JPH0558906B2 - - Google Patents

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JPH0558906B2
JPH0558906B2 JP59198625A JP19862584A JPH0558906B2 JP H0558906 B2 JPH0558906 B2 JP H0558906B2 JP 59198625 A JP59198625 A JP 59198625A JP 19862584 A JP19862584 A JP 19862584A JP H0558906 B2 JPH0558906 B2 JP H0558906B2
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recording
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JP59198625A
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Yasuto Suzuki
Koichiro Akimoto
Hajime Ooshima
Kazuyuki Pponda
Yukio Isaka
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Canon Inc
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Publication of JPH0558906B2 publication Critical patent/JPH0558906B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/231Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、画像データに基づく画像を綴じ代
を設けて記録媒体の両面に記録可能な記録装置に
関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、この種の装置において、画像の書込みと
記録紙の搬送タイミングは一定に設定されている
ために、記録紙上に形成される画像の位置は画像
データにより一意に決まつていた。
このため、画像が記録紙上で不都合な位置にあ
るような場合、例えば画像が記録紙の左端に寄り
過ぎて形成されてしまう場合、綴じ穴を開けたい
記録紙上の個所に画像が形成されて綴じ穴を開け
られなくなつた場合および記録紙上の画像が丁度
ミシン目にかかつてしまうような場合において
は、画像データを再度作成し直さなければなら
ず、特に両面に像を形成する場合に、一方の面に
ついて支障がないようにしても他方の面では不都
合を生じてしまう欠点があつた。
〔発明の目的〕
この発明は、上記の欠点を除去するためになさ
れたもので、画像データを出力する出力手段(実
施例では制御基板1(第2図)からLDドライバ
2へのラインに対応する)と、記録媒体を搬送す
る搬送手段(実施例の搬送路122等(第12
図)、レジストローラ10(第1図)に対応する)
と、前記出力手段からの画像データに基づいて前
記搬送手段によつて搬送される記録媒体上に像形
成する像形成手段(実施例のドラム6、LDドラ
イバ2(第1図)、ドラム123(第12図)に
対応する)と、この像形成手段によつて一方の面
に記録された記録媒体を記録媒体の搬送方向に垂
直な反転軸回りに反転して再び前記像形成手段に
供給するための反転手段(実施例の反転機構13
0(第12図)に対応する)と、前記記録媒体の
両面に綴じ代を設けるべく、前記出力手段から前
記像形成手段への画像データの出力タイミングを
制御する第1制御手段(実施例のCPU21、遅
延回路41,42(第4図に対応する)と、綴じ
る辺の方向に応じて適正な天地方向の画像を記録
するべく、記録媒体の綴じる辺の方向と前記反転
軸方向との関係および記録媒体の第1面または第
2面のいずれに記録するかに応じて記録媒体上に
形成すべき画像の天地方向を決定する第2制御手
段(実施例のCPU143、反転フラグ152
(第13図)に対応する)とを有し、前記第1制
御手段は、記録媒体の搬送方向と綴じる辺の方向
とが平行の場合に、記録媒体のいずれの面の記録
するかに拘わらず前記画像データの出力タイミン
グを、綴じ代を設けないときに比較して水平走査
周期未満の所定時間シフトさせる主走査方向移動
手段(実施例の遅延回路42(第4図)に対応す
る)と、記録媒体の搬送方向と綴じる辺の方向と
が垂直の場合に、前記画像データの出力タイミン
グを綴じ代を設けないときよりも、記録媒体の第
1面記録時に所定水平走査周期分早め、記録媒体
の第2面記録時に所定水平走査周期分遅らせる副
走査方向移動手段(実施例の遅延回路41(第4
図)に対応する)とを備えることにより、画像デ
ータに基づいて両面に記録する装置であつても、
記録媒体の所望の辺に正しく綴じ代を設けること
ができるとともに、綴じ代をいずれの辺に設ける
場合でも、記録媒体の両面に適正な天地の方向の
画像を記録することができる記録装置を提供する
ことを目的とする。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示す記録装置の
断面図であり、1はプリンタ全体の制御およびデ
ータの解析、画像信号の発生等を行う制御基板、
2は前記制御基板1から画像信号に基づいてレー
ザダイオード(以下LDと呼ぶ)3の発光を
ON/OFFするLDドライバ、4は前記LD3の発
生したレーザビーム、5は前記レーザビーム4を
機械的に走査するスキヤナ、6は前記レーザビー
ム4によつて、公知の電子写真技術によつて画像
を形成するドラム、7は記録媒体、例えば記録紙
を保持するペーパカセツト、8は記録紙をペーパ
カセツト7から給紙する給紙ローラ、9は前記給
紙ローラ8により給紙された記録紙を正しく搬送
させるためのガイドローラ、10は前記給紙ロー
ラ8により給紙され、ガイドローラ9を経て搬送
されて来た記録紙を一旦停止させ、ドラム6への
画像書き込みに同期して画像転写位置へと送り出
すレジストローラ、11は記録紙と画像の位置関
係で手動を指示する印字位置指定手段である。
