JPH0557373B2 - - Google Patents

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JPH0557373B2
JPH0557373B2 JP61047378A JP4737886A JPH0557373B2 JP H0557373 B2 JPH0557373 B2 JP H0557373B2 JP 61047378 A JP61047378 A JP 61047378A JP 4737886 A JP4737886 A JP 4737886A JP H0557373 B2 JPH0557373 B2 JP H0557373B2
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actuator
valve
directional
actuators
operation command
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JP61047378A
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Yukio Aoyanagi
Shuichi Ichama
Keiichiro Uno
Tomohiko Yasuda
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧シヨベル等の土木建設機械に備
えられる油圧駆動装置に係り、特に複合操作性に
優れた油圧駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の油圧駆動装置として、例えば特開昭58
−146632号公報に記載のものがある。この従来例
は、2つの油圧回路を有し、これらの油圧回路は
それぞれ油圧ポンプと、走行用方向切換弁、旋回
用方向切換弁、ブーム用方向切換弁、アーム用方
向切換弁、バケツト用方向切換弁を含む弁グルー
プとを備えており、またこれらの弁グループのそ
れぞれの方向切換弁は対応する走行モータ、旋回
モータ、ブームシリンダ、アームシリンダ、バケ
ツトシリンダ等のアクチユエータに接続されてい
る。そして、走行モータと他のアクチユエータと
の複合駆動、並びに2つの油圧ポンプによる他の
アクチユエータのそれぞれの単独駆動、他のアク
チユエータ相互の複合駆動をおこなわせるため
に、ブームシリンダ、アームシリンダ、バケツト
シリンダ等のそれぞれに複数の方向切換弁が接続
されている。また、走行を伴わないブームとアー
ムの複合操作をおこなわせるために、1つの油圧
ポンプに対して、バイパスラインを介してブーム
用方向切換弁とアーム用方向切換弁とを並列に接
続してある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述のように構成される油圧駆動装
置にあつては、ブームシリンダ、アームシリン
ダ、バケツトシリンダ等のアクチユエータに接続
される方向切換弁の数が多いことから製造原価が
高くなりやすい。また、1つの油圧ポンプに対し
てブームシリンダとアームシリンダを並列に接続
してあることから、ブームとアームの複合2動作
をおこなう場合にはブーム、アームのそれぞれの
負荷圧力の変化に伴つて操作者の意図しないブー
ム、アームそれぞれの速度変化を生じ、操作性の
向上を見込み難い。
本発明はこのような従来技術における実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、走行モータと
他のアクチユエータとの複合駆動を比較的少ない
数の方向切換弁を設けることによつて実現させる
ことができ、またブームとアームの複合2動作を
互いに他の負荷圧力の影響を受けることなく実現
させることができる土木建設機械の油圧駆動装置
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明は、複数のア
クチユエータを駆動する第1の油圧回路および第
2の油圧回路を含み、上記第1の油圧回路は、第
1の油圧ポンプ、およびこの第1の油圧ポンプか
