、噴射開始時期θ1にな
ると、ステツプS21で燃料噴射弁12に“1”信
号を加え、該燃料噴射弁12を駆動し続ける間ス
テツプS22に待機し、噴射終了時期θ2になると
“1”信号の出力を停止し(ステツプS23)、上記
の如く燃料噴射パルスを加えた後、上記ステツプ
S1に戻る。
了時期θ2が決定されると、噴射開始時期θ1になる
までステツプS20に待機し、噴射開始時期θ1にな
ると、ステツプS21で燃料噴射弁12に“1”信
号を加え、該燃料噴射弁12を駆動し続ける間ス
テツプS22に待機し、噴射終了時期θ2になると
“1”信号の出力を停止し(ステツプS23)、上記
の如く燃料噴射パルスを加えた後、上記ステツプ
S1に戻る。
このように、エンジン始動後は、エンジン回転
数および吸入空気量に応じて基本燃料噴射量を求
めるとともに、冷間時、加速時には基本燃料噴射
量を増量補正して実際燃料噴射量を求め、この実
際燃料噴射量に応じた噴射開始時期および噴射終
了時期を決定し、この噴射開始時期から噴射終了
時期の間燃料噴射パルスを加えるという制御が行
なわれることとなる。
数および吸入空気量に応じて基本燃料噴射量を求
めるとともに、冷間時、加速時には基本燃料噴射
量を増量補正して実際燃料噴射量を求め、この実
際燃料噴射量に応じた噴射開始時期および噴射終
了時期を決定し、この噴射開始時期から噴射終了
時期の間燃料噴射パルスを加えるという制御が行
なわれることとなる。
以上のような実施例によれば、低負荷低回転時
には大きなスワールと吸気弁開期間の略中央での
燃料噴射により成層燃焼を行い、負荷もしくはエ
ンジン回転数の上昇に伴つてスワールを弱める方
向にスワール可変装置15を制御する一方、高負
荷低回転時には負荷が大きいのにも拘らずスワー
ルを強める方向にスワール可変装置15を制御
し、かつ燃料噴射を吸気行程の略中間で行うこと
により成層化が得られて、ノツキングの発生が抑
制でき、ひいては出力の向上が図れるものであ
る。
には大きなスワールと吸気弁開期間の略中央での
燃料噴射により成層燃焼を行い、負荷もしくはエ
ンジン回転数の上昇に伴つてスワールを弱める方
向にスワール可変装置15を制御する一方、高負
荷低回転時には負荷が大きいのにも拘らずスワー
ルを強める方向にスワール可変装置15を制御
し、かつ燃料噴射を吸気行程の略中間で行うこと
により成層化が得られて、ノツキングの発生が抑
制でき、ひいては出力の向上が図れるものであ
る。
ところで上記実施例では、エンジン回転数およ
び吸入空気量に対する基本燃料噴射量の増減制御
を噴射時間を可変制御することによつて行う場合
について説明したが、噴射時間の可変制御と燃料
噴射弁の燃圧の増減制御とにより基本燃料噴射量
の増減制御を行うようにしてもよい。
び吸入空気量に対する基本燃料噴射量の増減制御
を噴射時間を可変制御することによつて行う場合
について説明したが、噴射時間の可変制御と燃料
噴射弁の燃圧の増減制御とにより基本燃料噴射量
の増減制御を行うようにしてもよい。
第8図は吸気通路構成の変形例を示し、この例
では1次側吸気通路35と2次側吸気通路36と
が独立してそれぞれ燃焼室2に連通開口している
ものである。
では1次側吸気通路35と2次側吸気通路36と
が独立してそれぞれ燃焼室2に連通開口している
ものである。
すなわち、1次側吸気通路35は燃焼室2の1
次吸気弁37によつて開閉される1次吸気ポート
39に開口し、2次側吸気通路36は同じく2次
吸気弁38によつて開閉される2次吸気ポート4
0に開口している。また、41は排気ポート42
に開口した排気通路、43は排気弁、44は点火
プラグをそれぞれ示している。
次吸気弁37によつて開閉される1次吸気ポート
39に開口し、2次側吸気通路36は同じく2次
吸気弁38によつて開閉される2次吸気ポート4
0に開口している。また、41は排気ポート42
に開口した排気通路、43は排気弁、44は点火
プラグをそれぞれ示している。
上記1次側吸気通路35の下流側部分は、湾曲
形成されて吸入空気を燃焼室2の接線方向から導
入し、シリンダCに周方向にスワールKを生成す
るスワールポートに設けられるとともに、上流側
は2次側吸気通路36と合流し、スロツトル弁8
の作動で吸入空気量が規制される。また、上記2
次側吸気通路36にはスワール可変装置15のス
ワール制御弁19が介装され、このスワール制御
弁19には前例と同様のアクチユエータおよびス
ワール増大手段(図示せず)が連結されて、スワ
ールKの大きさを制御するように構成されてい
る。
形成されて吸入空気を燃焼室2の接線方向から導
入し、シリンダCに周方向にスワールKを生成す
るスワールポートに設けられるとともに、上流側
は2次側吸気通路36と合流し、スロツトル弁8
の作動で吸入空気量が規制される。また、上記2
次側吸気通路36にはスワール可変装置15のス
ワール制御弁19が介装され、このスワール制御
弁19には前例と同様のアクチユエータおよびス
