JPH0558993A - アゼチジノン化合物およびその製造法 - Google Patents

アゼチジノン化合物およびその製造法

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JPH0558993A
JPH0558993A JP3246759A JP24675991A JPH0558993A JP H0558993 A JPH0558993 A JP H0558993A JP 3246759 A JP3246759 A JP 3246759A JP 24675991 A JP24675991 A JP 24675991A JP H0558993 A JPH0558993 A JP H0558993A
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JP
Japan
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alkyl
compound
formula
general formula
nmr
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JP3246759A
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English (en)
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Tomoya Kitatsume
智哉 北爪
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Welfide Corp
Original Assignee
Welfide Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(I) (式中、R1 、R2 は同一または異なって水素、アルキ
ルまたはヒドロキシアルキルを、R3 は水素または置換
基を有していてもよいアリールまたはアラルキルを示
す。)により表されるアゼチジノン化合物およびその酸
付加塩および 下記式 CHF2 CH=N−R3 (式中、R3 は水素または置換
基を有していてもよいアリールまたはアラルキルを示
す。)により表されるジフルオロエタンイミン化合物を
使用する上記アゼチジノン化合物およびその酸付加塩製
造法。 【効果】 この化合物は抗炎症作用、鎮痛作用、血小板
凝集抑制作用等の優れた薬理作用を有し、鎮痛消炎剤、
循環器用剤等として有用である。また、当該化合物は単
環式β−ラクタム、カルバペナム、1−カルバセフェム
等の抗生物質の中間体としても有用である。ジフルオロ
エタンイミン化合物を使用することによって効率よく上
記化合物が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬またはその合成中
間体として有用なジフルオロメチル基を有するアゼチジ
ノン化合物およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】P.
F. Bevilacquaらのジャーナル・オブ・オーガニック・
ケミストリー (J. Org. Chem.) 49, 1430 (1984) およ
び G. Guantiらのシンセシス (Synthesis) 1985, 609に
よりモノクロロメチル基、トリフルオロメチル基を有す
るアゼチジノン化合物が知られている。また、近年、分
子内にジフルオロメチル基を有する化合物の生理活性が
注目されており、その導入法、合成法の開発が強く望ま
れている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者はジフルオロメ
チル基を分子内に有する出発物質としてジフルオロエタ
ンイミン化合物を用いることによって、収率よくジフル
オロメチル基を有する有用な新規アゼチジノン化合物が
得られることを見出し、本発明を完成した。
【0004】すなわち、本発明は (1)一般式(I)
【化6】 (式中、R1 、R2 は同一または異なって水素、アルキ
ルまたはヒドロキシアルキルを、R3 は水素または置換
基を有していてもよいアリールまたはアラルキルを示
す。)により表されるアゼチジノン化合物またはその医
薬上許容される酸付加塩、 (2)一般式(II) CHF2 CH=N−R3 (II) (式中、R3 は前記と同意義。)により表されるジフル
オロエタンイミン化合物と一般式(III)
【化7】 (式中、R1'、R2'は同一または異なって水素、アルキ
ルまたは保護基で保護された水酸基を有するアルキル
を、R4 はアルキルを示す。)により表される化合物と
を反応させ、水酸基の保護基を脱離させることを特徴と
する上記一般式(I)により表されるアゼチジノン化合
物の製造法、および (3)一般式 CHF2 CH=N−R3 (II) (式中、R3 は前記と同意義。)により表されるジフル
オロエタンイミン化合物と一般式(IV)
【化8】 (式中、Xはハロゲンを示し、R1'およびR4 は前記と
同意義。)により表される化合物とを反応させ、水酸基
の保護基を脱離させることを特徴とする一般式(I')
