JPH0557922B2 - - Google Patents

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JPH0557922B2
JPH0557922B2 JP10633885A JP10633885A JPH0557922B2 JP H0557922 B2 JPH0557922 B2 JP H0557922B2 JP 10633885 A JP10633885 A JP 10633885A JP 10633885 A JP10633885 A JP 10633885A JP H0557922 B2 JPH0557922 B2 JP H0557922B2
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JP
Japan
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air
outlet
intake port
vehicle interior
blower
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JP10633885A
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JPS61263822A (ja
Inventor
Takashi Tanaka
Yukio Shibata
Shin Pponda
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP10633885A priority Critical patent/JPS61263822A/ja
Publication of JPS61263822A publication Critical patent/JPS61263822A/ja
Publication of JPH0557922B2 publication Critical patent/JPH0557922B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/24Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
    • B60H1/247Disposition of several air-diffusers in a vehicle for ventilation-air circulation in a vehicle cabin

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〓産業上の利用分野〓 本発明は車室内温度分布をよりきめ細かく調整
することのできる自動車用空気調和装置に関す
る。 〓従来の技術〓 感覚的にも生理的にも好ましくそして快適な居
住空間を得るためには、古くから言いならわされ
てきた身体の下部が相対的に身体上部に較べて温
かい、いわゆる頭寒足熱状態を実現する必要があ
り、昨今では自動車の車室内空調用装置にもこの
ような頭寒足熱機能が求められつつある。対応策
の一つとして例えば実開昭58−76412などにみら
れるように、被空調空気の吸入口と吹出口を備
え、内部に吸排気用ブロワ、空気の加熱または冷
却用熱交換器、冷風と温風を適宜に調和させて吹
出空気温度を調節するためのエアミツクスダンパ
等を納めた空調用ダクトの内部を区画壁によつて
空気の流れ方向に均等に2分割して形成された2
つの通風路のそれぞれに、各独立的に調整された
空気を吹出させる機能を与え、この吹出空気に車
室内上部空間と車室内下部空間の空調仕事を分担
して行わせる方法が提案されている。 〓発明が解決しようとする問題点〓 上記の如き、空調用ダクト内を2分割してそれ
ぞれに空調機能を有する2つの通風路を形成させ
る方法は、車室内上部空間と下部空間への各々の
吹出空気温度をよりきめ細かく調節させられる点
において有効であるが、車室内に吹出された空気
が消費された熱エネルギーを補給すべく再循環す
るために空調用ダクト内に帰還する際の吸入口は
共通しているので、空調用ダクトの吹出口から吐
出され車室内をめぐつて吸入口に戻る2つの空気
流の循環経路まではコントロールすることができ
なかつた。 本発明は車室内の上部空間と下部空間にそれぞ
れ独立した空調用空気の循環流を形成せしめるこ
とによつて、より理想的な頭寒足熱型空調状態を
より明確に生成せしめると共に、このような空調
状態をよりきめ細かくコントロールすることので
きる自動車用空気調和装置を提供することを目的
とする。 〓問題点を解決するための手段〓 上記目的を達成するために本発明の自動車用空
気調和装置は、車内または車外空気の切換導入手
段を付設した吸入口と、上部吹出口および下部吹
出口などの吹出口群とを有するダクト内に、上流