ワール増大手段(図示せず)が連結されて、スワ
ールKの大きさを制御するように構成されてい
る。
すなわち、上記スワール制御弁19が全閉状態
にあるときには1次吸気通路35によつてのみ吸
気が供給されて大きいスワールKを生成する一
方、スワール制御弁19が開作動すると、2次側
吸気通路36からも吸気が供給され、1次側吸気
通路35を通る吸入空気量の低減に伴いスワール
Kが弱くなるものである。
にあるときには1次吸気通路35によつてのみ吸
気が供給されて大きいスワールKを生成する一
方、スワール制御弁19が開作動すると、2次側
吸気通路36からも吸気が供給され、1次側吸気
通路35を通る吸入空気量の低減に伴いスワール
Kが弱くなるものである。
また、上記1次側吸気通路35には、1次吸気
ポート39に向けて、特に、1次吸気弁37が開
作動した時に、弁隙間から燃焼室2内の点火プラ
グ44近傍に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁1
2が配設されている。
ポート39に向けて、特に、1次吸気弁37が開
作動した時に、弁隙間から燃焼室2内の点火プラ
グ44近傍に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁1
2が配設されている。
上記燃料噴射弁12からの燃料噴射量、噴射時
期およびスワール制御弁19の開閉作動は、前例
と同様の制御装置22によつて制御され、少なく
とも低負荷時には大きなスワールKの生成下で1
次吸気弁37の開期間中の略中間時期に燃料を噴
射することによつて成層燃焼を行う一方、高負荷
高回転時には、スワールの生成を抑制するととも
に、高負荷低回転時にはスワールを強めて成層化
によつてノツキングの抑制を図るものである。そ
の他は前例と同様である。
期およびスワール制御弁19の開閉作動は、前例
と同様の制御装置22によつて制御され、少なく
とも低負荷時には大きなスワールKの生成下で1
次吸気弁37の開期間中の略中間時期に燃料を噴
射することによつて成層燃焼を行う一方、高負荷
高回転時には、スワールの生成を抑制するととも
に、高負荷低回転時にはスワールを強めて成層化
によつてノツキングの抑制を図るものである。そ
の他は前例と同様である。
なお、スワール可変装置15としては、上記ス
ワール生成用の1次側吸気通路5a,35と2次
側吸気通路5b,36との吸気流量比率をスワー
ル制御弁19によつて変更するようにした構成の
他、例えば単一吸気通路の下流側部分に回動自在
にスワール調整プレート介装し、このスワール調
整プレートの回動位置に対応して吸気を絞るとと
もに燃焼室2にその接線方向から吸気を導入する
ように方向付けを行うようにした構造等の従来公
知のスワール可変装置が適宜採用可能である。
ワール生成用の1次側吸気通路5a,35と2次
側吸気通路5b,36との吸気流量比率をスワー
ル制御弁19によつて変更するようにした構成の
他、例えば単一吸気通路の下流側部分に回動自在
にスワール調整プレート介装し、このスワール調
整プレートの回動位置に対応して吸気を絞るとと
もに燃焼室2にその接線方向から吸気を導入する
ように方向付けを行うようにした構造等の従来公
知のスワール可変装置が適宜採用可能である。
また、スワールの大きさの制御についても、第
4図に示すように段階的に変更するほか、運転状
態の変化に応じて連続的に変更制御するようにし
てもよく、一方、前記制御手段によつて、スワー
ル可変装置によるスワールの大きさの制御を行う
ようにしてもよく、その場合には各運転状態に対
応してマツプ制御すればよいものである。
4図に示すように段階的に変更するほか、運転状
態の変化に応じて連続的に変更制御するようにし
てもよく、一方、前記制御手段によつて、スワー
ル可変装置によるスワールの大きさの制御を行う
ようにしてもよく、その場合には各運転状態に対
応してマツプ制御すればよいものである。
さらに、上記実施例では、燃料噴射時期は高負
荷高回転時等においても吸気期間中に噴射を行う
ように設定されているが、高負荷高回転時におい
ては成層化の必要がなく、かえつて均一燃焼を行
うのが好ましいことから、単にスワールの生成を
抑制するだけでなく、その噴射時期を進角して早
い時期に燃料に噴射するように設定してもよい。
荷高回転時等においても吸気期間中に噴射を行う
ように設定されているが、高負荷高回転時におい
ては成層化の必要がなく、かえつて均一燃焼を行
うのが好ましいことから、単にスワールの生成を
抑制するだけでなく、その噴射時期を進角して早
い時期に燃料に噴射するように設定してもよい。
第1図は本発明の一実施例における燃料噴射装
置付エンジンの全体構成図、第2図はエンジンの
具体的構造例を示す要部縦断面図、第3図は第2
図のシリンダヘツドの底面図、第4図はエンジン
回転数と負荷の変動に対するスワール制御弁の開
度特性を示す説明図、第5図は吸気行程に対する
燃料噴射時期を示すタイミング図、第6図は成層