次に記録紙の搬送と転写準備制御動作について
説明する。
制御基板1から給紙指令が発せられると、給紙
ローラ8が駆動されペーパカセツト7中の記録紙
を給紙する。給紙された記録紙はガイドローラ9
を経てレジストローラ10で一旦保持される。一
方、スキヤナ5、ドラム6はそれぞれ定常回転に
入る。この時点で、1ページプリントの転写準備
が終了し、制御基板1からのプリントスタート信
号待ちとなる。
第2図は第1図に示したた制御基板1の制御ブ
ロツク図であり、21はシステム全体を制御する
CPU、22は画像情報を蓄えるイメージバツフ
ア、23は前記イメージバツフア22中の画像情
報をビデオ信号に変換するビデオ信号発生器、2
4は前記ビデオ信号発生器23からのビデオ信号
をCPU21の指定する量だけ遅延させる遅延回
路、25はレジストローラ駆動回路、なお、ビデ
オ信号発生器23はスキヤナ5からの帰線情報に
同期して帰線区間は空白のビデオ信号を出力す
る。
次に動作について説明する。
CPU21は1ページプリントの準備完了後、
すなわちスキヤナ5、ドラム6が定常回転に入り
記録紙がレジストローラ10に保持された状態に
到達した後、印字位置指定手段11からの指示や
そのページの状態、その他の諸情報からビデオ信
号の遅延時間を決定し、遅延回路24にその遅延
時間を指示する。しかる後、CPU21はプリン
トスタート信号をビデオ信号発生器23およびレ
ジストローラ駆動回路25へ出力する。ビデオ信
号発生器23ではCPU21からのプリント信号
が入ると、イメージバツフア22の内容をビデオ
信号に変換して遅延回路24へ伝える。遅延回路
24では入力されたビデオ信号をCPU21から
指示された時間だけ遅延させてLDドライバ2へ
伝える。LDドライバ2へ伝えられたビデオ信号
はLD3を変調することで断続するレーザビーム
4へ変換され、さらにスキヤナ5に走査されるこ
とによりドラム6上に潜像を形成する。ドラム6
上に形成された潜像は公知の電子写真プロセスで
トナー画像となる。
一方、レジストローラ駆動回路25はCPU2
1からプリントスタート信号を受けるとレジスト
ローラ10を駆動し、保持していた記録紙をドラ
ム6へ送り出しドラム6上のトナー画像を転写す
る。
このように、記録紙と記録紙上に形成される画
像との位置関係は遅延回路24に設定する遅延量
によつて自由に変更できる。
次に遅延時間と画像の移動量との関係について
説明する。なお、時間の単位は1ビデオクロツ
ク、すなわち画像の最小単位の1ドツトを印字す
るのに要する時間で正規化したものとする。
遅延時間Tdが0の時の画像位置を原点と考え
て、記録紙の搬送方向の移動量をV(走査線数)、
走査方向(記録紙の搬送方向に直角な方向)の移
動量をh(ドツト数)とし、さらに1走査の時間
をTsとすれば、遅延時間Tdと移動量V、hとの
関係は下記第(1)式に示されるようになる。
Td=V・Ts+h ……(1) ただし、0≦h<Ts 第3図は第2図に示した遅延回路24の動作を
説明する図であり、31は記録紙の外縁で、実線
の長方形部分を示す。32は遅延時間Tdが0の
時の画像(破線)、33は遅延時間Td=V・Ts
+hの場合の画像(波線)である。×,△はそれ
ぞれ画像32,33の画像書き出し位置である。
なお、矢印Bは記録紙の搬送方向を示し、矢印D
は前記スキヤナ5の走査方向を示している。
この図から分かるように、遅延時間Tdを適当
に変えることにより記録紙上での画像形成開始位
置を制御できる。
第4図はこの発明の他の制御ブロツク図であ
り、第2図と同一のブロツクには同じ符号を付し
ている。
この図で、41は前記遅延時間Td(第(1)式で与
えられる)をスキヤナ5の1走査周期の整数倍に
設定する遅延回路、42はビデオクロツクを単位
として遅延時間Tdを設定する遅延回路である。
なお、全体としての遅延時間Tdは遅延回路41,
42の遅延時間Tdの和になる。なお、遅延回路
42の最大遅延時間はスキヤナ5の1走査周期に
等しい。
このように、遅延回路41,42を2つ設ける
と、遅延回路42の遅延時間がスキヤナ5の1走
査周期を越えない範囲では、第4図に示すCPU
21は遅延回路41,42に対してそれぞれ独立
して遅延時間を設定することにより、画像の移動
量を記録紙の搬送方向、スキヤナ5の走査方向に
それぞれ独立に制御することができ、CPU21
の制御負担が軽減される。また、それぞれの遅延
回路41,42の必要とするダイナミツクレンジ
(最大遅延時間と最小遅延時間との比)を第2図
に示す遅延回路24の要するダイナミツクレンジ
に比べて小さくすることができる。さらに、画像
の最大変移量が同じとした場合、第2図に示した
遅延回路24のダイナミツクレンジは遅延回路4
1,42の各ダイナミツクレンジの積になる。
第5図は記録紙上への像形成動作を説明する模
式図であり、51,52は記録紙で、記録紙51
は記録紙の搬送方向Bに対して記録紙51が縦長
方向に搬送される。記録紙52は記録紙の搬送方
向Bに対して記録紙52が横長方向に搬送され
る。53は搬送された各記録紙51,52に画像
が形成された記録紙である。なお、矢印Cは画像
移動方向を示し、記録紙51〜53中の○印は綴
じ穴である。
この図から分かるように、遅延回路41,42
の遅延量を適切に設定すると、記録紙の搬送方向
Bに対して綴じ穴を有する記録紙51,52を搬
送して形成される画像は記録紙53と同一にな
る。つまり、綴じ穴の部分を考慮し、記録紙51
では綴じ穴に画像がかからないように画線開始位
置を走査方向へずらして像形成を行い、記録紙5
2では綴じ穴に画像がかからないように画像開始
位置を搬送方向とは逆の方向にずれして像形成を
行う。
次に記録紙搬送方向に対して記録紙の反転軸が
直交する記録紙反転機構を有する両面プリンタに
上記実施例を適用する場合について第6図、第7
図を参照しながら説明する。
第6図において、61,63は綴じ代を有する
記録紙で、記録紙61は紙送り方向が横送りであ
り、記録紙63は紙送り方向は縦送りである。6
2,64は前記記録紙61,63が図示しない記
録紙反転機構で反転されて再度搬送される記録紙
であり、記録紙61を第1面とすれば記録紙62
は記録紙61の第2面に相当する。記録紙63と
記録紙64との関係も同様である。なお、矢印B
