JPH01266568A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、同一の記録紙に多重プリントを行う画像記録
装置、特に印字プロセスにより記録紙の伸縮を伴なう画
像記録装置に関するものである。

（従来の技術） 従来この種の装置に電子写真プロセスを用いたレーザビ
ーム・プリンタがある。レーザビーム・プリンタにおい
て多重プリントを行う場合、先ず１回目のプリントとな
る第１の画像を感光ドラムから記録紙に転写して熱定着
を行い、その後、その記録紙を再給紙して２回目のプリ
ントとなる第２の画像を同様に転写して熱定着する。こ
のように、同一の記録紙に対して電子写真プロセスを複
数回繰り返すことにより、該記録紙にプロセスごとのド
ツト画像情報が順次重畳され、多重プリントされた画像
を得ることができる。

ここで、２回目以後の画像のプリントは第１の画像のプ
リントと同じプロセスで行われるが、第１の画像を記録
紙に熱定着する際、その熱によって記録紙が乾燥して若
干縮んでしまう。このため、記録紙の副走査線方向（記
録紙の進行方向）に対する先端側では問題ないが、後端
側に近づくに従って第１の画像とそれ以後の画像とがず
れてしまい、その位置関係に狂いが生じる。また、記録
紙の主走査線方向においても、−ライン分の最後の方に
近づくにつれて第１の画像とそれ以後の画像との間でず
れが生じる。

第３図は上記多重プリントにおける画像のずれの様子を
示したもので、実線は第１の画像、破線は第２の画像を
それぞれ示している。これらの第１及び第２の画像は記
録紙Ｐの全く同じ位置に重なり合うようプリントされる
べきものであるが、上記のように熱定着の際に記録紙Ｐ
が若干縮むことにより、第２の画像は主走査線方向Ａ及
び副走査線方向Ｂに対して何れも第１の画像の外側にプ
リント位置がずれる。

また、熱定着ではなく圧力定着の場合には逆に記録紙Ｐ
が伸びるので、２回目以後の画像は主走査線方向Ａ及び
副走査線方向Ｂに対して共に第１の画像より内側の位置
にプリントされる。このプリント位置のずれは、上記熱
定着の場合と同様走査の終りに近づくにつれて大きくな
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の画像記録装置は以上のような構成となっており、
最初にプリントした画像とそれ以後にプリントした画像
とがずれて位置関係に誤差が生じるという問題点があっ
た。

本発明は、このような問題点を解消するためになされた
もので、多重プリントにおける各画像のずれを補正した
画像記録装置を提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の画像記録装置は、同一の記録紙に多重プリント
を行うものにおいて、画像記録プロセスの繰り返し回数
と記録紙の伸縮率に応じて次回にプリントするドツト画
像情報の一部を削除あるいは追加するようにしたもので
ある。

また、この発明の画像記録装置は、次回にプリントする
ドツト画像情報の中で、主走査方向に対して特定の順位
のドツト情報を削除あるいは追加するようにしたもので
あり、更には副走査方向に対して特定の順位の一走査分
のドツト情報を削除あるいは追加するようにしたもので
ある。

（作用） この発明の画像記録装置においては、多重プリントの際
次回にプリントする画像情報の一部が画像記録プロセス
の繰り返し回数及び記録紙の伸縮率に応じて削除あるい
は追加されるので、記録紙の伸縮による最初のプリント
画像とそれ以後のプリント画像とのずれが補正される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面について説明する。

第４図に、本発明によるレーザビーム・プリンタの一実
施例の構造概要図を示す。第５図は、その画像形成部の
要部を説明する斜視図である。

第４図において、８は、多数の記録紙９を装填し得る給
紙カセット、１０は、給紙カセット８から記録紙９を装
置内へ給紙するための給紙ローラ、１１は、給紙ローラ
１０または後述する再給紙ローラ１７から給紙された記
録紙９の搬送タイミングを調整するだめのレジストロー
ラ、１２は、公知のレーザビーム・プリンタの印字プロ
セスに用いられる感光（体）ドラム、１３は、記録紙９
上のトナー像を熱的に定着するための加熱ローラ（定着
ローラ）、１４は、記録紙９の搬送方向を偏向させるた
めのフラッパ、１５．１６，１７゜１８は、それぞれ記
録紙９の搬送を行うための各搬送ローラで、以降、それ
ぞれ１５を反転ローラ、１６を中継ローラ、１７を再給
紙ローラ、！８を出口ローラと称する。１９は、記録を
完了した記録紙９を積載するための積載トレイ、２０は
、ホスト・コンピュータ２７から送出される画像情報に
基づいて変調されたレーザビーム、２１．２２は、それ
ぞれ変調されたレーザビーム２０を感光ドラム１２上ト
走査させるための、ポリゴンミラー及びポリゴンモータ
である。

