JPH0557017B2 - - Google Patents

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JPH0557017B2
JPH0557017B2 JP8741185A JP8741185A JPH0557017B2 JP H0557017 B2 JPH0557017 B2 JP H0557017B2 JP 8741185 A JP8741185 A JP 8741185A JP 8741185 A JP8741185 A JP 8741185A JP H0557017 B2 JPH0557017 B2 JP H0557017B2
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JP
Japan
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particles
diameter
center
cold air
container
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JP8741185A
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JPS61245832A (ja
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Masaaki Ookawara
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OGAWARA KAKOKI KK
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OGAWARA KAKOKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はワツクス類を使用した製薬、製剤、化
学品の粒状化等の為に短円筒型容器を用いて比較
的大径の粒子を製品として得る冷却造粒方法およ
び該方法を実施する短円筒型冷却造粒装置に関す
る。
(従来の技術) 回転イスク型アトマイザー2を使用した比較的
大きな粒子の冷却造粒製品を得る場合、従来は第
4図のように上部は円筒型で、下部は逆円錐型の
直径が大で背の高い容器を用いていた。そしてこ
のような背の高い容器を用いた装置では容器10
1の天井にとりつけたアトマイザー102の周壁
に熱風入口103を、さらにその外側に冷風入口
104を設けている。この場合粒子G,gと冷風
cとが並流して流れるので、初期に冷風と液粒子
が接し、粒子の出口部では昇温された冷風と接す
ることになり、粒子の冷却効率が冷却の後期に低
く、容器101の背も高くならざるを得ない。
第4図において、105は小径粒子および排風
導入口、106は大径粒子取出口である。
またこの種の方法では初期に急激に冷却される
ため、雨滴型(涙滴型)になることが多く、真球
に近い製品を得られない。
また第5図に示すノズル型冷却造粒装置では粒
子G,gと冷風cとを向流的に接触させている。
第5図において、107は容器、108はアトマ
イザー、109は大径粒子取出口、110は小径
粒子および熱風羊入口、111はノズル部であ
る。しかし、このようなノズル型冷却造粒装置で
は、ノズルの欠点、たとえばノズルの詰り、処理
量の制御性の悪さ、粒径のバラツキ、およびノズ
ルジエツトによる製品粒子の変形から冷却造粒工
程において種々のトラブルが発生した。このため
従来から回転円盤型アトマイザーによる向流型冷
却造粒装置の改良が望まれていた。
(解決しようとする問題点) 本発明は従来の大径粒子の回転円盤を用いた冷
却造粒に用いる冷却造粒装置101の冷風cと粒
子G,gが並流のために冷却効率が低く、その結
果容器1が大型になる問題点を解決しようとする
ものである。
また前記した真球に近い製品が得られないとい
う難点を解決しようとするものである。
(解決しようとする手段) 回転円盤型アトマイザーを使用したワツクス類
などの高温で液状で冷却すると固化する物質を主
成分とする原料から比較的大径の粒子の製品を得
る場合、乾燥室の直径と高さが大きくなる。
そこで噴霧された粒子と冷風とが向流で接触
し、かつある程度の分級が可能なものとすること
を試みた。
すなわち、本発明の冷却造粒用短円筒型容器1
は冷却造粒と分級器の機能を兼ね備えたもので容
器内で冷風は固定壁半自由渦を形成する。
本発明の大径粒子用短円筒型容器1内ではアト
マイザー2から噴霧された粒子G,gは慣性力で
容器の周壁に向つて飛ぼうとするが、一方円筒型
容器1の周壁に接線方向から導入された冷風cは
渦巻状に回転しながら中心に向つて移動する。こ
の結果粒子G,gと冷風cは向流的に衝突ないし
接触するものである。
(作 用) アトマイザー2の遠心力で微粒化され、慣性力
