JPH0557914A - 圧電素子型印字エレメントの駆動方法 - Google Patents
圧電素子型印字エレメントの駆動方法Info
- Publication number
- JPH0557914A JPH0557914A JP21991991A JP21991991A JPH0557914A JP H0557914 A JPH0557914 A JP H0557914A JP 21991991 A JP21991991 A JP 21991991A JP 21991991 A JP21991991 A JP 21991991A JP H0557914 A JPH0557914 A JP H0557914A
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- JP
- Japan
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- piezoelectric element
- printing
- frequency
- element type
- driving
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- Withdrawn
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-
- H01L41/09—
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、圧電素子型アクチュエータを備え
た圧電素子型印字エレメントの駆動方法に関し、高速駆
動を効果的に行うことのできる圧電素子型印字エレメン
トの駆動方法を提供することを目的としている。 【構成】 圧電素子型印字エレメントは、拡大機構部1
と圧電素子型アクチュエータ2とを備え、圧電素子型ア
クチュエータ2の変位を拡大機構部1により拡大して印
字を行うようになっている。圧電素子型アクチュエータ
2は、拡大機構部1のばね部5の固有振動数の1.1〜
1.3倍の周波数で駆動される。
た圧電素子型印字エレメントの駆動方法に関し、高速駆
動を効果的に行うことのできる圧電素子型印字エレメン
トの駆動方法を提供することを目的としている。 【構成】 圧電素子型印字エレメントは、拡大機構部1
と圧電素子型アクチュエータ2とを備え、圧電素子型ア
クチュエータ2の変位を拡大機構部1により拡大して印
字を行うようになっている。圧電素子型アクチュエータ
2は、拡大機構部1のばね部5の固有振動数の1.1〜
1.3倍の周波数で駆動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子型アクチュエ
ータを備えた圧電素子型印字エレメントの駆動方法に関
するものである。
ータを備えた圧電素子型印字エレメントの駆動方法に関
するものである。
【0002】ワイヤドットプリンタにおいては、印字速
度の高速化に伴い、印字エレメントのアクチュエータと
して圧電素子が使用される傾向にある。
度の高速化に伴い、印字エレメントのアクチュエータと
して圧電素子が使用される傾向にある。
【0003】
【従来の技術】本発明が適用される圧電素子型アクチュ
エータを備えた圧電素子型印字エレメントは、図3に示
すように、拡大機構部1と、積層形の圧電素子を用いた
圧電素子型アクチュエータ2と、ベース部3とで構成さ
れている。
エータを備えた圧電素子型印字エレメントは、図3に示
すように、拡大機構部1と、積層形の圧電素子を用いた
圧電素子型アクチュエータ2と、ベース部3とで構成さ
れている。
【0004】拡大機構部1は、アーマチュア4と、板ば
ね5A,5Bより成るばね部5とを備え、板ばね5A,
5Bの一端はアーマチュア4の基部に接続されている。
アーマチュア4にはビーム6が連結され、該ビーム6の
先端にはワイヤ7が取り付けられている。
ね5A,5Bより成るばね部5とを備え、板ばね5A,
5Bの一端はアーマチュア4の基部に接続されている。
アーマチュア4にはビーム6が連結され、該ビーム6の
先端にはワイヤ7が取り付けられている。
【0005】アクチュエータ2は、図4に詳細を示すよ
うに、積層形の圧電素子8と、該圧電素子8の両端に固
定されたブロック9,10と、圧電素子8に予圧を付与
する1対のスプリング11から成り、上記板ばね5Bの
他端はブロック9に接続している。
うに、積層形の圧電素子8と、該圧電素子8の両端に固
定されたブロック9,10と、圧電素子8に予圧を付与
する1対のスプリング11から成り、上記板ばね5Bの
他端はブロック9に接続している。
【0006】ベース部3は、基部3aと先端部3bを備
え、基部3aにはブロック10が固定され、先端部3b
には板ばね5Aの他端が接続されている。
え、基部3aにはブロック10が固定され、先端部3b
には板ばね5Aの他端が接続されている。
【0007】印字に際しては、圧電素子8に駆動電圧を
印加し、10数ミクロンの歪を発生させてブロック9を
押し上げる。そこで、アーマチュア4はばね部5の略中
央を回動中心として回動し、アーマチュア4にビーム6
を介し固定されたワイヤ7は動作拡大されて数100ミ
クロン突出する。その結果、ワイヤ7は、図示を省略し
たインクリボン及び用紙を介しプラテンを撃打してドッ