【化9】 (式中、R1 およびR3 は前記と同義である。)により
表されるアゼチジノン化合物の製造法に関する。
【0005】上記定義中、アルキルは炭素数1〜10個
を有するアルキルであって、たとえばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第3級
ブチル、ペンチル、イソペンチル、第3級ペンチル、1
−エチルプロピル、1−メチルブチル、ヘキシル、ヘプ
チル、オクチル、ノニル、デシルなどが挙げられる。
【0006】ヒドロキシアルキルとはヒドロキシメチ
ル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、1
−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、3−
ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシブチル、2−ヒド
ロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシ
ブチルなどが挙げられ、また保護基で保護された水酸基
を有するアルキルとはこれらヒドロキシアルキルの水酸
基がトリアルキルシリル(トリメチルシリル、第3級ブ
チルジメチルシリルなど)、低級アルキル(メチル、エ
チル、イソプロピル、第3級ブチルなど)、アリル、ア
ラルキル(ベンジル、フェニルエチルなど)、アシル
(ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイルな
ど)などの保護基で保護されたものを示す。
【0007】アリールとしてはフェニル、ナフチルが挙
げられ、アラルキルとしてはベンジル、2−フェニルエ
チル、3−フェニルプロピルなどが挙げられる。また、
アリール、アラルキルは1〜3個の置換基を有していて
もよく、置換基としては、たとえばハロゲン、低級アル
キル(たとえば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチルなどの炭素数
1〜4個のアルキル)、低級アルコキシ(メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ、第3級ブトキシなどの炭素数1〜4個のアル
コキシ)、トリフルオロメチル、水酸基などが挙げられ
る。また、ハロゲンとは塩素、フッ素、臭素、ヨウ素を
示す。本発明化合物の医薬上許容される酸付加塩として
は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、硝酸などの無機
酸との塩、あるいは酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸などの有機
酸との塩があげられる。
【0008】前記(2)の製造法において、一般式(I
I) の化合物と一般式(III)の化合物との反応は、テト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ハロゲン化炭化水
素(四塩化炭素など)、芳香族炭化水素(ベンゼン、ニ
トロベンゼンなど)、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、アセトン、アセトニトリル、ジオキサン
などの溶媒中、−78℃〜0℃で1〜10時間攪拌する
ことにより進行する。なお、一般式(III)の化合物は一
般式(V)
【化10】 (式中、各記号は前記と同義である。)により表される
化合物にリチウムジイソプロピルアミド(LDA)を作
用させることによって得られる。
【0009】前記(3)の製造法において、一般式(I
I) の化合物と一般式(IV)の化合物との反応は、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテル、ハロゲン化炭化水素
(四塩化炭素など)、芳香族炭化水素(ベンゼン、ニト
ロベンゼンなど)、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、アセトン、アセトニトリル、ジオキサンな
どの溶媒中、亜鉛の存在下、1〜10時間、60℃〜1
00℃にて加熱還流することにより進行する。
【0010】水酸基の保護基は加水分解などの通常の方
法により除去することができる。
【0011】出発物質である一般式(II) のジフルオロ
エタンイミン化合物は一般式(VI)
【化11】 (式中、R5 はアルキルを示す。)のジフルオロアセト
アルデヒド=アルキルヘミアセタールと一般式(VII) R3 −NH2 (VII) (式中、R3 は前記と同義である。)の一級アミンを混
合し、80℃〜150℃程度に加熱することにより容易
に合成することができる。
【0012】本発明の一般式(I)の化合物は、不斉炭
素原子が存在するため、本発明はそれに由来する光学異
性体、ジアステレオマー、エナンチオマーまたはラセミ
体をも包含する。また、立体異性体をも包含する。この
ようにして得られる本発明化合物は再結晶法、カラムク
ロマト法などの常法により単離精製することができる。
【0013】得られる生成物がラセミ体であるときは、
たとえば光学活性な酸との分別再結晶により、もしくは
光学活性な担体を充填したカラムを通すことにより所望
