JPH0557325U - スロットル弁制御装置 - Google Patents

スロットル弁制御装置

Info

Publication number
JPH0557325U
JPH0557325U JP892U JP892U JPH0557325U JP H0557325 U JPH0557325 U JP H0557325U JP 892 U JP892 U JP 892U JP 892 U JP892 U JP 892U JP H0557325 U JPH0557325 U JP H0557325U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle valve
dashpot
push rod
throttle
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP892U
Other languages
English (en)
Inventor
豊 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP892U priority Critical patent/JPH0557325U/ja
Publication of JPH0557325U publication Critical patent/JPH0557325U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温時に、スロットルダッシュポット3のダ
イアフラムやじや腹のゴムが硬くなって、プッシュロッ
ド4が初期位置へ復帰するのが遅くなることを防止す
る。 【構成】 スロットルバルブ2に連動する復帰レバー1
7を設け、その可動端17aをスロットルダッシュポッ
ト3のプッシュロッド4に係合し、スロットルバルブ2
を開いたときに復帰レバー17によりプッシュロッド4
をダッシュポットタッチ開度に対応する初期位置まで強
制的に復帰させるように構成した。 【効果】 低温時に、加減速を繰り返したときでも、プ
ッシュロッド4が初期位置へ復帰するので、排気ガス制
御やドライバビリティへの悪影響がなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車輌の減速制御用のスロットル弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、スロットルダッシュポット(以下単にダッシュポット と言う)を用いて、減速時にスロットルバルブの閉まりを遅らせるスロットル弁 制御装置が周知である。
【0003】 図4に示す従来技術は、実開昭54−172125号公報に記載されているも ので、吸気通路1に設けられたスロットルバルブ2の閉まりを遅らせるダッシュ ポット3のプッシュロッド4の先端を、スロットルバルブ2のシャフト5に一端 を固定されたストップアーム6の可動端6aに係合させている。
【0004】 ダッシュポット3は、中心部にプッシュロッド4を固着し、絞り7及び逆止弁 8を有するダイアフラム9の逆止弁開口側(図の左側)にわん形のケース10を 、又ダイアフラム9のプッシュロッド4側に、その底部中央にプッシュロッド4 を挿通する穴11aを有するカバー11を気密的に取りつけ、ケース10とダイ アフラム9とにより形成される気密室A内にダイアフラム9をカバー11側に押 しつけるばね12を設け、カバー11の穴11a部とプッシュロッド4の前記穴 部から突出する箇所とにプッシュロッド4の移動を可能にする可撓材からなるじ や腹13を気密状に取りつけている。
【0005】 図5に示す別の従来技術は、スロットルバルブ2のストップアーム6を、ばね 12により押圧された空気室A′のプッシュロッド4に当接するようにし、吸気 負圧で開閉する負圧弁14を設け、該負圧弁14と前記空気室A′を、空気室A ′側にのみ開く逆止弁8と絞り7を設けた遅延室15を介してパイプ連結したも のである。
【0006】 上記従来技術では、何れも、スロットルバルブ2が一定以下の開度になると、 ストップアーム6の可動端がプッシュロッド4の先端に当接し、絞り7によるダ イアフラム9の緩速移動に応じてスロットルバルブ2の閉まりを遅らせる。
【0007】 このように、スロットルバルブ2の開度が減少して、プッシュロッド4の先端 に当接し始める前記一定の開度をダッシュポットタッチ開度と呼んでいる。 スロットルバルブの開度がこのダッシュポットタッチ開度を越える状態では、 ストップアーム6の可動端はプッシュロッド4の先端から離れているため、ダッ シュポットがスロットルバルブの閉まりを遅らせることはない。
【0008】 又、スロットルバルブの開度がダッシュポットタッチ開度より小さい開度のと き、すなわちプッシュロッド4がダッシュポットタッチ開度に対応する最前進位 置(初期位置)から後退した位置にあるときに、スロットルバルブ2を急に開く と、逆止弁8が開いて、ダイアフラム9はばね12の力で急速に、ダッシュポッ トタッチ開度に対応する最前進位置(初期位置)まで復帰するように作動する。 従って、すぐその後で、車輌を減速すべくスロットルバルブを閉じると、ダッシ ュポットタッチ開度以下で直ちにダッシュポットが作動してスロットルバルブの 閉まりを遅らせる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、ダイアフラム4やじや腹13等のゴム製品が温度の影響 を受けて低温時に硬化するため、特に低温時におけるプッシュロッド4の復帰速 度が遅くなる性質があった。