ら対応するアクチユエータへの圧油の流れをそれ
ぞれ制御する複数の方向切換弁を含む第1の弁グ
ループを有し、第2の油圧回路は、第2の油圧ポ
ンプ、およびこの第2の油圧ポンプから対応する
アクチユエータへの圧油の流れをそれぞれ制御す
る複数の方向切換弁を含む第2の弁グループを有
し、複数のアクチユエータは少なくとも左右の走
行用アクチユエータと、ブーム用アクチユエータ
と、アーム用アクチユエータと、旋回用アクチユ
エータとを含み、アクチユエータに対応して設け
られ、これらのアクチユエータを駆動する操作指
令信号を出力する操作指令手段と、この操作指令
手段から出力される操作指令信号に応じて所定の
演算、判別処理をおこない、その結果に応じて方
向切換弁に作動指令信号を出力する制御手段とを
備えたものにおいて、第1の弁グループは、左右
の走行用アクチユエータのうちの一方への圧油の
流れを制御する第1の走行用方向切換弁と、アー
ム用アクチユエータへの圧油の流れを制御するア
ーム用方向切換弁と、旋回用アクチユエータへの
圧油の流れを制御する旋回用方向切換弁とを含
み、しかも第1の走行用方向切換弁と、アーム用
方向切換弁と、旋回用方向切換弁とは第1の油圧
ポンプに対して並列に接続してあり、かつ、旋回
用方向切換弁は他の方向切換弁よりも上流側に配
置してあり、第2の弁グループは、左右の走行用
アクチユエータのうちの他方への圧油の流れを制
御する第2の走行用方向切換弁と、ブーム用アク
チユエータへの圧油の流れを制御するブーム用方
向切換弁とを含み、しかも第2の走行用方向切換
弁とブーム用方向切換弁とは第2の油圧ポンプに
対して並列に接続してあり、第1の油圧ポンプの
吐出し流路上の旋回用方向切換弁接続部の直後に
第1の油圧ポンプの吐出し流路を連通、しや断可
能な第1の弁手段を設け、第1の油圧ポンプの吐
出し流路上の第1の弁手段の下流の部分と第2の
油圧ポンプの吐出し流路とを連絡する通路を設け
るとともに、該通路中に該通路を連通、しや断可
能な第2の弁手段を設け、制御手段が第1、第2
の弁手段および第1の走行用方向切換弁、第2の
走行用方向切換弁、旋回用方向切換弁、ブーム用
方向切換弁、アーム用方向切換弁をそれぞれ作動
させる信号を出力する出力手段と、複数のアクチ
ユエータのうちの予め定められた第1のアクチユ
エータを駆動する第1の操作指令信号が出力され
ている状態にあつて、該複数のアクチユエータの
うちの予め定められた第2のアクチユエータを駆
動する第2の操作指令信号が出力されたとき、予
め定められた第1の関数関係によつて第1のアク
チユエータに対応する方向切換弁に与えられる作
動指令信号を制限する制限手段と、複数のアクチ
ユエータのうちの予め定められた第3のアクチユ
エータを駆動する操作指令信号に応じて予め定め
られた第2の関数関係によつて第1、第2の弁手
段への作動指令信号を選択する選択手段を有する
構成にしてある。
〔作用〕 本発明は上述のように構成してあることから、
走行モータと他のアクチユエータの複合駆動に際
しては、制御手段の制限手段によつて走行用方向
切換弁と他のアクチユエータ用の方向切換弁のい
ずれか一方の方向切換弁の開度を絞ることにより
走行モータと他のアクチユエータとの複合駆動を
実施でき、また走行モータの駆動を伴なわない他
のアクチユエータ相互の複合駆動に際しては、制
限手段によつていずれかのアクチユエータ用の方
向切換弁の開度を絞ることによりアクチユエータ
相互の複合駆動を実施でき、しかもこれらの複合
駆動を基本的に1つのアクチユエータに対して1
つの方向切換弁を設けることによつておこなえる
ようになつている。また、アームシリンダを第1
の油圧ポンプに連絡される第1の弁グループに設
け、ブームシリンダを第2の油圧ポンプに連絡さ
れる第2の弁グループに設けたことから、これら
のブームシリンダおよびアームシリンダを互いに
他の負荷圧力の影響を受けることなく駆動するこ
とができる。さらに、第1の弁手段を作動させる
ことにより、第1の流路が適宜しや断され、旋回
用アクチユエータの独立性を保つた状態の複合操
作を実現できる。
〔実施例〕
以下、本発明の土木建設機械の油圧駆動装置を