は記録紙の搬送方向を示し、矢印Cは画像移動方
向を示し、矢印Aは記録紙反転軸を示し、それぞ
れ破線で囲まれる長方形は印字領域を示す。
この第6図からわかるように、紙送り方向が横
送りである記録紙61が搬送されて像形成動作終
了すると、記録紙反転機構が記録紙61を反転す
る。その際、記録紙反転軸Aと記録紙の搬送方向
Bが直反するので、例えば記録紙搬送口(図示し
ない)に戻つてきた記録紙61は記録紙62とな
り、記録紙61上での綴じ代位置が記録紙62と
は一致しなくなる。この状態で、記録紙61と同
様の画像形成を記録紙62に対して行うと、綴じ
代の部分に画像が形成されてしまう。これを防ぐ
ため、この発明では遅延回路24または遅延回路
41に記録紙61と記録紙62とでは異なる遅延
量を設定することにより、綴じ代の部分を避けて
画像形成を行うことができる。
また、紙送り方向が縦送りである記録紙63が
搬送されて像形成動作終了すると、記録紙反転機
構が記録紙63を反転する。その際、記録紙反転
軸Aと記録紙の搬送方向Bが直交するので、例え
ば記録紙搬送口(図示しない)に戻つてきた記録
紙63は記録紙64となり、記録紙63上での綴
じ代位置が記録紙64と一致する。このため、記
録紙64に画像形成を行う場合にも記録紙63に
対して設定した遅延量をこの発明の遅延回路24
または遅延回路42に設定すればよい。
次に第7図に示すフローチヤートを参照しなが
ら第6図の動作を説明する。なお、(1)〜(5)は各ス
テツプを表す。また、記録紙反転軸Aと記録紙の
搬送方向Bは直交している。
まず、記録紙の綴じる辺と記録紙の搬送方向と
の関係が平行かどうかを調べる(1)。記録紙を綴じ
る辺は一般に記録紙の長手方向の辺に設定され
る。記録紙61,62が搬送されると、ステツプ
(1)の判断がNOとなり、ステツプ(2)でさらにその
記録紙の表面/裏面を判断する。この判断で、表
面と判断された場合(第6図に示す記録紙61)
は遅延回路41に設定される搬送方向の遅延時間
に移動量V×走査周期Tsの値を加え(3)、記録紙
61に示されるように、画像印字領域を綴じ代よ
りも下方に移動する。一方、ステツプ(2)の判断
で、裏面と判断された場合(第6図に示す記録紙
62)は遅延回路41に設定される搬送方向の遅
延時間から移動量V×走査周期Tsの値を引き(4)、
記録紙62に示されるように、画像印字領域を綴
じ代よりも上方に移動する。
一方、ステツプ(1)の判断でYESの場合は、遅
延回路42に設定される走査方向の遅延時間に移
動量Vを加えて、記録紙63,64に示されるよ
うに、走査方向(左から右)に画像印字領域を移
動する(5) 次に記録紙の搬送方向Bに対して記録紙反転軸
Aが平行する記録紙反転機構を有する両面プリン
トに上記実施例を適用する場合について第8図、
第9図を参照しながら説明する。
第8図において、71,73は綴じ代を有する
記録紙で、記録紙71は紙送り方向が横送りであ
り、記録紙73は紙送り方向が縦送りである。7
2,74は前記記録紙71,72が図示しない記
録紙反転機構で反転されて再度搬送される記録紙
であり、記録紙71を第1面とすれば記録紙72
は記録紙71の第2面に相当する。記録紙73と
記録紙74との関係も同様である。なお、矢印B
は記録紙の搬送方向を示し、矢印Cは画像移動領
域を示し、矢印Aは記録紙反転軸を示し、それぞ
れ破線で囲まれる長方形は印字領域を示す。
この第8図からわかるように、紙送り方向が縦
送りである記録紙73が搬送されて像形成動作終
了すると、記録紙反転機構が記録紙73を反転す
る。その際、記録紙反転軸Aと記録紙の搬送方向
Bが平行するので、例えば記録紙搬送口(図示し
ない)に戻つてきた記録紙73は記録紙74とな
り、記録紙73上での綴り代位置が記録紙74と
は一致しなくなる。その状態で、記録紙73と同
様の画像形成を記録紙74に対して行うと、綴じ
代の部分に画像が形成されてしまう。これを防ぐ
ため、この発明では遅延回路24または遅延回路
42に記録紙73と記録紙74とでは異なる遅延
量を設定することにより、綴り代の部分を避けて
画像形成を行うことができる。
また、紙送り方向が横送りである記録紙71が
搬送されて像形成動作終了すると、記録紙反転機
構が記録紙71を反転する。その際、記録紙反転
軸Aと記録紙の搬送方向Bが平行するので、例え
ば記録紙搬送口(図示しない)に戻つてきた記録
紙71は記録紙72となり、記録紙71上での綴
じ代位置が記録紙72と一致する。このため、記
録紙72に画像形成を行う場合にも記録紙71に
対して設定した遅延量をこの発明の遅延回路24
または遅延回路41に設定すればよい。
次に第9図に示すフローチヤートを参照しなが
ら第8図の動作を説明する。なお、(11)〜(15)は
各ステツプを表す。また、記録紙反転軸Aと記録
紙の搬送方向Bは平行している。
まず、記録紙の綴じる辺と記録紙の搬送方向B
との関係が平行かどうかを調べる(11)。記録紙を
綴じる辺は一般に記録紙の長手方向の辺に設定さ
れる。記録紙73,74が搬送されると、ステツ
プ(11)の判断がYESとなり、ステツプ(12)でさら
にその記録紙の表面/裏面を判断する。この判断
で、表面と判断された場合(第8図に示す記録紙
73)は遅延回路42に設定される走査方向の遅
延時間に移動量Vの値を加え(13)、記録紙73に
示されるように、画像印字領域を綴じ代よりも右
方に移動する。一方、ステツプ(12)の判断で、裏
面と判断された場合(第8図に示す記録紙74)
は遅延回路42に設定される走査方向の遅延時間
から移動量Vの値を引き(14)、記録紙74に示さ
れるように、画像印字領域を綴じ代よりも左方に
移動する。
一方、ステツプ(11)の判断でNOの場合は、遅
延回路41に設定される搬送方向の遅延時間に移
動量V×走査周期Tsの値を加え、記録紙71,
72に示されるように、画像印字領域を綴じ代よ
りも下方に移動する(15)。
なお、上記実施例では綴じ穴または綴じ代を各
記録紙の長手方向の辺に設けた場合について説明
したが、長手方向でなくともよい。また、綴じ穴
または綴じ代を設ける辺の指定を、例えば印字位
置指定手段11のような外部入力手段および入力
データ中の制御情報により与えるようにしてもよ
いし、用紙情報の一部として用紙の種類毎に決め
