JPH0558721A - マンガン−亜鉛系フエライトおよび磁心 - Google Patents
マンガン−亜鉛系フエライトおよび磁心Info
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- JPH0558721A JPH0558721A JP3245083A JP24508391A JPH0558721A JP H0558721 A JPH0558721 A JP H0558721A JP 3245083 A JP3245083 A JP 3245083A JP 24508391 A JP24508391 A JP 24508391A JP H0558721 A JPH0558721 A JP H0558721A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マンガン−亜鉛系フェライトの高周波帯域1
00kHz 〜500kHz における透磁率を向上させる。 【構成】 Fe2 O3 :51〜54モル%、MnO:2
1〜29モル%、ZnO:20モル%超25モル%以
下、CaO:100〜350ppm 、SiO2 :50〜1
50ppm 、P:0超300ppm 以下のマンガン−亜鉛系
フェライトに、金属換算で30〜1000ppm のナトリ
ウム化合物や30〜1500ppm のカリウム化合物を添
加する。
00kHz 〜500kHz における透磁率を向上させる。 【構成】 Fe2 O3 :51〜54モル%、MnO:2
1〜29モル%、ZnO:20モル%超25モル%以
下、CaO:100〜350ppm 、SiO2 :50〜1
50ppm 、P:0超300ppm 以下のマンガン−亜鉛系
フェライトに、金属換算で30〜1000ppm のナトリ
ウム化合物や30〜1500ppm のカリウム化合物を添
加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンガン−亜鉛系フェ
ライトと、マンガン−亜鉛系フェライトから形成された
磁心とに関する。
ライトと、マンガン−亜鉛系フェライトから形成された
磁心とに関する。
【0002】
【従来の技術】マンガン−亜鉛系フェライトのうち副成
分として微量の酸化カルシウムおよび酸化ケイ素を含有
する高透磁率軟磁性材は、各種通信機器等の高帯域トラ
ンス用の磁心、ノイズフィルター用の磁心として多用さ
れている。そして、このような高透磁率フェライトで
は、特に100kHz 〜500kHz 程度の高周波帯域にて
高い透磁率が要求されている。
分として微量の酸化カルシウムおよび酸化ケイ素を含有
する高透磁率軟磁性材は、各種通信機器等の高帯域トラ
ンス用の磁心、ノイズフィルター用の磁心として多用さ
れている。そして、このような高透磁率フェライトで
は、特に100kHz 〜500kHz 程度の高周波帯域にて
高い透磁率が要求されている。
【0003】ところで、マンガン亜鉛系等のフェライト
の製造においては、原料鉄を塩化鉄とし、これを用いて
得られた酸化鉄をマンガンや亜鉛の酸化物と混合して顆
粒化し、これを焼結してフェライトを得ている。
の製造においては、原料鉄を塩化鉄とし、これを用いて
得られた酸化鉄をマンガンや亜鉛の酸化物と混合して顆
粒化し、これを焼結してフェライトを得ている。
【0004】このような場合、原料酸化鉄中の不純物
は、コアロスや透磁率等の磁気特性に大きな影響を及ぼ
すもので、例えば、P量が多いと高透磁率フェライトで
は透磁率が格段と減少してしまったりする。このため、
塩化鉄溶液を精製して、不純物量を規制することが重要
となる。例えば、特開平3−50124号公報では、5
1〜54モル%のFe2 O3 、19〜25モル%のZn
Oを含む高透磁率マンガン−亜鉛系フェライトに、Ca
Oを0.01〜0.15wt% 、SiO2 を0.02wt%
以下、Pを0.005wt% (50ppm )以下、Clを
0.01〜0.12wt% 以下に規制して、透磁率の向上
を図っている。
は、コアロスや透磁率等の磁気特性に大きな影響を及ぼ
すもので、例えば、P量が多いと高透磁率フェライトで
は透磁率が格段と減少してしまったりする。このため、
塩化鉄溶液を精製して、不純物量を規制することが重要
となる。例えば、特開平3−50124号公報では、5
1〜54モル%のFe2 O3 、19〜25モル%のZn
Oを含む高透磁率マンガン−亜鉛系フェライトに、Ca
Oを0.01〜0.15wt% 、SiO2 を0.02wt%
以下、Pを0.005wt% (50ppm )以下、Clを
0.01〜0.12wt% 以下に規制して、透磁率の向上
を図っている。
【0005】しかし、P量が少なくなるように塩化鉄溶
液を精製するには多大な労力を要し、製造設備や製造コ
ストが増大してしまうため、P量を変えずに高周波域で
の透磁率を向上することが望まれている。
液を精製するには多大な労力を要し、製造設備や製造コ
ストが増大してしまうため、P量を変えずに高周波域で
