JPH0557810U - 高周波コイル - Google Patents
高周波コイルInfo
- Publication number
- JPH0557810U JPH0557810U JP113437U JP11343791U JPH0557810U JP H0557810 U JPH0557810 U JP H0557810U JP 113437 U JP113437 U JP 113437U JP 11343791 U JP11343791 U JP 11343791U JP H0557810 U JPH0557810 U JP H0557810U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- terminals
- frequency coil
- chip element
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、チップ素子の仮止めを排除して、組
立作業を簡単にし、チップ素子の構成の自由度を確保す
ることにより、生産効率を向上せしめ、且つハンダ付け
の信頼性を向上させるようにした、高周波コイルを提供
することを目的とする。 【構成】基台11と、該基台を上下に貫通し且つ下端が
ピン状に突出している複数本の端子12,13と、該基
台上に取り付けられるコイル要素と、該基台上で、前記
端子に電気的に接続されるチップ素子14と、を備えて
いる、高周波コイル10において、上記各端子は、その
断面が方形に形成されていて、且つ該基台11の上面付
近の領域が、狭小部12a,13aとして細くなってお
り、該基台に装着されたとき、該基台から上方に突出し
ている上部12b,13bが、該狭小部で水平方向に折
曲せしめられ、この水平に折曲された上部に、チップ素
子の電極部が載置され、ハンダ付けされるように、高周
波コイルを構成する。
立作業を簡単にし、チップ素子の構成の自由度を確保す
ることにより、生産効率を向上せしめ、且つハンダ付け
の信頼性を向上させるようにした、高周波コイルを提供
することを目的とする。 【構成】基台11と、該基台を上下に貫通し且つ下端が
ピン状に突出している複数本の端子12,13と、該基
台上に取り付けられるコイル要素と、該基台上で、前記
端子に電気的に接続されるチップ素子14と、を備えて
いる、高周波コイル10において、上記各端子は、その
断面が方形に形成されていて、且つ該基台11の上面付
近の領域が、狭小部12a,13aとして細くなってお
り、該基台に装着されたとき、該基台から上方に突出し
ている上部12b,13bが、該狭小部で水平方向に折
曲せしめられ、この水平に折曲された上部に、チップ素
子の電極部が載置され、ハンダ付けされるように、高周
波コイルを構成する。
Description
【0001】
本考案は、基台上にコイル要素と共に、チップ素子を装着することにより、小 型化した、フィルター,RF,IF,OSC回路等の高周波コイルに関するもの である。
【0002】
従来、このような高周波コイルは、例えば、図3に示すように構成されている 。即ち、図3において、高周波コイル1は、樹脂成形されたほぼ直方体状の基台 2上に、例えば、図示しないコイルが巻回されたドラムコア,キャップコア等が 配設され、その全体が鎖線で示されたシールドケース3により覆われることによ り、構成されている。
【0003】 該基台2の互いに対向する縁部には、それぞれ2本の端子4,5が、それぞれ 該基台2の上面から上方に突出した状態で植設され、各端子4,5の下端は、そ れぞれ該基台2の下面から下方に突出して、ピン状に形成されており、図示しな いプリント基板等に実装する場合に、該プリント基板に設けられた孔に挿通され 、且つハンダ付けされることにより、固定されると共に、電気的に接続され得る ようになっている。
【0004】 上記基台2の上面から突出したそれぞれ対となる端子4,5のうち、一方の端 子、図示の場合、端子4の間には、図示のように、チップ素子、例えばチップコ ンデンサ6が、配設されている。このチップコンデンサ6は、例えば該端子4の 間で基台2の上面に、接着剤8を塗布することにより、仮止めされた後、該チッ プコンデンサ6の電極部と各端子4の上端付近とを互いにハンダ付けすることに より、固定されると共に、電気的に接続され得る(図5参照)。さらに、該端子 4,5には、上記コイル要素の巻線リード端末が巻回され、半田付け等により結 線される。
【0005】 このように構成された高周波コイル1は、プリント基板に設けられた孔に、各 端子4,5の下端を挿入し、該端子4,5をハンダ付けすることにより、上記プ リント基板上に実装され得る。
【0006】
しかしながら、このように構成された従来の高周波コイル1においては、チッ プコンデンサ6の接着剤による仮止めが必要であり、組立作業が複雑となって、 面倒であると共に、コストが高くなってしまい、また端子4の間隔と、該端子4 の間に配設するチップコンデンサ6の大きさを正確に合わせる必要があり、構成 の自由度が制限されてしまい、異なるチップコンデンサに対しては、別の構成の 基台2を用意しなければならず、生産効率が低下してしまうと共に、端子4は、 通常断面が円形に形成されていることから、該端子4とチップコンデンサ6の電 極部との接触面積が比較的小さく、従ってハンダ付けの信頼性があまり高くない という問題があった。