るようにしてもよい。さらに、一般に長方形の記
録紙は長辺で綴じるので、給紙機構の情報から長
辺を綴じる辺に指定させるようにしてもよい。
また、この発明では記録紙に限らず一般的には
どんな記録媒体があつてもよい。
ところで、綴じ代を避けて両面に印字される画
像が綴じ代を合せた場合に、見開きページのペー
ジ方向が逆転する不都合が生じる。以下、その不
都合について説明する。
第10図a〜d、第11図a〜dは両面記録装
置による画像印字出力を説明する図である。
第10図において、a,bは記録紙の反転軸方
向Aと記録紙の綴じ代辺とが平行する場合の両面
記録装置による印字出力であり、101aと10
1b,102aと102bは文字が印字された綴
じ代を有する記録紙を表し、記録紙101aと1
01b、記録紙102aと102bとの綴じ代を
合せると、記録紙101c,102cが得られ
る。第10図c,dは記録紙の反転軸方向Aと記
録紙の綴じ代辺が直交する場合の両面記録装置に
よる印字出力であり、103aと103b,10
4aと104bは文字が印字された綴じ代を有す
る記録紙を表し、記録紙103aと103b、記
録紙104bと104bとの綴じ代を合せると、
記録紙103c,104cが得られる。なお、記
録紙101a,101bはページ方向がランドス
ケープ(文字方向が記録紙をを横長に見た方向と
一致するように文字が印字されているもの)、印
字方向が横書き、紙送り方向が横送り(記録紙搬
送方向Bに見て記録紙が横長に搬送されるもの)
の場合であり、行方向は記録紙搬送方向Bに直交
(右に90゜)し、文字方向は記録紙搬送方向Bに平
行している。また、記録紙102a,102bは
ページ方向がポートレイト(文字方向が記録紙を
縦長に見た方向と一致するように文字が印字され
ているもの)、印字方向が横書き、紙送り方向が
横送り(記録紙搬送方向Bに見て記録紙が横長に
搬送されるもの)の場合であり、行方向は記録紙
搬送方向Bに平行し、文字方向は記録紙搬送方向
Bに直交(右に90゜)している。さらに、記録紙
101a〜101c,102a〜102c,10
3a〜103c,104a〜104c中の・印は
綴じ穴である。
第10図から分かるように、記録紙の綴じ代辺
が記録紙の反転軸方向Aと平行する記録紙101
aと101b,102aと102bとをそれぞれ
綴じ代で合せると、印字された文字が見開きペー
ジ上で文字方向が正確に一致する記録紙101
c,102cが得られる。これに対して、記録紙
の反転軸方向Aと記録紙の綴じ代辺が直交する記
録紙103aと103b,104aと104bと
をそれぞれ綴じ代で合せると、印字された文字が
見開きページ状で文字方向がずれた記録紙103
c,104cが得られる。
第11図において、a,bは記録紙の反転軸方
向Aと記録紙の搬送方向Bが直交する場合の両面
記録装置による印字出力であり、111aと11
1b,112aと112bは文字が印字された綴
じ代を有する記録紙を表し、記録紙111aと1
11b、記録紙112aと112bとの綴じ代を
合せると、記録紙111c,112cが得られ
る。第11図c,dは記録紙の反転軸方向Aと、
記録紙の綴じ代辺が平行する場合の両面記録装置
による印字出力であり、113aと113b,1
14aと114bは文字が印字された綴じ代を有
する記録紙を表し、記録紙113aと113b、
記録紙114aと114bとの綴じ代を合せる
と、記録紙113c,114cが得られる。な
お、記録紙111a〜111c,112a〜11
2c,113a〜113c,114a〜114c
中の・印は綴じ穴である。
この図から分かるように、記録紙の反転軸方向
Aと綴じ代辺が直交する記録紙111aと111
b,112aと112bとをそれぞれ綴じ代で合
せると、印字された文字が見開きページ上で文字
方向がずれた記録紙111c,112cが得られ
る。これに対して、記録紙の綴じ代辺が記録紙の
反転軸方向Aと平行する記録紙113aと113
b,114aと114bとをそれぞれ綴じ代で合
せると、印字された文字が見開きページ上で文字
方向が正確に一致する記録紙113c,114c
が得られる。
このように、記録紙の綴じ代を避けて両面に印
字できる両面記録装置においても記録紙の搬送方
向Bと記録紙の反転軸方向Aとの関係および記録
紙の反転軸方向Aと記録紙の綴じ代辺との関係に
応じて印字される文字の文字方向が一意に定まつ
ていたので、綴じ込まれた記録紙103c,10
4c,111c,112cに印字された文字が見
開きページ上で正常な位置、すなわち相対するペ
ージを考慮した位置に文字が印字されず、両面に
印字された記録紙を製本すると、各ページ毎に記
録紙を反転しなければならない不都合が生じてい
た。
また、プリンタの構造上の制約のため、縦送り
にしか搬送できないサイズの記録紙があつた場
合、その記録紙の両面に正確に文字を印字できな
かつた。
さらに、特殊な書式のため、記録紙を短辺で綴
じる必要があるが、プリンタの構造上の制約、ま
たはスループツト向上の要求等で横送り、すなわ
ち記録紙の短辺と記録紙搬送方向Bが常に平行に
なるように送る場合等に両面に印字された記録紙
が綴じ込まれる際、見開きページが一致しなかつ
た。
第12図はこの発明の一実施例を示す両面記録
装置の搬送経路説明図であり、121は給紙部、
122は転写前搬送路、123は公知の電子写真
技術を用いて記録紙の表面に転写すべきトナー像
を形成するドラム、124は前記ドラム123上
のトナー像を記録紙上に転写する転写帯電器、1
25は定着前搬送路、126は記録紙上に転写さ
れたトナー像を熱および圧力により定着する定着
器、127は定着後搬送路、128は記録紙の搬
送路を分岐する反転前分岐機構、129は反転前
搬送路、130は記録紙の表裏を反転するために
公知の3本ローラを用いた反転機構、131は反
転後搬送路、132はスタツカ前搬送路、133
はスタツカ、134はスタツカ前分岐機構、13
5は補助トレイである。
次に動作について説明する。
両面印刷時において、給紙部121から給紙さ
れた記録紙は、転写前搬送路122を介してドラ
ム123へと搬送される。そして、公知の電子写
真技術を用いてドラム123上に形成されたトナ
ー像は、転写帯電器124におけるコロナ放電に
より記録紙上に転写され、その後、定着前搬送路