の透磁率を向上することが望まれている。
【0006】また、P量の規制のみによる透磁率の向上
には限界があり、多大な労力をかけP量を低減しても、
高周波帯域、例えば100kHz 〜500kHz 全域におけ
る十分な高透磁率は得られない。この場合、特に周波数
500kHz 程度における透磁率が不十分である。
には限界があり、多大な労力をかけP量を低減しても、
高周波帯域、例えば100kHz 〜500kHz 全域におけ
る十分な高透磁率は得られない。この場合、特に周波数
500kHz 程度における透磁率が不十分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高周
波領域で透磁率が高いマンガン−亜鉛系フェライトとそ
れを用いた磁心を提供することにある。
波領域で透磁率が高いマンガン−亜鉛系フェライトとそ
れを用いた磁心を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(5)の本発明により達成される。 (1)Fe2 O3 換算で51〜54モル%の酸化鉄、M
nO換算で21〜29モル%の酸化マンガン、ZnO換
算で20モル%超25モル%以下の酸化亜鉛、CaO換
算で100〜350ppm の酸化カルシウム、SiO2 換
算で50〜150ppm の酸化ケイ素および0超300pp
m 以下のPを含有し、金属換算で30〜1000ppm の
ナトリウム化合物を添加して焼結したことを特徴とする
マンガン−亜鉛系フェライト。
(1)〜(5)の本発明により達成される。 (1)Fe2 O3 換算で51〜54モル%の酸化鉄、M
nO換算で21〜29モル%の酸化マンガン、ZnO換
算で20モル%超25モル%以下の酸化亜鉛、CaO換
算で100〜350ppm の酸化カルシウム、SiO2 換
算で50〜150ppm の酸化ケイ素および0超300pp
m 以下のPを含有し、金属換算で30〜1000ppm の
ナトリウム化合物を添加して焼結したことを特徴とする
マンガン−亜鉛系フェライト。
【0009】(2)前記Pの含有量に対する前記ナトリ
ウム化合物の添加量が金属換算で1〜60である上記
(1)に記載のマンガン−亜鉛系フェライト。
ウム化合物の添加量が金属換算で1〜60である上記
(1)に記載のマンガン−亜鉛系フェライト。
【0010】(3)Fe2 O3 換算で51〜54モル%
の酸化鉄、MnO換算で21〜29モル%の酸化マンガ
ン、ZnO換算で20モル%超25モル%以下の酸化亜
鉛、CaO換算で100〜350ppm の酸化カルシウ
ム、SiO2 換算で50〜150ppm の酸化ケイ素およ
び0超300ppm 以下のPを含有し、金属換算で30〜
1500ppm のカリウム化合物を添加して焼結したこと
を特徴とするマンガン−亜鉛系フェライト。
の酸化鉄、MnO換算で21〜29モル%の酸化マンガ
ン、ZnO換算で20モル%超25モル%以下の酸化亜
鉛、CaO換算で100〜350ppm の酸化カルシウ
ム、SiO2 換算で50〜150ppm の酸化ケイ素およ
び0超300ppm 以下のPを含有し、金属換算で30〜
1500ppm のカリウム化合物を添加して焼結したこと
を特徴とするマンガン−亜鉛系フェライト。
【0011】(4)前記Pの含有量に対する前記カリウ
ム化合物の添加量が金属換算で1〜60である上記
(3)に記載のマンガン−亜鉛系フェライト。
ム化合物の添加量が金属換算で1〜60である上記
(3)に記載のマンガン−亜鉛系フェライト。
【0012】(5)上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載のマンガン−亜鉛系フェライトからなることを特
徴とする磁心。
に記載のマンガン−亜鉛系フェライトからなることを特
徴とする磁心。
【0013】
【作用】本発明では、所定量のカリウムやナトリウムの
添加によって、それぞれのP量において電気抵抗率が増
加し、周波数100kHz 〜500kHz 程度の高周波帯
域、特に500kHz での高い透磁率が実現する。
添加によって、それぞれのP量において電気抵抗率が増
加し、周波数100kHz 〜500kHz 程度の高周波帯
域、特に500kHz での高い透磁率が実現する。
【0014】また、本発明では、P量およびカリウム量
やナトリウム量をそれぞれ所定値に規制することによ
り、高周波域、特に500kHz において、Pを5〜10
ppm 程度含有する低P量のマンガン−亜鉛系フェライト
より高い透磁率が得られる。
やナトリウム量をそれぞれ所定値に規制することによ
り、高周波域、特に500kHz において、Pを5〜10
ppm 程度含有する低P量のマンガン−亜鉛系フェライト
より高い透磁率が得られる。
【0015】このようなカリウムやナトリウムの添加に
よる高周波側、例えば周波数500kHz 程度での高透磁
率は、高P量の際に生じる焼結の際の異常粒成長が抑制
されて粒子径が大きく揃うことや、電気抵抗率が増加
し、渦電流損が減少すること等によって実現すると考え
