JPH0558059A - 熱転写記録用受像シート - Google Patents
熱転写記録用受像シートInfo
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- JPH0558059A JPH0558059A JP3220324A JP22032491A JPH0558059A JP H0558059 A JPH0558059 A JP H0558059A JP 3220324 A JP3220324 A JP 3220324A JP 22032491 A JP22032491 A JP 22032491A JP H0558059 A JPH0558059 A JP H0558059A
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- receiving sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録感度及び画質と印字の安定性に優れた熱
転写記録用受像シートを提供する。 【構成】 支持体上に、J.TAPPI−No.5によ
る表面の平滑度が50mmHg以下の顔料と接着剤を含
む層を設け、ガラス転移点が0から25°Cのポリ(メ
タ)アクリル酸エステル樹脂を含む中間層、及び染料染
着性樹脂を含む受像層を設けた熱転写記録用受像シー
ト。
転写記録用受像シートを提供する。 【構成】 支持体上に、J.TAPPI−No.5によ
る表面の平滑度が50mmHg以下の顔料と接着剤を含
む層を設け、ガラス転移点が0から25°Cのポリ(メ
タ)アクリル酸エステル樹脂を含む中間層、及び染料染
着性樹脂を含む受像層を設けた熱転写記録用受像シー
ト。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱昇華性染料を利用し
た熱転写記録用受像シートに関し、特に記録感度及び画
質と印字の安定性に優れた熱転写記録用受像シートに関
する。
た熱転写記録用受像シートに関し、特に記録感度及び画
質と印字の安定性に優れた熱転写記録用受像シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】入力信号と同時に記録像の得られる熱記
録方式は、装置が比較的簡単で安価な上に低騒音である
ため、ファクシミリ、計算機用端末プリンター、測定器
用プリンターなど多方面に利用されている。これらの熱
記録方式に使用される記録媒体としては、加熱により物
理的乃至化学的変化を起こして発色する記録層を設け
た、所謂発色タイプ感熱記録紙が最も一般的に使用され
ている。
録方式は、装置が比較的簡単で安価な上に低騒音である
ため、ファクシミリ、計算機用端末プリンター、測定器
用プリンターなど多方面に利用されている。これらの熱
記録方式に使用される記録媒体としては、加熱により物
理的乃至化学的変化を起こして発色する記録層を設け
た、所謂発色タイプ感熱記録紙が最も一般的に使用され
ている。
【0003】しかしながら、発色タイプ感熱記録紙は製
造工程中や保存中に不要な発色を起こし易く、また、記
録された像の保存安定性にも劣っており、有機溶剤や化
学薬品等との接触によって褪色現象を起こし易いという
難点がある。そのため、発色タイプ感熱記録紙にかわる
記録媒体として、有色の色材そのものを利用した記録媒
体を用いる方式が提案されており、例えば 特開昭51
−15446号公報には、常温では固体または半固体状
である色材を紙、ポリマーフィルムなどの支持体上に塗
布しておき、支持体上の色材と記録紙とを接触させ、熱
記録ヘッドにより支持体上の色材を加熱して、選択的に
記録紙に転移させて記録像を得る方式が提案されてい
る。
造工程中や保存中に不要な発色を起こし易く、また、記
録された像の保存安定性にも劣っており、有機溶剤や化
学薬品等との接触によって褪色現象を起こし易いという
難点がある。そのため、発色タイプ感熱記録紙にかわる
記録媒体として、有色の色材そのものを利用した記録媒
体を用いる方式が提案されており、例えば 特開昭51
−15446号公報には、常温では固体または半固体状
である色材を紙、ポリマーフィルムなどの支持体上に塗
布しておき、支持体上の色材と記録紙とを接触させ、熱
記録ヘッドにより支持体上の色材を加熱して、選択的に
記録紙に転移させて記録像を得る方式が提案されてい
る。
【0004】この記録方式では支持体上の色材を熱によ
って溶融、蒸発、昇華せしめ、記録紙に転移させて粘
着、吸着、染着によって記録像を得るものであり、記録
紙として普通紙も利用できる特徴がある。特に、色材と
して昇華性染料を用いる記録方式では階調性に優れた画
像が得られるため、フルカラー記録用としての用途開発
が進められている。
って溶融、蒸発、昇華せしめ、記録紙に転移させて粘
着、吸着、染着によって記録像を得るものであり、記録
紙として普通紙も利用できる特徴がある。特に、色材と
して昇華性染料を用いる記録方式では階調性に優れた画
像が得られるため、フルカラー記録用としての用途開発
が進められている。
【0005】しかし、記録紙として普通紙を用いた場合
には、染着が起こり難く、充分な色濃度がでにくく、且
