JPH0557822A - 製袋検査装置および方法 - Google Patents

製袋検査装置および方法

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JPH0557822A
JPH0557822A JP3225948A JP22594891A JPH0557822A JP H0557822 A JPH0557822 A JP H0557822A JP 3225948 A JP3225948 A JP 3225948A JP 22594891 A JP22594891 A JP 22594891A JP H0557822 A JPH0557822 A JP H0557822A
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image
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bag body
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JP3225948A
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English (en)
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Naoharu Yoshii
直治 吉井
Masaaki Takahashi
正明 高橋
Tomihisa Naito
富久 内藤
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S G ENG KK
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
S G ENG KK
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 袋体の異常内容を識別する。 【構成】 袋体の異常内容を示す種類情報および異常発
生位置を示す位置情報を記憶手段1000に記憶してお
く。画像処理手段2000の中の第3手段2300,第
4手段2400により実際の袋体の異常発生位置を検出
し、検出位置と、同じ位置に対応する種類情報を記憶手
段1000から読出すことで被検体の異常内容を識別す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製袋工程において製袋
材料を束ねて揃える際に、不揃い等の異常の発生を検出
し、その異常の種類内容を識別することの可能な製袋検
査装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショッピングバックなどの袋体を
製造する場合には、通常、合成樹脂等可撓性状のシート
またはチューブを順次、所定の長さに切断するととも
に、その切断部の前後部の少なくとも一方を溶着して1
枚の袋体を製造する。次に、所定枚数の袋体を積層し、
手提部分などを形成するための切除加工処理へ一括して
袋体の束を搬送している(特公平1−44145号公
報、実公昭59−33634号公報参照)。
【0003】このような袋体の加工プロセスにおいて、
袋体を束ねて揃える際に、不揃い等の異常が発生するこ
とがある。
【0004】不揃いが発生する原因としては、袋体が束
ねられるために、積層される際に、図12に示したよう
にAは正常状態であるが、B〜Hのような異常原因があ
る。すなわち、袋体の左端,右端,中央部,全体的まく
れや、左端,右端,部分的縦折れ等の折れや、波打ち等
や、前後左右の片寄り等による位置ずれ等が発生する。
これが原因となって、袋体を束ねた時に図13に示した
ようにAは正常状態、B〜Hのような異常状態となる。
すなわち、折れや、右左前後のずれ等の欠陥を持った袋
体を含む不揃いの束となる。
【0005】このような異常が発生した場合、次工程の
手提部分などの切除加工工程において、形状不良の袋体
の加工を行ってしまったり、他の袋体の手提部の形状を
変化させてしまうことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状態を防止
するためには、搬送途中において製袋対象の袋体の形状
を人間により確認していたが、人間の眼では袋体の細い
寸法不良などは検出できず、また、積層化された袋体を
1枚ずつ検査することは至難であるという不具合があっ
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、束ね、揃えられた製袋材料の不揃い等の異常の有無