られる。
よる高周波側、例えば周波数500kHz 程度での高透磁
率は、高P量の際に生じる焼結の際の異常粒成長が抑制
されて粒子径が大きく揃うことや、電気抵抗率が増加
し、渦電流損が減少すること等によって実現すると考え
られる。
【0016】なお、従来、マンガン−亜鉛系フェライト
へのアルカリ金属の添加は知られている。例えば特公昭
52−18726号公報では0.06ないし0.04重
量%以下のNa2 OやK2 Oの添加によって、磁気ヘッ
ドのフェライトノイズの低減や初透磁率の向上をはかっ
ている。
へのアルカリ金属の添加は知られている。例えば特公昭
52−18726号公報では0.06ないし0.04重
量%以下のNa2 OやK2 Oの添加によって、磁気ヘッ
ドのフェライトノイズの低減や初透磁率の向上をはかっ
ている。
【0017】また、特公昭48−6759号公報では、
0.032〜0.7wt% のNaCl、KClの添加によ
り損失減少を図っており、特開平1−296602号公
報では、0.15wt% 以下のK2 Oの添加により損失減
少を図っている。
0.032〜0.7wt% のNaCl、KClの添加によ
り損失減少を図っており、特開平1−296602号公
報では、0.15wt% 以下のK2 Oの添加により損失減
少を図っている。
【0018】しかし、これらは高透磁率マンガン−亜鉛
系フェライトではない。すなわち、本発明とは主成分の
含有量あるいは副成分やその含有量が異なり、このた
め、周波数100kHz 〜500kHz における高透磁率は
実現しない。
系フェライトではない。すなわち、本発明とは主成分の
含有量あるいは副成分やその含有量が異なり、このた
め、周波数100kHz 〜500kHz における高透磁率は
実現しない。
【0019】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。本発明における焼結後のマンガン−亜鉛系
フェライトは、酸化鉄、酸化マンガンおよび酸化亜鉛を
主成分とする。
に説明する。本発明における焼結後のマンガン−亜鉛系
フェライトは、酸化鉄、酸化マンガンおよび酸化亜鉛を
主成分とする。
【0020】これらの主成分は、それぞれ、Fe2 O3
換算51〜54モル%、MnO換算21〜29モル%、
特に23〜28モル%、ZnO換算20モル%超25モ
ル%以下、特に21〜23モル%程度とする。この範囲
外では、高透磁率が得られない。
換算51〜54モル%、MnO換算21〜29モル%、
特に23〜28モル%、ZnO換算20モル%超25モ
ル%以下、特に21〜23モル%程度とする。この範囲
外では、高透磁率が得られない。
【0021】また、本発明のマンガン−亜鉛系フェライ
トは、酸化カルシウムおよび酸化ケイ素を副成分とす
る。
トは、酸化カルシウムおよび酸化ケイ素を副成分とす
る。
【0022】これらの副成分は、それぞれ、CaO換算
100〜350ppm、SiO2 換算50〜150ppm 程
度とする。この範囲外では、周波数100kHz 〜500
kHz、特に500kHz において高透磁率を得るのが困難
となる。なお、CaOやSiO2 は、一般に粒界に存在
する。
100〜350ppm、SiO2 換算50〜150ppm 程
度とする。この範囲外では、周波数100kHz 〜500
kHz、特に500kHz において高透磁率を得るのが困難
となる。なお、CaOやSiO2 は、一般に粒界に存在
する。
【0023】また、本発明のマンガン亜鉛系フェライト
には、さらにPがO超300ppm 以下含有する。Pが含
まれていないと、ナトリウムや、カリウム添加による本
発明の効果が発現しない。また、Pの含有量が300pp
m を超えると高周波域、例えば100kHz 〜500kHz
における透磁率が不十分になる。
には、さらにPがO超300ppm 以下含有する。Pが含
まれていないと、ナトリウムや、カリウム添加による本
発明の効果が発現しない。また、Pの含有量が300pp
m を超えると高周波域、例えば100kHz 〜500kHz
における透磁率が不十分になる。
【0024】なお、ダライ粉、ミルスケール等を原料鉄
として用いたとき、Pの含有量を少なくするには、塩化
鉄精製に桁違いの多大な労力を要してしまう。また、P
の含有量が少ないと周波数100kHz 程度における透磁
率が低下する。このような理由からPの含有量は、20
〜120ppm 、特に45〜80ppm が好ましい。なお、
Pは一般に粒界に存在すると考えられている。
として用いたとき、Pの含有量を少なくするには、塩化
鉄精製に桁違いの多大な労力を要してしまう。また、P
の含有量が少ないと周波数100kHz 程度における透磁
率が低下する。このような理由からPの含有量は、20
〜120ppm 、特に45〜80ppm が好ましい。なお、
Pは一般に粒界に存在すると考えられている。
【0025】このような本発明のフェライトには、カリ
ウム酸化物および/またはナトリウム酸化物が、特にK