【0007】 本考案は、以上の点に鑑み、チップコンデンサ等のチップ素子の仮止めを排除 して、組立作業を簡単にすると共に、ハンダ付けすべきチップ素子の構成の自由 度を確保することにより、生産効率を向上せしめ、さらにハンダ付けの信頼性を 向上させるようにした、高周波コイルを提供することを目的としている。
【0008】
上記目的は、本考案によれば、コイル要素が装着されるべき基台と、該基台を 上下に貫通し且つ下端がピン状に突出している複数本の端子と、該基台上に取り 付けられるコイル要素と、該基台上で、前記端子に電気的に接続されるチップ素 子と、を備えている、高周波コイルにおいて、上記各端子は、その断面が方形に 形成されていて、且つ該基台の上面付近の領域が、狭小部として細くなっており 、該基台に装着されたとき、該基台から上方に突出している上部が、該狭小部で 水平方向に折曲せしめられ、この水平に折曲された上部に、チップ素子の電極部 が載置され、電気的に接続されることを特徴とする、高周波コイルにより、達成 される。
【0009】
上記構成によれば、各端子の断面が方形に形成されており、該端子が狭小部に て折曲せしめられることにより、水平に位置する該端子の上部に対して、チップ 素子の電極部が載置されるので、該チップ素子の電極部は、該端子の上部の方形 に形成された側面に載ることになる。
【0010】 従って、該電極部の該端子に対する接触面積が比較的大きいことから、該チッ プ素子の電極部の安定性が比較的高く、該チップ素子の仮止めが不要となり、而 もハンダ付けによって確実に固定され、電気的に接続され得ることとなり、ハン ダ付けの信頼性が向上することとなる。
【0011】 さらに、該チップ素子の電極部が、水平に位置せしめられた端子の上部に対し て、載置され且つハンダ付けされることから、該チップ素子の電極部の寸法に関 して、自由度があり、種々の大きさのチップ素子が装着され得ることにより、生 産効率が向上せしめられ得ることとなる。
【0012】
以下、図面に示した実施例に基づいて、本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案による高周波コイルの一実施例を示している。
【0013】 高周波コイル10は、樹脂成形されたほぼ直方体状の基台11上に、例えば、 図示しないコイルが巻回されたドラムコア,キャップコア等が配設され、その全 体が同様に図示しないシールドケースにより覆われることにより、構成されてい る。
【0014】 該基台11の一側(図面にて手前側)で長手方向に沿って並んで、2本の端子 挿入孔11aが、また他側(図面にて向こう側)で同様に長手方向に沿って並ん で、2本の端子挿入孔11bが、それぞれ基台11を上下に貫通するように、穿 設されている。
【0015】 そして、各端子挿入孔11a,11bは、該基台11の上面に設けられた長手 方向に該基台11を縦断する溝部11c,11dの底面に開口するようになって いる。各溝部11c,11dの中央付近は、その幅が広く形成されることにより 、チップ素子収容部11e,11fを構成している。
【0016】 各端子挿入孔11a,11bには、それぞれ端子12及び13が、圧入等によ り挿入される。該端子12,13は、それぞれ図示のように、断面が方形に形成 されていると共に、その上方付近の一部が、ツブシ等によって、狭小部12a, 13aとして細く形成されており、該基台11の各端子挿入孔11a,11b内 に圧入等により挿入されたとき、該狭小部12a,13aが、該溝部11c,1 1dの底面付近に位置するようになっている。
【0017】 さらに、このように各端子挿入孔11a,11b内に挿入された各端子12, 13は、例えば該溝11c,11d内に図示しない治具を例えば、水平方向に挿 入することにより、該狭小部12a,13aにて折曲せしめられる。尚、上記溝 11c,11dが、長手方向に該基台を縦断していることにより、折曲のための 治具の挿入が容易に行なわれ得ることになる。この折曲作業によって、該狭小部 12a,13aから上方の上部12b,13bが、該溝11c,11d内にて、 ほぼ水平に位置せしめられる。
【0018】 この際、該溝部11c,11dの底面は、好ましくは図2に示すように、中央 付近が最も低くなるように、僅かに傾斜した扁平なV字状に形成されており、こ れによって、上記折曲の際に、各端子12,13の上部12b,13bが、水平 よりも僅かに余分な角度だけ折曲せしめられることにより、折曲戻りがあったと しても、折曲後に該上部12b,13bが実質的に水平に位置するようになって いる。
【0019】 このように、該端子12,13の上部12b,13bが、該溝11c,11d 内で水平に折曲せしめられた後、一方のチップ素子収容部11e内に、チップコ ンデンサ14が挿入されることにより、該端子12,13の少なくとも一方の端 子、図示の場合には、端子12の水平な上部12b,13bの上に向いた側面上 に、チップコンデンサ14の電極部14a,14bが、それぞれ載置され、ハン ダ付けが行なわれる。
