JPH0558408A - 立体倉庫におけるコイル状物品の搬送装置 - Google Patents

立体倉庫におけるコイル状物品の搬送装置

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JPH0558408A
JPH0558408A JP24838591A JP24838591A JPH0558408A JP H0558408 A JPH0558408 A JP H0558408A JP 24838591 A JP24838591 A JP 24838591A JP 24838591 A JP24838591 A JP 24838591A JP H0558408 A JPH0558408 A JP H0558408A
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JP
Japan
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hook
coil
fork
cage
slide
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24838591A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Fujii
修 藤井
Tetsuo Nakajima
哲雄 中島
Takaharu Tamaki
隆治 田巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH0558408A publication Critical patent/JPH0558408A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は薄板コイル等の円筒状重量物を格納
する立体倉庫において、倉庫の積付け容積効率を高める
と共に、入出庫能力の高い搬送装置を提供する。 【構成】 スタッカークレーンの昇降ケージ内に、回転
機構及び前後進スライド機構を備えたCフックで構成す
る。そのCフックは、立体倉庫のラック間隔を短縮する
ため、コイルの内径に挿入するフック部は2段伸縮構造
にしたことを特徴とする。 【効果】 コイルの格納及び搬送の際して、パレット等
を用いないため、ラックはコイルサイズに見合った最小
なピッチで選定可能であり、積付け効率が高い。またパ
レット単体のハンドリングを要しないため高い入出庫能
力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体倉庫におけるコイル
状物品の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コイル状物品を格納する立体倉庫は公知
である(例えば、川崎製鉄技報 18(1986)
[4]347−354(53〜60))。薄板コイル等
のコイル状物品を立体倉庫のラックに入出庫させる搬送
装置にはパレット式と、フォーク中挿し式がある。パレ
ット式搬送装置を図6及び図7により説明すると、コイ
ル1をパレット3に積載し、ラック2にパレット単位で
格納するもので、その運搬はラックエリア間を走行する
スタッカークレーン5にワイヤー7で吊り下げた昇降ケ
ージ4の下部に設ける伸縮フォーク6をパレット3の下
面に挿し込んでクレーンの巻上とフォークの伸縮動作で
行なうものである。
【0003】また、フォーク中し式搬送装置を図8によ
り説明すると、旋回ケージ付クレーンのケージ4AにL
字型フォーク3Aを巻上げ装置8で吊り下げ、コイル1
をクレーンの横行動作と巻上げ動作でラック2に入出庫
させる。また背面のラック2に対してはクレーンの旋回
動作でケージ4A及び巻上げ装置8を回転させるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のパレット式搬送
装置は立体倉庫内のラックと同数の専用パレットを必要
とするためコスト高になる。また、コイルの入庫時は事
前に空パレットをコイル受取り位置に準備しておく必要
があり、出庫時は立体倉庫からコイルのみ搬出した後、
空パレットを所定のラック又は立体倉庫内の保管場所に
返納する必要があることから立体倉庫内の搬送が複雑に
なると共に入出庫能力を低下させるという問題がある。
【0005】またコイル形状が幅に対して外形が大きい
場合はクレーンで走行及び出し入れ動作中にパレット上
でコイルの転倒が起こり得るため、対象コイルの幅/外
形比に制約を受けるという難点がある。
【0006】前記のフォーク中挿し式搬送装置はクレー
ンに吊り下げたケージ及びフォークのコイル格納方向の
寸法から、ラック間隔が拡大して倉庫の積付け効率が低
下する。また表裏のラックに入出庫させるため、フォー
クはラックのないスペースで回転させるため、入出庫能
力が低下すること及びフォーク回転スペースを設ける必
要があることにより、倉庫の積付け効率が低下する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来技術の
問題点を解決するためになされたものであって、コイル
状物品を多段に格納する複数個のラックと、対向するラ
ック間に設けた一対のマストを有する走行台車と、該マ
スト間に昇降可能に設けた昇降ケージと、該昇降ケージ
