JPH0558252U - 熱硬化性樹脂用逆流防止弁 - Google Patents

熱硬化性樹脂用逆流防止弁

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JPH0558252U
JPH0558252U JP499792U JP499792U JPH0558252U JP H0558252 U JPH0558252 U JP H0558252U JP 499792 U JP499792 U JP 499792U JP 499792 U JP499792 U JP 499792U JP H0558252 U JPH0558252 U JP H0558252U
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JP
Japan
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shaft portion
screw head
screw
thin shaft
resin
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Pending
Application number
JP499792U
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English (en)
Inventor
栄二郎 岡田
由純 杉江
Original Assignee
株式会社名機製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融樹脂の逆流や滞留を防ぎ射出量を一定に
保つことができる新規な熱硬化性樹脂用逆流防止弁を提
供する。 【構成】 射出装置30の加熱筒31の内孔に挿嵌した
スクリュ本体部12の先端に、テーパ面26を有するウ
ェアプレート25を押圧挟持しながら、細軸部14と該
細軸部とテーパ面16で結ばれた先端部15を有するス
クリュヘッド13を取り付けるとともに、前記ウェアプ
レートおよびスクリュヘッドのテーパ面と合致して当接
可能なテーパ面23,23を有するリングバルブ20
を、前記スクリュヘッドの細軸部との間に樹脂流路22
を形成しつつ前記加熱筒の内孔に嵌装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は熱硬化性樹脂用逆流防止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を射出成形するための射出装置のス クリュは、図2に示されるような、スクリュ本体から先細のスクリュ先端部を一 体に形成したいわゆる一体物スクリュが用いられる。符号40はスクリュ、41 はスクリュ本体、符号42はスクリュ先端部である。
【0003】 しかしながら、このスクリュ40には逆流防止弁が設けられていないので、射 出時の溶融樹脂の逆流の問題があり、樹脂の射出量がばらつき製品の品質管理上 の問題が生じていた。
【0004】 そこで、図3に示すように、従来から熱可塑性樹脂に使用している逆流防止弁 を熱硬化性樹脂に適用すると、スクリュヘッド52とリングバルブ54との間お よびウェアプレート55とリングバルブ54との間が、いずれも軸心に対して直 角な平面どうしで当接する構造となっているため、当接部Aおよび当接部Bで樹 脂の滞留を生じたり、樹脂の通過面積が狭いために溶融樹脂の発熱硬化を生じる おそれがあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記した問題点を解決するために提案されたものであって、溶融樹 脂の逆流や滞留を防ぎ射出量を一定に保つことができる新規な熱硬化性樹脂用逆 流防止弁を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、射出装置の加熱筒の内孔に挿嵌したスクリュ本体部の 先端に、テーパ面を有するウェアプレートを押圧挟持しながら、細軸部と該細軸 部とテーパ面で結ばれた先端部を有するスクリュヘッドを取り付けるとともに、 前記ウェアプレートおよびスクリュヘッドのテーパ面と合致して当接可能なテー パ面を有するリングバルブを、前記スクリュヘッドの細軸部との間に樹脂流路を 形成しつつ前記加熱筒の内孔に嵌装したことを特徴とする熱硬化性樹脂用逆流防 止弁に係る。
【0007】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の熱硬化性樹脂用逆流防止弁の一例を示す一部断面を含む要部 の図である。
【0008】 図1にこの考案の熱硬化性樹脂用逆流防止弁10の一例を示す。図中の符号1 1は射出装置30において加熱筒31の内孔に挿嵌したスクリュで、その本体部 12の先端にスクリュヘッド13が螺合(図示せず)により固定されている。
【0009】 スクリュヘッド13は細軸部14と該細軸部14とテーパ面16で滑らかに結 ばれた先端部15を有していて、テーパ面26を有するウェアプレート25を前 記スクリュ本体部12に押圧挟持しながら取り付けられている。
【0010】 リングバルブ20は前記細軸部14と前記加熱筒31との間に樹脂流路22を 形成しつつ前記加熱筒31の内孔に嵌装されている。 このリングバルブ20は、射出時に溶融樹脂が逆流するのを防止するために射 出装置の加熱筒内を摺動する環状弁部材で、その前後には前記スクリュヘッド1 3に形成されたテーパ面16およびウェアプレート25のテーパ面26に合致す るテーパ面23,23を備えている。
【0011】 このテーパ面23とスクリュヘッドのテーパ面16およびウェアプレート25 のテーパ面26とによって、前記樹脂流路14が広くかつ滑らかに形成されるの で、前記従来の技術の記載における逆流防止弁の当接部Aおよび当接部Bに相当 する部位における溶融樹脂の滞留や発熱が解消される。
【0012】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の熱硬化性樹脂用射出装置に従えば、熱 硬化性樹脂の成形時においても、溶融樹脂の逆流を防止することが可能となるの で、重量精度の高い精密成形品を得ることができる。 また、樹脂の滞留や発熱硬化を防止することが可能となり、物性的にも優れた 、すなわち組織的に均一でかつ外観も美麗な成形品を併せ得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の熱硬化性樹脂用逆流防止弁の一例を
示す一部断面を含む要部の図である。
【図2】一般的な熱硬化性樹脂用射出装置のスクリュの
一例を示す側面図である。
【図3】一般的な熱可塑性樹脂用射出装置のスクリュの
一部を切り欠いた側面図である。
【符号の説明】
10 逆流防止弁 11 スクリュ 12 スクリュ本体部 13 スクリュヘッド 14 細軸部 15 先端部 16 テーパ面 20 リングバルブ 22 樹脂流路 23 テーパ面 25 ウェアプレート 26 テーパ面 30 射出装置 31 加熱筒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出装置の加熱筒の内孔に挿嵌したスク
    リュ本体部の先端に、テーパ面を有するウェアプレート
    を押圧挟持しながら、細軸部と該細軸部とテーパ面で結
    ばれた先端部を有するスクリュヘッドを取り付けるとと
    もに、前記ウェアプレートおよびスクリュヘッドのテー
    パ面と合致して当接可能なテーパ面を有するリングバル
    ブを、前記スクリュヘッドの細軸部との間に樹脂流路を
    形成しつつ前記加熱筒の内孔に嵌装したことを特徴とす
    る熱硬化性樹脂用逆流防止弁。
JP499792U 1992-01-14 1992-01-14 熱硬化性樹脂用逆流防止弁 Pending JPH0558252U (ja)

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JPH0558252U true JPH0558252U (ja) 1993-08-03

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04226730A (ja) * 1990-12-28 1992-08-17 Niigata Eng Co Ltd 射出成形機の逆流防止装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04226730A (ja) * 1990-12-28 1992-08-17 Niigata Eng Co Ltd 射出成形機の逆流防止装置

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