を判別するのみならず、操作者が異常部分を目視確認前
に知ることができる製袋検査装置および方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明装置は、被検体たる袋体を撮像する撮
像手段と、該撮像手段の撮像結果の中の複数箇所から、
当該袋体の形状についての特徴を表わす第1パラメータ
を抽出する第1手段と、当該抽出された第1パラメータ
と、正常形状について予め定めた第2パラメータとを一
致比較することにより前記袋体の異常の有無を判定する
第2手段と、前記袋体に異常有りの判定結果が得られた
場合には、当該袋体の異常内容を識別する第3手段とを
有する画像処理手段とを具えたことを特徴とする。
【0009】また、本発明の装置は、袋体の形状異常に
ついての種類内容を示す種類情報と、該種類情報の種類
毎に、異常発生位置を示す位置情報とを互いに関連付け
て記憶しておく記憶手段をさらに有し、前記第3手段は
前記撮像結果の中の袋体画像において、前記第1パラメ
ータと前記第2パラメータとが不一致となる位置を検出
し、当該検出された位置と同一の位置を示す位置情報に
関連の種類情報を、前記袋体の異常内容の識別結果とし
て前記記憶手段から読出すことを特徴とする。
【0010】本発明方法は、被検体たる袋体を撮像装置
により撮像し、該撮像装置の撮像結果の中の複数箇所か
ら、当該袋体の形状についての特徴を表わす第1パラメ
ータを画像処理装置により抽出し、当該抽出された第1
パラメータと、正常形状について予め定めた第2パラメ
ータとを、前記画像処理装置において一致比較すること
により前記袋体の異常の有無を判定し、前記袋体に異常
有りの判定結果が得られた場合には、当該袋体の異常内
容を識別することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、製袋工程における袋体の異常に
は、折れ,束の不揃い,形状不良等があり、撮像結果と
して得られる袋体画像の形状が正常形状から変化するこ
と、また、異常発生箇所が上記異常内容毎に異なること
に着目し、画像処理手段により被検体の袋体の異常の有
無を検出する。次に異常有りを検出した場合に異常内容
を識別するようにしたので、操作者は袋体の目視確認す
べき異常部分を目視前に知ることができる。さらに、次
に検出した異常部分の位置に対応した異常の種類情報を
記憶手段から読出すことで、袋体の異常内容を自動的に
識別することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1は本発明実施例の基本構成を示す。
【0014】図1において1000は袋体の形状異常に
ついての種類内容を示す種類情報と、該種類情報の種類
毎に、異常発生位置を示す位置情報とを互いに関連付け
て記憶しておく記憶手段である。
【0015】3000は被検体たる袋体を撮像する撮像
手段である。
【0016】2000は、該撮像手段の撮像結果の中の
複数箇所から、当該袋体の形状についての特徴を表わす
第1パラメータを抽出する第1手段2100と、当該抽
出された第1パラメータと、正常形状について予め定め
た第2パラメータとを一致比較することにより前記袋体
の異常の有無を判定する第2手段2200と、前記袋体
に異常有りの判定結果が得られた場合には、当該袋体の
異常内容を識別する第3手段2300とを有する画像処
理手段である。
【0017】本発明の説明に先立って、製袋機の構造を
図2,図3を用いて説明する。図2は製袋機の断面構造
を示す。図3は製袋機の離間工程部の外観を示す。
【0018】図3において、間欠送り機構2は、供給ロ
ール1から袋体の原材チューブを間欠的に供給する。
【0019】カッタ3は、間欠的に送り出された原材チ
ューブを静止状態において所定の長さで切断する。熱板
4は切断されたチューブの一方の開口部を熱溶着して底
部を形成する。
【0020】ニードルピン9は所定板数の袋体を積み重
ね、支持する。このニードルピン9は支持台11に付設
されている。プッシャー8は支持台11上の複数枚の袋
体を積層する。
【0021】密着防止機構13は、多数の離間板12を
羽根車状に円柱軸に取付けるように構成されている。離
間板12の回転により重合された複数枚の袋体を一枚ず
つ離間させる。
【0022】密着防止機構12の上部に光源7および撮
像装置6が設置されている。
【0023】撮像装置6には複数ラインを撮像可能なC
CD(固体撮像素子)カメラを用いている。撮像装置6