2 OやNa2 Oの形で含有する。
ウム酸化物および/またはナトリウム酸化物が、特にK
2 OやNa2 Oの形で含有する。
【0026】この場合、添加したナトリウム化合物やカ
リウム化合物は、焼成により一部蒸発ないし昇華してし
まうことがあり、フェライト中のナトリウム酸化物やカ
リウム酸化物の含有量は添加量と一致しないことがあ
る。すなわち、ナトリウム酸化物やカリウム酸化物の含
有量は、金属換算で添加量の10〜100重量%程度、
特に15〜50重量%程度である。
リウム化合物は、焼成により一部蒸発ないし昇華してし
まうことがあり、フェライト中のナトリウム酸化物やカ
リウム酸化物の含有量は添加量と一致しないことがあ
る。すなわち、ナトリウム酸化物やカリウム酸化物の含
有量は、金属換算で添加量の10〜100重量%程度、
特に15〜50重量%程度である。
【0027】なお、本発明のフェライト中には、必要に
応じて、さらに、酸化ニオブ、酸化ビスマス、酸化イン
ジウム、酸化バナジウム、酸化モリブデン等の1種以上
を含有させてもよい。これらは、Nb2 O5 換算、Bi
2 O3 換算、In2 O3 換算、V2 O5 換算、MoO3
換算にて、合計で0〜3000ppm 程度であることが好
ましい。
応じて、さらに、酸化ニオブ、酸化ビスマス、酸化イン
ジウム、酸化バナジウム、酸化モリブデン等の1種以上
を含有させてもよい。これらは、Nb2 O5 換算、Bi
2 O3 換算、In2 O3 換算、V2 O5 換算、MoO3
換算にて、合計で0〜3000ppm 程度であることが好
ましい。
【0028】このような成分を含有する本発明のフェラ
イトの平均結晶粒子径は一般に20〜30μm 程度であ
る。また、25℃における周波数100kHz の初透磁率
μiは7000以上、特に9000以上、例えば900
0〜12000程度、周波数500kHz の初透磁率μi
は2500以上、特に4000以上、例えば4000〜
6000程度が同時に得られる。
イトの平均結晶粒子径は一般に20〜30μm 程度であ
る。また、25℃における周波数100kHz の初透磁率
μiは7000以上、特に9000以上、例えば900
0〜12000程度、周波数500kHz の初透磁率μi
は2500以上、特に4000以上、例えば4000〜
6000程度が同時に得られる。
【0029】本発明のマンガン−亜鉛系フェライトおよ
び磁心を製造するには、まず、主成分として、通常の酸
化鉄成分、酸化マンガン成分および酸化亜鉛成分の混合
物を用意する。
び磁心を製造するには、まず、主成分として、通常の酸
化鉄成分、酸化マンガン成分および酸化亜鉛成分の混合
物を用意する。
【0030】これらの主成分は、フェライトの最終組成
として前記の量比になるように混合され、原料として供
される。この際、これら混合物中のP含有量の総計は、
前記のとおり、O超300ppm 以下、好ましくは20〜
120ppm 、特に好ましくは45〜80ppm に規制す
る。
として前記の量比になるように混合され、原料として供
される。この際、これら混合物中のP含有量の総計は、
前記のとおり、O超300ppm 以下、好ましくは20〜
120ppm 、特に好ましくは45〜80ppm に規制す
る。
【0031】この場合、P量を少なく、例えば10ppm
程度に規制すると、アルカリの添加により周波数100
kHz における透磁率が低下し、目標値である初透磁率μ
i10000の実現が困難となる。これに対し、P量を
好適範囲、例えば60ppm 程度に規制すると、カリウム
酸化物の添加では周波数100kHz における透磁率がわ
ずかに低下するものの初透磁率μi10000が実現
し、特にナトリウム化合物の添加では、透磁率を向上さ
せることができる。しかも、周波数500kHz において
は、アルカリ無添加のものに対し透磁率を倍増すること
ができる。このため目標値である100kHz での初透磁
率μi10000以上、500kHz での初透磁率μi5
000以上が同時に得られる。
程度に規制すると、アルカリの添加により周波数100
kHz における透磁率が低下し、目標値である初透磁率μ
i10000の実現が困難となる。これに対し、P量を
好適範囲、例えば60ppm 程度に規制すると、カリウム
酸化物の添加では周波数100kHz における透磁率がわ
ずかに低下するものの初透磁率μi10000が実現
し、特にナトリウム化合物の添加では、透磁率を向上さ
せることができる。しかも、周波数500kHz において
は、アルカリ無添加のものに対し透磁率を倍増すること
ができる。このため目標値である100kHz での初透磁
率μi10000以上、500kHz での初透磁率μi5
000以上が同時に得られる。
【0032】また、副成分の原料として、炭酸カルシウ
ム等の焼成により酸化カルシウムになる化合物や酸化カ
ルシウム、好ましくはCaCO3 と、焼成により酸化ケ
イ素になる化合物や酸化ケイ素、好ましくはSiO2 と
が添加される。この場合、これらの副成分の原料は、磁