つ経時によって著しい褪色現象を起こしてしまう。その
ため、特開昭57−107885号公報や米国特許第3
601484号公報などに熱可塑性樹脂を主成分とする
受像層を形成した受像シートが提案されている。熱可塑
性樹脂を主成分とする受像層を形成することによって、
記録感度や保存性は一応改良されるが、特に支持体が普
通紙の場合には均一な受像層が得られず、記録感度、画
質ともに不十分であった。そのため、特開昭60−23
6794号公報、特開昭61−144394号公報等に
記載の如く、支持体と受像層との間に熱可塑性樹脂など
の中間層を介在させ、印字の際に色材転写シートの色材
層と受像シートの受像層との密着を良くしてエアーギャ
ップ等が生じないようにし、記録感度、画質ともに向上
させる方法が提案されている。
には、染着が起こり難く、充分な色濃度がでにくく、且
つ経時によって著しい褪色現象を起こしてしまう。その
ため、特開昭57−107885号公報や米国特許第3
601484号公報などに熱可塑性樹脂を主成分とする
受像層を形成した受像シートが提案されている。熱可塑
性樹脂を主成分とする受像層を形成することによって、
記録感度や保存性は一応改良されるが、特に支持体が普
通紙の場合には均一な受像層が得られず、記録感度、画
質ともに不十分であった。そのため、特開昭60−23
6794号公報、特開昭61−144394号公報等に
記載の如く、支持体と受像層との間に熱可塑性樹脂など
の中間層を介在させ、印字の際に色材転写シートの色材
層と受像シートの受像層との密着を良くしてエアーギャ
ップ等が生じないようにし、記録感度、画質ともに向上
させる方法が提案されている。
【0006】また、この中間層を特定の熱可塑性樹脂よ
りなる樹脂微粒子で構成し、さらに画質を改善すること
も提案されているが、満足すべき優れた画質は得られな
いのが実情である。一方、支持体として、合成紙或は白
色フイルムなどを用いることにより、良好な画質および
記録感度を得ることも提案されているが、記録時に加え
られる熱によって変形を起こしたり、また高価な材料で
あるなどの問題が残されており、満足できるものではな
かった。
りなる樹脂微粒子で構成し、さらに画質を改善すること
も提案されているが、満足すべき優れた画質は得られな
いのが実情である。一方、支持体として、合成紙或は白
色フイルムなどを用いることにより、良好な画質および
記録感度を得ることも提案されているが、記録時に加え
られる熱によって変形を起こしたり、また高価な材料で
あるなどの問題が残されており、満足できるものではな
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決し、記録感度が高く、解像度、鮮明度に極めて優
れ、ドット抜け等がなく、且つ保存性にも優れた高画質
の記録像を与え、しかも、生産性にも優れる熱転写記録
用受像シートを提供する。
解決し、記録感度が高く、解像度、鮮明度に極めて優
れ、ドット抜け等がなく、且つ保存性にも優れた高画質
の記録像を与え、しかも、生産性にも優れる熱転写記録
用受像シートを提供する。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は、支持体に、J.
TAPPI−No.5による表面の平滑度が50mmH
g以下の顔料と接着剤を含む層を設け、ガラス転移点が
0〜25℃のポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂を含
む中間層、及び染料染着性樹脂を含む受像層を設けた熱
転写記録用受像シートである。
TAPPI−No.5による表面の平滑度が50mmH
g以下の顔料と接着剤を含む層を設け、ガラス転移点が
0〜25℃のポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂を含
む中間層、及び染料染着性樹脂を含む受像層を設けた熱
転写記録用受像シートである。
【0009】
【作用】支持体に、J.TAPPI No.5による表
面の平滑度(スムースター)が50mmHg以下の顔料
と接着剤を含む層を設けたものとしては、市販のコート
紙、アート紙、キャスト紙等より上記の平滑度のものを
選択することもできる。支持体としては、紙、フイル
ム、合成紙等が使用できるが、通常は、酸性抄紙、中性
抄紙、アルカリ抄紙等の各種の紙を用いることができ
る。
面の平滑度(スムースター)が50mmHg以下の顔料
と接着剤を含む層を設けたものとしては、市販のコート
紙、アート紙、キャスト紙等より上記の平滑度のものを
選択することもできる。支持体としては、紙、フイル
ム、合成紙等が使用できるが、通常は、酸性抄紙、中性
抄紙、アルカリ抄紙等の各種の紙を用いることができ
る。
【0010】顔料としては、例えばクレー、カオリン、
焼成カオリン、デラミネーテッドカオリン、構造性カオ
リン、水酸化アルミニウム、重質炭酸カルシウム、軽質
炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜
鉛、サチンホワイト、タルク、プラスチックピグメン
ト、バインダーピグメントなどのような通常の塗被紙用
顔料の一種または二種以上が適宜選択して使用される。