は、1枚ずつ離間された袋体の先端部からの光源7の反
射光を受光し、上記袋体の先端部Pの画像を電気信号
(以下、画像信号と略す)の形態で信号出力する。
【0024】被検対象の袋体の先端部を上方から見た形
状例を図4に示しておく。本実施例では図4の斜線によ
り示す部分が検査の対象部分となる。
【0025】次に、本発明を適用した袋体検査装置の回
路構成を図5のブロック図を用いて説明する。
【0026】図5において、袋体検査装置100は主
に、上述のCCDカメラ(本発明の撮像手段)6,画像
処理装置(本発明の画像処理手段)50から構成されて
いる。
【0027】CCDカメラ6では、被検体からの反射光
をレンズ6Eを介してCCD素子6Aに受光する。CC
D素子6Aはタイミング回路6Bの発生する同期信号に
同期して、1画面分の画像信号をサンプルホールド回路
6Cに出力する。
【0028】CCD素子6Aから出力される画像信号は
画素数が多数であるため、サンプルホールド回路6Cに
おいて、表示装置80などの画素位置に対応させた所定
画素位置の画像信号がサンプリングされる。サンプリン
グされた画像信号はアナログ−デジタル(A/D)変換
器6Dによりデジタル値で画素毎の明るさを示す画像信
号に変換される。
【0029】この画像信号は信号処理回路60におい
て、しきい値と比較され、袋体部分の画像をビット
“1”、袋体以外の周辺部をビット“0”で表わす2値
信号に変換されて、フィールドメモリ(RAM)61に
格納される。
【0030】CCDカメラ6の撮像結果を表示する場
合、フィールドメモリ61の画像信号がデジタル−アナ
ログ(D/A)変換され、ビデオアンプ63により増幅
されて、表示装置80に可視表示される。
【0031】袋体の検査を行う場合は、フィールドメモ
リ61の画像信号を、メモリコントローラ54により読
出して、中央演算装置(CPU)51へ入力する。
【0032】CPU51はバスを介して以下の回路と情
報の授受を行って画像処理装置の動作制御を行う他、本
発明に関わる、袋体の異常の有無判定処理および異常内
容の識別処理を行う。
【0033】プログラムリードオンリメモリ(ROM)
56にはCPU51が実行するシステム用の演算プログ
ラムが格納されている。
【0034】演算用メモリ55は、撮像結果から得られ
る袋体部分の面積が撮像領域(後述のウインドウ領域)
中に占める比率を算出するために用いる。すなわち、演
算用メモリ55に対して、袋体部分の面積値をアドレス
入力すると、面積比率がデータ出力される。
【0035】キーボードインターフェース52はキーボ
ード70と接続し、キーボード70から入力された情報
をCPU51に転送する。
【0036】入出力インターフェース53は外部タイミ
ング信号を受信して、CPU51に転送するとともに、
CPU51により行われた袋体検査の結果を外部装置に
出力する。上記外部タイミング信号としては、束ねられ
たたとえば100枚の袋体の分離の開始および終了を示
す信号および、袋体1枚毎の分離タイミングを示す信号
が用意されている。これらタイミング信号は製袋機を制
御するシーケンサから出力される。
【0037】ユーティリティープログラムRAM57に
は、袋体検査を行うための後述の処理手順および異常内
容を識別するための種類情報,位置情報が格納されてお
り、CPU51はこの処理手順に従って袋体1枚毎の検
査を行う。ユーティリティープログラムRAM57が本
発明の記憶手段として動作する。
【0038】その他、バスにはCPU51の演算データ
を一時格納するためのワークメモリ(不図示)が接続さ
れている。
【0039】このような構成において実行する袋体の検
査についての方法を次に説明する。
【0040】本実施例では100枚に束ねられた袋体を
密着防止機構13の離間板12(図3参照)により1枚
ずつ離間する際に各袋体先端部分をCCDカメラ6によ
り撮像する。
【0041】CCDカメラ6の撮像領域は上記袋体の先
端部分より広く設定してあり、図6に示すようにたとえ
ば9つのウインドウ領域が設けられている。
【0042】袋体が正常である場合その先端部分は図7
に示すように撮像領域の周辺部と平行であり、かつ、袋
体部分の面積と撮像領域との面積比率はある許容範囲内
に収まる。
【0043】本実施例では袋体の異常を検出する際に袋
体の形状、正確には、先端部分の形状および位置が、正
常状態と異なるか否かを判定することにより異常の有無
を判定する。また、形状およびその位置を表わすパラメ
ータとして、ウインドウ領域毎の袋体の面積比率を用い
る。この比率が許容範囲を超えるウインドウの位置(異