性材料の最終組成として前記の量比になるように添加さ
れる。
ム等の焼成により酸化カルシウムになる化合物や酸化カ
ルシウム、好ましくはCaCO3 と、焼成により酸化ケ
イ素になる化合物や酸化ケイ素、好ましくはSiO2 と
が添加される。この場合、これらの副成分の原料は、磁
性材料の最終組成として前記の量比になるように添加さ
れる。
【0033】そして、さらにナトリウム化合物および/
またはカリウム化合物、より好ましくはナトリウム化合
物およびカリウム化合物、特に好ましくはナトリウム化
合物が添加される。
またはカリウム化合物、より好ましくはナトリウム化合
物およびカリウム化合物、特に好ましくはナトリウム化
合物が添加される。
【0034】ナトリウム化合物としては、Na2 CO
3 、Na2 SO4 、Na3 AlF6 等を用いることがで
きる。この場合、ナトリウム化合物が溶解してしまうと
材料中にナトリウムを均一に分布させにくくなるため、
難溶性の化合物が好ましく、前記のうちではNa3 Al
F6 が好ましい。
3 、Na2 SO4 、Na3 AlF6 等を用いることがで
きる。この場合、ナトリウム化合物が溶解してしまうと
材料中にナトリウムを均一に分布させにくくなるため、
難溶性の化合物が好ましく、前記のうちではNa3 Al
F6 が好ましい。
【0035】ナトリウム化合物の添加量は、金属換算で
30〜1000ppm、好ましくは100〜400ppm と
する。
30〜1000ppm、好ましくは100〜400ppm と
する。
【0036】添加量が前記範囲未満では、本発明の効果
が得られず、前記範囲を超えると却って透磁率が減少す
る。
が得られず、前記範囲を超えると却って透磁率が減少す
る。
【0037】また、Pの含有量に対するナトリウム化合
物の添加量は金属換算で1〜60、特に2〜10、さら
には2〜5が好ましい。この比を前記のとおり規制する
ことにより、より一層高い透磁率が得られる。
物の添加量は金属換算で1〜60、特に2〜10、さら
には2〜5が好ましい。この比を前記のとおり規制する
ことにより、より一層高い透磁率が得られる。
【0038】また、カリウム化合物としては、K2 CO
3 、K2 SO4 等を用いることができるが、K2 CO3
等が好適である。
3 、K2 SO4 等を用いることができるが、K2 CO3
等が好適である。
【0039】カリウム化合物の添加量は、金属換算で3
0〜1500ppm 、好ましくは200〜400ppm とす
る。添加量が前記範囲未満では、本発明の効果が得られ
ず、前記範囲を超えると却って透磁率が減少する。
0〜1500ppm 、好ましくは200〜400ppm とす
る。添加量が前記範囲未満では、本発明の効果が得られ
ず、前記範囲を超えると却って透磁率が減少する。
【0040】また、Pの含有量に対するカリウム化合物
の添加量は金属換算で1〜60、特に2〜10、さらに
は2〜5が好ましい。この比を前記のとおり規制するこ
とにより、より一層高い透磁率が得られる。
の添加量は金属換算で1〜60、特に2〜10、さらに
は2〜5が好ましい。この比を前記のとおり規制するこ
とにより、より一層高い透磁率が得られる。
【0041】また、ナトリウム化合物とカリウム化合物
とを併用する場合、ナトリウム化合物に対するカリウム
化合物の添加量は、金属換算で2以下、特に1以下が好
ましい。
とを併用する場合、ナトリウム化合物に対するカリウム
化合物の添加量は、金属換算で2以下、特に1以下が好
ましい。
【0042】なお、必要に応じて、酸化ニオブ、酸化ビ
スマス、酸化インジウム、酸化バナジウム、酸化モリブ
デン等の1種以上がさらに原料混合物中に添加される。
スマス、酸化インジウム、酸化バナジウム、酸化モリブ
デン等の1種以上がさらに原料混合物中に添加される。
【0043】このように主成分および添加微量成分を混
合した後、これをスプレードライヤー等にて80〜20
0μm 程度の径の顆粒とする。そして、これに適当なバ
インダー、例えばポリビニルアルコールを少量、例えば
0.1〜1.0wt%加えて成型する。
合した後、これをスプレードライヤー等にて80〜20
0μm 程度の径の顆粒とする。そして、これに適当なバ
インダー、例えばポリビニルアルコールを少量、例えば
0.1〜1.0wt%加えて成型する。
【0044】次いで、この成型品を焼成する、焼成方法
には特に制限がなく、高透磁率マンガン−亜鉛系フェラ
イトの通常の焼成方法を用いればよい。例えば、酸素濃
度を制御した雰囲気下において、所望の焼結温度まで5
0〜150℃/hr程度の昇温速度で徐熱し、その温度
で焼結を完了させる。
には特に制限がなく、高透磁率マンガン−亜鉛系フェラ
イトの通常の焼成方法を用いればよい。例えば、酸素濃
度を制御した雰囲気下において、所望の焼結温度まで5
0〜150℃/hr程度の昇温速度で徐熱し、その温度
で焼結を完了させる。
【0045】この際の焼成雰囲気としては、大気中、特