の光学活性体に分割することができる。個々のジアステ
レオマーは分別結晶化、クロマトグラフィーなどの手段
によって分離することができる。これらは光学活性な原
料化合物などを用いることによっても得られる。また、
立体異性体は再結晶法、カラムクロマト法などにより単
離することができる。
【0014】
【作用および発明の効果】本発明の一般式(I)の化合
物は抗炎症作用、鎮痛作用、血小板凝集抑制作用等の優
れた薬理作用を有し、鎮痛消炎剤、循環器用剤等として
有用である。また、当該化合物は単環式β−ラクタム、
カルバペナム、1−カルバセフェム等の抗生物質の中間
体としても有用である。
【0015】なお、一般式(I)の化合物を合成するに
あたり、出発物質として一般式(II) のジフルオロエタ
ンイミン化合物を用いた。このイミン化合物はジフルオ
ロアセトアルデヒド=アルキルヘミアセタールから容易
に合成される。当該化合物は、一般式(III)、(IV)など
により表される求核剤と反応し、かくして収率よく相当
する一般式(I)の化合物を得ることができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例中の略号の意味は次の通りである。 Et : エチル Ph : フェニル i−Pr : イソプロピル THF : テトラヒドロフラン n−BuLi: n−ブチルリチウム LDA : リチウムジイソプロピルアミド
【0017】実施例1(中間体の製造例1)
【化12】 50mlナス型フラスコにジフルオロアセトアルデヒド=
エチルヘミアセタール50mmolとベンジルアミン50mm
olを入れ、油浴中110℃で加熱還流を行う。水が生成
するのでこれを系外へ除去し、水の生成が認められなく
なった時点で、室温まで温度を下げる。無水硫酸マグネ
シウムを入れ乾燥した後、減圧蒸留を行い、N−(2,
2−ジフルオロエチリデン)ベンジルアミン4.4g
(収率52%)を得た。沸点55〜57℃/0.5mmH
g。
【0018】
【化13】 E:Z=1:1 C9H9F2N FW 169.1719 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ41.628 (dd, JCHaF2=54.93Hz, JCFCHb=3.05Hz, E or
Z) δ41.634 (dd, JCHaF2=54.93Hz, JCFCHb=3.05Hz, E or
Z) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ4.721 (m, 2H, Hc) δ6.154 (dd, JC,Ha=54.93Hz, JCHaCHb=5.37Hz, 1H, H
a) δ7.2 〜7.4 (mp, 5H, Ph) δ7.696 (dt, JCFCHb=3.54Hz, JCHaCHb=5.37Hz) 1H E,Z
Hb δ7.704 (dt, JCFCHb=3.54Hz, JCHaCHb=5.37Hz)13 C-NMR (10MHz, CDCl3) δ64.170 (s, C3) δ112.956 (t, JC1F=238.1Hz, C1) δ127.640 (s, Ph) δ123.188 (s, Ph) δ128.756 (s, Ph) δ136.893 (s, Ph) δ156.019 (t, JC2F=31.9Hz, C2) IR: 2900〜3070cm-1 (Ph)
【0019】実施例2(中間体の製造例2)ベンジルア
ミンの代わりにp−アニシジンを用いて実施例1と同様
の反応および処理を行うことによって、N−(2,2−
ジフルロオエチリデン)−4−メトキシアニリンを得
た。
【0020】
【化14】 C9H9F2NO FW 185.1713 C-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ42.734 (dd, JCHaF=54.93Hz, JCFCHb=3.05Hz) 1 H-NMR (600MHz, CDCl3) δ3.829 (s, 1H, Hc) δ6.096 (dt, JCHaF=54.93Hz, JCHaCHb=5.25Hz, 1H, H
a) δ6.90〜7.30(m, Ph) δ7.845 (dt, JCHaCHb=5.25Hz, JCFCHb=2.56Hz, 1H, H
b)13 C-NMR (75MHz, CDCl3) δ55.472 (s, C3) δ111.788 (t, JC1F=237.1Hz, C1) δ114.491 (s, Ph) δ122.783 (s, Ph) δ141.245 (s, Ph) δ150.883 (t, JC2F=31.9Hz, C2) δ159.868 (s, Ph) IR: 3050cm-1 (Ph)
【0021】実施例3
【化15】 30ml二口フラスコを窒素で充填した後、テトラヒドロ
フラン4ml、ジイソプロピルアミン0.17ml(1.2
mmol)を入れる。−78℃に温度を下げ、n−ブチルリ
チウム(2.5M、ヘキサン溶液)0.48ml(1.2
mmol)をシリンジにより滴下し、20分攪拌した後、酢
酸エチル0.12ml(1.2mmol)をシリンジにより滴
下し、やはり20分間程度攪拌する。20分後N−
(2,2−ジフルオロエチリデン)ベンジルアミン0.