常発生位置)を検出することにより異常内容を識別す
る。
【0044】たとえば図7の左端まくれパターンのよう
な袋体の異常の場合は、左部分のウインドウW1〜W3
において、面積比率が許容範囲を超える。このような手
法を用いて、全てのウインドウ領域で面積比率が超える
場合は袋体の全体まくれ異常または寸法異常と判定す
る。
【0045】また、左端部のウインドウの面積比率が許
容範囲より大きく、右端部が許容範囲より小さい場合は
袋体の形状異常やまくれ異常と判定する。
【0046】このような検査方法を用いてCPU51に
より検査を行うための処理手順を図8,図9に示す。
【0047】以下、図8,図9の処理手順に従って、図
5の袋体検査装置100の動作説明を行う。
【0048】電源投入に応じて構成各部の初期設定がC
PU51の指示で行われる(図8のステップS10)。
次に、CPU51は入出力インターフェース53の外部
タイミング信号を読取り、袋体束の離間が開始されたか
否かを判定する(図8のステップS11→S12→S1
3)。
【0049】袋体束の離間が開始されていない場合は、
図8のステップS11〜S13のループ処理を繰り返し
て、開始信号の入力を待つ。
【0050】袋体束の離間開始を図8のステップS13
で検知すると、次に、CPU51は手順をステップS1
4へ進め、袋体の1枚毎の離間開始タイミング信号の入
力を監視する。このタイミング信号の入力に応じて、C
PU51はメモリコントローラ54を介して、フィール
ドメモリ61にCCDカメラの撮像結果、すなわち、2
値画像信号を撮像の画素位置に対応させて展開記憶する
(図8のステップS14→S15)。
【0051】1画面の画像信号をフィールドメモリ61
に取込むと、次回の袋体の画像信号を取込むまでの間に
袋体検査を行う。すなわちCPU51は第1番目のウイ
ンドウに含まれる画像信号を順次に、メモリコントロー
ラ54を介して読出す。このとき、画像信号がビット
“1”かビット“0”であるかを判定し、ビット“1”
の判定結果が得られる毎にその回数を計数する。この計
数結果がウインドウの中に含まれる袋体部分を構成する
画素数すなわち、面積を表わす。
【0052】次に、CPU51は、演算メモリ55を用
いて計数された面積値をウインドウ面積に対する面積比
率に換算する。このときのCPU51が本発明の第1手
段として動作する。
【0053】この換算結果と予め定めた上下限しきい値
と比較することより、ウインドウ内の袋体部の面積比が
5〜89%の範囲内にあるか否かを判定する。5〜89
%の範囲内に面積比率があるときには、そのウインドウ
における袋体の形状は正常と判定し、次のウインドウに
ついての袋体の面積,面積比率の算出,異常の有無判定
を行う。
【0054】面積比率が5〜89%の範囲外にあるとき
には、CPU51はたとえば、面積比率が89%より大
きいか5%より小さいかを示す識別コード,エラー発生
の有無を示すフラグ情報および異常の発生したウインド
ウを示す識別コードをワークメモリに記憶した後、次の
ウインドウについての上述と同様の異常の有無判定を行
う(図8のステップS17)。
【0055】このときのCPU51が本発明の第2手段
として動作する。
【0056】このようにして、全てのウインドウについ
て、袋体の画像について形状のチェックを行う。次にC
PU51はワークメモリの異常有無情報を読出し、この
情報が異常有りを示した場合は、ステップS21のエラ
ー処理へ手順を進める(図8のステップS18→S2
1)。このエラー処理は異常発生の警告信号を製袋機に
出力すると共に、異常内容を識別する処理である。
【0057】この処理については後述する。
【0058】一方、各ウインドウの面積比率が許容範囲
にあることをワークメモリの異常無し情報により検出す
ると、CPU51は手順を図8のステップS18→S1
9へ進め、このステップにおいて、CPU51は隣接す
るウインドウの面積比率の偏差が23%以内かを全ウイ
ンドウについてチェックする。
【0059】偏差が23%を超えるウインドウを検出し
た場合は、袋体の形状に異常有りと判定し、そのウイン
ドウ番号をワークメモリに記憶した後、エラー処理手順
へ移行する(図9のステップS19→S20→S2
1)。
【0060】この第2番目の異常有無判定処理におい
て、袋体の異常が無いことが確認されると、CPU51
は手順を図8のステップS11へ戻し、ステップS11
〜S15→S14〜S15のハープ処理を行って次回の
検査タイミングになるのを待つ。ステップS15で検査
タイミングになったことを確認すると、CPU51は上