にCフックを設けてなる立体倉庫におけるコイル状物品
の搬送装置において、昇降ケージの中央下部にスライド
ビームを旋回可能に設置すると共にこのスライドビーム
にCフックを前後進可能に設置し、このCフックのフォ
ーク部にスライドフォークを前後進可能に設けたことを
特徴とする立体倉庫におけるコイル状物品の搬送装置で
あり、Cフックの後部下面にレールを固設し、スライド
フォークの後端下部に該レール下面に当接して転動する
ローラーを設けることが望ましい。
【0008】
【作用】本発明は立体倉庫のラックエリア間に敷設した
走行レール上の走行動作と昇降ケージの昇降動作及び昇
降ケージ内のCフック回転動作で対向する表裏のラック
に対して、指定され番地へコイル状物品を入出庫させる
ものである。
【0009】入庫作業は立体倉庫の入庫口でCフックの
フォーク中挿し状で吊り上げたコイルを、Cフックの全
体後退動作とスライドフォークの後退動作で昇降ケージ
内に収納し、目的のラックへ走行及び昇降動作で運搬す
る。目的のラック位置で高さ方向及び走行方向に位置決
めさせた後、Cフックの全体前進動作とスライドフォー
クの前進動作でコイルをラック内に移動させる。そして
昇降ケージの下降動作でコイルをラックの支持フレーム
上に載置させ、さらに昇降ケージを降下させることによ
り、フォークはコイル内径に対して、上下及び左右方向
に間隙を生じさせ、その状態でCフックの全体後退動作
とスライドフォークの後退動作でフォークをコイル内径
から抜くことにより入庫作業を終了する。ラックに格納
されているコイルの出庫作業は上記入庫作業の逆の要領
で行なわれる。ラックの表裏指定に対しては、Cフック
を機体内で予め回転させておくか又は、コイルを機体内
に収納した後に回転させることにより行なう。
【0010】本発明の構成においては昇降ケージ内にス
ライドビームが収まって回転可能になっており、Cフッ
クの前進後退動作はスライドビームにおける往復動とC
フックのスライドフォークにおける往復動と2重に構成
されている。このためスライドビームとスライドフォー
クと両方とを後退させるとCフックはスライドビームの
長さの内に収まりスライドビームの回転の邪魔にならな
い。このため従来技術(図8)のようなフックの旋回の
ための余分のスペースをとることがなく、昇降ケージの
幅を小さくでき立体倉庫の容積効率を高くできる。ま
た、Cフックの往復動が上記のようにスライドビームと
スライドフォークとの2重になっているため往復動の時
間も短縮され、旋回がどこででもできることと相まって
作業時間の短縮もできる。
【0011】またスライドフォークの後端下部にレール
を設けてこれに転動するローラーを設けたので、スライ
ドフォークが前進したときもガタを生ぜず姿勢を保持で
きる。
【0012】
【実施例】本発明のコイル状物品の搬送装置を図1から
図5に示す実施例により説明すると、図1は立体倉庫の
ラック2間を走行するスタッカークレーン5が昇降ケー
ジ4の昇降動作と該昇降ケージ4内のCフック17の水
平移動により、任意のラックに入出庫される状態図であ
る。
【0013】図2はスタッカークレーン5の構成を説明
するもので、床面に敷設されたレール33と立体倉庫の
上部に固定したガイドレール34(図1)でスタッカー
クレーン5は支持される。スタッカークレーン5は走行
台車装置5Aと上部サポート装置5Bを結ぶマスト6A
及び6Bで構成し、そのマスト間に昇降ケージ4を巻上
げワイヤーロープ9A及び9Bで吊り下げ、走行台車装
置5Aの端部に設置する巻上げ装置8で昇降させる。
【0014】次に昇降ケージ4の機構を図3及び図4で
説明すると、昇降ケージ4はマスト6A及び6Bの内側
に固定されているガイドレール6Cに沿わせる走行方向
のガイドローラー12とコイル移動方向のガイドローラ
ー11により、スタッカークレーンのマスト6A、6B
に対してその姿勢を保持し、昇降ケージ4上部に設ける
シーブ車13A及び13Bとクレーン本体の巻上げワイ
ヤーロープ9A及び9Bで昇降させる。Cフック17は
昇降ケージ4の上部フレーム4Aに内蔵した旋回装置1
4の下部の回転側に取り付けた旋回可能なスライドビー
ム16のレール面16A上にローラー18を介して吊り
下げる。コイル1はCフック17のフォーク部17aの
上に抱かせた断面コの字状のスライドフォーク21に積
載される。
【0015】次にCフック17の旋回機構を説明する
と、昇降ケージ4は下部にCフック17及びコイル1を
通常180度回転させるために充分な間隔を持ち、コイ
ル1をスタッカークレーン前後面の2列のラックへ入出
庫させるため、スタッカークレーンの機体幅内で向き替
えを可能にしている。旋回装置14は昇降ケージ4の上
部フレーム4Aの中央に設け、回転軸の下部にCフック
17を吊り下げるスライドビーム16を固定し、昇降ケ
ージ4の上部フレームに内蔵する旋回モーター10で回
転させる。
【0016】次にCフック17のコイル内径へのフォー
ク挿入機構を説明すると、図4はCフック17を昇降ケ
ージ4内に収納した状態でありシフト動作の後退限を示
す図である。図5はコイル1をラック2の所定の位置ま
でシフトさせた前進限を示す図である。ラック2への入
出庫に必要なシフト量Sを発生させるため、Cフック1
7の旋回スライドビーム16に対する全体シフトとフォ
ーク部でシフトするスライドフォーク、この2箇所のシ
フト機構で行なうものである。
