JPH0557454A - フラツシユ溶接機におけるアプセツト動作の良否判定装置 - Google Patents

フラツシユ溶接機におけるアプセツト動作の良否判定装置

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JPH0557454A
JPH0557454A JP21549791A JP21549791A JPH0557454A JP H0557454 A JPH0557454 A JP H0557454A JP 21549791 A JP21549791 A JP 21549791A JP 21549791 A JP21549791 A JP 21549791A JP H0557454 A JPH0557454 A JP H0557454A
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JP
Japan
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welding
upset
cylinders
flash
displacement
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JP21549791A
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Tsukasa Nagatomo
司 長友
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラッシュ溶接機に備えられた溶接用シリン
ダ、チャッキング装置の不具合に起因するアプセット動
作時の介在物押し出し不良により、フラッシュ溶接され
た金属板が後工程で板破断することを確実になくす。 【構成】 固定台2に配された左右の溶接用シリンダ3
L,3Rの各ピストンロッド3La,3Raの先端部を、移動
台5に配されたチャッキング装置6L,6Rに各々固定す
る。ピストンロッド3La,3Raを後退作動させると、固
定台2に向かって移動台5が前進され出側鋼板S2に対し
て入側鋼板S1が前進される。検出判定装置12は、各ピス
トンロッド3La,3Raの変位を検出するポテンショメー
タ11L,11Rからの変位信号と、溶接機の制御装置13か
らのアプセット開始及び終了信号とに基づいて、左右の
溶接用シリンダ3L,3Rによる各アプセット量の偏差を求
める。偏差が設定値を超えているとき、表示・警報装置
14に警報信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、広幅の鋼板(ストリ
ップ)などの金属板同士をフラッシュ溶接するフラッシ
ュ溶接機におけるアプセット動作の良否判定装置に係
り、フラッシュ溶接工程における介在物を接合部から押
し出すための溶接用シリンダ、チャッキング装置による
アプセット動作の良否を、2個の溶接用シリンダよるア
プセット量の偏差に基づいて溶接の都度オンラインで判
定することにより、フラッシュ溶接機に備えられた溶接
用シリンダ及びチャッキング装置の不具合発生の有無を
溶接の都度知り得るようにした、フラッシュ溶接機にお
けるアプセット動作の良否判定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、製鉄工場では、例えば連
続酸洗ラインの板継ぎ用として、1500〜2000mm程度の広
幅の鋼板(ストリップ)同士をフラッシュ溶接するフラ
ッシュ溶接機が用いられている。広幅鋼板用のこの種の
フラッシュ溶接機は、従来の技術を説明するための図の
図4に示すように、出側の鋼板S2の終端部をその幅方向
に沿って上下からクランプする出側電極1が設けられた
固定台2と、この固定台2の各側面部に1個ずつ配設さ
れた2個の左側及び右側の溶接用シリンダ3L,3Rと、入
側の鋼板S1の先端部をその幅方向に沿って上下からクラ
ンプする入側電極4が設けられ、固定台2に対して進退
動可能な移動台5と、この移動台5の各側面部に上記左
右の溶接用シリンダ3L,3Rにそれぞれ相対して配設され
た2個のチャッキング装置6L,6Rとを備えている。
【0003】図5はフラッシュ溶接工程における時間的
変化を説明するための図、図6はフラッシュ溶接の様子
を説明するための図であって、図6の(a)はフラッシ
ュ動作、その(b)はアプセット動作をそれぞれ示すも
のである。上記のように構成されるフラッシュ溶接機で
は、まず、固定台2に対して移動台5を離間させた状態
で、出側鋼板S2を固定台2の出側電極1によりクランプ
するとともに、入側鋼板S1を移動台5の入側電極4によ
りクランプする。そして、固定台2に配設された左右の
溶接用シリンダ3L,3Rの各ピストンロッド3La,3Raの