125を介して定着器126へ搬送される。定着
器126において第1面の画像定着を終了した記
録紙は、定着後搬送路127を介して搬送され、
反転前分岐機構128および反転前搬送路129
を経て反転機構へ送られる。
反転機構において表裏を反転された片面印刷済
の記録紙は、反転後搬送路131を介して転写前
搬送路122に送られ、ドラム123および転写
帯電器124により先の片面印刷時と同様に裏面
(第2面)の画像転写が行われる。その後、定着
前搬送路125を経て定着器126に送られ、そ
こで第2面の画像定着が行われる。この時点をも
つて、両面印刷が完了したことになる。
両面印刷された記録紙は、定着後搬送路127
から反転前分岐機構128、スタツカ前搬送路1
32およびスタツカ前分岐機構134を経てスタ
ツカ133に積載される。
第13図はこの発明の一実施例を示す両面記録
装置の制御ブロツク図であり、141は外部から
印字データおよび制御情報からなる入力データを
取り入れる入力ポート、142は前記入力ポート
141からの入力データを蓄える入力バツフア、
143は入力データの解析およびシステム全体の
制御を行うCPU、144は印字データ(画像デ
ータ)をページ単位で蓄えるページバツフア、1
45は前記ページバツフア144中のデータをド
ツトイメージに展開するイメージプロセサ、14
6は文字のドツトパターンを記憶するキヤラクタ
ジエネレータ(CG)、147は前記CG146か
らのドツトパターンを90゜単位で任意に回転でき
るフオントローテータ、148は1ページ分のド
ツトイメージを記憶するイメージバツフア、14
9は前記イメージバツフア148中のドツトイメ
ージを読み出してビデオ信号に変換するビデオジ
エネレータ、150は記録紙搬送方向Bに対する
行の進行方向を示す行方向レジスタ、151は記
録紙搬送方向Bに対する文字の向きを示す文字方
向レジスタ、152は記録紙の表面/裏面の印字
に対して、ページ方向の反転有無を示す反転フラ
グで、反転フラグ152が「1」、すなわちON
の場合にページ方向を反転する。153はページ
単位の諸情報を管理するページ管理テーブル、1
54は前記ページ管理テーブル153中、現在印
字するページの情報を示すプリントポインタ、1
55は前記ページ管理テーブル153中、現在の
ブロツクの先頭のページを示すブロツクポイン
タ、156は現在の紙サイズにおいて、反転搬送
ループに入る記録紙の数、すなわちブロツク数を
示すブロツク数レジスタ、157はブロツクのう
ち、現在何枚目の印刷かを示すブロツク数カウン
タである。
次に動作について説明する。
入力データは、入力ポート141から入力され
入力バツフア142に蓄えられる。CPU143
は入力バツフア142中の入力データを順次読み
出してデータ解析を行い、1ページ分のデータを
まとめてページバツフア144に蓄える。ページ
バツフア144中には複数ページ分のページ情報
が蓄えられ、その中の任意のページ情報を読み出
すことができる。
CPU143は適当な制御情報とともにイメー
ジプロセサ145に適当なページの印字を指示す
ると、イメージプロセサ145は指定されたペー
ジ情報をページバツフア144から読み出し、ペ
ージ情報中の文字コードに応じた文字パターンを
CG146からフオントローテータ147を介し
て読み込み、イメージバツフア148上の適当な
位置ヘドツトイメージに展開するる。イメージバ
ツフア148に1ページ分のイメージデータの展
開が終了したら、CPU143はビデオジエネレ
ータ149へ印字開始の指示を送出する。この
時、CPU143は給紙部121にやはり給紙指
令を送出する。ビデオジエネレータ149はイメ
ージバツフア148上の1ページのイメージをビ
デオ信号に変調してプリンタへ送出する。このビ
デオ信号が公知のレーザ変調器により駆動される
レーザビーム4を変調して断続するレーザビーム
4に変換する。このレーザビーム4はスキヤナ5
によつて、ドラム123上を走査してドラム12
3上に潜像を形成する。この後、公知の写真技術
によつて、給紙部121から給紙された記録紙に
印字される。
次いでCPU143は一連のデータの印字の最
初に各レジスタ、カウンタ、ポインタを下記のよ
うに初期化する。
まず、CPU143は入力データ中の制御情報
または図示されない外部指定手段からの指示また
はデフオールト情報からページ方向、縦書き/横
書きの別を決定する。そして、給紙部121から
入力されている現在の記録紙の縦送り/横送り方
向を検知してページ方向、縦書き/横書きとの組
み合せから記録紙搬送方向Bに対する行方向およ
び文字方向を決め、行方向レジスタ150、文字
方向レジスタ151にセツトする。
次にCPU143は綴じ穴の並び方向または綴
じ代辺の方向と記録紙の反転軸方向Aとの関係を
調べ、記録紙の反転軸方向Aと記録紙の綴じ代辺
とが平行する記録紙の場合は、すなわち第9図に
示す記録紙101a,102aおよび第10図に
示す記録紙113a,114aページと記録紙1
01b,102bおよび記録紙113b,114
bページの場合は記録紙の両面を同じ方向に印字
して綴じ代辺に沿つて綴じ合せると、記録紙10
1c,102c,113c,114cの見開きペ
ージ上の文字方向が正しく一致するので反転フラ
グ152をOFFする。
一方、記録紙の反転軸方向Aと記録紙の綴じ代
辺とが直交する記録紙の場合、すなわち記録紙1
03a,104aおよび記録紙111a,112
aページと記録紙103b,104bおよび記録
紙111b,112bページの場合は、記録紙の
両面を同じ方向に印字して綴じ代に沿つて綴じ合
せると、記録紙103c,104c,111c,
112cの見開きページ上の文字方向が逆転して
しまうので反転フラグ152をONにする。
次に入力ポート141から入力データが入力さ
れると、CPU143はそれを検知して、入力バ
ツフア142中の入力データを解析して、ページ
バツフア144中にページデータとして蓄え、1
ページの画像データが形成される毎にページ管理
テーブル153の内容を更新する。ここで、適当
な数のページデータがページバツフア144に蓄
えられたら、CPU143はプリントポインタ1
54の示すページ、すなわちプリントポインタ1
54が示すページ管理テーブル153中のページ