焼成カオリン、デラミネーテッドカオリン、構造性カオ
リン、水酸化アルミニウム、重質炭酸カルシウム、軽質
炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜
鉛、サチンホワイト、タルク、プラスチックピグメン
ト、バインダーピグメントなどのような通常の塗被紙用
顔料の一種または二種以上が適宜選択して使用される。
【0011】さらに、接着剤としては、例えばカゼイ
ン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白類、スチレン・ブタ
ジエン共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテック
ス、アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エ
ステルの重合体または共重合体などのアクリル系重合体
ラテックス、エチレン・酢酸ビニル重合体などのビニル
系重合体ラテックス、あるいはこれらの各種重合体ラテ
ックスをカルボキシル基などの官能基含有単量体で変性
したアルカリ溶解性、アルカリ膨潤性あるいはアルカリ
非溶解性の重合体ラテックスおよびバインダーピグメン
トと呼ばれる各種の合成樹脂重合体、ポリビニルアルコ
ール、オレフィン−無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂
などの合成樹脂系接着剤、酸化澱粉、陽性澱粉、エステ
ル化澱粉、デキストリンなどの澱粉類、カルボキシルメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセ
ルロース誘導体などのような通常の塗被紙用接着剤の一
種または二種以上が適宜選択して使用される。
ン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白類、スチレン・ブタ
ジエン共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテック
ス、アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エ
ステルの重合体または共重合体などのアクリル系重合体
ラテックス、エチレン・酢酸ビニル重合体などのビニル
系重合体ラテックス、あるいはこれらの各種重合体ラテ
ックスをカルボキシル基などの官能基含有単量体で変性
したアルカリ溶解性、アルカリ膨潤性あるいはアルカリ
非溶解性の重合体ラテックスおよびバインダーピグメン
トと呼ばれる各種の合成樹脂重合体、ポリビニルアルコ
ール、オレフィン−無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂
などの合成樹脂系接着剤、酸化澱粉、陽性澱粉、エステ
ル化澱粉、デキストリンなどの澱粉類、カルボキシルメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセ
ルロース誘導体などのような通常の塗被紙用接着剤の一
種または二種以上が適宜選択して使用される。
【0012】なお、接着剤の量は、特に限定しないが、
顔料100重量部に対して4〜50重量部、より好まし
くは10〜30重量部程度の範囲で配合される。また塗
液中には必要に応じて消泡剤、着色剤、離型剤、流動変
性剤、架橋剤などの各助剤が適宜配合される。塗被機と
しては、一般の塗被紙製造に用いられる、例えばブレー
ドコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、
リバースロールコーター、バーコーター、ビルブレード
コーター、カーテンコーター、ダイスロットャーター、
グラビアコーター、チャンプレックスコーター、サイズ
プレスコーターなどの両面または片面塗被装置を設けた
オンマシンあるいはオフマシンコーターによって塗被液
が支持体上に一層または多層に塗被される。
顔料100重量部に対して4〜50重量部、より好まし
くは10〜30重量部程度の範囲で配合される。また塗
液中には必要に応じて消泡剤、着色剤、離型剤、流動変
性剤、架橋剤などの各助剤が適宜配合される。塗被機と
しては、一般の塗被紙製造に用いられる、例えばブレー
ドコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、
リバースロールコーター、バーコーター、ビルブレード
コーター、カーテンコーター、ダイスロットャーター、
グラビアコーター、チャンプレックスコーター、サイズ
プレスコーターなどの両面または片面塗被装置を設けた
オンマシンあるいはオフマシンコーターによって塗被液
が支持体上に一層または多層に塗被される。
【0013】また、湿潤塗被層を乾燥する方法として
は、従来から知られている蒸気加熱、熱風加熱、ガスヒ
ーター加熱、高周波加熱、電気ヒーター加熱、赤外線ヒ
ーター加熱、レーザー加熱、電子線加熱などの各種乾燥
方式が適宜採用できる。コート量は特に限定しないが、
5〜50g/m2 程度である。かくして得られた塗被紙
を、カレンダー処理等の平滑化処理することが好まし
く、例えばスーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソ
フトコンパクトカレンダーなどの各種カレンダーがオン
マシンやオフマシンの形態で使用される。そして、ここ
で言うオンマシンカレンダーは、抄紙機に限らず塗工機
に組み込まれたオンコーターマシンカレンダーも含まれ
る。
は、従来から知られている蒸気加熱、熱風加熱、ガスヒ
ーター加熱、高周波加熱、電気ヒーター加熱、赤外線ヒ
ーター加熱、レーザー加熱、電子線加熱などの各種乾燥
方式が適宜採用できる。コート量は特に限定しないが、
5〜50g/m2 程度である。かくして得られた塗被紙
を、カレンダー処理等の平滑化処理することが好まし
く、例えばスーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソ
フトコンパクトカレンダーなどの各種カレンダーがオン
マシンやオフマシンの形態で使用される。そして、ここ
で言うオンマシンカレンダーは、抄紙機に限らず塗工機
に組み込まれたオンコーターマシンカレンダーも含まれ
る。
【0014】平滑度が50mmHgを越えると塗被層の
凹凸が大きすぎるため中間層による充分な効果を得るこ
とができない。この上に中間層及び受像層が塗設される
為、塗液の不要な浸み込を避けるに充分な遮蔽性を備え
ていれば一層好ましい。一方、この上に形成される中間
層の主成分としては、ガラス転移点が0〜25℃の範囲
にあるポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂が選択され
る。
凹凸が大きすぎるため中間層による充分な効果を得るこ
とができない。この上に中間層及び受像層が塗設される
為、塗液の不要な浸み込を避けるに充分な遮蔽性を備え
ていれば一層好ましい。一方、この上に形成される中間
層の主成分としては、ガラス転移点が0〜25℃の範囲
にあるポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂が選択され
る。
【0015】ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂は、
一般に昇華転写記録に使用されている色材染料に対する
染着性が余り大きくないため、受像シートの主要な材料
としての使用には適さないと考えられたが、本発明に於
ては、中間層として上記コート紙等の上に塗布すること
により、濃度ムラ、印字抜けの少ない、極めて優れた画
質の熱転写用記録シートを得ることが出来た。この理由
は必ずしも明かではないが、染着能の低いポリ(メタ)
アクリル酸エステル樹脂で凹凸のある顔料と接着剤を含
む層の表面を覆い、これによって極めて均一な受像層を
容易に形成することが可能となり、受像層に捉えられた
染料分子が顔料層や支持体の部分まで移動するのを効果
的に妨げるために記録濃度のムラを防ぎ、且つ極めて安
定な記録画像を得ることが出来るものと推察される。本
発明に於ては、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂の
ガラス転移温度を 0〜25℃の範囲に限定することに
より、柔軟で画質に悪影響の出にくい中間層を形成し、
且つまた均一な受像層を形成する上で重要な、高い遮蔽
性を実現するもので、この条件、即ちガラス転移点が0
〜25℃の範囲にあるポリ(メタ)アクリル酸エステル
樹脂を選択的に使用するところに重大な特徴を有するも
のである。ガラス転移点が0℃未満であると染料分子の
移動を妨げる効果が劣るため画像の安定性が低下し、2
5℃を越えると印字の白抜けが多くなり画質が低下す
る。
一般に昇華転写記録に使用されている色材染料に対する
染着性が余り大きくないため、受像シートの主要な材料
としての使用には適さないと考えられたが、本発明に於
ては、中間層として上記コート紙等の上に塗布すること
により、濃度ムラ、印字抜けの少ない、極めて優れた画
質の熱転写用記録シートを得ることが出来た。この理由
は必ずしも明かではないが、染着能の低いポリ(メタ)
アクリル酸エステル樹脂で凹凸のある顔料と接着剤を含
む層の表面を覆い、これによって極めて均一な受像層を
容易に形成することが可能となり、受像層に捉えられた
染料分子が顔料層や支持体の部分まで移動するのを効果
的に妨げるために記録濃度のムラを防ぎ、且つ極めて安
定な記録画像を得ることが出来るものと推察される。本
発明に於ては、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂の
ガラス転移温度を 0〜25℃の範囲に限定することに
より、柔軟で画質に悪影響の出にくい中間層を形成し、
且つまた均一な受像層を形成する上で重要な、高い遮蔽
性を実現するもので、この条件、即ちガラス転移点が0
〜25℃の範囲にあるポリ(メタ)アクリル酸エステル
樹脂を選択的に使用するところに重大な特徴を有するも
のである。ガラス転移点が0℃未満であると染料分子の
移動を妨げる効果が劣るため画像の安定性が低下し、2
5℃を越えると印字の白抜けが多くなり画質が低下す
る。
【0016】上記のガラス転移点を有するポリ(メタ)
アクリル酸エステル樹脂としては、例えば、n−ブチル
メタクリレート、n−アミルメタクリレート等のメタク