77g(1.0mmol)をシリンジにより滴下する。30
分間攪拌し、温度を室温にまで上げ更に30分間攪拌後
1N−塩酸を加え反応を終結する。ジエチルエーテルで
2〜3回有機層を抽出後、シリカゲルクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製する。こう
して1−ベンジル−4−ジフルオロメチル−2−アゼチ
ジノン0.15g(収率73%)を得た。
【0022】
【化16】 C11H11F2NO FW 211.2119 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ37.076 (ddd, JCFαF β=294.50Hz, JCHaFα=54.93H
z, JCF αCHb=10.68Hz,Fα) δ38.144 (ddd, JCFαF β=294.50Hz, JCHaFβ=54.93H
z, JCF βCHb=7.63Hz,F β) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ2.904 (ddd, JCHcCHd=14.89Hz, JCHbCHc=2.44Hz, JCF
CHc=0.85Hz, 1H, Hc) δ3.055 (ddd, JCHcCHd=14.89Hz, JCHbCHd=5.37Hz, JCF
CHd=0.85Hz, 1H, Hd) δ3.672 (mp, 1H, Hb) δ4.139 (d, JCHeCHf=14.51Hz, 1H, He) δ4.709 (d, JCHeCHf=14.51Hz, 1H, Hf) δ5.732 (ddd, JCHaF α=JCHF β=54.61Hz, JCHaCHb=4.
27Hz, 1H, Ha) δ7.28〜7,36 (m, 5H, Ph)13 C-NMR (75MHz, CDCl3) δ37.9306 (t, JC3F=3.6Hz, C3) δ45.9528 (s, C5) δ50.5112 (t, JC2F=26.2Hz, C2) δ115.312 (t, JC1F=242.4Hz, C1) δ128.044 (s, Ph) δ128.513 (s, Ph) δ128.936 (s, Ph) δ135.211 (s, Ph) δ165.752 (s, C4) IR: 1756cm-1 (C=0) 2940〜3036cm-1 (Ph)
【0023】実施例4
【化17】 30ml二口フラスコに亜鉛3.0mmolを入れ、窒素で置
換した後、テトラヒドロフラン5ml、α−ブロモ酢酸エ
チル2.2mmolおよびN−(2,2−ジフルオロエチリ
デン)ベンジルアミン2.0mmolを加え、油浴中95℃
で加熱還流を行う。2時間後室温にもどして1N−塩酸
を10ml加える。この後酢酸エチルで有機層を3回抽出
し、減圧蒸留で溶媒を除く。シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)により1
−ベンジル−4−ジフルオロメチル−2−アゼチジノン
0.19g(収率45%)を得た。NMR、IRのデー
タは実施例3と同じである。
【0024】上記実施例と同様にして、次に示す化合物
が得られる。 実施例5 4−ジフルオロメチル−1−(4−メトキシフェニル)
−2−アゼチジノン
【化18】 C11H11F2NO2 FW 227.2119 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ36.456 (ddd, JCFαF β=293.74Hz, JCHaFα=54.93H
z, JCF αCHb=9.16Hz,F α) δ38.823 (ddd, JCFαF β=293.74Hz, JCHaFβ=54.93H
z, JCF βCHb=8.39Hz,F β) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ3.085 (dd, JCHcCHd=15.26Hz, JCHbCHc=2.45Hz, 1H,
Hc) δ3.236 (dd, JCHcCHd=15.26Hz, JCHbCHd=5.74Hz, 1H,
Hd) δ3.789 (s, 3H, Hc) δ4.280 〜4.340 (m, Hb) δ5.964 (dt, JCHaF=55.05Hz, JCHaCHb=3.90Hz, 1H, H
a) δ6.85〜7,40 (m, Ph)13 C-NMR (75MHz, CDCl3) δ37.417 (t, JC3F=3.6Hz, C3) δ31.247 (t, JC2F=27.2Hz, C2) δ55.472 (s, C5) δ114.405 (s, Ph) δ114.536 (t, JC1F=244.4Hz, C1) δ130.634 (s, Ph) δ156.628 (s, Ph) δ162.449 (s, C4) IR: 1748cm-1 (C=0) 2842〜2922cm-1 (Ph)
【0025】実施例6 1−ベンジル−4−ジフルオロメチル−3−メチル−2
−アゼチジノン
