JPH0557036U - リーチ式ブーム装置 - Google Patents
リーチ式ブーム装置Info
- Publication number
- JPH0557036U JPH0557036U JP364892U JP364892U JPH0557036U JP H0557036 U JPH0557036 U JP H0557036U JP 364892 U JP364892 U JP 364892U JP 364892 U JP364892 U JP 364892U JP H0557036 U JPH0557036 U JP H0557036U
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- boom
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 リーチ動作を行なっても荷役具の上下動幅が
大きくならない様にする。 【構成】 ブームシリンダ11を第一ベルクランプ4と
ブーム6との間に設けてこれの影響を無くす様にする。
大きくならない様にする。 【構成】 ブームシリンダ11を第一ベルクランプ4と
ブーム6との間に設けてこれの影響を無くす様にする。
Description
【0001】
本考案は、例えばショベルローダ等の荷役車両に適用されるリーチ式ブーム装 置の改良に関する。
【0002】
従来、この種のリーチ式ブーム装置としては、例えば実開昭54−14800 6号に記載されたものが知られている。 当該リーチ式ブーム装置100は、図2に示す如く、基本的には、車体101 と、これに前後傾可能に設けられたリーチガイド102と、これに俯仰可能に設 けられた第一ベルクランク103と、第一ベルクランク103と車体101との 間に設けられて車体101とリーチガイド102と第一ベルクランク103とで 平行クランク機構を為す第一テンションロッド104と、第一ベルクランク10 3に俯仰可能に設けられたブーム105と、これに俯仰可能に設けられた第二ベ ルクランク106と、第二ベルクランク106と第一ベルクランク103との間 に設けられて第一ベルクランク103とブーム105と第二ベルクランク106 とで平行クランク機構を為す第二テンションロッド107と、第二ベルクランク 106に俯仰可能に設けられた荷役具108と、車体101とリーチガイド10 2との間に設けられたリーチシリンダ109と、車体101とブーム105との 間に設けられたブームシリンダ110と、第二ベルクランク106と荷役具10 8との間に設けられた荷役具シリンダ111と、から構成されている。 而して、この様なものは、リーチシリンダ及びブームシリンダの作動に依り荷 役具を水平状態まま前後動及び上下動できると共に、荷役具シリンダの作動に依 り荷役具を俯仰できる様になっている。 ところが、この様なものは、例えば図2に示す一点鎖線の状態から二点鎖線の 状態までリーチ動作させた場合には、車体とブームとの間に介設されたブームシ リンダの影響に依りリーチガイドの前傾に伴ってブームが仰起し、荷役具の上下 動幅hが大きくなる難点があった。この為、引込状態で荷役具の高さを設定した 後に前方へリーチしてダンプを行なう様な作業の場合には、荷役具の高さが大き く変わるので、不具合を生じる事があった。
【0003】
本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その 目的とする処は、リーチ動作を行なっても荷役具の上下動幅が大きくならない様 にしたリーチ式ブーム装置を提供するにある。
【0004】
本考案のリーチ式ブーム装置は、基本的には、車体と、車体に前後傾可能に設 けられたリーチガイドと、リーチガイドに俯仰可能に設けられた第一ベルクラン クと、第一ベルクランクと車体との間に設けられて車体とリーチガイドと第一ベ ルクランクとで平行クランク機構を為す第一テンションロッドと、第一ベルクラ ンクに俯仰可能に設けられたブームと、ブームに俯仰可能に設けられた第二ベル クランクと、第二ベルクランクと第一ベルクランクとの間に設けられて第一ベル クランクとブームと第二ベルクランクとで平行クランク機構を為す第二テンショ ンロッドと、第二ベルクランクに俯仰可能に設けられた荷役具と、車体とリーチ ガイドとの間に設けられたリーチシリンダと、第一ベルクランクとブームとの間 に設けられたブームシリンダと、第二ベルクランクと荷役具との間に設けられた 荷役具シリンダと、から構成した事に特徴が存する。
【0005】