リレートや、n−ブチルアクリレート、n−アミルアク
リレート等のアクリレートの重合体や、共重合体の中か
らそのモノマー組成を調整する等して、上記のガラス転
移点としたものを例示できる。中間層は、例えば、ポリ
(メタ)アクリル酸エステル樹脂の水性エマルジョンを
塗布、乾燥することにより形成することが出来る。
アクリル酸エステル樹脂としては、例えば、n−ブチル
メタクリレート、n−アミルメタクリレート等のメタク
リレートや、n−ブチルアクリレート、n−アミルアク
リレート等のアクリレートの重合体や、共重合体の中か
らそのモノマー組成を調整する等して、上記のガラス転
移点としたものを例示できる。中間層は、例えば、ポリ
(メタ)アクリル酸エステル樹脂の水性エマルジョンを
塗布、乾燥することにより形成することが出来る。
【0017】中間層には必要により、水性ポリエステル
樹脂、水性ポリウレタン系樹脂等より選ばれる水性の樹
脂類;或いは二酸化チタン、重質炭酸カルシウム、軽質
炭酸カルシウム、タルク、クレー、天然又は合成珪酸塩
等の無機顔料、プラスチックピグメント等を本発明の効
果を損なわない範囲で添加することもできる。なお、中
間層の膜厚は1μm以上、より好ましくは3〜30μm
程度の範囲で調節するのが望ましい。コート量では、通
常1g/m2 程度以上が好ましく、3〜30g/m2 程
度である。
樹脂、水性ポリウレタン系樹脂等より選ばれる水性の樹
脂類;或いは二酸化チタン、重質炭酸カルシウム、軽質
炭酸カルシウム、タルク、クレー、天然又は合成珪酸塩
等の無機顔料、プラスチックピグメント等を本発明の効
果を損なわない範囲で添加することもできる。なお、中
間層の膜厚は1μm以上、より好ましくは3〜30μm
程度の範囲で調節するのが望ましい。コート量では、通
常1g/m2 程度以上が好ましく、3〜30g/m2 程
度である。
【0018】かくして形成された中間層、或いは受像層
を形成する前又は後に平滑化処理を施すと、得られる受
像シートの記録感度、画質を一層高めることができる。
この平滑化処理は、例えばスーパーキャレンダー等によ
る加熱・加圧処理によって適宜行われる。本発明の受像
シートにおいて、中間層上に設けられる受像層について
は特に限定されないが、一般に昇華性染料に対して効果
的な染着能を有する熱可塑性樹脂層が好ましく適用され
る。
を形成する前又は後に平滑化処理を施すと、得られる受
像シートの記録感度、画質を一層高めることができる。
この平滑化処理は、例えばスーパーキャレンダー等によ
る加熱・加圧処理によって適宜行われる。本発明の受像
シートにおいて、中間層上に設けられる受像層について
は特に限定されないが、一般に昇華性染料に対して効果
的な染着能を有する熱可塑性樹脂層が好ましく適用され
る。
【0019】熱可塑性樹脂としては、例えばスチレン、
ビニルトルエン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリル、塩化ビニル、酢酸ビニル等
のビニル系モノマーの重合体及び共重合体;ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリサルフォン、
エポキシ樹脂、ポリウレタンなどの縮合型重合体;或い
はセルロース系樹脂などが挙げられる。
ビニルトルエン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリル、塩化ビニル、酢酸ビニル等
のビニル系モノマーの重合体及び共重合体;ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリサルフォン、
エポキシ樹脂、ポリウレタンなどの縮合型重合体;或い
はセルロース系樹脂などが挙げられる。
【0020】これらの熱可塑性樹脂は単独で使用しても
よいし、性質の異なる2種類以上の樹脂を適宜併用して
もよい。また、必要に応じて、本発明の所望の効果を損
なわない範囲でメチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、澱粉、ポリビニルアル
コール、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂等の他の樹脂材料を含有せしめてもよく、多価イ
ソシアネート化合物、エポキシ化合物、有機金属化合物
等の反応性化合物を添加して受像層を改質することも可
能である。
よいし、性質の異なる2種類以上の樹脂を適宜併用して
もよい。また、必要に応じて、本発明の所望の効果を損
なわない範囲でメチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、澱粉、ポリビニルアル
コール、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂等の他の樹脂材料を含有せしめてもよく、多価イ
ソシアネート化合物、エポキシ化合物、有機金属化合物
等の反応性化合物を添加して受像層を改質することも可
能である。
【0021】更に、受像層には筆記性向上等の目的で、
例えば重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タル