バツフアポインタの示すページバツフア144中
のページデータを印字するようにイメージプロセ
サ145に指示する。この時、CPU143はプ
リントポインタ154の示すページが奇数ペー
ジ、すなわちプリントポインタ154の示すペー
ジ管理テーブル153中のページの偶数/奇数フ
ラグ「奇数」であれば、行方向レジスタ150、
文字方向レジスタ151中の情報をそのままイメ
ージプロセサ145へ送り、プリントポインタ1
54の示すページが偶数ページ、すなわちプリン
トポインタ154の示すページ管理テーブル15
3中のページの偶数/奇数フラグが「偶数」であ
れば、CPU143は反転フラグ152を調べ、
反転フラグ152が「OFF」であれば、記録紙
の両面印字時のページ方向は同じであるから、や
はり行方向レジスタ150、文字方向レジスタ1
51の情報をそのままイメージプロセサ145へ
送る。もし、反転フラグ152ががONの場合は
記録紙の両面印字時のページ方向を逆転させなけ
ればならないので、行方向レジスタ150、文字
方向レジスタ151の情報をそれぞれ逆方向に変
換してイメージプラセサ145へ速る。イメージ
プロセサ145はCPU143からの行方向、文
字方向の指示に基づいてページバツフア144中
の指定されたページデータを1文字ずつ読み出し
てはその文字のドツトパターンをCG146から
読み出しイメージバツフア148上に展開する。
イメージプロセサ145がCG146から読み出
したドツトパターンはフオントローテータ147
で指定されえた角度だけ回転される。従つて、文
字方向情報はフオントローテータ147への回転
角度指示を与えることになる。1文字のイメージ
展開が終了したら、イメージプロセサ145は次
の文字をページバツフア144から読み出し、前
の文字の隣へイメージ展開する。また、行方向情
報は各文字毎のイメージバツフア148上での位
置を更新するための情報となつている。
次に第14図を参照しなががら記録紙の搬送制
御動作について説明する。
第14図は第13図に示したページ管理テーブ
ル153とプリントポインタ154、ブロツクポ
インタ155との関係をす模式図である。
この図で、個々の長方形はページ管理テーブル
153で、1ページ分のページ情報(後述する)
を表し、個々の長方形の中の数字はページ番号を
表している。ページ情報の内容は、そのページ番
号が奇数番目のページであるのか、偶数番目のペ
ージであるのかを示すフラグと、そのページに対
応するページバツフア144へのポインタ等の1
ページの画像データを印字するのに必要な情報と
からなつている。実線の矢印はプリントポインタ
154、ブロツクポインタ155が示しているペ
ージを表し、破線の矢印はプリントポインタ15
4の示すページ、すなわち、印字されるページの
遷移を表し、一点差線の矢印はブロツクポインタ
155の示すページの遷移を表している。なお、
第14図において、ブロツク数とは反転搬送ルー
プ中に入る記録紙の枚数を表し、以後ブロツク数
を「5」とする。
記録紙の片面に印字を行う場合は、印字された
記録紙を正しいページ順に積み重ねるためには、
印字された記録紙面を下向きにして積み重ねる必
要がある。
これに対して、両面印字の場合は片面印字時と
同じスタツカ143に記録紙を排出すると、記録
紙の両面のうち、後から印字した記録紙面が下向
きに積み重ねられる。従つて、両面印字を行う場
合、スタツカ133上の記録紙のページ順を正し
くするには、ページ番号の大きいページ(1ペー
ジから印字するとして偶数ページ)を直前の奇数
ページよりも先に印字しなければならない。
ブロツク数が「5」、すなわち反転搬送ループ
中に入る記録紙の最大枚数が5枚の場合は、ペー
ジの印字順は第14図に示されるように、破線の
矢印のようになり、まず、2,4,6,8,10ペ
ージというように偶数ページを給紙部121から
給紙した記録紙に印字し、偶数ページで10ページ
目の印字終了後、丁度偶数ページで2ページ目を
印字した記録紙が反転搬送ループを一巡して反転
されてドラム123の位置に戻つてくるので、こ
の記録紙に奇数ページで1ページ目を印字し、以
後順次奇数ページで3,5,7,9ページ目とい
うようにそれぞれ先に印字した偶数ページである
4,6,8,10ページ目の記録紙面の裏面に文字
を印字する。このように、各奇数ページで1〜9
ページへの印字は先の偶数ページで2〜10ページ
への印字が行われ反転搬送ループを一巡してきた
各記録紙に対して行われるので、この間、すなわ
ち奇数ページ印字中は給紙部121から記録紙の
給紙は行わない。また、奇数ページで9ページ目
の印字が終了した時点で、1ブロツク5枚、計10
ページの記録紙への両面印字が終了し、ブロツク
ポインタ155が指定する次のブロツクの印字動
作に入り、上述同様に偶数ページで12ページの画
像データを給紙部121から給紙される記録紙に
対して印字を開始する。以後同様にして画像デー
タがなくなるまで、ブロツク単位で両面印字を実
行する。
次に第15図を参照しながら第14図を例にし
て両面記録装置の印字制御動作について説明す
る。なお、(21)〜(33)は各ステツプを示す。
まず、各ポインタ、レジスタ、カウンタ等の初
期化を行う(21)。初期化の内容は一部前述したよ
うに、ページ方向、縦/横書き、給紙部121か
らの紙送り方向情報で決る行方向情報、文字方向
情報、反転フラグ情報を行方向レジスタ150、
文字方向レジスタ151、反転フラグ152にそ
れぞれセツトする。次にプリントポインタ15
4、ブロツクポインタ155にページ管理テーブ
ル153のうち、第2ページ、第1ページに対応
するページ情報をそれぞれ指示させる。そして、
給指部121からの記録紙サイズ情報からブロツ
ク数を求め、ブロツク数レジスタ156にセツト
し、ブロツク数カウンタ157に「0」をセツト
する。次に、プリントポインタ154の示すペー
ジ情報を調べ画像データが終了したかどうかを判
断し(21)、画像データが終了して印字されていな
いページがなければ印字動作を終了し、未印字の
ページがあればプリントポインタ154の示すペ
ージ情報が偶数ページであるかどうかを調べ(2
3)、ページ情報が偶数ページであれば、給紙部1
21に給紙指令を送出し(24)、ページ情報が奇数