述と同様の処理手順で新たに離間された袋体の検査を行
う。
【0061】また、100枚分の袋体の離間が終了した
ことを終了信号の入力により検出すると、CPU51の
実行手順はステップS11〜S13のループ処理手順に
移行し、次の袋体束の到着を待つ。
【0062】さらに、電源断や、キーボード70からの
終了命令の入力により、CPU51は本制御手順を終了
する(図8のステップS11→エンド)。
【0063】次に、図9のステップS21におけるエラ
ー処理について図10のフローチャートを用いて説明す
る。
【0064】CPU51は入出力インターフェース53
を介してレベルオンの異常信号を判定信号として出力す
る(図10のステップS100)。この信号により製袋
機側では異常ランプを点灯したり、製袋処理を停止す
る。
【0065】次に、予め定めた異常パターン(図7参
照)とこのパターンに関連した異常ウインドウの発生位
置の関係を示す種類情報および位置情報(ユーティリテ
ィプログラムRAM57に格納)および、実際に発生し
た異常ウインドウの位置を用いて、CPU51は本発明
の第3手段として異常パターンを検出する。より具体的
には、ユーティリティプログラムRAM57の位置情報
と異常ウインドウの位置を比較し、位置の一致を見たと
きに、種類情報(たとえば図13のB〜Hの符号)をユ
ーティリティプログラムRAM57からCPU51によ
り読出す。この検出処理により判明した異常パターンは
CPU51の指示でメッセージ形態で表示装置80に表
示される(図10のステップS110〜S131)。な
お、本実施例では異常パターンおよび異常発生のウイン
ドウ位置については互いに関連付けてテーブル形態で、
ユーティリティプログラムRAM57に記憶しておく。
【0066】最後に今回実用試験に使用した装置につい
て説明する。
【0067】照明7は、一定の光量を供給できる物であ
れば、特に制限はなく、今回は、定格電圧100V,消
費電力最高35Wのフィラメント白熱球を使用した。
【0068】CCDカメラ6についても、特に制限はな
いが、有効画素水平512画素×垂直492画素で、蓄
積方式がフレーム蓄積による画像データメモリ方式,レ
ンズマウントCマウントの松下電工製ANB830を使
用した。レンズも特に制限はないが、、f=4.8,F
=1.4,Cマウントの松下電工製ANB843を使用
した。フォトセンサーについても特に制限はないが、フ
ォトインタラプト方式で投光用発光ダイオードが赤外発
光ダイオード(ピーク発光波長940nm)、受光素子
フォトトランジスタ(ピーク感度波長850nm),応
答周波数0〜1kHz保証,限界平均3kHz,電源電
圧DC5〜24V,消費電流最大35mAのオムロン製
TEE−S×672Aを使用した。
【0069】表示装置(モニタ)80は、入力信号方式
がコンポジット方式で、CRTが10インチミルキーホ
ワイト長残光の松下電工製ANB874を使用した。画
像処理装置100は、松下電工製ANB304を使用し
た。この装置は画像チェック機能として、ラインが最大
512本,折れ線,円ライン上の白/黒点数および帯数
のカウントチェック,円周上のエッジ探査機能を持つ。
ウインドウは、最大512個設定可能でウインドウ(多
角形・円)内の白/黒点数のカウントチェックを行うこ
とができる。パターンマッチング可能個数は、最大51
2個,ウインドウ(多角形)内のパターン比較・ずれ量
のカウントチェックを実行できるようにしている。特徴
抽出は、最大512個のウインドウ設定エリア内(方形
内)に含まれる複数個の対象物の個数,重心,面積周囲
長等の測定機能を持たせている。
【0070】検査時間としては、画像取り込み時間50
msec,検査処理時間平均100μsecとなった。
カメラ台数は、最大4台(有効画素:512×492画
素)まで接続可能である。
【0071】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、袋体形状の異常の有無を、袋体画像の形状チェック
により検出すると共に、異常の発生位置を検出して、異
常内容を自動識別することができる。
【0072】本実施例の他、次の例を実現することがで
きる。
【0073】1)本実施例では、袋体の形状チェックに
用いるパラメータとして、ウインドウ面積とウインドウ
内に含まれる袋体画像の面積との比率を算出している。
しかしながら、1画面分の中に含まれる袋体画像の縦横
の長さを複数箇所で計数し、計数した長さを上記パラメ
ータとして用いてもよい。
【0074】また、図11に示すように、基準線からの