【0010】 そのため、低温走行時に、車輌の加減速を繰り返し行なうと、ダッシュポット のプッシュロッド4がダッシュポットタッチ開度に対応する初期位置(最前進位 置)まで戻り切らなくなる。その結果、加減速を繰り返した後に、続いて行なう 減速時のエンジン回転数が(ダッシュポットタッチ開度に対応する回転数より) 低い回転数に急落し、運転者に不安感を抱かせるとか、ドライバビリティが悪く なるという問題点があった。
【0011】 そこで、本考案はこの問題点を解消できるスロットル弁制御装置を提供するこ とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のスロットル弁制御は、スロットルバルブ (2)に連動する復帰レバー(17)を設け、その可動端(17a)をスロット ルダッシュポット(3)のプッシュロッド(4)に係合し、スロットルバルブ( 2)を開いたときに復帰レバー(17)によりプッシュロッド(4)をダッシュ ポットタッチ開度に対応する初期位置まで強制的に復帰させるように構成した。
【0013】 スロットルバルブ(2)の開度に応じて回動するカム(16)を設け、該カム (16)のカム面に復帰レバー(17)の一端を係合するとよい。
【0014】
【作用】
スロットルバルブ(2)を開くと、復帰レバー(17)が連動してプッシュロ ッド(4)を初期位置まで強制的に復帰させる。
【0015】
【実施例】
図1〜図3の実施例において、1は吸気通路、1Aはスロットルボデー本体、 2はスロットルバルブ、3はスロットルバルブ2の一定開度(ダッシュポットタ ッチ開度)以下の閉まりを遅らせるダッシュポットで、そのプッシュロッド4の 先端(下端)には、スロットルバルブ2のシャフトに一端を固定されたストップ アーム6の調整ねじ6Aの先端(図1、図2での上端)が当接係合している。
【0016】 調整ねじ6Aはストップアーム6の可動端部に螺着されていて、ナット6Bを 緩めて調整ねじ6Aを出し入れすることで、ダッシュポットタッチ開度を加減調 節することができる。
【0017】 ダッシュポット3は図4に示す従来技術のものとほぼ同様の構造であるが、プ ッシュロッド4の先端(下端)から図の右方に突出する係合部4Aを備えている 点が異なる。
【0018】 16はスロットルバルブ2のシャフトに固着されたカムで、小径部16aと大 径部16bと、これら両者16aと16bとの間に滑らかに接続する斜面部16 cとからなるカム面が形成され、スロットルバルブ2に連動して回動する。
【0019】 17は支点18の周りに揺動可能に設けられた復帰レバーで、その右端部に立 てたピンの廻りに回動可能なローラ19を備えると共に、引張りばね20により 常時時計方向に付勢されている。
【0020】 従って、ローラ19はばね20の付勢力でカム16の外周カム面に押しつけら れカムフォロワーとして作用している。又、復帰レバー17の可動端(左端)1 7aは前記プッシュロッド4の係合部4Aと係合する。
【0021】 次に上記実施例の作動を説明する。 スロットルバルブ2の全閉状態では、図1のように、ストップアーム6の可動 端の調整ねじ6Aがダッシュポット3のプッシュロッド4を上限位置まで押し上 げており、ローラ19はカム16の小径部16aに当接しているため、復帰レバ ー17の可動端(左端)17aはプッシュロッド4の係合部4Aよりわずか上方 に離れている。
【0022】 次にスロットルバルブ2がダッシュポットタッチ開度まで急開されて図2の状 態になると、カム16がスロットルバルブ2に連動して反時計方向に回動し、ロ ーラ19は斜面部16cを通過してカム16の大径部16bに当接する。
【0023】 そのため、復帰レバー17が反時計方向に揺動し、その可動端(左端)17a が係合部4Aを引っ掛けて押し下げ、プッシュロッド4を下限位置である最前進 位置(つまりダッシュポットタッチ開度に対応する図2の初期位置まで)強制的 に前進復帰させる。
【0024】 このダッシュポットタッチ開度より更にスロットルバルブ2が開けられていて 、全開状態になったときの有様を図3に示す。この状態ではストップアーム6の 調整ねじ6Aはダッシュポット3のプッシュロッド4の先端から大きく離れた位 置にあり、ローラ19はカム16の大径部16bに当接したままであるので、復 帰レバー17の可動端17aは図2に示すと同じダッシュポットタッチ開度に対 応する位置にある。
【0025】 そして、プッシュロッド4も又、ダッシュポットタッチ開度に対応する図2と 同じ位置にある。もっとも、この状態が一定時間以上継続するときは、プッシュ ロッド4は、ダッシュポット3の本来の復帰機能により、図3の初期位置に復帰 している。
【0026】
【考案の効果】
本考案のスロットル弁制御装置は上述のように構成されているので、低温減速 時におけるダイアフラムやじや腹などのゴム製品の硬化による緩復帰をなくし、 排ガス制御やドライバビリティへの悪影響を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の一部縦断正面図。
【図2】図1の異なる態様の図。
【図3】図1の更に異なる態様の図。
【図4】従来技術の断面図。
【図5】図4と異なる従来技術の断面図。
【符号の説明】
2 スロットルバルブ 3 スロットルダッシュポット(ダッシュポット) 4 プッシュロッド 16 カム 17 復帰レバー 17a 可動端