図に基づいて説明する。第1図は本発明の一実施
例を示す回路図、第2図および第3図a〜hは第
1図に示す実施例を構成する制御手段に具備され
る関数テーブルを例示する説明図である。
第1図において、4は第1の油圧ポンプ、5は
この第1の油圧ポンプ4の吐出し容積を制御する
レギユレータ、6は第2の油圧ポンプ、7はこの
第2の油圧ポンプ6の吐出し容積を制御するレギ
ユレータである。48は旋回モータ、24は第1
の油圧ポンプ4から旋回モータ48に供給される
圧油の流れを制御する旋回用方向切換弁、52は
アームシリンダ、28は第1の油圧ポンプ4から
アームシリンダ52に供給される圧油の流れを制
御するアーム用方向切換弁、56は走行モータ例
えば左走行モータ、32は第1の油圧ポンプ4か
ら左走行モータ56に供給される圧油の流れを制
御する左走行用方向切換弁である。上述した旋回
用方向切換弁24は他の方向切換弁28、32よ
りも上流側に配置してある。また、これらの旋回
用方向切換弁24、アーム用方向切換弁28、左
走行用方向切換弁32は、それぞれ第1の油圧ポ
ンプ4に対して並列に接続してあり、それぞれの
油圧ポンプ4に接続される接続ポートが中立ブロ
ツクになつている。また、これらの方向切換弁2
4,28,32は第1の弁グループを構成してお
り、この第1の弁グループと第1の油圧ポンプ4
とによつて第1の油圧回路が構成されている。
特に、上述した旋回用方向切換弁24と旋回モ
ータ48、およびアーム用方向切換弁28とアー
ムシリンダ52とは、それぞれ油圧ホースを介在
させることなくほぼ一体的に直結した構成にして
ある。
58は右走行モータ、38は第2の油圧ポンプ
6から右走行モータ58に供給される圧油の流れ
を制御する右走行用方向切換弁、50は第1のブ
ームシリンダ(左用)、44は第2の油圧ポンプ
6から第1のブームシリンダ50に供給される圧
油の流れを制御するブーム左用方向切換弁、51
は第2のブームシリンダ(右用)、45は第2の
油圧ポンプ6から第2のブームシリンダ51に供
給される圧油の流れを制御するブーム右用方向切
換弁、54はバケツトシリンダ、42は第2の油
圧ポンプ6からバケツトシリンダ54に供給され
る圧油の流れを制御するバケツト用方向切換弁で
ある。上述した右走行用方向切換弁38、ブーム
左用方向切換弁44、ブーム右用方向切換弁4
5、およびバケツト用方向切換弁42は、それぞ
れ第2の油圧ポンプ6に対して並列に接続してあ
り、それぞれの油圧ポンプ6に接続される接続ポ
ートが中立ブロツクになつている。また、これら
の方向切換弁38,44,45,42は第2の弁
グループを構成しており、この第2の弁グループ
と第2の油圧ポンプ6とによつて第2の油圧回路
が構成されている。
また特に、上述したブーム左用方向切換弁44
と第1のブームシリンダ50、およびブーム右用
方向切換弁45と第2のブームシリンダ51、お
よびバケツト用方向切換弁42とバケツトシリン
ダ54は、それぞれ油圧ホースを介在させること
なく、ほぼ一体的に連結した構成にしてある。
121は第1の油圧ポンプ4の吐出し流路、1
22は第2の油圧ポンプの吐出し流路、119
は、この吐出し流路121上の旋回用方向切換弁
24の接続部の直後に設けられ、該吐出し流路1
21を連通、しや断可能な第1の弁手段、例えば
開閉弁である。123は開閉弁119の下流に位
置する吐出し流路121の部分と吐出し流路12
2とを連絡する通路、120はこの通路123を
連通、しや断可能な第2の弁手段、例えば開閉弁
である。なお、吐出し流路121,122の端部
およびタンクに連絡される戻り流路124,12
5の端部はめくら板により閉塞させてある。
110は左走行モータ56、右走行モータ5
8、旋回モータ48、アームシリンダ52、第1
のブームシリンダ50、第2のブームシリンダ5
1、バケツトシリンダ54等の各アクチユエータ
を駆動する操作指令信号を出力する操作指令手段
すなわち指令装置、200は操作指令信号に応じ
て所定の演算、判別処理をおこない、その結果に
応じて方向切換弁24,28,32,38,4
4,45,42および第1、第2の開閉弁11
9,120の駆動部に作動指令信号を出力する出