により飛散する粒子G,gは冷風cと向流的に衝
突ないし接触し大径粒子Gは気流を横切つて周壁
に導かれ、大径粒子取出口6から製品として取り
出され、小径粒子gは傾斜底面8の中央部の小径
粒子および排風導入口7から温冷風と共に排出さ
れる。
さらにこの間傾斜底面8上に浮遊する粒子G,
gは旋回する冷風cに同伴された粒子G,gの遠
心力と中心に向つて旋回しながら流れる冷風との
抗力の相対的差異により分級され、小径粒子gは
傾斜底面8によつて中心に移動し、小径粒子およ
び排風導入口7に導入される。
以上のように粒子G,gと冷風cとは向流的に
衝突ないし接触することにより大径粒子Gに対す
る冷却効果が従来の装置に比べ飛躍的に上昇し、
また、大径粒子Gのアトマイザーからの飛距離は
短縮される。したがつて比較的大径粒子Gを製品
として回収しようとする場合を主対象として冷却
造粒方法を考えるならば本発明のような短円筒型
冷却造粒装置が最適にその機能を果すことができ
る。またアトマイザーの周囲から少量の熱量hを
導入すると熱風hで並流的に包まれた液状粒子は
アトマイザー2から放出したときの形状から表面
張力が十分働く時間が経過後、温められた冷風c
に向流的に穏やかに接触するので冷却造粒が並流
的に接触する場合に比べ、真球に近い製品が得ら
れる。
なお、参考までに述べると熱風hによつて粒子
が受ける抗力は一般に次のように算定される。
D……粒子の直径 ρ……粒子の密度 r……粒子の乾燥室中心Oからの距離 w……粒子の旋回角度 c,f……遠心力 c,f(遠心力)≒π/6D3・ρ・r・w2 …(1) μf……風の粘度 Uf……風の対周から中心に向う速度 R1……風が粒子に働く抗力 R1(抗力)≒3π・μf・Uf ……(2) R2……粒子の噴霧力に対する抗力 Ua……粒子と風の中心に向う相対速度 R2(抗力)≒3π・μf・Ua ……(3) 上記(1)(2)(3)の式から次のことが別る。
粒子の飛距離は(3)式で表わす抗力R2によつ
て減少する。
粒子の分級は(1)式と(2)式をバランスする粒子
径で行なわれる。
(1)(2)(3)式中の函数の値は装置およびその使用条
件に適合するように最適値が選ばれる。
(実施例の説明) まづ図面の部材について説明する。
1……本発明冷却造粒装置の造粒室で短円筒型容
器である。
2……回転円盤型アトマイザー 3……容器1の外周壁に接線方向に取付けられる
冷風入口で冷風cを容器1の周壁の接線方
向に導入し、容器1内に渦巻流として送り
込む。
4……アトマイザー2の周縁に設けた熱風入口
で、アトマイザー2から噴霧される粒子
G,gと並流的に容器1内に導入される。
5……排気と小径粒子の出口 6……大径粒子の出口 7……小径粒子および排風導入口 8…… 傾斜底面で中央部の小径粒子および排風
導入口7に向つて上向きに傾斜している。
以下その作動態様について説明する。
アトマイザー2から原液粒子は容器1周壁に向
け放出される。1方冷風cは容器1の周壁から渦
巻状に投入され、容器1の中心に向う。そして大
径粒子Gは遠方に小径粒子gは近くで落下する。
かくして、小径粒子gは小径粒子および排風導入
口7に落下し、大径粒子Gは周壁に向けて飛散
し、大径粒子導入口6に導入される。
さらに傾斜底面8に浮遊する粒子G,gは前記
(作用)の項で説明したように分級される。
かくして大径粒子Gは大径粒子導入口6に製品
として回収される。
さらにアトマイザー2の周囲から熱風hを導入
すると、同じく前記(作用)の項で説明したよう
に真球に近い製品が得られる。
なお、本発明方法で造粒される粒子原料は30℃
以上、200℃以下のある温度で固体と液体の変化
が起る物質を主組成分としたものであることが望
ましい。
また、アトマイザー2の周囲から導入する熱風
hの温度は原液粒子の液化温度より10℃以上高
く、また導入される旋回冷風量の1/1000から1/5
の範囲の量であることが望ましい。
実施例 1 造粒原料として牛脂を主体とした製薬原料を
100℃の液状にして下記冷却造粒装置に供給し、
下記条件で試験した結果、製品の平均粒子径100
ミクロン(μm)の球状の良質の粒子が得られた。
供給量 3500Kg/H 液温度100℃ 冷却空気量 20000Kg/H 冷却温度 25℃ 熱風量 : 120Kg/H 熱風温度 : 100℃ 排風温度 : 40℃ 噴霧装置 : 回転円盤型 乾燥装置 : 短円筒容器 直径5m 高さ2m 底面傾斜 約30゜ 製品回収率 92% 従来のものでは、装置の直径6m、総高さ11m
であり、得られた製品中に球形でないものが含ま
れており、また回収率も60%であつた。
実施例 2 造粒原料としてカルナウバロウを主体とした原
料を90℃の液状で下記装置に供給し、下記条件で
試験した結果平気粒子径60ミクロン(μm)の球
状の良質な粒子が得られた。