【化19】 C12H13F2NO FW 225.24 d.r.=1:119 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ34.983 (ddd, JCFαF β=296.03Hz, JCHaFα=54.93H
z, JCF αCHb=7.63Hz,F α) δ39.002 (ddd, JCFαF β=296.03Hz, JCHaFβ=54.93H
z, JCF βCHb=10.68Hz,Fβ) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ1.305 (d, JCHcCHd=7.44Hz, 3H, Hd) δ3.152 (dt, JCHcCHd=7.34Hz, JCHbCHc=2.15Hz, 1H, H
c) δ3.259 (m, 1H, Hb) δ4.047 (d, JCHeCHf=14.89Hz, 1H, He) δ4.729 (d, JCHeCHf=14.89Hz, 1H, Hf) δ5.730 (dt, JCHaF=54.93Hz, JCHaCHb=4.76Hz, 1H, H
a) δ7.20〜7,40 (m, 5H, Ph)13 C-NMR (75MHz, CDCl3) δ12.469 (s, C4) δ45.577 (s, C6) δ46.075 (t, JC3F=3.5Hz, C3) δ58.144 (dd, JC2Fα=26.9Hz, JC2F β=24.4Hz, C2) δ115.358 (t, JC1F=243.3Hz, C1) δ128.981 (s, Ph) δ128.420 (s, Ph) δ128.853 (s, Ph) δ135.372 (s, Ph) δ169.575 (s, C5) IR: 1763cm-1 (C=0) 2936〜3036cm-1 (Ph) MS: 225.0961
【0026】実施例7 1−ベンジル−4−ジフルオロメチル−3−メチル−2
−アゼチジノン
【化20】 C12H13F2NO FW 225.2419 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ40.016 (ddd, JCFαF β=303.66Hz, JCHaFα=54.46H
z, JCF αCHb=10.68Hz,F α) δ41.847 (ddd, JCFαF β=303.66Hz, JCHaFβ=53.41H
z, JCF βCHb=6.10Hz,F β) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ1.305 (dt, JCHcCHd=7.69Hz, JCFCHd=1.03Hz, 3H, H
d) δ3.354 (dq, JCHcCHd=7.69Hz, JCHbCHc=5.58Hz, 1H, H
c) δ3.613 〜3.671 (m, 1H, Hb) δ4.07 (d, JCHeHf=14.96Hz, 1H, He) δ4.733 (d, JCHeHf=14.96Hz, 1H, Hf) δ5.804 (ddd, JCHaF β=55.57Hz, JCHaF β=54.16Hz,
JCHaCHb=5.92, 1H, Ha)13 C-NMR (75MHz, CDCl3) δ9.156 (s, C4) δ35.547 (s, C6) δ46.298 (d, JC3F α=6.1Hz, C3) δ53.917 (dd, JC2Fα=29.3Hz, JC2F β=21.6Hz, C2) δ115.634 (t, JC1F=242.9Hz, C1) δ127.936 (s, Ph) δ128.517 (s, Ph) δ128.773 (s, Ph) δ135.356 (s, Ph) δ169.828 (s, C5) IR: 1756cm-1 (C=0) 2936〜3036cm-1 (Ph)
【0027】実施例8 1−ベンジル−4−ジフルオロメチル−3,3−メチル
−2−アゼチジノン
【化21】 C13H15F2NO FW 239.2719 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ41.497 (dd, JCHaF=54.93Hz, JCFCHb=9.15Hz, 2F) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ1.275 (s, 3H, Hd) δ1.288 (t, JCFCHc=0.91Hz, 3H, Hc) δ3.238 (dt, JCFCHb=8.36Hz, JCHaCHb=6.59Hz, 1H, H
b) δ4.013 (dt, JCHeCHf=14.90Hz, JCFCHe=1.16Hz, 1H, H
e) δ4.757 (d, JCHeCHf=14.90Hz, 1H, Hf) δ5.779 (dt, JCFHa=55.18Hz, JCHaCHb=6.59Hz, 1H, H