力手段を備えた制御手段である。
この制御手段200には、第2図に示すよう
に、指令装置110から出力される第2のアクチ
ユエータ例えば第1、第2のブームシリンダ5
0,51を駆動する操作指令信号X1と係数Kと
の相関関係を示す第1の関数テーブル130と、
第1のアクチユエータ例えば左右走行モータ5
6,58を駆動する操作指令信号X2と目標作動
指令信号Y2との相関関係を示す第2の関数テー
ブル131と、第1の関数テーブル130から出
力される係数Kと第2の関数テーブル131から
出力される目標作動指令信号Y2とを乗算し、左
右走行モータ56,58を駆動する作動指令信号
Y2′を出力する乗算器132が備えられている。
なお、第1の関数テーブル130には操作指令信
号X1が大きくなるに伴つて小さくなる係数Kの
関数が設定されており、第2の関数テーブル13
1には操作指令信号X2が大きくなるに伴つて大
きくなる目標作動指令信号Y2の関係が設定され
ており、これらの第1の関数テーブル130と第
2の関数テーブル131と乗算器132とは、当
該第1、第2の関数テーブル130,131にお
いて予め定られた第1の関数関係によつて目標作
動指令信号Y2をより小さな作動指令信号Y2′に制
限する制限手段を構成している。
また、同制御手段200には、予め第3図a〜
hに示すように第2の関数関係が設定されてい
る。第3図a,bは左右走行モータ56,58を
駆動する操作指令信号X2と開閉弁119,12
0の作動指令信号Y2ON,Y2OFFとの関係を設定し
た関数テーブル、第3図c,bはアームシリンダ
52を駆動する操作指令信号XAと開閉弁119,
120の作動指令信号YAON,YAOFFとの関係を設
定した関数テーブル、第3図e,fはブームシリ
ンダ50,51を駆動する操作指令信号X1と開
閉弁119,120の作動指令信号Y1ON,Y1OFF
との関係を設定した関数テーブル、第3図g,h
は旋回モータ48を駆動する操作指令信号XS
開閉弁119,120の作動指令信号YSON
YSOFFとの関数を設定した関数テーブルをそれぞ
れ示す説明図で、これらのうち第3図a,c,
e,gに示すものは、操作指令信号の値が大きく
なるに伴つて次第に大きくなり、逐には最大値を
とる関数関係が設定されており、また、第3図
b,d,f,hに示すものは、操作指令信号の値
が大きくなるに伴つて開閉弁119,120の作
動指令信号が次第に小さくなり、逐には最小値を
とる関数関係が設定されている。そして、さらに
同制御手段200には、アクチユエータを駆動す
る操作指令信号に応じて第3図a〜hに示す関数
関係によつて、開閉弁119,120への作動指
令信号を後述の第4図に示す手順によつて選択す
る選択手段を具備している。
なお、220,230は第1、第2の油圧ポン
プ4,6の吐出し圧力を検出する圧力検出器であ
る。同制御手段200には、例えば旋回モータ4
8以外の他のアクチユエータのうちの予め定めら
れたアクチユエータを駆動する操作指令信号に応
じて第1の油圧ポンプ4のカツトオフ圧力設定値
を変更する公知の変更手段を具備しており、上記
圧力検出器220から出力される信号を上記の変
更手段に伝達して圧力カツトオフをおこなうよう
になつている。
このように構成した実施例にあつては、例えば
走行とブーム上げの複合動作をおこなう場合に
は、指令装置110から第1、第2のブームシリ
ンダ50,51に係る操作指令信号X1が制御手
段200に出力されるとともに、同指令装置11
0から左右走行モータ56,58に係る操作指令
信号X2が制御手段200に出力される。これに
応じて制御手段200は第3図eに示す関数関係
から作動指令信号Y1ONの最大値を選択して開閉
弁120の駆動部に当該作動指令信号Y1ONを出
力してこの開閉弁120を開とし、通路123を
連通させ、また第3図fに示す関数関係から作動
指令信号Y1OFFの最小値を選択して開閉弁119
の駆動部に当該作動指令信号YY1OFFを出力して
この開閉弁119を開とし、吐出し流路121を
連通状態に保つ。また、ブーム左用方向切換弁4
4、ブーム右用方向切換弁45のそれぞれの駆動
