JPH055730U - 鋼管取出装置 - Google Patents

鋼管取出装置

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JPH055730U
JPH055730U JP5254991U JP5254991U JPH055730U JP H055730 U JPH055730 U JP H055730U JP 5254991 U JP5254991 U JP 5254991U JP 5254991 U JP5254991 U JP 5254991U JP H055730 U JPH055730 U JP H055730U
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JP
Japan
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steel pipe
skid
kicker
contact
curved surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP5254991U
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English (en)
Inventor
聖一 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鋼管取出装置の寿命を延ばすとともに、曲が
った鋼管も確実にはね出して次工程に搬送する。 【構成】 鋼管をその長手方向とは直角方向に転がすた
めに傾斜して設けたスキッド1と、このスキッドの低い
方の端部に近接して設けた前記鋼管を前記スキッド上で
停止させるストッパー2と、スキッド上で停止した鋼管
のうち最下方にある鋼管を上方にはね上げて次工程に移
動させるキッカー5とからなる鋼管取出装置において、
前記キッカーの鋼管に接触する面の形状を、鋼管と最初
に接触する部分は下に凹の湾曲面とし、引続き湾曲面と
接続する水平面とした鋼管取出装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鋼管をその長手方向とは直角方向に転がすために傾斜して設けた スキッドと、このスキッドの低い方の端部に近接して設けた前記鋼管を前記スキ ッド上で停止させるストッパーと、スキッド上で停止した鋼管のうち最下方にあ る鋼管を上方にはね上げて次工程に移動させるキッカーとからなる鋼管取出装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋼管の精整ラインにおいては、前後工程に処理能力の差がある場合には、図3 に示すように、前後工程の中間に鋼管21をその長手方向とは直角方向に転がす ために傾斜して設けた複数本のスキッド22と、これらのスキッド22の低い方 の端部に近接して設けた前記鋼管21を前記スキッド22上で停止させるストッ パー23と、スキッド22上で停止した鋼管21のうち最下方にある鋼管21a を上方にはね上げて次工程に移動させるキッカー24(羽子板式と称する)とか らなる鋼管取出装置を設けている。
【0003】 そして、鋼管取出装置に複数本の鋼管21をストックし、次工程からの指令に より、前記キッカー24でストッパー23に接触している(最下方の)鋼管21 aを上方にはね上げる。キッカー24の鋼管21aに接触する上面は、図3に示 すように、次工程側に下がる傾斜面となっているため、鋼管21aは搬送ロール 25上に転がり落ち、次工程の例えば端面加工機26へと搬送されていく。
【0004】 そして、キッカー24は鋼管21aが次工程へと移動すると同時に下方に下が るので、鋼管21aがもとあったスキッド22上の場所に、鋼管21aに隣合っ た鋼管21が転がってきて、ストッパー23に接触して止まる。キッカー24の 作動のタイミングは、通常次工程に設置されたセンサーが鋼管21のさらに次の 工程への移動を検知することにより、自動的に決まる。
【0005】 また、キッカー24で確実に1本の鋼管だけを持ち上げるために、ストッパー 23とキッカー24とのスキッド22の長手方向相対位置は、鋼管の外径に応じ て調整できるようになっている。 さらには、キッカー24の上面の勾配は、鋼管がすぐに転がり落ちず確実に次 工程に移動するように、1/10程度になっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した鋼管取出装置により、鋼管を次工程に送ろうとする場 合、次のような問題点があった。
【0007】 (1)キッカーの上面の勾配が1/10程度であるので、鋼管が長手方向に曲 がっていると、キッカーから転がり落ちないことがある。
【0008】 (2)キッカーの鋼管と最初に接触する部分はほとんど同一箇所であるので、 図4に示すように、キッカー24の鋼管21aと最初に接触する部分24aが磨 耗し、鋼管21aが転がらないだけでなく、鋼管21aがスキッド上22に転が り落ちる。
【0009】 このような問題点を解消するための鋼管取出装置としては、特開昭57−85 722号公報に開示されたものがある。しかしながら、この鋼管取出装置は次工 程に続くチェーンコンベアーが、鋼管取出装置と次工程の間にある場合にのみ使 用でき、その他の場合に適用することはできないという問題点がある。
【0010】 この考案は、従来技術の上述のような問題点を解消し、どのような場合でも次 工程に鋼管が搬送でき、しかも曲がった鋼管を搬送できるとともに、従来よりも 寿命の長い鋼管取出装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】 この考案に係る鋼管取出装置は、鋼管をその長手方向とは直角方向に転がすた めに傾斜して設けたスキッドと、このスキッドの低い方の端部に近接して設けた 前記鋼管を前記スキッド上で停止させるストッパーと、スキッド上で停止した鋼 管のうち最下方にある鋼管を上方にはね上げて次工程に移動させるキッカーとか らなる鋼管取出装置において、前記キッカーの鋼管に接触する面の形状を、鋼管 と最初に接触する部分は下に凹の湾曲面とし、引続き湾曲面と接続する水平面と したものである。
【0012】
【作用】
この考案に係る鋼管取出装置においては、鋼管をその長手方向とは直角方向に 転がすために傾斜して設けたスキッドと、このスキッドの低い方の端部に近接し て設けた前記鋼管を前記スキッド上で停止させるストッパーと、スキッド上で停 止した鋼管のうち最下方にある鋼管を上方にはね上げて次工程に移動させるキッ カーとからなる鋼管取出装置において、前記キッカーの鋼管に接触する面の形状 を、鋼管と最初に接触する部分は下に凹の湾曲面とし、引続き湾曲面と接続する 水平面としている。
【0013】 この鋼管取出装置から鋼管を取り出すときには、前記キッカーで鋼管をはね上 げるが、キッカーが鋼管に最初に接触する部分は上面の湾曲面であるので、この 部分が磨耗して鋼管を正確にはね出せないようになるまでには、従来よりも時間 がかかり、寿命が延びる。
【0014】 また、従来より勾配の大きい湾曲面に最初に接触し、ここで転がるはづみがつ き、続いて水平面を転がることになるので、曲がった鋼管でも確実に次工程に送 れる。
【0015】
【実施例】
本考案の1実施例の鋼管取出装置を図1に基づき、本考案の1実施例の鋼管取 出装置に使用するキッカーを図2に基づき説明する。図1は、本考案の1実施例 の鋼管取出装置を示す斜視図であるが、この鋼管取出装置は鋼管21をその長手 方向とは直角方向に転がすために傾斜して設けたスキッド1と、このスキッド1 の低い方の端部に近接して設けた前記鋼管21を前記スキッド1上で停止させる ストッパー2と、スキッド1上で停止した鋼管21のうち最下方にある鋼管21 aを上方にはね上げて次工程の端面加工機26に移動させるキッカー3とからな る。そして、キッカー3の鋼管21aに接触する面の形状を、鋼管21aと最初 に接触する部分は下に凹の湾曲面4とし、引続き湾曲面4と接続する水平面5と したものである。
【0016】 この鋼管取出装置から鋼管21aを取り出すときには、前記キッカー3で鋼管 21aをはね上げるが、キッカー3が鋼管21aに最初に接触する部分は上面の 湾曲面4であるので、この部分が磨耗して鋼管21aを正確にはね出せないよう になるまでには、従来よりも時間がかかるので、キッカー3の寿命が従来2ケ月 であったのが2年に延びた。また、従来より勾配の大きい湾曲面4に最初に接触 し、ここで転がるはづみがつき、続いて水平面5を転がることになるので、曲が った鋼管でも確実に次工程に送れる。
【0017】 図2は、キッカー3の上面の形状を示す側面図である。図1で示した湾曲面4 は、図2(a)に示すように水平面5に向かって下がる傾斜面4aでもよいし、 図2(b)に示す水平面5に向かって下がる一段目の傾斜面4b、一段目の傾斜 面4bに接続する二段目の傾斜面4cからなるものでもよいし、図2(c)に示 す水平面5に接続する円弧面4dでもよい。また水平面とはいっても若干の勾配 を付けることは、鋼管を確実にはね出す上で有効であり、例えば、図2(a)の 場合でいうと、傾斜面4aの勾配が1/3のとき、水平面5の勾配を1/20〜 1/30とする。
【0018】
【考案の効果】
この考案により、曲がった鋼管でも確実に次工程に送れるとともに、鋼管取出 装置の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の鋼管取出装置を示す斜視図
である。
【図2】本考案の1実施例の鋼管取出装置に使用するキ
ッカーの側面図である。
【図3】従来の鋼管取出装置を示す斜視図である。
【図4】従来の鋼管取出装置のキッカーの磨耗状況を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 スキッド 2 ストッパー 3 キッカー 4 キッカーの湾曲面 5 キッカーの水平面

