JPH05585Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH05585Y2 JPH05585Y2 JP1986154128U JP15412886U JPH05585Y2 JP H05585 Y2 JPH05585 Y2 JP H05585Y2 JP 1986154128 U JP1986154128 U JP 1986154128U JP 15412886 U JP15412886 U JP 15412886U JP H05585 Y2 JPH05585 Y2 JP H05585Y2
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- JP
- Japan
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- support plate
- buffer member
- rubber
- upper support
- supported body
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 10
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 10
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 10
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 6
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 6
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、機械的な振動による衝撃を緩和する
ために、振動を発する機械装置を支える防振ゴム
に関する。
ために、振動を発する機械装置を支える防振ゴム
に関する。
(従来の技術)
従来から、ゴム様弾性材料の特性である弾性力
を利用して、機械的な振動による衝撃を緩和させ
るようになした防振ゴムが広く使用されている。
を利用して、機械的な振動による衝撃を緩和させ
るようになした防振ゴムが広く使用されている。
第3図に示すものは、この種の防振ゴムの一例
で、軸4によつて支台1に固定された下支持板3
と、軸6によつて振動発生源である被支持体2に
固定された上支持板5の間に、ゴム様弾性材料を
もつて略円柱形状に製せられ、両支持板3,5に
接着された緩衝部材10が配置されて、軸方向の
圧縮荷重に対する弾性力によつて軸方向の振動を
緩衝し、軸線に対し直交する方向に作用するせん
断力に対する弾性力によつて軸線と交差する方向
の振動を緩衝するものである。
で、軸4によつて支台1に固定された下支持板3
と、軸6によつて振動発生源である被支持体2に
固定された上支持板5の間に、ゴム様弾性材料を
もつて略円柱形状に製せられ、両支持板3,5に
接着された緩衝部材10が配置されて、軸方向の
圧縮荷重に対する弾性力によつて軸方向の振動を
緩衝し、軸線に対し直交する方向に作用するせん
断力に対する弾性力によつて軸線と交差する方向
の振動を緩衝するものである。
(考案が解決しようとする問題点)
上記した従来例の防振ゴムにおいては、軸方向
の圧縮荷重に対応する緩衝部材10の断面積と、
軸線と直交する方向に作用するせん断力に対応す
る緩衝部材10の断面積とが同等であつて、緩衝
部材10の軸方向の剛性がせん断方向の剛性に比
べ5〜6倍となり、両方向のバネ定数に大なる違
いが生じるために、軸線方向の振動及びせん断方
向の振動に対する緩衝機能間に相当に大なる差異
が避けられなかつた。
の圧縮荷重に対応する緩衝部材10の断面積と、
軸線と直交する方向に作用するせん断力に対応す
る緩衝部材10の断面積とが同等であつて、緩衝
部材10の軸方向の剛性がせん断方向の剛性に比
べ5〜6倍となり、両方向のバネ定数に大なる違
いが生じるために、軸線方向の振動及びせん断方
向の振動に対する緩衝機能間に相当に大なる差異
が避けられなかつた。
本考案は、上記した問題点を解消して、軸線方
向の荷重に対するバネ定数とせん断方向の荷重に
対するバネ定数との差異を減少させる防振ゴムの
構造を提示することを目的とするものである。
向の荷重に対するバネ定数とせん断方向の荷重に
対するバネ定数との差異を減少させる防振ゴムの
構造を提示することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記した従来の技術による防振ゴム
における問題点を考慮して、ゴム様弾性材料をも
つて製せられ、支台側の下支持板及び被支持体側
の上支持板に接着されて両支持板間に配置された
主緩衝部材の他に、ゴム様弾性材料をもつて略リ
ング形状に製せられて上支持板の被支持体側の面
に接着され、上支持板に対する被支持体の軸方向
移動に対応して軸方向に伸縮し得る厚さを備えた
補助緩衝部材を配置するとともに、被支持体に対
する上支持板の結合構造を軸方向移動可能に設定
するものである。
における問題点を考慮して、ゴム様弾性材料をも
つて製せられ、支台側の下支持板及び被支持体側
の上支持板に接着されて両支持板間に配置された
主緩衝部材の他に、ゴム様弾性材料をもつて略リ
ング形状に製せられて上支持板の被支持体側の面
に接着され、上支持板に対する被支持体の軸方向
移動に対応して軸方向に伸縮し得る厚さを備えた
補助緩衝部材を配置するとともに、被支持体に対
する上支持板の結合構造を軸方向移動可能に設定
するものである。
(作用)
上記した構成を備えた防振ゴムにおいては、軸
方向相対移動可能に設定された上支持板及び被支
持体の結合手段が、軸方向の圧縮荷重が小さい領
域において、断面積を狭小に設定された補助緩衝
部材による荷重支持をもたらし、大圧縮荷重が付
加された際における主緩衝部材による圧縮荷重支
持をもたらす。
方向相対移動可能に設定された上支持板及び被支
持体の結合手段が、軸方向の圧縮荷重が小さい領
域において、断面積を狭小に設定された補助緩衝
部材による荷重支持をもたらし、大圧縮荷重が付
加された際における主緩衝部材による圧縮荷重支
持をもたらす。
軸線と直交する方向においては、被支持体及び
上支持板が互いに拘束されているので、軸線方向
と交差するせん断力に対しては、主緩衝部材のみ
が対応する。
上支持板が互いに拘束されているので、軸線方向
と交差するせん断力に対しては、主緩衝部材のみ
が対応する。
(実施例)
第1図の実施例においては、ナツトを付された
軸4により支台1に固定された下支持板3の上面
に、ゴム様弾性材料をもつて製せられ、略円柱形
状を呈する主緩衝部材7が接着され、主緩衝部材
7の上端に接着された上支持板5の上面に、ゴム
様弾性材料をもつて略台形の断面形状を呈するリ
ング形状に製せられた補助緩衝部材8が接着さ