a) δ7.20〜7.40 (m, 5H, Ph)13 C-NMR (75MHz, CDCl3) δ16.799 (s, C4) δ22.034 (s, C5) δ45.318 (s, C7) δ52.952 (t, JC3F=3.3Hz, C3) δ61.296 (t, JC2F=25.5Hz, C2) δ115.938 (t, JC1F=242.5Hz, C1) δ127.945 (s, Ph) δ128.510 (s, Ph) δ128.889 (s, Ph) δ135.469 (s, Ph) δ172.963 (s, C6) IR: 1765cm-1 (C=0) 2934〜3036cm-1 (Ph, CH3) MS: 239.1096
【0028】実施例9 1−ベンジル−3−エチル−4−ジフルオロメチル−2
−アゼチジノン
【化22】 C13H15F2NO FW 239.27 d.r.=88:1219 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ38.614 (ddd, JCFαF β=297.55Hz, JCHaFα=54.94H
z, JCF αCHb=7.63Hz,1F, F α) δ39.420 (ddd, JCFαF β=297.55Hz, JCHaFβ=54.94H
z, JCF βCHb=10.68Hz,1F, Fβ) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ0.969 (t, JCHfCHdHe=7.33Hz, 3H, Hf) δ1.595 (ddq, JCHdCHe=14.24Hz, JCHcCHd=8.64Hz, JCH
dCHf=7.32Hz, 1H, Hd) δ1.805 (ddq, JCHdCHc=14.24Hz, JCHcCHe=6.22Hz, JCH
eCHf=7.32Hz, 1H, He) δ3.070 (ddd, JCHcCHd=8.64Hz, JCHcCHe=6.22Hz, JCHb
CHc=2.42Hz, 1H, Hc) δ3.316 (dddd, JCFβCHb=9.97Hz, JCF αCHb=7.42Hz,
JCHaCHb=4.94Hz, JCHbCHc=2.42Hz, 1H, Hc) δ4.067 (dd, JCHgHf =14.89Hz, JCFCHg=0.73Hz, 1H, H
g) δ4.750 (d, JCHgHf =14.89Hz, 1H, Hf) δ5.730 (dt, JcHaF =54.93Hz, JCHaCHb=4.89Hz, 1H, H
a) δ7.20〜7.40 (m, 5H, Ph)13 C-NMR (75MHz, CDCl3) δ11.162 (s, C5) δ20.867 (s, C4) δ45.541 (s, C7) δ52.897 (t, JC3F=3.1Hz, C3) δ56.248 (dd, JC2Fα=26.9Hz, JC2F β=24.8Hz, C2) δ115.512 (t, JC1F=243.5Hz, C1) δ127.983 (s, Ph) δ128.515 (s, Ph) δ128.900 (s, Ph) δ135.401 (s, Ph) δ168.987 (s, C6) IR: 1760cm-1 (C=0) 2892〜3036cm-1 (CH3CH2-, Ph) MS: 239.1094
【0029】実施例10 1−ベンジル−4−ジフルオロメチル−3−ヘプチル−
2−アゼチジノン
【化23】 C18H25NO FW 271.4019 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ38.641 (ddd, JCFαF β=296.02Hz, JCHaFα=54.93H
z, JCF αCHb=7.63Hz,1F, F α) δ39.404 (ddd, JCFαF β=296.02Hz, JCHaFβ=54.93H
z, JCF βCHb=9.15Hz,1F, F β) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ0.871 (t, JCH2CH3=7.02Hz, 3H, CH3) δ1.20〜1.80 (m, 12H, Hd) δ3.102 (ddd, JCHcCH=8.66Hz, JCHcCH=6.35Hz, JCHbCH
c=2.19Hz, 1H, Hc) δ3.20〜3.30 (m, 1H, Hb) δ4.065 (dd, JCHeHf=14.89Hz, JCFCHe=0.48Hz, 1H, H
e) δ4.741 (d, JCHeHf=14.89Hz, 1H, Hf) δ5.662 (dt, JCH2F=55.30Hz, JCH2CHb=4.76Hz, 1H, H
a) δ7.20〜7.40 (m, 5H, Ph)13 C-NMR (50MHz, CDCl3) δ14.070, 22.617, 26.8752, 27.720,29.004, 29.231,
31.685 (s, C2) δ45.568 (s, C6) δ51.580 (t, JC3f=3.1Hz, C3) δ56.583 (dd, JC2Fα=26.5Hz, JC2F β=25.0Hz, C2) δ115.526 (t, JC1F=243.6Hz, C1) δ127.999, 128.531, 128.909, 135.403 (s, Ph) δ169.218 (s, C5)