袋体の輪郭線までの長さを計数し、パラメータとして用
いてもよこと勿論である。その他、袋体の輪郭線長さも
パラメータとして使用することができる。
【0075】被写体画像の長さを計数する画像処理は周
知であるが、参考までに紹介しておくと、特定方向に対
するビット“1”(またはビット“0”)の連続する画
素数を計数し、その計数結果が被写体画像の長さと対応
する。
【0076】本実施例のように面積比率をパラメータと
して用いると、雑音影響を受けにくく、形状の異なる袋
体に対してもCPU51の実行手順を変更する必要がな
いというメリットがある。反面、袋体の面積を計数する
のに時間がかかり、袋体の長さを計数する方が時間が短
いという特徴がある。
【0077】2)袋体画像における異常部分の検出には
ウインドウ手法以外の他の方法として次の方法が挙げら
れる。すなわち、正常な袋体輪郭線画像に対して許容幅
を持たせた帯状の輪郭線領域を予め設定し、メモリに記
憶しておく。次に、CCDカメラにより撮像された画像
の中から袋体の輪郭線画像を抽出する。抽出した輪郭線
画像が、メモリに格納した帯状の輪郭線領域に含まれる
場合は、正常と判定する。上記帯状の輪郭線画像に含ま
れない場合は、異常と判定し、その位置を検出する。
【0078】異常の検出位置に基づいて袋体の異常内容
を識別する処理については本実施例と同様である。
【0079】3)本実施例では詳細な記述はしないが、
異常形状の袋体の存在を検出したときは警報表示を行う
他、所定位置に袋体の束の排出装置(アクチュエータ)
を設置し、上記異常の検知により排出装置を作動させる
ことによって異常の袋体の束を取り除くようにしてもよ
い。
【0080】4)袋体の原材料となるシートまたはチュ
ーブの材質は、紙,布,皮,合成樹脂等、袋体として使
用される材質であれば、いずれでもよいが、合成樹脂材
料が好ましい。
【0081】なお、合成樹脂材料としては、分岐状低密
度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,高密度ポリ
エチレン,ポリプロピレン,その他エチレンとの共重合
体,ナイロン,ポリエステル,ポリスチレン,その他袋
体の材料として使用される合成樹脂材料を用いるとよ
い。
【0082】さらにこれら合成樹脂材料は1種または2
種以上の合成樹脂のブレンドでもよい。また、2種以上
の多層材料を使用してもよい。
【0083】さらに袋体の積層化のための封緘方法とし
ては、接着剤,熱融着,縫製等、封緘可能であればどの
ような手法を使用してもよい。さらに積層される袋体の
枚数は、2枚以上であれば、何枚であってもよいが、本
装置の効果を有効利用するためには、25枚以上の積層
が好ましい。
【0084】5)検査において形状の類似度の計算に用
いるデータには上述したように袋体の先端形状について
のパラメータの他袋体の全体形状についての長さ,周
長,面積等、形状の特徴を表わすパラメータのいずれか
を使用してもよく、検査精度に応じてデータの種類内容
を定めればよい。
【0085】正常の袋体に対する許容誤差は、袋体の形
状や後処理工程の加工精度に応じて任意に定めればよ
い。
【0086】このような許容誤差の入力には、許容誤差
限界の形状の袋体を撮像することにより検査装置に入力
してもよく、本実施例のように基準画像の入力と許容誤
差の数値入力を併用する場合とモード切換えを行うと多
種多様の入力処理が可能となる。
【0087】6)本実施例では袋体の異常の有無の判別
基準として隣接するウインドウの袋体の面積比率を用い
ているか、他に、ウインドウ内の袋体について最大面積
をもつものと、最小面積をもつものとの面積比率が許容
範囲内にあるか否かを判定することでも異常の有無を判
定することができる。
【0088】7)本実施例では異常検知のための種類情
報,位置情報をユーティリティプログラムに格納してい
るが、テーブル形態でフロッピーディスクに格納しても
よいこと勿論である。
【0089】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、袋体の束の中に含まれる形状不良の袋体を画像処理
により自動検出するだけでなく、異常内容の識別を行う
ようにしたので、人間による検査よりも検査精度が高
く、また、形状不良の袋体に対する後工程の加工を防止
することが可能となり、製造コストの低減に寄与する。
さらに異常の有無判別と異常内容の識別を別個に行うの