側から順次、前記吸入口に連接するブロワ、空調
用熱交換器、前記吹出口群の選択的開閉用ダン
パ、並びにエアミツクスダンパなどを納めてなる
自動車用空気調和装置において、前記ブロワの吸
気口部を、車室内上部空気の吸入域と車室内下部
空気の吸入域に区切るための、ブロワ吸気口部仕
切手段と、車室内上方に設けられて、前記上部空
気吸入域に連通し、前記上部吹出口と組合わせて
車室内上部循環空気流を生じさせるための上部内
気吸入口と、車室内下方に設けられて、前記下部
空気吸入域に連通し、前記下部吹出口と組合わせ
て車室内下部循環空気流を生じさせるための下部
内気吸入口と、前記空調用ダクト内に設けられ
て、該ダクト内を前記上部吸入域から上部吹出口
に至る第1の通風路と、前記下部吸入域から下部
吹出口に至る第2の通風路とに2分割するための
区画壁とを備える構成を採用した。 〓作用〓 上記の如き構成からなる本発明の自動車用空気
調和装置は、空気の切換導入手段が内気導入側に
切換られている状態のもとにおいて、上部内気吸
入口からブロワによつて吸入された空気は、ブロ
ワの吸入口部に至つて上部吸入域に吸い込まれ、
空調用ダクト内の第1の通風路を通過する間に空
調用熱交換器およびエアミツクスダンパ等の働き
によつて所望の吹出温度と吹出量に調節されたう
え、上部吹出口から吐出される。吐出空気は風圧
によつて車室内に拡散された後、上部吹出口によ
り近い位置に設けられ上部吸入口に吸引されて、
車室内上部空間に一つの空調用循環空気流が形成
される。 一方、下部内気吸入口から吸入された空気は同
様にして第2の通風路を通過する間に温度と吹出
量を調節されて下部吹出口から吐出された後、こ
の吹出口により近い位置に設けられた下部吸入口
に吸引されて車室内下部空間に別の空調循環空気
流が生成して、車室内の上部空間と下部空間とを
ほぼ完全に独立的に空調制御させられる。 〓実施例〓 以下に付図に示す実施例に基づいて本発明の構
成を具体的に説明する。 第1図は本発明装置の一実施例としての装置の
全体構成を説明した模式図であつて、Aは空調用
ダクト、Bは車内または車外空気の切換導入手段
部分(当業界でいう内外気切換箱)、C1、C2
は内気吸入用ダクトユニツト部分、D1、D2は
空調済空気の吹出用ダクトユニツト部分であり、
空調用ダクトAは更にブロワケース部分A1と、
クーリングケース部分A2とヒータケース部分A
3を連接させて構成されている。図中の符号を順
次説明すると、1は空調用ダクトケーシングで上
記の如く3部分の接合体からなる。3は冷風発生
用熱交換器としてのエバポレータであり車載冷凍
装置から冷媒の循環供給をうける。4は温風発生
用ヒータコアでありエンジン冷却温水の循環供給
を受ける。16と17はその温水配管、7は上部
吹出口、7aと71はその延長用ダクトと吹出グ
リル、8は下部吹出口、8aと81はその延長用
ダクトと吹出グリルである。10は空調用ダクト
ケーシング1の内部を通風方向に沿つて2分割す
るための区画壁であつてaおよびbはそれぞれこ
の区画壁の設置によつて形成された第1通風路と
第2通風路であり、第1通風路aは車室内上部空
間の空調空気を調温し、第2通路bは車室内下部
空間を空調するための空気を調温する役目を有し
ている。 この区画壁10を空調用ダクトケーシング1内
に設置する位置は、冷風発生用熱交換器3の上流
側では、第2通風路bをたどる空気よりも第1通
風路aをたどる空気の方がより強く冷やされるよ
うに第1通風路aの横断面積を相対的により広く
採り、また冷風発生用熱交換器3の下流側から温
風発生用熱交換器4の下流側に至る間は、第1通
風路aをたどる空気よりも第2通風路bをたどる
空気がより多量の熱エネルギーを吸収するよう
に、第2通風路bの断面積を第1通風路aに較べ
て相対的に広く採るように配慮することが望まし
い。5と6は第1および第2通風路内にそれぞれ
れ配設されているヒータコア4の空気入口部に取
付けたエアミツクスダンパである。11ははデフ
ロスト吹出口でフロントガラスの曇り止め用空気
を吹出す。12は区画壁10の下流側端部に設け
た第1および第2通風路の連通口、13は上部吹
出口7とデフロスト吹出口11とを選択的に開閉
させるための上部〜デフロスト吹出口切換用ダン
ンパ、14は下部吹出口8と連通口12との開閉
切換用ダンパ、15はデフロストダンパである。
20は渦巻型のブロワケーシング、21はその吸
気口部、32は吸気口部21を車室内上部空気の
吸入域21aと車室内下部空気の吸入域21bと
に区切るための仕切手段としての仕切板である。
30は車内または車外空気の切換導入手段として
の、内外気切換弁の弁座機能を有する内外気切換
箱であり、後に詳述する円筒状弁体31を嵌合さ
せるための筒壁面30Cを備えており、この筒状
空隙の一方の筒端開口がブロワケーシング20の
吸気口部21に臨んでいる。 70は上部内気吸入口、80は下部内気吸入口