部に作動指令信号を出力するとともに、第2図に
示す第1の関数テーブル130に基づいて第1、
第2のブームシリンダ50,51に係る操作指令
信号X1に応じた係数Kを選択し、第2の関数テ
ーブル131に基づいて左右走行モータ56,5
8に係る操作指令信号X2に応じた目標作動指令
信号Y2を選択し、乗算器132でこれらの係数
Kと目標作動指令信号Y2を乗算し、得られた作
動指令信号Y2′を左走行用方向切換弁32、右走
行用方向切換弁38の駆動部を出力する。
これによつて目標作動指令信号Y2の値に比べ
て作動指令信号Y2′の値が小さくなり、すなわち、
左走行用方向切換弁32、右走行用方向切換弁3
8の開度が絞られ、油圧ポンプ4,6の吐出し圧
力が上昇し、比較的大きな圧を要するブーム上げ
作業を走行とともにおこなうことができる。
また、走行を伴わない他のアクチユエータの複
合操作に際しては、例えば第4図に示す手順に沿
つた処理がおこなわれる。すなわち、まず手順
S1に示すように制御手段200で指令装置11
0から旋回モータ48を駆動する操作指令信号が
出力されているかどうか判断され、これが満足さ
れた場合には手順S2に移る。手順S2では、旋回
モータ48を駆動する操作指令信号をブーム上げ
をおこなうためのブームシリンダ50,51を駆
動する操作指令信号のみが出力されているかどう
か判断され、この判断が満足された場合には、手
順S3、S4の処理をおこなう。手順S3では第3図
f,hに示す関数テーブルから作動指令信号
Y1OFF,YSOFFの最小値を選択し、これを作動指令
信号として開閉弁119の駆動部に出力する。こ
れによつて開閉弁119は第1図に示す開状態に
保たれ、吐出し流路121は連通状態に保たれ
る。また、手順S4では第3図a,c,e,gに
示す関数テーブルから作動指令信号Y2ON,YAON
Y1ON,YSON(今の場合、Y2ON,YAONに対応する操
作指令信号は制御手段200に入力されていな
い)の最大値を選択し、これを作動指令信号とし
て開閉弁120の駆動部に出力する。これによつ
て開閉弁120は第1図に示す状態から開位置に
切換えられ、通路123が連通する。これによつ
て、第1の油圧ポンプ4と第2の油圧ポンプ6の
圧油を合流させることができ、旋回とブーム上げ
の複合操作をおこなわせることができる。
また、上記した手順S2における判断が満足さ
れないとき、すなわち旋回モータ48の駆動、ブ
ームシリンダ50,51の駆動の他のアームシリ
ンダ52、走行モータ56,58等を駆動する操
作指令信号が出力されている場合には、手順S5、
S6の処理をおこなう。手順S5では、第3図a,
c,e,gに示す関数テーブルから作動指令信号
Y2ON,YAON,Y1ON,YSONの最大値を選択し、こ
れを該当する作動指令信号として開閉弁119の
駆動部に出力する。これによつて開閉弁119は
第1図に示す状態から閉位置に切換えられ、吐出
し流路121はしや断される。また、手順S6で
は上記と同様に、第3図a,c,e,gに示す関
数テーブルから作動指令信号Y2ON,YAON,Y1ON
YSONの最大値を選択し、これを作動指令信号とし
て開閉弁120の駆動部に出力する。これによつ
て開閉弁120は開位置に切換えられ、通路12
3が連通する。この状態にあつては、第1の油圧
ポンプ4の圧油を方向切換弁24を介して旋回モ
ータ48に供給でき、第2の油圧ポンプ6の圧油
を方向切換弁32,38を介して走行モータ5
6,58に、方向切換弁44,45を介してブー
ムシリンダ50,51に、また方向切換弁28を
介してアームシリンダ52に供給でき、旋回とブ
ーム、およびアーム、走行等の複合操作をおこな
うことができる。
また、上記した手順S1における判断が満足さ
れない場合は、手順S7に移る。この手順S7では、
ブームシリンダ50,51とブームシリンダ52
の駆動の操作指令信号のみが出力されているかど
うか判断され、この判断が満足されない場合には
前述した手順S3、S4の処理をおこなう。この場
合、開閉弁119,120の双方が開となり、第
1、第2の油圧ポンプ4,6の圧油が合流して旋
回モータ48を除くブームシリンダ50,51と
