JPH0921333A - 排気ブレーキ装置 - Google Patents

排気ブレーキ装置

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Publication number
JPH0921333A
JPH0921333A JP7169988A JP16998895A JPH0921333A JP H0921333 A JPH0921333 A JP H0921333A JP 7169988 A JP7169988 A JP 7169988A JP 16998895 A JP16998895 A JP 16998895A JP H0921333 A JPH0921333 A JP H0921333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
valve
valve body
pipe
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP7169988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Sato
靖昭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
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Publication of JPH0921333A publication Critical patent/JPH0921333A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気弁を開弁させることなく、排気ブレーキ
作動直後に大きな制動効果が得られるようにする。 【解決手段】 排気管6内に設けた管軸と直交する軸回
りに回動する楕円板状をなす弁体20を、単動式の流体
圧シリンダ9に連係して開閉することにより、車両を制
動するようにした排気ブレーキ装置において、前記弁体
20を、排気管6の管軸中心Oに対し側方に所要寸法偏
心させた弁軸19により、閉弁時において弁軸19を中
心とする弁体20の長寸側が排気下流側に向かって傾斜
するように支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中の自動車を
制動する際に使用される排気ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気ブレーキは、いわゆるエンジンブレ
ーキ使用時の制動効果を高めるためのもので、排気管に
設けた排気シャッタを作動させて排気路を閉塞し、排気
マニホールドの内圧を高めることにより、エンジンをコ
ンプレッサとして作用させ、制動効果を得るものであ
る。
【0003】図4は、従来の排気ブレーキ装置を略示す
るもので、(1)はエンジンのシリンダ、(2)はピスト
ン、(3)は排気弁、(4)は吸気弁、(5)は排気マニホー
ルド、(6)は排気管、(7)は吸気マニホールド、(8)は
吸気管である。
【0004】排気管(6)と吸気管(8)には、それぞれ、
第1エアシリンダ(9)と第2エアシリンダ(10)により開
閉させられる排気シャッタ(11)と吸気シャッタ(12)とが
設けられ、両エアシリンダ(9)(10)には、エアタンク(1
3)内の圧縮空気が、電磁弁(15)とエアパイプ(14)を介し
て同時に供給される。(16)は、電磁弁(15)を作動させる
ためのアクセルスイッチである。
【0005】上述の装置において、図示を省略した排気
ブレーキスイッチを作動させた状態で、アクセルペダル
(17)より足を離すと、アクセルスイッチ(16)が閉じて電
磁弁(15)は開弁し、エアタンク(13)より両エアシリンダ
(9)(10)に圧縮空気が供給されて、排気シャッタ(11)と
吸気シャッタ(12)とは同時に閉じられる。
【0006】その結果、排気マニホールド(5)の内圧は
急速に上昇し、ピストン(2)の往復運動が拘束されて、
大きな制動効果が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような排気ブレー
キ装置において、その制動効果を高めるためには、排気
シャッタ(11)を急速に閉じて、排気マニホールド(5)の
内圧を瞬時に上昇させることが望ましい。しかし高速運
転時において、排気シャッタ(11)を急速に閉じると、排
気マニホールド(5)の内圧は、排気弁(3)の弁ばね(図
示省略)のセット荷重よりも上昇して、閉弁時の排気弁
(3)を強制的に開弁させ、空気が吸気マニホールド(7)
側に逆流して、大きな騒音を発したり、排気弁(3)がピ
ストン(2)の頭部と当接して、それらを損傷したりする
ことがある。
【0008】上述のような問題が生じるのを防止するた
めには、排気シャッタ(11)の開度を細かく制御して、排
気マニホールド内の圧力が、排気弁の開弁圧を超えない
ようにする必要がある。
【0009】しかし、このようにするためには、排気マ
ニホールド内の圧力を検知するセンサや、排気シャッタ
作動用のアクチュエータを制御する制御手段等を設けな
ければならず、制御系が複雑化するとともに、部品点数
が増加するのでコスト高となる。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、排気シャッタの形状及び支持形態を変更することに
より、排気弁を開弁させることなく、排気ブレーキ作動
直後に大きな制動効果が得られるようにした排気ブレー
キ装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、排気管内に設けた管軸と直交する軸回りに回動す
る楕円板状をなす弁体を、単動式の流体圧シリンダに連
係して開閉することにより、車両を制動するようにした
排気ブレーキ装置において、前記弁体を、排気管の管軸
中心に対し側方に所要寸法偏心させた弁軸により、閉弁
時において弁軸を中心とする弁体の長寸側が排気下流側
に向かって傾斜するように支持することにより、解決さ
れる。
【0012】
【作用】排気ブレーキを作動させると、流体圧シリンダ
により、弁体が排気管の流路を閉塞して、排気マニホー
ルドの内圧を高めるので、従来と同様、大きな制動効果
が得られる。
【0013】排気マニホールド内の圧力が所定圧に達す
ると、弁軸を管軸中心より側方に偏心させてあるため、
弁体は、流体圧シリンダの押圧力に抗して強制的に若干
開かれる。その結果、排気マニホールド内の圧力が、排
気弁の開弁圧まで上昇するのが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