ク、クレー、天然或は合成珪酸類、酸化チタン、水酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、尿素−ホルムアルデヒド樹脂
粉末等の無機、有機顔料や紫外線吸収剤、酸化防止剤、
帯電防止剤、離型剤、滑剤等の各種助剤を適宜添加する
こともできる。
例えば重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タル
ク、クレー、天然或は合成珪酸類、酸化チタン、水酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、尿素−ホルムアルデヒド樹脂
粉末等の無機、有機顔料や紫外線吸収剤、酸化防止剤、
帯電防止剤、離型剤、滑剤等の各種助剤を適宜添加する
こともできる。
【0022】また、受像層の量は受像シートの使用目的
などに応じて適宜選択されるが、一般には乾燥重量で2
〜15g/m2 程度が好ましい。なお、受像層の上には、
例えば特開昭59−165686号公報、特開昭61−27290 号公
報などに開示されているように、昇華染料を透過する性
質のあるシリコーン系樹脂等を主成分とする薄層の耐熱
性剥離層を形成して、色材転写シートから染料や染料層
が直接転写するのを防ぐこともできる。
などに応じて適宜選択されるが、一般には乾燥重量で2
〜15g/m2 程度が好ましい。なお、受像層の上には、
例えば特開昭59−165686号公報、特開昭61−27290 号公
報などに開示されているように、昇華染料を透過する性
質のあるシリコーン系樹脂等を主成分とする薄層の耐熱
性剥離層を形成して、色材転写シートから染料や染料層
が直接転写するのを防ぐこともできる。
【0023】かくして得られる本発明の熱転写記録用受
像シートは、特に色材転写シートとして熱昇華性染料を
含有するシートを用いた場合の受像シートとして、極め
て優れた性能を発揮するものである。本発明でいう熱昇
華性染料とは、通常の取扱条件下では受像シートと接触
しても色材の転移を起こさないが、例えば60℃以上の加
熱によって始めて溶融、蒸発、昇華などによって色材の
転移を起こすような染料を意味し、例えばアゾ系、ニト
ロ系、アントラキノン系、キノリン系等に代表される分
散染料、トリフェニルメタン系、フルオラン系に代表さ
れる塩基性染料、油溶性染料など種々の染料の中から適
宜選択して使用される。
像シートは、特に色材転写シートとして熱昇華性染料を
含有するシートを用いた場合の受像シートとして、極め
て優れた性能を発揮するものである。本発明でいう熱昇
華性染料とは、通常の取扱条件下では受像シートと接触
しても色材の転移を起こさないが、例えば60℃以上の加
熱によって始めて溶融、蒸発、昇華などによって色材の
転移を起こすような染料を意味し、例えばアゾ系、ニト
ロ系、アントラキノン系、キノリン系等に代表される分
散染料、トリフェニルメタン系、フルオラン系に代表さ
れる塩基性染料、油溶性染料など種々の染料の中から適
宜選択して使用される。
【0024】また、本発明の熱転写用受像シートは、例
えば熱印字ユニットなどの熱板、サーマルヘッドなどに
より接触加熱する熱記録方式のみならず、赤外線ラン
プ、YAGレーザー、炭酸ガスレーザーなどの熱線輻射
による非接触加熱方式による熱記録などにも有用であ
る。
えば熱印字ユニットなどの熱板、サーマルヘッドなどに
より接触加熱する熱記録方式のみならず、赤外線ラン
プ、YAGレーザー、炭酸ガスレーザーなどの熱線輻射
による非接触加熱方式による熱記録などにも有用であ
る。
【0025】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、勿論かかる実施例に限定されるものでは
ない。また、特に断らない限り例中の部及び%は各々
「重量部」及び「重量%」を表す。
に説明するが、勿論かかる実施例に限定されるものでは
ない。また、特に断らない限り例中の部及び%は各々
「重量部」及び「重量%」を表す。
【0026】実施例1 J.TAPPI No.5による表面の平滑が30mm
Hgである坪量85g/m2 のコート紙(商品名:トッ
プコート<73>、神崎製紙(株)製)上にTg 22
℃のポリアクリル酸エステル樹脂エマルション(商品
名:セビアンA−4720、ダイセル化学工業(株)
製、30%水分散体)を乾燥後の塗布量が5g/m2 と
なるように塗布乾燥し、中間層を形成した。
Hgである坪量85g/m2 のコート紙(商品名:トッ
プコート<73>、神崎製紙(株)製)上にTg 22
℃のポリアクリル酸エステル樹脂エマルション(商品
名:セビアンA−4720、ダイセル化学工業(株)
製、30%水分散体)を乾燥後の塗布量が5g/m2 と
なるように塗布乾燥し、中間層を形成した。
【0027】この上に、水性ポリエステル樹脂エマルシ
ョン(商品名:バイロナールMD−1200、東洋紡
(株)製、35%水分散体)70部、カルボキシル変性
シリコーン化合物(商品名:X−51−789、信越化
学工業(株)製、30%水性マイクロエマルション)1
8部、アンモニア水(試薬:28%)2部、及び多官能
アジリジン化合物(商品名:Ionac PFAZ−3
22、SYBRON Chemicals Inc.