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブ(2)に連動する復帰
    レバー(17)を設け、その可動端(17a)をスロッ
    トルダッシュポット(3)のプッシュロッド(4)に係
    合し、スロットルバルブ(2)を開いたときに復帰レバ
    ー(17)によりプッシュロッド(4)をダッシュポッ
    トタッチ開度に対応する初期位置まで強制的に復帰させ
    るように構成したスロットル弁制御装置。
  2. 【請求項2】 スロットルバルブ(2)の開度に応じて
    回動するカム(16)を設け、該カム(16)のカム面
    に復帰レバー(17)の一端を係合した請求項1のスロ
    ットル弁制御装置。
JP892U 1992-01-06 1992-01-06 スロットル弁制御装置 Pending JPH0557325U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP892U JPH0557325U (ja) 1992-01-06 1992-01-06 スロットル弁制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP892U JPH0557325U (ja) 1992-01-06 1992-01-06 スロットル弁制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0557325U true JPH0557325U (ja) 1993-07-30

Family

ID=43734237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP892U Pending JPH0557325U (ja) 1992-01-06 1992-01-06 スロットル弁制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0557325U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05505658A (ja) 内燃機関のスロットルバルブ
JPH0233558B2 (ja)
US4779480A (en) Multi ratio accelerator cable mechanism
JPH0557325U (ja) スロットル弁制御装置
EP0220572B1 (en) Control device for throttle valve for internal combustion engine
JPH03168337A (ja) 車両用アクセルペダル
US5699768A (en) Throttle control device
JPH07674Y2 (ja) 車両アクセルリンク機構
JP2777834B2 (ja) スライド式排気ブレーキ装置
JPS5921057Y2 (ja) アクセルペダルスイツチの取付構造
JPS5853654A (ja) エキゾ−ストブレ−キ装置
JPH01293236A (ja) 定速走行装置
JPH0953473A (ja) 排気ブレーキ装置
JPH045708Y2 (ja)
JP2571582Y2 (ja) 自動車用ペダル操作形スイッチ
JPH0727383Y2 (ja) デイ−ゼルエンジンの吸気制御装置
GB1303998A (ja)
JPS5922258Y2 (ja) スロツトル・バルブの開度検出装置
JPH0377189U (ja)
JPS5823962Y2 (ja) エンジンコントロ−ル装置
JPH0613953U (ja) グロ−ブボックスリッドの開閉機構
JPH0435557Y2 (ja)
JPH0921333A (ja) 排気ブレーキ装置
JP2566376B2 (ja) 車両用定速走行装置
JPS5879635A (ja) 車輌用エンジンのダツシユポツト装置