アームシリンダ52を含む他のアクチユエータの
複合操作をおこなうことができる。
また、上記した手順S7における判断が満足さ
れたとき、すなわちブームシリンダ50,51と
アームシリンダ52の駆動の操作指令信号のみが
出力されている場合には、手順S8、S9の処理を
おこなう。手順S8では、第3図d,fに示す関
数テーブルから作動指令信号YAOFF,Y1OFFの最小
値を選択し、これを作動指令信号として開閉弁1
19の駆動部に出力する。これによつて開閉弁1
19は開状態に保たれる。また、手順S9では上
記と同様に第3図d,fに示す関数テーブルから
作動指令信号YAOFF,Y1OFFの最小値を選択し、こ
れを作動指令信号として開閉弁120の駆動部に
出力する。これによつて、開閉弁120は閉状態
となり、通路123の連通はしや断される。この
状態にあつては、第1の油圧ポンプ4の圧油が方
向切換弁28を介してアームシリンダ52に供給
され、第2の油圧ポンプ6の圧油が方向切換弁4
4,45を介してブームシリンダ50,51に供
給され、アームとアームの複合操作をおこなわせ
ることができる。
なお、上述した複合操作において、開閉弁11
9が閉となる場合には、第1の油圧ポンプ4から
吐出した圧油はリリーフして動力損失を発生する
ので、前述した制御手段200に具備される変更
手段によつて第1の油圧ポンプ4から吐出される
圧油の圧力をカツトオフすると都合がよい。
このように構成してある実施例にあつては、そ
れぞれのアクチユエータに対して基本的に1つの
方向切換弁を設けることで左右走行モータと他の
アクチユエータとの複合駆動、他のアクチユエー
タの単独駆動、他のアクチユエータ相互の複合駆
動をおこなわせることができ、製造原価を安くす
ることができる。
また、ブームとアームの複合操作に際しては、
互いに他の負荷圧の影響を受けることなく独立し
た駆動をおこなうことができ、第1、第2のブー
ムシリンダ50,51、アームシリンダ52の作
動速度の変化を生じることがなく優れた操作性が
得られる。
また、旋回と他のアクチユエータとの複合操作
に際しては、第1の油圧ポンプ4の圧油を旋回モ
ータ48のみに供給することにより、旋回の独立
性を確保することができる。
また、第2図に示す第1の関数テーブル13
0、第2の関数テーブル131の関数関係を適宜
に設定することにより、例えば走行中にブーム上
げ動作をおこなうような時の左右走行モータ5
6,58、ブーム用左右用方向切換弁44,45
の急激な速度変化を防止でき、これによつて優れ
た操作性が得られる。
なお、上記実施例にあつては、第1の関数テー
ブル130、第2の関数テーブル131、および
乗算器132によつて、走行中、すなわち第1の
アクチユエータである左右走行モータ56,58
の駆動中に、ブーム上げ操作すなわち第2のアク
チユエータである第1、第2のブームシリンダ5
0,51の駆動をおこなう際に、左右走行用方向
切換弁32,38に出力される作動指令信号
Y2′を小さくするようにしてあるが、本発明はこ
れに限られず、第1のアクチユエータが左右走行
モータ56,58のいずれか一方であり、第2の
アクチユエータが第1、第2のブームシリンダ5
0,51である場合にもも適用できる。また、上
述した第1のアクチユエータがアームシリンダ5
2であり、上述した第2のアクチユエータが旋回
モータ48であつてもよく、この場合例えば、旋
回中のアーム下げをアーム用方向切換弁28の開
度を絞ることによりアーム側の圧を高めて実現さ
せることができる。また、作業の種類によつては
上述した第2のアクチユエータが左右走行モータ
56,58であり、第1のアクチユエータが旋回
モータ48、第1、第2のブームシリンダ44,
45、アームシリンダ52、バケツトシリンダ5
4であつてもよい。
〔発明の効果〕
本発明の土木建設機械の油圧駆動装置は、以上
のように構成してあることから、走行モータと他
のアクチユエータとの複合駆動を従来に比べて少
ない数の方向切換弁を設けることによつて実現さ
せることができ、従来よりも製造原価を安くする
ことができる。また、ブームとアームの複合2動