トを形成する。
印加し、10数ミクロンの歪を発生させてブロック9を
押し上げる。そこで、アーマチュア4はばね部5の略中
央を回動中心として回動し、アーマチュア4にビーム6
を介し固定されたワイヤ7は動作拡大されて数100ミ
クロン突出する。その結果、ワイヤ7は、図示を省略し
たインクリボン及び用紙を介しプラテンを撃打してドッ
トを形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この圧電素子型印字エ
レメントは、従来、拡大機構部のばね部の固有振動数よ
り低い周波数で駆動されており(駆動周波数が固有振動
数に近づくとばね部に共振が起こるため)、高速化の点
でより一層の改善が要望されている。
レメントは、従来、拡大機構部のばね部の固有振動数よ
り低い周波数で駆動されており(駆動周波数が固有振動
数に近づくとばね部に共振が起こるため)、高速化の点
でより一層の改善が要望されている。
【0009】本発明は、高速駆動を効果的に行うことの
できる圧電素子型印字エレメントの駆動方法を提供する
ことを目的としている。
できる圧電素子型印字エレメントの駆動方法を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明では、圧電素子型アクチュエータの変位を、
アーマチュアとばね部より成る拡大機構部により拡大し
て印字を行う圧電素子型エレメントの駆動方法におい
て、前記圧電素子型アクチュエータを、前記拡大機構部
のばね部の固有振動数の1.1〜1.3倍の周波数で駆
動するようにしたことを特徴とする構成とする。
め、本発明では、圧電素子型アクチュエータの変位を、
アーマチュアとばね部より成る拡大機構部により拡大し
て印字を行う圧電素子型エレメントの駆動方法におい
て、前記圧電素子型アクチュエータを、前記拡大機構部
のばね部の固有振動数の1.1〜1.3倍の周波数で駆
動するようにしたことを特徴とする構成とする。
【0011】また、共振系を有する印字エレメントの駆
動方法において、前記共振系の固有振動数の1.1〜
1.3倍の周波数で印字エレメントを駆動するようにし
たことを特徴とする構成とする。
動方法において、前記共振系の固有振動数の1.1〜
1.3倍の周波数で印字エレメントを駆動するようにし
たことを特徴とする構成とする。
【0012】
【作用】駆動周波数が拡大機構部のばね部の固有振動数
の1.1〜1.3倍になっているため、共振は問題にな
らない。しかも、印字時にワイヤがプラテンを撃打する
力、すなわち印字圧先頭値はほとんど低下しない。従っ
て、圧電素子型印字エレメントを効果的に高速駆動する
ことが可能である。また、一般的に、共振系を有する印
字エレメントの場合、該印字エレメントを、該共振系の
固有振動数の1.1〜1.3倍の周波数で駆動すること
によって、同様の作用,効果が得られる。
の1.1〜1.3倍になっているため、共振は問題にな
らない。しかも、印字時にワイヤがプラテンを撃打する
力、すなわち印字圧先頭値はほとんど低下しない。従っ
て、圧電素子型印字エレメントを効果的に高速駆動する
ことが可能である。また、一般的に、共振系を有する印
字エレメントの場合、該印字エレメントを、該共振系の
固有振動数の1.1〜1.3倍の周波数で駆動すること
によって、同様の作用,効果が得られる。
【0013】
【実施例】以下、図1及び図2に関連して本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【0014】本発明が適用される圧電素子型印字エレメ
ントは、図3に関連して前述したように、圧電素子型ア
クチュエータ2の変位を、アーマチュア4とばね部5よ
り成る拡大機構部1により拡大して印字を行うようにな
っている。この圧電素子型印字エレメントの駆動に際
し、本発明では、圧電素子型アクチュエータ2を拡大機
構部1のばね部5の固有振動数の1.1〜1.3倍の周
波数で駆動する。この場合共振は問題にならない。
ントは、図3に関連して前述したように、圧電素子型ア
クチュエータ2の変位を、アーマチュア4とばね部5よ
り成る拡大機構部1により拡大して印字を行うようにな
っている。この圧電素子型印字エレメントの駆動に際
し、本発明では、圧電素子型アクチュエータ2を拡大機
構部1のばね部5の固有振動数の1.1〜1.3倍の周
波数で駆動する。この場合共振は問題にならない。
【0015】ところで、拡大機構部1のばね部5の固有
振動数は、ベース部3を固定してビーム6を機械的に振
動させるか、または圧電素子8にステップ応答入力で印
加電圧を加えることによりビーム6を振動させるときに
発生する周波数である。この測定に際しては、ビーム6
の動作を光学的変位測定器により測定するか、または圧
電素子8に変位によって発生する電圧波形を測定する。
振動数は、ベース部3を固定してビーム6を機械的に振
動させるか、または圧電素子8にステップ応答入力で印
加電圧を加えることによりビーム6を振動させるときに
発生する周波数である。この測定に際しては、ビーム6
の動作を光学的変位測定器により測定するか、または圧
電素子8に変位によって発生する電圧波形を測定する。
【0016】図1は、圧電素子の駆動周波数と印字圧先
頭値との関係を示す。本図に明らかなように、ばね部の
固有振動f0 の1.1〜1.3倍の周波数で圧電素子を