リーチシリンダを作動させると、車体に対してリーチガイドが前後傾され、ブ ームを介して荷役具が前後動される。この時、車体とリーチガイドと第一ベルク ランクと第一テンションロッドとが平行クランク機構を為すと共に、第一ベルク ランクとブームと第二ベルクランクと第二テンションロッドとが平行クランク機 構を為すので、荷役具の姿勢が前後動に関係なく常に所定の状態に保たれる。 ブームシリンダを作動させると、第一ベルクランクに対してブームが俯仰され 、荷役具が上下動される。この時、第一ベルクランクとブームと第二ベルクラン クと第二テンションロッドとが平行クランク機構を為すので、荷役具の姿勢が上 下動に関係なく常に所定の状態に保たれる。 荷役具シリンダを作動させると、第二ベルクランクに対して荷役具が俯仰され る。 リーチシリンダを作動させてリーチ動作を行なった場合は、ブームシリンダが 第一ベルクランクとブームとの間に介設してあるので、ブームシリンダの影響を 受ける事がなく、荷役具の上下動幅が小さくなる。
【0006】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の実施例に係るリーチ式ブーム装置を示す側面図である。 リーチ式ブーム装置1は、車体2、リーチガイド3、第一ベルクランク4、第 一テンションロッド5、ブーム6、第二ベルクランク7、第二テンションロッド 8、荷役具9、リーチシリンダ10、ブームシリンダ11、荷役具シリンダ12 からその主要部が構成されている。 車体2は、リーチ式ブーム装置1の基体を為すもので、この例では、ショベル ローダ等の荷役車両の車体にしてある。 リーチガイド3は、車体2に前後傾可能に設けられたもので、この例では、下 端が車体2の中程下部に第一軸Aで枢結されている。 第一ベルクランク4は、リーチガイド3に俯仰可能に設けられたもので、この 例では、前下端がリーチガイド3の上端に第二軸Bで枢結されている。 第一テンションロッド5は、第一ベルクランク4と車体2との間に設けられて 車体2とリーチガイド3と第一ベルクランク4とで平行クランク機構を為すもの で、この例では、リーチガイド3の後方に配置され、上端が第一ベルクランク4 の後下端に第三軸Cで、下端が車体2の中程下部に第四軸Dで夫々枢結されてい る。而して、車体2とリーチガイド3と第一ベルクランク4と第一テンションロ ッド5は、平行クランク機構を為し、第一,二,三,四軸A,B,C,Dを結ぶ 仮想四辺形が平行四辺形を為している。 ブーム6は、第一ベルクランク4に俯仰可能に設けられたもので、この例では 、後端が第一ベルクランク4の前下端とリーチガイド3の上端に第二軸Bで枢結 されている。 第二ベルクランク7は、ブーム6に俯仰可能に設けられたもので、この例では 、後下端がブーム4の前端に第五軸Eで枢結されている。 第二テンションロッド8は、第二ベルクランク7と第一ベルクランク4との間 に設けられて第一ベルクランク4とブーム6と第二ベルクランク7とで平行クラ ンク機構を為すもので、この例では、ブーム6の上方に配置され、前端が第二ベ ルクランク7の上端に第六軸Fで、後端が第一ベルクランク5の上端に第七軸G で夫々枢結されている。而して、第一ベルクランク5とブーム6と第二ベルクラ ンク7と第二テンションロッド8は、平行クランク機構を為し、第二,五,六, 七軸B,E,F,Gを結ぶ仮想四辺形が平行四辺形を為している。 荷役具9は、第二ベルクランク7に俯仰可能に設けられたもので、この例では 、バケットにしてあり、これに付設した短背板13が第二ベルクランク7の前下 端に第八軸Hで枢結されている。 リーチシリンダ10は、車体2とリーチガイド3との間に介設されたもので、 この例では、車体2に付設した支板14とリーチガイド3の中程との間に介設さ れている。 ブームシリンダ11は、第一ベルクランク5とブーム6との間に介設されたも ので、この例では、第一ベルクランク5に延設した垂下板15とブーム6の中程 に付設した垂板16との間に介設されている。 荷役具シリンダ12は、第二ベルクランク7と荷役具9との間に介設されたも ので、この例では、第二ベルクランク7の上端と荷役具9に付設した長背板17 との間に介設されている。 次に、この様な構成に基づいて作用を述解する。 リーチシリンダ10を作動させると、車体2に対してリーチガイド3が前後傾 され、ブーム6を介して荷役具9が前後動される。この時、車体2とリーチガイ ド3と第一ベルクランク4と第一テンションロッド5とが平行クランク機構を為 すと共に、第一ベルクランク4とブーム6と第二ベルクランク7と第二テンショ ンロッド8とが平行クランク機構を為すので、荷役具9の姿勢が前後動に関係な く常に所定の状態に保たれる。 ブームシリンダ11を作動させると、第一ベルクランク4及びリーチガイド3 に対してブーム6が俯仰され、荷役具9が上下動される。この時、第一ベルクラ ンク4とブーム6と第二ベルクランク7と第二テンションロッド8とが平行クラ ンク機構を為すので、荷役具9の姿勢が上下動に関係なく常に所定の状態に保た れる。 荷役具シリンダ12を作動させると、第二ベルクランク7に対して荷役具9が 俯仰される。 リーチシリンダ10を作動させてリーチ動作を行なう場合は、ブームシリンダ 11が第一ベルクランク4とブーム6との間に介設してあるので、ブームシリン ダ11の影響を受ける事がなく、荷役具9の上下動幅hが小さくなる。つまり、 上下動幅hは、例えば図1に示す一点鎖線の状態から二点鎖線の状態にリーチし た場合、第二軸Bの位置が半径Rで円弧運動する時の上下動だけになり、従来に 比べて大幅に小さくなる。