作を互いに他の負荷圧力の影響を受けることなく
実現させることができ、従来のような操作者の意
図しないブーム、アームの速度変化を生じること
がなく、また制御手段の制限手段の設定に応じて
複合駆動時の各アクチユエータの作動速度の急激
な変化を防止でき、これらによつて従来に比べて
優れた操作性が得られる。また、旋回と他のアク
チユエータの複合操作に際しては旋回の独立性を
確保でき、これによつても優れた操作性を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の土木建設機械の油圧駆動装置
の一実施例を示す回路図、第2図は第1図に示す
実施例を構成する制御手段に具備される関数テー
ブルを示す説明図、第3図a〜hは制御手段に具
備される別の関数テーブルを示す説明図、第4図
はこの実施例の制御手段で実施される処理手順の
一例を示すフローチヤートである。 4……第1の油圧ポンプ、6……第2の油圧ポ
ンプ、24……旋回用方向切換弁、28……アー
ム用方向切換弁、32……左走行用方向切換弁、
38……右走行用方向切換弁、44……ブーム左
用方向切換弁、45……ブーム右用方向切換弁、
48……旋回モータ、50……第1のブームシリ
ンダ、51……第2のブームシリンダ、52……
アームシリンダ、54……バケツトシリンダ、5
6……左右走行モータ、58……右走行モータ、
110……指令装置、119……開閉弁(第1の
弁手段)、120……開閉弁(第2の弁手段)、1
21,122……吐出し流路、123……通路、
130……第1の関数テーブル、131……第2
の関数テーブル、132……乗算器、200……
制御手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のアクチユエータを駆動する第1の油圧
    回路および第2の油圧回路を含み、上記第1の油
    圧回路は、第1の油圧ポンプ、およびこの第1の
    油圧ポンプから対応するアクチユエータへの圧油
    の流れをそれぞれ制御する複数の方向切換弁を含
    む第1の弁グループを有し、上記第2の油圧回路
    は、第2の油圧ポンプ、およびこの第2の油圧ポ
    ンプから対応するアクチユエータへの圧油の流れ
    をそれぞれ制御する複数の方向切換弁を含む第2
    の弁グループを有し、上記複数のアクチユエータ
    は少なくとも左右の走行用アクチユエータと、ブ
    ーム用アクチユエータと、アーム用アクチユエー
    タと、旋回用アクチユエータとを含み、上記アク
    チユエータに対応して設けられ、これらのアクチ
    ユエータを駆動する操作指令信号を出力する操作
    指令手段と、この操作指令手段から出力される操
    作指令信号に応じて所定の演算、判別処理をおこ
    ない、その結果に応じて上記方向切換弁に作動指
    令信号を出力する制御手段とを備えた土木建設機
    械の油圧駆動装置において、上記第1の弁グルー
    プは、上記左右の走行用アクチユエータのうちの
    一方への圧油の流れを制御する第1の走行用方向
    切換弁と、上記アーム用アクチユエータへの圧油
    の流れを制御するアーム用方向切換弁と、上記旋
    回用アクチユエータへの圧油の流れを制御する旋
    回用方向切換弁とを含み、しかも上記第1の走行
    用方向切換弁と、上記アーム用方向切換弁と、旋
    回用方向切換弁とは上記第1の油圧ポンプに対し
    て並列に接続してあり、かつ、上記旋回用方向切
    換弁は他の方向切換弁よりも上流側に配置してあ
    り、上記第2の弁グループは、上記左右の走行用
    アクチユエータのうちの他方への圧油の流れを制
    御する第2の走行用方向切換弁と、上記ブーム用
    アクチユエータへの圧油の流れを制御するブーム
    用方向切換弁とを含み、しかも第2の走行用方向
    切換弁と上記ブーム用方向切換弁とは上記第2の
    油圧ポンプに対して並列に接続してあり、上記第
    1の油圧ポンプの吐出し流路上の上記旋回用方向
    切換弁接続部の直後に該第1の油圧ポンプの吐出