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 鋼管をその長手方向とは直角方向に転が
    すために傾斜して設けたスキッドと、このスキッドの低
    い方の端部に近接して設けた前記鋼管を前記スキッド上
    で停止させるストッパーと、スキッド上で停止した鋼管
    のうち最下方にある鋼管を上方にはね上げて次工程に移
    動させるキッカーとからなる鋼管取出装置において、前
    記キッカーの鋼管に接触する面の形状を、鋼管と最初に
    接触する部分は下に凹の湾曲面とし、引続き湾曲面と接
    続する水平面としたことを特徴とする鋼管取出装置。
JP5254991U 1991-07-08 1991-07-08 鋼管取出装置 Pending JPH055730U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5254991U JPH055730U (ja) 1991-07-08 1991-07-08 鋼管取出装置

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JP5254991U JPH055730U (ja) 1991-07-08 1991-07-08 鋼管取出装置

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Publication Number Publication Date
JPH055730U true JPH055730U (ja) 1993-01-26

Family

ID=12917885

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JP5254991U Pending JPH055730U (ja) 1991-07-08 1991-07-08 鋼管取出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094626A (ja) * 2006-10-09 2008-04-24 Newfrey Llc 小物部品の方向付け及び給送のためのコンベヤ
CN108328259A (zh) * 2018-03-29 2018-07-27 佛山市尊聚自动化设备有限公司 一种钢管多级分离送料机构

Cited By (3)

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JP2008094626A (ja) * 2006-10-09 2008-04-24 Newfrey Llc 小物部品の方向付け及び給送のためのコンベヤ
CN108328259A (zh) * 2018-03-29 2018-07-27 佛山市尊聚自动化设备有限公司 一种钢管多级分离送料机构
CN108328259B (zh) * 2018-03-29 2024-04-09 广东志达精密管业制造股份有限公司 一种钢管多级分离送料机构

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