ページであれば給紙指令を送出せず、プリントポ
インタ154の示すページの印字を実行する(2
5)。次いで、ブロツク数カウンタ157の値を1
インクリメントし(26)、ブロツク数レジスタ15
6中のブロツク数とブロツク数カウンタ157の
値とを比較する(27)。この比較で、ブロツク数カ
ウンタ157の値がブロツク数レジスタ156の
値よりも小さい、すなわちまだ1ブロツク分の印
字が終了していない場合は、プリントポインタ1
54の示す現在のページを2ページ進めステツプ
(22)へ戻る(28)。これで、1ブロツクの間は偶数
ページのみまたは奇数ページのみが連続して印字
される。
一方、ステツプ(27)でブロツク数カウンタ15
7の値がブロツク数レジスタ156の値に達して
いる場合は、1ブロツク分のプリントが終了して
いるので、ブロツクを更新する制御に入り、ブロ
ツク数カウンタ157の値を「0」に初期化する
(29)。次いで、現在のページ、すなわちプリント
ポインタ154の示すページが偶数ページか奇数
ページかを調べ(30)、偶数ページであればプリン
トポインタ154の示すページをブロツクポイン
タ155の示す現ブロツクの先頭ページにする(3
1)。これは、第14図に示した10ページから1ペ
ージへ向う点線の矢印がこのステツプ(31)の処理
に対応し、以後奇数ページ(1,3,5,7,9
ページ)の印字に移り、9ページ目の記録紙への
終了後ブロツクポインタ155をブロツク数レジ
スタ156の現在の内容(「1」)にブロツク数
「5」の2倍ページだけ進めることで、次のブロ
ツクの先頭ページ「11」をブロツクポインタ15
5に指示させステツプ(22)へ戻る(32)。これは第
14図に示した1ページから11ページへの1点鎖
線の矢印がステツプ(32)の処理に対応する。
一方、ステツプ(30)の判断で現在ページが奇数
であればプリントポインタ154にブロツクポイ
ンタ155の示す次のブロツクのページ(次ブロ
ツクの先頭の奇数ページの次のページ)、すなわ
ちブロツクの最初の偶数ページを指示させてステ
ツプ(22)へ戻る(33)。これは第13図に示した9
ページから12ページへの破線の矢印がステツプ(3
3)の処理に対応する。
次に第16図のフローチヤートを参照しながら
第15図に示したステツプ(25)の手順について詳
細に説明する。なお、(25-1)〜(25-8)は各ステ
ツプを表す。
CPU143は現在のページ、すなわちプリン
トポインタ154の示すページ管理テーブル15
3うちページ情報から印字すべきページのページ
バツフアアドレスを調べ、イメージプロセサ14
5へ指示する(25-1)。次にCPU143は反転フ
ラグ152がONであるかどうかを調べ(25-2)、
OFFならば両面に印字するページ方向は同方向
となり、行方向レジスタ150の示す方向をイメ
ージプロセサ145へ指示する(25-3)。以後イ
メージプロセサ145は1ページ内においてステ
ツプ(25-3)で指示された行方向へ文字を進めな
がらイメージ展開を行う。次に、文字方向レジス
タ151の示す方向をフオントローテータ147
へ指示する(25-4)。以後1ページ内においてフ
オントローテータ147はイメージプロセサ14
5がCG146から読み出す文字のドツトパター
ンを指示された方向に回転してイメージプロセサ
145へ送出する。次にCPU143はイメージ
プロセサ145にイメージ展開開始指令を送り(2
5−5)、イメージプロセサ145は1ページ分の
イメージ展開を始める。
一方、ステツプ(25-2)において、反転フラグ
152がONであると判断された場合は、CPU1
43はプリントポインタ154の示すページ情報
が奇数ページかどうかを調べ(25-6)、現在のペ
ージ情報が偶数ページであればステツプ(25-3)
へ移り、現在のページ情報が奇数ページであれば
CPU143は行方向レジスタ150の示す方向
を読み出し、その方向とは反対の方向をイメージ
プロセサ145に指示する(25-7)。次にCPU1
43は文字方向レジスタ151の示す方向を読み
出し、その方向とは逆の方向をフオントローテー
タ147に指示してステツプ(25-5)へ移行する(2
5−8)。
このように、反転フラグ152がOFFの場合
はページの奇数/偶数に関わらず、同一の行/文
字方向、すなわち同じページの方向に印字され
る。一方、反転フラグ152がONの場合は、ペ
ージの奇数/偶数に応じて行/文字方向が共に逆
になり、記録紙の表面と裏面ではページの方向が
異なる印字が行われる。
第17図a〜dはこの発明の両面記録装置によ
る画像印字出力を説明する図であり、第10図と
同じ個所には同一の符号を付している。
この図において、a〜dは記録紙の反転軸方向
Aと記録紙の綴じ代辺が平行する場合と直交する
場合の印字出力であり、163bは前記記録紙1
03bに印字した文字と同一の文字をページ方向
を回転させて印字した記録紙で、記録紙103a
と記録紙163bとの綴じ代を合せると、記録紙
163cが得られる。164bは前記記録紙10
4bに印字した文字と同一の文字をページ方向を
回転させて印字した記録紙で、記録紙104aと
記録紙164bとの綴じ代を合せると、記録紙1
64cが得られる。
この図から分かるように、記録紙の反転軸方向
Aと記録紙の綴じ代辺が直交するような記録紙1
03a,104aと163b,164bに対して
印字を行う際に、記録紙の表面と裏面とでページ
方向を逆転することにより、印字された記録紙1
63b,164bと記録紙103a,104aと
の綴じ代を合せると、見開きページ上で文字方向
が両面とも一致する記録紙163c,164cが
得られる。
なお、第11図に示した記録紙111a,11
2aと記録紙111b,112bとの関係につい
ても同様の結果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、画像データを出力する出
力手段と、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記
出力手段からの画像データに基づいて前記搬送手
段によつて搬送される記録媒体上に像形成する像
形成手段と、この像形成手段によつて一方の面に
記録された記録媒体を記録媒体の搬送方向に垂直
な反転軸回りに反転して再び前記像形成手段に供