    し流路を連通、しや断可能な第1の弁手段を設
    け、該第1の油圧ポンプの吐出し流路上の上記第
    1の弁手段の下流の部分と上記第2の油圧ポンプ
    の吐出し流路とを連絡する通路を設けるととも
    に、該通路中に該通路を連通、しや断可能な第2
    の弁手段を設け、上記制御手段が上記第1、第2
    の弁手段および第1の走行用方向切換弁、第2の
    走行用方向切換弁、旋回用方向切換弁、ブーム用
    方向切換弁、アーム用方向切換弁をそれぞれ作動
    させる信号を出力する出力手段と、上記複数のア
    クチユエータのうちの予め定められた第1のアク
    チユエータを駆動する第1の操作指令信号が出力
    されている状態にあつて、該複数のアクチユエー
    タのうちの予め定められた第2のアクチユエータ
    を駆動する第2の操作指令信号が出力されたと
    き、予め定められた第1の関数関係によつて上記
    第1のアクチユエータに対応する方向切換弁に与
    えられる作動指令信号を制限する制限手段と、上
    記複数のアクチユエータのうちの予め定められた
    第3のアクチユエータを駆動する操作指令信号に
    応じて予め定められた第2の関数関係によつて上
    記第1、第2の弁手段への作動指令信号を選択す
    る選択手段とを有することを特徴とする土木建設
    機械の油圧駆動装置。 2 第1のアクチユエータが、第1の走行用アク
    チユエータおよび第2の走行用アクチユエータの
    うちの少なくとも1つであり、第2のアクチユエ
    ータが、第1の走行用アクチユエータおよび第2
    の走行用アクチユエータを除く他の複数のアクチ
    ユエータのうちの少なくとも1つであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の土木建設機
    械の油圧駆動装置。 3 第1のアクチユエータが、アーム用アクチユ
    エータであり、第2のアクチユエータが、旋回用
    アクチユエータであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の土木建設機械の油圧駆動装
    置。 4 第1のアクチユエータが、第1の走行用アク
    チユエータおよび第2の走行用アクチユエータを
    除く複数のアクチユエータのうちの少なくとも1
    つであり、第2のアクチユエータが、第1の走行
    用アクチユエータおよび第2の走行用アクチユエ
    ータのうちの少なくとも1つであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の土木建設機械の
    油圧駆動装置。 5 第3のアクチユエータが少なくともブーム用
    アクチユエータを含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の土木建設機械の油圧駆動装
    置。 6 第3のアクチユエータが少なくともアーム用
    アクチユエータを含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の土木建設機械の油圧駆動装
    置。 7 第3のアクチユエータが少なくとも左右の走
    行用アクチユエータのいずれか一方を含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の土木建設
    機械の油圧駆動装置。 8 旋回用アクチユエータを駆動する操作指令信
    号が出力されたとき、該旋回用アクチユエータ以
    外の他のアクチユエータのうちの予め定められた
    アクチユエータを駆動する操作指令信号に応じて
    第1の油圧ポンプのカツトオフ圧力設定値を変更
    する変更手段を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の土木建設機械の油圧駆動装
    置。
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