【0030】実施例11 1−ベンジル−4−ジフルオロメチル−3−プロピル−
2−アゼチジノン
【化24】 C14H17F2NO FW 253.29 d.e.=4.2:119 F-NMR (470MHz, CDCl3, C6F6) δ42.080 (ddd, JCFαF β=296.02Hz, JCHaFα=54.94H
z, JCF αCHb=7.63Hz,1F, F α) δ42.856 (ddd, JCFαF β=296.02Hz, JCHaFβ=55.69H
z, JCF βCHb=9.92Hz,1F, F β) 1 H-NMR (500MHz, CDCl3) δ0.913 (t, JCHfCHg=7.32Hz, 3H, Hg) δ1.30〜1.50 (m, 2H, Hf) δ1.50〜1.80 (m, 2H, Ha, He) δ3.116 (ddd, JCHcCHe=8.68Hz, JCHcHf=5.98Hz, JCHbC
Hc=2.54Hz, 1H, Hc) δ4.070 (dd, JCHhHi=14.90Hz, JCHF=0.61Hz, 1H, Hh) δ4.735 (d, JCHhHi=14.90Hz, 1H, Hi) δ5.660 (ddd, JCHaF α=55.05Hz, JCHaF β=55.55Hz,
JCHaCHb=4.76Hz, 1H,Ha) δ7.20〜7.40 (m, 5H, Ph)13 C-NMR (125MHz, CDCl3) δ13.724 (s, C1) δ20.225 (s, C5) δ29.827 (s, C4) δ45.579 (s, C3) δ51.377 (dd, JC3Fα=3.82Hz, JC3F β=2.29Hz, C3) δ56.887 (dd, JC2Fα=27.27Hz, JC2Fβ=24.22Hz, C2) δ115.498 (t, JC1F=243.56Hz, C1) δ128.001 (s, Ph) δ128.541 (s, Ph) δ128.924 (s, Ph) δ135.419 (s, Ph) δ169.209 (s, Ph)
【0031】実施例12 1−ベンジル−3−(1−ヒドロキシエチル)−4−ジ
フルオロメチル−2−アゼチジノン
【化25】 C13H15F2NO2
【0032】実施例13 4−ジフルオロメチル−2−アゼチジノン
【化26】 C4H5F2NO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/395 ABN ACB

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 、R2 は同一または異なって水素、アルキ
    ルまたはヒドロキシアルキルを、R3 は水素または置換
    基を有していてもよいアリールまたはアラルキルを示
    す。)により表されるアゼチジノン化合物またはその医
    薬上許容される酸付加塩。
  2. 【請求項2】 一般式 CHF2 CH=N−R3 (II) (式中、R3 は水素または置換基を有していてもよいア
    リールまたはアラルキルを示す。)により表されるジフ
    ルオロエタンイミン化合物と一般式 【化2】 (式中、R1'、R2'は同一または異なって水素、アルキ
    ルまたは保護基で保護された水酸基を有するアルキル
    を、R4 はアルキルを示す。)により表される化合物と
    を反応させ、水酸基の保護基を脱離させることを特徴と
    する一般式 【化3】 (式中、R1 、R2 は同一または異なって水素、アルキ
    ルまたはヒドロキシアルキルを示し、R3 は前記と同義
    である。)により表されるアゼチジノン化合物の製造
    法。
  3. 【請求項3】 一般式 CHF2 CH=N−R3 (II) (式中、R3 は水素または置換基を有していてもよいア
    リールまたはアラルキルを示す。)により表されるジフ
    ルオロエタンイミン化合物と一般式 【化4】 (式中、R1'は水素、アルキルまたは保護基で保護され
    た水酸基を有するアルキルを、R4 はアルキルを、Xは
    ハロゲンを示す。)により表される化合物とを反応さ
    せ、水酸基の保護基を脱離させることを特徴とする一般
    式 【化5】 (式中、R1 は水素、アルキルまたはヒドロキシアルキ
    ルを、R3 は前記と同義である。)により表されるアゼ
    チジノン化合物またはその医薬上許容される酸付加塩の
    製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7741289B2 (en) 2003-03-07 2010-06-22 Schering Corporation Substituted azetidinone compounds, processes for preparing the same, formulations and uses thereof

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