先端部を、移動台5の各側面部に配設されたチャッキン
グ装置6L,6Rにそれぞれ固定する。
【0004】次いで、左右の溶接用シリンダ3L,3Rのピ
ストンロッド3La,3Raを後退作動させて移動台5を固
定台2へ向かって前進させることにより、出側鋼板S2に
対して入側鋼板S1を漸進させて両電極1,4間に電圧を
印加すると、両鋼板S1,S2の接触点に短絡電流が流れ、
その部分が過熱溶融してフラッシュとなって飛散すると
ともに、アークが発生し接合部の温度が上昇する。
【0005】引き続きピストンロッド3La,3Raを後退
作動させて入側鋼板S1を前進させ、溶接適温に達したと
き、ピストンロッド3La,3Raを急速後退作動させて入
側鋼板S1を急速前進させ、上記フラッシュ動作中に発生
する介在物(スラグ夾雑物)を接合部表面から突起状に
押し出すために強圧力を加えてアプセットするととも
に、電流を遮断してフラッシュ溶接を終了するようにし
ている。なお、フラッシュ溶接後、接合部における介在
物を含む突起部(バリ)を、フラッシュ溶接機に備えら
れた図示しないトリマー装置によって切削除去するよう
にしている。
【0006】ところで、上記フラッシュ溶接機では、出
側鋼板S2に対して入側鋼板S1を前進移動させるための溶
接用シリンダ3L及び3R、チャッキング装置6L,6Rに時間
の経過とともにそれ自身のガタ、取り付けガタなどが発
生することがある。このような不具合が発生すると、固
定台2に配設された上記左右の溶接用シリンダ3L,3Rに
よるアプセット量(アプセット代)に差が生じ、鋼板接
合部の板幅方向におけるアプセット量が不揃いとなっ
て、介在物の一部がバリとして押し出されることなく接
合部内部に残ることになる。この接合部に残留した介在
物が、後の圧延工程での板破断の原因の一つになってい
る。
【0007】そのため、従来は、図4に示すように、左
側の溶接用シリンダ3Lのピストンロッド3Laの変位を検
出する変位検出器としての直線型のポテンショメータ7L
と、同じく、右側の溶接用シリンダ3Rのピストンロッド
3Raの変位を検出するポテンショメータ7Rとを配設し、
各ポテンショメータ7L,7Rからの変位信号を記録計8に
入力して左右の溶接用シリンダ3L,3Rによるそれぞれの
アプセット量を記録紙に記録していた。
【0008】これにより、左右の溶接用シリンダ3L,3R
によるアプセット量の差の有無、つまりアプセット動作
の良否をオペレータが判断して、溶接用シリンダ3L及び
3R、チャッキング装置6L,6Rのガタ等の不具合発生の有
無を知るようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、フラッシュ溶接機の2個の溶接用シリンダの
ピストンロッドの変位をそれぞれ検出して記録し、オペ
レータがバッチ処理的に記録紙をみて2個の溶接用シリ
ンダによるアプセット量の差の有無を判断するようにし
たものであるから、フラッシュ溶接の都度、オンライン
で2個の溶接用シリンダによるアプセット量の差の有無
を知るようになされていなかった。このため、溶接用シ
リンダ、チャッキング装置の不具合発生によるアプセッ
ト動作の不良を知ることが遅れて、フラッシュ溶接され
た鋼板が介在物押し出し不良に起因して後の圧延工程で
板破断するという問題点があった。
【0010】この発明は、上記従来の問題点を解消する
ためになされたものであって、フラッシュ溶接機に備え
られた2個の溶接用シリンダよるアプセット量をそれぞ
れ検出してその偏差を求め、得られた偏差に基づいて溶
接用シリンダ、チャッキング装置によるアプセット動作
の良否を溶接の都度オンラインで判定することにより、
フラッシュ溶接機に備えられた溶接用シリンダ及びチャ
ッキング装置の不具合発生の有無を溶接の都度知ること
ができ、フラッシュ溶接された金属板が溶接用シリン
ダ、チャッキング装置の不具合に起因するアプセット動
作時の介在物押し出し不良により後工程で板破断するこ
とを確実になくすことができる、フラッシュ溶接機にお
けるアプセット動作の良否判定装置の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明によるフラッシュ溶接機におけるアプセ
ット動作の良否判定装置は、一方の金属板をその幅方向
に沿ってクランプする電極が設けられた固定台と、この
固定台の各側面部に1個ずつ配設された2個の溶接用シ
リンダと、他方の金属板をその幅方向に沿ってクランプ
する電極が設けられ、前記固定台に対して進退動可能な
移動台と、この移動台の各側面部に前記各溶接用シリン
ダにそれぞれ相対して配設された2個のチャッキング装
置とを備え、前記各溶接用シリンダのピストンロッドの
先端部を前記各チャッキング装置によりそれぞれ固定
し、これら溶接用シリンダのピストンロッドを後退作動