また、２３は、プリンタ制御装置であり、記録紙搬送制
御、印字プロセス制御及び、内部インタフェース２５を
介して、後述する画像制御装置２４から画像信号の取込
み等の通信を行う。画像制御装置２４は、外部インター
フニス２６を介してホストコンピュータ２７から受信し
た印字命令等の命令を、内部インタフェース２５を介し
てプリンタ制御装置２３に伝送するとともに、ホストコ
ンピュータ２７から受信した画像情報に基づいて、画像
信号を発生し、内部インタフェース２５を介してプリン
タ制御装置２３に所定タイミングにて送出するものであ
る。なお、同図においては、電子写真プロセスに必要な
各帯電器、現像器、転写器及びクリーナ等は図示を省略
しである。

つぎに、この装置の画像形成要部を示す。

第５図において、２８は画像信号、２９は、ＶＤＯ信号
２７に基づいて０Ｎ１０ＦＦ変調されたレーザビーム２
０を発生するレーザユニット、３０は、ビーム検知器で
あり、レーザビーム２０を入射すると、水平同期信号３
１を発生する。

次に、本発明による画像位置の補正の原理について説明
する。この補正の原理は、プリント回数、つまり電子写
真プロセスの繰り返し回数と、記録紙の伸縮率に応じて
次回にプリントするドツト画像情報の一部を削除あるい
は追加するものであるが、例えば前述した第１の画像を
熱定着させた時にＮ％の縮みが記録紙に生じたとすると
、副走査線方向にはＺｏｏ／Ｎ本に１本の割合で走査線
を間引き、主走査線方向には１００／Ｎ個に１個の割合
でドツトを間引いていく。すなわち、副走査線方向には
１００／Ｎ、２００／Ｎ。

３００／Ｎ、　…−１００ｎ／Ｎ　（ｎ、Ｉ　ＯＯｎ／
Ｎは自然数）番目の走査線を間引き、主走査線方向には
１００／Ｎ、２００／Ｎ、３００／ｎ、　・・・−・・
１００ｎ／Ｎ　（ｎ、１００ｎ／Ｎは自然数）番目のド
ツトを間引いて、第１の画像に対する第２の画像のずれ
る部分を描かないようにし、第２の画像の位置を補正す
るものである。

ここで、上記のように走査線及びドツトを間引くと、第
１の画像に対して第２の画像は全体的に若干のゆがみを
生じる。しかし、画定査線方向に対して１インチ当り３
００〜数百のドツトによって形成される高精度な画像で
且つ１回の熱定着での縮み率が大きいもので約０．５％
程度であることを考慮すれば、微視的にはゆがんでいる
ものの巨視的には十分無視できる程度のゆがみである。

このように、次回にプリントするドツト画像情報の中で
、主走査方向に対して特定の順位のドツト情報を削除す
ると共に、副走査方向に対しても特定の順位の一走査分
のドツト情報を削除することにより、最初にプリントし
た第１の画像とそれ以後の画像との間のずれを補正する
ことができる。また、熱定着ではなく圧力定着の場合で
記録紙が伸びる場合には、同様に特定の順位のドツト情
報及び−走査分のドツト情報を追加すれば良い。

第１図は上記画像のずれを補正可能な本発明に係る電子
写真装置の構成を示すブロック図である。図において、
１は画像情報（ここでは文章情報Ｉｌ）の入力制御を行
う入力制御部、２は一ページ分の文章情報を記憶するベ
ージメモリ、３はプリント制御を行う主制御部、４はプ
リント用文字パターンを発生する文字パターン発生部で
、プリントすべき文字のドツトパターン情報１２を出力
する。５はそのドツトパターン情報１２を一時記憶する
スキャンバッファで、書き込みと読み出しを交互に行う
ために二つのバッファ５ａ、５ｂに分割されている。６
はこのスキャンバッファ５からドツトパターン情報を読
み出す読み出し制御部、７は並直列（Ｐ／Ｓ）変換器で
ある。

なお、画像形成部は、公知の露光手段、感光ドラム、現
像器、転写器、定着ローラ等で形成されている。

次に動作について説明する。ホストコンピュータあるい
は磁気テープ装置等からの文字コードより成る文章情報
Ｉ、は、人力制御部１により一部ページメモリ２に記憶
される。このページメモリ２に記憶された文章情報は、
次に主制御部３により先頭から順に読み出され、主制御
部３はそのページメモリ２から読み出した文字コードを
文字パターン発生部４に送る。そして、ここで文字コー
ドに対応する文字パターンを参照することにより、その
文字コードをドツトパターン情報Ｉ２に変換し、これを
１行分繰り返すことによって得られる１行分のドツトパ
ターン情報の中で１走査線分の情報をスキャンバッファ
５に記憶させる。このスキャンバッファ５は、上述のよ
うにいわゆるダブルバッファとし構成され、第１のバッ
ファ５ａと第２のバッファ５ｂを有している。そして、
一方が読み出し制御部６によって読み出されてそのドツ
トパターン情報が図外の印字部に送られている間、他方
は主制御部３により次走査分のドツトパターン情報が記
憶されるもので、この方式によりシステム全体のスルー
プットが向上したものになっている。