【0007】 尚、ブーム6は、先の実施例では、第一ベルクランク4とリーチガイド3の両 方に第二軸Bで枢結したが、これに限らず、例えば第一ベルクランク4だけに第 二軸Bとは別の軸で枢結しても良い。 荷役具9は、先の実施例では、バケットであったが、これに限らず、例えばフ ォーク等でも良い。
【0008】
以上、既述した如く、本考案に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができ る。 (1) 車体、リーチガイド、第一ベルクランク、第一テンションロッド、ブー ム、第二ベルクランク、第二テンションロッド、荷役具、リーチシリンダ、ブー ムシリンダ、荷役具シリンダとで構成し、とりわけブームシリンダを第一ベルク ランプとブームとの間に設けたので、リーチ動作を行なっても荷役具の上下動幅 が大きくならない。 (2) ブームシリンダの取付位置を変更するだけであるので、部品点数が増え ず、コストも余り掛らない。 (3) ブームシリンダを第一ベルクランプとブームとの間に設けるので、ブー ムシリンダのストロークを小さくする事もできる。
【図1】本考案の実施例に係るリーチ式ブーム装置を示
す側面図。
す側面図。
【図2】従来のリーチ式ブーム装置を示す側面図。
1 リーチ式ブーム装置 2 車体 3 リーチガイド 4 第一ベルクランク 5 第一テンションロッド 6 ブーム 7 第二ベルクランク 8 第二テンションロッド 9 荷役具 10 リーチシリンダ 11 ブームシリンダ 12 荷役具シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 車体と、車体に前後傾可能に設けられた
リーチガイドと、リーチガイドに俯仰可能に設けられた
第一ベルクランクと、第一ベルクランクと車体との間に
設けられて車体とリーチガイドと第一ベルクランクとで
平行クランク機構を為す第一テンションロッドと、第一
ベルクランクに俯仰可能に設けられたブームと、ブーム
に俯仰可能に設けられた第二ベルクランクと、第二ベル
クランクと第一ベルクランクとの間に設けられて第一ベ
ルクランクとブームと第二ベルクランクとで平行クラン
ク機構を為す第二テンションロッドと、第二ベルクラン
クに俯仰可能に設けられた荷役具と、車体とリーチガイ
ドとの間に設けられたリーチシリンダと、第一ベルクラ
ンクとブームとの間に設けられたブームシリンダと、第
二ベルクランクと荷役具との間に設けられた荷役具シリ
ンダと、から構成した事を特徴とするリーチ式ブーム装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP364892U JPH0557036U (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | リーチ式ブーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP364892U JPH0557036U (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | リーチ式ブーム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557036U true JPH0557036U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11563302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP364892U Pending JPH0557036U (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | リーチ式ブーム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557036U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6383328A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-14 | Komatsu Ltd | 作業機操作装置 |
-
1992
- 1992-01-06 JP JP364892U patent/JPH0557036U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6383328A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-14 | Komatsu Ltd | 作業機操作装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970729 |