化の有無における点火時期とトルクとの関係を示
す特性図、第7図は制御装置の処理を示すフロー
チヤート図、第8図は本発明の他の実施例におけ
る燃料噴射装置付エンジンを一部断面にして示す
要部底面図である。 1……エンジン 2……燃焼室 3,37……
吸気弁 5,35……吸気通路 12……燃料噴
射弁 15……スワール可変装置 19……スワ
ール制御弁 22……制御装置 23……スワー
ル増大手段 30……クランク角センサー C…
…シリンダ K……スワール。
置付エンジンの全体構成図、第2図はエンジンの
具体的構造例を示す要部縦断面図、第3図は第2
図のシリンダヘツドの底面図、第4図はエンジン
回転数と負荷の変動に対するスワール制御弁の開
度特性を示す説明図、第5図は吸気行程に対する
燃料噴射時期を示すタイミング図、第6図は成層
化の有無における点火時期とトルクとの関係を示
す特性図、第7図は制御装置の処理を示すフロー
チヤート図、第8図は本発明の他の実施例におけ
る燃料噴射装置付エンジンを一部断面にして示す
要部底面図である。 1……エンジン 2……燃焼室 3,37……
吸気弁 5,35……吸気通路 12……燃料噴
射弁 15……スワール可変装置 19……スワ
ール制御弁 22……制御装置 23……スワー
ル増大手段 30……クランク角センサー C…
…シリンダ K……スワール。
Claims (1)
- 1 吸気弁を介して燃焼室に通ずる吸気弁近傍の
吸気通路内に燃料噴射弁を設け、少なくともエン
ジンの低負荷時において、吸気弁の開期間中で、
かつ、吸気弁開後所定時間おいて吸気弁開期間中
間ないし後半に該燃料噴射弁から1回の燃焼に必
要な燃料を噴射供給するようにした燃料噴射装置
付エンジンにおいて、上記吸気通路内に燃焼室を
構成するシリンダの周方向に生じるスワールの大
きさを制御するスワール可変装置を設け、高負荷
高回転時において該スワール可変装置をスワール
を弱める方向に作動させるとともに、高負荷低回
転時においては該スワール可変装置をスワールを
強める方向に作動させ、かつ、上記燃料噴射弁か
ら吸気弁の開期間中で吸気弁開後所定時間おいて
吸気弁開期間中ないし後半に燃料噴射を行うよう
制御する制御装置を備えたことを特徴とする燃料
噴射装置付エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59085726A JPS60230529A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 燃料噴射装置付エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59085726A JPS60230529A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 燃料噴射装置付エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60230529A JPS60230529A (ja) | 1985-11-16 |
JPH0559269B2 true JPH0559269B2 (ja) | 1993-08-30 |
Family
ID=13866847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59085726A Granted JPS60230529A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 燃料噴射装置付エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60230529A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0383346U (ja) * | 1989-12-18 | 1991-08-23 | ||
JP3514083B2 (ja) * | 1997-07-31 | 2004-03-31 | 日産自動車株式会社 | 筒内直接噴射式火花点火エンジン |
FR2796418B1 (fr) * | 1999-07-16 | 2001-10-19 | Renault | Procede de commande d'un moteur a combustion en vue de supprimer le cliquetis |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP59085726A patent/JPS60230529A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60230529A (ja) | 1985-11-16 |
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