上記読み出し制御部６によってスキャンバッファ５から
読み出されたドツトパターン情報は、並直列変換８７に
よりシリアル４３号に変換され、前述した従来と同様の
電子写真プロセスを経て記録紙にプリントされるが、そ
の際主制御部３によって、記録紙にプリントされる各画
像はずれのないものとなっている。すなわち、副走査線
方向に対して主制御部３は、スキャンバッファ５に順次
記憶させる一走査分のドツトパターン情報をカウントし
、前述したように予め指定された特定の順位、つまり１
００／Ｎ、２００／Ｎ。

３００／Ｎ−−−−−，１００ｎ／Ｎ番目の一走査分の
ドツトパターン情報をスキップさせる。すなわち、１０
０ｎ／Ｎ−１番目の次に１００／Ｎ＋１番目の一走査分
のドツトパターン情報をスキャンバッファ５に記憶させ
る。また、主走査線方向に対して主制御部は、スキャン
バッファ５に順次記憶させる一走査分ドットパターン情
報の中で予め指定された特定の順位、つまり１００／Ｎ
。

２００／Ｎ、３００／Ｎ番目のドツト情報をスキップさ
せる。これにより、数個のドツト情報が間引きされた１
走査分のドツト情報がスキャンバッファ５に記憶される
。

以上のように制御することにより、同一の記録紙に対し
て多重プリントを行う際、各画像のずれが補正され、最
初にプリントした画像とそれ以後にプリントした画像と
がずれて位置関係に誤差が生じることはない。

また、上記の場合は熱定着によって記録紙が縮んでしま
う場合があるが、圧力定着のように記録紙が伸びてしま
う場合には、上記と逆の方法によって各プリントにおけ
る画像のずれを補正することができる。

すなわちこの場合、副走査線方向については１００　ｎ
　／　Ｎ番目の一走査分のドツト情報を２度縁り返して
スキャンバッファ５に記憶させ、主走査線方向について
は一走査分のドツト情報の中で１００　ｎ　／　Ｎ番目
のドツト情報を２度繰り返してスキャンバッファ５に記
憶させる。つまり、１００Ｎ／Ｎ＋１番目に１０Ｏｎ／
Ｎ番目の走査線及びドツトを描き、１００ｎ／Ｎ＋２番
目には１００　ｎ　／　Ｎ　＋　１の走査線及びドツト
を描かせ、圧力定着等によって伸びた２回目以後の画像
を最初の画像と合致させることができる。

また、上記の制御は両面プリントの場合にも適用でき、
この場合、１面目と２面目との画像サイズを合わせるこ
ともｉＪ能である。

第２図は上述した主制御部３による動作の概略を示すフ
ローチャートである。

先ずステップＳ、でベージメモリ２から読み出した文字
コードを文字パターン発生部４にてテーブル参照し、ス
テップＳ２でその文字コードに対応したドツトパターン
情報をスキャンバッファ５に出力する。次に、ステップ
Ｓ３でその情報が特定順位の（−走査分の）ドツト情報
かどうかを制御し、特定順位の（−走査分）ドツト情報
であればステップＳ４でその情報を削除あるいは追加す
る。すなわち、このステップＳ３．Ｓ４にて主走査方向
及び副走査方向に対しての画像のずれの補正を行う。そ
して、ステップＳ５で読み出し制御部６によりスキャン
バッファ５からドツト情報を読み出し、図外の印字部へ
送出する。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、画像記録プロセ
スと記録紙の伸縮率に応じてドツト画像情報の一部を削
除あるいは追加するようにしたため、同一の記録紙に対
して多重プリントを行う際、各プリントにおける画像の
ずれが補正され、最初にプリントした画像と次回以後に
プリントした画像とがずれることなく、各画像の位置関
係に誤差が生じないという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
第１図の装置の動作を示す概略フローチャート、第３図
は従来の多重プリントにおける画像のずれの様子を示す
平面図、第４図は本発明のレーザビームプリンタの一実
施例の構造概要図、第５図は第４図の画像形成部要部斜
視図である。 １・・・・・・人力制御部 ２・・・・・・ページメモリ ３・・・・・・主制御部 ４・・・・・・文字パターン発生部 ５・・・・・・スキャンバッファ ６・・・・・・読み出し制御部 ７・・・・・・並直列変換器 １２・・・・・・感光（体）ドラム １３・・・・・・加熱ローラ ■１・・・・・・文字情報 ■２・・・・・・ドツトパターン Ｐ・・・・・・記録紙 Ａ−−・−・主走査線方向 Ｂ・・・・・・副走査線方向

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像記録プロセスを複数回繰り返して同一の記録
   紙に多重プリントを行う画像記録装置において、前記画
   像記録プロセスの繰り返し回数と記録紙の伸縮率に応じ
   て次回にプリントするドット画像情報の一部を削除ある
   いは追加することを特徴とする画像記録装置。
2. （２）次回にプリントするドット画像情報の中で、主走
   査方向に対して特定の順位のドット情報を削除あるいは
   追加することを特徴とする請求項１記載の画像記録装置
   。
3. （３）次回にプリントするドット画像情報の中で、副走
   査方向に対して特定の順位の一走査分のドット情報を削
   除あるいは追加することを特徴とする請求項１または２
   記載の画像記録装置。