させることにより、前記移動台を前進させて前記金属板
同士をフラッシュ溶接するようにしたフラッシュ溶接機
におけるアプセット動作の良否判定装置であって、前記
各溶接用シリンダのピストンロッドの変位をそれぞれ検
出する第1、第2の変位検出器と、前記フラッシュ溶接
機からのアプセット動作開始信号及びアプセット動作終
了信号を受信することにより、前記第1の変位検出器か
らの変位信号に基づいて検出した前記一方の溶接用シリ
ンダによるアプセット量と前記第2の変位検出器からの
変位信号に基づいて検出した前記他方の溶接用シリンダ
によるアプセット量との偏差を求めるとともに、この偏
差が予め定められた設定値を超えている場合に警報信号
を出力する検出判定装置と、前記偏差を表示するととも
に、前記検出判定装置からの警報信号を受信して警報を
発する表示・警報装置とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】一方の金属板がクランプされた固定台の各側面
部に1個ずつ配設された2個の溶接用シリンダの各ピス
トンロッドの先端部を、他方の金属板がクランプされた
移動台の各側面部に1個ずつ配設されたチャッキング装
置によりそれぞれ固定する。フラッシュ溶接が開始さ
れ、2個の溶接用シリンダのピストンロッドを後退作動
させると、固定台に向かって移動台が前進され一方の金
属板に対して他方の金属板が前進されるとともに、一方
の溶接用シリンダのピストンロッドの変位が第1の変位
検出器によって検出されてその変位信号が検出判定装置
に与えられ、他方の溶接用シリンダのピストンロッドの
変位が第2の変位検出器によって検出されてその変位信
号が検出判定装置に与えられる。
【0013】溶接工程が進みアプセット動作が行われる
と、検出判定装置において、フラッシュ溶接機からアプ
セット動作開始信号及びアプセット動作終了信号を受信
することにより、上記第1の変位検出器からの変位信号
に基づいて一方の溶接用シリンダによるアプセット量
と、上記第2の変位検出器からの変位信号に基づいて他
方の溶接用シリンダによるアプセット量とが求められ
る。
【0014】上記各溶接用シリンダ毎のアプセット量が
得られると、検出判定装置において、一方の溶接用シリ
ンダによるアプセット量と他方の溶接用シリンダによる
アプセット量との偏差が求められ、この偏差が予め定め
られた設定値を超えている場合には、フラッシュ溶接機
に備えられた溶接用シリンダ及びチャッキング装置の不
具合発生によりアプセット動作が不良であるとして、警
報信号が出力される。表示・警報装置により、上記アプ
セット量の偏差が表示されるとともに、警報信号が出力
されたときには警報が出される。
【0015】
【実施例】以下、実施例に基づいてこの発明を説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるフラッシュ溶接機
におけるアプセット動作の良否判定装置の構成説明図、
図2はマイクロコンピュータにより構成した図1に示す
検出判定装置の構成説明図である。なお、図1では、図
4に示すものと同じ構成部分には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0016】図1において、11Lは左側の溶接用シリン
ダ3Lのピストンロッド3Laの変位を検出する直線型のポ
テンショメータ、11Rは右側の溶接用シリンダ3Rのピス
トンロッド3Raの変位を検出するポテンショメータであ
る。12は検出判定装置であり、検出判定装置12には、上
記ポテンショメータ11L,11Rからの変位信号と、フラ
ッシュ溶接機の制御装置13からのアプセット動作開始信
号及びアプセット動作終了信号とが与えられる一方、表
示・警報装置14が接続されている。
【0017】上記検出判定装置12は、左側の溶接用シリ
ンダ3Lによるアプセット量LAと右側の溶接用シリンダ3R
によるアプセット量RAとを求めてその偏差Dを求めると
ともに、得られた偏差Dが予め定められた設定値Rを超
えている場合に警報信号を出力する装置であって、プロ
グラムされたマイクロコンピュータにより構成されてい
る。
【0018】すなわち、検出判定装置12は、図2に示す
ように、CPUと、プログラム、設定値R及びアプセッ
ト量の偏差Dのデータなどが格納されるメモリと、入力
・出力インターフェース回路と、ポテンショメータ11
L,11Rからの変位信号をA/D変換するためのA/D
変換器とを備え、ポテンショメータ11L,11Rからの変
位信号と、フラッシュ溶接機の制御装置13からのアプセ
ット動作開始信号及びアプセット動作終了信号とが入力
され、上記アプセット量の偏差Dと警報信号とが表示・
警報装置14に出力されるようになっている。
【0019】上記構成になるアプセット動作の良否判定