乾燥装置 : 短円筒容器 : 直径1.6m 高さ0.5m 底面傾斜 約30゜ 冷却空気量 :980Kg/H 冷却空気温度:15℃ 熱風量 :60Kg/H 熱風温度 :110℃ 原料供給量 :70Kg/H、液温度90℃ 排風温度 :30℃ 製品回収率 :90% 従来のものでは、乾燥装置が直径1.6m、高さ
2.4mの装置で、平均粒子径60μmの粒子を85%回
収できたにすぎなかつた。また原料の最大供給量
も40Kg/Hにすぎない。
(効 果) 冷却造粒装置の高さが低くなり、コンパクト
になる。なぜならば、大径粒子の球状製品を得
ようとする場合、粒子G,gは熱風hとわずか
に並流した後、冷風cと向流的に衝突するから
第4図のような従来の並流的な接触に比べ、後
期になるほど冷却され、固化が促進され冷却造
粒効率が一段と向上する。したがつて狭い空間
でも従来小型のものと同様の量の処理が可能と
なる。
さらに傾斜底面8を設け、中心に向い、かつ
中心ほど速い冷風の流れを作り、粒子に向流的
に衝突させたので、大粒子の飛距離が押えら
れ、それだけ円筒径を小さくすることができ
る。
粒子G,gは熱風hの高温度域に短時間滞留
した後、粒子g,Gによつて温められた冷風c
と向流的に接触するので、冷却まで十分に表面
張力が働くので真球に近い製品が得られる。
中心に向い、かつ中心ほど速い冷風の流れと
旋回する冷風中に浮遊する粒子G,gの受ける
風に乗る力(これは抗力による)と分離する力
(これは遠心力による)とのバランスする粒子
径で、大径粒子Gと小径粒子gは分離され、短
円筒容器に設けられた大径粒子回収器より効率
よく、大径粒子だけを回収できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明冷却造粒装置の断面図、第2
図:第1図−断面図、第3図:同じく作用説
明図、第4図:従来装置の作用説明図、第5図:
従来のノズル型装置の作用説明図、 (第1〜3図)1……短円筒型容器、2……回
転円盤(デイスク)型アトマイザー、3……冷風
入口、4……熱風入口、5……排気導管、6……
大径粒子取出口、7……小径粒子および排風導入
口、8……傾斜底面、9……天井、G……大径粒
子、g……小径粒子、o……容器1の中心、h…
…熱風、c……冷風、(第4図)101……容器、
102……アトマイザー、103……冷風入口、
104……熱風入口、105……小径粒子および
排風導入口、106……大径粒子取出口、(第5
図)107……容器、108……アトマイザー、
109……大径粒子取出口、110……小径粒子
および排風導入口、111……ノズル部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央上面に回転円盤型アトマイザー2を設
    け、また、 冷風cが周壁の接線方向に導入され、中心に向
    けて旋回しながら流れ、 かつ底面は中央に小粒子導入口7を穿けた中高
    の傾斜底面8となつており、 傾斜底面8中央部に小径粒子および排風導入口
    7を、周壁下部に大径粒子取出口6を設けた、全
    体の形状が短円筒型の容器1を用い、回転円盤型
    アトマイザー2から周壁に向つて放出されたある
    温度以上の液状の粒子が前記旋回冷風cと接触し
    て冷却固化されるとともに、 旋回する冷風cに同伴して旋回する粒子の遠心
    力と、前記旋回冷風cの粒子に対する抵抗力との
    関係で定まる粒子径で、分級される結果、大粒子
    Gは遠心力により周壁側にまで飛び、周壁の大径
    粒子取出口6に回収され、小径粒子gは容器1中
    心に向つて移動し、冷風cとともに小径粒子およ
    び排風導入口7より排出される、 ことを特徴とする大径粒子用短円筒型容器を用い
    た冷却造粒方法。 2 造粒される粒子原料が30℃以上200℃以下の
    ある温度で固体と液体との変化が起きる物質を主
    組成分とした特許請求の範囲第1項記載の冷却造
    粒方法。 3 回転円盤型アトマイザーの周囲から液化温度
    より10℃以上高い熱風hを冷風量の1/1000から
    1/5の範囲で容器1に導入する特許請求の範囲
    第1項記載の冷却造粒方法。 4 全体の形状が短円筒型の容器1であつて、そ
    の天井9中央に回転円盤型アトマイザー2を取付
    け周壁には冷風cを周壁接線方向に導入する熱風
    入口3と、大径粒子取出口6とを設け、中央に向
    つて上向きの傾斜底面8中央には小径粒子及び排
    風導入口7を設けた、 ことを特徴とする短円筒型冷却造粒装置。 5 回転円盤型アトマイザーの周囲に熱風入口3
    を設けた特許請求の範囲第4項記載の冷却造粒装
    置。
JP8741185A 1985-04-25 1985-04-25 大径粒子用短円筒型容器を用いた冷却造粒方法および該方法を実施する装置 Granted JPS61245832A (ja)

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