に酸素雰囲気が好ましい。そして、焼成はこのような雰
囲気中で通常、1300℃以上、特に、1350〜14
50℃の範囲の所定温度に、4〜5時間程度保持するこ
とによって行われる。
に酸素雰囲気が好ましい。そして、焼成はこのような雰
囲気中で通常、1300℃以上、特に、1350〜14
50℃の範囲の所定温度に、4〜5時間程度保持するこ
とによって行われる。
【0046】このようにして焼結が完了した後、酸素濃
度を制御した雰囲気で、冷却速度200〜300℃/h
r程度で冷却することが好ましい。
度を制御した雰囲気で、冷却速度200〜300℃/h
r程度で冷却することが好ましい。
【0047】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。 実施例1 MnO(25.5モル%)、ZnO(21.5モル
%)、Fe2 O3 (53.0モル%)を主成分とし、副
成分としてCaCO3 (CaO換算で150ppm )、S
iO2 (30ppm )を添加した。この比較用のサンプル
No. 1の主成分中のPの総計は10ppm であった。
をさらに詳細に説明する。 実施例1 MnO(25.5モル%)、ZnO(21.5モル
%)、Fe2 O3 (53.0モル%)を主成分とし、副
成分としてCaCO3 (CaO換算で150ppm )、S
iO2 (30ppm )を添加した。この比較用のサンプル
No. 1の主成分中のPの総計は10ppm であった。
【0048】また、このサンプルNo. 1に、Na3 Al
F6 をNa換算で300ppm 添加して、本発明のサンプ
ルNo. 2とし、K2 CO3 をK換算で200ppm 添加し
て、本発明のサンプルNo. 3とした。
F6 をNa換算で300ppm 添加して、本発明のサンプ
ルNo. 2とし、K2 CO3 をK換算で200ppm 添加し
て、本発明のサンプルNo. 3とした。
【0049】さらに、Pの含有量、Na3 AlF6 (N
a換算)の添加量、K2 CO3 (K換算)の添加量を表
1に示されるとおりに変え、サンプルNo. 4、No. 8〜
No.15を得た。
a換算)の添加量、K2 CO3 (K換算)の添加量を表
1に示されるとおりに変え、サンプルNo. 4、No. 8〜
No.15を得た。
【0050】これらを混合後、スプレードライヤーにて
平均粒径150μm に顆粒化し、バインダを加え成形
し、酸素雰囲気中で、1420℃にて5時間保持し、焼
結して、外径31mm、内径19mm、高さ8mmのトロイダ
ルコアを得た。なお、最終組成を蛍光X線により測定し
たところ主成分およびPは、原料組成と対応するもので
あり、酸化カルシウムはCaO換算で250ppm 、酸化
ケイ素はSiO2 換算で100ppm であった。
平均粒径150μm に顆粒化し、バインダを加え成形
し、酸素雰囲気中で、1420℃にて5時間保持し、焼
結して、外径31mm、内径19mm、高さ8mmのトロイダ
ルコアを得た。なお、最終組成を蛍光X線により測定し
たところ主成分およびPは、原料組成と対応するもので
あり、酸化カルシウムはCaO換算で250ppm 、酸化
ケイ素はSiO2 換算で100ppm であった。
【0051】また、金属換算でのNa、Kの含有量は、
添加量の15〜50重量%程度であった。
添加量の15〜50重量%程度であった。
【0052】また、この他、サンプルNo. 8において酸
化ケイ素、酸化カルシウム、酸化ケイ素および酸化カル
シウムを含有しない比較用サンプルNo. 5〜No. 7を得
た。
化ケイ素、酸化カルシウム、酸化ケイ素および酸化カル
シウムを含有しない比較用サンプルNo. 5〜No. 7を得
た。
【0053】得られた各トロイダルコアの体積抵抗率ρ
と、25℃における周波数100kHz での初透磁率μ
100 、周波数500kHzでの初透磁率μ500 とを測定し
た。なお、透磁率の測定にはインピーダンスアナライザ
ーを用いた。これらの結果は表1に示されるとおりであ
る。
と、25℃における周波数100kHz での初透磁率μ
100 、周波数500kHzでの初透磁率μ500 とを測定し
た。なお、透磁率の測定にはインピーダンスアナライザ
ーを用いた。これらの結果は表1に示されるとおりであ
る。
【0054】
【表1】
【0055】表1に示される結果から本発明の効果が明
らかである。すなわち、本発明に従い抵抗率ρが増加
し、μ100 はP:10ppm にてやや減少しているもの
の、その他では同等ないし増加しており、特にμ500 は
格段と増加していることが判かる。
らかである。すなわち、本発明に従い抵抗率ρが増加
し、μ100 はP:10ppm にてやや減少しているもの
の、その他では同等ないし増加しており、特にμ500 は
格段と増加していることが判かる。
【0056】また、P:180ppm の本発明のサンプル
No. 11および12では、P:10ppm の比較用サンプ
ルNo. 1の特性をすでに上回っていることも判かる。