【0017】Cフック17の全体シフトはスライドビー
ム16の全長とCフック上部フレーム長の差分を全体シ
フトシリンダー19の伸長動作で移動する。この全体シ
フト量をコイルの入出庫に必要なシフト量Sと同等にす
ることはCフック17の吊り下げ部の構造から、スライ
ドビーム16の長さが拡大し、それに伴いスタッカーク
レーンの機体幅の拡大につながり、立体倉庫の容積効率
を低下させるからである。
【0018】フォーク部におけるスライドフォーク21
を説明すると、Cフック17のフォーク部17aにメタ
ルを介してコの字状の断面を有するスライドフォーク2
1を取付ける。さらに、スライドフォーク21の下端に
ローラー22を設け、Cフック17のポスト部の下端に
固定したレール17bに沿わせてスライドフォーク21
が伸長時もフォーク部17aに対して姿勢を保持させる
ものである。スライドフォーク21のシフト動作はCフ
ック17のポスト部を設けたフォークシフトシリンダー
20の伸長動作で移動する。またスライドフォーク21
をコイル1の内径に確実に挿入させるため、スライドフ
ォークの先端部にコイル穴検出センサー23を装備し、
挿入時の位置合わせを容易にしたものである。
【0019】
【発明の効果】本発明のコイル状物品搬送用スタッカー
クレーンはCフックのフォークをコイルの内径に直接挿
入してコイルをつかみ上げるもので、パレット等の媒体
を用いないため、コスト上及び搬送能力上有利である。
またCフック装置をスタッカークレーンに機体幅内で回
転させるため、回転に必要なスペースが少なく、立体倉
庫の容積効率が高い。
【0020】さらに、コイルの入出庫に必要なシフトス
トロークをCフックの全体シフト動作とスライドフォー
クのシフト動作の2箇所で行なうため、昇降ケージ幅を
縮小させラック間隔を狭めるため立体倉庫の容積効率が
高い利点がある。またシフト動作は2箇所で分担するた
め、サイクルタイムは短縮する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタッカークレーンが立体倉庫のラッ
クエリア間で走行及び入出庫する状態を示す側面図
【図2】本発明のスタッカークレーンの正面図
【図3】昇降ケージの正面図
【図4】Cフックのシフト動作を説明する側面図
【図5】Cフックのシフト動作を説明する側面図
【図6】従来技術を示す側面図
【図7】図6の従来技術の正面図
【図8】従来技術を示す側面図
【符号の説明】 1 コイル 2 ラック 4 昇降ケージ 5 スタッカークレーン 14 旋回装置 16 スライドビーム 17 Cフック 18 ローラー 21 スライドフォーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状物品を多段に格納する複数個の
    ラックと、対向するラック間に設けた一対のマストを有
    する走行台車と、該マスト間に昇降可能に設けた昇降ケ
    ージと、該昇降ケージにCフックを設けてなる立体倉庫
    におけるコイル状物品の搬送装置において、昇降ケージ
    の中央下部にスライドビームを旋回可能に設置すると共
    にこのスライドビームにCフックを前後進可能に設置
    し、このCフックのフォーク部にスライドフォークを前
    後進可能に設けたことを特徴とする立体倉庫におけるコ
    イル状物品の搬送装置。
  2. 【請求項2】 Cフックの後部下面にレールを固設し、
    スライドフォークの後端下部に該レール下面に当接して
    転動するローラーを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の立体倉庫におけるコイル状物品の搬送装置。
JP24838591A 1991-09-03 1991-09-03 立体倉庫におけるコイル状物品の搬送装置 Withdrawn JPH0558408A (ja)

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JPH0558408A true JPH0558408A (ja) 1993-03-09

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JP24838591A Withdrawn JPH0558408A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 立体倉庫におけるコイル状物品の搬送装置

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JP (1) JPH0558408A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062973A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Sumikin Recotech Co Ltd 立体倉庫
KR20180106948A (ko) 2017-03-17 2018-10-01 니치유 가부시키가이샤 피부 화장료, 신체 세정제 조성물 및 유성 메이크업 화장료

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Effective date: 19981203