であり、70aと80aはこれら吸入口をそれぞ
れブロワケーシング20の吸気口部21の上部空
気吸入域21aと下部空気の吸入域21bに連通
させるための連通用ダクト、111はデフロスト
吹出グリル、11aはデフロストダクトである。 第2図と第3図はそれぞれブロワケース部分A
1の正面方向縦断面図と、第2図のニ−ニ方向断
面図であつて、22は圧縮空気の吐出口、26は
渦巻型ブロワケーシング20のノーズ部、27は
ケーシング20内を吐出口22に向かつて流れる
空気流をより明確に2つの流れに分割させるため
の分流用ガイドであり、23はブロワフアン2の
駆動用モータである。 第4図はブロワケース部分A1と内外気切換箱
Bとの接合状態と、内外気切換弁の具体的構造を
例示した分解斜視図であつて、30は円筒状の内
外気切換箱、30aと30bは内外気切換箱30
の周壁面に設けられた外気吸入口と内気吸入口で
あり、切換箱30の一方の解放筒端30dはブロ
ワケーシング20の吸気口部21にビス37を用
いて連結される。31は円筒状弁体であつて、そ
の一方の解放側筒端部31dがブロワケーシング
の吸気口部21に臨むようにして内外気切換箱3
0内に回動可能に嵌入されいている。この円筒状
弁体31にはその内空部を筒軸方向に沿つて2等
分する如くして、前述の仕切壁32がはめ込まれ
て内部は2つの区画室31bと31cに区切られ
ており、この2つの区画室に均等にまたがるよう
にして、且つ弁体が回動された時内外気切換箱3
0に設けられた外気吸入口30aまたは内気吸入
口30bと合致されられる位置関係を保たせて、
筒壁面に弁口31aが設けられており、筒状弁体
31の他方の筒端部は端面板31eによつて封止
されている。ブロワケーシング20、弁体31お
よび内外気切換箱30はいずれも硬質合成樹脂な
どを成形して作成される。34は筒状弁体31の
回転軸、35は回転軸34に固着された回動用桿
である。 第5図は第1図に示された実施例装置の全体構
成を理解しやすくするための各構成ユニツト部分
の分解斜視図であつて、図中の符号は既述のそれ
と共通している。 第6図は第1図に示された装置の各空気吹出口
グリルおよび各吸気口が車室内のどの個所に設置
されているかを例示した、自動車の運転席前面部
分の見取図であつて、Fは計器盤、Gはステアリ
ングハンドルであり、図中の他の符号は前記のそ
れと共通している。 第7図は第6図に描かれた自動車運転席部分の
側面図であつて、図中の矢印イは上部循環空気流
を、矢印ロは下部循環空気流を、また矢印ハはデ
フロスト吹出モード時の循環空気流をそれぞれ模
式的に示している。 次に上記装置の作動を主として第1図、第6図
および第7図を参照しながらデフロスト、フエイ
ス、フツトおよびバイレベルの異なつた四種類の
空調空気吹出モードにに分けて以下に説明する。
但し、内外気切換導入用弁体31はいずれの作動
モードにおいても内気吸入側にセツトされている
ものとする。弁体31を外気吸入側にセツトした
場合には、外気導入による車室内換気作用が行わ
れると共に、ガラスに結露を生じやすい条件のも
とではガラスの曇り止め効果が得られる点が異な
つてくる。 なお表1に各吹出モード毎に各吹出口7,8,
11および連通口12の開閉状態、デフロストダ
ンパ15の作動、並びに2つのエアミツクスダン
パ5および6の作動の有様が如何に切換えられる
かを一覧表として示した。
【表】 〓デフロスト吹出モード〓 車室内に向けて開口する上部内気吸入口70と
下部内気吸入口80とからそれぞれれ吸入された
車室内循環用空気はそれぞれダクト70aとダク
ト80aを経てブロワ吸気口部21に到達し、仕
切壁32の存在によつて上部空気吸入域21aと
下部空気吸入域21bに分けへだてられながらブ
ロワフアン2の回転力によつてブロワ内に吸い込
まれ、前述の如くしてブロワケーシング20内を
吐出口22に向けて圧送されて行く間に2つの空
気流に分別された状態のもとに空調用ダクトケー
シング1内に押し込まれる。そしてケーシング内
に設置されている区画壁10の存在によつて、上
部吸入口70からの吸入空気は第1通風路aを、
また下部吸入口80からの吸入空気は第2通風路
bをたどつて、それぞれに先ず冷房用熱交換器3
を通過することによつてこの熱交換器が働いてい
る時には冷却作用および除湿作用を受け、次いで
エアミツクスダンパ5または6の作動域に流入す
ることによつて、これらダンパの回動位置如何に
よつて流入空気の全部ないしは一部がヒータコア
4を通過させられて所望温度に加熱される。両通
風路aおよびbにはそれぞれヒータコア4のバイ
パス用通風路(図示略)が設けられているので、
ヒータコア4の出口部において、ヒータコアの通
過空気とバイパス通気路をたどつた冷風は合流
し、ここで最終的な吹出し空気温度に達する。こ
の吹出モードでは、両エアミクスダンパ5と6は
連通関係に保たれているので、通風路aとbをた