(米国)製)10部を混合した受像層形成用塗被液を乾
燥後の塗布量が10g/m2 となるように塗布乾燥し
た。
ョン(商品名:バイロナールMD−1200、東洋紡
(株)製、35%水分散体)70部、カルボキシル変性
シリコーン化合物(商品名:X−51−789、信越化
学工業(株)製、30%水性マイクロエマルション)1
8部、アンモニア水(試薬:28%)2部、及び多官能
アジリジン化合物(商品名:Ionac PFAZ−3
22、SYBRON Chemicals Inc.
(米国)製)10部を混合した受像層形成用塗被液を乾
燥後の塗布量が10g/m2 となるように塗布乾燥し
た。
【0028】次ぎに、鏡面仕上げした金属ロールと弾性
ロールから成るスーパーキャレンダーで平滑化処理(線
圧200 kg/cm)を行い、熱転写記録用受像シートを得
た。
ロールから成るスーパーキャレンダーで平滑化処理(線
圧200 kg/cm)を行い、熱転写記録用受像シートを得
た。
【0029】実施例2 ガラス転移点22℃のポリアクリル酸エステル樹脂エマ
ルションの代わりにガラス転移点16℃のポリアクリル
酸エステル樹脂エマルション(商品名:セビアンA−4
7205、ダイセル化学工業(株)製、32%水分散
体)を用いた他は実施例1と同様にして熱転写記録用受
像シートを得た。
ルションの代わりにガラス転移点16℃のポリアクリル
酸エステル樹脂エマルション(商品名:セビアンA−4
7205、ダイセル化学工業(株)製、32%水分散
体)を用いた他は実施例1と同様にして熱転写記録用受
像シートを得た。
【0030】実施例3 ガラス転移点22℃のポリアクリル酸エステル樹脂エマ
ルションの代わりにガラス転移点10℃のポリアクリル
酸エステル樹脂エマルション(商品名:アロンHD−
3、東亜合成化学(株)製、25%水分散体)を用いた
他は実施例1と同様にして熱転写記録用受像シートを得
た。
ルションの代わりにガラス転移点10℃のポリアクリル
酸エステル樹脂エマルション(商品名:アロンHD−
3、東亜合成化学(株)製、25%水分散体)を用いた
他は実施例1と同様にして熱転写記録用受像シートを得
た。
【0031】比較例1 J.TAPPI No.5による表面の平滑が10mm
Hgである坪量105g/m2 のコート紙(商品名:サ
テン金藤<90>、神崎製紙(株)製)を用いた以外は
実施例1と同様にして熱転写用受像シートを得た。
Hgである坪量105g/m2 のコート紙(商品名:サ
テン金藤<90>、神崎製紙(株)製)を用いた以外は
実施例1と同様にして熱転写用受像シートを得た。
【0032】比較例2 Tg 22℃のポリアクリル酸エステル樹脂エマルショ
ンの代わりにガラス転移点35℃のポリアクリル酸エス
テル樹脂エマルション(商品名:セビアンA−472
5、ダイセル化学工業(株)製、30%水分散体)を用
いた以外は実施例1と同様にして熱転写用受像シートを
得た。
ンの代わりにガラス転移点35℃のポリアクリル酸エス
テル樹脂エマルション(商品名:セビアンA−472
5、ダイセル化学工業(株)製、30%水分散体)を用
いた以外は実施例1と同様にして熱転写用受像シートを
得た。
【0033】比較例3 Tg 22℃のポリアクリル酸エステル樹脂エマルショ
ンの代わりにガラス転移点約−20℃のスチレンブタジ
エン共重合体エマルション(商品名:JSR−T−03
8、日本合成ゴム工業(株)製、48%水分散体)を用
いた以外は実施例1と同様にして熱転写用受像シートを
得た。
ンの代わりにガラス転移点約−20℃のスチレンブタジ
エン共重合体エマルション(商品名:JSR−T−03
8、日本合成ゴム工業(株)製、48%水分散体)を用
いた以外は実施例1と同様にして熱転写用受像シートを
得た。
【0034】比較例4 中間層用塗被液として、ポリエチレン樹脂微粒子(商品
名:ケミパール W−300、粒子径3μm 、固形分濃
度40%、三井石油化学工業株製)90部、Tgが−2
0℃のスチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン(商
品名:JSR−T−038、日本合成ゴム工業(株)
製)10部を混合し、水を加えて固形分濃度40%の中
間層用塗被液を調製した。
名:ケミパール W−300、粒子径3μm 、固形分濃
度40%、三井石油化学工業株製)90部、Tgが−2
0℃のスチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン(商
品名:JSR−T−038、日本合成ゴム工業(株)
製)10部を混合し、水を加えて固形分濃度40%の中
間層用塗被液を調製した。
【0035】この中間層用塗被液をTg 22Cのポリ
アクリル酸エステル樹脂エマルションの代わりに用いた
以外は実施例1と同様にして熱転写用受像シートを得
た。
アクリル酸エステル樹脂エマルションの代わりに用いた
以外は実施例1と同様にして熱転写用受像シートを得
た。
【0036】比較例5 Tg 22℃のポリアクリル酸エステル樹脂エマルショ
ンの代わりにガラス転移点約−33℃のポリアクリル酸
エステル樹脂エマルション(商品名:アロンHD−6、
東亜合成化学工業(株)製、30%水分散体)を用いた
以外は実施例1と同様にして熱転写用受像シートを得
た。
ンの代わりにガラス転移点約−33℃のポリアクリル酸
エステル樹脂エマルション(商品名:アロンHD−6、
東亜合成化学工業(株)製、30%水分散体)を用いた
以外は実施例1と同様にして熱転写用受像シートを得
た。
【0037】かくして得られた各熱転写記録用受像シー
トについて、以下の如く品質比較試験を行った。即ち、