給するための反転手段と、前記記録媒体の両面に
綴じ代を設けるべく、前記出力手段から前記像形
成手段への画像データの出力タイミングを制御す
る第1制御手段と、綴じる辺の方向に応じて適正
な天地方向の画像を記録するべく、記録媒体の綴
じる辺の方向と前記反転軸方向との関係および記
録媒体の第1面または第2面のいずれに記録する
かに応じて記録媒体上に形成すべき画像の天地の
方向を決定する第2制御手段とを有し、前記第1
制御手段は、記録媒体の搬送方向と綴じる辺の方
向とが平行の場合に、記録媒体のいずれの面の記
録するかに拘わらず前記画像データの出力タイミ
ングを、綴じ代を設けないときに比較して水平走
査周期未満の所定時間シフトさせる主走査方向移
動手段と、記録媒体の搬送方向と綴じる辺の方向
とが垂直の場合に、前記画像データの出力タイミ
ングを綴じ代を設けないときよりも、記録媒体の
第1面記録時に所定水平走査周期分早め、記録媒
体の第2面記録時に所定水平走査周期分遅らせる
副走査方向移動手段とを備えたので、画像データ
に基づいて両面に記録する装置であつても、簡単
な構成で記録媒体の所望の辺に正しく綴じ代を設
けることができるとともに、綴じ代をいずれの辺
に設ける場合でも、記録媒体の両面に適正な天地
の方向の画像を記録することができる優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す記録装置の
断面図、第2図は第1図に示した制御基板の制御
ブロツク図、第3図は第2図に示した遅延回路の
動作説明図、第4図はこの発明の他の制御ブロツ
ク図、第5図は記録紙上への像形成動作を説明す
る模式図、第6図、第8図は画像移動印字動作を
説明する図、第7図、第9図は第6図、第8図の
制御動作を説明するフローチヤート、第10図a
〜d、第11図a〜dは従来の両面記録装置によ
る画像印字出力を説明する図、第12図はこの発
明の一実施例を示す両面記録装置の搬送経路図、
第13図はこの発明の一実施例を示す両面記録装
置の制御ブロツク図、第14図は第13図に示し
たページ管理テーブルとプリントポインタ、ブロ
ツクポインタとの関係を説明する図、第15図〜
第16はこの発明の制御動作を示すフローチヤー
ト、第17図a〜dはこの発明による画像印字出
力を説明する図である。 図中、1は制御基板、2はLDドライバ、3は
LD、4はレーザビーム、5はスキヤナ、6はド
ラム、7はペーパカセツト、8は給紙ローラ、9
はガイドローラ、10はレジストローラ、11は
印字位置指定手段、21はCPU、22はイメー
ジバツフア、23はビデオ信号発生器、24,4
1,42は遅延回路、25はレジストローラ駆動
回路、31は外縁、32,33は画像、51〜5
3,61〜64,71〜74は記録紙、121は
給紙部、122は転写前搬送路、123はドラ
ム、124は転写帯電器、125は定着前搬送
路、126は定着器、127は定着後搬送路、1
28は反転前分岐機構、129は反転前搬送路、
130は反転機構、131は反転後搬送路、13
2はスタツカ前搬送路、133はスタツカ、13
4はスタツカ前分岐機構、135は補助トレイ、
141は入力ポート、142は入力バツフア、1
43はCPU、144はページバツフア、145
はイメージプロセサ、146はCG、147はフ
オントローテータ、148はイメージバツフア、
149はビデオジエネレータ、150は行方向レ
ジスタ、151は文字方向レジスタ、152は反
転フラグ、153はページ管理テーブル、154
はプリントポインタ、155はブロツクポイン
タ、156はブロツク数レジスタ、157はブロ
ツク数カウンタ、163b,163c,164
b,164cは記録紙である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 画像データを出力する出力手段と、 記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記出力手段からの画像データに基づいて前記
    搬送手段によつて搬送される記録媒体上に像形成
    する像形成手段と、 この像形成手段によつて一方の面に記録された
    記録媒体を記録媒体の搬送方向に垂直な反転軸回
    りに反転して再び前記像形成手段に供給するため
    の反転手段と、 前記記録媒体の両面に綴じ代を設けるべく、前
    記出力手段から前記像形成手段への画像データの
    出力タイミングを制御する第1制御手段と、 綴じる辺の方向に応じて適正な天地方向の画像
    を記録するべく、記録媒体の綴じる辺の方向と前
    記反転軸方向との関係および記録媒体の第1面ま
    たは第2面のいずれに記録するかに応じて記録媒
    体上に形成すべき画像の天地の方向を決定する第
    2制御手段とを有し、 前記第1制御手段は、記録媒体の搬送方向と綴
    じる辺の方向とが平行の場合に、記録媒体のいず
    れの面の記録するかに拘わらず前記画像データの
    出力タイミングを、綴じ代を設けないときに比較
    して水平走査周期未満の所定時間シフトさせるる
    主走査方向移動手段と、 記録媒体の搬送方向と綴じる辺の方向とが垂直
    の場合に、前記画像データの出力タイミングを綴
    じ代を設けないときよりも、記録媒体の第1面記
    録時に所定水平走査周期分早め、記録媒体の第2
    面記録時に所定水平走査周期分遅らせる副走査方
    向移動手段とを備えることを特徴とする記録装
    置。
JP59198625A 1984-09-25 1984-09-25 記録装置 Granted JPS6177069A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547777B2 (ja) * 1987-06-26 1996-10-23 株式会社日立製作所 両面印刷制御方式
JP2002283647A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Jma Management Center Inc 画像処理装置、及び、画像処理プログラム

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