どつた空気の吹出し温度は同一となる。装置操作
用パネルのツマミをデフロストモード位置に設定
したことによつて装置の各可動部分は1に示され
た状態にセツトされているので、第2通風路bを
たどつた空気は連通口12を通り抜けて第1通風
路内の空気と合流し、デフロスト吹出グリル11
1からフロントガラスKに沿つて上向きに吹き出
される。その後下降に転じた空気は第7図に矢印
ハで示された如き経路をたどつて吹出グリル11
1により近い上部吸入口70から再循環のために
ブロワフアン2の吸引力によつて吸い込まれる流
路をたどつてフロントガラスKの曇り止め効果が
得られると共に車室内空間の空調が行われる。 〓フエイス吹出モード〓 車室内上部空間つまり乗員の上半身が位置する
領域に空調用循環空気流を生じさせる吹出しモー
ドであつて、装置可動部分は表1の如くセツトさ
れているので、上記デフロストモード同様にして
2つの通風路aおよびbの末端で合流した空気
は、開かれている唯1つの上部吹出口7からダク
ト7aをたどつて上部吹出グリル71から車室内
上部空間に吹き出された後、この吹出口により近
い吸入口である上部吸入口70に吸い込まれる図
中に矢印イで示された如き上部循環空気流が生成
される。 〓フツト吹出モード〓 車室内の下部空間つまり乗員のひざより下方の
足元空間に強い下部循環空気流を、また上部空間
に弱い上部循環空気流を生じさせるための空調モ
ードであつて、装置の可動部分は表1の如く作動
し、連通口12は閉ざされ、下部吹出口8が開
き、デフロスト吹出口11も開かれているが、こ
の吹出口の開口面積より狭い表面積をもつたデフ
ロストダンパ15がデフロスト吹出口11のかな
りの面積をふさいでいるので、下部吹出口8から
は相対的に多量の空調済空気がダクト8aを経て
下部吹出グリル81に向けて吹出され、デフロス
ト吹出口11からは相対的に少量の空調済空気が
デフロスト吹出グリル111に向けて吹出され
る。このモード時には図中に矢印ロで示された如
き下部循環空気流が形成される。必要に応じてデ
フロスト吹出口11は閉鎖することもできる。 〓バイレベル吹出モード〓 車室内上部空間への空調済空気を供給する役目
を帯びた第1通風路aと車室内下部空間を空調す
る役目を帯びた第2通風路bとの調温および吹出
量調節機能をそれぞれ個別的に制御することによ
つて車室内の温度分布、ことに上下方向の温度差
を極めてきめ細かく調節することを可能とし、理
想的ないわゆる頭寒足熱状態を実現させられる空
調モードであつて、両通風路aおよびbにそれぞ
れ設置されたエアミツクスダンパ5と6は計器盤
F部分に取付けられた装置制御パネル(図示略)
の操作用ツミを操作することによつて各々独立的
に回動させられるので、第1通風路aのヒータコ
ア4を通過して吹出される空調済空気と、第2通
風路bからヒータコア4を通過して吹出される空
気との間には、ヒータコア4への給熱能力の限度
内において広い範囲にに亘つて任意の温度差を与
えることができる。 この空調モード時には原則として、上部〜デフ
ロスト吹出口切換ダンパ13はデフロスト吹出口
11を閉ざし、連通口12もダンパ14によつて
閉ざされて、装置の可動部分は表1に示された状
態にセツトされるので第1通風路a内で空気調和
が行われた空気は、上部吹出口7からダクト7a
を通つて上部吹出グリル71から車室内上部空間
に向けて吹き出される。また第2通風路b内で空
気調和作用を受けた空気は、下部吹出口8からダ
クト8aを通つて下部吹出グリル81から車室内
下部空間に向けて吹き出される。そして上部吹出
空気流はすでに説明したように、車室内上部空間
を循環した後、上部吸入口70に吸入され、下部
吹出し空気流は下部吸入口80に吸い込まれるの
で、上下両吹出し空気流が1つの吸入口を共用す
る従来のバイレベル空調モードを備えた空調装置
と異なつて第7図の矢印イまたはハで説明的に示
された上部循環空気流と矢印ロで示された下部循
環空気流とはほとんど混じり合う余地なく確然と
分別されることになり、より強調された頭寒足熱
状態を容易に作り出すことができる。そしてこの
ように上部の比較的冷たい空気と下部の比較的温
かい空気との好ましからざる混和が避けられると
いうことは、必要とする温風または冷風を循環供
給するための無駄なエネルギー浪費を押さえられ
ることを意味するので、装置の省動力運転が可能
となり、少なからぬ副次的な効果がもたらされ
る。なおこの空調モード時において、必要に応じ
て上部〜デフロスト吹出切換ダンパ14によつて
上部吹出口7を閉ざし、且つデフロストダンパ1
5を開放させることによつて、上部吹出口7より
上方に位置するデフロスト吹出グリル111から
通風路a内で作り出された冷風を吹き出させるよ
うにすれば、乗員の個人的な好みにもよるが、よ
り快適な頭寒足熱型空調状態が得られる。 また上記実施例ではブロワフアン2は空調用ダ