青色熱昇華性染料(商品名:KST−B−714、日本
化薬(株)製)4部、ポリビニルブチラール樹脂(商品
名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)4部
をメチルエチルケトン46部、トルエン46部に溶解さ
せ色材層形成用インキとし、背面に耐熱処理を施した厚
さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに、乾
燥重量が1.0g/m2 になるように塗布、乾燥して色
材転写シートを作成した。
トについて、以下の如く品質比較試験を行った。即ち、
青色熱昇華性染料(商品名:KST−B−714、日本
化薬(株)製)4部、ポリビニルブチラール樹脂(商品
名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)4部
をメチルエチルケトン46部、トルエン46部に溶解さ
せ色材層形成用インキとし、背面に耐熱処理を施した厚
さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに、乾
燥重量が1.0g/m2 になるように塗布、乾燥して色
材転写シートを作成した。
【0038】次ぎに、色材転写シートと熱転写記録用受
像シートの塗布面を重ね合わせ、色材転写シートの背面
から感熱ヘッドにより熱を印加(12v、8ms)して
受像シートの受像層面上に熱転写記録像を形成し、各受
像シート及び記録像について記録感度、画質を下記のご
とく評価してその結果を表1に示した。
像シートの塗布面を重ね合わせ、色材転写シートの背面
から感熱ヘッドにより熱を印加(12v、8ms)して
受像シートの受像層面上に熱転写記録像を形成し、各受
像シート及び記録像について記録感度、画質を下記のご
とく評価してその結果を表1に示した。
【0039】〔記録感度〕記録画像をMACBETH
RD−914濃度計で測定し、印字濃度から評価した。
RD−914濃度計で測定し、印字濃度から評価した。
【0040】〔画質〕記録画像を25倍のルーペで観察
して評価した。 ○;画質が優れている ×;白抜け又は印字濃度にムラがあり、画質に劣る ××;白抜け又は印字濃度にムラがあり、画質が著しく
悪い
して評価した。 ○;画質が優れている ×;白抜け又は印字濃度にムラがあり、画質に劣る ××;白抜け又は印字濃度にムラがあり、画質が著しく
悪い
【0041】〔記録の高温高湿安定性〕記録画像を50
℃,90%RHの環境下に5日間保存し、記録画像のに
じみを評価した。 ○;にじみが認められない ×;記録画像の輪郭がぼやけ、にじみが生じ、実用に適
さない
℃,90%RHの環境下に5日間保存し、記録画像のに
じみを評価した。 ○;にじみが認められない ×;記録画像の輪郭がぼやけ、にじみが生じ、実用に適
さない
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の実施例で得られた熱転写記録用受像シートは優れた記
録適性と記録画像性質を有していた。
の実施例で得られた熱転写記録用受像シートは優れた記
録適性と記録画像性質を有していた。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体に、J.TAPPI−No.5に
よる表面の平滑度が50mmHg以下の顔料と接着剤を
含む層を設け、ガラス転移点が0〜25℃のポリ(メ
タ)アクリル酸エステル樹脂を含む中間層、及び染料染
着性樹脂を含む受像層を設けた熱転写記録用受像シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220324A JPH0558059A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 熱転写記録用受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220324A JPH0558059A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 熱転写記録用受像シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558059A true JPH0558059A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16749363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3220324A Pending JPH0558059A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 熱転写記録用受像シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0558059A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009196246A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3220324A patent/JPH0558059A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009196246A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
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