に基づいて説明する。なお、上述の従来例と同様の各部
材には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0015】図1及び図2において、排気管(6)におけ
る排気マニホールド(5)と近接した位置に連結された円
筒形の弁箱(18)内には、管軸と直交する弁軸(19)に固着
された楕円板状をなすバタフライ式の弁体(20)が、図2
における実線で示す閉弁位置と、想像線で示す開弁位置
との間を回動しうるように収容されている。
【0016】弁軸(19)は、その回転中心(P)を、管軸中
心(O)より側方(図2において上方)に所要寸法偏心させ
て、弁箱(18)の周壁に支承されている。これにより弁体
(20)は、弁軸(19)を中心とする下半部の長さが上半部よ
りも所要寸法長くなり、かつ閉弁時においては、長寸側
が排気下流側に向かって傾斜し、弁体(20)全体は排気上
流側に向かって前傾している。
【0017】弁箱(18)より突出させた弁軸(19)の外端に
は、駆動アーム(21)が固着され、その遊端には長孔(22)
が穿設されている。長孔(22)には、第1エアシリンダ
(9)におけるピストンロッド(9a)の先端に固着した連結
具(23)がピン枢着されている。
【0018】第1エアシリンダ(9)は、エアパイプ(14)
と電磁弁(15)を介して、内圧が所定の一定圧に保たれた
定圧エアタンク(24)に接続されている。
【0019】上記実施例において、排気ブレーキを作動
させるべく、アクセルペダル(17)より足を離すと、図1
と図2に示すように、アクセルスイッチ(16)により電磁
弁(15)が作動させられて、第1、第2エアシリンダ(9)
(10)へ同時に圧縮空気が供給され、吸気シャッタ(12)が
所定の開度まで閉じられるととともに、弁体(20)は全閉
位置まで閉じられる。
【0020】これにより、排気マニホールド(5)の内圧
が急上昇して、制動効果が得られる。
【0021】車両の高速運転時等に弁体(20)が急閉さ
れ、排気マニホールド(5)の内圧が、予め定めた上限
圧、すなわち排気弁(3)の弁ばね(図示略)のセット荷重
付近まで上昇すると、図3に示すように、弁体(20)は、
その弁軸(19)の回転中心(P)を排気管(6)の中心(O)に
対し偏心させてあるため、長寸となっている下半部の弁
体(20)に作用する回転モーメントが大となって、第1エ
アシリンダ(9)のピストンロッド(9a)の押圧力に抗して
若干開かれる。
【0022】その結果、排気マニホールド(5)内の圧力
は減圧され、排気弁(3)が強制的に開弁されるのが防止
される。
【0023】なお、この際の弁体(20)の開度及び時期
は、弁軸(19)の偏心量、駆動アーム(21)の長さ、及び定
圧エアタンク(24)内の圧力等を適宜に設定することによ
り、任意に調節しうる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、弁体が急に閉じて、排
気マニホールド内の圧力が急激に上昇しても、所定圧と
なると、弁体が自動的に若干開かれて圧力を調節するの
で、排気弁を開弁させることなく、排気ブレーキ作動直
後において大きな制動効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略正面図である。
【図2】同じく弁体支持部の詳細を示す縦断正面図であ
る。
【図3】同じく排気ブレーキ作動時において弁体が若干
開いた状態を示す縦断正面図である。
【図4】従来の排気ブレーキ装置の概略正面図である。
【符号の説明】
(1)シリンダ (2)ピストン (3)排気弁 (4)吸気弁 (5)排気マニホールド (6)排気管 (7)吸気マニホールド (8)吸気管 (9)第1エアシリンダ (9a)ピストンロッド (10)第2エアシリンダ (11)排気シャッタ (12)吸気シャッタ (13)エアタンク (14)エアパイプ (15)電磁弁 (16)アクセルスイッチ (17)アクセルペダル (18)弁箱 (19)弁軸 (20)弁体 (21)駆動アーム (22)長孔 (23)連結具 (24)定圧エアタンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管内に設けた管軸と直交する軸回り
    に回動する楕円板状をなす弁体を、単動式の流体圧シリ
    ンダに連係して開閉することにより、車両を制動するよ
    うにした排気ブレーキ装置において、前記弁体を、排気
    管の管軸中心に対し側方に所要寸法偏心させた弁軸によ
    り、閉弁時において弁軸を中心とする弁体の長寸側が排
    気下流側に向かって傾斜するように支持したことを特徴
    とする排気ブレーキ装置。
JP7169988A 1995-07-05 1995-07-05 排気ブレーキ装置 Pending JPH0921333A (ja)

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JP7169988A JPH0921333A (ja) 1995-07-05 1995-07-05 排気ブレーキ装置

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JP7169988A JPH0921333A (ja) 1995-07-05 1995-07-05 排気ブレーキ装置

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JPH0921333A true JPH0921333A (ja) 1997-01-21

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JP (1) JPH0921333A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283659A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Olympus Corp 走査型共焦点顕微鏡
CN105649784A (zh) * 2016-03-28 2016-06-08 江阴职业技术学院 用于重型载货汽车辅助制动的发动机排气节流装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283659A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Olympus Corp 走査型共焦点顕微鏡
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