駆動したときの印字圧先頭値は、周波数f0 で駆動した
ときと殆んど変らない。
頭値との関係を示す。本図に明らかなように、ばね部の
固有振動f0 の1.1〜1.3倍の周波数で圧電素子を
駆動したときの印字圧先頭値は、周波数f0 で駆動した
ときと殆んど変らない。
【0017】従って、圧電素子を1.1〜1.3f0 の
周波数で駆動することにより、圧電素子型印字エレメン
トを効果的に高速で作動させることが可能になる。
周波数で駆動することにより、圧電素子型印字エレメン
トを効果的に高速で作動させることが可能になる。
【0018】図2は圧電素子型印字エレメントの駆動回
路図で、印字エレメント駆動に際しては、パルス発生器
101より、上記要領で測定された固有振動数f0 の
1.1〜1.3倍の駆動周波数を出し、照合回路102
によりドットパターンから照合を行ってパルス発生器1
01とのANDをとり、ドライブ回路103に信号を送
って圧電素子型印字エレメントを駆動する。
路図で、印字エレメント駆動に際しては、パルス発生器
101より、上記要領で測定された固有振動数f0 の
1.1〜1.3倍の駆動周波数を出し、照合回路102
によりドットパターンから照合を行ってパルス発生器1
01とのANDをとり、ドライブ回路103に信号を送
って圧電素子型印字エレメントを駆動する。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、印
字圧先頭値を低下させずに駆動周波数をばね部の固有振
動数1.1〜1.3倍にとることができ、圧電素子型印
字エレメントを効果的に高速で駆動することが可能にな
る。また、本発明は、ばね等の効果を利用する共振系を
有する印字エレメント用の高速アクチュエータについて
適用しても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
字圧先頭値を低下させずに駆動周波数をばね部の固有振
動数1.1〜1.3倍にとることができ、圧電素子型印
字エレメントを効果的に高速で駆動することが可能にな
る。また、本発明は、ばね等の効果を利用する共振系を
有する印字エレメント用の高速アクチュエータについて
適用しても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【図1】本発明の実施例の圧電素子型印字エレメント駆
動周波数説明図である。
動周波数説明図である。
【図2】本発明の実施例の圧電素子型印字エレメントの
駆動回路図である。
駆動回路図である。
【図3】本発明が適用される圧電素子型印字エレメント
の側面図である。
の側面図である。
【図4】図3の要部を示す斜視図である。
1 拡大機構部 2 圧電素子型アクチュエータ 4 アーマチュア 5 ばね部 6 ビーム 8 圧電素子
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電素子型アクチュエータ(2)の変位
を、アーマチュア(4)とばね部(5)より成る拡大機
構部(1)により拡大して印字を行なう圧電素子型印字
エレメントの駆動方法において、 前記圧電素子型アクチュエータ(2)を、前記拡大機構
部(1)のばね部(5)の固有振動数の1.1〜1.3
倍の周波数で駆動するようにしたことを特徴とする圧電
素子型印字エレメントの駆動方法。 - 【請求項2】 共振系を有する印字エレメントの駆動方
法において、前記共振系の固有振動数の1.1〜1.3
倍の周波数で駆動するようにしたことを特徴とする圧電
素子型印字エレメントの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21991991A JPH0557914A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 圧電素子型印字エレメントの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21991991A JPH0557914A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 圧電素子型印字エレメントの駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557914A true JPH0557914A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16743079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21991991A Withdrawn JPH0557914A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 圧電素子型印字エレメントの駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557914A (ja) |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP21991991A patent/JPH0557914A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |