JP2623855B2 - ロールクランプ装置 - Google Patents

ロールクランプ装置

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JP2623855B2
JP2623855B2 JP22870189A JP22870189A JP2623855B2 JP 2623855 B2 JP2623855 B2 JP 2623855B2 JP 22870189 A JP22870189 A JP 22870189A JP 22870189 A JP22870189 A JP 22870189A JP 2623855 B2 JP2623855 B2 JP 2623855B2
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重男 高須
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フォークリフトのアタッチメントの1つで
あるロールクランプ装置に係り、詳しくはアーム屈折式
のロールクランプ装置に関する。
(従来の技術) 第7図及び第8図は新聞紙やクラフト紙のようなロー
ル状物品(以下、単にロール紙という)の荷役作業に使
用されている一般的なロールクランプ装置を示したもの
である。図示のように、クランプホルダ31にショートア
ーム32とロングアーム33とからなる一対のクランプアー
ムが相対向して取付けられており、ロングアーム33をク
ランプシリンダ36によりショートアーム32側に向けて回
動することにより両アーム32,33の先端に設けられたク
ランプパッド34,35によってロール紙Rをクランプする
ようになっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、ロール紙をクランプする場合においては、
ロストロードセンタが小さくなるように荷重中心を可及
的に車体寄りとした状態でクランプすることが重要であ
る。このことを考慮して、上述した従来のロールクラン
プ装置の場合は第7図に示すように最大径のロール紙R
をアーム根元まで深く抱え込むようにしてクランプした
ときにロール紙中心が両パッド中心線上に位置するよう
に設計している。そのため、ロール紙Rの径が小さくな
るとアームの根元まで深く抱込むようにクランプしよう
とすれば、第8図に示すようにロール紙中心がパッド中
心線上から大きく外れてしまい、安定したクランプがで
きなくなる。従って、そのときは第7図に仮想線で示す
ようにロール紙Rをアームの先端側で浅くクランプする
ことになるが、このようなクランプの仕方はロール紙中
心がパッド中心線上となるよう機台を前後させてパッド
位置を微調整する必要があり、作業性が悪いという問題
があった。
なお、上記のようなロールクランプ装置とは別に、可
動側のロングアームを前後方向のほぼ中程度で屈折でき
るようにしたロールクランプ装置も提案されており、た
とえばその代表的なものとして実開昭57−111797号公報
を挙げることができる。これはロングアームを前後2本
のアームによって屈折可能に構成し、前アームと後アー
ムとを個々にシリンダによって回動できるようにしたも
のであるが、このようなロールクランプ装置ではシリン
ダ数が増えるためにコスル高となりかつ重量も増大し、
またコントロールバルブの連数が増加することでその組
付けスペースの確保が厄介であったり、操作が複雑化し
たりする等の点で問題がある。
そこで本発明は、以上の問題に鑑み、小径ロール紙を
アームの根元まで抱込んでクランプしたときの、ロール
紙中心のパッド中心線上からのずれ量を可及的に低減す
ることが可能で、しかも作業性及び操作性の良好なロー
ルクランプ装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために次のように構成
している。
すなわち、相対向する一対のクランプアームを備え、
少なくとも一方のクランプアームをクランプシリンダに
よって他方のクランプアーム側へ回動させることでロー
ル紙をクランプするようにしたロールクランプ装置にお
いて、 前記可動側のクランプアームは、基端部がクランプホ
ルダに回動可能に取付けられて前方に延出する後アーム
と、基端部がクランプホルダに回動可能に取付けられて
前方に延出するジョイントアームと、基端部がこれら後
アームとジョイントアームの先端部に別部位で回動可能
に取付けられて前方に延出する前アームとによって前後
方向のほぼ中程で屈折可能に構成されている。
すなわち、可動側クランプアームはクランプホルダを
固定リンクとするリンク機構によって構成されており、
そして前記後アーム又はジョイントアームのいずれかが
クランプホルダに取付けられたクランプシリンダによっ
て回動されるように構成されている。
(作用) 上述のように構成されたロールクランプ装置において
は、クランプシリンダを作動させると、可動側クランプ
アームにおける後アーム及びジョイントアームがそれぞ
れ同方向へ回動され、それに伴い前アームの後アームに
対する回動中心点とジョイントアームに対する回動中心
点との相対位置が変化することによって前アームが内
側、つまり他方のクランプアーム側へ回動される。そし
て、そのときの前アームの回動軌跡は従来の一体形式の
場合よりも後寄りとなるため、小径ロール紙をアーム根
元まで抱え込むようにクランプした場合における、パッ
ド中心線上からのロール紙中心のずれ量が従来のロング
アーム一体形式のものに比べて少なくなる。
すなわち、一本のクランプシリンダを操作することに
よって小径ロール紙をアームの根元まで抱込んでクラン
プしたときの、パッド中心線に対するロール紙中心のず
れ量を可及的に低減することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
<実施例1> まず、第1図〜第3図に基づいて本発明の実施例1を
説明する。図において、1はフォークリフトのマストを
示しており、このマスト1に沿って昇降されるリフトブ
ラケット2の前面には回転装置3を介してロールクラン
プ装置4が装着されている。
ロールクランプ装置4におけるベース部材としてのク
ランプホルダ5は回転装置3の前面に固着されており、
このクランプホルダ5には相対向する一対のクランプア
ーム、具体的にはクランプホルダ5に一体形成又は固定
(位置調整のための可動式もある)されたショートアー
ム6と、クランプホルダ5に回動可能に取付けられたロ
ングアーム7とが備えられ、それら両アーム6,7の先端
にはそれぞれクランプパッド8,9がピン10,11を介して枢
着されている。
しかして、前記ロングアーム7は前アーム12と後アー
ム13とジョイントアーム14との3本のアームによって前
後方向のほぼ中間部において屈折し得る構成となってい
る。すなわち、後アーム13の基端部がクランプホルダ5
に支持ピン15により回動可能に取付けられるとともに、
ジョイントアーム14の基端部が後アーム13の回動中心よ
りやや後寄りでかつ外側(図では上側)においてクラン
プホルダ5に支持ピン16により回動可能に取付けられて
おり、そして後アーム13とジョイントアーム14とは共に
前方の斜め上方へ延出されるとともに、その先端部に前
アーム12の基端部がそれぞれ連結ピン17,18によって回
動可能に取付けられている。
上述のように、3本のアーム12,13,14はクランプホル
ダ5を固定リンクとする四節の両てこ機構を構成するも
のであり、前アーム12が後アーム13とジョイントアーム
14とに対してそれぞれ回動可能とされ、そして両連結ピ
ン17,18の位置は、ロングアーム7が第1図に示すよう
にアンクランプ状態の位置にあるときに、後アーム13の
連結ピン17に対してジョイントアーム14の連結ピン18が
後側でしかも後アーム13の支持ピン15と連結ピン17との
中心を結ぶ直線よりやや外側となるように設定されてい
る。なお、クランプパッド9は前アーム12に備えられて
いる。
また、ロングアーム7を作動させるためのクランプシ
リンダ19はその基端部がクランプホルダ5に対して最も
外側で支持ピン21により回動可能に取付けられ、その先
端、つまりピストンロッド20の先端は前記後アーム13と
前アーム12との連結ピン17に回動可能に取付けられてい
る。ただし、ピストンロッド20の連結部位は上記の連結
ピン17に限るものではなく、後アーム13とジョイントア
ーム14とのいずれに連結しても差支えない。
本実施例のロールクランプ装置は上述のように構成し
たものであり、従ってロングアーム7が最も外側へ回動
されたアンクランプ状態を示す第1図において、クラン
プシリンダ19を縮小側へ作動させると、ロングアーム7
の後アーム13が支持ピン15を支点にして外側へ回動さ
れ、それに伴いジョイントアーム14も支持ピン16を支点
にして同方向に回動される。この回動に伴って両アーム
13,14の連結ピン17,18の位置がそれぞれ外側でかつ後側
へ変位されることになるが、このときのジョイントアー
ム14側の連結ピン18は後アーム13側の連結ピン17よりも
外側への変位量が大きく、内外方向に関する両連結ピン
17,18の間隔が狭まるため、前アーム12は内側へ回動さ
れることになる。
すなわち、ロングアーム7はその中間部位においてほ
ぼへの字状に屈折し、そのクランプパッド9とショート
アーム6側のクランプパッド8とによってロール紙Rを
クランプする。第2図は最大径のロール紙Rをアームの
根元まで深く抱え込むようにしてクランプした状態を示
しており、このときロール紙Rの中心が両クランプパッ
ド8,9の中心を結ぶ直線上に一致され、安定したクラン
プ状態を得ることができる。
また、第3図は小径のロール紙Rをアームの根元まで
深く抱え込むようにしてクランプした状態を示してい
る。この状態ではクランプシリンダ19がさらに縮小され
ており、ロングアーム7の屈折角度は最大径のロール紙
Rをクランプしたたときよりもさらに大きくなってい
る。従って、ロングアーム7のクランプパッド9はより
後側へ変位されるため、両クランプパッド8,9の中心を
結ぶ直線に対して小径ロール紙Rの中心が一致した状態
あるいは接近した状態でクランプすることが可能とな
る。
<実施例2> つぎに、本発明の実施例2を第5図及び第6図に基づ
いて説明する。この実施例ではロングアーム7における
前アーム12と後アーム13とジョイントアーム14との3本
のアームによってクランプホルダ5を固定リンクとする
X形リンクを構成している。つまり、前アーム12の基部
は外側において後アーム13の連結ピン17と回動可能に連
結され、内側においてジョイントアーム14の連結ピン18
と回動可能に連結されている。またクランプシリンダ19
のピストンロッド20は、後アーム13の先端部に対して前
アーム用の連結ピン17とは別異の連結ピン22によって回
動可能に連結されている。なお、その他の構成について
は前述の実施例1と同様となっている。
従って、この実施例の場合はクランプシリンダ19が伸
長作動されると、後アーム13及びジョイントアーム14は
それぞれ支持ピン15,16を回動支点として内側へ回動さ
れる。そして、この回動によってジョイントアーム15側
の連結ピン18に対して後アーム14側の連結ピン17が前側
へ変位するため、前アーム12が内側へ回動される。すな
わち、ロングアーム7はその全体が内側へ回動しながら
中間部位においてほぼへの字状に屈折してロール紙Rを
クランプすることができる。
第5図は最大径のロール紙Rをアームの根元まで深く
抱え込むようにクランプした状態を示しており、このと
きに両クランプパッド8,9の中心を結ぶ直線上にロール
紙Rの中心が一致するよう設定される。一方、第6図は
小径ロール紙Rをアームの根元まで深く抱え込むように
クランプした状態を示しており、この実施例2の場合は
前述した実施例1の場合に比べると、後アーム13及びジ
ョイントアーム14の内側への回動により連結ピン17,18
が前方へ変位する関係で前アーム12がやや前方へ変位
し、そのため両クランプパッド8,9の中心を結ぶ直線か
らロール紙Rの中心がずれることは拒み得ないが、しか
し従来の一体形式の場合に比べるとそのずれ量を減少す
ることが可能となる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明のロールクランプ装置は
ロングアームを屈折させてクランプするようにしたこと
により、小径ロール紙のクランプ時において、アームの
根元まで深く抱え込むようにクランプした状態で両クラ
ンプパッドの中心を結ぶ直線に対するロール紙中心のず
れ量を可及的に減少することが可能となり、このことに
よってロール紙を安定にクランプできるとともに、ロス
トロードセンタを稼ぐ上で有効となる。また、大径のロ
ール紙のみならず小径のロール紙であってもアーム根元
まで抱え込むようにクランプできるため、従来装置であ
れば必要であった。クランプパッド位置をロール紙径の
大きさに対応して調整するための車両の前後操作が不要
となり、作業性及び操作性が良化向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示し、第1図〜第3
図はそれぞれ実施例1のロールクランプ装置を示す側面
図、第4図はロングアームを示す斜視図、第5図及び第
6図はそれぞれ実施例2のロールクランプ装置を示す側
面図、第7図及び第8図はそれぞれ従来のロールクラン
プ装置を示す側面図である。 4…ロールクランプ装置、5…クランプホルダ、6…シ
ョートアーム、7…ロングアーム、12…前アーム、13…
後アーム、14…ジョイントアーム、19…クランプシリン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する一対のクランプアームを備え、
    少なくとも一方のクランプアームをクランプシリンダに
    よって他方のクランプアーム側へ回動させることでロー
    ル状物品をクランプするようにしたロールクランプ装置
    において、前記可動側のクランプアームを、基端部がク
    ランプホルダに回動可能に取付けられて前方に延出する
    後アームと、基端部がクランプホルダに回動可能に取付
    けられて前方に延出するジョイントアームと、基端部が
    これら後アームとジョイントアームの先端部に別部位で
    回動可能に取付けられて前方に延出する前アームとによ
    って前後方向のほぼ中程で屈折可能に構成するととも
    に、前記後アーム又はジョイントアームのいずれかをク
    ランプホルダに取付けられたクランプシリンダによって
    回動させるようにしたロールクランプ装置。
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SE543712C2 (sv) * 2018-02-12 2021-06-22 Raumaster Paper Oy Anläggning och förfarande för lastning av fiberbanarullar i ett lastutrymme och för lossning från lastutrymmet

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