れ、上支持板5に付された軸6が被支持体2に穿
たれた結合孔に軸方向相対移動可能に挿入されて
いる。
軸4により支台1に固定された下支持板3の上面
に、ゴム様弾性材料をもつて製せられ、略円柱形
状を呈する主緩衝部材7が接着され、主緩衝部材
7の上端に接着された上支持板5の上面に、ゴム
様弾性材料をもつて略台形の断面形状を呈するリ
ング形状に製せられた補助緩衝部材8が接着さ
れ、上支持板5に付された軸6が被支持体2に穿
たれた結合孔に軸方向相対移動可能に挿入されて
いる。
上記した実施例において、僅かな圧縮荷重が付
加されている領域においては、補助緩衝部材8の
みが緩衝機能を示し、圧縮荷重が相当の大きさに
達した領域において、主緩衝部材7が緩衝機能を
示し、せん断荷重に対する緩衝機能は、支台1に
固定された下支持板3及び被支持体2に対し径方
向相対移動不能に結合された上支持板5に接着さ
れた主緩衝部材7のみが負担する。
加されている領域においては、補助緩衝部材8の
みが緩衝機能を示し、圧縮荷重が相当の大きさに
達した領域において、主緩衝部材7が緩衝機能を
示し、せん断荷重に対する緩衝機能は、支台1に
固定された下支持板3及び被支持体2に対し径方
向相対移動不能に結合された上支持板5に接着さ
れた主緩衝部材7のみが負担する。
第2図の実施例は、上支持板5の端部にクツシ
ヨン11を介してナツト12を付けることによ
り、主緩衝部材7に対し、被支持体2によつて賦
課される引張り荷重に対する緩衝機能を付加した
ものである。
ヨン11を介してナツト12を付けることによ
り、主緩衝部材7に対し、被支持体2によつて賦
課される引張り荷重に対する緩衝機能を付加した
ものである。
(考案の効果)
本考案の防振ゴムが、上記したように、支台に
固定される下支持板及び被支持体に軸方向相対移
動可能に組合される上支持板の間にゴム様弾性材
料製主緩衝部材を接着され、上支持板の上面にゴ
ム様弾性材料をもつてリング形状に製せられた補
助緩衝部材を接着された構成を備えていることに
より、低圧縮荷重領域において補助緩衝部材が緩
衝機能をもたらし、大圧縮荷重に対する緩衝機能
及びせん断荷重に対する緩衝機能を主緩衝部材が
もたらすので、低圧縮荷重領域に対するバネ定数
を低い値に設定することが可能となり、多方向の
衝撃荷重に対し同時に機能することができる。
固定される下支持板及び被支持体に軸方向相対移
動可能に組合される上支持板の間にゴム様弾性材
料製主緩衝部材を接着され、上支持板の上面にゴ
ム様弾性材料をもつてリング形状に製せられた補
助緩衝部材を接着された構成を備えていることに
より、低圧縮荷重領域において補助緩衝部材が緩
衝機能をもたらし、大圧縮荷重に対する緩衝機能
及びせん断荷重に対する緩衝機能を主緩衝部材が
もたらすので、低圧縮荷重領域に対するバネ定数
を低い値に設定することが可能となり、多方向の
衝撃荷重に対し同時に機能することができる。
第1図は、本考案の一実施例の側面図、第2図
は、本考案の他の実施例の側面図、第3図は、従
来の技術による防振ゴムの一例の側面図である。 1……支台、2……被支持体、3……下支持
板、4……軸、5……上支持板、6……軸、7…
…主緩衝部材、8……補助緩衝部材、10……緩
衝部材、11……クツシヨン、12……ナツト。
は、本考案の他の実施例の側面図、第3図は、従
来の技術による防振ゴムの一例の側面図である。 1……支台、2……被支持体、3……下支持
板、4……軸、5……上支持板、6……軸、7…
…主緩衝部材、8……補助緩衝部材、10……緩
衝部材、11……クツシヨン、12……ナツト。
Claims (1)
- 支台1に固定される下支持板3、被支持体2に
対し、軸方向相対移動可能に組合される上支持板
5、ゴム様弾性材料をもつて略円柱形状に製せら
れ、前記下支持板3と前記上支持板5に接着され
た主緩衝部材7及びゴム様弾性材料をもつて略リ
ング形状に製せられ、前記上支持板5の前記被支
持体2に対向する面に接着され、前記上支持板5
に対する前記被支持体2の軸方向移動に対応して
軸方向に伸縮し得る厚さを備えている補助緩衝部
材8を有する防振ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986154128U JPH05585Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986154128U JPH05585Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6359238U JPS6359238U (ja) | 1988-04-20 |
JPH05585Y2 true JPH05585Y2 (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=31073641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986154128U Expired - Lifetime JPH05585Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05585Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4914675A (ja) * | 1972-06-07 | 1974-02-08 | ||
JPS59208241A (ja) * | 1983-04-29 | 1984-11-26 | メツツエラ−、カウチユク、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング | 支持要素 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51148595U (ja) * | 1975-05-23 | 1976-11-29 |
-
1986
- 1986-10-07 JP JP1986154128U patent/JPH05585Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4914675A (ja) * | 1972-06-07 | 1974-02-08 | ||
JPS59208241A (ja) * | 1983-04-29 | 1984-11-26 | メツツエラ−、カウチユク、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング | 支持要素 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6359238U (ja) | 1988-04-20 |
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