No. 11および12では、P:10ppm の比較用サンプ
ルNo. 1の特性をすでに上回っていることも判かる。
【0057】また、サンプルNo. 8、4および1の光学
顕微鏡写真を、それぞれ、図1、2および3に示す。こ
れらの写真から判かるように、アルカリを添加しない場
合、P:10ppm では図3に示されるように結晶粒子径
が揃っているが、P:60ppm になると図2に示される
ように結晶粒子径が不均一になっている。これに対し、
Naを添加したP:60ppm の本発明のサンプルNo. 8
は、図1に示されるように結晶粒子径がきれいに揃って
いる。この結果から、本発明によるNaやKの添加によ
りPによる液相焼結が阻害され、結晶の異常粒成長が抑
制されることが判かる。
顕微鏡写真を、それぞれ、図1、2および3に示す。こ
れらの写真から判かるように、アルカリを添加しない場
合、P:10ppm では図3に示されるように結晶粒子径
が揃っているが、P:60ppm になると図2に示される
ように結晶粒子径が不均一になっている。これに対し、
Naを添加したP:60ppm の本発明のサンプルNo. 8
は、図1に示されるように結晶粒子径がきれいに揃って
いる。この結果から、本発明によるNaやKの添加によ
りPによる液相焼結が阻害され、結晶の異常粒成長が抑
制されることが判かる。
【0058】実施例2 実施例1において作製したサンプルNo. 1、8および1
1それぞれのμ100 の温度変化を測定した。この結果を
図4に示す。
1それぞれのμ100 の温度変化を測定した。この結果を
図4に示す。
【0059】図4に示される結果から本発明の効果が明
らかである。
らかである。
【0060】
【発明の効果】本発明のマンガン−亜鉛系フィライト
は、電気抵抗率が高く、高周波帯域100kHz 〜500
kHz 、特に500kHz において、高い透磁率を有する。
しかも周波数10kHz 〜100kHz程度の低周波側でも
高い透磁率を有する。
は、電気抵抗率が高く、高周波帯域100kHz 〜500
kHz 、特に500kHz において、高い透磁率を有する。
しかも周波数10kHz 〜100kHz程度の低周波側でも
高い透磁率を有する。
【0061】また、本発明では高電気抵抗率、高透磁率
を極端にPの含有量を減少させることなく実現できるた
め、コストや製造上のメリットはきわめて大きい。
を極端にPの含有量を減少させることなく実現できるた
め、コストや製造上のメリットはきわめて大きい。
【図1】結晶構造を示す図面代用写真であって、本発明
のマンガン−亜鉛系フェライトの光学顕微鏡写真であ
る。
のマンガン−亜鉛系フェライトの光学顕微鏡写真であ
る。
【図2】結晶構造を示す図面代用写真であって、従来の
マンガン−亜鉛系フェライトの光学顕微鏡写真である。
マンガン−亜鉛系フェライトの光学顕微鏡写真である。
【図3】結晶構造を示す図面代用写真であって、従来の
マンガン−亜鉛系フェライトの光学顕微鏡写真である。
マンガン−亜鉛系フェライトの光学顕微鏡写真である。
【図4】周波数100kHz における初透磁率μ100 の温
度特性が示されるグラフである。
度特性が示されるグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 Fe2 O3 換算で51〜54モル%の酸
化鉄、MnO換算で21〜29モル%の酸化マンガン、
ZnO換算で20モル%超25モル%以下の酸化亜鉛、
CaO換算で100〜350ppm の酸化カルシウム、S
iO2 換算で50〜150ppm の酸化ケイ素および0超
300ppm 以下のPを含有し、金属換算で30〜100
0ppm のナトリウム化合物を添加して焼結したことを特
徴とするマンガン−亜鉛系フェライト。 - 【請求項2】 前記Pの含有量に対する前記ナトリウム
化合物の添加量が金属換算で1〜60である請求項1に
記載のマンガン−亜鉛系フェライト。 - 【請求項3】 Fe2 O3 換算で51〜54モル%の酸
化鉄、MnO換算で21〜29モル%の酸化マンガン、
ZnO換算で20モル%超25モル%以下の酸化亜鉛、
CaO換算で100〜350ppm の酸化カルシウム、S
iO2 換算で50〜150ppm の酸化ケイ素および0超
300ppm 以下のPを含有し、金属換算で30〜150
0ppm のカリウム化合物を添加して焼結したことを特徴
とするマンガン−亜鉛系フェライト。 - 【請求項4】 前記Pの含有量に対する前記カリウム化
合物の添加量が金属換算で1〜60である請求項3に記
載のマンガン−亜鉛系フェライト。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のマ
ンガン−亜鉛系フェライトからなることを特徴とする磁