で、正常な袋体の確認処理時間は短くてよいという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の基本構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明実施例における製袋機の構造を模式的に
示す断面図である。
【図3】図2の製袋機の内部構造を部分的に示す斜視図
である。
【図4】本発明実施例における撮像位置を示す上面図で
ある。
【図5】本発明実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明実施例の撮像領域のウインドウ分割領域
を示す説明図である。
【図7】本発明実施例の異常発生位置および異常内容を
示す説明図である。
【図8】図5のCPU51が実行する処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】図5のCPU51が実行する処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】図5のCPU51が実行する処理手順を示す
フローチャートである。
【図11】本発明実施例の他のパラメータ例を示す説明
図である。
【図12】袋体の異常内容を示す説明図である。
【図13】図12の袋体の撮像結果を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 供給ロール 2 間欠送り機構 3 カッタ 4 熱板 6 CCDカメラ 7 光源(照明) 11 支持台 12 離間板 13 密着防止機構 50 画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 富久 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2−12−8 エス・ジーエンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体たる袋体を撮像する撮像手段と、 該撮像手段の撮像結果の中の複数箇所から、当該袋体の
    形状についての特徴を表わす第1パラメータを抽出する
    第1手段と、当該抽出された第1パラメータと、正常形
    状について予め定めた第2パラメータとを一致比較する
    ことにより前記袋体の異常の有無を判定する第2手段
    と、前記袋体に異常有りの判定結果が得られた場合に
    は、当該袋体の異常内容を識別する第3手段とを有する
    画像処理手段とを具えたことを特徴とする製袋検査装
    置。
  2. 【請求項2】 袋体の形状異常についての種類内容を示
    す種類情報と、該種類情報の種類毎に、異常発生位置を
    示す位置情報とを互いに関連付けて記憶しておく記憶手
    段をさらに有し、前記第3手段は前記撮像結果の中の袋
    体画像において、前記第1パラメータと前記第2パラメ
    ータとが不一致となる位置を検出し、当該検出された位
    置と同一の位置を示す位置情報に関連の種類情報を、前
    記袋体の異常内容の識別結果として前記記憶手段から読
    出すことを特徴とする請求項1に記載の製袋検査装置。
  3. 【請求項3】 被検体たる袋体を撮像装置により撮像
    し、 該撮像装置の撮像結果の中の複数箇所から、当該袋体の
    形状についての特徴を表わす第1パラメータを画像処理
    装置により抽出し、 当該抽出された第1パラメータと、正常形状について予
    め定めた第2パラメータとを、前記画像処理装置におい
    て一致比較することにより前記袋体の異常の有無を判定
    し、 前記袋体に異常有りの判定結果が得られた場合には、当
    該袋体の異常内容を識別することを特徴とする製袋検査
    方法。
JP3225948A 1991-09-05 1991-09-05 製袋検査装置および方法 Withdrawn JPH0557822A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017075835A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社 システムスクエア 包装体の検査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017075835A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社 システムスクエア 包装体の検査装置

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