装置の動作を、図1、図3に示すフローチャートを参照
しながら、以下に説明する。なお、フローチャートの説
明中、N1,N2,…は処理手順(ステップ)の番号を示
す。
【0020】固定台2に配設された左右の溶接用シリン
ダ3L,3Rの各ピストンロッド3La,3Raの先端部を、移
動台5に配設された左右のチャッキング装置6L,6Rによ
りそれぞれ固定する。固定台2には出側鋼板S2が出側電
極1によってクランプされ、移動台5には入側鋼板S1が
入側電極4によってクランプされている。フラッシュ溶
接が開始され、左右の溶接用シリンダ3L,3Rの各ピスト
ンロッド3La,3Raを後退作動させると、固定台2に向
かって移動台5が前進され出側鋼板S2に対して入側鋼板
S1が前進されるとともに、左右の溶接用シリンダ3L,3R
の各ピストンロッド3La,3Raの変位がポテンショメー
タ11L,11Rによってそれぞれ検出され、その各々の変
位信号が検出判定装置12に与えられる。
【0021】この状態において、ステップN1では、フラ
ッシュ溶接機の制御装置13からアプセット動作開始信号
が入力されたか否かを判断している。溶接工程が進みア
プセット動作が開始され、フラッシュ溶接機の制御装置
13からアプセット動作開始信号が入力されると、アプセ
ット動作開始時点における、左側の溶接用シリンダ3Lの
ピストンロッド3Laの位置LPS と、右側の溶接用シリン
ダ3Rのピストンロッド3Raの位置RPS とが読み込まれる
(ステップN2)。
【0022】左右の溶接用シリンダ3L,3Rの各ピストン
ロッド3La,3Raは、アプセット動作が終了するまで引
き続き後退作動されており、ステップN3では、フラッシ
ュ溶接機の制御装置13からアプセット動作終了信号が入
力されたか否かを判断している。アプセット動作終了信
号が入力されると、アプセット動作終了時点における、
左側の溶接用シリンダ3Lのピストンロッド3Laの位置LP
E と、右側の溶接用シリンダ3Rのピストンロッド3Raの
位置RPE とが読み込まれる(ステップN4)。
【0023】次いで、上記位置の値LPE 及びLPS から、
左側の溶接用シリンダ3Lによるアプセット量LAが、LA=
|LPE −LPS |として演算により求められる。また、上
記位置の値RPE 及びRPS から、右側の溶接用シリンダ3R
によるアプセット量RAが、RA=|RPE −RPS |として演
算により求められる(ステップN5)。
【0024】ステップN6では、左右の溶接用シリンダ3
L,3R毎のアプセット量LA,RAが得られると、これらの
値LA,RAから、左側の溶接用シリンダ3Lによるアプセッ
ト量LAと右側の溶接用シリンダ3Rによるアプセット量RA
との偏差Dが、この実施例ではD=LA−RAとして演算に
より求められる。上記偏差Dは、表示のためその信号が
表示・警報装置14に出力される一方、溶接用シリンダ3L
及び3R、チャッキング装置6L,6Rに生じるそれ自身のガ
タ、取り付けガタなどの時間の経過による傾向を知るた
め、メモリに格納される。
【0025】次にステップN7おいて、左右のアプセット
量LA,RAの偏差Dが不感帯としての設定値Rより大きい
か否かが判定される。大きい場合には、ステップN8にお
いて警報信号を表示・警報装置14に出力し、ステップN1
に戻り次回の溶接に備える。偏差Dが設定値Rを下回っ
ている場合には、同じくステップN1に戻り次回の溶接に
備えるようになっている。
【0026】そして、表示・警報装置14からアラーム・
ブザー、アラーム点灯などの警報が出た場合には、溶接
用シリンダ3L及び3R、チャッキング装置6L,6Rの交換、
あるいはその整備を行った後、再度フラッシュ溶接をや
り直してアプセット動作に異常のないことを確認の上、
溶接したものを後工程に送り出すようにしている。
【0027】以上の結果、フラッシュ溶接工程における
介在物を接合部から押し出すための溶接用シリンダ3L,
3R、チャッキング装置6L,6Rによるアプセット動作の良
否が、左右の溶接用シリンダ3L,3Rによるアプセット量
LA,RAの偏差Dに基づいて溶接の都度オンラインで判定
されることにより、フラッシュ溶接機に備えられた溶接
用シリンダ3L,3R及びチャッキング装置6L,6Rの不具合
発生の有無を溶接の都度知ることができる。これによ
り、フラッシュ溶接された鋼板が溶接用シリンダ3L,3
R、チャッキング装置6L,6Rの不具合に起因する介在物
押し出し不良により後工程で板破断することを確実にな
くすことができる。
【0028】
【発明の効果】この発明によるフラッシュ溶接機におけ
るアプセット動作の良否判定装置によると、一方の金属
板が電極によりクランプされた固定台の各側面部に1個
ずつ配設された2個の溶接用シリンダの各ピストンロッ