【0020】 その際、該チップコンデンサ14は、端子12の上部12bの上を向いた平坦 な側面上に載置されていると共に、該チップ素子収容部11eの側壁により挟持 されていることによって、安定して保持されることになる。
【0021】 従って、ハンダ付けの際のチップコンデンサ14の仮止めは、不要である。ま た、ハンダ付けは、例えば、上述した水平な端子12,13の上部12b,13 bの上を向いた側面のチップコンデンサ14の電極部が接触すべき部分に、クリ ームハンダを塗布しておくことにより、自動化して容易に行なわれ得ることとな る。
【0022】 本考案による高周波コイル10は以上のように構成されており、コイル10は 、各端子12,13の断面が方形に形成されており、而も該端子12,13が狭 小部12a,13aを有していることから、該端子12,13の折曲の際に、折 曲位置が、狭小部12a,13aの存在により一定位置となり、且つ折曲が容易 に行なわれ得ることになる。
【0023】 また、水平に位置する該端子12の上部12bに対して、チップコンデンサ1 4の電極部14a,14bが載置されるので、該チップコンデンサ14の電極部 14a,14bは、該端子12の上部12bの方形に形成された側面に載ること になるので、該電極部14a,14bの該端子12に対する接触面積が比較的大 きくなる。
【0024】 これにより、該チップコンデンサ14の端子12に対する安定性が比較的高く なるから、該チップコンデンサ14の仮止めが不要となり、而もハンダ付けによ って、確実に固定され且つ電気的に接続され得る。
【0025】 このようにして構成された高周波コイル11は、プリント基板に設けられた取 付孔に、各端子12,13の下端を挿入し、該端子12,13をハンダ付けする ことにより、上記プリント基板上に実装され得る。
【0026】
以上述べたように、本考案によれば、チップコンデンサ等のチップ素子の仮止 めを排除して、組立作業を簡単にすると共に、ハンダ付けすべきチップ素子の構 成の自由度を確保することにより、生産効率を向上せしめ、さらにハンダ付けの 信頼性が高い、極めて優れた高周波コイルが提供され得ることになる。
【図1】本考案による高周波コイルの一実施例を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】図1の高周波コイルの概略断面図である。
【図3】従来の高周波コイルの一例を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来の高周波コイルにおけるチップ素子を装着
した基台を示す斜視図図である。
した基台を示す斜視図図である。
【図5】図4の基台の概略断面図である。
10 高周波コイル 11 基台 11a,11b 端子挿入孔 11c,11d 溝部 11e,11f チップ素子収容部 12,13 端子 12a,13a 狭小部 12b,13b 上部 14 チップコンデンサ(チップ素子)
Claims (1)
- 【請求項1】 コイル要素が装着されるべき基台と、該
基台を上下に貫通し且つ下端がピン状に突出している複
数本の端子と、該基台上に取り付けられるコイル要素
と、該基台上で、前記端子に電気的に接続されるチップ
素子と、を備えている、高周波コイルにおいて、 上記端子は、その断面が方形に形成されていて、且つ該
基台の上面付近の領域が、狭小部として細くなってお
り、該基台に装着されたとき、該基台から上方に突出し
ている上部が、該狭小部で水平方向に折曲せしめられ、
この水平に折曲された上部に、チップ素子の電極部が載
置され、電気的に接続されることを特徴とする、高周波
コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP113437U JPH0557810U (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 高周波コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP113437U JPH0557810U (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 高周波コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557810U true JPH0557810U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=14612204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP113437U Pending JPH0557810U (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 高周波コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557810U (ja) |
-
1991
- 1991-12-28 JP JP113437U patent/JPH0557810U/ja active Pending
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