心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24508391A JP3233420B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | マンガン−亜鉛系フェライトおよび磁心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24508391A JP3233420B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | マンガン−亜鉛系フェライトおよび磁心 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558721A true JPH0558721A (ja) | 1993-03-09 |
JP3233420B2 JP3233420B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=17128353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24508391A Expired - Fee Related JP3233420B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | マンガン−亜鉛系フェライトおよび磁心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233420B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001022440A1 (fr) * | 1999-09-17 | 2001-03-29 | Tdk Corporation | Ferrite de manganese-zinc |
US6773619B2 (en) * | 2001-07-17 | 2004-08-10 | Tdk Corporation | Magnetic core for transformer, Mn-Zn based ferrite composition and methods of producing the same |
JP2014123709A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-07-03 | Jfe Chemical Corp | MnZnフェライトコアおよびその製造方法 |
JP2014123708A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-07-03 | Jfe Chemical Corp | MnZnフェライトおよびその製造方法 |
JP2019073434A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | Jfeケミカル株式会社 | フェライト用粉末ならびにMnZn系フェライトおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP24508391A patent/JP3233420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001022440A1 (fr) * | 1999-09-17 | 2001-03-29 | Tdk Corporation | Ferrite de manganese-zinc |
US6423243B2 (en) | 1999-09-17 | 2002-07-23 | Tdk Corporation | Manganese-zinc base ferrite |
US6773619B2 (en) * | 2001-07-17 | 2004-08-10 | Tdk Corporation | Magnetic core for transformer, Mn-Zn based ferrite composition and methods of producing the same |
JP2014123709A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-07-03 | Jfe Chemical Corp | MnZnフェライトコアおよびその製造方法 |
JP2014123708A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-07-03 | Jfe Chemical Corp | MnZnフェライトおよびその製造方法 |
JP2019073434A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | Jfeケミカル株式会社 | フェライト用粉末ならびにMnZn系フェライトおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3233420B2 (ja) | 2001-11-26 |
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