ドの先端部を、他方の金属板が電極によりクランプされ
た移動台に配設されたチャッキング装置によりそれぞれ
固定し、上記2個の溶接用シリンダのピストンロッドを
後退作動させて固定台に向かって移動台を前進させて金
属板同士をフラッシュ溶接するようにしたフラッシュ溶
接機において、2個の溶接用シリンダよるアプセット量
をそれぞれ検出してその偏差を求め、得られた偏差に基
づいて溶接用シリンダ、チャッキング装置によるアプセ
ット動作の良否を溶接の都度オンラインで判定し、上記
溶接用シリンダ及びチャッキング装置のガタ等の不具合
発生の有無が溶接の都度知り得るように構成したもので
あるから、フラッシュ溶接された金属板が溶接用シリン
ダ、チャッキング装置の不具合に起因するアプセット動
作時の介在物押し出し不良により後工程で板破断するこ
とを確実になくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるフラッシュ溶接機に
おけるアプセット動作の良否判定装置の構成説明図であ
る。
【図2】マイクロコンピュータにより構成した図1に示
す検出判定装置の構成説明図である。
【図3】図1に示す検出判定装置の動作手順の一例を示
すフローチャートである。
【図4】従来の技術を説明するための図である。
【図5】フラッシュ溶接工程における時間的変化を説明
するための図である。
【図6】フラッシュ溶接の様子を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…出側電極 2…固定台 3L,3R…溶接用シリンダ
3La,3Ra…ピストンロッド 4…入側電極 5…移動
台 6L,6R…チャッキング装置 7L,7R,11L,11R…
ポテンショメータ 8…記録計 12…検出判定装置 13
…フラッシュ溶接機の制御装置 14…表示・警報装置
S1…入側鋼板 S2…出側鋼板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の金属板をその幅方向に沿ってクラ
    ンプする電極が設けられた固定台と、この固定台の各側
    面部に1個ずつ配設された2個の溶接用シリンダと、他
    方の金属板をその幅方向に沿ってクランプする電極が設
    けられ、前記固定台に対して進退動可能な移動台と、こ
    の移動台の各側面部に前記各溶接用シリンダにそれぞれ
    相対して配設された2個のチャッキング装置とを備え、
    前記各溶接用シリンダのピストンロッドの先端部を前記
    各チャッキング装置によりそれぞれ固定し、これら溶接
    用シリンダのピストンロッドを後退作動させることによ
    り、前記移動台を前進させて前記金属板同士をフラッシ
    ュ溶接するようにしたフラッシュ溶接機におけるアプセ
    ット動作の良否判定装置であって、前記各溶接用シリン
    ダのピストンロッドの変位をそれぞれ検出する第1、第
    2の変位検出器と、前記フラッシュ溶接機からのアプセ
    ット動作開始信号及びアプセット動作終了信号を受信す
    ることにより、前記第1の変位検出器からの変位信号に
    基づいて検出した前記一方の溶接用シリンダによるアプ
    セット量と前記第2の変位検出器からの変位信号に基づ
    いて検出した前記他方の溶接用シリンダによるアプセッ
    ト量との偏差を求めるとともに、この偏差が予め定めら
    れた設定値を超えている場合に警報信号を出力する検出
    判定装置と、前記偏差を表示するとともに、前記検出判
    定装置からの警報信号を受信して警報を発する表示・警
    報装置とを備えていることを特徴とするフラッシュ溶接
    機におけるアプセット動作の良否判定装置。
JP21549791A 1991-08-27 1991-08-27 フラツシユ溶接機におけるアプセツト動作の良否判定装置 Withdrawn JPH0557454A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021065935A (ja) * 2019-10-24 2021-04-30 ダニエリ アンド シー.オフィス メカニケ エスピーエーDanieli&C.Officine Meccaniche Spa 溶接機および関連する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021065935A (ja) * 2019-10-24 2021-04-30 ダニエリ アンド シー.オフィス メカニケ エスピーエーDanieli&C.Officine Meccaniche Spa 溶接機および関連する方法

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