クトケーシング1の最上流側に位置させたいわゆ
る押し込みタイプの使われ方がされているが、下
流側の適宜の個所に吸い込みタイプのブロワを設
置してもよく、この種の設計の部分的変更は必要
に応じて適宜に施しても本発明装置の機能的特長
が損われないことは勿論である。 〓発明の効果〓 上記の如き構成を備えた本発明装置は、ブロワ
の吸気口部が仕切手段によつて2つの吸入域に分
別されており、各吸入域は車室内に設けられた上
部および下部の2つの内気吸入口に連なつている
ので、従来のいわゆるバイレベル空調モード、つ
まり車室内上部への吹出空気と下部吹出空気の温
度をそれぞれ個別的に制御させる作動モードが可
能であることは勿論であるうえに、従来のバイレ
ベル空調方式の如く内気循環用吸入口が唯1つし
か備えられていない空調装置に較べると、車室内
上部循環空気流と下部循環空気流の流れをはるか
に確然と分別させることが可能となつて理想的な
頭寒足熱空調状態がより容易に実現され、且つよ
りきめ細かい空調状態の制御を行える。 また上部冷気と下部暖気の無益な混和が避けら
れるので、装置の作動効率が向上され、省エネル
ギー運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例装置の模式的構成
説明図、第2図はブロワケースの正面方向縦断面
図、第3図は第2図のニ−ニ方向断面図、第4図
はブロワケースとこのケースに組付けられた内外
気切換箱の分解斜視図、第5図は第1図に示され
た装置の分解斜視図、第6図は第1図に示された
装置の各空気吹出グリルと各吸入口との車室内へ
の配設状態を例示した、自動車運転席前面部分の
見取図、第7図は第6図に描かれた運転席部分の
側面図である。 図中、1……空調用ダクト、3……エバポレー
タ、4……ヒータコア、7……上部吹出口、8…
…下部吹出口、10……区画壁、20……ブロワ
ケーシング、21……ブロワ吸気口部、21a…
…車室内上部空気吸入域、21b……車室内下部
空気吸入域、30……内外気切換箱、31……弁
体、32……仕切手段(仕切壁)、70……上部
内気吸入口、71……上部吹出グリル、80……
下部内気吸入口、81……上部吹出グリル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車内または車外空気の切換導入手段を付設し
    た吸入口と、上部吹出口および下部吹出口などの
    吹出口群とを有するダクト内に、上流側から順
    次、前記吸入口に連接するブロワ、空調用熱交換
    器、前記吹出口群の選択的開閉用ダンパ、並びに
    エアミツクスダンパなどを納めてなる自動車用空
    気調和装置において、 (イ) 前記ブロワの吸気口部を、車室内上部空気の
    吸入域と車室内下部空気の吸入域に区切るため
    の、ブロワ吸気口部仕切手段と、 (ロ) 車室内上方に設けられて、前記上部空気吸入
    域に連通し、前記上部吹出口と組合わせて車室
    内上部循環空気流を生じさせるための上部内気
    吸入口と、 (ハ) 車室内下方に設けられて、前記下部空気吸入
    域に連通し、前記下部吹出口と組合わせて車室
    内下部循環空気流を生じさせるための下部内気
    吸入口と、 (ニ) 前記空調用ダクト内に設けられて、該ダクト
    内を前記上部吸入域から上部吹出口に至る第1
    の通風路と、前記下部吸入域から下部吹出口に
    至る第2の通風路とに2分割するための区画壁
    とを備えたことを特徴とする自動車用空気調和
    装置。 2 前記第1の通風路と第2の通風路の横断面積
    を相異させられるように、前記区画壁の取付け位
    置が設定されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の自動車用空気調和装置。
JP10633885A 1985-05-17 1985-05-17 自動車用空気調和装置 Granted JPS61263822A (ja)

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JP10633885A JPS61263822A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 自動車用空気調和装置

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JPS61263822A JPS61263822A (ja) 1986-11-21
JPH0557922B2 true JPH0557922B2 (ja) 1993-08-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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